どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2022年5月13日〜

5/13

雨。今日はパート先まで歩きで行くことになるけどそれでも子を見送ったあと余裕があるのはいい。この前店長に、朝9時から出れたりするんですか?と聞かれて、迷いながらイエスと答えてしまった。9時からとなると着替えタイムとして10〜15分前に行かないとで、今日みたいに雨の日だったら子が出たあとほとんどひと息つく余裕ないなぁとちょっと不満ではあるけど、無理なわけではない。子にはこれから仕事の日は見送りは家の下まででいいかと了承は得ておいた。今日のところは雨でもまだ通りの角まで見送って何度か手を振る。

パート先は行くたびに少しずつやり方が変わって戸惑うこともある。だけど今日は三人体制なうえ悪天候で割りかし持て余してる感もあった。パート終わり、雨の歩きだからアーケード内をぶらぶら行く。サーティーワンがまだ閉まってる。連休に入る頃、店主が急病のため臨時休業すると貼り紙がされていた。連休のタイミングであららと思ったけど、そういえば随分としばらくおじさん以外の働いている人を見ていなくて、たまに買うときも実はおじさんの印象があまりよくなかったから、おじさんが問題でバイトがいないのか、ワンオペで忙殺され性格歪みおじさんになってしまったのか、どうなのかなとちょっと引っかかっていた。そのサーティーワンかまだ休み。このまま無くなるんじゃないかなとすら思えてきた。そうなると学童の特別おやつの時のサーティーワンアイスはどうなっちゃうのかなぁというのだけが気になる。

今日から週末の買い物のために業務スーパーに寄るけど、今お腹が空きすぎて調理が必要な先の食事のためにいまいち頭が働かない。欲にまかせてずっと気になっていたフライまんじゅうを買ってみる。緑道で酒屋の裏にご自由にどうぞと、徳利や銘柄の入ったグラスがあって一応ママ友に知らせておいた。

家にあったインスタント麺をアレンジしてお昼ごはん、フライまんじゅうも食べる。

来週回収予定だった粗大ゴミのキャンセルの電話、ようやく繋がった。連休明け何度もかけたけど全然繋がらず、最悪そのまま当日を迎え断ってやろうかと思っていた。新たに捨てるものが決まったけど、また一から出直しだ。

金曜は持ち帰り荷物が多いから学童はお迎えをしようと決めている。今日は雨だから余計に荷物は邪魔になるはず。ランドセルは大きいわりに意外と荷物が入らないよなと思う。学校から学童までの道はもちろん指定されていて、結局帰りもそのルートにするのが一番わかりやすいわけで、あっけなく道は決まった。学童につくと先生が、ちゃんと自分で言える?とかなんとかやっていて、何があったのかと思ったら子が連絡帳を学校に忘れてきたらしく、宿題はその中に入っている。早く気がついても忘れ物は必ず保護者と取りにいかなくてはいけないらしい。そのルール私も知らず、むしろ学童でちょうどよかった。学校の門は開いていて、おじさんに教えられるまま校舎に入る。あとは子どもに任せておけばよい。事務室だかの先生から担任の先生に話が伝わり、やってきた先生と子で教室へ取りにいった。私は下駄箱のスペースに腰掛けて待つ。天気のせいもあるのか、案外学校に全く青春を感じないものだなと思った。二人の話し声が近づいてきて私も立ち上がる。上履きから履き替える子の側で、先生が名字で子の話を私にしてきていたけど、子どもが名字で呼ばれることにまだ慣れなくて、一瞬私が自分のことを言われたと思って頭がクエスチョンになってしまったけど、そうだ子どもはもう名字を背負って生活している。話の内容こそリアクションしづらいことで、あ〜、とぼんやりした返答しかできなかった。門番のおじさんに今後忘れ物した時ここに誰もいなかったらどうすればいいかなどを確認する。子は忘れ物をしたことを学童からすごく気にしていたようだったけど、私はお迎えだったからこそスムーズにいったし、本当に気にならなかったから明るく話しかけ続けた。帰ってドアを閉めた側からチャイム。まさかの通り今日も隣りのばあさん。どこかの企業のディズニーが使われたメモ帳と小さな巾着やテーブルクロスの布類。子が自分にとっては良いものを色々くれるおばあちゃんに懐いてしまったように笑ったり話したりしていた。小ぶりなものでまだよかった。

