どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2020年11月15日〜11月23日

11/15

昨日よりは少しだけ早く家を出た。気候も安定していてフリマの賑わいも良い感じ。子が突然ドレスシューズを欲しがって、それを探しながら見て回るとこれが実は出されまくっているもので、でもオシャレという荷受けをできるスペースをまだ半分というところ発表会だとか冠婚葬祭みたいな黒のエナメルばかり。サイズも微妙に合わない。それでもそんな中からどうにか買おうとするから、それじゃあ普通の靴屋さん見に行こうと言って阻止する。いま使えそうなバッグや来年使えそうなブーツ、二周目で値下げてもらってステッキなど昨日より収穫あり。もちろんシヅルさん夫婦にも遭遇。「今日で終わりだって言うからさぁ、」と昨日伝えたことをちゃんと覚えて来ていた。明治公園の頃から見慣れた姿だけど、そういえば買っているところは見たことないような。でも奥さんに、子どもの物をフリマで揃えてください、と言ったら絶対イケてる良いものが安く手に入る気がする。ひとまずフリマから出てサンモールの方へ、靴屋を見て回るけどドレスシューズのような靴は置いていない。「やっぱり携帯電話で買うしかないか〜」と子。私がネットで見ていたのを知っている。フリマに夫も来たというので公園に戻り丸亀製麺。テイクアウトで安くなるキャンペーンをしているので店内も座れるくらいだったけど、わざわざテイクアウトにしてすぐ外のフリースペースで食べる。私は水を買いにローソンへ。セルフレジでバーコード決済はなんとかできたけど、最近スマホのバッテリーの減りが早い。この前修理の店で聞いたら時間は90分くらい掛かるとのことでタイミングを見計らっている。食べながら夫と今日の予定を確認するといま行きなよと。スマホを預けたら連絡手段がなくなる。食べ終わってもそこで遊んでいるというので私だけブロードウェイの修理屋に出しに行って数十分で戻る。が、約束の場所にいない。子の言いなりにするしかできないでいるとこうなる。ため息。ふと横の丸亀店内をみると、クラスの友達兄弟がママとうどんを食べている。前からよく家族ぐるみで話す仲。中に入って話すと、さっきまでうちの家族とそこで遊んでいたんだよという。兄弟がうどんを食べ終わって一緒に外に出る。と走り出した兄弟がすぐに夫と子を発見してくれた。遊びだけで時間を埋めることができない夫はマックでシェイクを買わされていたのだった。その流れでまた子どもが三人で遊び出す。三人にもなると集団で、それだけで遊びが長持ちする。あっという間にスマホ引き取りの時間。皆んな一緒に退散。ブロードウェイで私はスマホ、夫はダイソーと分かれる。地下で魚や肉を買い物。最近よく牛肉を買う。夫が焼肉にハマっているけど牛肉が100g108円は安いのだとしても私には安くない。毎日のことだからできるだけ肉は100円をきるものを買うようにしている。それでも買ってしまうのなら子の晩ご飯には牛丼。100g108円にするだけでこれだけ美味しくなるんだねと、100円超える肉を買うと相変わらずいちいち噛み締めてしまう。夜になるとまた夫はやまちゃんのところへ。

 

11/16

今日は前々から予定されていた夫のバンド作業手伝いの日。午前保育日だけどお弁当をもたせて最長の4時まで。何で午前保育とわかってる日に設定したのか、そのために前から話し合いをしていたはずなのに最終的に一方的に決められたことに腹が立ったけど、保育料はバンドから出してもらえるとのことだから仕方ない。午前保育時間からの預かりだから、当然通常より保育料がかかってしまうため、この日に預かりを入れる人自体が少ない。子は預かりは嬉しいけどクラスのお友達がいなくて少しテンションは下がり気味だった。荷物がやってきて作業をはじめる。この梱包作業自体は得意ではないけど嫌いでもない。問題は発送まで持っていくのをどうするか、前から夫は自転車で運ぶと言って、今この荷物を見てもまだそれを言う。効率が悪すぎる。集荷について、持ち込みについて私があらためて問い合わせすると、配送会社はスペースを確保するためにまず物量を把握したがった。本当に場所が重要。こっちも半分でも溜まった荷物を出さないと、続きを作業をする場所がない。夫はこの量をみてようやく車を使って運ぶことに納得した。はじめから集荷の料金で話を進めればいいことなのに、自分が動いてでも安く済ませようとするなんて本当にお人好しだ。車を借りてでも持ち込みの方が安く済むんだね?と確認して、私がスケジュールを提案。マンション下まで荷物を夫が運ぶ。車を取りに行く間私が荷物番。到着した車に積んだら私は自転車で配送センターに向かう。荷下ろししたら夫は車を返しに行って、私がセンターで発送伝票の発券作業。夫が戻り作業交代。私は帰ってお迎え時間まで続き。とにかく私は今日中に荷物を減らしたい。ただでさえ継続して扱っている荷物で常に家は埋め尽くされているなかで私達は生活している。こんなに場所がない家に荷物を置いてまで夫が管理しなきゃならないなら、そろそろ家賃をとって次はもう少しそのスペースをとれる家に越させてほしい。4時ギリギリにお迎え、最後の一人になってソファに座ってトムとジェリーをみていた。真っ直ぐ帰って引き続き作業。二回目の持ち込みも子ども同伴で同じ流れ。散らかり放題で遊び場所もなかったし調理もしていられない。待ち時間中に近くのパスタ屋を予約。持ち込む荷物の量に、夫は店に間に合うのか分からないけど三人で使うだけのポイントを予約に入れる。自転車で戻ってきてパスタ屋に入る。いつも空いている時にしか来たことがないから、もう7時半もまわると月曜でも全テーブルが埋まるくらいなことをはじめて知った。それでもこのお店はゆったり席が取られているから気にならずにすむ。夫にはメニュー写真を送ってテイクアウトを選んでもらう。パスタの大盛りでポイントから少しだけ足が出るなと思ったけど、清算時には大盛り分マイナスになって、なぜかまたもやポイントぴったり。テイクアウトは大盛り無料なのかな、ラッキー。発送用の箱だけ外の非常階段に置きっぱなしになっているけど、商品はどうにか家からあぶれない程度にはなった。

