どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年3月1日〜3月7日

3/1

チア体験を予約してから、ずっとこの日を楽しみにしている。今年度最後の園全体の保護者会。園長が自身のキリスト教のはじまりの話をしてくれた。祖父が牧師で、いつも教会で遊んでいるような子どもだったけれど、その記憶はカケラ程度で時を経て、いま自分がこちら側の立場になって子ども達と共にいると、そのなかに当時の自分の姿を見つけることがある、と聖書のなかの言葉でいう「心のなかに蒔かれたもの」を今もなお育てている、というお話。私の解釈。そういえば毎月こうして聖書に触れるたびに、陽光くんのメルマガの書き方って聖書みたいだなと思っている。節ごとに番号が当てられていて読みやすい。先生の話、私達はこんな信念を持って保育をしてきて、就学に向けての準備は充分にできているから大丈夫、自信をもって迎えて、と卒園保護者に向けながら一年を振り返る。制限のあるなかでの保育はイベントだったりの特別なことはたいして出来ず、だけど日常を繰り返すことで遊びが長く続くようになったことは良かった、と話した。規則を守るためにあるようなものは良くない。群れて遊ぶことは大事で、そうして互いを尊重するなかで個を耕すのだと。あと一年、この環境を選べた自分にすでに自信がもてる話。スーパーに寄って一度帰り。配布されたお便りに目を通すと、保護者の会長のあいさつ文で紹介されていた「ママのためのシュタイナー教育入門」からの言葉、今日の流れで読むと喉の奥がツンとなる。抜粋。

「子供はいつか離れていきます。」「離れていった瞬間、どれほど自分が子供と繋がっていたのかが、わかります。」「どこかで、お母さんは心の準備が必要になります。いつかこの子は離れていく。」「お母さんもまた、いつか一人の自分に戻ってゆきます。」「〜私がわたしとして大切だと思う事を日々の生活の中で守っていくなら、子供が本当に暗闇で迷った時、その灯を見つけてくれるかもしれません。その光は自分の内側からやってきます。どこかの偉い人の灯を、自分の灯のように示すことはできない。だから私はわたしの灯を消さないように一日一日を大切に生きていきたいと思います。」

会長もその他役員も、頭から締めまで繰り返し感謝を述べている。JYパークみたいじゃん、と思ったけど、それがキリスト教

今日はまっすぐ帰ろうとみーちゃんママと打ち合わせてるから迎えは自転車でサッと帰る。ごはんを食べるなり早く行きたくてしかたない様子。待ち侘びる。その間に、拾った絵本について仲良しママ友に、あれは落とし物かな?と連絡。何日もあったから違うと思う、日曜に帰ったら無くなってた、とのことで「それ私」と返すと、衝撃!といった表情のスタンプが送られてきた。自分の住まいだからなんか手を出しにくかったとのことだから、要らないけど持ってきた三匹のこぶたの方を分けることにした。行き場があってよかった。やっと3時前、スタジオ前でみーちゃんと落ち合う。信号の向こうからみーちゃんがお母さんと手を繋いでやって来るのが見える。みーちゃんは遊んでいる時はとってもアグレッシブな動きをするけど、お母さんと街を歩いている時はスンっとおとなしく行儀良い。うちは歩いている時もどこか飛び跳ね気味だったり、ぺちゃくちゃ喋って遊びながら歩く。今日はとくにウキウキが止まらない。地下のスタジオ。色んなダンス教室がある。今日のチアは新規開講の募集だから他みんなと差がなくて良いですよということらしい。どれだけ集まるのかと思っていたら、みーちゃんと子、そこにまたクラスの女の子が一人やってきただけだった。その子は今日、園で子供同士で話していて私もやりたい、ということになったらしかった。その子はバレエもやったり習い事を色々経験しているから、体験とはいえすでに差が出て子が辛くなってしまうんじゃないかと、少し気持ちがざわついた。ただでさえすぐに得意げになるような子で、入園前からの仲なだけに入ったばかりの頃はこの子に囚われ気味で、押し切られては少し窮屈そうにみえていたことに私こそがモヤモヤしたけど、みーちゃんや他のお友達がいることが分かってきて、のびのび遊べるようになった子に心底安心した。その子もその子で成長の過程だったのかもしれなくて、最近はもうそんな自慢もないかもしれないけど。そんな私の心配をよそに、出来なくても三人でとにかく楽しそうに取り組んだ。基礎のストレッチから一時間近く。流行りの曲に合わせて踊るらしくNiziUか鬼滅かで鬼滅を選び、最後は見学の親にむけて踊って撮影を促される。そうして熱心に営業をかけられるけど、全国的なチアグループで、とか言われるだけでもう引いちゃう。なにより月謝が高い。あとでその数々の習い事をこなしたママに聞いたらその中でも高いとのことだった。楽しくなってしまった三人はそのまま公園で鐘がなるまで遊び。帰り道、仕事へ向かう夫と偶然すれ違う。どうだった?と気にかけていたから動画を共有。今日は気持ちよく寝られるはず。早めにごはん。

前のマンションの連絡取り合っている子の家も引っ越しが決まったとのこと。古い家だけど保育園からの流れで行かせてあげたい小学校に近い場所に見つけられたからそれは良かったと言う。こうして繋がりある人達が方々に散らばっていることになるのは頼もしくもある。

 

3/2

朝から雨なのは引っ越してはじめて。風も強い。歩きで登園。園までは大人の足でも8分くらいはかかる。タイミングが悪いと横断歩道の信号待ちでもっと時間がかかる。それでも15分くらいで行けた。送り届けた帰り道には雨が止む。猫砂はいつも夫が担当していることだけど、自転車のカゴが外れてから大きめの買い物が進まない。猫トイレはさすがにまずいから私が西友まで。買って外に出るとまた雨風が降り出している。降ったり止んだり。店内をぶらついて少し雨宿り、風は強いけど雨が落ち着いたからOKにも寄り道。店の前で別の園で同学年の子のママ友に会う。一年前まで、トリアノンで2月と3月のお誕生を祝してケーキを食べるのが恒例だった。今からお誕生プレゼントにピアノを選びに行くとのこと。同級生がもうただのおもちゃではなくて、そういった教育の物を与えられているのを見聞きするようになった。やっぱりただただ遊んでるのでなく積極的に学びを与えることも必要なんだろうか。チアはとにかく楽しそうだった。買い物ミッションで忘れかけていた矯正歯科へ慌てて電話。昨日ゴムが取れてしまったのだ。11時過ぎ頃ならということで一旦帰宅。夫からお勧めのネットショッピングサイトを教えてもらって眺めている間に時間。ゴムというより器具が外れてしまっていたらしく、もう直すというよりそこだけ器具を取ってしまうことになった。いずれにせよもうすぐ器具が外せるらしい。あっという間の二年だった。帰りは久しぶりに青梅街道から帰って特に買い物はないけどスーパーのサントクに寄る。この間の誕生会でうどんが好きと言ってからうどんを意識し出したような子だけど、せっかくそう思っているなら、ちょっといいうどんでも見てみる。ここはご当地の生麺が割とある。特別といえば伊勢うどんばかりだったけど、それは実はあまり好きではないようだったから、手頃な値段の九州産うどんを買ってみることにした。パンコーナーを曲がったところで前のマンションで同じフロアだった猫好きおばさんに出くわす。声をかけると、やっと会ったわねぇと話してくれる。私は本当に相談したいところだったのだ。猫が鳴き過ぎて困ってること。猫が家に何匹もいるのに地域猫の面倒までみているような人。それなのに、私も詳しくないけどと言いながら、発情期の季節のせいもあると思うわね、とのこと。落ち着かないってことは何かあるんだろうけどねぇ、仕方ないわよね、とも。前のマンションはペットが当たり前で鳴き声は全く気にしてなかったから、前からこんなに鳴いていたのかも思い出せない。とりあえず鳴くことについて理解ある人に話せただけでも少し気持ちが軽くなった。そのままオオゼキもまわる。どこもひな祭り惣菜や和菓子なんかが売っていて購買意欲が刺激されちゃう。念のため五目ちらしの素を買ってみる。

午後、また雨が降り出した。お迎え時間までそのまま雨。なんなら風もまた強くて、もう傘を差していられない。地下鉄前の通りでは大人ですら扱いに困って飛ばされそうになっている。子と帰れるのか不安になってきたけど、その時にはまた少し落ち着いて傘をささずに八百屋を回って無事帰宅した。最近お気に入りのベビーリーフと、本当にちらし寿司をすることになった時のためにアボカド。

また夕方になってクッキー作り。朝の西友でチョコペンを買っておいてよかった。夕飯はカレー。今日は3月生まれのお誕生会だった。誕生会の日はやっぱりカレーが食べることにしたいらしい。保護者で調理するなんて、ただでさえ希少なイベント、もうこのまま復活することはないような気がする。さみしい。

 

3/3

ひな祭りを意識して久しぶりに桜でんぶのおにぎり。夜はちらし寿司する?となんとなく言うと、いまいちピンときてない様子でもあり。

送りから帰ってモーニングショーを観ていると、コロナ禍での孤独の話。不要不急の自粛を強いられるなかでは、関係の薄い人を気軽に誘うようなことはできなくなっていて、それは自分の存在価値が浮き彫りにもなってしまい、不安を感じることになると。コロナがはじまり混沌として不安で、前が向けずに誰しもの時が止まった頃はまだよかった。こうしてどうにか折り合いつけなきゃならない世の中では取捨選択が行われてしまう。それはそうだと直視できずにぼんやりしていたら、羽鳥さんがアシスタントの元アイドルのアナウンサーに話を振ったようで、その子から「PMSが、」という言葉が出てきて、エッ!とテレビを向き直す。分かりやすくと思ったのか今度は「生理」ともはっきり言っていた。驚いた。番組内でのテーマでも何でもないのにPMSなんて話を、しかもこのような若い女性が唐突にそんなことを言ってよかったのか?と観てるこちらが戸惑ってしまった。恥ずかしいことでも隠すことでもない、なんなら理解されてほしいと私自身は思っているけど、それを甘えだとか一喝されることもあるかと思うと、とくに若い女性がそれを口にするリスクを心配してしまう。さらりとパンチあるものを観た気がした。9時半くらいになると日テレに変える。スッキリではJYパークの話。感謝、感謝、感謝。園のお母さん達と一緒じゃないか、と思ったところつまりはキリスト教キリスト教が最強、と誰かが、ケイタくんだったか?が言っていたように思う、いまなお世界はそうして出来ているのは確かだ。

ぐりとぐらの中川李枝子の童話本「いやいやえん」フリマやバザーで何度か安く手に入れる機会はあったはずのに、まだ先かなと思っていたその時が今、きてしまった。三学期に入ってから園で読んでもらっていたらしく、欲しい欲しいとせがまれている。やっぱり子の絵本センスはあなどれない。どうせメルカリで選んで買うなら少しでも状態は良いものをと思い、最安値には見込めなかった状態のを400円で購入。

今日やることは西友ティッシュを買うことと、配る用につるかめでひな祭り菓子を買ってくること。買って帰って袋詰め、今日はその菓子類があるから図書館前に一度帰るよと、昨日から言っているのに帰り公園で遊ぶ。幼稚園でもひな祭りの話があったのか、今日はちらし寿司だよね!と前向きになってる。リュックにはひなあられが入っていた。早めに切り上げて一度帰宅、玄関先に用意しておいた荷物を持って図書館、セーフ。お話し会はひな祭りにちなんだ絵本なんかもあり、ページをめくるごとに子ども達がそれぞれひな祭りについて喋り出したりする。子はそこではっきり「今日ちらし寿司するの!」と言い切ってそのつもりになっているから、これはもうやらないわけにいかない。終わって絵本選び時間に皆んなにお菓子をあげる。仲良しママ友親子とおしゃべりしながら図書館前の道で遊び。こぶたの絵本と、ひなあられのお裾分け。鐘がなるまで遊んでしまう。帰ってごはんを炊いてちらし寿司の用意。ピンとこないところから、一日の間で記念写真を撮るほど楽しみに変わっていったちらし寿司。

 

3/4

今朝のてれび絵本、おもしろそうなお話。メモして今度の図書館で借りたい。

H&Mでなんだかブランドとコラボ商品が出るとかで、夫がオープンから行くと息巻いているから、今日は預かり保育だし私も同行しようと思いながら、家のことについて消費生活センターに電話相談していたらなかなか終われず、夫はいつのまにか家を出て行った。民事調停をはかることを勧められる。費用はかからないようだけど、訴訟より面倒な気がする。電話を終えて夫にどんな状況か伺いながら新宿へ向かう。行列に並んでいるとのこと。整理券制らしい。朝から時間があるから行くって意味ではなくて、並ぶの前提でこの時間に出て行っていたのだとは気づかなかった。そんな人気のブランドなのかと地下鉄に乗りながら検索してみると、まぁイカついブランドなんだなという印象。H&M一階会計にもそれを買い求めにきたらしき人達がウロウロ。メンズフロアの地下を覗くと、普段はH&M来ないでしょ?とツッコみたくなるようなイカついファッションのメンズ達が列をなしてて笑ってしまう。私は上のレディース、キッズフロアを隈なくみる。レディースはパワパフデザインがあって嬉しくなっちゃうけどさすがにもう自分が身につけられる物でもない。大体高い。キッズ服も久しぶりに見ると可愛いくて、子どもにも見せてあげたいけど、アナ雪売り場に張り付いてドレスの前から動かないだろうからやっぱりこれは見せられない。自分の買い物をしてGU、ユニクロに移動、こちらはとくに買うまでもなし。お腹空いたけど食べるあてなく中野まで。中野なら何かある。それでも昼時はどこも人が多く、梅もとすら入れずにウロウロ。結局ヤミヤミカリーへ。もう10年近くぶりくらいな気がする。味は変わらないと思うけど店の雰囲気は昔の面影がないような。うまい具合に隣りの人とはひと席置いて座れているものの、目の前に置かれたカトラリーケースのスプーンのひとつが洗い残しびっしりでゾッとした。コロナ以前でもこれはキツいと思うけど、相変わらず客人は次々とやってくるような店。外では味を求めるべきか安心安全を求めるべきか、本当は両方があってほしいけど、このくらいの値段でそれは期待しすぎなのか、もっと高い店でないと無理なのか、外食するたびに考えさせられてしまう。気を取り直して、いつか買いたいと思っていたシリア料理のゼノビアへ。とにかく店構えの装飾が美しい。すごくコストがかかっていそうで、それを思うと料理の価格が有り難くなる。メニューはシンプル。シンプルに変わった味は気になる。言葉として初めて聞く見た目はピザのような「スイハ」のマトンとナッツの詰まったお菓子を買う。どうして異国の人が働く店は余裕があるように見えるのだろう。セカセカしていない。例えセカセカこなしていても態度にはゆとりが感じられる。夫が言うにはゼノビアの人も私達が入るまではスマホYouTubeを見ていたらしかった。雰囲気がいいとそれだけで味にも期待できてしまう。中野から今の家まではじめて歩いて帰る。距離としてはさほど変わらないはずだけど道が少し入り組んでるからあと一歩の足が重くもなる。お迎えまでまだ時間があるから賃貸ホットラインにも電話。不動産屋のあり方そもそもに恨みでもあるかのようなテンションで、そんな法律ないんだから!どんどん言ってやってください!負けないで!頑張って!と内容で終わり。頑張ってどうにかできる世界だとは思わなかったけど、そういう姿勢でいてもいいんだなというだけは分かった。

歩きで迎え。今日は家のお風呂を銭湯にする、という遊びを思いついたらしくて、とはいえ何ができるかといったら、「ゆ」と♨︎マークを紙に書いて貼って、少し熱い湯船に入って、あがったら特別にフルーツミルクを飲むくらい。金曜朝のEテレで銀河銭湯パンタくんという人形劇がやっていて、その歌に「お風呂上がりはフルーツミルク」と出てくるのを小さい時から観ていて刷り込まれている。そしてそのフルーツミルク、いざ買おうと思うと簡単には売っていない。ピアゴでせめてものいちご牛乳と、私が飲む麹ヨーグルトを買って帰る。ピアゴではまた小さい子にシールなどのおまけサービスを常時出してくれている。モールにビーズを刺したステッキ風にされたものが魅力なのは分かる。私もこの手のキラキラはときめいてしまう。裏でこれを作る作業もしてくれているんだと思うと有り難みしかない。だからこそ、これを貰うなら大事に遊びなさいとキツく言いたくもなるけど、これは貰った帰り道が一番のピーク。持ち帰るともう、ただのモールとビーズなんてどこへいったか分からなくなる。今日はそれと新しいプリキュアのぬりえ。早速切り替えてるのも素晴らしい。私の買ったヨーグルトのパックの「麹」の字を指差しながら、お米の飲み物なの?と聞いてきて、鋭い。字が絵の一部の感覚なのか。字が読めるようになってしまうと文字ばかりを追ってしまうから絵本が満足に楽しめないとは聞いたことがある。うちの数少ない絵本の乳幼児向き絵本は、自分で読む練習用としてまだとっておいている。日中に私が電話をしながら書いて置きっぱなしていたメモから「かんいさいばんしょ」と子どもが読み上げていて申し訳なくなった。

夜、夫にもおうち銭湯の話をしながらフルーツミルクが売ってない問題。前にヨーカドーで明治の瓶デザインのペットボトルでいちごミルクをたまたま買ったことがある。でもそれ以後見た覚えがない。夫がセブンにあるよと言いはって買ってきたフルーツオレ、全然違う、フルーツ風味の乳酸飲料。明らかにカルピスに混ぜたみたいな色味なのにどうして分からないのか。もちろん子もイチゴ牛乳の方を飲んで、また瓶のやつこないかなぁと言っている。明治の営業の人、今こそ来て欲しい。

夜起きていられたのでアイスを食べながら録画していた俺の家の話を観る。今回のクドカン作は、設定から役者から構成から深くても深くみせない技術、らしさに安心して観ている。

 

3/5

今日は予定が立て込んでいる。朝送り後に委員会の道具置き場確認など、引き継ぎの補足。実は私の立場だけでやらなきゃならないようなことはない。終わりにこっそり前任者に問うと、そうなの、とにかく寄り添ってあげてればいい、と言われた。天気予報は良くなかったはずだけど晴れている。11時からは健診の結果診察。貧血気味と出ているけど特に問題ない範囲。これからも一年に一度の健診を続ければ良いとのこと。ものの5分で終わり。すぐそばのリニューアルしたセカストを物色。服はジャンルというより色順で並んでいて、売りたいのか見せたいだけなのか自分達が気持ちいいだけなのか、何がしたいんだ、これはだめだ。続けてトレファク、やはりこちらの方が断然魅力あり、安いし見やすいし。迷うものもあったけど平日はお得感なさそうだしひとまずやめる。

不動産屋対応の件、いつもの近くの古い不動産屋にも相談したいけど、今日はいつ覗いても常に忙しそうで声をかける隙がない。今日は面談日。迎えのままの一番手。とにかく遊びが豊かとのこと。だから皆んなが我が子と遊びたがるのよと言ってくれる。有り難い。とにかく個性的よね、と先生。私が見ている限りでは子どもは本当に「皆んな違って皆んないい」というものだと思っていたけど、皆んなのなかに居ても一人だけポッと存在が違うわよ、と先生は続ける。そうだったのか。良いところならば、そこを大事にしてあげたいけど、何がどこがそうなのか、いまいちよく分かってあげられていない。面談が今日ではないみーちゃんだとか皆んな公園で遊んでいるはずだったけど、外に出ると雨が降ってきていた。みーちゃんのママから、帰ってますとの連絡あり。徐々に強くなってくる感じ。ファミマで少し雨宿りしていたけど、私達も今日はやめようと言い聞かせて八百屋と、オオゼキで鶏ムネ肉100g38円の特売品を買って帰る。途中、夫から、家にプレゼント置いといたとの連絡があり、子に伝えて、フルーツミルクかな、お菓子かな、と盛り上がりながら帰ると、あったのはテイクアウトのカレー。これのことだろうか。ほどなくして夫が戻り、プレゼントって…と確認すると、やっぱりこのカレー。カンパニー松尾もお気に入りという高田馬場の鯖カレー。最近やまちゃんが毎日のように食べているとは聞いていたけど、私そんなに羨ましがってたかな。子がじんわりと泣き出す。そんな言い方されたらまさか自分だとは思わないから子に期待させてしまったと夫を責めつつ私まで責任感じてくる。今また出かけるからそしたら今度は買ってくるからね、と夫は言って再び出ていった。

子が園で借りてきた絵本が新調したばかりの11ぴきのねこシリーズで、まだ何人も借りていなくてピカピカ。いつも園や図書館のボロボロ絵本で馴染んでいたから新しい絵本でみると話が違うような気がしてきて改編されてるんじゃないかとすら思ってしまう。色褪せのように見えていたところが新しくてもくっきりグラデーションになっていて、イラストのデザイン性をあらためて知れたり。夫の古着セーターの穴あきを集中して直していると雨。夕方、夫から連絡。夕飯どうするの?とのこと。いやだってカレーが。だから子にもカレー作るつもり。雨だしもう外には出ない。そう伝えたら、中野のパン屋でこの時間から値下がるサンドイッチと猫型食パンのチョコマーブルを買ってきてくれるらしい。というか鯖カレー、久しぶりに感激する美味さ。エスニックなカレーの味ではあるけど、特別変わった付け合わせというわけでないところがまた良くて、オシャレさよりも自然体のカレー。味わいながら少しずつ食べたからか食べきる前に満腹を感じてしまった。夫が帰ってカレーの美味しさを伝え、食べきれなくてと言うと、あ、やっぱり多かった?と、大盛りにしたとのことだった。なんだ、一人前も食べきれなくなったかと思った。

 

3/6

ガレージセールでもらったGAPのワンピースがお気に入りになって、二日に一回着ている。

昼前から、公園でスケッチしたいとのことでキックボードで広い公園へ。花壇越しに池や向こうの梅の木。集中して描く。次は別の場所から。お腹が空いてきたのをきっかけに公園を出ようかと思っていたのに、夫から出先での仕事が済んだから荷物置いてから向かうとの連絡。それなら昨日買ってきたサンドイッチを持って来て欲しい、というも鍵を忘れたとかで帰れずコンビニでおにぎりを買ってやってきた。おにぎりを食べたら交代して私は帰ることにした。今日は気候もよく公園には子どもも多い。帰りがけに、前のマンションの三兄弟ファミリーの真ん中の女の子がお友達と遊んでいて、引っ越してはじめて会えた。小学一年生、声をかけると覚えてくれていて、家のことを聞くと快適に暮らしているようだ。羨ましい。例の相談したい不動産屋を覗くと今日も人が来ていて諦めて家に向かうことにすると夫から、さっきの小学生のママがきたよとの報告。我が子と同い年の下の子を連れて遊びに来ているらしい。懐かしさに会いたくて私は踵を返す。同じ建物つまり同じ家に住んでいた頃は、あんなに頻繁に出くわしていたけど、生活圏が同じというだけでは簡単に出会えないことが二ヶ月でわかった。なにより引っ越し後のお互いをまず確認し合いたい。戻りながら不動産屋の前、今度は誰もいなくて、これもタイミング、今しかないと思って入っておじさんに私の主張がおかしいのかと相談。こんなことがあるのに直そうとしてくれない大家の方が普通じゃなくて、そんなことがあるのかと信じられないようだった。ここの大家は大家の器じゃないんだと思う。消費者センターも賃貸ホットラインもこの不動産屋も同じで、とにかく大家に直接言いなさいと教えられた。アドバイスは有り難いけど、それはそれで気が重い。うちははじめから関係がよくない。いきなり怒鳴られたりしないだろうか。直接はこちらの精神的負担でもある。

公園に行くと、例のママがいた。久しぶり〜!とお互い声が少し高くなる。いまパパから聞いたけど大変なんだって?と、う我が家の問題は簡単に夫が説明したらしい。そちらは今のところ大きな問題ではないけど、湿気がすごいとか一階だから通りの声が丸聞こえだとか、色々気になる点はやっぱりあるもので、でも何か諦めるしかないししょうがないと思ってるとのこと。前はこうだった、今はこうで、というのもお互い別のところへ行ったからこそ話せることなのかもしれない。いまの環境の話や小学校の話なんかもする。小学生の上の子二人が女の子なこともあって参考になるし、経済的価値観としても情報が頼りになる。同じ幼稚園のママ達のいうランドセルは伊勢丹だとか土屋鞄だとかだけど、この人のいうランドセルはセイバン。子どもの浴衣といえばフリルがついたドレスみたいなやつだし、鬼滅のマスクをさせちゃうし、杉並ながら越谷のような感覚で国民の基準のような情報を持ち合わせているところが頼りになる。ランドセルとはそんな違いがないように全国民を統一させるためのものだと思っていたのに、今やむしろそれぞれの感覚が如実に現れる物体になってしまっている。この辺りだと都心の百貨店だとかに出て行かないと買えないというのもおかしな話だ。子どもが身近に感じられるような、住まいの近くで手に入れられるべきものであってほしい。気づけばお話し会でよく会う女の子も公園に遊びに来ていて、我が子とその子、このママの家の三人目の男の子と、真ん中のお姉ちゃんとその友達、5人で色オニだとかいってめちゃくちゃ楽しそうに遊んでいた。お話し会のお友達が帰り、兄弟のママは家にいる上のお姉ちゃんを習い事に連れていくと言って男の子を連れて帰っていく。それでも我が子は小学生について回って遊びをやめる気配がない。このまま5時まで遊ぶ勢いだ。これで一日が終わる。本当は隙あらば仕事を進めたい夫に、先に帰ってていいよと鍵を渡して送り出したところで、三兄弟真ん中少女のお友達のママがやってきた。真ん中少女を送っていってあげるからみんなで帰ろうと声をかけてくれて、5時前だけど解散できることに。それでも今日半日一緒に遊んで妙な連帯感が生まれてしまった子ども達は「三人で」行動したがる。小学生に対等のような、でもどこか必死な感じで食らいついていく我が子が面白い。家に送っていく方向の途中で姉を送り終えたママに出会えて、それぞれの保護者が揃ったことで子ども達も安心したのか、その場で解散。途端に我が子は疲れを訴えはじめてキックボードも乗れない。しかし今からでもケーキを買いに行くことは譲れない。というのも、今日は私の誕生日だった。もはや特別なことでは全くないんだけど、ケーキを食べる理由にはなっている。今日じゃなければもうケーキを買うのも思い切らないといけないことになる気もする。夫も家から出てきて家にあがらずそのまま自転車に乗り換えて阿佐ヶ谷まで。シャトレーゼ系のヤツドキというケーキ屋で、ぼる塾がプロデュースした花のケーキをテレビで観て、花を食べれるケーキなんて子の夢で、買おうねといってるうちにやってきた私の誕生日。今回はヤツドキのケーキにするかと一応サイトをチェックしたけど視覚的情報がなくていまいちピンとこない。ともかく向かう。夕方から風が出てきて寒くて、もう思考停止、事務的にこなすだけ。ヤツドキは並んでいた。子はその隣りの飲食店で食べたいと騒ぎ出し、とりあえずケーキを買おうとなだめる。店内をみると例の花のケーキだけが売りなのか、ショーケースのなかはほぼそれが占めていた。さすがシャトレーゼとでもいおうか、プリンやシュークリームといったサブメニューの方が美味しそう。正直ケーキは値段の割に魅力がない。それでショートケーキは思いきれずに一応でミルクレープを買う。ケーキを買っても子の思いは変わらず。夫は私が誕生日なんだから好きにしなよと判断を任されるけど、私は子を言い聞かせることにエネルギーをつかうのが疲れるから、自分に絶対の計画がなければもう従いたい。今日に限らず常々、自分がこうしたいという思いが強いなら自分で子を言い聞かせてほしいけど、日頃の関係から夫がそれをしても成功率は低いわけで、結局私がネゴシエーターにならなきゃならないんだから、だからもう三人で行動すること自体が面倒だったりする。今日は私が交渉放棄しても許されたわけだから平然と、私はここでいいけどと先頭をきって中に入る。子どもが一緒だと迷ってなんていられない。70パーセントの状況でもどんどん先に進めて一日を終えることが重要。入り口が御婦人の待ちで混み合っていたけど、皆んなテイクアウト待ちだったようですぐに2階の席を案内される。すかいらーくのグループ店なことが分かって、大手チェーン好きの夫は安心した様子。空席バランスも良くて私も安心。メニューを開くと緩く大戸屋を感じる。味も量も手頃に美味しい。いつもより300円くらい費用を上げるだけでこうして土曜の夜にも空間ストレスなく外食できるものなんだなと実感。夫は子に、めーちゃんのおかげで良いもの食べられたよ、ありがとうねと何度も伝えていた。私がこの店と言ったのだったら素直に受け止めないだろうなとは思う。帰り道も風に吹かれて寒い。

