どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2020年10月1日〜10月3日

10/1

都民の日は都内の色んな施設が無料で入場できたりする。去年は花やしきに行った。昨日ママ友達とも、行くなら井の頭文化園くらいかね〜と話していたけど、うちは明後日運動会かと思うと疲れを溜めるようなことをさせたくない。最近子どもは朝起きたそばから一日中、気がついたらあくびをしている。よくない気がする。朝から室内用テントを出してキャンプ遊び。その流れで夜には昨日買ったチーズフォンデュだね、と話すと盛り上がる。新しいスニーカーで走れるかどうかみてみようとマンションの廊下で走らせるとその気になってきて、キックボードしたくなったと外に出ることになった。靴はこちらが思うよりちょうどいいみたい。せっかくだから私の新しいスニーカーの中敷きを買いに近くの小さな100円ショップに行って、道端のベンチに腰掛けスニーカーにセット。坂を下って八百屋。チーズフォンデュのための野菜選び。八百屋のおばちゃんがいなくて子は少しガッカリそう、でもおじさんは横に置かれたお菓子から好きな物持っていっていいよと選ばせてくれた。いつもラムネやうまい棒一本をおばちゃんに渡されるのだけど、たべっ子どうぶつの小袋を手に入れられて逆にラッキー。家の脇まで戻ってくると、お昼ごはんにもう今からキャンプでチーズフォンデュだと言い張って、仕方なく近くのパン屋にそのままパンを買いに行く。バタールを勧められ3センチにカットしてもらう。チーズフォンデュをやるというと、お誕生日ですか?お祝いですか?とにっこり声をかけられ、いや、なんでもない日ですと恐縮。お子さんの話なのか、都民の日だけど小学生は学校があって中学生は休みらしい。小学生、おつかれさま。帰ってキャンプ設定フォンデュ。これだと野菜も盛り盛り食べられていい。ママ友からプラザにいると連絡。この感じ懐かしい。もう予約なしで遊べる。3時過ぎにプラザ。お友達がいる時はまだいいけど、やっぱり私にはどこか物足りない。小学生特有のあの騒々しさが懐かしい。大きな子向けの遊びがあって刺激もあった。でも子どもはこれはこれで全力で遊べている。5時過ぎ、薬局で水とボディーソープを買って帰宅。顔につけるものとかボディーソープでは苦手な匂いを避けたいからこれまでできるだけ選んできたけど、この数ヶ月その選択は本当に耐えられないほど必要なのかあらためて見直している。妥協してみたら案外それでも平気だったりする。こうして使う日用品が段々と特売品に近づいていく。

 

10/2

登園時に先生に、ようやく靴が新しくなりましたと報告。あら素敵、と子に一言声をかける先生。今日はいつもより行くのが早かったか、今からやってくるお友達が多い。先生は次から次に子供達ひとりひとりと手を握って挨拶を交わすのに忙しない。外が金木犀の良い香りに包まれている。気持ちが良い。

迎え後はいつも通り公園。新しいスニーカーでばっちりそう。靴底を合わせるとこないだまでのスニーカーとはだいぶ大きさが違うけど、それでこないだまで走れていたのが逆に不思議。夕方5時に夕焼け小焼けのチャイムがなる。昨日は気がつかなかったけど、もうそんな季節。

夫に不調が現れるとしたらそろそろだと思ってピリピリする。明日は運動会だし。普通にしていると怖い顔つきになってしまう長瀬タイプでお馴染みの夫だと分かっていても、その怒っているような参っているような顔つきに敏感になって体調をいちいち確認してしまう。

途中でやめるの花プリントをパッチワークした服がフランジャーっぽさあるなと思いながら眺める。フランジャーは安くても2万はするから、フランジャー好きが途中でやめるを見たらコンビニスイーツを買うようにサッと手にとっていくんだろうか。

 

 