 

11/17

矯正歯科日。調整のあとうまく食べれるか分からないから朝にしっかり食べておきたい。園送り前に食べられなくて焦ったけど今日はいつもより30分遅い予約だった、ひと安心でしっかりごはん。夫も今日は納品で先に出て行った。荷物の残りがあるんだから、連れだって納品なんてしてないで分担すりゃいいのに、口では文句言いながら本当は自分もそうしていたいんだか、いそいそと出て行く。とにかく早く家の空間を作るべきだろう、そのために昨日手伝っているのに、人の好意を踏みにじる行為。物がある分、人が居ないのはそれはそれでいいが。歯科に行こうと駐輪場にいくと、向こうから事情通ママがやってきた。三人の子の一番下、我が子と同い年の男の子の通う保育園でも上の子達が通う小学校でもコロナ感染があったとかで、「もう近くにあるものだね」と諦めのように言っていた。どちらも親から子に感染した例、だけどそこから集団生活者達には感染していない様子に、そんなもんなんだねーというくらいで、私ももはや驚きもない。小学生は一人机のままで真っ直ぐ前むいて給食を食べているらしいし、今度の音楽会はマスクつけたまま歌うらしくて、もうやらなきゃいいのに!と言って二人して笑い話にすらなってしまう。誰がいつ感染と浮き彫りになるだけ、経路についてはインフルよりマシな気もしてくるなぁと少し思いながら自転車を走らせる。去年かかったインフルエンザ、本当にいつどこで拾ってきたんだか分からない。矯正はいつも通りだけど今日は茶渋が気になるからクリーニングしてもらう。他の歯科では通うたびにクリーニングしてくれるらしいけど、この先生はこうして分かりやすい茶渋すらも申告しない限りクリーニングをしてはくれない。先生は問題がない限りは楽観的で、歯に関する話よりも駄話が多くて、今日も「こないだ伊勢丹の地下で中居くん見たんですよ。それからはテレビに出てたら反応するようになっちゃいました〜」なんて話がでた。私の印象では月曜の伊勢丹は芸能人がいがち。クリニックが月曜休みだから先生も月曜だったのかもしれない可能性は高い。なんてことを返したかったけど、口が話せる環境にあらず。歯科のあとは恒例のサントクでパンの詰め合わせを買い、裏道から帰りオオゼキで広告の品の挽肉なんかを買う。これで今日は子と街に出れなくてもどうにかなる。火、木、金は帰りに公園で出来るだけ満足に遊ばせてあげる日にしている。でも金曜は全体的に解散が早いし、木曜は仲良しの子達は預かりの場合がよくあるから火曜が本命。案の定、今日は何人ものお友達と連れだって広い公園にワイワイ走っていく。落ち葉のお風呂屋さんだとかいって葉っぱまみれになりながら派手に遊ぶ。スマホをみると「北海道で外出自粛要請」との速報。皆んなと話題にするとさすがにもう教育関連が自粛は無いはずと私達の日常はこのままであろうことに安心しながらも、帰省の予定に頭を悩ませている人はいた。ほぼ4時解散。

園の子が歌っていて覚えたらしく、鬼滅の刃の歌を歌いまくっていてうるさい。園の先生が、今の歌はみんな飛びつくけど一音に言葉が詰まっていて子どもには歌いづらいからあまり良くない、やっぱり昔からある歌は一音に一語でしっかり歌えるし心地よい、と言っていたのを思い出す。知っている同じところばかりを繰り返し歌うから余計にやかましい。ついにお風呂の時に「その歌うるさいからやめて!」というと、子どもなりに考えたようで、最近よく耳にしていた歌、「泣いて、いいんだよ〜」としっとり歌い出す。映画のドラえもんの歌だったか、菅田将暉の歌でどこか吉田拓郎っぽいから私も覚えていた。今度はその歌ばかりを歌い出す。寝る前に夫が、それもう配信あるねと言って流してくれる。聴けば聴くほど拓郎っぽい。誰が作ったのか気になって調べると石崎ひゅーい。子はじっくり耳を傾けて、微かに口を動かし一言一言歌詞を覚えこんでいるようだった。この歌なら私も完全に歌い上げたい。

 

11/18

委員会の作業。黙々と進める。来週の園にある絵本点検作業について話し合い。暗黙のルールみたいな事柄を明らかにするだけで全員の認識が整ってやりやすくなるはずなんだけど、経験でなんとなくやれてしまっているとあらためて言葉にする人がいなくて、誰かも経験するまで伝わらないのはいいのか悪いのか。やれば分かる、確かにそうなんだけど。