今日から寝る前はいやいやえんを読む。文章の本だけど全ページに挿し絵がある。ページをめくって、すでにお気に入りらしい話を見つける。これ色ついてたはずなんだけど、と子が言って、私はうわぁっと心が昂った。年少の時の先生が、サークルで絵本にまつわるお話をしてくれた時に、子どもの頃から林明子さんの絵本が好きで覚えていた絵本を大人になって見てみたら色つけされていない絵で、記憶ではカラーだったから信じられなかったけど、それくらい子どもにとって絵本の力はすごいと言っていて、これだと思った。子にはこの絵本の世界がカラーで見えている。同じ体験の覚えはないけど、自分で描いた理想の女の子の絵をじっと眺めて、頭の中で人形遊びのように動かして妄想していたのは色とりどりだった気がする。

最近は夜に猫が静かで、こちらもよく寝れる。夫がいうには顎のニキビがひどいとのこと。私はもうしばらく顔もまじまじと見ていない。夫がそうして触るからひどくなっているんじゃないかと思っていた。

 

3/7

寝てしまって結局昨日は食べられなかったケーキ。ミルクレープ、さすがシャトレーゼって感じ。正直スシローと変わらない。

最近ロイくんという子をテレビでよくみる。ふわちゃんのようにデコレーションしているのとは違って、渡辺直美なんかもそうなんだけど、素材そのものにインパクトのある人を自然な扱いで小さい時から当たり前に目にできているのはいいなと思う。

夫が猫を幡ヶ谷の病院に連れていくとのこと。やっぱり近くの全国展開っぽいペットクリニックなんかではなく、貰い受けた病院が確かなことは私も分かった。諸々を済ませて子と後から向かう。診察をしているところで子にもその姿を見せる。他の犬や猫にも出会えて面白がる。猫の顎はアトピーだというくらいだったけど、それより腎臓の数値が問題らしい。ドキリとする。容態そのものよりも、これから適当な世話では許されないことを思って気が重くなった。ごはんは腎臓をケアする食事に変えなくてはならない。ヒルズサイエンスやロイヤルカナン。今のキャネットとは比べものにならない価格。ため息が出てしまう。でもその前にいまは引っ越してから猫が鳴きすぎるという問題の方が頭が痛い。先生は一般的なアドバイスもしてくれつつ、大きな道路が近いか?と言っていて、私達は超能力者を目の前にしたような顔になる。環七の騒音、振動。それはあるかもしれないなぁと先生。ショック。どうしよう、どうしたら。でも次の瞬間には、そのうち慣れるだろう、そうじゃなきゃいけないんだからと、今の状況を否定することなく猫と私達の暮らしを受け止めてくれることは励みになる。2種類の飲み薬と軟膏、腎臓ケアフードのサンプルをいくつか貰う。

中野のセントラルパークに行きたいという子を差し置いて、ここまで来たからサンデーベイクに行くのは決定。昨日買ったケーキでは不完全燃焼。サンデーベイクは特別の特別なおやつだけど、今日こそ堂々と買わせていただく。この場所に移転してから客人がより増えているだろうけど中のスタッフも多分増えていて、いつ見ても何かしら商品が並んでいて活気も熱気もある。前はタイミングによって焼き菓子以外は売り切れ状態だったりして緊張感があった。今は安心して店の扉をくぐれる。本当はスコーンやパウンドケーキが好きだけど、今日はキャロットケーキやビクトリアケーキなど、とにかくケーキを買うことにした。誕生日ケーキのリベンジだ。夫が新宿中央公園に誘っても子は中野に行きたいと譲らない。ここから近いのは新宿だし遊具の広場を見たら絶対遊びたいだろうと私も賛成して連れて行くけど全くその気にならない。ボールを持ってきているからそれで遊びたいということで、次セントラルパークに行く約束で、まずはせっかくだから緑の広場でボール遊び。着くなり夫は電話。私と子でボールとかくれんぼで30分近く。電話が終わったところで次に行くことになった。夫はさすがに気まずく思ったのか親からだったよと理由を明かしてみせる。夫は仕事のために帰り私達だけ中野へ。着いたらまずうどんを食べようよ、いや、おにぎりでいいか?いやいや、やっぱり寒いからお店のなかであったかいうどんを食べようか、と話しながらセントラルパーク。丸亀でかけうどんとおまけに鮭おにぎり。セントラルパークはなかなか混んでいた。少し控えめにボール遊びをして、突き当たりの公園へ移動することにした。公園3箇所目。場所を変えれば自分のなんとか気持ちを切り替えて付き合える。これだけ遊んでいたら買い物にも付き合ってもらえるはず。今日は荻窪に行こうと思っていた。ミカヅキモモコが復活したとの情報をみて是非行きたい。何が変わったわけでもないだろうけど、再開した有り難みを感じに行きたい、そして安心したい。夫に高円寺から荻窪に行くと報告して3時。外食に買い物、電車に乗ったり、これってコロナが関係ない頃ともう同じような行動だなとハッとして、そのうちバチが当たるんじゃないかと思ってしまう。その発想は違うというのは分かっているんだけど、行動を伴っていることに変わりはないし警戒を忘れてはいけない。屋上に行って、子を遊ばせること4箇所目。おもいきり走ってそろそろ買い物に行こう、というところで夫がやってくる。仕方ないんだけどタイミングがよくてなんか腹立つ。そうして夫がくると子も甘えだしてピロティーにある自販機の前で何か飲みたいとせがむ。ここではアンパンマンの紙パックがお馴染みだけどよく見ると明治のフルーツオレがあった。これがお風呂あがりに求めていたやつでは。紙パックもあることが分かって嬉しい。ミカヅキモモコやスリーコインズ、タウンセブンとルミネを行ったり来たりしながら下まで降りる。上にあったなら西友にフルーツオレの扱いがあるかと思いきや売っていなかった。地下の惣菜なんかを買いながら帰り。

夫はまた中野へ出掛けて行ってヨーカドーに寄ったらしく、例の明治のペットボトルがあったとフルーツミルクの写真が送られてくる。あちこちスーパーに行ってはフルーツミルクを探していたけど結局あるのはここだった。

2021年2月15日〜2月28日

2/15

朝から曇っていて全く明るくならないけど子はパチリと目を覚ます。今日のお楽しみに気合いが入っている。胸いっぱいで朝ごはんも食べられない。野菜ジュースを飲ませる。私は昨日の冷めたコーヒーに牛乳をいれて飲む。夫がコーヒーを飲まなくなってからコーヒーが減らないし、淹れるのが面倒になった。私は元々毎日、朝に1、2杯くらいしか飲まない。このコーヒーをやめて何か変わるとも思っていないから、その1、2杯のために8杯まで作れる前より大きくしてしまったコーヒーメーカーを作動させるか個包装のドリップコーヒーを買うかしないとコーヒーが飲めない。その夫、いくら声をかけてもなかなか起きてくれない。10時のオープンから行きたかったのにおそらくもう間に合わない。なのに起きたらちゃっかり朝ごはん食べてシャワーもして、もうかなり本格的に降り出した雨のなか車を取りに行った。

車で一時間ほど。ピューロは朝10時からイベントごとが立て続けに組まれていて、何度行っても攻略しきれない。アトラクションもあるしグリーティングもあるし食事もしなきゃだし小さい子向けの遊び場もあるし、で5時には閉館。慌ただしいったらない。でも今は遊び場は閉鎖してるし、メインのミラクルギフトパレードもない。これで予定は組みやすい。おまけに悪天候。本当に車で来れてよかった。地下駐車場もスカスカで入れて、しかもそこの通路だけでしかない置き物が見れたりする。入場して早速の子ども連れ限定のキャラクターグリーティングには間に合った。整理券をもらって後で行く。アトラクションも次々と体験できてしまう。こんなことは初めて。グリーティングはマイメロディ。でも触れることも出来ない。ベンチを挟んで向こう側にマイメロちゃん。手を振って、あとはベンチに座って写真を撮るだけ。ただの動物園。やっぱりキャラクター着ぐるみは触れて、触られて、動作でコミュニケーションがとれてこそな気もする。でもせめてこれだけ近寄るためには、今日またグリーティング権利をゲットしなきゃならない。ボートライド、去年来た時は改装中で乗れなかったから2年ぶり。私はただふわふわと乗っているだけだったけど、子はちゃんと流れている話を聞いて、キャラクターの人形の様子をストーリーに当てはめていて感心してしまった。子どもの遊び場が無い分の浮いた時間で何度も飲食する。ディッピンドッツも食べれたし、はじめてシナモンカフェも行けた。ピューロの食べ物といえば青やピンクのカレーとか、デコデコでこった食べ物で私としては食欲失せる見た目だけど、意外と実は味が良かったりする。子どものお弁当のそぼろ、生姜が効いていて驚いた。ポテトの揚げ具合も良い。子が周りにいるお姉さん達を指差して、自分も頭に付けるやつが欲しいと言った。それからよくよく見ると若い女の子のほぼ全員がキャラクターのカチューシャをしている。とくにクロミが多くて、それも全身コーディネートして仲間と揃えたりしている人達もいてキマってる。クロミはそんなゴスロリのような、バンギャ感すごいけど、ポムポムプリンを頭に乗っけてるよりも断然かっこいい。その彼氏はバッドバツ丸とか、よく出来てるなぁと感心。ギフトパレードもなくてミラクルペンライトの出番がほぼ無いだけに、次に今ここで楽しめるのは確かにこの被りものしかない。どうせ付けるなら子もクロミにして欲しいとすら思う。本人はマイメロだとか言ってたはずなのに、いざ買おうとすると取っ替え引っ替え決まらない。こういうのはどれが可愛いかというより自分の好きなキャラクターのものを付けるんだよと教えても、結局ミュークルドリーミーというよく今までたいして気にかけていなかったキャラにしてしまった。ただ小さい子向けなのは確かでアニメもやっている。紫の猫耳。つけ襟もセットで付いていて、これはこれで可愛いからまぁいいか。もし本当に推したいキャラができた時にはまた買う楽しみにもなる。グリーティングはシナモンの仲間のモカちゃんを選んで並んだ。同じ2月生まれ。こちらもベンチを隔ててしか会えない。しかもこのグリーティングではキャラクターもマスクまでしていて、それは可愛い。前にいたお姉さん達は話せないキャラクターとの交流慣れしていて、「モカちゃんは何か決まったポーズとかある?」と優しく聞いていた。そうするとモカちゃんは両手を頬のあたりに添えた。そうなんだ〜可愛いね〜、じゃあそれをしよう〜、と言って同じポーズで写真を撮る。なるほど。しかし触れ合えないというのはなんとも達成感に欠ける。スケジュールの合間に何かをしようとするとピューロのなかを行ったり来たり。真ん中のエスカレーターで、多分孫だかを抱えていた長州力とすれ違って驚き。その後のカワイイ歌舞伎では司会の人が早速そのことを舞台上で話していて、ここは現実世界を持ち込んでいいところなんだなと、ちょっと受け止め方が分からなくなった。閉館目一杯まで遊び、外は雨が上がってキラキラしていた。帰り道、少し離れてしまうけどせっかくだからと、どうにか子をまるめこんで南大沢のアウトレットに寄る。シルバニアショップは改装中で残念。夫は待ってましたとばかりにアディダスで買い物。私は別にアウトレット価格じゃないんだけど欲しいからモンベルの靴下。帰り道はもうぐっすりの子。夫がナビから外れてかつや系列のから揚げ専門店からやまを探す。行きのルートで見かけてから、帰りは買って帰ろうと決めていたらしい。テイクアウトして無事9時前には帰り着く。もう歩いて帰れるくらいのところまできて声をかけるとやっと子も起きた。けど帰ってお風呂入ればまた寝るのだけど。私がこんなに遅くまで家を空けていたのは引っ越してはじめて。猫は大丈夫だっただろうか。準備している間に皆んなで唐揚げを分け合ってつついて、長かった一日が幕を閉じる。

 

2/16

今日から現実的な一週間。保護者会。一年を振り返り。このクラスは絶対的な一人がいてその意見に引っ張られていくようなことはないし、目立ったマウンティングもないけど、どこまで人の意見を受けとめていくか。そんな感じの話とか、テーマが多くて忘れかけ。

お迎え後は広い公園。暖かいくらい天気が良い。水遊びをしているクラスの子をみて自分もやりたいと子が言いに来たからママ達の輪を離れて、その水辺にいた会えば話すパパと、彼の仕事まわりである、やや文化的な話を。こういう人が近くにいることは多少身が引き締まる。私も人に伝えられるようなことを傍に持っておきたい気持ちになる。

満足に遊んで子の気分が良いところで、仲良し親子にバレンタインチョコ渡しに行こうかというと賛成してもらえる。中野の公園で遊んでいるというので駆けつける。タビちゃんは物をあげた時のリアクションが良く、喜んでくれている様子が明らかだから本当に嬉しい、あげ甲斐がある。このママ友とは話が尽きない。今日もあらためてコロナの話。そろそろ会おうかと言っていた友達と、やっぱりせめて緊急事態宣言後にしようかとかお互い自粛の気持ちをもって決めたら、ちょうどその人がコロナ陽性になってしまったと。やっぱり自粛の意味はあるねと。そして都内で一人暮らしの大学生の親戚の子が、いわゆるコロナ鬱になってしまったとかでギリギリの状態だったという話。親の勘で、地元から急いで駆けつけているけど、それまでに様子を見にいってくれないかとママ友が言われて、訪ねていき間を持たせたけど、それがなかったら危なかったかもしれないという話。まだまだ世の中が油断を許さない。

5時の鐘がなって解散。子がどうしてもすき家の牛丼が食べたいというので、また家を通り越して買いに行く。夕方の駅前は騒々しくて、こんなところに住んでいたなんて、不思議に思ったりもする。

不動産屋からメールの返信あり。水圧が改善したのであれば、もうこれ以上やれることはありません、とのこと。もう1ミリも譲らない姿勢。

 

2/17

朝、園についてから子に「リュック持ってきた?」と言われて無いことに気づく。急いで夫に連絡、こっちも帰るけどそっちからも持ってきてもらうとする。青梅街道の長い信号に引っかかってイライラ。渡ってしばらくのところで夫と出会う、大急ぎで園に戻り先生に渡すと、先生達は中に入って門を閉めた。待っててくれたんだ、バツが悪い。

いまだ水栓のことを調べてる。家事は早く済ませなきゃならない洗濯くらいは最低限やって、あとは水栓、そんなことでもう迎えの時間。

今日は図書館だから荷物を持って自転車でお迎え、広い公園に寄る。最近はおやつも持ってきておいて、手を使わないで食べれるハイチュウとか、食べながら図書館に行こうというとサッと遊びを切り上げられる。一番乗りで図書館に到着。私がカードを出したりバタバタしていると、そこで待ち構えてくれている職員さんの前に立って、名札のひらがなを見つけて読みあげる。お話し会は基本ボランティアの方と図書館職員のサポートで成り立っていて、いまはたった15分、手際と選んだ絵本によっては2冊でお終いになってしまうこともある。今日のチョイスは紙芝居と大型絵本で、広い部屋でも皆んなが見やすいし有り難い回だった。終了後の絵本選び、最近なかなか借りたい絵本の在庫が無い。そろそろ予約かな。ぐりとぐらの絵本をあらためて手に取ってみると、「やまわきゆりこ」のはずが「おおむらゆりこ」となってる。旧姓か。あれほどの物を世に出した人でも、その後名前を変えるんだなと、それに対してどんな思いがあったかは分からないけど、結果その旧姓を乗り越えて浸透していくほどの作品をその後作り出しているからネガティブさは一切感じられない。やまわきゆりこの絵は昔のものなのにどこか今でもあって、子どもの普遍的な世界を丁寧に描いているのが分かる。図書館後は仲良し親子と久しぶりにプラザ遊び、5時まで。児童館だった頃はさらに一時間、6時の閉館まで遊んでいたなんて今では考えられない。

子を寝かせたあと起きあがってテレビを観る。ハッピーセットのCM。姉妹の姉がハッピーセットを卒業したというストーリー。うちもハッピーセット、ポテト塩抜きにして頼んでそれでも食べきれなかった時期から、今ではふつうのポテトとバーガーでもナゲットでも、残さず食べきれるようになって、大きくなったんだなと思えたりしてるから、このCM泣けてしまう。いくら先には明るい未来しかないといっても、卒業という響きは寂しくて切なくて慣れない。

 

2/18

園にはサークルもあって、私は一応絵本のサークルに所属していた。何をするというよりも、飲んだり食べたりしながら絵本についてやそれ以外のことまで、おしゃべりするだけの会みたいなものだったから、矯正をはじめて飲食が不自由になってからほとんど参加してこなかった。今では集団で飲食することが表立っては出来ないし、他サークルも活動自体ができていなかったのもある。でも今日は年に一度の先生から絵本についてお話を聞く会を開催する。やっぱり保育従事者の経験や視点だったりは参考になる。今回は担任でもある園で一番長く務めてきた主任先生。日頃から絵本について自分の考えを話してくれていた先生から今さらあらためて聞くことがあるのかなと思っていたら、先生がOL時代の話から保育士になった経緯など、自分と共にあった絵本の話をしてくれて、心から楽しめる。絵本そのものよりも、その人がどのように形成されたのかが興味深い。出版社でお茶汲み仕事をしていた時代に出会った水木しげるの話とか、都内出身だからこそ身近にいたであろう著名人家族の同級生の話も、私とひと回り差の時代のことはワクワクした。先生の薦めてくれる絵本は、その影響なのかそもそもの好みなのか、我が子が選ぶものが多かったりして、それもなんか嬉しかったり。ラジオ好きな先生らしく、ひとり語りが上手で二時間みっちり笑いも起こりながら皆んなが聞き入った。私も急遽レシート裏にメモをとりながら。

お迎えはそのまま買い物に行くつもりもあって自転車。まずは最後の粗大ゴミを出すために前のマンションへ。ファミマで子がお兄さんにマスクをもらう。ムーミンの優しい色合いの使いやすそうなマスク。何かくれる時は、どうしたの?いいの?と聞くけど、大体いつも大丈夫大丈夫、とだけ返される。夫と合流し、管理人室へ。管理人さんもゴミ出し日は把握してくれていたから朝から鍵は開けてくれていたけど、最後だから屋上に上がらせてほしいとお願い。迷いなく、いいですよと屋上の鍵を貸してくれる。今日はどうかな、向こうの方に富士山がみえるよ、と笑顔で管理人さんは指し示す。はじめて見る屋上からの景色。私達の住む街が一望できた。学校、公園、飲食店、今の家のうちの部屋。中野、新宿、スカイツリー。としまえの花火があがっていた辺り。西の山々は分かるけど、あいにく天気がいまいちで富士山ははっきりしない。このロケーションが評価されているのか、CMやドラマなど数々の撮影に使われているようだけど、何がそうだか見て確認できたことはない。こんな景色もう二度と見ることはできないだろう。すごい場所だったんだねぇとしみじみ。

昨日ママ友に手作りクッキーを貰って、自分も作りたいと子が騒ぐから、デコレーショントッピングを買いに行くはずだったのに、夫もいるばかりに一人で行ってきてと言われて、二人で先に帰ってもらう。私は中野まで。ダイソーでバレンタイン残りのカラーチョコペンやトッピングシュガーを買う。ついでに肉屋で買い物など。ミスド向かいの台湾から揚げも今がチャンスと買ってみる。注文してからも待つから大体並んでいて買い渋っていた。熱々のまま持ち帰る。子の食いつきもいいし美味しいけど、もう買わなくてもいいかな。

夕方なのにクッキー作り。台湾から揚げ食べてしまったし、適当に夕飯。それなのに夫は「今日までだったから」といってバーガーキングのワッパーJr.半額を買ってきた。しかもまたやまちゃんと行っていたみたい。もう食べる食べない、好みは関係なしに、お得を見つけ出して買い漁っているだけだ。

夜は寝かしつけから寝てしまうけど、やり残している感覚はあって薄っすら意識がある。踏ん張って起き上がり夜中に米を炊く。

 

2/19

最近の子は教えてないのにカタカナを書く。「ネ」が難しい気がする、バランスが必要。

今日は月に一度の歯科矯正日でもあるし、それに合わせて先週から計画的にお預かりを入れて美容室を予約した。はじめての指名予約。今まで誰になってもハズレなしだったけど、私の髪質を把握してパーマをかけてくれた女性で今回は指名して、ラブコールのような妙な気恥ずかしさはあるけど安心感を得えてもいる。歯科は10時。15分くらいで治療は終わるから10時半予約にしておいて、45分くらいからお願いしますと備考に書いた。ところが今日の治療にトラブル。何かが折れただとかで時間がかかっている。診察台に横になったままハラハラ、終わった時にはすでに45分。急いで美容室に移動。こんな時こそ最短ルートを余計に頭でうまくいかなかったり。11時に到着。ちょうど受付で担当の方が私に電話を入れているところだった。11時予約にして45分に行くとすればよかったと後悔。でもここから挽回。いつもイメージを説明するだけで画像は用意していなかったけど、今回はちゃんと、それも予約サイトのホットペッパービューティーから選んできた。画面を見せるとサッと目を通しただけでカット開始。大丈夫かなと少し不安に思っていたら案の定イメージよりも短いような。でも写真うつりと美容師の技術的にみたのでは違うものなのかもしれなくて、これが本来のスタイルなのかもしれない。どうせ伸びるんだから帽子かぶってればいいや。

お預かりのお迎え時間。先生にも指摘されるくらい、今週は子のテンションがやたらに高い。そのノリのまま遊びに行こうかと仲良しママ友に連絡すると子どもと甘味処でお茶してるとのこと。そんな平日の特別な時間がなんかもう懐かしい。やろうとすれば今でもできるはずなのに、お友達の付き合いやら明日に備えた日々のやり繰りで、いつの間にかそんな余裕を失っていた。この仲良しの子は二年保育で春から園通いをする。今のうちにその時間を堪能しておいて、と返信してオオゼキだけ寄って帰る。夫から、松本さんの店で無印の小さい収納ボックスが出てるとの報告。私は使い道がまだないものを買う気はないのだけど、この報告の時点で夫は買うつもりだったのだろう。ガタガタと騒々しく帰ってきたと思ったら、その収納ボックスをチャリじいに手伝ってもらいながら運んできたようで、冷蔵庫を漁ってヤクルトを持ってまた出て行った。前の家でも荷物を運ぶのにチャリじいにお世話になったことがあって、知り合いが住んでると言っていたけど、またここでも知り合いが住んでるとのことらしい。ここではどんな人がいて、どんな生活時間で暮らしているのかまだほとんど見えてないから私は不気味にも思っている。顔馴染みと繋がりがある人がいるらしいということで少しだけ気が緩んだ。

 

2/20

髪型、短くてセットするのに逆に時間が掛かってしまうことになってイライラ、ストレス。もう二度とここまで短くしたくない。今日も暖か、子はベランダでアイス。部屋が落ち着いてきたらこの家もそんなに悪くないと思える、お隣さんと接してないこの部屋だけは。全体的にはまだ緊張感。建物を出入りするのにもピリピリしてる。

午後、甘い物が食べたくて、それならデニーズでバースデークーポンをついでに使おうと子と高円寺へ。パルをぶらぶら歩きながら、古着屋の外ラックでカーディガンを千円で買う。下手したらこの冬はもう出番が無いかもしれないけど、外ラックの掘り出し物は嬉しい。デニーズ、子は外が見える席がいいと言って、呼ばれた中の場所を見送ると、次に待っていた家族も見送っていたから同じくやはり子どもは窓際席が良いらしい。子はバースデークーポン、私がパフェを頼む。食べ終わる頃、夫が仕事帰りに寄ってドリンクバー。コーヒーをやめてドリンクバーでいろんなお茶を飲むのが楽しみらしい。上から見ていると駅前広場で戯れる子どもは割といる。北口の広場は南に比べて、より土着的などうしようもない大人がたむろっている印象だけど子どもは気にしない。お店をでたら自分も駅前広場で少し走るという。夫に任せてその間に管理不動産屋に電話。もう水回りの件で対応するつもりがないのは分かっているけど、何がどうダメなのかを説明してほしいのに。明らかに居留守を使われた。電話口の人にもう直接業者に電話するからと告げる。

パルの眼鏡屋で表のサングラスを通りすがりに買ったり今日の買い物の仕方は無駄がなくて理想的。恒例のトレファクの外ラックもチェック。

夜、水回り業者と電話が繋がる。出だしから会話にならずに断りをいれてくる。何か様子が違うなと思って不動産屋と話したかと誘導的に聞いたら、ごまかせなかったのか夕方電話したとポロっと言って、やっぱり不動産屋が根回ししていたと思える。本当に酷い。悔しい。

 

2/21

今日も天気絶好調、それだけで何をしようかワクワクする。子はベランダでメロンソーダ

花見には早いけどレジャーシートを広げて座りたいと子のリクエストで、どこへ行くかのあてはないけどお弁当作り。子も連れて行くメルちゃん人形におままごとのお弁当を作ってやる気満々。早い時間ならセントラルパークが良かったけど、あそこは出遅れると場所がない。夫がホットモットの感謝祭で唐揚げ弁当が340円だから買いたいと言っているためそっちの方面へ出ることにした。夫が弁当を買っている間に出会ったママ友にも相談しながら馬橋公園へ行くことに。お天気、外でレジャーシートにお弁当、メルちゃんも連れて遊べる、この環境に大満足の子のハイテンションっぷり。小学生の知り合いファミリーに会って、小学校の事情やボーイスカウトの話を聞く。これまでの様子からして子はキャンプとか自然のなかで遊ぶことの関心が高い。小さなプリンセスソフィアのガールスカウトの話、こういうのプリンセスじゃなくてもできるよと言った時は目を輝かせていた。実際はガールスカウトは慈善活動が中心といった感じらしく、さらにどこにあるかよく分からない。その小学生のボーイスカウトは近くだし詳しく話を聞くと良さそうに思う。しかし小学生から。そこまで興味が続けば考えてみよう。広々とした馬橋のなかをあっちこっちして充分に遊んだ。なんでも広場では凧上げをしている親子がいて、木に引っかかってしまった凧をまさかと思ったけどお母さんがフェンスによじ登っていって外した。その間、その息子と我が子が頑張れ頑張れ声援を送っていて、お母さんも自分で「こんな母ちゃんいないよ!」と乱暴に言い放っていたけど、なかなか高いフェンスをよじ登っていく姿、本当にそんな人いないと思う、すごかった。遊んだあとはこちらの希望も聞き入れてくれるから、そのまま阿佐ヶ谷の西友からダイソーしまむらを見て回って帰路につく。コーヒーフィルターを買いたくて業務スーパーに行くも、会計が行列で諦めて帰宅。それにしても一人分だけでコーヒーメーカー使うのはどうも面倒。