元夫が不貞腐れたようにゴミ捨て行ったあと、何を報告してもノーリアクション。離婚、別居から日を追うごとにやり取りがなくなっていっているのは明らか。モヤモヤする。どういう状況なのか確認しようと子の隙をみて電話してもでなくて30分後寝かしつけてる時に電話が鳴る。拒否をしてメッセージで伝えるとやっぱり無視。なぜ電話じゃないとダメなのか。明日は土曜授業。そしてやっぱり保護者参加を求められる催し。しんどい。

 

 

 

5/14

子を送り出してから少し時間差で学校に行かなくてはならない。通学路の半分にまでなるような道を見送るのは大変なので今日は建物下まででいいかと確認すると大丈夫と言ってくれた。裏門を開けて一人送り出すと、早速鼻歌を歌いながら歩き出した。ついつい気になって見つめてしまうけどそれでは意味がない。急いで戻って自分の支度。

学校に着くと思ったよりも保護者が集まっていないように感じる。兄弟がいて分かっていたり、違う時間の参加にしているのかもしれない。少しホッとした。保護者会の時のようにドッと人が集まったらそれだけで気疲れするところだった。学校の朝は早いから9時半前には終了、面倒なだけでストレスはなくさっさと家に帰る。

子の帰りが平日の時より時間かかるのは土曜は一斉下校だからなのだろうか。子の足でも5分の距離が下校時刻より15分は遅く、わざわざピンポンと鳴らして帰ってきた。GPSがうまく起動していなかったみたいだった。ウエストに挟んでいたミニタオルが無いことに気づいて、すぐに二人で家を出て来た道を戻る。見当たらないまま学校まで戻ってしまった。昨日と同じく下駄箱で待つ。子はひとりで中に入っていきすぐに、廊下に落ちてた!と元気よく戻ってきた。急いで来てよかった。裏道から家に帰ってうどんでお昼ごはん。今日は午後から私達の大好きなファンシーショップ屋さんが合同販売店を開く。ママ友とオープン時間には行きたいと言い合っていたのにお互い結局1時はゆうに過ぎてしまう。私達は先について、着いたからには店に行く。ちょうど他にはお客さんがいないタイミングで皆んなの視線を一手に受け止めることと蒸し暑いなか到着したばかりで汗がぼたぼた吹き出した。子が今日をすごく楽しみにしていて、ファンシーショップ屋の二人と話したいことなんかを言っていた割に、いざ目の前にするとやっぱりモジモジというかフリーズしてぎこちなくなっている。私がママ友に連絡しようと一度会場を出ること約二分、戻ったらけっこうシャキシャキと話している子の姿。通訳係みたいな私がいない方がこの二人とものびのび話せるのかなという一面をみた。アレでもないコレでもないとこねくり回してみていると、ママ友親子もやってきて一気に空気は砕ける。子にハム太郎を勧めたけど今日の子はひよこのぬいぐるみに夢中。他にもいくつか買ったけど、お会計はぐんと安くしてくれてしまう。明日もまた来る気満々で別れる私達。ママ友に例のばあさんの服を見てもらい、ばあさんが社交ダンスで使っていたという服を一着もらってもらう。残りをごっちゃんに確認してもらって引き取ってもらった。終わってすっきり、あとはカバンだ。ママ友がチャイ屋さんで飲んでいくようだったので私も飲んで休む。子ども達はあっちにこっちに走り回っていて、人の仕事の邪魔にならないか気になった。チャイ屋さんのお姉さんが美人さんという話から、彼女が昔モデルをやったカタログを私は以前から見たくて持ってきてくれるのを待っていた、そのことを思い出して、あっとなったら少し前に元夫に渡しましたけど、と言われて私は焦る。変な空気になってしまった。だって家族のはずなのに知らないなんて普通はないだろう。元夫に関わる人とのことで何かあったら報告してくれとLINEしておく。ママ友親子を見送っても子はまだチャイ屋さんに入り浸る。ラッシーまで飲み出した。いつも相手にしてくれるお客さんのお姉さんもいて、今日は私もそれを見ていて本気で笑って楽しい時間を過ごせた。こういったカウンターバーで居合わせた人と交流する刺激をその歳にして体感してしまってすごいことだなと思う。明るくてリズムが狂うけど時間はもう5時を回っていた。ミスターミニットにようやく腕時計の電池効果に行って、高野の先の惣菜屋で唐揚げとささみチキンを買って帰り。