今日もお迎え時にはおめかしセットの入ったバッグを持ってくるようにいわれてるからその通りにするけど30分で帰る約束。図書館返却の絵本も玄関先に用意してあるから帰宅というより荷物を置き換えてすぐに図書館。また本読みがグタグタなおばあちゃん。でもハキハキ読んでくれるもう一人が紙芝居だったからプラマイゼロでいつも通りか。借りたいと思っていた「やさいのがっこう」シリーズの絵本が揃っていて、いつもより少し多めに借りる。はじめてこのシリーズの絵本を読んだのはびっくりドンキーだった。新宿靖国通りびっくりドンキーなんて、子どもが行っていいものか恐る恐るだった頃、棚に置かれたこの絵本に子連れで来ていいんだと安心したからよく覚えてる。そんな選択肢のない場所で読んだから子の方もしっかり記憶していて、久しぶりにこのシリーズを見たときに思い出して喜んで借りた。私が大人になってから作られた絵本だけど、この作者の絵本は今の定番として色んなところで見かける。くれよんのくろくん、どんぐりむら、そらまめくん。

今日は公園で遊ばないで買い物に行く約束。まずはサンマルクでおやつにしようかと話していたけど、外から見ても分かるくらい席が埋まっていた。目を凝らして二階の窓際カウンター席をみてみると、今までなかったアクリル版の仕切りが設置されていて、入り口のドアも開放されているし、再び感染者が増えている今度こそ対策をはじめたようだった。サーティーワンで迷ってマックのソフトクリームを拒否されて、うっかりブルーシールに流れ着く。アイスの上にソフトクリームがのった贅沢すぎるやつをヤケクソで食べる。サーティーワンで納得していればよかった。商店街を戻ってツルハ。ツルハのLINEは「ツルハドラッグからのお知らせ。」という書き出しで、シンプルなんだけに物々しさを感じて毎回何があったのかとドキリとしてしまう。

立ち食い蕎麦の話が基本にはあるらしいオープンチャットをたまに覗いている。いまの私は特に目的にしてわざわざ食べに赴くほど食にこだわるつもりはないけど、選べる範囲では選びたい、というくらい。生活している街にあるものなんて限られてはいるけど、それでも、とりあえず富士そばにするか、とはならない。でも梅もとなら気を許している。うどん知らずの二十年前は梅もとが大好きだった。うどんチェーン店の方が安いとか、今は子どものためとか店の広さとか、そんな理由でうどんを選択しているだけで、同じフードコートにあったとしたら梅もとを食べるかもしれない。かもしれない、というのは大好きだった頃の好物が今は無いから。梅もとには薬膳天という、一見健康になれそうな惹かれる名称のかき揚げがあって、それが好物だった。スタイリッシュなスマートな天がくるかとばかり思っていただけに、それは嬉しい裏切りで、ふつうのかき揚げの要素にクコの実だとか松の実みたいなものが入っていて、それが薬膳ってことだったんだろうけど、そんなに独特の素材を使ってくれてるのに値段がかき揚げや春菊天なんかと同じかむしろ安くて、最も好みのものが最もお得感あるものだなんて、相性が良いとしか思えない。しかし環境が変わり、足が遠のくようになり、気づけば薬膳天が姿を消していて、いま再び生活圏にあるにしても、たまに食べたいと思うような気持ちもそこまで盛り上がることもない。今だとそのかき揚げを完食して気持ち悪くならないかどうか自信もない。同じように、ここといえばこれで信州屋の冷やしねりごま蕎麦というのもあるけど、今もどうにか食べようというほどの熱意はやっぱりない。

 

11/19

仕事仲間のママ友と今度の仕事のことを話し合うために登園後落ち合って話しながら公園まで。座って諸々確認。今日はその取材相手の本を読み込む予定で預かり保育にしているから4時まで時間がある。天気が良く近くの保育園だかの子供達が何組も散歩に来ていた。

本も読み終えたしギリギリにならないように自転車でお迎え。今週なんだか風邪気味の子で、声を枯らしたあと鼻水、咳込みと少しずつ症状も増えてきたから心配でもあったけど今日を乗り越えられてよかった。明日も休ませたくないけど、とりあえず本を読了できたから気持ちに余裕はある。預かりの迎えで一緒になったクラスのママが子どもに「ガリガリ君のいちご買ってあるから他のはダメ」みたいなことを言っていた。一年前からその男の子がガリガリ君のいちごが好きと言っていたのを私は知っていて、その時は子どもしかいなくて聞いてもよく分からなかったけど、今度はママに、いちごなんてあった?と聞くと「たまに出る大人のガリガリ君みたいなやつで、」「ルックのまいばすにしかないんだよね、しかも箱なんだけど。今日わざわざ買いに行ったんだよー」とのことで、まいばすなんてこの辺りじゃローソンよりあるくらいなのに「そこにしかない」とかいうネタは私の好奇心がくすぐられる。キャンドゥに行くついでにルックのまいばすにも早速寄ることにした。子もガリガリ君が好きだからそのことを話すと乗り気ではあったけど、食べたことない味をいきなり箱で買うのは抵抗あったのか、他のにしようかなと言い出したから、そうなると今日はオオゼキのアイス79円の日。早々と高円寺から退散する。オオゼキまで走りながら「今日は風邪大丈夫かなぁって、めーちゃんの帰りを待ってたんだよー」と話すと「♪子どもの帰りを待ってるだろな」と歌い出すから感心しちゃう。スーパーの駐輪場に入ると隣りになんとなく知ってる自転車。近所でもあるよく会う若い園ママがひとりでトマトの箱を抱えて出てきた。思った通り。電動アシスト自転車なんて同じものは街にいくらでもあるのに、なんとなくそれぞれの特徴があったりするのか、なぜか誰のか分かってしまう。年長の息子は小学生の姉と家で待ってるのかと思ったら、姉は児童館に出ていて、弟は一人で家でテレビ観てると。えー偉いねぇとつい口から出たけど、ママは少し笑いながら「寂しいよね〜」と加えてきた。そうなのだ。正直な気持ちはそっちなのだ。一緒にいられる時間は限られている。うちは今はまだ私に着いて行くしか無いと思っているけど、そのうち暮らすことに慣れてきたら、自分の時間の使い方ができてくるのだろう。本当に寂しい。ついでに八百屋。子がいなくても私はこの八百屋にくるのだろうか。帰ってから子は気づけばゴロゴロしながら遊んでいて、調子はやっぱり悪そう。