 

2/22

委員会作業。次年度も同委員会の役職つく私達は引き継ぎ。この委員会はこの一年も割と通常通りのことをやってきたから仕事もある程度見えている。スケジュール管理を気にしていければ、やることは慣れたものだから特別問題は無し。

家に帰ると夫が作業をしていて、その工程でトイレが使えない。生理的場面の不自由は本当にストレス。こればかりはどうにかしてほしくて何度も確認するけど、トイレという個室以外では無理という。これでは作業のためにも少しでも広い家にするかと考えた意味も関係なくて、こんな質の家だし、前以上にストレスを重ねることになってる。

今日は迎えも自転車。天気が良く、いつもと違う公園へのお誘いがクラスLINEにあった。うちはクラス全体がどうこうよりも、仲良しのみーちゃんがいるところに行きたいだけなのだけど、帰りのタイミングが合わずどこにいるか見失い泣きっ面になった我が子だったけど、結局その皆んなが集まる公園に行ったら、ほどなくしてみーちゃんもやってきて、もう!めーちゃんそこで泣きそうになっちゃったんだよ、と真剣な顔でみーちゃんに伝えていて可笑しかった。縦長で見通しの良い公園は居心地よく4時まで遊び。今日持ち帰りした紙粘土で作ったケーキ、自転車に乗る時に壊してしまって、これにも子は泣きそうになった。ボンドを買うためにキャンドゥまで行くことには子もおとなしく同行。そのまま業務スーパーまで寄り道してコーヒーフィルターも無事購入。斜め向かいにはもうすぐモスバーガーが出来るらしい。モスはあると確かに便利だから待ち望んでいる。家に帰るとなんと同じコーヒーフィルターが置いてある。買いたいと言っていたから夫が気を回して買ってきていたらしい、自分はもう飲まないのに。言っといてくれてもいいのに。夕飯は家牛丼、疲れ切ったのか明日のモルカーのためにか、子はわりと早寝。

 

2/23

モルカーが楽しみすぎて子が早起き。私も初めてちゃんとみる。この時間帯のテレ東、ウゴウゴルーガの流れか。そんな感じのちょっとシュールな雰囲気の子ども番組が続く。モルカー以外はすぐに飽きて結局Eテレ。健全で良い。今日は祝日だから特別な子ども向け番組がいくつかあって、それだけで楽しめている子は、いくら誘っても外に出たがらない。今日もクラスLINEで近くの広い公園で遊ぶ人が多数いることがわかっている。外で遊ばないならそれはそれでいいけど、どうせ出るなら少しでも早い時間にしてほしい。だらだらテレビを観たりしながらおやつを食べていたから、まともな昼ごはんを食べるでもなく昼過ぎに広い公園。もう人が入れ替わっているだろうからちょっと遊んでスーパーに行こうという軽い気持ちでいたら、クラスの子達が数人そこでお弁当にしてまでまだ居た。昨日から別のママ友からの連絡で噂には聞いていたカエルとその卵が、そこで遊ぶ子供達の餌食になっている。ずっとお友達がいるから飽きることなく4時まで公園遊び。どうにか退散できて、予定通りにスーパーを回って帰る。祝日なのに、いつもの夕方みたいな感じ。なんならそれより早めの夕飯。そうして一日が終わる。私も早寝。夜中に目覚めて炊飯器セット。

 

2/24

みいつけた!のエンディング、グローイングアップップがはじまった。今年もとうとうこの季節。胸がぎゅっとなる本当に良い歌。毎度言うけど、星野源がライブでこれを歌ったら泣いてしまうかもしれない。いや、なんならグループ魂で歌われても泣くかも。

今日は前回の修繕で発覚した手元灯やトイレ蓋の付け替えや扉の建て付けの直し。10時頃二人組でやってきて昼過ぎまで。浴室ドアの開閉が建物全体に響かせるようなノイズ音だったのに、不動産屋には「気圧の関係でそういうものです」と言い切ってきていて、でも業者に直接言ってみたら直してもらえた。本当にいちいちイラつかせる不動産屋だ。

おやつを持って広い公園から図書館。児童館の頃からよく遊んでいた子が久しぶりに来ていて、お話し会あとも遊びながら話していると、近くのファミレスでバイトをはじめたという。旦那さんは個人の在宅仕事。コロナの大打撃を受けたとかで、せめて子どもの習い事代くらいは捻出しないと、とママが一日三時間、週三とかでホールのバイト。切実すぎて身につまされる。

今日は絵本をたくさん借りれて私もワクワクしてる。早く絵本の時間にしたい。夕飯は特別買い物をしていないからパスタにする。夫は仕事の話で自転車で原宿に行っていたとかで、途中の広いらしいOKスーパーから連絡あり。近所のOKでは買えない物があれば、と頼んで、でも私達の夕飯はパスタ。バタバタと夜、早寝。

 

2/25

最近は子どもが前夜から着ていく服を予定するから朝ぐずぐず泣くことはない。ただ、ちょっと寒いからこの方がいい、とか予定変更しようとすると、途端に焦りだして、服を決める前に泣き出す用意が出来上がってしまう。しかし今日はお預かりの日で、時間も長くとっているからご機嫌でテンション高い。

せっかくだから夫と家具を見に渋谷に行くことにした。先週だったか、夫が観ていた「家ついて行ってイイですか?」シングルマザーで子と同じ5歳の娘の回をたまたま寝る前に目にしてしまった。その親子がベッドで身を寄せ合う様子に、以前からベッド憧れがあった子の想いが爆発。それから今週は毎日、畳んで厚みをだした布団を自分だけの小さいベッドということにして寝ている。

郵便局でそれぞれ支払いなど済ませてから電車。原宿で下車して途中パンダエクスプレスでご飯を食べて行くことにした。かつての賑わいは感じられないものの、表参道側はいつからかこんなものだったような気もするし、悲壮感はなくそこそこ人が歩いている。明治通りに差し掛かる前にサンキューマート。こんなところに。仕事の関係で竹下辺りは割と詳しい夫がそっちの店は閉まったことは分かっていたようだけど、ここにあったとは知らず、ともかく安い店は必ず寄る私達。春だからか、私や子好みの花柄モチーフの雑貨があるある。チープな雑貨で自分の生活に使えそうな物を見つけた時の高揚感こそが好き。花柄のクリアバッグを子に、同じ柄のケースを自分のサングラス入れに、夫はハリボーのグッズを購入。つい最近この場所にオープンしたらしい。出口の階段をあがりながら、相変わらずこれで喜べる自分なんだなぁと実感。この場所は元々食器屋さんだったと思う。田舎から友達と遊びに来ていたような頃から。いよいよ無くなったんだ。そこからも街並みを見ながら歩く。生活雑貨も扱うniko and ...のショップを見ると思い出すのは出産の時。同じ日に近い時間で出産した子と私の二人、部屋が足りずに初日は処置室みたいな場所に入れられた。全てをやり切ってもう終わった、何も考えられないといった状態のその日、簡易的に仕切られたパーテーションの向こうで、自分でやってる仕事が大変で忙しいもので、一ヶ月後には復帰しなきゃいけないし、薬ものまなきゃならなくて不安、といったような、この時点でもう今後のことを考えている声が聞こえてきて、ぼんやり感心していた。その後ちらっと、その仕事とはニコアンドの雑貨担当とかで大きな役職をしていているような感じが話から伺えて、一ヶ月検診で会った時も、産後という寝ぼけた感じはまるでなくて、すでに姿形がバリっとしていてデキる人という空気があった。それまでニコアンドの雑貨なんて邪道、というような位置付けで見ていたけど、それがそこにあるということだけでも簡単にはいかないもので、強い力で成り立っているんだと恐れ入るようになった。と、そんなことがぼんやり蘇ってくる。今はどこでどうしているのか。子どもが同じ誕生日で同じ愛称になる名前をつけことだけ分かっている。引き続き歩いて宮下パーク。他に考えるでもなくパンダエクスプレスのあるフードコートへ。安上がりにプレートを二人で分けて食べることにしたけど、いざあたりを見回すと、いま食をシェアするバツの悪さを感じてしまい、お腹が空いていたはずだけど呑気に食べていられず、さっさと肉をいくつか口に頬張って夫に託した。

まずはニトリから。なんとなくこんなものとは分かったけど思い切るまではできない。続けてIKEA、子ども向けのものは都市型店にはなかった。イースターのチョコレートだけ買って退散。結局私達は子のことばかり気になって、彼女の判断がない限り先に進めないでいる。

次の予定がある夫とは渋谷で解散、私は中野からそのまま迎え。かっこんで食べたパンダエクスプレスの肉で喉が渇きはじめて、ファミペイをみるとお茶貰えるクーポンあり。ナイスタイミング。今日の預かりはクラスの子が多くて子はご機嫌のまま。八百屋と薬局に寄って花粉症用の目薬。今日のお土産、と言ってIKEAイースターチョコを開封、どこを誰が食べるかと振り分けたりして子は喜んでくれた。4時まで保育だと、お互い充実して過ごせるのは確か。

夫がたい焼きを持って帰ってきた。どのタイミングで会ったんだか、やまちゃんのお土産とのこと。四ツ谷の有名なたい焼き屋らしい。サックリした皮も甘過ぎない餡も、シンプルに気高い和菓子の味。美味しい。

 

2/26

教えてなくても最近はよくカタカナを読んでいる。すごい。今日は幼稚園の都合で休園。朝から子が熱心に地図を描いていた。今の家から前のマンション、スポーツジム、ファミマ、そして広い公園。特徴を掴んで描けていて楽しい絵。その地図の通りに公園に行ってみようという話になった。昨日のサンキューマートのカバンは思った通り気に入ってくれて、お気に入りのぬいぐるみを入れて地図を丸めて散歩に出る。ファミマに寄っていつもの店員さんに地図を見せる。ジムの看板も確認。あとは渡れば公園。のんびり歩く。マスクをしていても香ってきた沈丁花がいい匂い。子が、これを香水にしたらいいね、とのこと。公園の丘の上、近くの保育園だかの子供達とちょうど入れ替わり。小さい子達が集めたらしい木の葉や実のお料理があった。子もそれに続いて落ちていたヨレヨレの花やどんぐりでケーキ作り。園の年少さんの子がひとりやってきて、その子はお兄ちゃんもいるからママから小学校の話を聞いたり。この辺りは小学校同士が近いから越境申請も出せたりすることはわかっている。でもあまりに越境が多いのか、年々厳しくなってるとの話もきくだけに、来年はどうなるかは分からない。この一年に準備すること、考えなきゃならないことを思うと頭が痛い。と、目を離していると子が池の隙間でつまずいて片足が濡れた。お腹も空いたし、すでに朦朧としてしまった頭で挨拶して帰る。

せっかくの平日休みだから吉祥寺のシェーキーズに行かないかと夫。自分の仕事の都合でもあるっぽい。正直シェーキーズのバイキングスタイルを思うと気が進まないが、珍しく子がその気だからとりあえず行くことにした。で結局は私と子で先に吉祥寺へ。電車を待つ間、ホームから見える色んな看板の文字を子が読み上げる。ひらがなカタカナが読めるなら当たり前に思ってしまうのだけど、私がタイ語を勉強していた頃、文字の読み書きは、例えば丸文字だとか太文字になっていたりだとか、ちょっとデザインされたフォントになると途端に読めなくなったものだった。それよりも日常的に目にしているというのはあるだろうけど、デザインされていても文字として読めることに感心してしまう。

シェーキーズ付近で夫を待つこと数分。もうランチどきは過ぎた時間なのに店は賑わっていて、相変わらず自分で取りに行くバイキングにやっぱり私は少し警戒してしまう。しかもビニール手袋方式をやめて、座席ごとに消毒を置くだけという、以前よりも対策が雑になっている。食事を取りに行く時はマスク着用と注意書きをしても、マスク無しで取りに行く人もいれば、そもそも消毒だってしてるかどうか。晒されたままの食べ物と不特定多数が触るヘラやトング。たかだかマスク消毒にどれだけ意味があるのだか。私はピザも終始フォークを使って食べる。隣には、今この店で一番ガサツな客なんじゃないかと思われる若者三人組で、たまに大きな声を出す。不快に思うけど、バイキングだとかそんな気遣いのない店に来た自分の責任でもあるわけだからこれ以上人のことをとやかくは言えない。それに、マスクしない人、大声出す人が皆んな感染者なわけではないんだからと自分に言い聞かせて冷静になる。食べるだけ食べたら子は公園に行きたいと騒ぐも、まずはサンキューマート。気に入って今日もハム太郎を入れて持ってきたクリアバッグ、今朝の公園遊びで早速角がボロボロになってしまった。今のうちに替えを買っておこうとせっかく店があるから寄り道。吉祥寺の店のある場所は、いなたさもあってどことなく懐かしい雰囲気が良い感じ。そのうち子が成長して、友達同士でこんなところに来るんだろうな、の入り口のような店。そして、それこそ入り口に置かれている、なんだか安っぽいオモチャを子が触って欲しがる。そういえば原宿でもその存在だけは気づいていた。よくよく見てみると、箱から飛び出ているのは、しっぽに見立てたカラフルなフワフワで、同じくフワフワの動物が何かしら入っているらしい。そのカラフルなシッポを引っ張ると鳴き声のようなメロディとブルブルするという、造りは古典的なオモチャ。全くこちらの感覚には響かない非常に子どもらしい物をねだっているので試しにひとつ買ってみると、こういうよくわからない物ほど、子どもが異常に可愛がるわけで。その姿をみて私達はついつい、また買ってあげたい、と思ってしまうわけで。ニコニコしながら井の頭公園。駆け回りながら遊具のところへ。散歩しながらさらに奥まで。井の頭公園駅の方、はじめてきた。そこも遊具がある。幼稚園終わりにしては少し遅くて、保育園の子が帰るにはまだ早い、中途半端な時間だからか、小学校高学年か中学生かくらいの子達がしっとりと遊んでいるだけ。今日は最高の一日!子が本当に満足した時に出るセリフ。寒くもなってきてマルイに寄り道。セリアで子がバスボールを買おうとするけど100円クオリティでまた寂しい思いをするのも嫌だから帰りに西友で買おうと提案。夫がお勧めする一階のスーパーを見てみる。食材も多く彩り良い惣菜類も、そのオーガニックな雰囲気の割には良心的な価格で魅力的。その場で製造しているピーナッツバターに惹かれて購入。貼られたテープを見るとお馴染みのライフの文字。ライフと同グループのスーパーだったらしい。こ綺麗でありながら親しみやすさも垣間見えるのはそういうことか。勢いにのってGUまで。行ったり来たりで子が疲れかけてきたのが分かった。薬局でピカチュウが描かれた子ども用リポビタンを買って、大人がパワー出す時に飲むのと同じやつだよ、と言ってあげると、それだけで気分があがってきて元気出てきた!と乗ってくれてGUまで。一応西松屋も覗く。前に私がしまむらで買ってあげたカチューシャを、髪切った翌日に壊してしまった。子どもの物なんてそうして次々入れ替わっていくものだろうけど、壊れたら余計にそれが恋しくなってしまう。西松屋にはありそうで無い。こんな時にクレアーズがちょうど良かったんだよなぁと心で懐かしむ。子に気付かれたくはない。私のせいじゃないけど、子に思い出されたら胸が痛む。そういうことがよくある。クレアーズも、としまえんミカヅキモモコも、あの良き空間を私達大人が継続させてあげられなくてごめんね、という気持ち。GUで見るのは子ども服。プライスダウンの服だけが現実的で、新しい服はぼんやり視界に入れるだけだけど、子どもが自分の高さにあるデニムのキュロットを鏡の前で当てて見ていて、これが欲しい、お願い!絶対これがいい、と、珍しく洋服にこだわりを見せてきたから値下げしていない服だけど買ってあげることにした。いま着替えて帰る。鏡を見ながら、大人みたいといって満足気。そんな子の姿を見ながら、この子の世代はあと15年はこの感じで生きていくんだろうなという気がした。サンキューマートで雑貨を買って、GUの服を着て。何か食べようといってはサイゼリヤ。型通りの物を身につけていると5歳の子も15歳の娘さんも、なんら変わりがない。下手したらもうこのまま大人まで、ライフスタイルが約束されているような感じ。自分の成長過程にはそんな定型がなかった。これはどんな大人が出来上がるんだろうというのはまだ見えない。

高円寺に帰りながら、子が「この服、デニャーズで見たおねえさんみたいでしょ?」と、子はお子さまメニューに書いてある通りにデニーズをデニャーズど呼ぶのだけど、そのデニーズでこの前ドリンクバーにいたお姉さん達みたいな服だったからこれだ!と思った、と話してくれた。姿形はうろ覚えだけど、肌色ストッキングを履いていて、珍しいけど今どきそれが流行スタイルなのかなぁと思ったことは覚えてる。子が生足だと思って気にしていたから、あれは足そのままみたいにみえる薄いタイツを履いてるんだよと教えて驚いていたけど、そこだけじゃなくて服装全体から気になっていたとは気がつかなかった。子のお姉さん憧れは強い。ビールやハイボールのCMは目を輝かせながら観ている。


2/27

お天気の午前中は家が過ごしやすい。子はベランダでおやつ。午後になると途端に寒くなるからそれから外出をするつもり。片付けしていると、前に園前でもらったチアクラブのチラシ。無料体験が気になってはいたけど先週忘れていた。軽い感じで子に聞いてみると思いのほかヤル気に満ちているからネットで申し込み。みーちゃんのママにも一緒にやらないかと連絡。二人揃ってやれるとなると子のテンションもさらに上がって、みーちゃんとポンポンで踊る絵を描く。夫が外から帰るなりオカダヤで今日までのポイントがあるというので、ちょうど暖簾のようにする布が欲しかったし、アルタにはサンキューマートもあるから皆んなで行くことに。新宿はいつぶりだろうか。地下鉄に乗りながら思い返すと、実に半年ぶりとかかもしれなかった。JRの通路とか東口駅前とか、色々変わっていく過程も見ていないから何がどうなっているんだか、いま行ったら足が迷って流れに乗って歩けないかもしれないなとドキドキする。コロナからだったか、その前から雲行き怪しかったかもしれないけど、コロナ禍真っ最中の半年前とはなんら変わらないアルタ地下の哀愁。目的地にしか行かないから他のフロアがどうなっているのかは分からないけど、サンキューマートはどこから人が来たものか、まぁまぁ活気あり。子のハマったモフコロなんちゃらというオモチャ、選びに選んで買う。その場で開けると狙っていたやつでは無し。苦い顔してガックリしているから、これは誰かにあげてもいいからもう一個やる。今度はすでに持っているアルパカ。古き良きチープ雑貨屋雰囲気のある店員のお姉さんに、交換させてもらえませんかと懇願、というほどでもなく、すんなり交換を受付てくれた。子が熱心に選んでその場でそっと開けて隙間から見てみるとまた同じ。もしかして偏ったものしかないとかですか?と純粋に聞いてみると、お姉さんも戸惑いながら、もう一度どうぞと心配そうに見守ってくれる。もう分からないんだよなぁと不安そうに子が選んできて、お願いお願い!と祈りだす。やっと違うキャラが出た。狙いとは違うけど、別のが出たらもう止める約束。お姉さんも良かったです、とホッとしていた。有り難いので私もトートバッグをひとつ買う。狙いと違うハリネズミだけど、これの方が絶対可愛いよと強気で言うと、子もその気になっていた。シッポを引っ張った時の鳴き声が持っているやつと何か違うと気がついて盛り上がる。安上がりな私達。でも安物買いの銭失い。オカダヤも、よくぞこんな場所まで買いに来てくれましたねと思ってしまうくらいアルタには縁のなさそうな客層。私はごくたまにしか利用しなかったけど、生地類が前の建物とこのアルタと、種類が違うとはいえ拠点が分かれてしまったのがどうも馴染めず、ますます足は遠のいている。結局理想的な物を決めかねて、ポイントは以前の生地館の前に出ているお買い得フリース地に使った。なかをみると、アルタにあったものと横並びで悩みたいような生地もあり、やっぱり売り場が離れていることにモヤモヤ。フライングタイガー、イースターらしいグッズが多い。にんじん型のエコバッグを購入。後の用がある夫と解散したところで、子がお腹空いて今すぐ食べたいといってきかない。久しぶりの新宿、人の流れも不安なだけにご飯を食べることにも緊張高まる。店を選ぶのになんとなく「うどん、」と口走ると、うどんが良い!あったかいうどんが食べたい!と子が押し切るので仕方なく思い切って目の前のかのやに飛び込む。カウンターだけで一人客ばかりだし、逆に落ち着くかもしれない。はなまるや丸亀が主流になる前、立ち食いスタイル蕎麦屋が軽食の選択肢で、なかでもかのやといえば蕎麦よりうどんだった。気がつかなかったけど、出汁は関東風、関西風で選べるらしい、そんな具体的な注文をしている人がいた。かき揚げ丼とかけうどんのセットにして子と分けて食べる。皆がちゃっちゃと食べて去っていくこのスタイルの店に、小さな子を連れてくるなんて白い目で見られるんじゃないかと何年も気にしてきたものだけど、赤ちゃんでもなくそこそこ量も食べれる子どもになって、母子二人となると逆に、これがあるのも世間だと、縮こまることもなく居られるようになった。大人しかいない店に、子も少し背伸びをしているような物分かりのいい顔して、すごく美味しいね、大人みたいに食べちゃったと澄まして言っていた。お腹も満たされたから歩いてくれる気になった子と帰りがてらルミネエスト。付近の人の流れからしてすでに以前のそれと変わらないなと思ったら、ルミネのなかはエレベーターで人が詰まる懐かしのあの光景。そこには警備員さんの姿も。待ってたよ!という気分。合わせていま感染はどうなっているんだろうという不安。とりあえず大人向けのだけどサンリオのあるフロアまでは行く。この店を見て今どきのサンリオのあり方がわかるけど、サンリオは何かしらの推しと合わせて使うアイテムになっているっぽい。変わらずサンリオのキャラとしてのグッズも作り続けてはいるけど、そうして時代を反映させて生き延びる策も並行してあるらしい。ここはそんな店。覗いてはみたけど絶対何か買わなくちゃいけないわけじゃないからと子を諭して退散。賑わいは戻っているけど閉店している店もある。地下鉄方面までテナントの様子を見ながら行く。フリークスストアの服が目につく。ヤボったいポケットがいくつも付いてるガチな釣りジャンみたいなベストが、キレイな花柄シャツに合わせられててギョッとした。そんな着崩し方はあるかもしれないけど、それを真っ向から推奨しちゃうのが怖い。数年前、韓国のWedanceの女の子がそんな感じのベスト着ててめちゃくちゃカッコいいなと思ったことあるけど、人によるし場合による。今ここでマネキンに着せるものではないのでは。

地元に帰って薬局とオオゼキでたまにはハーゲンダッツ。いつも利用する全スーパーでなんとなく価格を把握しておいていて、オオゼキの特売時の値段をみると、もう今はこれ以上安くなることはないんだなと判断した。数年前まではライフで税込130円くらいで買えていたはずなんだけど、今はオオゼキの特売日で税抜160円くらいが最安値。ふつうのアイスは特売日で税抜69円。これだけは時代が変わらない。

今日の子は相当うどんが気に入ったのか、夜もうどんを食べるとのこと。楽でいいけどそれでいいのか。

最近また寝る時間が遅くなってきてる。食事、お風呂、寝る準備、どこをとってもあと30分が早められない。

 

2/28

朝から夫が母親と電話をしていた。父の容態のこと、あまり良くないらしく入退院を繰り返しているのは知っている。洗濯物を干している後ろから、いやぁ大変だ、参っちゃうね、とか話しかけてきて、隣りの部屋が見えるくらい間近な場所で洗濯干しているわけだし、相槌も小さくしていると、どうせ関係ないもんね、と嫌味のように言い放ってきた。いま話かけられてもというだけのことなのに、というか、あぁ関係ないね!とはっきり言ってやりたい。面と向かって聞いていようが、最終的には正直関係ないんだけど。逆に身内じゃなくても共に生きてる人とは関係することあるだろうけど、結婚してるってだけで人の生死に関係するの?夫はどうしたかったんだろう。バツが悪かったのだろうか、いつもより丁寧な口調で予定を話して出ていった。