元夫にチャイ屋さんからのカタログはいつ頃もらったのかとか背景も込みで説明してほしいのに、あげるよと相変わらず結果の一言だけで、全く私に誠意がなかった。明日もきっとチャイ屋さんに行くことになって、そのお姉さんとまた顔を合わせるかもしれないのに、ひとつの家ならばあるべき関係が成り立っていないことを不審に思って気づかれるかもしれないとか、もう不安とイライラが止まらない。電車に乗ってるから、Gmail返信中だから、と私だってメッセージでも的確に答えてくれればいいだけなのに、どうにか本題話そうとしないその態度が。

 

このあとはもう振り返られないようなことが起こりました。私はいま日記をかける精神状態にないです。丸一日は食事も喉を通らなくて、吐き気すらします。でも今日も生きねばなりません。

2022年5月9日〜5月12日

5/9

コラショがまだ子どもの日の音楽がアレンジされたものを流してくれていた。体育のある日は着替えやすい服にしないといけない。いや、もうなんだって着替えはできるんだけど、むやみに伸ばしたりしないで着替えられる服をあてがう。天気予報では学童からの帰宅時間頃は雨になるようだったから、今日からはじめてひとり帰宅にするつもりだったけどやっぱりお迎えにいくと連絡帳に書いた。ママ友の前でも堂々と今週から一人よと話してしまっていたから朝からやっぱり今日は無しですとLINEしておく。そこの子こそ、我が子に感化されてひとり帰りをすると息巻いてしまって迎えをなしにしてしまったとのこと、申し訳ない。分かれ道までは私が一緒に学童を出るよと伝えた。

パート、二人体制。天気が良くないということは客足はきっといまいちで調理仕事がしやすいかと思っていたのに、一品目で早速間違えたりしてタイムロス。自分の持ち場をやりきれずだいぶ店長がサポートしてくれてしまったけどそのおかげで仕事はやりやすかった。

帰って子が残した朝ごはんなどをかっこんで歩きでお迎え。ルート確認にはやっぱり子が自分の足をつかわなきゃ覚えられないだろう。自分が歩きたくなくていつも自転車お迎えしていた。学童に着くころ雨がパラパラ降ってきた。玄関まで出てきて、あっと気がついて傘を取りにまた中に引き返していく少し大きい子なんかもいるけど、我が子らはまだその判断するのも危うい。お友達と我が子と二人連れて外に出ると、やはりお友達は傘を開いたり閉じたりで困っていた。50歩もないような距離の分かれ道から先の横断歩道の向こう側にお母さんの姿がみえた。途中までは行くと言っていたけど、やっぱり待っていると遅く感じたのだろうな。お母さんが見えるけど走ってはダメよと言い聞かせて別れる。そこからは我が子を先に歩かせ、私は一列になって少し後ろから行った。横道が現れる度に少しだけ迷っているのか私の方を確認しながらだけどちゃんと帰れてる。学校からと同じ馴染みの道にきたらひとりで小さな声で歌っているようだった。家に着くと、一人でつまんないから歌って帰ったよ、と言っていて、そうか不安だとかそういう意味でなくても、一人だと退屈なんだねと知った。そういえば今日から宿題が出ると聞いていた。学童で済ませてきたとのこと。それは良い。理想的な学童の使い方。うちの学童では特別宿題をする時間は設けてないとのことだった。だけど案外誰かがやり出すと皆んな一緒になってやったりするとは聞いていた。でも一応私にも宿題見せて、と言ったらなんとひらがなの「る」をなぞったり書いたりするだけ。学校ってここからはじめるものだったのか。て、幼稚園で何を教わるでもないのだからそりゃそうなんだけど、気が遠くなる。