 

11/20

トモズポイント10倍の日。送りのあと洗濯洗剤を買い物。どこでも価格が変わらないようなものはトモズの10倍日に限る。ツルハのLINEも届く。お客様感謝デー5%オフの日。早くも薬局の歳末感。ツルハではトモズに売っていなかった欲しいハンドクリームを買う予定だからこの日を待っていた。

幼稚園は今日、災害時の訓練をやる日で子供達は避難する近くの学校をまわり、保護者は園からの緊急メールを確認次第のお迎えをする。実際かかる時間なんかを把握するために普段は自転車の人もできるだけ歩きでくるようにというもの。私はいつも通りの歩き。同時に連絡が来るから近所の人とはタイミングが一緒になってペチャクチャ話しながら向かう。来た順に子どもが出されて帰るからいつもより園まわりに人はいない。そんな流れで皆んなの時間がバラバラでもあるから公園に寄る人も少なく、うちも真っ直ぐ帰る。幼稚園では元気のようだったけど、悪化させたくもないから病院に行くことにした。病院自体は嫌がらない。おとなしくついてくる。大人と子どものインフルエンザ予防接種のワクチンが別で在庫に影響しないようなら、ついでにもうそこで予防接種してしまおうと思いながら行くと、珍しく医院が混んでいる。早くに予防接種した子どもの2回目の時期に入ったようだ。私のやる気はやはり失せてしまう。どうやらふつうに診察に来たのはうちくらいみたいで、皆んなサクサクと診察が終わっていく。ディズニーの絵本を2冊読み終わって、ままごとおもちゃで遊び出したところで呼ばれる。これくらいの風邪で病院なんて大げさかなと思っていたら、先生は症状を聞くなり反対にもっと早く来てもよかったんじゃないか?と言ってきた。毎度お馴染みの処方。近くの薬局に処方箋を出してツルハまで。予定通りのハンドクリームと子にはじめてのアクエリアスを買ってあげる。風邪っぽいからたまには良いかなと。子は元気になってプラザで遊びたいとのことで一時間もないし付き合う。一応ママ友に連絡しておいたけど、明日から旦那さんの実家に行くから今日は我慢させてしまったと返信がある。年末年始に集まらない代わりに今行くことにしたけど、連日500人とか越えてて、本当に行っていいのか心配でもあると言っている。今度こそ、一週間は遊ばないようにしようかなと薄っすら考えながら、気をつけて帰ってきてねと伝える。子はお友達がいなくても、私を執拗に誘うこともなく一人でも遊んでくれて、その姿が最近切なくも思ってしまう。自分が付き合いきれていない罪悪感だろうか。閉館で真っ直ぐ帰り、早めにごはんも食べて薬ものんで、早く寝かせたいところだけどスタンドバイミードラえもんが半端な時間で始まってしまう。せめて7時から放送して欲しかった。仕方ないけどいつも通りにお風呂。「あーぶくたった煮えたった〜」と、お風呂に入るとそこだけを最近よく子は歌っていて、知ってるんだけど全体はどんな歌だったっけ、と思い出せていなかった。けど今日、ついに子が続きを歌い出した。出来たかどうだか食べてみて、まだ煮えなくて、もう一度食べたら煮えて、戸棚にしまって鍵をかけて、色々やって寝る。するとトントントン。なんの音?風がふいた音、あーよかった。というアレだった。何度もいうけど鈍臭かった私は、オニとそれ以外になる遊びが大抵嫌いで、でもこれはオニの方が決定権あって、皆んながオニの顔色を伺っている感じが遊びやすかった。懐かしい。お風呂から出てドラえもんの続き。しばらく観ていてもやっぱりこの立体感あるドラえもんの違和感が拭えない。

 