遅い昼ごはんにモルカーがちょうどいい。短くてキリよく終えられる。サンキューマートのおもちゃ、最後に出たハリネズミをとても可愛がって、一角のツノがある水色で派手なやつは要らないからごっちゃんに似合うからあげる、ということになった。先に中野の公園で遊んでからにしようと家を出る。緑道脇のお家の前に物がたくさん並んでいるのが見えた。減速して近寄るとガレージセール。店主は今いないんだけど、とその友人だとかいう小さな子を連れた女性が、値段書いてるけど表の物は0円って言ってたと思う、と教えてくれる。一見期待できそうでもないけど子どもも下ろしてじっくり見ることにした。よく分からない絵本は要らないけど、本屋さんの回転什器にあるような昔話絵本がけっこうある。子ども服も使えそうなものがある。選んでいると店主が戻ってきて、今日が最終日なので持っていっちゃってください!とあらためて推してくれる。H&Mの服とか子どもが無条件に好きな花柄のワンピース、サイズも合うものがいくつかあって嬉しい。店内にあったハンガーにかけていた他所行きらしいgapのワンピース、それもタダでくれた。絵本ははじめに価格があった場合のために3冊だけ選んでと子に言っていたけどタダとのことで5冊もらう。すごい、大収穫。処分したい理由があるらしく、もっと持っていきませんか?と最後まで粘られた。夫も合流して目的の公園。私も子も喜びで浮かれながら遊ぶ。夫が自転車をチャリじいに見てもらいたいけど夕方まで戻らないらしいとのことで、私もブレーキを直したいと思ってたからちょうどよかったと家族でチャリじい待ち。早稲田通りから高円寺に来て、私がサンカクヤマを見ている間に夫がクレープを食べると言って人気店の行列に並んでいた。何も行列の今日に食べなくても、と思ったけどなんせチャリじい待ち。私はつるかめへ寄る。でん六のひなあられ小分けパックが安い。3月3日のひな祭りの日は図書館のお話し会の日だ。皆んなに配るのもいい。色んなスーパーで気にしていたけど、つるかめが一番お買い得。そのことを頭に入れつつ。クレープ待ちの夫は道を挟んだ行列の先頭まできていた。店側では二組ほど待ち。向こうからやって来た若いカップルが話に夢中のまま自然と店側に並び出した。おそらくここでクレープを待つ皆んながハッとしていたとは思う。周りを見ろ!と念じていたと思う。店側に並んでいた割り込みカップルの前の人、つまりは本来の順番で夫の前のカップルの彼が紳士で、見かねたようで後ろに並んでますよ的なことを言ってくれた。ショックを受けたり照れたりするかなと思いきや、楽しそうなカップルは全く動じずに、引き続きニコニコおしゃべりしながら、こちら側の奥に並び直した。二人の付き合いが昨日今日ではないことが伺える。ここの定番らしい蜂蜜フレッシュレモンバターがいいに決まってるけど、子ども的にはイチゴが乗っかっていたりブルーベリーだとか、わかりやすく色味のあるものを選びたがる。私はだから言ったのに、という距離で引いて見ていると、通りすがりのおじいさんが隣に立ち止まってきて、カウンター前の子を眺めながら、子どもはいいねぇ、ほぅら待ちわびてるよ、と話しかけられた。確かに、カウンターを見上げながら小ジャンプしたりして、いかにも子どもの風情がありますけど、私はそういうつもりで見ているわけでは…と思っておじいさんを振り返ると、微笑ましい顔で子どもの方を見つめながら去っていった。当の子どもは、結局夫が無理矢理頼んだキャラメルっぽいクレープを、おかしいぞと気がついてはいるようだけどとりあえず食べている。食べさせたまま自転車に乗せてごっちゃんのところ。到着して夫はコンビニ、子は降ろした瞬間に店に飛び込んでいく。もふフワぬいぐるみをあげて説明。ごっちゃんは、あまりにそぉっと触ってるものだから箱から出せないでいた。子のハリネズミをたまに連れてくるから一緒に遊ばせてね、と言って一角のもふフワとお別れ。私と子は帰ろうかと自転車に乗せて、引き続きさっきのクレープを食べさせてると、向こうから男が駆け寄って来て自転車の後ろから「めーちゃん美味しい?美味しい?」とばぁっと顔を出して、そこでやっと、あぁ!やまちゃんか、と気づく。てっきりコンビニに行っていた夫かと思った。遠くから見た動き方とシルエットが夫と同じだった。あらためてよく見ると、なんだなんだ服も同じような恰好してるじゃないか。毎日のように一緒にいるから影響しあってるのか。話してるとチャリじいが帰ってきた。もう用件を聞いていたようで、どれ?と言いながら近づいてきた。私の方のブレーキも見てもらう。そのまま家に道具を取りにいって戻った時には夫もやってきた。皆んな集まって楽しくなってきてしまった子は再び自転車を降りるといって騒ぎ出す。そこにまた一人こにたん。子のヘルメットが小さくなったから買い替えないといけない話で、こにたんさんが、確か子どものヘルメット買うのに補助があったんじゃなかったかなぁ、と話す。そんなまさかのサービス本当にあるなら、むしろよく思いついたなと感心してしまう。そうして盛り上がる皆んなをよそに私と子は帰り。恒例のトレファクの外ラック。自転車に乗ったままの子と会話も出来るし、歌いながら待ってくれる。ちゃっちゃと見て春用の薄い花柄パンツを購入。まるちゃんに間に合うように急げ急げと自転車を走らせていると、仲良しママ友のマンション玄関に絵本を発見。完全に「ご自由にどうぞ」のつもりで手に取るも、二冊だけなことに、まさか落とし物?という考えも浮上。この壁を隔てたすぐそこが部屋のママ友に聞いてみようかとも思ったけど、休みの夜にベランダに呼びかける度胸もないし、LINEのレス待ちもしていられない。人気絵本だけど自分では買いたくない「こんがらがっち」をみて案の定、子が欲しい欲しいとノリノリ。もう一冊は三匹のこぶた。とりあえず二冊持ち帰って、もし何かあれば後でまた元に戻せばいいやとカゴに押し込んで帰る。緩やかな傾斜を登りながら、今日はすごい大収穫だったね〜!と興奮が止まらない。サザエさんを観ながらご機嫌にご飯。子は今まで食べられなかったベビーリーフを積極的に食べたり調子がいい。夫が最近再評価しているという吉野家の牛丼をメルペイ還元の恩恵を受けながら買ってきた。帰るなり今日の戦利品が嬉しくて見せびらかす。ママ友マンション外の絵本、それ持ってきたんだ、2日前くらいからあったよと教えられる。そんな前からなら、なんでママ友含め誰も拾わないんだか、やっぱり何かあるのか少し心配なってきた。子が牛丼を味見するといって包みを開けて、容器の上を触りながら、本物の容れ物みたいと。夫が、吉野家はそうなんだよ、ちゃんとその素材なんだよねとか言い出して、確かに夫のいうように、思えば他牛丼屋より保温だとか性能が良さそうな容器だけど、でもそんなこと子どもが分かるわけないし、容器をじっと見つめてみて私はハッとする。蓋が。同素材なだけでなく、真ん中がなんとなく突起のある形をしていて、それは蓋付どんぶりを表現していた。子はそのことを言っていたのだ。こういうところ本当に感覚がよい。見る目があるというか。もっと小さい頃から、物を何かに見立てる、そしてそれがなぜか面白い「物ボケ」が上手だったんだけど、それはこの手の発想が優れているからなのかも。味に関しても的確で、うちの牛丼の方は甘い、とはっきり言える。私がこの歳の頃は何を食べてるのかすら、ぼんやりしていたように思う。夜、お風呂で私の歯を磨いてあげるといって、口のなかを見て、茶色いですねー、コーヒーとチョコレート食べすぎですねー、とコーヒーで着色するという大人の事情まで気がついてる。すごい。

2021年2月1日〜2月14日

2/1

子の誕生日。めーちゃんは私から出来たんだよね、などと話すと、「違うよ、神さまがめーちゃんのことつくったんだよ」と真顔で返される。「さなえちゃんもお父さんも、神さまがつくったんだよ」大丈夫大丈夫、心配ない自信もって、とでも言うかのようにまっすぐで貫禄がある。最近そんなことを教話できいている影響だろうけど、その道を進みすぎているのではないかと恐ろしくもなる。

月に一度の保護者会。聖書は「思い悩むな」という章。「何を食べようか何を飲もうか、自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。〜その日の苦労はその日だけで充分である。」もっと本質を見なさい、そうすればそれらは必然的にみな加えて与えられる、ということみたい。すごい、意味はどうであれこの言葉だけ、現代を生きる私にも響く。個性的であれと見た目にこだわってきた10代、中身を置いてきぼりにしてしまった。その後も見た目を補うためのことだけ詰め込んで、自分の本質を育てることはせず、中身が埋まらないままここまできてしまったような後悔がいつも傍らにある。10代の頃、ファッションしか見えなくて、流行通信で流れたコレクションの様子、確かシンイチロウアラカワだったか、奇抜なファッションを繰り出した最後にデザイナー登場で出てきた本人の、アディダスだかのシンプルでラフな格好に痺れて、今度はその形ばかり追い求めたりして。外側のことばかりに囚われて、自分を見つめなかったことで引きずる苦しみ。先生の話、昔に比べて父親の育児参加がみられるようになったけど皆が皆、母になってしまっているという。育児をするというのは母のようになれと言うのではなく、父性というのも必要で、10才くらいまではどうしても母子が近く繋がりが強い。父性が必要になるのはもっと後のこと。その時がきたらその役割をできるようにということ。確かに夫もそんな節があるなと思った。子どもについては、信頼するけど信用はしないと先生は笑って言った。

午前保育、今日が誕生日と知っているママが声をかけてくれたり。子も今日は特別なことが出来るのを分かっておとなしく帰る。前の家近くのパスタ屋、Go toの時のポイントを使いきるために先月のうちに今日の夕方で予約を入れておいた。寄り道してその予約はテイクアウトをすると伝えて注文をしておく。実家から今朝届いた荷物を開封。レゴフレンズやバームクーヘン。私が色鉛筆をプレゼントすると言っていたのに、それを聞いた父親が自分の手柄にしたかったのか買ってしまったと母が呆れたように連絡してきていたから色鉛筆も。私は仕方なく六角知能箸という正しい持ち方を鍛える箸を注文してある。そのことはもう実家には話さなかった。盛りだくさんに興奮しながら遊ぶ。しかし今日はパーティーだからと、その準備となると張り切って一緒に買い出しに出てくれる。ケーキ引き取りの前にイオンリカーでこどもビール、私も今日は思い切ってちょっと特別エルダーフラワーも買う。トリアノンへ。ピンクの薔薇に緑の縁取り。その真ん中にプレートとかではなくケーキの上に直にチョコレートで、おたんじょうびおめでとう、とメッセージ。書体も明朝体みたいな。渋さに圧倒される。隣りで金のネックレスをしていそうな豪快なおじさんがマスクもせずに堂々とハキハキ喋ってる。さすが昭和感覚、うちと同じくバターケーキを注文していた。全く悪びれる様子もなく天然風にマスクしていない人、久しぶり。店を出て振り返ると、ドアに「マスク着用していない人の入店お断り」と書いていたけど全く意味なし。なんなら店員さん勢いに押され気味だった。そうは言ってもやっぱり生クリームのショートケーキが良かった、ってなるんじゃないの?ということで夫は不二家でカットケーキをひとつ買ってきていた。帰ってまずはおやつにそれを食べる。

夕方5時、子と二人歩きでパスタ屋に取りに行く。ピザにラザニアに子の好きなニョッキなど。しりとりをしながら歩く。途中の駐車場で前のマンションに住む美容師さんファミリーに会う。その家も今月引っ越しが決まったとの話。どんどん出ていってますからねぇ、とのこと。顔見知りがこの周辺から姿を消すことは、知らない街になっていくような感じ。でもその家族の新居はマンションを挟んでうちと反対側エリア。スーモを見ていたからもしかしてあそこかな、なんて思ったり。美容室が近くだからそれを優先的に考えた結果らしい。パスタ屋受け取り前にファミマ。お兄さんにも今日誕生日なんだと報告。コンビニも忙しくなってくる時間だからそそくさ退散させる。料理はもう用意されていてポイントに加えていくらかメルペイで支払い。帰って細やかなパーティー。と言ってもこどもビールで乾杯と料理を食べるだけ。それも洋食、私プレゼントの六角知能箸の出番は明日から。締めは例のバターケーキ。買っておいた蝶々のトッピングシュガーを緑の縁取りあたりに散らすとばっちりハマった。最近バレンタインに向けて100円ショップでは色んなデコレーショントッピングが売っている。何の気無しに見ていたら、バターケーキのデザインに合いそうな色合いの蝶々のトッピングシュガーが売っていたのだった。我ながら良い仕事した。ロウソクを立ててお祈り。クリスマスに自主的にしたお祈りが素晴らしかったので今日はこちらからお祈りを頼んでみる。今日は誕生日です、みんなでお祝いをしました。とても嬉しかったです。来週も6歳になっても、ずっと好きという気持ちをわかりますように。考える時間はまるでなかったのに、手を組んで目を閉じるとこれだけのことが割りとすんなり出てくるのほんとすごい。羨ましい。私もその訓練してみようかな。

夜、また体調が悪い。バターケーキのせいもありそう。甘いもの好きな私がふた口でギブアップした。朦朧と寝かしつけながら思う。感染とか、自分の身に何か起きることがなんでこんなに怖いのかって、自分の不調よりも今はより弱者の子を優先してあげなきゃらならないのがつらいのかもしれないと。例えば今もこうして、自分も足が冷たいのに子の足を温めなきゃならないとか。

 

2/2

124年ぶりに節分が2日とのこと、今朝はじめて知った。今年は豆まきの催しは無いだろうなと、調べられる限りの近くの神社仏閣の情報をみて諦めていたところ、馬橋では例年通り餅配りがあると仲良しママ友から教えられていた。それならもしかして今日なのでは?と慌てて連絡すると、そうかなと思って問い合わせしたら、節分というより馬橋の神社のお誕生日ということでこの日の催しなんです、と回答をもらっているとのこと。

「この青い空のように」という歌と同じ節でイエス様がどうのこうのって子がよく歌っていて、替え歌?子はむしろ「この青い空のように」を知らない。それを歌うと何それ違うよ、変なのと言って自分のイエス様の歌を主張してくるから、気になって朝の送迎時に先生に確認。ずばり替え歌なのかと聞くと、どちらが先かわからないけど、この歌もずっと昔からあるのよと言う。賛美歌にはけっこうそういうものがあるらしい。ふーん。でも私はこの青い空のようにで育ったから、守ってくださる〜、とかいう終わり方はなんだか気持ち悪い。

降園、皆んな手作りの鬼のお面を持っていたり付けたまま出てきた。幼稚園には毎年鬼が来るというイベントがあるけどそれは無し、豆も持ち帰り。公園ではお面をやめて遊び出す子が多いなか、我が子はいつまでも鬼をつけてはしゃいでる。なぜか小さい頃から頭に付ける系が好きみたい。お友達の家に行ってもカチューシャタイプの物とかあれば、とにかく付けるようなところがある。鬼のまま公園から帰り。学校前を通るとちょうど下校時間で、すれ違う小学生が「鬼だ鬼だ」とわざと怖がるようなリアクションをとってくれたりした。子は得意になって、今日は絶対カレーといってその後八百屋へ行く時も、わざわざ鬼のお面を持って出た。5時過ぎのスーパーにも寄ると、惣菜コーナーに人だかり。恵方巻一本680円。恵方巻ってそんなに高いのか。それでもすごい賑わい。子が買ってみたかったなとグズグス言うので一応夫に報告して、そこでは買わずに帰る。寒風が吹きつけて寒い。夫は出先からあちこちスーパーに寄り道しながら、安い恵方巻を見繕って帰ってきた。

今週は感染者数が減ってるような数字だけど、検査数が違うとか、別管轄の検査はカウントしていないからとか、怖い。検査はやってほしいし、数も把握できてる範囲ででも正しく教えてほしい。

今日はこの家にきてからはじめて夫が子とお風呂に入った。でも寝かしつけは私。すると気づけば夫はまた出掛ける服装に着替えていて、マヒトくんが高円寺の路上で歌ってるっていうから行ってくるわと出て行った。夏頃だったか、夫らと同じ舞台に上がったときの配信で、絵になるほどの飛沫がキラキラしていたことを思い出してゾクっとする。マヒトくんの人気と。密集は大丈夫なんだろうか。最近にしては珍しく帰りが遅すぎる時間だから感染対策に喝をいれるべくメッセージをする。ごっちゃんのところだから大丈夫、という全く根拠のない言い分が返ってくる。

 

2/3

トモズが朝9時からなのは分かるけど、他の薬局はどうなのか、高円寺のサンドラッグまで行ってみるけどまだ開店前。そうなるとツルハも自信無いから安定のオッケーストアに駆け込む。朝のオッケーは入園以前に知り合ってきたママ達によく出会う。ここで同窓会してるかのような朝のスーパー。会った人に高円寺の薬局開店時間情報をもらう。ツルハも9時。皆9時に子を送り届けてから行動開始してるからその時間に入れる店を把握している。

今日は馬橋の例祭。自転車でお迎えに行き時間まで公園で遊び。引っ越しをひかえたクラスのママと引っ越し話で盛り上がる。実は経済的条件とか近い人だったようで、不動産屋対応でかけられる言葉が同じ。結局1LDKから2DKにはなったけど中野区へ。でも彼女は新築にこだわりもあるようで、それには聞いてた皆んなで、えっ!贅沢!となったけど、彼女曰く、いや新築で入るのはお得なんだよ〜とのこと。どれくらいの評判か、これからどんな層がやってくるか、分からないから最初は安いらしい。そこからデータに基づいて設定賃料があがっていくと。知らなかった。新築に出会えること自体珍しい。時間がきて馬橋神社まで。なかなかの行列。ママ友は少し前に並んでいて、今朝もオッケーで会ったママ友は少し後にやってきた。氏子だかの祈祷が終わって餅配り。行列が動き出す。紅白の餅とダースひと箱と甘酒が振る舞われる。4人の子どもが集まり鳥居のところで雰囲気も良いから写真でも撮ろうか、とすると誰かが動く断念。皆んなで近くの公園に移動。仲良しママ親子が子に誕生日プレゼントをくれる。これはもう事前に新井薬師の花丸ショップに買い物に行くと報告を受けていた。子にこのお洒落なママ友の影響は大きくて、自分がお洒落を意識した時は「たびちゃんママも可愛いって言うかな?」とか、彼女にお洒落を見せたがる。いつも彼女の派手派手しいイヤリングや、アイラインの目尻をツンとあげるやつ、カラフルなキャットラインに憧れている。私がそんな刺激を与えられないだけに、こうして子どもがトキメク種類のお洒落な存在が近くにいてよかった。しかしそのママ友の子がまたギャン泣きスイッチが入ってしまい、あまりゆっくり話せず解散。めーちゃんの誕生日プレゼント買いに来たといったら、花丸ショップの子もプレゼントを付けてくれたよ、と聞いた。めーちゃんはあの辺の人ら(ケケノコ)のアイドルだから、と。ありがたい。絵本を返しにだけ図書館に寄る。返すだけ!と子にキツく言われて中にも入らず返却ポストに放り込む。

帰ってプレゼントを開封。リンゴ型の透明ケースに入ったオモチャのブラシやビーズで出来たフルーツのゴムやブレスレットなど、レトロポップな「おしゃれセット」可愛い。いつまでも見つめていたい、私が。小さい頃から、息がつまるような可愛いものは手を出せずに、ひたすら眺めて妄想しているような子どもだった。我が子はガンガン使う派。次々に引っ張り出して惜しげもなく身につける。でもこれが本来の使い方なんだろう。ハム太郎のくじステッカーも。これは私達も買いに行きたい。花丸ショップの子は、また子のイメージっぽくもある昭和レトロなプラスチックのキーホルダー。皆んなありがとう。

そういえば、私の取材記事が一年間限定条件のもと公開された。原稿自体は1ヶ月で校正までも終わっていたのに、その後各機関でのチェックやら日程を合わせなくてはいけない関係でこんなに時間がかかってしまった。それなのに一年。虚しい。聞けた話の三分の一くらいではあるけど、それでもこんなに具体的に地元についての話が文字として残っているわけでないのに勿体ないと思う。

 

2/4

朝の支度をしていると、おかあさんといっしょから妙なメロディが。気になってテレビに目をやる。キノコの歌。そこは知ってる歌だった。イントロが不可思議な雰囲気。

送り後委員会作業。他クラスとの意思疎通が難しいという課題。スーパーに寄って帰り。

帰りは広い公園へ。クラスの子の、緊急事態宣言中は休ませているという小学生のおねえちゃんが一緒に公園に来て本を読んでいる。ママに緊急事態延長になっちゃったね、と言うと深く頷きながら、もう行きたいっていうからね、と観念したように言った。公表される感染者数が減っているようだけど濃厚接触者を追わなくなっただとかいう話だし、そもそもこれで減ったとか思えたりしちゃう自分達の感覚ももう麻痺してるよね、と私達はやり場のない苛立ちを抱えながら話し合った。去年の運動会の時期、開催予定一週間前の感染者数が500人超えたら中止ですと園の発表があって、もうそんなになるわけないでしょうとその頃は思えていたのに、あれよという間に現実になっていた。そんな話から家の水圧問題のその後話。中野区住まいのママが言うには、この辺りの家は本当に差がすごいよね、とのこと。新しい立派な一軒家があるかと思えば貧困借家みたいなアパートがあって、この辺に住んでいた時は家探しも大変だったけど、弥生町の方に来たらそんなに差がないと言っていた。うちも、逆に南台から高円寺にやってきたから、その感じなんとなく分かる。分かっていてもここから離れる勇気がない。どうにかやり繰りしたい。3時、ファミペイクーポンで無料菓子を貰いながら帰る。

夜、夫が帰る早々、いや驚いたと。もう地元に帰ったとばかり思っていた元東京屋のハマさん家族がまだいた、と。ごっちゃんのところにいたら奥さんと娘に会って、子の終業式まではいると聞いたらしい。安心した。いずれ会えなくはなるのだけど、いつなのかがはっきり分かってちゃんとお別れができそう。

今夜は子が寝た後も起きていられる。ヨーグルトを食べたり冷凍鴨そばを食べたり。

 

2/5

ポイント10倍の朝のトモズは園ママだらけ。そこから私は業務スーパー。平日朝の業務スーパーはパラダイス。商店街まで出てみるとサンマルク前に子ども乗せ電動自転車ががっつり並んでる。高円寺ママは送り後サンマルクに溜まるらしい。私は帰ってから再びオオゼキへ出かける。今日は料理酒1リットルが99円の大特価。ほぼそのためだけにオオゼキ。でもついでに小さいローカル店ながら品揃えは良いところ抑えている100円ショップ。そしてもう一度トモズ。買い物で半日終えてしまった。

帰りは広い公園。最近は園近くの小さな公園が工事中で狭くなっているから遊びづらいのだろう。公園後はまたファミマに寄ってファミペイの無料コロッケをもらう。しかし子はホットスナックコーナーを見てしまったばかりにハッシュドポテトが食べたくなって歩きながら泣く。はじめは説明したり妥協案をだしたりしていたけど、面倒くさくなって家を通り越してセブンにも行ってみることにした。でもハッシュドポテトは無し。また泣き出しそうな子に、出かけてるお父さんに頼んであげるからとなだめようとしたら出入り口近くのちょっとしたグッズ売り場にハム太郎食玩。あれは何だ?!と盛り上げると子の機嫌は一転したけど、近寄ってみると一つ700円で私は顔面蒼白。でももうポテト諦めるし(というかこっちのほうがいいに決まってる)またゴタゴタするのが嫌だし思い切って買うことにした。それにこれならちゃんと遊びに使うことは分かっている。てもメルペイ支払いができなければ力尽くで店を出ていたと思う。

早速ハム太郎開封しようと急いで部屋に入ってホットカーペットのスイッチをいれて座りこんだものの全然温まらない。みたらランプがついていない。コードをあっちこっち差し替えてみても点かない。壊れたらしい、最悪だ。夫に連絡、島忠あたりで見てもらおうかと思って島忠に問い合わせたら在庫あるのは一万円くらい、ドンキに聞くと一畳サイズしか無しとのことで、それを夫に告げたら新宿まで見に行くといってきかない。一万以下はネットで買うしかないんじゃないかと思うが、もうどっちでもいい。とにかくできれば今日欲しい。ところが新宿では手に入らず。ホットカーペットが点かないとどうしたって寒くてたまらない。

 

2/6

今日はいよいよ加圧器の設置。その前にトイレの蓋が壊れていたことも判明。それと部屋のドアの建て付け、全部を一度にやってしまうために作業員2人と不動産屋から2人、朝の9時にやってくる。夫はその前に家を出た。不動産屋の2人は水圧を確認してから家を離れ、作業が終わる頃また来るという。水圧確認といってもこれは使ってみなければ分からない。見るからポタポタみたいなレベルじゃない限り、手で触ったくらいじゃ判断できない。それもシャワーくらい浴びてみないとだけど、何か呑気なことを言われようものなら、それならせめて洗ってみてほしいと言おうと思って、昨夜食べたナポリタンの皿をあえてシンクに残しておいている。そうしたらこちらの本気度を分かってくれるだろうというつもりだ。やってきた不動産屋の二人は初め、口では謝るものの、こちらをクレーマーの目でみてるかのようなリアクションだから、もしよければ洗ってみてくださいとトドメのつもりで言うと、その女性は喰らった様子を一瞬だけみせて、それなら失礼して、と言ってスポンジを手に取り洗い出した。はぁ〜ん、そういうタイプでしたか。こいつは手強いなと、判断できただけでも良し。とりあえず二人は退散。修理の二人がそれぞれ作業する。水回りのことで作業してくれる人は話の分かる人でこれまで連絡取り合ってきたわけだけど、扉を直してる若手の彼は清掃に来ているはずで、その時に気づくか報告すりゃいいのに、言ってみれば彼の意識の低さで今こんなことになっているのだから、今ここにいるだけでイライラする。水回り担当のいつもの人が大掛かりな取り付けをしている間、ドアの調整にどれだけ時間かけてるんだか。どうにか午前中で全てが完了。またやってきた不動産屋二人が、てゆうかそもそも弱いと思わなかったけどね、みたいな態度で確認してる。いちいち頭くるな。4分の一だと数値で出ていたのに。でも事前に伝えてはいなかった台所の手元灯、一度で点く時と何回か引っ張らないと点かない時があって、ルールがわからないんだけどと話すと、自分達でやってみてもどうにもならないことが分かったようですぐに新しいものに交換するという回答がだされた。これはラッキー。

夫がホットカーペットを抱えて帰ってきた。島忠に行ったら未使用の展示品なら六千円で売ってもらえたということでこれもラッキー。ともかく水圧、やれるだけはやったらしいから、これでダメなら本当に引っ越しも考えなきゃならない。

昼ごはんには夫と子がハッピーセットを買いに行った。子は行く前に買い物リストを書いていて「はつぴせつと」「ぽてと」とか書きながらもっとリストを充実させたいようで、他に無いかと言われたから、こないだ見かけたクリームブリュレパイを頼んでみようかなとクリームパイと伝える。しばらくして夫から電話。出るといきなり子どもで「ごめんねぇ、クリームパイないの」と言っている。夫が代わり、クリームパイって何?なんのこと?というからクリームブリュレであることを説明。もうその店では終了したのかもしれない。そこまで絶対ほしいわけじゃないからいいことも説明。ひとときの一人時間でダラダラしようと思っていたら地震。ビクっとした時ちょうど二人が帰ってきて、まるで地震に気づいていなかった。

今日は頭痛がひどい。花粉症なのだろうか。それでもニトリの店頭受け取りで注文していたものが届いているから、吉祥寺へ皆んなで行くことにした。私と子は先に家を出て高円寺の薬局に寄る。花粉症におすすめされている薬を見てみたけど今はとにかく頭痛をどうにかしたい。痛み止めの棚を見てると店員さんがやってきて、強さの度合いや種類の説明をしてタイレノールをおすすめしてきた。馴染みがないから決めかねていたら、コロナでも使えるのはこれですと言われてドキリとする。実際コロナ感染した人もこんな感じで日常的な体調不良と思って薬局にくるのかもしれない。何かの伏線だったら、と少し慎重になりながらもその場で薬をのむ。夫が来ないので子と二人で吉祥寺へ。プラザでバレンタインチョコの下見をしたりスリーコインズで日用品を買ったり、その向かいの広いガチャガチャコーナーを眺める。メイクセットのミニチュア、200円。おやつを買うのを我慢してでもやりたいという。こういう子が見つけてきた私には到底理解できないジャンルの物こそ執着して、そして案外大事にしたりする。メイクボックスかメイクセットの2パターンあって、はじめにそれを説明。ボックスだけだと結局メイクでは遊べない。それでもどれが出ても良いならやろうという約束でやると出たのはボックス。苦笑いしている。やることはやった。歩き出すとグズグズ言ってやっぱり全然納得してない。自分から他を我慢する提案をしてきてまでもう一度チャンスがほしいと。まぁ最近にしては200円は安いガチャだから、2回で一回と思えばやれなくないともう一度だけやらせてあげる。今度は違うタイプのやっぱりボックス。もうダメだ。本人も分かっておとなしく退散できたけど、気づいたらシクシク泣いている。だからガチャガチャみたいな何がでるか分からない物じゃなくて、見えてるもので買った方がいいよと私は言ったけど、それは人によるのかもなと心では思っていた。私は自分自身が小さい頃、こういった賭け事みたいなものが好きじゃなかった。皆んながUFOキャッチャーで盛り上がるのを、なんでこんな無駄になるかもしれないことで楽しめるんだろうと冷静にみているような子どもで、じっくりじっくり考えて買うものを決めて、買ってからも大事すぎて使えず眺めていた。子が自分で満足いく楽しみ方をして、でも何にするにも限界があることを分かってくれればいいか。