夕飯をどうしようか。カレーか。材料があるのは冷やし中華だけどこんな気候じゃ気分が乗らない。と思ったのに子は張り切って冷やし中華が良いという。紙に線を引いてあみだくじにしてみると子もワクワクしている。結果は冷やし中華を引き当てて決まり。

夜、私のアップしたたんぽぽの雑貨をみてハルチンからメッセージ、そのまま別の話をやりとりする。すいみんちゃんのジンにハルチンの友達も書いていることは聞いていて、向こうも向こうでどの寄稿が私かという話になっていて、そこから友達の話。最近私が仲良くなったママ友が実は知り合いじゃないかと思ったけど知らない、でも友達が知り合いかも、こういう友達と文字のうえで紹介される。いや知らない。同じ専門出てるから年齢的に時期かぶってるねと、ん?それは〇〇ちゃんも知ってる子?と、これは完全に共通の友達の名前を出すとその通り友達。あだ名からしてそれはもしかして、と私も記憶が蘇る。辿っていくと、ずはり私も知っている子だった。なんならハルチンより前に出会ってる。このやり取りでだいぶ盛り上がった。なんか久しぶりにワクワクした。

明日はワクチン三回目の予定。でもまだ迷ってる。生理がもうすぐの時の体調の悪さを感じている。生理中よりも生理前の方が体がしんどい。やっぱり迷うけどヤクルト1000を飲んでおく。

 

 

 

5/10

いい夢をみた。ほんわかと幸せな夢。ずっとこの余韻のなかで生きていければいいんだけど、それができないのは私が家族を支える立場だから。ガチガチの現実を歩んでいるわけでのほほん散歩していられない。

ワクチンについて検索しまくってやっぱり不安になって、せめて生理後のタイミングにしようとひとまずキャンセル。

9時半からは歯科。この後もまだまだ治療があるからどこをどんな流れでやるのか再確認。今週末にあらためて話だけしにこなくてはいけないところだったけど今日話してもらう。ハナコの菊田に似ている若い先生の腕はどうか知らないけど説明は的確で信用できる。今まで歯科でこんなに説明してもらえたことはないと思う。私が理解しようとしていなかっただけなのか。今はまだ矯正の先生とも連携しているから心強い。皆が私の歯を支えてくれているように思える。

オオゼキに寄って帰り。ワクチンのつもりで学童終わりをはじめて5時にしていた。オンタイムでGPSを見てしまうと通知位置がズレていることに敏感になって本当に間違ってその辺りにいるのかもしれないとソワソワしてしまう。あとから確認している分には到着したとのコメントだけで安心していられたのに。心配になって探しにいこうかとまで思ってしまうけど家までの帰り道じゃなくて学童が約束の地になってる限りは私なんかよりずっと頼りになる先生が管理してくれているから問題はない。基本の行動が近場だとGPSはあまり頼りにならないかもしれない。

お迎えまでの時間もいつもより余裕だから工作に使えそうな空箱などを持って自転車でお迎え。あまり話したことのないおじさん先生に空箱を渡すと、そのあと顔を合わせるたび何度もにっこり笑いながら資材ありがとうと言ってくれていた。今日も梅拾ったよとのこと。氷砂糖を買いたいけど、ほんの少しでいいわけだから100円で買いたいのに近くでは売っていなかった。中野の広いダイソーまで行く。ここにはあった。他に子が明後日の遠足に持っていく菓子を選ぶ。家にある小さい菓子を見繕って持って行けばいいと思っていたら、飴ガムチョコは禁止されていて、となると意外と小分けのものが手持ちになかった。ハイチュウを買う。中野ダイソーの髪型が個性的なベテラン店員さんが心地よいほどに滑らかな流れで子にハイチュウを手渡してくれた。

元夫のインスタの過去投稿を久しぶりにみてみると面白いなと思う。しかし当時から対面ではこのテンションはない人間で、ネット弁慶みたいなものだ。ここでの魅力を足がかりにした様々な交流で忙しく私達の暮らしを無視しているのだとしたら悔しくて辛くなる。そんな元夫が夜荷物を取りにやってくる。お腹空いたと言っていたけど私達はもう夕飯を食べていてもちろん余計な分は無い。目の前に子が残したサラダがあってそれを食べるかと勧めたら珍しく食べた。混ぜご飯あるよと解凍しようとしたら恐縮して断ってきて、まぁ世話にはなりたくないという気持ちだろう。子と二人分だと飽きても食べなきゃならなくなるから無くなってほしいくらいのものだ。おにぎりにして渡す。