11/21

この一週間、調子が悪いのにたっぷり睡眠をとることなく何時に寝ようと朝寝坊もしない子。おかあさんといっしょ歌のおにいさんがピアノを弾いていて、こんなとき素晴らしい経歴の持ち主なことをあらためて思い知らされ圧倒される。昨日は薬も飲んだのに何ならいつもより早起きで、10時頃にはあくびをしていた。ここのところ一週間に一回くらいで、夫がやまちゃんから貰ってきていた2袋のみかんをようやく食べ終わりそう。それ以外にも今月はやまちゃんによく会っているみたい。ちょっと贅沢風のカニカマがテーブルに置いてあって、夫が「貰った」と言った時には、こういうのをくれるのはやまちゃんでは、と私ももうピンとくるようになっている。今日は区の施設でクリスマスリース作りのワークショップに参加するつもり。昨日思い出して連絡したらキャンセル待ちと言われたけどすぐに空きの電話がきた。みんな世の中の状況をみて集まることを控えることにしたのかしらと気になるところだけど、今逃したらクリスマスらしい催しも他には無いだろうからやっておきたい。会場につくとサーモグラフィーの検温とアルコール。広い部屋に10組もいないくらいでのびのび。隣りのスペースをふと目をやると広場の時の先生の姿がある。今日この施設でやるイベントの託児を頼まれて、とのことだった。運営したりどこかに所属はしなくても、これまでの実績でフリーランスで活動もできるなんてすごいな。相変わらずエネルギッシュな人だ。さてクリスマスリース。発泡スチロールチューブに麻布を巻きつけて、そのまわりをリボンやら布キレやらビーズやらで飾り付けをするというもの。はじめの麻布から選んでくる飾りまで、子のチョイス全てが想定外。どう手伝えというのか半ばイラつきながら無理やり全てを巻きつける。それでも一個しか作れないし遅いからもう一つ分の材料は手薄だしで、ほとほと疲れてしまった。確かに子に丸投げでやらせるにはまだ小さい子どもだったから仕方ないのかもしれないけど「みんな素敵ねー」と口をついて出ると、子が「めーちゃんのもいいのができたね」と満足そうに、それも何度か言っていたから、そう思っているならまぁいいかということにする。作ったものは来週からしばらく施設の入り口に飾られるらしい。飾られるのを見るのは楽しみ。応援券で500円分。完成度高いものを作りたいというより自由にやらせてあげるためにならば充分。こういう場でないと思い切り自由にやらせてあげられない。家だったりで個人的にやっていたら、勿体ないことにならないように、これ以上片付けが大変にならないようにとこちらの都合が優先で過剰に手出し口出ししてしまう。残ったもう一つも持ち帰りで作る気満々のようだけど、それは満足に作らせられない可能性がすでにある。施設を出てすぐのコンビニにコピーに寄る。ちょうど外人さんが使っていて側で待とうとしたら、「あのすみません、これ分からなくて、」と表示されている言葉もやり方も分からなくて困っていた。テン、お願いします、とのこと。一枚書いた履歴書を10部コピー。私が設定している間ずっと子に「ハロー」と手を振り続けてくれていた。無事終えて私もコピー。子とお腹空いたねと言いながらも今日は色々やったから手をしっかり洗わないと落ち着かない。自転車のバッテリーも10%しかない。帰ることにした。駐輪場に着くころには子が寝てしまって、充電器も持って上がらないといけないし、夫に連絡するとちょうど電車で今帰ってきたところ。来るなり、このまま中野に買い物行かない?との誘い。10%に警戒しながらパワーをダウンさせて行く。中野について声をかけると子は起きたけどまだ動けないらしく、そんな時の決まり文句「自転車で待ってる」というけど、そんなわけにはいかない。私は空腹すぎるから目についたミスドで何か食べようかなと言うと子の気持ちも切り替わってくれた。運良く二階の席が空いていた。ミスドはひと席ごとにプレートが置かれて座らないように促されていて空間は悪くない。お腹空きすぎてドーナツどころじゃなく陳さん監修の坦々麺を食べる。子はドーナツ2個、夫はミルクティのみ。居心地は悪くないのに、もうダラダラ店内に居座る感覚は忘れてしまった。できるだけ留まりたくない。ブロードウェイ地下の肉屋へ。週末のこの時間は歳末のような賑わい。買い物終えてドンキにも寄り道。こないだ欲しがっていたこつぶっこ158円。買いなれないものはそれが安いのか分からないけどオオゼキよりは40円安いからとりあえず買い。子どもはお菓子のガチャガチャコインをもらう。ファミリーパックの個包装になった菓子や飴玉、良ければカルパスなんかが入っている。夏頃これで大当たりが出た。何かと思えば、袋の果汁グミとか単体で100円相当の菓子や、駄菓子ラインナップでお馴染みのチューブのジェルをストローの先につけて膨らます風船なんかの中から好きなものをひとつ選んで貰えるとのこと。ドンキの店員さんをひとり拘束してまで子がじっくり選んだ一品はブタメンだった。今日はファミリーパックのパイの実。夫はまだ用事があり二人で先に帰る。自転車バッテリーオンにすると7%で、もう暗くてライトも使うのに大丈夫なのか。ぐんっと踏み込みながら走らせる。子はパイの実をはじめて食べたらしかった。最近、子がなにか食べた時に美味しい?と聞くと、少し迷うような顔してみせたあと、「それでは札をあげてください…合格!合格!合格!」と言ってくる。はじめはその機転に大笑いしたけど、慣れてくると正直その間がいちいち面倒くさい。自転車で走っている間は無で聞き流せる。加えて、今日からこれが大好きになったと報告してくる。7%のまま家付近までこれてひと安心、八百屋の店先でピーマンとにんじんで200円を確認したところで少し先に自転車を停めて、ちょうどを子に渡してひとりで買ってきてもらう。どれにしようか選んでは「色よし!ツヤよし!形よし!」と大きな声で言っているのが分かる。今週読んでいるやさいがっこうの影響と分かる私は面白いけど、熱心に教えこんでる人みたいでこちらが恥ずかしくもなる。少し汗ばみながら帰宅。