ニトリでソファやベッドに座ったりしながら今向かっているという夫を待つ。もう子は帰りたいし、でも私一人で荷物は持ちきれないしで、何をやってたのかといえば、やまちゃんが来ていたという。一緒に吉祥寺行こうって言ったけどそれは断られたらしい。荷物を分担してまた別れる。夫はまだ吉祥寺を見ていくといって私達は高円寺へ。仲良しママ友と韓国雑貨屋前のフリマ今週もやっているとのことで連絡を取り合っていたら、駅を出た目の前でそのファミリーに会って、皆んなで驚きながら盛り上がり。ちょうどそこに元東京屋ハマさんファミリーも通りかかり話し込む。数日前に夫が会ったという話、一度会うとなんか立て続けに会えたりするんだよねと妙に納得していたハマさん。皆んなでお別れ。私と子は高野にみかんを見に行くも高くて諦め。帰ることにして自転車に乗ろうとバタバタ用意をしていたら薔薇亭夫妻が横を通り過ぎる。この時間に南口のこんなところを二人揃って歩いているなんて、お店があったらこんな姿はみることなかっただろうなと思う。さっきのママ友と再び連絡取り合っていて店頭フリマ写真を見返しよく見るとシルバニアの人形らしきものがある。先週は無かった。夫に報告、帰り見れたら見てというと、安いから買ったと、先週からディスプレイに使われていた昔のシルバニアハウスも一緒に持ち帰ってきた。子のテンションぶち上がり。今日のガチャガチャミニチュアメイクボックスも上手に組み合わせて遊ぶ。我が子はやっぱりシルバニア遊びが一番しっくりくる。

夜、お待ちかねのシャワー。使える使える、シャワーだけで頭が洗える!調整きかせるほどに強くはないけど、久しぶりにすっきり洗えた感。ようやく暮らしがはじまるという気持ちになれた。しかし管理不動産屋に対しての不信感は変わらない。この不手際忘れないからな。いつもよりリラックスしてお風呂に入りながら、子が今日皆んなに会って写真撮ればよかったねと言ってきて、そういえばそうだったなぁと余裕のできた心で思う。

 

2/7

南向きのベランダで、午前中は明るく陽が差し込む家。子がベランダでアイスを食べる。水が解決して、良いところもあるじゃないかと楽しめる余裕も出てきた。体調も整って、やっぱり環境が身体的に影響していたんだと実感。棚が完成して物がしまえて部屋もすっきり。居心地良く家で過ごしてしまう。今日は図書館で人形劇の日。懸念していた中途半端な時間はやっぱり前後の時間どう過ごそうかというまま、少し散歩をしようと3時頃歩きで家を出る。緑道、久しぶり。前から来た散歩スタイルのおばさん二人組が、私達が通り過ぎた少し前を指差して「見た?お花咲いてるわよ、ロウバイよ」と子に話しかける。今日は暖かくなったから咲いたのか、もうすぐ春になるということ。緑道を抜けて、韓国雑貨屋のPKPフリマを見て、戻るようなかたちで図書館へ行く予定。公園脇からPKPを目指して前を見つめていると、ハマさんファミリーが同じくPKPへ引き寄せらるように歩くのが見える。子と二人足早に近づいて、また会えましたね!と声をかけると、お互い仰け反りながらもハマさんはやっぱりねぇ、と言っていた。フリマは今日はお馴染みのサンリオグッズ。ハマさんの娘はいまいちサンリオを通らないんだよねという話だった。うちも何を買うでもなく来た道を引き返す。途中で今日一緒に予約した友達のひとりが、自分の体調不良で行かないわという連絡がきた。ということは人形劇後も遊ばず帰ることになる。これまた半端な時間を過ごすことになりそう。人形劇の部屋に入るとまず並べられた椅子の数の少なさに驚いた。正味7人くらいの子どもとその保護者のために一時間劇をしてくれる。贅沢。そして最初の短いパペット劇が始まるや否や子ども達は大爆笑。さすがプロの舞台は違うなと思わされる。今までもここや区の催しで人形劇は見てきたけど、こんなにも一同に皆の心を掴む現場は見たことない。パペット劇のあとは人形劇。おむすびころりん。今度は古めかしい人形の登場で子ども達が少し様子見状態になったけど、人形の動きがまた細やかで、ちゃんと笑いを誘う動きもあって、徐々に子ども達が引き込まれていくのが分かった。中だるみしてしまいそうな場面も確かな技術で目を惹きつけさせている。こんな短い話で一時間あるんだと不思議に思っていたけど、一時間かかることも納得な充実っぷり、大満足な人形劇だった。子は早速おむすびころりんの絵本を借りて図書館を出る。このまま帰るには勿体ない時間。オオゼキアプリのチラシを見ると今日は色々が安い。夫のハマっている鴨だしどん兵衛も98円。買い物した帰り、家の周りで地域猫の写真をいちいち撮りながら歩く女性が前を行き、行き着く先は同じアパートだった。猫好きの人がいることに少しだけ気持ちが緩む。

今夜はシチュー。食べながら不動産屋にメール。水圧、良くはなったけどそれでも一般的な通常通りというわけではないんだよという、完全には認められない状態であることも含みながら言葉を並べる。神経使う。よく考えたら人の家に住んでるって変な感じ。今まで当たり前すぎて気にしたことなかったけど、ここは誰かが生活するつもりで造られているんだろうかと疑いたくもなるような家。

 

2/8

昨日と変わって寒い朝。午前保育は落ち着いて何をするでもなくもう迎え。今日は公園へは行かない。他クラスの子がオリジンに寄るのを見て吸い寄せられるように入っていきタコ焼きを強請られる。ついでに買い物もしたいからスーパーのやつにしようと言ったけどこのタコ焼きじゃないとダメらしい。仕方なくオリジンタコ焼きで真っ直ぐ帰る。

今日の私は眠気で怠い、だらだら。ミューズの自動ハンドソープの故障をいい加減諦めて問い合わせてみると、購入時期と場所、シリアルナンバーを伝えると事務的に交換の話が進む。あまりにスムーズで、初めからその不具合は想定されていたんじゃないかと思えてしまうほど。ピカチュウのものは期間限定だから交換品はノーマルになってしまうこと、そして2ヶ月くらいかかってしまうことが条件だった。詰替も買ってしまった。待つしかない。

子どもとバナナブレッドの話が出て、それが評判なパン屋があるよと、しげくに屋まで行くがもうすぐ夕方、もちろんもう売り切れ。人気だから早い時間に行かないと無いんだよという話には子は納得していた。ユータカラヤで買い物して自転車に戻ると子が手袋が片方無いと言う。家からこの場所にきて、しげくにとユータカラヤのこの通りしか歩いてないから見つかる期待はできる。今きた道を引き返す。スーパーのなかはごちゃごちゃしてるし人も多いからどうだろう。通ったエリアを確認するけど見当たらない。ユータカラヤはごみごみした店内に店員さんの数は多い。会計レジを担当してくれたお姉さんがもうフロアにいて、落とし物を聞いてみると少々お待ちくださいと奥へ引っ込んでいった。今のいまで落とし物として届いている気はしない。まだどこか現場にあるんじゃないかと私は思っていて、これから出てくるかもしれないというつもりだった。夕方の慌ただしいスーパー。お姉さんが引っ込んでいった肉魚売り場の奥を見つめているとせかせかとビニールに包まれたピンクの塊を手に持ちながら出てきたから、忙しい時に声かけちゃったんだなと思っていると私達の前までやってきて、これですか?と差し出してきた。肉かと思っていたピンクの塊は子どもの手袋。これこれ、これです!とお礼を言って外に出る。今のいまで、もう届いていた。店員さんが多いのが良かったのだろうか。この場で解決して助かった。落とし物の定番片方だけの手袋にならずに済んだ。

夜になるにつれ自転車では出たくない。裏門の自転車置き場、出すのが面倒くさい。条件悪い家なのに前より家にいる生活になってしまう。夫からミカヅキモモコ倒産の話をきく。引っ越したいま使える物があるんじゃないか期待もあって、行こう行こうと思っていた矢先だった。何がいいってわけでもないけどチープ雑貨というだけで私の正義。無いとなるとより欲してしまう。辛い。

 

2/9

今日は島忠に行こうと思っていて送りのあとは表通りに駐輪。夫からもちょうど今日から島忠がセールだよと教えられた。10時過ぎに島忠へ。夫と待ち合わせて壁につかえるピンやシャワーヘッドを見る。セールといってもこんな細々したものには関係なかった。欲しいボックスの在庫なし、週末に入荷とのことメモ。ついでに無印も見る。夫は相変わらず無印やIKEAの物を自分の生活に取り入れる幻想があるようだけど、無印の価格帯は私にとっては最終手段。流し見。せっかくだから簡単なチェーン店からよしで昼ごはん。一人客スタイルの店は分かりやすく一人ずつで仕切られているし、実際その通りでペラペラ話すようなこともないから気を揉まなくて済む。その状況なだけで美味しく感じられる。

お迎え後は軽くいつもの公園。帰っている最中に不動産屋から返金額確定の連絡がくる。1ヶ月のおよそ三分の一。今までのケチっぷりを思うとなかなか良い。でも即答はしない。

今日はついに買ったこたつテーブルが届く。私は絶対必要と思っていたけど夫はなぜか今の小さい小さいテーブルにこだわっていて、不便なのは明らかだったのに質感が好きだからという理由。見た目ばかり気にするのもいい加減にしろよという感じ。それに比べたら確かに渋りたくもなるくらい値は張るけど、前に安いこたつテーブルを買って失敗したから、サイズを最優先しながら厳選した。できる限りでだけど大きくしたらストレスが無い。夫も納得していた。

厳選といえるほどまではしないで決めたシャワーヘッドは弱い水圧がより弱まってしまうような合わないものだった。

 

2/10

朝の送りから帰ると、珍しく下の家の人に会った。いつもうちが子を送り届けた後でもまだ子どもの声が響いてくるのは分かっていた。保育園は登園時間が家庭により違うのかな。朝がゆっくりな家らしい。お父さんが連れて行きお母さんと帰ってくる。

午前中は暖かいから家にいて、午後になって買い物へ。自転車でお迎え、図書館の時間まで公園。これがお決まりになってきた。園後の公園遊びはお友達もいるし大人の目もたくさんあるから割とのびのび遊ばせてあげられる。気がついたら奥の方で散歩中の犬と戯れている子ども達がいて、その中に子の姿がみえたので私も近寄る。二人の飼い主と何匹かの犬、それぞれに皆んながキャアキャア群がっていて、子が相手している犬を連れた飼い主の男性が「すごい慣れてますねぇ、飼ってるんですか?」と私に聞いてきた。日常に猫がいるだけでも犬への対応に違いがあるのか。と思ったけど私はいまだ犬の扱いが分からないし、多分好きこそ物の、だ。

夫がガストでPC作業をしていたらしく、いまだけのお買い得なテイクアウトメニューを買うかと連絡がくる。唐揚げ、コロッケ、ポテトにソーセージといった茶色いジャンクなセット。買ってきておきながら、やまちゃんはケンタッキーのお得なセットだってと言われたら断然ケンタッキーの方が良いだろうと私も思う。

夜、少しも目覚めることなくよく寝れたのは猫の運動会がなかったからだろう。

 

2/11

休日。夫はまたガストにPC持って仕事に行った。最近コーヒーを止めることにしたと言っていて、ホットドリンクの種類が豊富で助かるとか。良い天気。子にベランダでラムネを飲ませて私は洗濯を三回。冬に愛用しているモンベルの靴下、気づいたら踵が擦り切れていて焦った。分厚いからまさかそんなことになるとは思わず。あり合わせの糸でダーニング。

今日はオオゼキがマヨネーズ148円の広告、早く買いに行きたいけど夫の荷物いくつかと、待ち構えているこたつ布団がなかなかこない。小さめサイズの長方形こたつにはシングルサイズの掛け布団がちょうど良いらしいけど、省スペースこたつ布団にしたかった。前に使って四隅の形の違いは快適だった。夫の荷物受取が完了したところで諦めて買い物。オオゼキから阿佐ヶ谷のしまむらへ。夫も今から阿佐ヶ谷に来るというけど子がお腹空いたというので食べれる場所を探してぷらぷら。阿佐ヶ谷の商店街は薬局天国。寄り道しながら進む。ずっと探していたミヨシの泡せっけん詰替が普通に大量に売っている。少し高いけどもうAmazonで買ってしまおうかと思っていた。重たくなるけど3個購入。同じ薬局なんだから高円寺にも分けてほしい。結局ランチはサイゼリヤ。いつも行く高円寺より狭い気がするけど忙しそうで私達の前にはおじさん一人しかいないのに入店までなかなか待たされる。席に着いたところで夫も合流。帰り道もまた薬局に立ち寄り。マツキヨですみっこぐらしの子どもシャンプーを見つけて購入。近所ではこのタイプはプリキュアしか無くて、あのうるさい絵のボトルは嫌だ。最近子が自分で頭を洗いたがるので、また子ども専用のシャンプーにしてあげようと思う。それもあって、洗いやすいように明日は人生初のヘアカットをする予定。はじめてだからキッズ専用美容室を予約した。週末は二週先くらいまで予約でいっぱいで、明日の夕方ならば空きがあった。お団子ヘアを嫌がるようになってからポニーテールばかりで、フサフサがジャマで洗うのも乾かすのも子どもの毛量なりに大変で、やっと解放されると思うと嬉しくなるけど、クルクルで茶色い赤ちゃんの頃の名残が切り落とされてしまうことに少し寂しくもなって、夜はたくさん写真を撮る。その前に、明日は幼稚園のお誕生会の日。しかもたまたまクラスのお当番の日でもあるらしく、スペシャルが重なって子のテンションが異常に高い。

 

2/12

いつも通り今朝もおかあさんといっしょを観ている。「オナカの大きな王子さま」という歌、作詞作曲にある通り、小椋佳感、すごい分かる。親が聴いていた曲調そのまま。良い歌。

今日は寒いけど春の風。送りの後一旦帰って、お誕生日礼拝の時間になったら誕生日保護者も参加に行って帰ってまたお迎えに行かないといけない、慌ただしい。去年までは朝から当番皆んなでカレーを作って子ども達と食べて降園まで園にいた。気が重いイベントだと入園前から思っていたけど、全然そんなことなくて今となっては懐かしい。今月は年長のクラスにお誕生日の子がいないのは去年から分かっている。クラスにはあと双子ちゃんと一人男の子がいるのだけど、男の子は体調不良で今週はずっと休んでいる。年少さんも女の子一人。入場時から終始、子はワクワクがたまらない最高に嬉しそうな顔をしていて、離れた席から良かったねぇと心で呼びかける。お誕生会は誕生月の子だけでなく、皆んなが楽しそうでそれが良い。手遊びしたり歌ったり。恒例の質問コーナーのお題は好きな食べ物。何というのだろうとドキドキしながら見ていると、温かいうどんとのこと。そうだったのか。そうなのか?同じ質問を親も答える。私は考えに考えてタイ料理です、とあえて子ども達に馴染みのなさそうなものを言ってみた。辛い、酸っぱい、甘いが食のなかにあって、そのどれもが好きなのは本当。パッタイというタイの焼きそばみたいなものは辛くないので皆さんも食べてみてくださいと教える。司会の若い女の先生がいちいちリアクションしてくると思ったら最後に「タイ料理、先生も好きです」とコメントしていた。彼女、いかにも好きそ〜、女子会しそう〜と私の心のなかで感想を。これで解散。帰ってまた2時に。

お迎え後は近くの公園。仲良しのみーちゃんと記念写真を撮るとせがまれ二人の写真を。早めに帰っておやつ。次のイベントはヘアカット。時間が近づくに連れ、本当に切るのかと落ち込む私とは反対に子は張り切っている。

夕方、高円寺から吉祥寺へ。電車に揺られながら仲良しママ友に寂しさを報告、心機一転!と励まされる。そうだよね、いずれは切るんだし。今なら記念に託けられる。少し早くついて、またバレンタインチョコを眺めに行く。買うより見てる時の方が楽しい。アトレなんかは、コロナ中であることを忘れているような賑わい。カルディもプラザもこないだ見た時より品薄になっていた。美容室のある建物に移動して、子ども向け雑貨フロアで時間潰し。キラキラとしたヘアゴムやパッチン留めが並んだコーナーを見てときめいている。今から切るのに胸が痛い。切ってからも使えるのたくさんあるねとフォローすると、子は案外気にしてなくてとにかくカットが楽しみらしい。玩具コーナーもダラダラと見る。さすが子ども関連を充実させた施設なだけあって、数少ないながら抑えるところ抑えててドンピシャなものばかり。夫もカットをするところを是非みたいということで駆けつけた。いよいよ美容室。付き添い入店は一人までということで私が同席。入れ替わりでひとり子どもがいただけで、同時にカットする子はなく、夫の待つ外からでも中は筒抜け。見ての通りクルクルなんですが、切ったらストレートのオカッパになると思い込んでいるところがあるので、という説明などを美容師さんに話す。子どものカットは早い。30分でシャンプーからカット、ブローにセットまで済んでしまう予定。はじめは緊張していたけど、一度ハサミを入れると吹っ切れたかのように、カットされながら美容師さんと話す姿はもう大人のそれと同じだった。みーちゃんていうお友達がいて、同じ髪型にしたいとかなんとか。赤ちゃんの頃だけの細くてフワフワのクルクルは無くなったけど、まだ自然なカールがついてて、大人はこれが羨ましいんですけどねー、と美容師さんは笑う。ほんとに、くせっ毛なくらいの方がいい。でもそれは無いものねだりという一生理解し合えないやつ。きれいにブローして前髪を編み込みしてもらうと、リボンを巻いたヘアピンを刺してくれるサービス。出来上がった姿はなんだか七五三みたいだった。

地下で値引きされてる食品を買う。ただのスーパーより高そうな気もするのに意外とそんなことなくて、ただ質が良い。でも子は「温かいおうどんを食べたいの、お誕生会でもそう言ったでしょ!」と、言ったばかりにその気持ちが高まってしまってる。うろうろ迷っている間に、子ども二人連れた吉祥寺ママがいつものことのように半周みただけでサッと決めてサッと買って颯爽と帰っていくのを見てこれは信用できる、買いたい。てことで弁当ひとつ惣菜ひとつ、別のスーパーで惣菜ひとつと、これまた年配の吉祥寺マダムが2個買いしていたこちらも値引きされたイチゴ大福をひとつ、買って電車に乗る。それでも帰ったら子には温かいうどんも。あの地下、穴場だねと盛り上がりながら食べる。たとえ日常的に行く場所じゃなくてもコスパの良いところを見つけるとテンションあがってしまう貧乏性。

 

2/13

水圧はある程度改善したものの、風呂場は湯水の混合ができない。手元でちょっとぬるくしたりの調整ができないのだ。これは子どもと入浴する身としてはすごく不便。いや、一人でも今までの生活で当たり前に体に馴染んでいる使い方が通用しないのは地味にキツい。その事で不動産屋にメール。真っ向から意見が違うために話にならない。

昼過ぎ中野のカルディへ、いよいよお友達へのチョコを買いに行く。普段から週末のカルディは入店まで並んでいて近寄らないけど、そうして制限してくれているだけに入ってしまえば逆に見やすい。結局ディズニーキャラのチョコエッグにした。お菓子の太子堂でも電車型チョコの駄菓子。そのまま高円寺へ。髪を切ったら本当にママ友の言うように心機一転したのか、手持ちの洋服のことをそれじゃないとかなんとかグズグス言っていて、今日は着替えが大変だった。これは幼稚園の日には面倒なことになるぞと思って、できるだけ安い服を買っておきたいからたんぽぽに来た。その前にちょっとむげん堂に寄ろうと、純情商店街のアーケードを目指したら、サンドラッグの前あたりで何人もの人が上を見上げている。皆んなの目線の方向、お茶屋さん上を見ると、なんと虹が見える。雲が輝いているかのような塊の虹。雨も降っていないのに虹があるんだなと、というかそもそも空に虹が出ているのを目撃したのが私は人生初かもしれないのだった。前にママ友とそんな話をしていて非常に驚かれたのを覚えてる。急いで写真を撮り、無事虹を見られたことを報告。むげん堂でステンレス食器の小さい器を2つ。鈴のついた指輪かと思われるゴムがあったので、子の細い三つ編みに付けてあげるといって好きなのを選ばせて買う。北口の店員さんはなんか無愛想で、返品交換できないとか普段言われないようなことまで言われると、なんでこっちの店に来ちゃったんだろうと少し後悔してしまった。店を出て早速ゴムを付けようとしたら2個ある鈴のひとつがボンボンから外れていて動いてしまう。結えてしまえば同じなんだけど、あぁこの不良に対してあのセリフだったのかなと、でもそういえば器の代金しか会計なかった気もする。1つ100円のはずのものを2つ買ってゴム入れて会計が200円だった。あえてレシートは見ないで、そのつもりになっておこう。裏をぐるりとまわってたんぽぽへ。子は道路端を飛び跳ねるようにして遊びながら歩くからその度に鈴がチリチリと音をたてる。子がたんぽぽに行く気になってくれているけど正直期待はしていない。コンスタントに選べる物があるわけでなく、ある時ない時ムラがある。でも今日はタイミング良い日だった。大きめのユニクロのロンTとカーディガン。100円コーナーにグレーのチュールスカートがあって、鏡前で悩ましい顔して合わせていると、側にいたおばあさんが、素敵よ、とっても似合ってる、とニコニコ様子を伺われているのでやめるにやめれずそれも購入。収穫があると達成感、気分がいい。自転車をおしてパルを抜けようとしたけど早速バーンイサーンの店先をみて、気分あがったついでにタイ料理でも買いたくなった。これがお誕生会で私が好きと言っていたタイ料理だよ、前に食べたから食べれるよね?食べる?と聞くと子も食べたい食べたいと乗ってきた。裏にまわって自転車を停めて、裏口から覗いて注文。まぁまぁ待たされてその場にとどまってしまったことを少し後悔。しりとりで気を紛らわせた。ここは昔は安くて少量だったけど、いつからか少し値はあがったけど量も多いスタイルになった。味も遍歴がある。今そんなに悪くない。受け取ったテイクアウトはずっしりしていた。一応週末恒例のPKP前を通ると、またシルバニアのぼうけん島という海の家みたいな大物がある。子は自転車から降りたい降りたい見たい見たいと騒いだけど、これはそんなに安くない。なだめてひとまず帰り。裏門の辺りから子どもの声が聞こえると思ったら、下に住む同じ歳の女の子が自転車に乗ってお母さんと出てくるところだった。いってらっしゃ〜い!と声をかけてすれ違ったら、女の子が大声で名前を呼びながら駆け戻ってきた。早速名前を覚えて呼んでくれることが嬉しい。「これ、めーちゃんの?」とヘアピンを差し出してくる。驚いた。出掛けに気がついて、てっきり家のなかで落としたと思ってたから外で探すつもりもなかった。そこに落ちてたよ、と教えてくれる。おかあさんもこっちを振り返っていて会釈をし合った。もっと話したり一緒に遊べたりしたらいいけど、なんだか家の付近ではまだ落ち着かない。細い通路を占拠するように停めてる大きな自転車とか、なんとなく負い目になっている。これから帰る夫にPKPに今日もシルバニアがあることを連絡。帰りに見てみるとの返信。次に帰ってきた時にはもう箱を抱えていた。子は歓喜。普通の家よりもこういった変化球の方がなぜか家としてよく遊ぶ。

夜、起きていられたからアイスを食べながらテレビを観ていると緊急地震速報。お?と思うやいなや揺れ。どんどん強くなる感じ。あの時を思い出すような揺れ、やばい。家中のものがガタガタ音を立てる。まずいかもしれない。子を守るというより、もしものために起こした方がいいのではと駆け寄って声をかけながら半身抱き上げても起きない。仕方なく布団に包んで覆い被さるようにしてじっとする。定位置も決められず適当に棚の隙間に置いてたような物がドコドコ落ちてくる。止まった。子はずっと寝たままだった。テレビは途端にどのチャンネルも地震報道。恐ろしかった。家族皆がここにいようが不安しかなかった、怖かった。気持ちが全く落ち着かないけど報道を観ながら食べかけのアイスを食べる。もう全然美味しさなんて感じないし、甘みで安らぐこともなくて、溶けたら勿体ないからただ口に運ぶ。宮城だかの局の放送でアナウンサーが「私も地震の時はマンションの4階にいたのですが…」みたいなことを話していて、局にいた人じゃなくて、家から来たの?!早い!夫が、知り合いのアナウンサーから聞いたけどアナウンサーは局から半径何キロ内とか住む場所が決まっているらしいからね、とのこと。どの局でもそうして地震は別場所にいて駆けつけてきたというアナウンサーが体験談を話していた。福島だったか、局のフロア固定カメラの映像。談笑していた男性三人、地震が起きたら瞬間、皆が身を隠すでなく慌ただしく動き出し各自の持ち場についたのか、ひとり奥からカメラを担いで出てくる様子が映されていて、緊張感ある職場、人生がドラマだなと。朝まで延々とこの地震報道が続きそう。テレ東は卓球の試合。夫はずっと玩具置き場の棚を押さえていたらしいけど、シルバニアハウスの中だけは子が遊んだあとそのままで、ここが一番建て付けいいなと言っていて、これには笑った。

 

2/14

ガスが止まっていた。電子レンジも動いていて、ケトルも背後の引き戸ギリギリまで落ちかけている。この家の耐震がまずいのか設置が悪いのか。置き方見直さないといけないなと夫。

地震でも猫は姿を消していたけど、今日は昼間から騒がしい。ボロボロになったペーパーヨーヨー、もう問屋買いしてしまおうかと思ったほどだったけど、適当な量で売られていたのでメルカリで買う。