猫が布団に吐いていてストレス。

 

 

 

5/11

昨日尿検査を渡されて、今日提出。確かに早くもらっても仕方ないのだけど自分のことじゃないからコントロールできないしドキドキする。目が覚めたところから何度も声をかけて子がやっとトイレに行くとなって同行。しかし思うように出ない。驚いていると段々ふつうの排尿になってホッとした。無事通常の提出ができる。別日だと親が持っていかないとならないらしかった。良かった。

ラヴィットが面白くない。ぼる塾の日が面白いだけなのか?私はぼる塾が買い物したり食べ物紹介するのが観たいだけなんだきっと。テレビを消してこの日記をまとめているとスマホに上島竜ちゃん死去の速報。自宅で亡くなっているのを家族が発見、みたいな文章のあとに、いのちの電話などの問い合わせ先がある、というのは自殺というのを暗に示しているのだろう。先日の渡辺裕之の速報では第一報から縊死という書き方されていて、はじめて知った言葉で著名人の速報としてもはじめて見た表現だった。渡辺裕之に関してはその後のニュースも一貫して縊死だった。竜ちゃんには驚く。疲れてきてたんだよ、と私には計り知れない立場の人のことを思う。なんだか疲れちゃったんだよね。私もなんか疲れてる。だけどそもそも誰に知られてるでもないから死んでるのと同じくらいひっそり息し続けているけど竜ちゃんともなれば思い切るしかないしそうしてきた人だから、そっち側への振り幅だなと。

昼間から元夫が作業をしにやってきた。特別話すでもないけど、彼は最近思うことがあったらしくそれについて話したり。子は今日は学童をおやすみにしているから1時半には帰る。GPSを開いて何度も確認する。近くまでやって来てるなと思った次の瞬間にはチャイムが鳴り、もう一度鳴り、子が帰ってきた。幼稚園の頃から、小学生になって一人で帰ることについて考えていて、自分の名前の数だけチャイムを鳴らせば帰ってきたって分かるねと話していた。それをやろうとしたのかもしれない。お父さんがいることに分かりやすく喜びはしないけど、いつもより機嫌がいいのは私にしか分からない。もっとお父さんに甘えてやればいいのに、と思うけど子どもなりどこかもう期待できない人なんだなと諦めがあるのかもしれないなと思う。その反面、お父さんがいない時はしょっちゅう私にお父さんの話をしてくるのが本当にストレス。いつもいつでもブチ切れそうになるギリギリのところに私はいる。

