どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年6月14日〜6月15日

6/14

雨模様だけど出る時にはそうでもなくて助かった。自転車で登園。今日の委員会作業は忙しい。いつものように絵本の修理と秋に行われる予定のバザーのためのグッズを作る。午前保育だからそのまま時間いっぱいに作業した。迎えたら今日は予防接種に行く予定。今年度内にやれればいいけど、コロナのワクチン接種とか、この後何がどうなるか分からないから、今のうちに早いところやってしまわなくてはと考えていた。生まれてからずっと予防接種をしてきた小児科はこの近く、だけど12時までの診察に間に合うかどうか。なかなか子の名前が呼ばれなくてソワソワ、子が飛び出してきて、よし行けると思ったら先生に呼び止められる。今朝渡した例の連絡帳のこと。我が子の言ってることは何も間違っていないと、その工作を持ち帰るまでの流れを説明された。それは分かったけど、ただどんな順番で選んだのか公平性はあったのか分からない。そこは端折るけどそこが重要でもあると私は思う。例えばジャンケンでもいいけど順番というものが確実に作られたのなら納得できることも、曖昧なままだと諦めきれない子の気持ちも私は分からないでもない。子どもにもわかる公平性がないと揉め事にもなり得ることを想像できないのは小さい子どもをたくさん管理しなきゃならない立場としてどうなのだろう。その相手の子は今日お休みだったとかで、出てきたらまた話してみるとか先生は熱く言い出したから、いやそんなことしたらまた思い出しちゃうかもしれないし蒸し返すようなことはしなくて良いです、と止める。そんな物分かりのよい年頃ではないんだから本人に今さら言っても意味がない。ペットと同じ、粗相した今その場で注意しなきゃ分からないんだから。先生の手腕は確かかもしれないけど、この園が大事にしている子どもに寄り添う気持ちがいまいち追いついていない気がする。病院の時間はギリギリ、ドアから顔だけ突っ込んでまだ間に合いますか?と聞いてみると、多分先生はもう引っ込んでしまっているらしく、看護師さん達が確認し合って出来れば午後にしてもらえれば、とのこと。ギリギリアウトだったわけだ。仕方なく退散。お昼ごはんどうしようかと言って駅前を通ると牛丼を食べたがる。メルペイで松屋を買えば100p還元だったと思い出しすき家好きな子を説得して松屋の普通の牛丼を買うことに。随分と久しぶりの松屋だから普通の牛丼がプレミアム牛丼という名前なことが分からず手間どってしまった。ここの松屋の隣りのダンススタジオ、昔はライブハウスだったと思うのだけど、それを知る人は今付き合いのある人にはいない。高円寺の日用雑貨屋でバイトしていた時に常連だったおじさんにライブをやると教えられて間に合わなかったんだけどこの場所にだけは来た覚えがある。おじさんの年代とは違う若者や悪そうな人達がウロウロしていた。その人は実はすごい歴史的な人で、当時私は知らなかったけどその後音楽を色々知っていくうちにその人にぶち当たって震えた。歴史のある街では歴史の人に会うのも必然なのかもしれない。

思いの外早く帰れてしまって持て余し。早々に昼からママ友に連絡して今日はプラザに行くと予告。その後雨は降ったり止んだりの小雨。洗濯は干したままでも大丈夫な程度。3時過ぎに家を出ようと連絡するとお友達は今日休みだったパパともう行ったとのこと。帰りに買い物できるように自転車で出る。ママ友の家の前を通ると洗濯物を干していて、これ終わったら行くわ、とのこと。プラザではお友達がお父さんとオセロをしていて、もちろんお父さんとも知った仲だから同じテーブルについて遊ぼうとしたら、我が子はちょっと気を遣っているようで違う遊びをすることになった。お父さんと遊べることは子ども達の中で特別なことなのだろう。でもやっぱりそのうち痺れをきらして一緒に遊ぼうと誘って遊び出したところでママも到着。皆んなで時間めいっぱい遊び、帰り道も遊び。楽しい気持ちで八百屋、張り切って買い物。今日のお買い得さくらんぼが安い。お弁当に持っていくのにちょうど良いと思っていたのに帰って二人で食べ切ってしまった。

福岡のマサコさんが娘さん達のおさがり玩具を送ってくれたとのことを子にも伝えると喜んでいたけど、先の予定より今は目の前の遊びに夢中な様子。

 

6/15

園の母達で委員会とは別にサークルというのがある。アクセサリーを手作りしたりお菓子を作ったり。しかし私が所属する絵本のサークルはもちろん絵本を作るなんてことをするわけはなく、ただ絵本を紹介し合ってお喋りする会。数年前までは絵本にまつわる展示があったら皆んなで見に行ったり絵本カフェに行ったりしていたけど、小さな下の子がいたりすると難しいこともあったり去年からはコロナ、気がついたら一度もお出かけを体験することなく終わることになりそう。そうして分かりやすい目的がないだけにこのサークルだけ今年は新入園母の入会がなかったことについて、勧誘できる策はないかと話し合う。季節をテーマに持ち寄りすることが多いけど、例えば表紙の裏側の装丁が可愛い、とかマニアックな視点で情報を集めるのも楽しいかもという話が出てきたの良かった。こんな感じで持ち寄った絵本について話し合うだけ。兄弟もいて長年ここに所属してきた母が、いまは絵本を子どもと一緒に楽しめているけど、子が二人とも成長しきってしまったら、一人で絵本を読むのか、この習慣もなくなってしまうのか、どちらにしても寂しいよねぇと話していて、本当そうだよなぁとしみじみした。解散予定の11時より少し早く私は出て、オオゼキに寄って帰るとまた駐輪前のばあさんに会ってしまう。空間をあけて停めてもちろん無視。