土曜の晩ご飯時のこの時間は、例の「それでは札をあげてください」と、一流料理人がチェーン店のメニューをジャッジするところを今日も観る。

 

11/22

早朝から夫は演奏に出かけた。物音に目が覚めていたけど横になったまま声もかけずに寝たふりを決め込んだ。布団の寝る位置を変えた、のが本当に良かったのか薬のせいか、子は「今日はよく寝れた〜」と自覚ありで久しぶりに朝寝坊。今日は今度仕事で行く施設までのルート確認のために荻窪まで自転車で行く。同じ場所にある子育てプラザに行ってあげられるから都合良い。いまプラザは一日中開館はしていなくて、午前の部と午後の部に分けられている。午前に行くつもりだったけどおもちゃを出して遊び出してる子に何度も確認すると午後にするという。遊んだあと買い物もするつもりだったから、ということは予定を逆にして買い物してからプラザにするとしよう。

子ども向け番組を観ていると、ファミリー向けの白樺リゾートホテルのCMが流れていて、GOtoトラベルキャンペーンの一時停止だとか発表があったところなのに、CMにはGOtoの文字が踊り悲しい感じ。皆んなが皆んな、寝食を共にしている家族単位で細々とお出掛けしているのなら、むやみにダメとは言えないけど、夫は今日、観光地に人を集めることを助長させるようなことをしに行っている。いきものがかりだって延期していたコンサートをさらに全公演中止と決断しているというのに、わざわざ地方にまで出向いて客寄せしたりして、そのうちバチが当たるんじゃないかと暗い気持ちになってしまう。自分達はいいよ、身勝手に動いての結果。だけどいざとなってしまったら出かけることもなくひたすら自粛生活している私達まで巻き込まれるんだからたまったもんじゃない。その時がきたら、怒りや代償はきっちりぶつけるところにぶつけさせてもらう。