昼過ぎにセントラルパークへピクニック。でも風強い。出ていた夫も合流、少し遊ぶ。3時過ぎ、夫がごっちゃんのところへ行くというので子もチョコレートを渡しに行くことになった。子と二人で早稲田通りの瀧ちゃんに寄って駄菓子のチョコを買う。今日の瀧ちゃんは子どもでぎゅうぎゅう。ごっちゃんのとやまちゃんに、あとさらに小さな五円チョコみたいなものをいくつか買って店を抜け出す。そのまま進んで馬橋通りまで。まずは未完成。ペンは持ってるから、何か紙類は売ってないか、楽譜ノートを見つけてもらってそれを買う。店横の縁石のところでノートに手紙を書く。学生の頃よくやったノートの折り紙でハート型に。これとイチゴをよく折った。ハートは二種類あったはずだけど、もうひとつの折り方は忘れてしまった。ごっちゃんの店に着いて無事チョコを渡す。手紙をちょっと見せてもらうと、お友達とのお手紙交換定番のメッセージ、「〇〇ちゃんだいすき」というやつの下に、丸や四角に数字が書かれた絵。まさかのお金。ごっちゃんはお金が好きだから、とふざけて夫が言ったことを真に受けてしまった。表に出るとヒロポンと彼女。ちょうどよかったとコインチョコをあげる。いま古着屋の閉店セールに行ってきたとのこと。まさに今から夫とごっちゃんも行こうという話だったらしい。ヒロポンは古着ではないっぽい根本敬のTシャツを買っていた。私と子も帰ると見せかけて閉店セールを覗きに行くことにする。脇道にチャリじいの姿が見えたのでその前を通ってチャリじいにもチョコ。皆んなちょうどよくいたね〜と子もウキウキしてるから、しれっと古着屋まで。見てると夫とごっちゃんもやってきた。300円のサーマルを買いたいような要らないような、でも迷う余裕は与えられず子が早く行きたいと騒ぐ。約束していた庚申通りにあるヨーグルトボウルを見に行く。オレオが入ったヨーグルトを買って表のベンチで開けてみる。私はどうしても気になってチューニャンドリンクも買ってみた。中国ではポピュラーな発酵食品らしい。酸っぱさのあるサラリとした甘酒みたいな感じといったらよいか。美味しい、かは分からないけどサッパリする。子の食べてるヨーグルトは粘り気が強く、これは確かに美味しい。トッピング的扱いでなくヨーグルト自体がスイーツという感じ。自転車に乗せて行こうとしてると向こうからスーさんと彼女。洋服のスーさん、まるで別人みたいですぐには気づかなかった。久しぶりに見たスーさんの洋装は渋く洒落てて、和服姿よりも貫禄があった。注文したピザが出来る頃だと言って戻っていった。北公園の脇を通ると遊びたい!と子。機嫌も良さげだから付き合ってあげる。薄暗くなってきたから退散。パルの向こうから今度はやまちゃんと夫。また二人でいる。これまたちょうどよくやまちゃんにも駄菓子チョコをあげられて、子のテンションが最高潮。いや、明日幼稚園を休んでピューロランドに行くことが楽しみ過ぎるのもある。平日に休んで車でピューロに行きたいと言ったら夫の都合が良いというのは明日だった。天気予報は雨。でも屋内だし、予定通り行くことにした。子は張り切って一言発言するたびに自転車のイスから立ち上がって、坂上忍みたいだよと注意。二人と別れて先に帰る。トレファクに寄り道。この外ラックだけは見ることが許される。450円の服だと思ったら会計は250円くらい。私もテンションあがる。まるちゃんに間に合ったかなと思ったら6時からサザエさんスペシャルだった。スペシャル、という響きによってさらに全てが薔薇色の子。

 

2021年1月25日〜1月31日

1/25

お天気。もうすぐ子どもの誕生日、と意識しはじめたところで、おかあさんといっしょで誕生日の歌。誕生日のケーキは何がいいか聞くとペコちゃんのと言ってるし、それが確かなことは分かるんだけど、他のも実は良いんじゃないかと迷っているのは私のほう。どうしようかな。

登園。又吉の人が駅まで来てしまう、つまり遅い。自転車になって細い路地は通らなくなったから又吉風に遭遇する日はこうして気持ち遅れてしまっている日だけだ。

洗濯二回して家片付けなど、午前保育で迎え。薬局に寄ったり周り道、今日の予定を話し合いながら帰り。今日のお昼は好物の冷凍グラタンと先におやつを食べてプラザに行くことにした。せっかく近いのだから、たまにはのんびり歩きでプラザ。仲良しママに水圧話の進捗を報告。心底哀れんでくれた。帰り道、保育園帰りのバンドマン家族に遭遇。直接は知らなくても環境が想像つくだけにそんな人とは気楽に話せる。そんな街。安心する。そのまま歩きで家を通り越してピアゴまで。

思ったこととかその場でメモしておかないと、いま感じたこんなに大事と思ったことも次の瞬間には忘れてしまう。だからこうして振り返ると今日もなんてことない一日。

夜起きていられたのでニュースを見る。コロナのワクチン、5月とか。ようやく先に進めれるのか。そこまでどうか生き延びたい。

 

1/26

今朝は少し早く出れた。自転車通園の近所のママにも出会って、焦って時間確認しちゃったよと笑われる。送ったあと馴染みの不動産屋に寄って水まわり問題を相談、メモ帳にキーワードを書いてアドバイスしてくれる。これだけの話でもこうしてスッと対処法が出てくる、これぞ本物の不動産屋というものだろう。本来の不動産屋は街を家を生かし続ける役割もしてくれていたんだろうなという気もしてくる。一銭の得にもならないのにありがたい。そして全額負担は厳しいから折半にならないかと管理不動産会社に連絡。割とすんなり相談してみますと返される。夫の実家から荷物。私は北の調理法が正直あまり口に合わない。そもそも海鮮類は好まない物も多く、食べ方も分からない。夫が当然食べると思いきや、もうここ7年分くらいの物が二度の引っ越しを経て冷凍庫に存在してる。それなら断ればいいのに、それもしない関係に腹が立つ。送って満足してるならそれを尊重しよう、みたいなことなんだろうか。家族なんだからそのままを言って無駄がないようにした方がお互いのためじゃないかと私は思うのだけど。だから私の実家からの荷物はあまり無駄がなくなった。夫もうちからの荷物の方こそガサゴソ漁るくらいだ。今日はニトリから棚の納品もある。これこそ待ち構えていたのに、届いたひとつが不良品だった。配送されてすぐに分かったから連絡したいのに電話は繋がらずお客さまセンター宛のメールしか使えない。モヤモヤに任せて2通くらい送る。

今日はオオゼキが豚バラ肉98円の日。お迎え前に買いもの。自転車のステッカーを貼り替えたいから今日は自転車を表通りに停めている。いざやろうとしたら不動産屋の修繕担当から電話、加圧7万は折半で大家が了承したという。それならまぁ払えなくない。先が見えてきてやる気が出てきた。自転車に貼るシールは少しめくれてしまってたりするような二軍的扱いのやつだけど、自分コレクションのステッカーを貼るのは一気に愛着が湧いてくる。今までは子を運ぶためのアイテムというだけでしかなかったけど、「自分の」という感じがしてきた。気分いい。簡単に昼ごはんを済ませお迎え、大きな公園で遊ぶ。実家から子の誕生日は何が欲しいのかと聞かれているけど、もう今あるおもちゃのバリエーションを増やすのは充分な気がしていて思いつかない。次のステップにいくとしたらレゴフレンズかなという気がして子に提案すると、それがいい!みーちゃんの家で遊んだ、というのでみーちゃんのママに遊び勝手はどうか聞いてみる。なによりもレゴフレンズの色使いが女児好みだし、種類が現代的でグランピングやオーガニックカフェやファーマーズマーケットだったりする。子が欲しがっているのはグランピング。DJバーになったりプールになったりメイク道具もあって、彼女の好きがてんこ盛りなのはわかる。レゴについて調べてるとフラワーレゴというのも大人としてはテンションあがる。こうしてレゴは大人も遊べるものなんだよというつもりで子どもに見せてみると今度は、これがいい!これ!と、わりと好みが大人っぽい。でも一度作ったらもう飾るだけになるわけだしどうなんだろい。やっぱりレゴフレンズでいいかも。

帰り道また前のマンション。明日のための粗大ゴミ出し。結局私が大家である会社の人に電話して、粗大ゴミシールさえ貼っていれば部屋に置いておいてももう敷金の精算をすると確認とったから、わざわざ今のところへ移動させてゴミ出しするのではなく、その場から出すことにした。やっぱり電話ひとつで済むことだったのに、夫は何にそんなに気遣いしたのだか。

家に帰ってカード類の整理やら子と過ごしていると、ピンポンが崩れたピンポンのチャイムがなる。恐々と出ると隣りのおばあさん。こないだ夫の話を聞いて、反対側の部屋の人にも水圧のことを聞いたとかで、言われてみれば弱い気もするけど生活に支障はないとのこと。悪意はなくて、ちゃんとやってもらった方がいいわよ、とのアドバイス。いま4万くらいで直してもらえることになって、と話すと驚いて、なんでこっちがお金出さなきゃならないの、ダメよ!と力強く言われる。いやもう弱っちゃって、それで済むならと思いました、と話すと、そんなわけない、払う必要ないとのお言葉。やっぱりそうか。これは無償で主張していいことなんだなという気になってきた。ばあさんは前にこうして直してもらっただなんだを武勇伝のように語り話が長い。子が飽きて騒ぎ出したのをきっかけに帰ってもらう。疲れた。

夫が惣菜や出先からの土産として買ってきたもので夕飯、夫の実家に電話。毎回東北の天気の話しかしなくて、興味ないばかりに何も言えない。

布団の向きを変えて寝てみるとこの方がしっくりきた。いつのまにか寝てしまっていたけど0時頃、目が覚めたら猫がうるさくて、イライラハラハラ。夫がいない。仕方ないから起きあがって猫の相手。夫帰宅、やまちゃんのところへ行っていたらしい。

 

1/27

送りの後OKストア。朝は本当に買い物しやすい。畳まれていないペットボトルの段ボール箱が残っていたりしてラッキー。不動産屋に電話、折半で喜んだものの、やっぱり費用をうちが負担するってどうなのかという話をする。実はそういった不動産トラブルを相談するところにも問い合わせて、少額訴訟という手段があることも知った。譲れないと言われても私は訴訟するから、とにかく早く工事に取り掛かってくれと話す。だれが費用をもつかなんてことでゴタゴタしないでほしい。「こっちは生活してるんですよ、頼みますよ…」と泣きつく。わかりました、工事の準備は進めます、費用のことは修繕担当だけで答えられることじゃないから営業含めて話するとのこと。よくよく考えるとそこからしてそっちの仕事なのに、なんで私がこの関係で交渉しなきゃならないんだよ、能無しが!ニトリともようやく電話、交換品の納品が週末になると。納得いかない。当日、配送直後に気付いた不良品だったんだよ、納得いかない。確認します、とコールセンターの人。もう何から何までついてない。やっぱり磁場が悪いのか。

迎えのあとは今日も広い公園。帰りにファミマ。中華まんの新商品、ホットケーキ味を買おうか確認にきた。子が今日は要らない、明日買うとか言っている。いつものお兄さんに、まだある?と聞くと、う〜ん、これ売れないからもう仕入れない、売れたのは18コだけ、とか。明日はまだ大丈夫そうだな。明日こそ買おう。

夜起きていられたのでテレビを観たりダラダラしていたら、隣りの部屋から泣き声がした気がしてハッとするけど夫は分かっていない。見に行くと本当に泣いていた。子の泣きに反応するセンサーはまだ鈍ってないみたいだ。

 

1/28

朝、はなかっぱをいつも通りなんとなくで観ていたら、なんとワカランが咲いた。びっくり。初めて観た。話もよくわからない。カバのばあさんみたいな人が若返ったからあれがワカランだったんだと思う。後で調べると、いくつかワカランが咲く話があるらしい。いやー、朝からびっくりした。

私は子の誕生日に色鉛筆をプレゼントしようと思う。何色セットがいいのか、水彩画のようにもなるやつがいいか、あれこれ口コミを調べる。やっぱり水彩画よりも、消せる色鉛筆が良さそう。何色セットがいいかは難しい。色は少なく、自分で作れるようになるのがいいかと思いきや、色はあるほど良い、世界が広がるからとの考えもあるらしい。私が中学生の頃、どこかの引出物だったのかカタログから好きに選んで良いと言われて頼んだ色鉛筆のセットがまだある。なんでそれを選んだのか分からないくらい、ほとんど使った形跡はなくて、なぜか色が渋かったりペールトーンだったりの偏ったバリエーションで子供的には使い勝手が悪かったのだろうけど、立派な箱に入っているから処分できないでいて今も引き出しに無造作に放り込んでいた。この色パターンはどういうことなのか、今更だけど何か分かるか調べてみると、トンボのirojitenという今も売られているシリーズで、自然の色をテーマにしたものだった。樹木の色、花の色、鳥の色から作られていて色名もややこしい。これは大人でもただのぬりえにはどう当てはまるのか分からない。箱が劣化しているけれど、良いやつなことは分かったから中身だけは取っておく。とりあえず新しくは24色で買うことに決めた。

天気が崩れる前に買い出しに行こうとしていると、また隣りのおばさんがやってきた。一番奥の部屋から聞いたんだけど、とこないだの話。同じことを繰り返す老人には同じやり方で対応しているとそんなに気にならない。でも間に、そうでしたよね〜、こないだもお聞きしましたものね〜、と挟んだら、あら!これ言ったっけ?いやねぇ認知症はじまったかしら、そしたら言ってね、とか言って笑ってる。でも本当に、気にしてくれたおかげで私もおかしいなと思えて費用は払えないと言えました、と言うと、途端に、そうよそうよ!と戦う表情をして、こっちは客なんだから!と声を上げる。お節介とはいえ、なんでここまで必死に言ってくるんだと思ったけど、うちが支払う前例をつくってしまうと、ここにいる皆がその流れに従わなくてはならなくなるからだということに、ばあさんの言葉の端々で気がついた。そうか、そりゃ必死になるはずだ。でもそれ以前にうちは猫の罪悪感があるだけに、この手強い隣りのばあさんを敵に回すことになるかもしれない緊張感がある。夜の鳴き声や走り回る音を思うと分からないわけないという気がするだけど、それを言い出されないかどうか、とにかく心臓に悪い。今日もそのことについて何事もなく退散してくれてよかった。今からシルバーパスでバスに乗ってハナマサまで牛乳を買いに行くらしい。今日はお預かりだから私も時間に余裕がある。

中野へ。新しい滑り台を設置してブランコを直していた公園が復活している。早く子に見せてあげたい。ブロードウェイの地下で買い物。まちおかにも寄る。ダイソーもまちおかも、子に良さそうなものがあると、もう電話してどれがいいか聞きたい!と思ってしまうけど、もちろん携帯なんて持ってるわけないから吟味して吟味して買う。これで気に入ったら一緒に買いに行こうと誘えると思うと心が浮き立つ。ブロードウェイを出て自転車に乗ろうとすると雨。でもぎりぎり近所のスーパーにも寄る。珍しく空いていたスーパー。と思ったらあれよというまに雪。迎えの頃にはすごいことになってきた。傘と長靴とカッパを持って行く。寒いし今日こそホットケーキの中華まんを買う。レジでお兄さん、ここから雪ずっと見てる、一時間くらい前からすごい降ってきた、と話す。ワクワクするとも言っていた。私は苦手。この暗い空が苦手。でも子どもはもちろん元気で、カッパがあるからいいと言って傘も差さずに、大声で「雪やこんこん」と歌って歩く。バス停にいたおばあさんが「あらまぁ」という表情を浮かべて子を目で追っていた。こんなベタなことあるのかという感じ。遊びながら帰っているとどんどん雪が強くなる。向かってくる雪を食べるようにしてまた遊び、普通なら10分くらいで帰れるところ40分くらいかかってやっと帰り着く。自転車で外に出ている夫はどうしてるんだと思ったらやまちゃんと帰ってきた。濡れまくっている大人二人が来るなんて心で泣いた。二人で方南町のドンキまで行っていたらしい。やまちゃんが雪遊びしようかと言ってくれている間に雨に変わってきてしまった。夫と三人でバタバタ出て行く。近くの駐車場の車に積もった雪で雪だるまをしたと言って興奮気味に持ち帰ってきた。しかたなく皿にいれて冷凍庫へ。

夕飯は鍋一択。お風呂は今日買ったダイソーのバスボール、溶けたら指輪が出てくるのだけど、袋に描かれているようなキラキラ感はなくショボいやつで、子どもはその100円あるあるが分からないから、自分はハズレだったんだとションボリしちゃって、申し訳なくなる。

布団に横になってから猫がうるさいのが本当に頭くる。でもいくらその怒りを露わにしようと猫に伝わらないのがまたどうしようもなくてイラつく。虐待はこうしてはじまるのだろうか。観念して起きあがってテレビを観る。井上和香のコロナ感染について、出歩いてるじゃないかだとか、なんだかんだ言われているけど、あれがとても正直なリアルな日常だと思う。充分に意識して手洗いや消毒をしているのは本当で、少しの娯楽や外食は小さな子どもと共にやれるせめてものエンタメ。そんな日常的なことで感染したというのが事実なのだから、やっぱりただただ怖い。

 

1/29

園外に向けて予定していたバザーが開催出来なくなってしまったけど、せっかく物が集まったということで園の保護者向けにバザー。基本小さい子向けだけど、自分の出した玩具なんかがどんな値付けされているか気になる。衣類は最大で110サイズもあるから着れる子は着れる。下に弟妹がいる人なんかもいるから、会場を覗くとなかなか盛況。服を見てみると我が子でも着れそうな物があった。オールドネイビーのチュニック。優しい色の花柄、周りで見ていたクラスのママも、めーちゃんっぽいよ!と勧めてくれる。小学生のおねえちゃんと一緒のママがいて、緊急事態宣言中は休ませてるとのことで、近くにその発想の人がいたことが意外だった。幼稚園は信用しているけど小学校は危険に思っているということか。確かに、どんな対策していても私も学校の方が不安かもしれない。子ども同士は感染しないとか言われていたけど小学生にもなると大人に近いし、でも他者との距離感はまだ気にできなかったり、それでいて監視の目がない時間が長い。この時期に子どもが幼稚園生の、しかもちょうど年中というなんでもないタイミングだったことはまだ気楽なものだったなと思った。お気持ち箱に100円入れて帰る。そして今日も工事業者さんと長々話して時間が潰れる。本当に改善するのか、この手段が最適なのか、心配でたまらない。この間を取り持つのが管理不動産屋なんじゃないかと怒りたくもなるけど、管理費を取られていない事実が頭をよぎって沈静する。管理するといわれてもこんな不信感あるところにお金払いたくないけど。大手のニトリですら、というか大手だからか、もうめちゃくちゃ。不良品だった棚は結局このあいだのコールセンターの人が融通きく人だったのか、機械的でなく血が通った対応をしてくれて、近くの在庫がある店舗から直接今日運んでくれるということにはなった。そして迷惑かけたのでとか言って、かさばるのに組み立てた状態で納品しますとか。ところがその組み立てが仇となったのか、側だけやってきて中の棚板やパーツが足りないだとか、それをまた別の店舗に取りにいって持ってきますだとか、普段商品には触れていないようなスーツの男性がてんやわんやして無駄足ばかりで呆れた。またやって来るという間にお迎え、真っ直ぐ帰って棚板を受け取り、仲良しママ友親子が遊んでいるという復活した公園へ行く。暖かいと思っていたら夕方にもなると寒風で激さむ。ドラム缶で焼き芋を作っている八百屋に寄って焼き芋を買う。ここは日によって出来が違うけど何より安い。野菜を買うのは別のおばちゃんの八百屋。少し先の空き店舗前に出店が出ている。近寄ってみるとサーターアンダーギーとカラフルわたあめとりんご飴を売っている。りんご飴250円に惹かれる。露店ラインナップはこの一年欲してきた。今日はもう200円でいいよと言ってくれたので買ってみる。昨日からはじめたとか、そんなことにも気づけないなんて、もう近所ではないんだなということにまた寂しさを感じながら帰る。

 

1/30

天気良し。ようやく揃ったニトリの棚を入れ替え。二回洗濯。真横が大きなマンションだろうと、南向きのベランダは日差しがいい。子がベランダでアイスを食べる。それだけで楽しそう。出ていた夫が、中野のリサイクル屋に無印の物が揃っているから見にきて欲しいというので急いで向かう。このリサイクル屋は無印の買取が多い。私がこの間までちまちま買って運んでいた収納ケース、夫が自分用にがっつり買って配送してもらうことに。三人で帰り道の環七沿いの立ち食い蕎麦を食べにきたけど、食べたらリサイクル屋近くの公園に行きたいと言われて私と子だけまた中野方面へ引き返す。しばらく遊んでケーキの下見へ。ブロードウェイの不二家、サンモールのコージーコーナー見て帰る。場所を変える度にやっぱりこれがいい!を繰り返す。

ツイッターをみると高円寺の雑貨屋PKPの表で店主の私物でフリマをするらしくて、サンリオの物を出したりするらしい。ちょうどいい時間。子が自転車に乗りがてら行ってみる。私は歩きで坂道では自転車を支えないといけない。図書館へ絵本を返してからPKPへ。子と物色。ひとつと言っていたけど決められず、折り紙にもなるメモ帳とマスキングテープを買う。使えるものならばいい。帰り道、ピピネラの並びにある鯖寿司を売っているよく分からない店の店頭で芋けんぴを見て食べてみたいと言われるけどこれは高級。家を通り越してピアゴまで行って芋けんぴを買う。街と家の間にコンビニすらもないのが欠点。

不動産屋、今まで担当していた頼りない営業の娘から代わってその先輩という女性が電話してきた。この間の訴訟の話でようやく本格的に賃借契約について見直したのか、対応がころりと変わって大家が全額負担で、さらにこの不便があった1ヶ月の減額も考えるようになっていた。工事日は来週に決まり、彼女が立ち合いで来るとのこと。話がついて嬉しい。だけどなんでこれが入居した今になってのことなんだという不満は拭えない。

 

1/31

今日もお天気。また朝からベランダでパピコ。4歳最後の日にテンションあがる子。誕生日がきてしまう。私は成長が寂しくてたまらない。今まではまだ独自の生き物といった感じもあったけど、5歳はもう人としての躾もなっていないといけないように思う。成長させてあげられるのかプレッシャーと不安もあるかもしれない。でもほとんどのお友達がもうすでに5歳というのがどうにか救い。

昼には子と出かけようと自転車置き場に行くと、門からやってきたおばあさんに遭遇。私のひとつ前に停めている自転車の持ち主で、腕を怪我しているからなかなか自転車が出せない、場所を交換してほしいと直談判される。見ると片腕を包帯で吊っている。そんな状態で自転車を使うなよと思うも、突っかえてこちらの自転車を無駄に傷つけられるのも勘弁だから了承して、しかも私がその場で入れ替える。アパートの通路L字型に自転車は停められていて、ママチャリだと狭い裏門からしか出せないから奥に行くほど大変だから引越し前から心配していたけど、これはラッキーなことに門の寸前が空いていた。どんな人が住んで自転車をどう使っているのか分からないけどあまり動きがない。毎日使っているのは私だけのように思う。夫も停めていいようにシールをもらっているのに結局面倒がって通り沿いに路駐している。

明日のケーキは数々の下見をした結果、トリアノンの悪くいえば古臭い、良くいえばトラディショナルなバターケーキを選んだ。何度確認しても、薔薇の花があしらわれたそのケーキがいいと言って揺るがなかった。トリアノンに予約をしに行く。薬局やスーパーで買い物。発売からだいぶ経つのに今になってシナモンのハッピーセットを買いたいというけど、駅前のマックにはもうシナモンが無し。新高円寺まで行って相変わらずの行列だからモバイルオーダーを見てみるとシナモンあり。ジャストタイミングで入店受け取り。

郵便受けをみると、こぐま社からのお誕生日カードが転送されてきている。嬉しいと同時に、このサービス、来年からはどうすればいいんだろうと暗い気持ちになりながら、一応ネットで検索してみると、こぐま社のサイトで引っ越しなどによる住所変更ができるようになっている。年に一度ちゃんと誕生日の近くに、わざわざ手書きで宛名書きしてまで送ってくれているものを、図々しくも住所変更までしていいのかしら、と申し訳なく思いながらも登録しなおす。感謝の気持ちを伝えたいところだけど絵本を新刊で購入するようなことはほぼほぼ無いから後ろめたさもあり。このカードが届くのは10歳までなことは知っている。もう半分まできてしまったのか。

なんだか体調が優れない。知育菓子をやったりシルバニアで遊ぶ。夕飯は鍋。園から借りてきた絵本、やまわきゆりこの絵は何度みてもワクワクしちゃう。この人の描く背景というのか、周りを彩る細々したものがとくに魅力的。部屋の様子とか食べ物とか、そこに暮らしたくなる。ふと、いつも好きなこのテイストは山脇百合子だったか、でも違う名前だったような、と思ってぐりとぐらで調べると、作は中川李枝子。そうそうこの名前。そういえばいつもこの2つの名前が並んでいる?と思って作者紹介をよくみると、なるほど2人は姉妹だった。そういう意味で私もじっくり絵本を楽しんで終わったら、わりとすんなり寝入った。明日は5歳の誕生日。

2021年1月18日〜1月24日

1/18

委員会作業の朝。向こう側で作業中の人達の会話から、スーパーの袋詰め台のところにあるビニールめくるための指先濡らす布巾、コロナ以降あまり見かけなくなったけど、今も置いてるところがあると思ったらアルコールを染み込ませていて感心した、という話をしていた。そうなのか。私は無計画に買い物してたまにビニール袋を買うし、ロールになった薄いビニール袋がめくれないという時もある。でもこの話を聞いてもやっぱりあの布巾を触るのはこの先もう無いと思う。

午前保育で迎え。前までご近所だったお友達とも変わらず同じ方向で帰れている。一緒にピアゴに寄って買い物。帰ってカレー、プラザに遊びに行く前に新高円寺のキャンドゥに行くと、そこでもまたさっきのお友達とばったり。シールやら手芸のパーツやら、お互いあれが可愛いこれが可愛いと言い合いながら買い物。さよならして私達はプラザ、仲良し親子と合流。最近その子どもがちょっとしたきっかけでギャン泣きしてしまうことがよくあって、その度に我が子がお姉さんのようにそばに寄り添えるようになっていて、心が成長しているなと感じる。

ようやく仕事の取材先からの許諾書がきて資料が揃った。一日でも早く公開してしまいたい気持ちはあるけど、それにはまた先方に変更報告しなきゃならなかったり面倒だから、ここは黙ってあとは当初の予定を待つだけ。

子がやたらと楽しみにしていた柚子の砂糖漬けをやっと用意する。宝石みたいな氷砂糖を早く味見したかったらしい。それを2つくらい食べたら向こうに行ってしまった。

この使い勝手の悪い風呂にも段々慣れてはきた。でもずっとこれだとしたら無理、なにより頭がさっぱりしないし。明日あたり部品が届くと工事の業者さんは言ってくれていたのに、今になって管理不動産屋が現状を確認するために伺いたいと、少し先の日程で言ってきて、冗談じゃない。もう部品が届くから来るなら今日にでも来てくれと怒りの返信をしたけど反応がない。本当に腹立たしい。

夫がコンビニまで行くというから炭酸水を頼んだのに、子が寝たのかも分からないまま自分も寝てしまっていた。

 

1/19

朝から工事の業者さんが納品されたから明日には作業ができると連絡をくれる。不動産屋め。どうなってるんだ。送りからそのままオッケーへ、ゆったり買い物。

あたたかな午前中にマサコさんから電話。マサコさんはいつも少し先の、いつかの私の居場所からの話をしてくれるから、これから自分がどう感じるようになるのかのイメージができたりして、ともかく心強い存在。そうして話をしてくれるけど話を聞いてもくれる人で、ただ話し合うだけで満たされる。充足した時間。

前の家にある粗大ゴミを今の家に運んで捨てようかとか夫が面倒なことを言い出して困る。なんでまたすぐ全部を自分で抱え込もうとするんだろう。少しは周りに自分の状況なり希望なりを伝えて擦り合わせしても許されるんじゃないかな。現にこれは前の家で保管していていいと言われてるんだから。不動産屋が水圧の状況を見に来るという話も、早くしてと伝えたから計画変更して明日工事と同時に見に来てくれることになった。先の日付になっていたのはなんてことない、担当するはずの人が休みだからというだけだった。やっぱり都合は伝えていて間違いない。