10/3

運動会。朝は少し寒くて、新しい古着の(!)ウィンドブレーカーで行くつもりだったけど準備しているうちに暑くなってくる気配もして急いで着替える。お手伝いのため私だけ少し早く行かなくてはいけない。子の全てを用意して、後でねと声をかけて出る。飲み物を買っていく余裕はなかった。早い人はもうお手伝いじゃなくてもやって来て並んでいる。うちは時間通りにこれるのか心配になる。お仕事はたいして無かった。保護者の配置案内だけ。着替えてきてよかった、暑くなりそう。子にもジャケットを用意していたけど半袖だけでやって来た、正解。近くの中学校の校庭の隅っこ、思った以上にこじんまりしている。空間は広々しているから移動がスムーズで、体育館内でやった前回よりも子どもが見えやすくてよかった。お友達とどんぐりや花拾いをしながら帰り。子がお昼ごはんにした後、夫がトロールズの映画を観に行こうかと誘うと観に行きたいと子。私は明日の朝イチか代休の平日にすればいいのに、とぼやきながら映画館と時間を調べてあげる。新宿のどの映画館でも小さなスクリーン。座席がどうなっているのかまでみると、平日は一つ飛ばしだけど土日は全席使っている。感染対策したいなら逆じゃないの?と思うけど。収益しか考えてないのがあからさまで嫌な気持ちになる。一応食べることは禁止しているようだけど。LINEでくる今日の東京の感染者状況の表記のしかたが突然変わった。パッと見の数字が少なくて「ついに!?」と思ったらはじめに表記されているのは重症者数で、次が発生状況で207人と、見慣れたいつも通りの数字。そのあと多い年代順に人数が書かれていたけど、それがなくなり65歳以上の重症者数の表記になった。もう20〜40代が中心なことに変わりがなくて不毛になったのか。子はノリノリで準備をして、夫ももう金券屋は諦めてチケット購入手続きをする。私も後で新宿出てH&Mでも見て待ってるわと話して送り出す。しばらくするとなんか体調が優れない。ゴロゴロしながらテレビ番組表を見てると今、前回のトロールズの映画がテレビ放映している。タイミング悪すぎ。それ観てから明日映画館のほうが盛り上がれたのにと思うけどもう間に合わないので特別夫には伝えず。嬉しそうにコーラを飲む子の写真が送られてくる。体調がイマイチだけど行くと言ったし、そろそろかと新宿に出る。新宿三丁目H&Mに一番近い出口の階段をあがると、そのビルのテナント看板のそちこちに白い紙が貼られている。通りすがりにひとつ紙に目をやると文面に閉店の文字。賑わいを取り戻しているところもあれば、こうして諦めざるを得ないところもあって、でも元々はこんな場所なくてもすでに街は成り立っていたのに、バンバン造ってしまったのも悪いよなと思ったりする。関わった人がいる以上無くてもよかったと言ってしまうのは申し訳ないけど、無作為に同じものばかり並べてしまわれてもというのはある。今からH&Mへ行く人間がそんなこというのもなんですけど。子どもの幼稚園用にロンTでも買おうと思ってきたけど、今期の子供服は色も良いし可愛い。普段着として選びたくなるけど、おさがりの可愛い服があるだけに¥1799とタグがついたワンピースに冷静な判断ができない。冷房がきいているのか寒くなってきた。下におりて自分がいま着れるスウェットを買っていると夫から到着したと連絡。子供服フロアで待ち合わす。夫も見るなり、なんか今のやつ良い感じだねと言っていた。けれど子がアナ雪のドレスを欲しがって泣きべそかいたり、挙句にはトイレと言い出して結局何も買えずに撤退。伊勢丹に行ってトイレ。伊勢丹はアルコールとサーモグラフィー?の検温のためか入り口数が絞られていて正面まで回らないと入れなかった。ごはん食べて行きたいというけど店が思いつかない。新宿まで歩けるならアカシアがあるけど、と提案すると夫も子も行けるというので歩く。私は体調がいまいちであまり食べる気がしない。三人分でなく二人分にして、私は子と分け合って食べるにもちょうどいい。アルタから地上に出る。アルタに入る地下道の広告がすっからかんでなんだか暗く感じる。アルタ内の地下も、地方のイオンとかじゃない寂れたマイナーなショッピングモールみたいに暗い。寂しい。アカシアは小さな店なりにドア全開にして、環境作りに努めてくれていると感じる。安心して空席を待つ。しばらくして通される。元々隣りのテーブルとは背中合わせで配置に不安はない。ロールキャベツを子と分け合って食べる。夫は珍しくロールキャベツ付きのメンチカツの定食。家みたいな造りのトイレだけど利用者が多いのが自分の席からみえていて、私はいまだにこのタイプのトイレ利用に警戒してできるだけ我慢もしちゃうようなところがあるから、若い女性も中年男性も、皆んなこうしてひとつのトイレを共有する社会で普通に生きていることに感心。