家を出る準備に薬を持って行こうとすると、いまお昼?と、そうだと答えるとそれなら先に薬飲んでから行くという。ゼリーに混ぜて食べさせて家を出る。先に買い物をすることが不服そうだけど、ミカヅキモモコとかで何か良いものあるかもよとごまかしながら連れて行く。まずは私のペンの替えインクを買いに文具屋へ。もう数年、文具といえば100円ショップが定番になってしまい、買い換えでなく替え芯が欲しいと思ったところで町では文具屋らしい店は目立たなくて、昔は頼れていたであろう文具店がちらほらあったりするけど、確かに物が揃っているであろう場所は世界堂以外ない気もしてしまう。中野のサンモールにありそうだけど違う気もする。高円寺のパル入り口にも昔々は広い文具店があった。今は裏側で営業しているみたいだけどどうなんだろう。高円寺といえば頼りにしているルックのキャンドゥは100円ショップのなかでもペン類が充実していて、そのジャンルにこだわりを感じる。もしかしたら昔そこは文具店だったのかなという気がしなくもない。今どき替え芯くらい100円ショップにあるのかもしれないけど、まずは確かなものを文具店で買いたいと思っていた。そんなタイミングで荻窪なら、タウンセブンに文具店があることをわかっている。その文具店はいまだ衰えを知らぬ感じで活気すらあり、古くからの人材らしいおじさん達が、ふしぎと人が絶えぬレジでテキパキ働いていた。「この替え芯が欲しいんですけど、」と問いかけて、どれですか?と聞きかえされたら差し出そうというくらいに控えめにペンを持ったままなのに、早くも一人のおじさんが愛想なくスタスタ出てきて、こちらですね、0.5ミリ、と言いながら歩き「それのこの色バイオレット、132円です」と、現場についたぴったりのタイミングでサッとその品を取りながら説明を終え、スッと手渡される。完璧な流れに圧倒される。負けじとお釣りなくぴったり132円支払う。幸先良い。ミカヅキモモコで子が迷う迷う、それならこっちの店にもあるよと100円ショップとは言わずに広いキャンドゥに移動して残りの自分の買い物をしながら玩具コーナー。もう散々100円で揃えられるようなおもちゃは買ってきて、今さら新たな発見は無い。今まで関心を示さなかったリカちゃん風人形、の靴だとかグッズの方が気に入ってしまって、人形をこれは高い?と聞いてくる。全部同じ値段、と正直に教えたくなくて答えを濁しながら、迷っていたおはじきならいいよ、と言うとやっぱりそれはそれで本当は要らないようでうだうだしている。少しウロウロして切り替えようと持ってるものだけで会計して、いまはどうなっているのか屋上のピロティに上がってみる。緊急事態宣言のあった春から夏の間中、ホームページを見る限りずっと閉鎖していた。ちょっとしたアスレチック型滑り台遊具と小さいボルダリング壁、トンネル型遊具があって、夏には水が噴射する広場もある。たまに思い出して遊びたがっていたから、屋外なのに閉鎖しているのが残念で悔しかった。階段を外の光が差し込むところまでくると微かに子どもの声が聞こえる。期待に駆け上がると、屋上が遊べる!はやる気持ちを抑えてピロティに入ると、テーブルとイスの数は減らされていて、検温とアルコールの入場ゲートにしている。前にいた家族の子どもが手をかざすとピーコンピーコン鳴り出した。みると37.4という数字。限りなく37.5に近いせいで鳴っているのか。戸惑う家族も警備員さんも、そんなわけないといった様子でもう一度やらせると今度は36度台。ほらほら〜なんて和やかなムードになってるけど、どっちが本当かも分からないのに、事実よりも関門を突破させることの言い訳のために存在しているみたいで少し怪訝に思う。風はたまに強く吹くけど快晴で空が青い。子がとても伸びやかに良い顔で遊ぶ。左に右に駆け回って、おもちゃのことも忘れてくれた。もうすぐプラザが開くけど、と一応教えつつ、こんなにお天気なんだからここで遊んだほうがいいと私も思う。持ってきていたアクエリアスと飴だけでは凌げなくなってきた。何より私がもたない。地下の西友まで降りておにぎりを買いに行く。食べたらプラザに移動しようという話でも上で食べたいというのでまたエレベーターで戻る。運良くテーブルとイスが空いていて食べる。以前は週末の日中ともなると激混みでイスの取り合いだった。天気がよく外の席に座っている人がいるにしても、全体的に少ないほうかもしれない。オープンしていることにまだ気づいていない人が多いのかもしれないし連休だから地方にお出掛けしている人が多いのかもしれない。とにかく満足に遊べて子もご機嫌で最高の気分。3時を回ってようやくプラザへ。道脇にある案内をみつけながら細い商店街の中を抜けて辿り着く。はじめてきたプラザは広々していてキレイなのはいいけど、やっぱり日常的に来れる場所じゃないだけに疎外感がある。今日の夕飯に決めていたスシローの持ち帰りをアプリでオーダーするのに、終始スマホ片手にメニューを選び続けて閉館までいた。持ち帰りにしてもまだ出来上がり時間はまだ先。あらためてこの建物への道のりを確認しながら裏道に戻ると公園がみえる。30分は時間があるし、寄ってく?と聞いてみると、遊び通してハイになってる子は行く行く!と乗り気。地味な公園だけど他に3組の親子がいて皆バラバラに遊んでいた。地味だけどしっかり清掃されていて、落ち葉はきれいに脇に寄せられている。それでもどんぐりは砂場にどっさり落ちたままで、私好みの茶色が明るくどっしりしたどんぐりは存在感もあって、子はひたすらどんぐり拾い。ちょうどお昼に西友から持ってきたビニール袋があったから差し出すと、それはもう張り切ってせっせと拾う。落ち葉も同じようだけど色々で、きれいに染まった葉っぱをみるとアクセサリーにしたくなってしまうくらい良い味わい。寿司が出来る時間になった。薄暗くなってきたし、どんぐりもパッとみたらもう見当たらないだけ拾いきったよと言い聞かせてようやく退散。それでもまだ、またここに来てどんぐり拾いたいとか言っていた。スシローはすぐに受け取れた。めずらしく店内に待ち人は少なく食べていけそうなほどだった。でも今日はもうさっさと帰りたい。100円ローソンで炭酸水とプリンでも買って帰ろうと話していたのに着いた頃には子が寝ている。一応停まって声をかけても揺すっても起きない。困った。炭酸水は諦めるにしても抱き上げて寿司を持って帰れるかどうか。家の駐輪場について様子を見ながらもう一度起こすけどダメで、自転車に置いておいても大丈夫そうな物をカバンから抜いて寿司を乗せて、家のカギを用意して子を抱き上げると目覚めた。「着いたよ!お兄さんもいたから、シュワシュワ買ってこう!」というとハッとしたように目を開く。子をおろして荷物を持ち直してファミマに入る。炭酸水は500mlになってプリンは高くついてしまったな。レジでいつものお兄さんに大量のどんぐりを見せる。どんぐり、わかる?というと、あぁ〜と頷きながら、私の国ではもっと小さいです、とのことだった。話してるといつも人が並び出してしまうから、気付いて退散しようとすると大抵皆んな少し微笑んでくれていて、下手したらやりとりを見るほど並んでいたのかと思うと申し訳なさと、素早く済ますためにコンビニのはずなのに待ってくれるなんて、思いがけない人の優しさに触れてしまう。

ちびまる子ちゃんサザエさんゾロリから変わってヒックとドラゴンを観て終わっていく日曜夜の流れ。サザエさんは、ワカメがお母さんを独り占めできるなんていいなと、自分達が生まれるまで三人家族だったサザエを羨ましがるのだけど、サザエは二人が生まれてきて本当に嬉しくて可愛がっていたとわかったり、やっぱり7人家族もいいよねとなって終わる。三人家族の子がじっと観ていた。何か思っただろうか。子はよく「家族三人で!」と言ってなにかと三人揃っていてほしがる。三人だから結束が強くなってしまうのか、三人でも足りないのか。皆んなでお寿司を囲んでいるところで、あ!と自分の目の前と交互に指差して笑った。そして商店街のコミュニケーション能力という話。実際あんなに分かりやすく見えていないけど日常はこれに近い感じがあるなと思うなど、今日のサザエさんはわりと楽しめた。7時になってヒックとドラゴンを観ているとティーティーンと鳴り出して地震の予報通りに揺れだす。震度3くらいだろうなとは思うけどけっこう揺れを感じる。子は動揺すらしないものの、静かに「怖い」と言ってヒックとドラゴンを観てはいるけど、まだ揺れてるまだ揺れてる、と気にしていた。