3時前に図書館に行こうかと声をかけると、え〜せっかく遊んでるのに、と言われて悲しくなった。ただでさえ最近絵本離れしているような寂しさがあるのに。とはいえ必ず家に図書館から貸し出し制限の15冊くらいは常に借りてあって寝る前に読む習慣も変わらず。なのにどこか絵本の触れ合いが足りない気がしている。変わったこと。幼稚園では常に絵本に囲まれて過ごしていたし毎日先生が一日二回は絵本を読んでくれていて、子はよく私が知らない場所での絵本の話をしてくれたけど今は当然そんな環境は無い。その幼稚園からは毎週2冊子どもが絵本を選んで借りてきて、返す時には親が感想ノートを書くことになっていた。本を管理する委員をやってサークルでは絵本を語りあって。図書館の水曜のお話し会で絵本や紙芝居を読んでもらい、そのあとはお友達と絵本を引っ張り出して読んで、やはり親も皆で情報交換しながら絵本を手に取った。学童では水曜にイベントがあることが多くて途端にそんな触れ合いある時間に図書館に行けなくなっていた。二人の生活にあった絵本の時間が少しずつ削られている。小学校でも図書の時間はあってもちろん絵本もあるけど、大人の勧めがないと子どもというのはもうアニメ絵の児童書を手にとっているようだった。そんなのを読むようになったからもうお話し会は行かない?絵本は読んでもらわなくてよくなった?と聞くと、そういうわけじゃないけどさ、もうどうせ良い席で見れないし、みたいなことを言っていた。別に幼児に限定した催しではないけど、長いこと通っていたから小学生が少数派なことは子どもなりに分かっていて、これまでいつだって自分が中心だった自覚があったからこそ、これからは小さい子優先だという思いがそれなりに芽生えていたのだろう。子はいつも堂々と一番前の真ん中が自分の場所だった。どちらにしても返却があるから行くことは行く。子は二列目の場所から静かに前を見つめていた。借りる絵本もさっさと選ぶ。子が家遊びに集中していたのも分かるからあとはオオゼキだけ寄って帰る。なんとなく今日は全部ポイントで支払ってみる。6000円以上あって使ってもまだ5000円分はある。お守りだ。帰ってもまだ元夫はいて、今日はなんか調子良く話してきているから、子が飲みたがるメロンソーダを二人分作って二人に飲んでもらう。元夫は“人たらし”と言うのか無自覚に恵まれた力で人から好かれることがあるのをようやく分かったと言って、その自分の価値に機嫌をよくしていたのだろう。持つ者は人に余裕をもって接してくれればいいのに彼は下手に皆んな平等としてそんな心遣いに欠ける人だった。私が言っていたその感じをやっと伝わったと思えて私も気分がすっきりした。猫がまた布団に吐いていたけど、ストレスよりも黙って洗濯する余裕がある。

子は明日遠足で、今日の宿題はよく寝ることだって、とのこと。まだ外が明るい時間からお風呂に入ってその後有吉の壁をみながらごはん。今週はラヴィットがいまいちでこれだけが楽しい。しかし今夜は子が宿題を実行してスッと寝た。まだ水ダウもはじまる前。起き上がって水ダウ。久々。上島竜ちゃんを悼む声相次ぐといったニュースを振り切ってあちこちオードリー。見取り図とジャンポケ。関西関東で同期らしい。意外な組み合わせ。そして意外にジャンポケが自分達の立場をわかっている感じが伝わって、面白いかどうかはともかくテレビの枠のなかでバランスは良いなと偉そうに思った。

 

 

 

5/12

遠足。久しぶりのお弁当。私も緊張、とはいえ冷凍のナゲットとすみっコぐらしのウィンナー、キュウリとトマトに可愛いピックを差し込むだけ。外だから箸を使わないでいいようにご飯もおにぎりにする。リュックだしいつもより荷物が軽くてルンルンで余裕の登校。