子のお迎え後はいつもの公園、そのあと前の家のところのファミマに寄ると引っ越しキッカケに話すようになった日本人の店員さん。胸につけた名前のひらがなを子が声に出して読みあげる。その「よしかわ」さんは、すごいねぇと盛り上げてくれた。環七の方から帰ろうとしたら仲良しママ親子が自転車に乗って通りかかる。少し遠くの公園まで行ってみるのだという。うちはひとしきり公園遊びをしたから今日はもうこのまま引きこもりだなと思っていたら、子がおやつにしながらさっきのファミマの吉川さんに手紙を書いていて、今から持っていくのだという。幼稚園に行くのに毎日通るんだし明日でいいんじゃない?と言っても譲らない。風が寒くなってきたなか、キックボードでまたファミマまで。吉川さんといつものお兄さんにも手紙を書いた。子がカバンをガサゴソしながらお兄さん分の手紙が無いと、忘れたようなので今日は吉川さんにだけ。「ありがとう、この手紙の感じ懐かしいなぁ、おじさんも娘がいるけど、もう今なんて口もきいてくれないよ」なんて言って笑っていた。出てきたついでにスーパー。

夜、夫が、これめーちゃんが好きだと思うんだ、と言ってモルカーを教えてくる。流行っているとのことだけど、ビジュアルがもう興味もてなくて頭に入ってこない。

 

1/20

朝から水栓交換。やってきた不動産屋の人は思ったより話が通じる人ではあったけど、なんだかもうこの不動産屋はオーナー側に合わせるだけの人達という印象だから気は許せない。その人は私の話を汲んで水栓の付け替えの他、浴槽下の掃除をするように指示を出して、ビフォーの確認だけして帰っていく。昼前には終了、浴槽下にはまだカミソリがあったらしい。

今日は図書館だけど公園でも遊ぶ可能性があるから迎えは自転車、予想通りいつもの公園へみーちゃん達と駆け込んでいく。時間ぎりぎりに図書館。お話し会が終わり絵本コーナーに移動してくると人形劇のチラシが。急いで予約、お友達と三組で申し込んだら中途半端な時間開始の二部でしか空きがなくて、あららと思ったけど、図書館にいる間に満員御礼の貼り紙がされていて、二部でも間に合ってよかったなと胸を撫で下ろす。「100かいだてのいえ」を探して借りる。子がめちゃくちゃな数え方を堂々としているのが耳障りすぎて、今こそこの絵本で100までのカウントに親しんでもらおうと思った。年少の頃から園でも大人気だった絵本で、園での貸し出しは一時期これはダメと制限していたほど。前に借りた時は数字を飛ばして読んでいたけど、今度はそれこそきちんと声に出そう。帰って型抜き遊び。夫がいつかの催しのために買って使わなかったみたいで、片付けついでに出してきてやっていいよと言っていた。2人で夢中で一箱をやり切った。だらだら遊んでいると5時過ぎに夫とやまちゃんがやってくる。また皆んなで型抜き。古いせいなのか当たりみたいな簡単な型抜きも全然成功しない。やまちゃんが子にモルカーどう?知ってる?と言っていて、やっぱり流行っているのか。買い物に行くといってまた二人で出て行った。やまちゃんは豚バラ肉はオッケーだと高いとか、野菜はあそこが安いとか、店の使い分けが我が家の買い物水準と同じだから、夫と二人でよく一緒に買い出しに行っている。日々スーパーや生鮮食品店を共に回る男二人組。

 

1/21

区の健康診断。園送りは夫に任せて、歩きで健診センターに向かう。歩きながら昨日の業者さんに電話。やっぱり水栓交換くらいじゃほぼ変わらなかったと話す。管理会社と相談してくれるとのこと。なんだ、まだ他に手があるのか?健診センターには少し早く着いたけれど、時間きっかり入る人数を決めているらしく外で待たされる。中で順番を待つ間も一人ひと席、どこの部屋で検査しても戻って決められた席に座ることになっていた。無音のテレビに目をやると、爆笑の田中が脳梗塞で運ばれたニュース。コロナに罹患したことは関係ないのかな、立て続けにこんなことになるなんて心配になってしまう。身体測定だけはこの場で数値が分かる。一年前と変わらない。意識低い食事しかしていないのにまぁ太らない。太れなくなっているみたい。毎日、三食食べて入浴して早く寝る。子どもとおんなじ生活していたら太るヒマがないのだろうなという気はしてる。健診は順調に進み11時前には終わり。人が少なくゆったり業務スーパーをみれる、最高。ゆっくりじっくり見るとあれも買おうこれも買いたいになるけど歩きだから抑え気味に買い物。

今日はそんなに寒くない。帰りは広い公園に寄り道。お受験する塾に通っているクラスの子が、すでに10の倍数とか理解できているとかですごいよねという話題で、我が子なんて少し前に「すごいことに気がついたんだけど!」と手足の指を揃えて、「同じ数ある!」と言い出したレベルなんだけど、これが幼すぎるのかどうかよく分からない。乳児が幼児になる辺りから、何をするにも早め早めに次の展開を仕掛けていくお母さんがたまにいて、そうすると段々そこが基準のようになってきて全体的に早まっていく、そんな風潮があったりして、世の中の主流が二年保育から三年保育、そして今はプレ保育をするまでになっている気がする。焦らないでいい、というよりむしろ私は焦りたくないのに。子の言い間違いも鏡文字も、そのまま見ておきたい。

と思いながらも、狂った数字を連呼するのにはイラついて、毎日お風呂で数字の説明を続けていたら、とうとう言えるようになってしまった。これが暗記じゃなければいい。当てずっぽうで声に出そうとする度に、指折りながら数える言葉に力が入って涙目にさせる日もあった。そこまでして正しいことを今教えてどうなるっていうんだろう、分からないけど、やってしまった。やったね、とお風呂あがりにみかんヨーグルト、子はご褒美だと言って喜んでいる。寝る前の絵本は子が借りた「タイムカプセル」というやつ。タイトルから簡単に想像つくような、親友とケンカした幼稚園生が卒園前に仲直りできてタイムカプセルがどうとかいう単純な話なんだけど、園の卒園描写が妙に現実的でそこに泣きそうになってしまう。あと一年のこと。

 

1/22

暖かくて明日が雪予報とは信じられない。園近くに住む又吉風の人、今朝は彼の住む家よりも向こう側から女性と歩いてやってきて、おぉっ、と小さく自分のなかで盛り上がる。付き合ってる女性なんだろうか。同棲とかじゃなくて、この距離に住んでいるっていうのがなんか良い、羨ましく思う。人と住むのは楽もあるけど面倒もある。自分の把握できるだけの空間で、その領域を侵されることもなくて、でも頼っていい人が近くにいるって安心感。理想的な暮らしだなと思う。

ようやく本類を置く新しい棚が決まり注文。なかなかサイズが合うのがなくて発想を変えて積み重ねできる種類の低い棚を二段重ねることにしたら一番しっくりきそうだった。ひとつ肩の荷が降りた。中野へ行って無印の衣装ケースを買ってくる。管理不動産会社の修繕担当の人から電話、部屋に加圧ポンプを七万で付けられるとのこと。七万で水圧が手に入るのか。詳しいことは工事業者さんに聞いてみることにした。夫にそんな方法もあるらしいと興奮気味に話すと、7万はちょっとどうなのと言われる。確かに安くはないけど、私は圧があがるなら出せない額ではない気持ちになってる。

迎えは歩きでいつもの公園、みーちゃんが泣いてしまい解散。子が泣いてバイバイは嫌だよ、みたいなことを言って励ましていて、小さな友情を見ているといつもきゅんとなる。ファミマに顔を出して前のマンションで夫と待ち合わせ、網戸を運び出す。いまの家には網戸がなくて、まずは前のを合わせてみることにした。家まで持ち帰り。明日は雨だし今日のうちにデニムをランドリーの乾燥機にかけにいきたい。大きくなったデニムをランドリーの高温の乾燥機にかけると縮むらしい。古着でどこまで補正できるか分からないけどやるだけやってみる。今の家から道路を渡ったすぐに洒落たきれいなランドリーがあるけどそこには高温設定がなかったから以前から利用しているランドリーまで行く。そこのお掃除とかする人にはじめて遭遇。今どきっぽいピンクの頭したお姉さんだった。回している間に郵便局。年末に兄への荷物を出しにきた時とは違って待ち人数は20人以上。仲良しの子からお土産でもらったパディントンの光る飴を薄暗くなってきた外で子が食べるのにはちょうど良かった、たまに中を覗きながら外で待って郵便局を終える。デニムを縮めるための乾燥機は50分。贅沢。戻って脇の八百屋でみかんを買って時間潰し。辺りには他に店もなく組織の目が行き届いているとは思えない店なのに、中野の方で貼り紙を見かけた商店会抽選の応募券をもらって不意をつかれた。ランドリーはまだピンク頭のお姉さんがガタガタと整理していて、私が完了したデニムを体にあてがって子を相手にああだこうだ言っているときにお姉さんと目があって、心配するように大丈夫ですか?と言われた。期待するようには縮まなかった、苦笑いして退散。

帰り道で工事業者から電話、ここの状態やポンプによる効果を話してもらう。これは期待できるのかもしれない。私はこれだけ悲惨な状況が改善することにばかり目が眩んで7万の重みが響かなかった。額よりもその方法にどれだけの信憑性があるのかが気になって説明を受ける。電話が終わったところで、うちの一本隣りの道沿いアパートのめぞん一刻ママと子供達に遭遇。家の付近で誰かに会う事態が久しぶり。やっぱり前の家のようにいつでも誰かが側にいるような感覚は特別だったんだなと思う。今の環境は外からの刺激なく、私達は私達の生活だけをしていくことになる。自転車はアパートの一階の人の部屋脇の門を使ってそのドア前に置くことになるから気を遣うのもあって、この時間から外に出るとか、暗くなってから帰ってくることも無駄な緊張感で憂鬱になる。子にも面倒が伝わるのか、あまり外に出かけたがらなくなった。思い立って買い物に出るということもしなくなって、今日もあり物でパスタ麺を使って焼きそば。夜は早寝してしまう。

 

1/23

天気が悪く1日家で過ごす。最近、子のお父さん嫌いが止まらない。日頃の行いだぞ、ざまぁみろと思うけど、うまくやってくれないと私の負担になることもある。どうしたものか。夫が、やまちゃんは今日ピザを頼んだらしいけど配達がなかなか来なくてイラついているというところから届いたピザの写真までの流れを実況してきていて、なんかもうピザにしたくなる。健診で体重が変わらないことを分かってから、少しは暴飲暴食してやろうという気持ちにはなっている。これまでも特別我慢はしていないけど。私と子は一日中家で過ごした。夜は雪という話もあったけどそうでもなくて、ただ雨に風もあるみたいで外が騒々しい。子が寝ついて私も布団でゴロゴロしていた10時すぎ、ピンポンと、とはいっても古いチャイムで少しギコギコした音のピンポンで、ただでさえその音にはビクリとしてしまう。それがこんな悪天候の夜に何度も押される怖さったらない。お風呂からちょうど出てきた夫と顔を見合わせて玄関へ行く。チェーンをかけながら恐る恐る夫が出るのを陰で伺う私。開けた途端に判明、隣りのばあさんの甲高い声。表に置いていた引き上げてきた網戸が倒れて子の古いキックボードなんかが破損したらしい。騒々しい物音はそれだった。表に出て行った夫とばあさんの声が中まで丸聞こえ。しばらく耳を澄ましていると、網戸はおそらくばあさんの部屋前まで差し掛かるような寝かせた状態でそこに置いといていい、とばあさんのアドバイスと、この部屋は網戸が無くてという話から水圧が弱すぎて参っているという話を夫がしていて、なんやかんやで、うちの見てみる?とばあさんが言っている。私は猫のことをいつ言われるかとビクビクしていたけど、ここまでの話題は猫のネの字も出てこなくてホッとした。ひとまず私はそろりそろりと玄関を離れ、寝る気にもなれないのでテレビを見て夫の報告を待つ。極楽加藤の人生最高レストラン、はじめて見たけど加藤とゲストの他にただの聞き役で島崎和歌子やYOUがいるなんてなんか贅沢。ゲストはホラン千秋。紹介する豆腐がやたら美味しそう。良い豆腐、せめて豆腐屋さんの豆腐が食べたい。豆腐屋で豆腐を買ったことは西荻に住んでいた若い頃に一度だけ。豆乳やおからドーナツなんかは他でも買ったことあるけど、そのうち街で豆腐屋自体見かけなくなってしまった。豆腐、買いたいな。しばらくして夫が戻って、どうだった?と聞くと、水圧より何より、なんか怖くなっちゃったと話し出す。ばあさんは私くらいの年頃の息子と二人暮らしという話は聞いている。玄関先で水道に誘ってくれた時にも、息子が歯を磨いてるけど、と言っていたらしいんだけど、部屋にあがると他に人の気配がまるでなかった、と夫は少し眉間に皺を寄せて話す。普通玄関に一足くらいは靴を出したままあると思うのに、二、三足ばあさんの靴はあるのに対して男性の靴は無い。さらに風呂場のシャワーも見せてくれたけど、歯を磨いているというはずの息子、トイレに籠っているとしても、まるで気配を感じないとのことだった。妙だと言い続ける夫。でも私は外から男性物の下着や服が干されているのを見たことがある。もっとじいさんの物だと思っていたけど。不動産屋も二人住まいと言っていたし、おそらく名義が息子だったりするのは本当だと思う。前のマンションの隣人男性を思い出す。息子二人と亡くなってしまったじいさんと3人暮らしだったようだけど、じいさんが健在の頃は息子がいる気配が全くしなかった。その後息子達も見かけるようになったけど、一人は人に会いたくないようで、誰かがいるとエレベーターを使わずに、その家のすぐ脇にある階段を降りていくような人だった。そういうこともあるから、無駄に人と関わりたくない人なだけなんじゃないの?と言ったら、やまちゃんも極度の引きこもりなんじゃないかと言ってたと、早速人の見解を集めていた。

 

1/24

寒い。しかし結局雪は無し。少し降ったのかもしれなかったけど雨にかき消されていた。テレビ三昧と遊び。夫は外出していて私達は1時過ぎに散歩がてら前のマンションの水道メーターなんかがある扉のなかに傘を置き忘れていないか気になって見に行く。残っていたなかから厳選して一つ持って出る。ローカルな100円ショップに寄り、折り紙と夫が欲しがっていたスニーカー洗い用のブラシを買う。ついでにスーパー。とくにお買い得な物もなく、夫に安く買って欲しい挽肉なんかをお願い連絡して帰り、折り紙や手紙を書いたりして遊ぶ。夫がごっちゃんの店近くにオープンした中東料理の店の看板写真を送ってきたりしたくせに、肝心な肉を買い忘れて帰ってきた。子はもう麻婆豆腐を食べる気満々。オッケーへ買いに行ってもらって無事麻婆豆腐の夕飯。

2021年1月12日〜1月17日

1/12

休み明けでも今日は火曜日、お弁当あり。いつも休み明けはお弁当無しだと記憶している子は、えぇ〜なんで?と言って不満そう。でも行ったら行ったで少しでも長く遊んでいたがる。今日は子ども達が借りてきた絵本の返却作業当番。うちは同じ本を何度も借りることが多いから、この返却作業で他の子ども達が選ぶ新たな絵本を知れるのが楽しい。今日のクラス保護者会では次年度の役員、委員会決めがある。やっぱりまた図書の委員で三年間を締めようかなと思ってる。二年やったからこそ最後はそれを年長組として活かしたい。

降園前に保護者会というのは珍しい。天気が悪いなと思っていたら家を出たタイミングで雨のようなミゾレのような冷たいものが降り出した。迷ったけど急いで傘を取って園に向かって若干の遅刻。三学期の保育の目標だったりの話。このクラスは今でようやく半分くらいが5歳になりましたと先生。後半の生まれの子が多く成長がゆっくりなのは、狙ったわけではないけどこの園の特徴らしい。他の子と比べて焦るようなこともなくやってこれたのはそれも関係しているのかな。イチョウの木の落ち葉掃きが私達のクラスのお仕事とされていたのだけど、結局剪定してしまいお仕事がなかった。代わりに新聞紙でゴミ箱を作るという内職を言い渡された。部屋も片付いてない今のタイミングでこの仕事かぁ、と若干ヤキモキ。園で簡潔できる仕事がよかった。保護者会は終わり、母達だけで役員決め。これまでに兄弟がいたりで園と付き合いの長い人が役員になるのが適任だろうなと思いこんでいるから自分にはプレッシャーは無い。その方が皆んなの為でもあるし。実際その通りに、兄弟がいた人同士のなかで探り合い譲り合いみたいな雰囲気になりながら三役とクラス委員が決まった。委員会も譲り合いになりながらどうにか決まり。図書の希望者がわりに多くて、自分が他に動いてもいいかなとちょっと思ったけど、その他委員で経験者がいない事態になっていたから結局経験者の人が移って収束した。三年同じ委員をするんだから副委員長くらいはやろうと立候補。同じく三年間やり通す仕事仲間でもあるママ友を委員長に推して無事決定。私は引っ張ることは苦手だけどサポートにはそこそこ自信がある。事態を把握できてる立場としてそれは発揮していきたい。そのまま子ども達を迎えて今日は八百屋とスーパーに寄って帰る。

 

1/13

水まわりの修繕の人が朝イチで来てくれる。園送りのあとそのままオッケーへ向かって買い物して急いで帰る。家の前についた時、ちょうど工具みたいな荷物をかかえて階段を上がろうとしているおじさんに会う。この人だ。挨拶して先に部屋にあがって、おじさんの準備が整うのを待つ。何をどう変えるんだか私にはよく分からないけど、おじさんなりにこの後どんな手段を取れば良いのか見えてきたらしく、水栓を交換しますとのこと。ストッパーがないタイプでここに合うのを探してみるという。昼頃終了。とりあえず今できる限りで水が出るようにはしてくれたらしいけど、体感ほぼ変わらない。物が散乱して段ボールが積み上げられている状態だけど、これくらい荒んでいる方が人を家にいれるにはちょうどいい。素の自分を見られたくない。

今日はお話し会の日。でも公園で遊ぶと言い出すかもしれないことを見越して自転車でお迎え、案の定その流れ。お話し会のあとの絵本選び。まだ絵本置き場が定まってないから気が引けて数冊。その後は100円ショップと、スリッパが欲しくて商店街。古い家だから床があまりに寒くてもう耐えられない。スリッパに関してはニトリとかダイソーのはなんか嫌だし、なによりもスリッパといえば布団屋の表にいつも出ているスリッパのワゴンが思い浮かぶ。子どものスリッパを見ていた時にめぼしいスリッパは押さえてある。結局子どもスリッパは実家からの荷物にリクエストしてトトロのスリッパを買ってもらっていて、引っ越し待ちだったクリスマスプレゼントのリカちゃん人形と一緒に、今日送られてきていることを子はまだ知らない。で、私のスリッパ。ところが定休日。他に寄り道せずにリカちゃん人形で遊ぶ時間に当ててあげる。リカちゃん人形、思った以上にハマってる。ひとりで熱心に遊べている間に少し荷物を片付け。横着して段ボール箱と収納ケースと、一気に運ぼうとして顔を擦り剥く。こんな些細な怪我は久しぶり。

実家からの荷物に柚子がたくさん入っていたから今夜はゆず湯。顔の擦り傷、思った以上に湯だけでも滲みて痛い、洗いながせない。地味に辛い。キズパワーパッドを貼ってみる。

夜、起きていられたのでニュースを観る。東京の感染者数が水曜日として二番目に多い1433人だったとのことで、対策や政策、あれこれやっている。もう誰がなってもおかしくないとか、そんな諦めたようなこと言ってないで、もう誰もならないように考えてほしい。この繰り返しのニュースを見ると絶望しかしない。

兄から送った荷物の写真とメッセージ。年末に送ってようやく届いた。開封もされていなかったようで良かった。子の描いた絵、どう書くの?と聞かれて教えた「HELLO」その下に「ロンドンのおにいさんに」と、海外の絵本のはじまりのようなメッセージの書き方してる。素敵だ、センスある。荷物を出してから、マスクとか除菌シートとかも送ってあげればよかったのかなと後悔した。こんなにも世界が同じ境遇にあることはないのではないか。

 

1/14

今日は預かり保育もあるから時間に余裕がある。夫にお願いして朝から自転車で荻窪へ撮影に。街の様子を二箇所撮るだけ。簡単に思いきや、さして特徴のない場所を撮るのは難しい。やっぱり夫に応援を頼んでおいてよかった。夫がロケハンとしてウロついている間にその商店街にあるパン屋に寄り道。店構えからして時代を感じるシンプルさだけど現役感はある、活きている。荻窪のパン屋で検索すると名前があがってくるからずっと気になっていた。昔ながらの手作りパンで乳化剤、保存料は使っていないらしいけど、それを特別売りにしている雰囲気がない。揚げ物も生クリームも惜しげなく使われた種類が豊富なのがまた良い。いくつか買って夫と合流、あそことかいいかもねと言われるけど、実は私としてはもう決めている場所がある。取材相手が、いまの自分のルーツともいえる本に出合ったという今はもう無い古本屋の場所までを、記憶を辿りながらわりと細かく話してくれていた。それが気になって調べたら、正式な情報は無いものの、個人のブログだとかで思い出されているその古本屋、なんとヒゲの一鶴こと、講談師の田辺一鶴が経営していた古本屋みたい?しかもブログ主をよく見ると下関マグロじゃないか。もし事実ならこの流れ私的には興奮しちゃう嬉しい偶然。取材相手と色んな人のブログの証言をもとに、雰囲気には足りない風景だけどその跡地を撮る。荻窪といえばのタウンセブンの写真も古いものしかないとのことであらためて撮影。時代なのかコロナのせいなのか、建物の広告スペースであろう場所ががらんとしていて味気ない。サンマルクで座って写真を確認しようと夫。平日昼間のサンマルクは老人に加え、仕事なりの休憩中のような人で常に席は埋まっている感じで、数人で談笑するような人はいないものの、人が詰め込まれた空間にいるのは落ち着かない。写真は撮れているかの確認くらいで飲み物を早々に平らげタウンセブンを逆サイドから撮影。イメージでいうとコレだなというものができた。解散。私は阿佐ヶ谷でダイソーしまむらに寄って帰宅。今日は暖かくて動きやすい。お預かりの日は自転車でお迎えだから、そのまま近くの駄菓子屋に行く。縁日玩具の、紙がしゅるしゅる伸びるやつ、名前を調べるとペーパーローリングというらしいのだけど、あれが我が家の猫が一番夢中になってくれる玩具なのだ。引っ越して約一週間、もう慣れてもいいはずなのに、まだ猫が鳴き声をあげることがあって、その度にペーパーローリングで引きつけて気を紛らわしてるのだけど、ぼろぼろで動きが悪くなってしまったから新しいのが欲しい。どこかで見てここにあるのかと安心した気がするんだけどどこだか思い出せない。結局近くの駄菓子屋にはなかった。そのまま自転車を走らせ新高円寺からグランプリーズへ。昭和レトロの店。やはりありそうで無い。適当に手に入る気がしていたから焦る。今夜どうなってしまうだろう。水回りも落ち着かないし猫も気がかりだし、夜を過ごすのがしんどい。せめて部屋のなかを歩きやすいようにスリッパを早く!商店街を進み今日こそと布団屋。ところが配達中だかで一時的に閉めている。4時半再開と。夜が近づくにつれ気が滅入ってくる私が後でまた来れるか自信ない。とりあえず子の機嫌だけでも取っておこうとプラザへ。お友達が多い日でよく遊べた。いつもの仲良しママ友にペーパーローリングのことを聞くと、野方のダミラ!と即答してくれた。ダミラか。ただ野方まで行くファイトは無い。5時閉館後、そのママ親子が八百屋の焼き芋を買いに行くというので一緒に商店街まで出てこれた、今度こそ布団屋リベンジ。ママ友もそのスリッパ良い、と絶賛してくれたので自信もって購入。杉並の商品券を消費。一年前、子がルック商店街の似顔絵コンテストで賞をもらった景品。人の形をどうにか描けるようになってきた頃だった。今はもうキラキラした目を描くほどになっている。ママ友親子と別れて帰り道。やっぱり子も焼き芋が食べたくなったというけど引き返せなくて揉めて子が泣きだす。仕方なく、そのまま家を通過してドラム缶で焼き芋をしている八百屋へ。甘いのできてるよ〜と調子良く八百屋の老夫婦が相手してくれて子も機嫌を取り戻す。そこは焼き芋は良いけど野菜の質がいまいち。いつもの八百屋に移動して買い物、今夜は鍋。久しぶりの調理。鍋の蒸気が立ちこめて、少し落ち着きを取り戻せた。

 

1/15

寒い朝。今日は矯正歯科の日だから夫の園送りが許される。ゆっくり準備してこの家からの通院ルートと所要時間を気にしながら出る。今回の調整は久しぶりに締め付けがきつい。噛み合わせの確認は毎度これでいいのか心配になってしまう。楽に閉じたところで良いと言われたことがある気がするけど、それだと一生正しい位置にはならないんじゃないかと思うのだけど。帰りも来た通りの裏道で近所のスーパーに。この道がスムーズ。もしかしたら、パンの詰め合わせが安い大通りのスーパーにはもう行くことがなくなるのかもしれない。でも景品の商品券を使い切るまではどうにかして行かなければ。近くのスーパーオオゼキは今日、冷凍の日清鴨南蛮そばがお買い得になっている。年末にテレビの情報番組でこれがお勧めされているのを観て念のため買っておいたやつを、年越し蕎麦の三食目くらいに食べた夫が、これで充分じゃないかと唸っていたので、安く見かけたら買いたい気持ちが高まる。何より、新しい冷蔵庫は冷凍室が半分を占めるくらい冷凍を受け入れている。とはいえ、冷凍をふんだんに買う習慣がないから怖気づいて2つ。買い物バッグを用意していなかったからビニール袋の4円だけポイントを使おうとしたけど店員さんとコミュニケーションが行き違い、うっかり支払い全部をポイント払い。それでも充分なくらい、気づけばポイントは7000円分くらい貯まっていた。他のスーパーと使い分けていてもこうだから、ここをメインにしている人にすれば、確かに換金日が盛り上がるのも頷ける。

お迎えは歩き。いつもの公園に寄っていつの通り軽く遊んで帰り。夕方前、クラスLINEに今日公園にいなかった子から、昨日その公園で茶毒蛾にやられたかも情報が流れる。椿の木が怪しいという話。昨日はお預かりでたまたまいなかったけど、その前の日も今日も、同じように椿のあたりで遊んでいるのでドキリとする。すぐさま傍らにいる子の身体に異変はないか確認するもとくに無い。痒いところがないか聞いても何ともないそう。昨日は暖かかったことが関係しているのか。茶毒蛾が発生したら区に通報するように聞いたことがある。けれどその子の他に症状が出た子が今のところいないらしい。となると不確かでここは誰かに委ねて様子見しかない。