 

11/23

起きるなり夫に「土産は?」と聞くと、無いよと言われて子とふたりで怒る。観光施設に行ってるのに?子どもの物くらい何かあるだろうと思っていたけど、まさかの手ぶらで帰ってきた。嬉々として買うような物がないことはわかってる。しかし子は半日それを言い続けた。昨日から、朝から早くごはん食べて着替えてお父さんと公園行くんだ、と宣言していた通り、行こう行こうと夫がせっつかれている。眠い、頭が痛い、腕が痛い、と不調を訴えるけど、仕方ないだろう、充分に寝られないのも自分の責任。こちらの状況はいつも変わってない。やっと準備して出て行ったと思ったらもう帰ってきた。今日は陽が出ていなくて外は寒いのかな。私は何もしないままお昼、お腹が空いてチャーハンの準備。夫は少し寝たいと横になってしまう。子が楽しんで気を遣って静かにしてね、と私に言ってくる。チャイムがなって明治の営業の人が来た。こないだ夫しかいない時に試飲をいくつか持ってきていたようで、飲んだ空瓶は廊下に置いておいた、けど回収しながらダメ押しの営業をされる。カルシウム入りの牛乳の説明。子がなになに?と顔を出してきて、あっ、ちょうどこのくらいのお子さまにオススメなんですよと、営業を盛り上げてしまう。一本128円とのことで、瓶入りは立派にみえるけど実はR1買うのとそう変わらないのかぁと一瞬気を許すけど、配達は最低5本からとのことで、そうなるとうーむと唸ってしまうところ。しかも、「R1はインフルエンザなんかの予防にいいけど、こちらは…」とまさに頭の中で比較したところでR1の効果を出されたら、断然R1の方が魅力的。でも話を素直に聞いていただけでそのカルシウム入り牛乳の試飲もまた置いていってくれる。また取りにくるのかと思うと少し怠い。夫が微動だにせず横になっている脇で、子とカチャカチャとチャーハンを食べる。猫がやって来てニャーと鳴きながら夫の手の辺りをクンクンしている。夫が死んだらやっぱり猫は動かない主をこうして確認しにくるのかなと思った。

午後3時頃、少し遊べそうないつも行かない公園に行ってみようかとネットで調べながら子を誘うと再びお父さんと行きたがる。少しショック。私が連れて行ってあげようと思って計画したのに。夫は疲れた態度をとりながらも口では子に優しくしている。たまにはいいか。そもそも夫は子と過ごせることになるとどこか行こうよと、自分の都合の街をプラプラしに行くことばかりで、公園とか子の遊びの相手をしなさすぎる。調べた中野区の公園の住所を夫に送る。子は喜んで出て行った。一時間くらいして、寒くないか?とLINEすると自然の中で遊ぶ写真が送られてくる。さらに30分後にはドープでクリームソーダを飲む写真。飲食店は気をつけてよ!と連絡すると、どうやら子どもを乗せる自転車で行っていないことも判明。薬を飲んでて眠くなりやすいはずなのにそれは危険だからと、迎えに行くことにした。夕方5時、今日はじめて外に出た。この時間から外に出ると心なしか街の空気についていけない。薄暗いけど思ったよりも寒くないのに着込んでいる自分。ブロードウェイのガチャガチャ売り場で落ち合う。そこから今日はゲームセンターのクレーンゲームまで見に行く。すぐにふらりと居なくなる夫を「おとーさん、おとーさん」と大きな声で呼びながら通路をグルグル歩き回り出した子を、店員さんが心配そうに後を追いだしたので慌てて私も向かう。私も私で「どうしたの?」と他人のような口を聞いてしまい、店員さんは少し疑いの目をこちらに向けながらも去っていって、遠目に私達の様子を気にしてくれていた。100円に値下げられていた花のガチャガチャをやって本屋へ。自分が子どもの頃にやったような厚紙のふつうの着せ替えを買ってあげたいけれどこれが今は見たことがない。よく売っている着せ替えといえばシールやマグネットになってしまっている。昔ながらの着せ替えは、二回前くらいのプリキュアの時に100円ショップのだといって知り合いがくれたことあるけどどこだったのだろう。本屋にすら無い。長居すると別のものを次々に欲しがってしまうのでヨーカドーへ。チーズくらいしか買う物も無し。子をこちらの自転車に乗せて夫と分かれて帰ると子はまた寝てしまった。しばらく駐輪場で寝かせたまま夫を待つ。今朝二人が遊んだらしい道路のチョーク絵を、隣りの店に食べに来てタバコを吸いに外に出てきたらしい男性が美術館にでも来たかのように、じっくり見つめながらゆっくりと歩んでいた。夫が来るのをあきらめて子を抱き上げると起きた。今日は色々食べているし、晩ご飯らしい食事もとれないだろうとソーメンをにゅうめんにして食べて一日が終わる。明日返す絵本の感想ノートを寝る前に大慌てで書く。何度も借りている絵本についてもう書くこともない。いい加減買った方がいいのか。長新太のごめんなさい。子は薬の効果で暗くしてからはわりと早めに寝ついたけれど結局10時近い。私もそのまま気づけば就寝。