たまにやる仕事の資料のために予約した本の状況をあらためて確認したら、なんと72人予約待ち!多すぎる。中野ゼロの図書館に在庫があったから、そっちをよく利用している夫にカードを借りる。夫を丸無視する必要もないからこうしてなんだかんだいつも通りに生活はしている。中野へ行こうかと思いつつ、たまには子もそっちの図書館に連れていくのもいいなと午後に行くことにした。今日こそ予防接種をするから、3時まで遊んで小児科からの中野と計画を立てる。にしても、夫が作業をしていてトイレを閉め切っているから近くの図書館のトイレに寄ってから迎えに行く。子の調子がおかしいかもしれない。いつものようにみーちゃんと駆け回ることもなく、気づいたらすぐ一人になってグズグス遊んでいた。今日一緒に遊ぶ約束していた子がいるとかだったけどここには来ていなくて、小児科の午後診察がはじまる時間になったから公園を出ると大泣きし出した。そんなにあの子と遊びたかったのかと、園の子が遊ぶもうひとつの公園を一応覗くとやっぱりいない。勝手に約束してもお母さんの都合もあるんだよと言い聞かせて小児科の前についてもまだ泣いている。こんなに激しく泣き続けるのは珍しい。泣きながら絞り出す言葉では、どうやらお友達のことではなく注射が怖いようだった。もう慣れたと思っていたからまさかの。やれる、やれないを泣きながら繰り返すから、もう今日は止めようと中野に向かうことにした。でも注射するからとお友達に言って公園を出てきたのに明日また3時に帰らなきゃならないんだよ?いいの?と、もうひと声粘ってみても頑として今日はやらないと決めていた。仕方ない。中野ゼロに着く頃ようやく落ち着く。私が本を探すあいだ児童書のコーナーでおとなしくひとりで絵本を読んでいた。場所を変えると気になる絵本も違うらしくあれこれひっぱり出して読み続ける。ここの図書館はタイトル順でなく作者順に並んでいる。はじめの頃はこれが良いと思っていたけど、絵本を知ってきてタイトルで覚えていくとこの配列に慣れない。訳書の場合にも誰の名前のコーナーにあるのか迷う。絵本でも訳す人によって全然良さが違うという話を先生に聞いてからだいぶ意識している。お腹が空いてきた。さっき泣き止まない時に、今日は特別にしてロイホアフタヌーンティーしに行こうかと話していたけど、もうそんなスイーツを食べる時間でもなくなってきてしまった。夫が郵便局に出たついでに事務処理のために近くのマックにいると言っていた。ロイホじゃなくてお父さんがいるらしいからマックにしようかと言うとお父さんがいることに喜んでマックになる。ハッピーセットとチキンとコーヒー。マックほどのシステム化しているところで注文の行列を処理し続けるだけでなく他作業も挟んだりするなんて珍しいなと思いながらこちらはカウンターの向こうを見つめ続けた。ようやく受け取って席へ。子にはお父さんがいるからと言って先に席に向かわせていた。いざ食べるとなるとサイドメニューの豆のスプーンがない。下に降りてどのタイミングでどこに声をかけたらよいのやら、出来上がりの呼び出しをしにカウンター越しに来た人に声をかけると、お待ちください、とピシャリと言われてしまう。冷たい感じのまま、ハイとこちらを向き直ってからスプーンがないこと、コーヒーのガムシロも欲しいことを言った瞬間に緩んでアッという顔になった。スプーンの渡しそびれに気がついていたのかそこにはすでにスプーンが出されていて、ガムシロとミルクもサッと用意してくれる。袋は大丈夫でした?とさらに気配りをしてくれた。マニュアル通りの動きのなかでは人は機械になっていて、ちょっとしたミスでもイレギュラーなやりとりが発生すると途端に動きに人間味がでる。ホッとした。もうこれが夕飯だねと話しながら食べて夫と別れる。途中の八百屋で今日もさくらんぼを買う。いつもの八百屋とは違って、中野からの帰り道でしか通らないここの八百屋は焼きいもとさくらんぼを買うスポット。山形出身のおばちゃんで、さくらんぼが安くて美味しい。1年間でこの2つのシーズンだけお世話になる。安いんだけど素材の状態があまり良くないのがたまにキズ。大きくてこりゃ良いやつだよ〜と自信満々な態度で袋に入れてきたさくらんぼ、たしかに大きいんだけどなかなかのキズもの。汚いのから食べちゃおうと話していたら結局今日も全部平らげてしまった。

夕飯はそんな感じで、子は今日出たハッピーセットのオモチャ、マクドナルドのサンバイザーとバッチをつけてひたすら遊ぶ夜。楽しみにしていたはずのすイエんサーも私だけが集中して観ることに。究極のおにぎり、ごま油を混ぜた塩むすびをやっていて、明日さっそく真似るつもり。ワールドカップのアジア二次予選で大豆田とわ子の最終回がズレているけど子が寝つくのが遅くて間に合わず。ラスト2回分、録画で観るしかない。録画履歴をみてみるとマツコの知らない世界も夫が録っていた。この人ごっちゃんの知り合いなんだよねとのこと。かた焼きそばの世界。特別意識したことない食べ物だけど観てると気になってくる。この放送を観て夫とごっちゃんは盛り上がり、近々この人の案内でかた焼きそばを食べに行くことになったという。約束していくの面倒くさがっているけど、今のいまでそんな贅沢なことはないよ、行きなよ行きなよと私が嬉しくなってくる。そういえばお腹空いた。ファミマのポムポムプリンスフレをこれまた贅沢なことに、今食べたいのはこれじゃないんだよなと思いながら食べる。