鍋をはじめてようやく調理が出来る気がしてきたところで夫が作業の多い仕事をはじめてしまいスペースはまたごちゃごちゃ。再び調理する気が失せる。

お風呂で湯船に浸かりながら子が数えるのだけど、12くらい以降がめちゃくちゃだったりする。13、18、15といった具合。ゆっくりとひとつずつの数字を気にするようなことなく、ハチャメチャを繰り返すことに嫌気がさしてきた。まずは20までは数えられるように、ゆっくり教えてみると、たちまち雲行き怪しい顔をして明らかにテンションの落ちる子。

子が眠りについたあと地震。いつもの環七の地響きとは違った確かな地震を感じる。鉄骨造だと逆に揺れを感じにくいというのをメリットのように聞いたことあったけど、やっぱり揺れるものは揺れる。

 

1/16

昨夜から前のマンションで知り合ったママと物件について連絡を取り合っている。まだスーモを見ることをやめられないでいて、良い物件があったからお知らせしたくなった。引っ越して10日経つのに水が弱いことで生活がままならない。毎日がストレス。もしかしたらもしかすることも考えて、良さげな物件をマークしているのだ。ベランダ越しにそびえ立つ前のマンションを眺めてため息をつく。あそこからの景色が恋しい。活きた街を感じられて通りを行く人が見えて、遠くの西の山々が見渡せた。それが特別良いと思ったことはなかったけど、今となっては奇跡的な環境だったことが分かる。それでも遅かれ早かれこうはなるんだから仕方ない。ただ、まだ全然この住まいは受け入れられない。それくらい、インフラが整っているのは大前提でないと暮らしは何も進まないことが身に染みた。入浴は浴槽目一杯に湯をはってどうにかやり過ごせているけど、それを流した時に浴槽下からカミソリが流れてきたこと10日で2回。だから入居前から原状回復とか本当に大丈夫なのかとあれだけ言っただろうと、そら見たことかと勝ち誇ったようにメールする。やっと非を認めて上に確認するといった回答。こんなボロ屋に住むのが悪いんだからと相手にされていないのか、普通に仕事ができない会社なのか、どういうつもりなのか考えてしまうくらい反応が悪すぎてやり取りするのが本当に苦痛。

今日は朝から暖かくて、子を外に引っ張り出すために昼はガストを提案。駅のホームがみえる席がある中野の店に行きたいと子は言うけど私は少しでも広い店がよくて阿佐ヶ谷に連れて行く。行ったら行ったで納得してくれた。4人席に2人並んで座る。隣りのボックスは通路側に椅子を持ってきてまでギュウギュウに座る高校生男子のグループ。よくある光景にも思ったけど、なんだかそわそわもする。と思っていたら店員さんに注意されていた。こんな時期だから、とも言われているようだった。コロナが蔓延して、人が誰かのパーソナルスペースを気にかけてくれるようになって、正直過しやすくなったといえるけど、こうしてルールをはみ出してくることに敏感になって、過剰に不快感を抱くことになってしまっている気もする。食べ終わる頃夫がやってきて、公園に行こうと思ってると話すと税務署の向こうの公園を案内される。新しいマンションのような建物の前に庭のように広がる公園。そこで遊ぶ家族皆んな、幸せに余裕がある感じに見える。夫は不釣り合いな感じに日の当たる芝生の上に寝転んでいた。ひとしきり遊んで夫は先に退散して新高円寺の知り合いの店に行った。私達ももうしばらく遊んでから追いかけたけど、路地のマンションの一角にある店、何度か行ったけど道に迷って辿り着けず諦め。中野まで行ってようやく無印の収納箱を買えた。

 

1/17

引っ越し会社の段ボール、さすがにもう保管しきれなくなって回収を頼んだ。あとまだ4分の1くらいは未開封。このまま次に引っ越すまで押し入れ奥に眠りそうな気もしてる。今日のどこだかの引っ越し作業が終わり次第の回収だから夕方になると思うと言われていたのに昼過ぎには回収がきた。こちらも予定より早く行動できる。今日は島忠に石膏ボード用のピンだったり細々したものを見に行くつもり。子を連れて自転車で向かい、もうすぐ中野の駅というところで自転車の違和感に気づく。やけに重たい。子を降ろしてみてみると後ろのタイヤがペシャンコ。危なかった。中野の島忠は自転車コーナーがあったか?でも方南町の島忠では出入り口付近に自転車コーナーがあるから、扱いがあるのは想像つく。ここまで来たらひとまず島忠を目指すしかない。無いわけないだろうと思いつつ、中野店の入り口付近の売り場を思い返すと不安にもなってくる。辿り着いて園芸だとか木材だとかの売り場を横目に心臓バクバクさせながら駆け込んで店員さんに聞くと、自転車コーナーは一番奥です、と。安心したのも束の間、奥と言われても、だって当の自転車はどうすればいいのか、戸惑っていると、逆に噛み合わなさに困惑したように、このまま自転車で行ってくださいと言われる。え、え、ここを行くの?自転車で?はい大丈夫ですよ。島忠、そんなことになっているのか。駐輪場に自転車を取りに引き返し。途中、子どもの自転車を押しながら中に入っていく人とすれ違って、本当にこれしか道がないんだと圧倒される。年に一回くるかこないかだし、気にしてないから多分今まで自転車が店内を移動していようと気づかなかったのだろうな。自転車修理は八千円くらいかかる。しかも二時間半くらい時間を見積もられて迷いが生じる。でもここで直さなきゃ、結局この辺境の地から自転車の移動にまた時間を食うわけだ。修理を決心。夫に事の顛末を連絡。よく島忠に出入りしている夫も店内を自転車で行くことは知らずに驚いていた。やっぱりそうだよな。当初の目的の買い物や下見を済ませ、向かいの図書館へ。修理を決心したのにはこれもある。図書館ならば子どもと待てる。久しぶりに来て思い出した、ここはタイトル別でなく作者別に置かれている。たくさん絵本を知りたかった読み始めた頃は、この作者別を求めていたけど、絵や話は好きだけど作者が誰だか、みたいな場合にはやっぱりタイトルの方が見つけやすい。今日も、なんとなく目についた外国絵本のもしゃもしゃちゃんを読む。髪の毛がいつもボサボサで、もしゃもしゃちゃんと呼ばれていたけど、似たような見た目の森のハリネズミ達に助けられてサラサラのストレートヘアの女の子に変身する。子が気に入って何度もそれを読むようにせがんでくる。子は自分のクルクルした天然の毛を嫌がって、サラサラのオカッパヘアに憧れているのだ。このお話にときめいているのがわかる。そうしてる間に島忠から電話、予定より早く完了しましたとのこと。正味一時間だった。物足りないくらい。引き取りに行くと、このブロックは混み合うのでこのまま突っきって、などと出口までのルートを指南される。自転車売り場の配置変えればいいのに。時計とかDVDとか、入り口脇にある必要あるのか?帰って自転車を停めて、そのまま前のマンションに子の自転車を取りに行く。夫も合流して待ちに待った大きな不燃ごみを出したり、あらためて必要なものをピックアップしたり。管理人さんに次の粗大ゴミの回収日にまた来ると話す。この後は子のいうことをきいた遊びに付き合って、くだらないテレビを観て一日が終わり。

 

 

 

 

2021年1月6日〜1月11日

1/6

全く落ち着かない。脇のマンションの煌々とした常夜灯、環七の振動、箱が積まれたままの部屋、辛い。昨夜は隣りのばあさんのお節介に救われたんだなという気もする。ここでも人が生きている。自分も生きられるんだ。しかしこの部屋は水の出が良くない、自炊をする気力もない。曇り空で寒くて踏ん張れない。

朝から水道局や昨日来てくれた東京ガスの人やら、電話で問い合わせて相談したり。管理をする不動産屋にも連絡。しかしあまり真剣にとりあってくれていない感じ。あっという間に午後。

今日は図書館のお話し会はじめの日で、友達からも来ないの?と連絡をもらったけれど、この部屋の中から動く気になれず。子も行く気がない。子どもに必要なものをどうにか引っ張りだして遊ばせる。夕方、ごはんを買いに行くついでに、前の家へ残したままのブラインドを取りに行く。つい数日前までここに暮らしていたのに、もう果てしなく前のことのように感じる。管理人のところへ寄って鍵を借りる。もう電気もつかないから薄暗い部屋のなかにいる時に水道局の人から電話。「自分のとこではここまでしか出来ないとは言ったけど、とてもお困りのようだったので明日もう一度調査にいきます」と言ってくれる。有り難い。暗闇のなか一筋の光とはこのこと。ちょうど電話が終わるころ管理人さんが、大丈夫?と覗きに来てくれた。一緒に下に降りながら、新居は水が弱いこと、管理人が居ないことを話す。あー、じゃあ全部自分でやらなきゃならないんだ?大変だ、と労られる。そう、確かにこうして管理人がいれば全部この人が手配をしてくれていた。何はどこに問い合わせばいいかも把握して、大体はその日のうちに話がついていたのに。今夜もあのお風呂に入るのかと思うと本当に気が重い。オリジン弁当を買いに行こうかと思っていたけど、子がすき家がいい!牛丼!というので横断歩道を渡るのをやめてすき家へ。午後6時のすき家、ガラガラ。以前はどうだったか、街のこんなちょっとした光景がもう思い出せない。町内を光る誘導棒を持って自転車で走り、子どもがいたら声をかけてくれるパトロールおじさん、二人しかいない客のうちの一人がその人でカレーを食べていた。私達が入るなり今日もすかさず、いくつなった?と子に声をかけてくる。4歳だけどもうすぐ5歳、あそこの幼稚園いっているんだとかなんとか、子の方も今日はしっかり答えている。じゃあ小学校はどこどこだな、と言いながらおじさんはいつもの1人語りをはじめる。いつ見てもピシッとキメていて自転車が違和感なくらい小綺麗な見た目。語りの話からすると、どこだか百貨店の役員らしくて、首に巻いたスカーフだとか手袋とか合点がいく。謎な老人。が、すき家のカレー。私もカレーを買うことにした。子はすきすきセット。荷物を持ちながらテイクアウトはキツいけどデザートも欲しくてピアゴでみかんヨーグルトを二人分買う。もう何も持てない。帰ってすき家ごはんをしながら夫に水を買って帰るよう連絡。風呂が苦痛過ぎるからこそ早く入ることに。昨日は本当に何も分からず通気口を開けたままにして入ってしまったから浴室がさらに寒々していたけど、夫に指摘されてそこを閉じて入ったら室内に蒸気が立ち込めて少し落ち着けた。しかし湯は変わらず48度で流し続けたまま入る。48度なんて、罰ゲームの熱湯風呂の温度だろう。お風呂あがりにみかんヨーグルトを食べるという特別な行為でこの違和感の生活のバランスをとる。朝食みかんヨーグルト、基本のりんごヨーグルトより美味しい。

 

1/7

新学期はじまり。全体の保護者会。礼拝は4章12節。逃げる、退くことも必要という話。先生からは絵本の話。何が良い本か。最近の絵本は子どもに媚びているものが多い気がすると。昔の絵本は、中の者がこちらを見ていないで自分の世界を生きているのが良いということみたい。そしてなんでもかんでもを描いてしまわない。余白で想像させるのが絵本の良いところのはずだと。宮崎駿は、アニメーターというのはとにかく埋め尽くさないといけない、ぐりとぐらには敵わない、と話しているという。それくらい、絵本の持つ力はすごいんだと力強く話す。この考え方があるから、この園にいて安心できている。

今日は午前保育。広い公園を通ってコンビニ寄って帰る。2時に水道局の人が二人来てくれる。外にあるメーターのある栓の時点で水が少ないかなぁという話。やっぱり。室内の水の出も見てもらうと、これは弱いですね、という言葉をいただいた。自信をもって不動産屋に交渉できる。とは言っても昨日の昼前から返信がない。すると今日の夕方6時。送信逃げするかのように不動産屋の営業終了時間にメール。検討中です、とだけ。本当に腹立たしい。弱い水が不安で不安で自炊したくなくて泣きそう。そこに夫が連絡してきて何か買い物あるかと言いながら魚買おうと思って、なんて言うものだから、水がジャバジャバ流せないのにそんな処理が面倒な物を買うなよ!と半狂乱で告げる。すると王将でまた始まったらしい子どものためのエール弁当と、天津飯を買って帰ってきた。癖で前の家に帰っちゃって自分でもびっくりしたと夫。

いつも窓という窓から、ほんのりスパイスの香りがしてくる。一階の、ネパールだかのファミリーの家からだと察しつく。食欲を刺激される良い匂い。いつか知り合ってこの料理の教えを乞うことができたりしないかなと期待したり。この物件の唯一の特典。

 

1/8

今日から弁当開始。いやでも米は炊かなきゃならない。置き場も定まらない食器や弁当に必要な容器やらを引っ張り出してどうにかこなした。昼過ぎに久しぶりに高円寺へ。100均で買うべきものが見えてきた。ルックを自転車で走る。年末工事をしたのか道路が異常にボコボコなのが気になる。モードオフが今日からセールだとかなんとか夫が騒いでいたけど、私はモードオフで収穫があった試しがない。ズールも全品50%オフの看板、一応夫に報告しておく。私はキャンドゥと、ミニストップで話題のプリンアラモードアイスを買って急いで帰り。パンを掻き込んでお迎え。今日は広い公園で遊び。唯一日常を取り戻す居場所。寒くなってきたねと解散。出入り口付近に派手なキッチンカーがいる。表に出したラックにカラフルなプリント生地のトートバッグが並んでいる。ガーナのキッチンカー、見たことがある。近寄ってメニューを見てると色々話してくれる。子もガーナ焼きに興味をもって美味しそう、お腹空いてきたというので買うことにした。芋で出来ている餅みたいな感じ。ここには最近毎週金曜に来ることになったと話す。いつもどこで出してるの?今までは?とか話してるとわかった、杉並の色んなイベントでも見たことあったけど思い出した、北中夜市だった。そうそう、マツモトさんね〜と彼も笑う。一番家に近いのは馬橋公園らしいけど、あそこは全然ダメと。私達のガーナ焼きが出来上がるころ、公園で遊んでいたらしい小学生男子のグループがわらわらとやってきて、ポテトください!と何人かが言っている。反対側の窓から、ポテトは何かガーナなの?と私が聞くと、ううん普通の、といって事務的なテンションで手を動かす。普通のポテトで300円、あと200円で異国の食べ物が食べれるというのに。惜しい。だけど小学生で外での間食に一回300円使えるなんて贅沢。近くにコンビニもあるのに。と、映画館でポップコーンを買えないタイプの私は思う。

公園で買って、温かいうちに家に着いた。しかし曇り空でもあって寒い。子と分け合って食べる。そのうち私は鼻水が止まらなくなってきて不調。ごろりとしたまま子どものテレビが忍たまとかそんなのが始まって、そろそろ夕飯にしなきゃだと思っていたら夫が帰ってきた、と思ったら後ろにはやまちゃんと彼女のなおちゃん。来るなりそのまま風呂場へ向かって、水を出して確認してる。夫が皆んなの家に比べてどうなのか見てほしいと誘ったみたい。なおちゃんがこれは無いよ〜弱い弱いと声をあげて、やまちゃんは、でもうちの実家まじでこれくらいですよ、とか言っている。私は身の回りを適当に片付けて体を起こす。皆んなで古着屋セールを回っていたらしい。いいな。子は段々にテンションがあがってきて、またやまちゃん達がリアクションしてくれるから、そのうち子の独壇場に。なおちゃんに自分で作ったメイクセットやアクセサリー箱のおしゃれセットを紹介して、水で落とせるネイルを塗ってあげたりしてる。寒い寒いと思ってた部屋も、大人4人はいれば暑いくらいになってきた。子は「みんないるということは〜」と言ってニヤニヤしながらハム太郎かるたを出してくる。大人数でわいわいかるたをやってみたいらしかった。私が読み上げて、みんな子に合わせながらも白熱して見せてくれる。裏面を使ったカードゲームもやる。もう時間は8時。そろそろ現実に戻らなきゃならない。寝てからが私の時間だと思うと子を寝かすまでのペースが崩れるのは正直面倒なんだけど、空気が入れ替わって少しリフレッシュもできた。ありがたい。

 

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まだ家の収納やら使い勝手に困っている。シェルフが先にあるからそこに無駄なく収まるような箱を検索しまくるがなかなか決まらない。とりあえずその他の必要な物はニトリのサイトで購入予定に並べてみたけど送料がかからないようにするにはもう少し必要。夫が渋谷に行けばIKEAニトリも見れるから行こうとゴリ押してきて、渋谷の距離ですら憂鬱で仕方ないけど早く物が揃うなら踏ん張るしかない。高円寺から電車。外が見える電車だと子どもの気も少し紛れる。まずはIKEA。私は小物ならともかく基本となる家具としてはIKEAにお世話になることはないと思ってるから、この時間はほんとに気が乗らない。夫はいまだIKEAが自分の暮らしにも取り入れられると夢見てるのだろうかと呆れてもくる。下から上まで、無言で付いてまわる。途中知らない番号から電話。一回はガスの人。温度が上がりづらいことについて、給湯器は水圧によって稼働するものだということを聞く。やはり圧は関係していた。昨日、管理不動産屋に対して、その後どうなっているのか進捗を報告してほしいと連絡したら業者から連絡させると言ったきりで電話など来やしない。昼過ぎに、いつ連絡くるんですか、とメールした途端に業者から電話がきた。さては今まで計画だけで何もしてなかったんじゃないかと思えてきて腹立たしい。業者の人は何も悪くないんだけど、ご都合のよろしい日に、とか呑気なことを言われるとカーッとしてきて、うちは今すぐでもいいくらい早く、と告げる。すでに入ってる予定の終わり時間がはっきり見込めないけど明日の午後には対応してくれることになった。少しだけ進展。IKEAはやっぱり何も無し。ニトリへ急ぐ。サイトで購入予定にしているものを順にピックアップしていく。やはり何から何までニトリの方が現実的。いくつか在庫のない物はあったけど、これも少し前進。もう薄暗くなってきた。ここまできたら私も無印にちょっと寄りたい。その道すがらにディズニーストア、もちろん子が行きたい行きたいとなる。買い物に付き合わせてしまっているし、こんなファンタジーな場所しばらく見せてあげられてないし、可哀想になって私と子二人で寄り道。夫は先に無印へ。ディズニーストアの入り口ではスタッフの人が、お子様アルコールは大丈夫ですか?とわざわざ聞いてくれてから、ミッキーのぬいぐるみの手のひらを使ってアルコールポンプを押してくれる。ここの螺旋階段だけでちょっとしたテーマパークに来たような気持ちになってもらえれば良い。カーペットの敷かれたフロアをおとなしく行き来して隈なく見ていく。ディズニーのものはそれだけで高価な雰囲気が伝わるようで、変に欲しがることをしないから逆に安価な物を勧めたくもなるけど本当に使い道の分からないものばかりで困る。降りる時にガチャガチャをみてみるとアナ雪の音が出るペンダントがあって、それが何よりも今楽しめそう。一回やって満足そうに店を出れた。私はミスターイトウとコラボしたチップとデールのチョコチップクッキー缶がちょっと欲しかった。さっそくペンダントを首からさげてウキウキしながら無印へ向かう。夫がアウトレットフロアで子に半纏を買っているところに合流。食品があるフロアではじめてぬか床に出会って盛り上がる。夫も瞬時に買おうと賛成してくれた。こういう物こそ近くの無印にあってくれてもいいのに。なぜがアーバン都市にしかない。他に買う物は決まっているからちゃっちゃと会計まで済ます。毎度思うけどレジでMUJIのカードを出す時は少し誇らしい気持ちになる。ライフスタイルが無印良品。なわけ無いんだけど、気分だけお得意様。近頃はルミネカードが遠のいて、二番手として財布に常備することになった。一番はなんとなく無難にヤフーカード。でも最近はスマホ決済がほとんどで出番がない。

仲良しのママ友からLINE。明日、小学校跡地でどんど焼きがあるよとの報告。近くなったから早速行きやすい。二つ返事で行く行くと返信。水圧対応は夫に任せることにした。

高円寺に戻ってサンドラッグ、その間に子と夫は王将弁当を買いに行った。買い物終えて連絡するとごっちゃんのところで弁当待ち。それなら私はついでに南口の薬局も寄る。ここは子どもの歯ブラシが安定して安い。ロイヒのツボ膏のサンプルを貰ったので何気なく夫にあげたら大層気に入って、その後買ってまで使用している。臭い。

 

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昼からどんど焼き。今までは自転車が基本だったけど、そのエリアまではもう近いから歩いていけちゃうねと言うとそれならキックボードで行くという。大抵後半は逆に荷物になるから嫌なんだけど、仕方ない。懐かしい小学校。ここは地域に向けたイベントごとをよく開催してくれていたし、通う小学生も顔見知りだったから、何かやる度に参加してきた。あの頃たくさん遊んでくれた子達はもうこんなイベントに参加もしなくなる年頃のお兄さんお姉さんになってしまっている。親だけが来ていたりすることに少し胸が詰まる。私も子どもが離れても、こうして地域のイベントに残っていくのかな。友達に久々会ってなんとか調子が戻ってくる。まだ家より外にいる方が落ち着く。どんど焼きを終えると、防災食品を次々と配られた。子どもと二人分だから意外と大量。とくにレトルト粥が重いのなんの。友人はファミリーで来ていたからすごいことに。そのまま公園に遊びに行く。さっきから話していた、この引っ越しで起きた環境問題を引き続き話し合う。この友人とは賃貸の質が同レベルで共感してもらえるからぶちまけられる。園周りの人にはなかなか言えたもんじゃない。水まわりを見る業者から電話。即夫に伝える。絶対何があっても、これは平気とか少しでも認めちゃダメだからねと念を押していると、それを聞いていた友人も、ほんとそうなんだよね、隙をみせたらなかなか対応してくれないからそれで正解、と深く頷いていた。うちは買い物もあるし、そこで解散。荷物が重いからヒーコラ言いながら商店街へ。夫が終わり次第高円寺に行くと言っていたので、なんとなくぶらついて時間を潰す。ソフトバンクでは週末にお決まりの子どもに何か配るやつをやっていて、私達も声をかけられ近寄る。スクラッチカードでハズレだったけど景品にディズニーのパズル。すかさずちなみに今のネットは、と例の話。夫に丸投げだけど、最近のairが使えない問題を話しこむ。お調べしますので、と店内に移動すると、その間に子はまた次々と粗品を貰っていた。ネット環境は解決。空腹たまらず上のサイゼリヤへ。遅い昼ごはん。夫と連絡を取り合う。夫はもう落ち着いて、というか呆れていて「水圧、通常の4分の1だって」と半笑いで言った。そら見たことか!と心でガッツポーズする。いや全然勝ってないけど、私達の思う弱いが正確に数値として表れたわけだ。これで改善してもらえる。そんな希望は持てた。とりあえずその業者さんが不動産屋に伝えてくれるとのこと。力強い味方。よくぞ4分の1と言ってくれた。ありがとう。夫は業者を待つ間に家で食べたから今からまた仕事の買い出しなどで出かけるという。私達も食べ終えて気持ちよく帰ろうとしたら財布がない。慌てて夫に連絡すると通りがかりだから今行くよ、とすんなり了承してくれたけど、待つ間にカバンを漁ると何かのお釣りで受け取ったらしい二千円が無造作に裸銭で入っていた。ラッキー、救われた。夫に寄らなくていいと伝え会計して出る。なんなら西友にも寄れてしまう。買い物した帰り道、緑道に差し掛かったところでピンクの自転車に乗った女の子とパパとママ。もしかして挨拶した下階の女性では?自転車をよく見ると、確かに下に停まっている自転車。思わず声をかける。ご主人、落ち着いたまともそうな方でとてもあんなボロ屋に住んでるようには見えない。娘さんも、臆さず話ができる子で月齢も近く気が合いそうな感じの子で嬉しくなった。もう薄暗くなってきている今から遊びつつ、ごはんに行くと言っていて、その生活習慣にも好感がもてる。小学生になったら手をつないで一緒に学校行けるねと言って、子も私もウキウキの帰り道になった。スパイスの香りといい、あの建物、悪くないかもしれない。水を買い忘れた。これからは2リットルの水一本買うのもしんどい距離にしか店がない。やっぱりこれは悪い、辛い。家を通過して一番近くのコンビニまで行く。前から通りすがりに入ることはあったコンビニだけど越して来てからはじめて。距離感を掴む。子の貰った粗品、巾着が突っ込まれたプラカップがあって、歯磨きコップにちょうど良い。引っ越しで処分してしまったそんなちょっとした物を揃えなきゃならないと思いながらも日々気が回らないところにこれで助かった。

夜、猫がよく鳴いてしまい、ソワソワして寝れない。

 

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曇りで寒い。東京は杉並区だけ成人式典をやるだとかのニュースをみて、自分のいるエリアだけイケイケなことしているんだというのがこの場合は恐ろしくなる。もう約一年、進級していく者達として定番の経験を奪われているというのは悲しい事実ではある。現に、成人式に参加をしなかった私にしてみればその行為にどれだけの意味や感情や物語がうまれるものなのか全く想像ができない。今後の人生の長い目でみたら、どんなことでもただ堪えるのではなくて、どうにかできることを模索しなきゃならないのかもしれない。

猫が朝からうるさい。祝日で多くの人が在宅しているだろうに困る。夫の姿が無く不安なのかもしれない。猫にも出かけると言ってから外に行ってほしい。

前のマンションの引っ越し話をよくしていた家族が今日引っ越し日。早朝に出ていた夫が、サカイのトラックがもう前に停まっていたよと言う。うちのベランダ側の窓からは前のマンションが見えている。環境を変えないでいいように近くに越したつもりだったけど、ほんの数分なのに別世界で、元いた場所が変わらずそこにあるのが見えているというのも辛いものがある。その知り合いファミリーが引っ越していくところに出会えないかなぁと、子と散歩に出ることにした。昼近く、キックボードで広い公園まで。マンションの前にトラックの姿はもう無く、出入りしている人の姿もない。がっかりしながら、そのまま公園へ。少ししてふと通りを振り返ると、その引っ越しママが新居の方へ自転車を走らせていくのが見えた。あっ、と駆けつけてみたけど間に合わず。代わりにクラスのママに出会って立ち話。その最中に今度は新居の方から引っ越しパパが自転車でやってきた。子が気がついて声をあげて私も気づく。引っ越しどうですかと聞くと、一回で運べてもう終わったけど家の方が大変なことになってるといって笑う。子ども三人の五人家族なのに、半日で終わりとは。うちはどれだけ荷物持ちなんだか。これまでは一日で家族の誰かしらとは会えるような、生活を共にしてきた人達。パパと会えただけでもよかった。寒いので公園のなかをひと回りして帰る。池に氷が張っていて、小学生らが棒で突いたり拾い上げたりしていた。

子と二人で昼ごはんにサイゼリヤへ。高円寺で何か生活用品を買い足せないか見るつもり。遅れて夫もやってきて、松本さんの店辺りで合流。早速買おうかと言っていたゴミ箱があった。子が早く帰ろうと騒ぎだしたと思ったら自転車で寝た。せっかくだから中野まで走って自転車を停めてから夫と水道まわりの対応について話し合い。子が起きていると落ち着いて話し合いもできない。とりあえず今週に修繕の人の考えた策で対応してみてくれるとのことだった。子を起こして地下で食材の買い物。用がある夫と分かれてゴミ箱かかえて先に帰る。風呂も憂鬱だし猫が鳴くのも気がかりだし、夜がくるのが怖い。