やっぱりラヴィットがつまらない。ぼる塾が観たい。パートのシフト月曜をNGにしようかな。掃除をしたり洗い物したりパタパタやっているとチャイムがなる。隣りのばあさん。あなたバッグいらない?と、いま断捨離をしていて捨てようと思うんだけどその前によければ見に来てと言われて戸惑いながら断る言葉も見つからず流れのままに連れ立って隣りの家にあがる。こんなときむやみにキョロキョロするのは失礼に思って意識して周りを見れなくなる私。これなんだけど、と床に積まれたバッグのそばに座り込んで、なんと言おうか言葉を探す。え〜勿体ない、うわぁちゃんと保管してるぅ、すごい状態良いじゃないですかぁ、と繰り返してみる。貰わないと帰れないと思って適当に見繕う。猫がいる罪悪感で出来ればこの建物の誰とも関わりたくないくらいだけど、ここまで来たからにはもういっそぶっちゃけてしまったほうが楽になれるわけだし、そのスイッチをいれるのは今か?どうだ?ということばかり頭にあって気がそぞろ。ばあさんは足が悪いからといって息子のなのかオフィスチェアに座っていた。ラジオをかけてうつみ宮土理の番組だったか、ニッポン放送が流れている。普段からこうして生活してるなら、もしかしたら猫の声も届いていないんじゃないか?とまだ微かな期待が残されてやっぱり探り探りで会話する。小金持ちの友人から服をもらうから服もあるのよ、あなたなんか着ない?と言って、いやぁさすがに80歳のばあさんの服は無いだろうと思うけど、貧乏性はつい淡い期待ももってしまってこの目で確認はしたくなる。なんともリアクションできない服ばかり、肩パッドまで入ってしまってたりする。一瞬おや?これはイケる?と思える透ける素材のカットソーなんかは社交ダンスをしていた時の服とのこと。ブローチやなんかもあったみたいよと他人事のようにいって可愛いステキな小箱を出してきた。この容れ物はお世辞抜きに可愛かった。韓国のものだと思うという。昔の話は歴史も分かっていないとややこしくてじっくり耳を傾けていないと頭で理解ができない。ざっくりだと38度線で引き上げてきたとかそんなことを言っていたけど、本人も今の我が子より幼い頃だろうし兄弟や当時の大人のことは後聞きだろうからよく分かっていなかったり。でもこの容れ物のなかにあるビーズ細工や切れたネックレスのビーズなんかは本当に子も気にいるはず。もうひとつの箱には古い服から取ったというボタンが入っていて、まさにいま子が夢中になっているもの。それを話すと嬉しそうにしていた。チラリと目に入ったキャビネットにはジブリのDVDがめちゃくちゃ揃っていてドキリとした。他にはブックオフの90年代の100円コーナーみたいなCDが並ぶ。ばあさんはもう私はいなくなるのにこんなのあっても仕方ないから!施設に行くしと出会った頃からキャッチコピーのように元気よく繰り返す。本当にその気あるんだろうか。荷物になる要らないものと少しの戦利品を手にして家に戻る。戻ったけどずっと隣りにいるんだよなと思うと落ち着かない。その通り、またピンポンと来て今度は貝細工が施された小さい引き出しをもってきた。わりとイチ押しなのか要るんだったら、という言い方じゃなく貝細工がすごいでしょうと良さアピールされた。ここまでアンティークになると、と引いたけど、例の家族の平壌の学校を出た時の記念品だった。無下にもできずまた引き取る。そのあとも、私と同年代か下手したらそれより上の息子達が幼い頃のコースターなんかを持ってきて、もう三度四度やりとりして、正直疲れた。あなたも出かけなきゃならないだろうから、と一応気遣いはされて今日のところは終わり。エネルギーをえぐられたけど逃げるように中野に向かう。手芸屋さんでパーツを買ってカルディ。一人でゆっくり見るのも好きだけど、最近はいつでも一人で見れると思ったら、これがどうだとか言いながら誰かと見れたら楽しいだろうなと思う。子の好きなアップルサイダーが現品限りで安くなっていたから一本買う。これで乾杯をしよう。リンツのホワイトチョコのリンドールもお買い得。帰って子の帰りを待つ。今日はひとりで学童から帰ってきてもらう。GPSをじっと見つめて待機する。更新するたびに近づいてくるアイコン。そろそろかなと外に出てみると、ちょうど子がすぐ近くに来ていて笑顔で駆け寄ってきた。手には花をもっていて途中で摘んできたと言った。一人で花を摘みながら歩くなんてステキだ。

こうして子がひとりで帰ってこられるようになると、特別用事がなければ一日家から出ないでしまうこともあるんだろうなと思う。社会と交流がなくなって気楽のようで寂しくもある。

天気が悪くなって明日は本格的に雨の予報、すでに体調もしんどい。元夫が今日も荷物を取りに来た。こちらの話はスマホを触りながらふんふんと頷くだけで、はなから会話をする気はないようで張り合いがなく、自分の毎日はなんなんだろうと暗い気持ちになった。こないだからの片付けで大量に出たゴミ、帰る時に外に出していくと言っていたはずなのに、自分の大荷物に託けてそのまま出ていこうとしているようだったから、ゴミ捨てて行ってもらえないの?と聞いたら途端にキレた。それだけのことでそんな怒れることが分からない。

2022年5月1日〜5月8日

5/1

日曜朝、聖書の世界を知るアニメがまたMXではじまって観るようになって8時には起きる。猫のいた場所に美容室の床かってくらい毛束があってギョッとした。そういえば生え変わりの時期だ。

今日は雨になるらしいけど子が吉祥寺に行きたいと言っている。学校に履いていたスニーカーのゴム紐が切れてしまったからまた学校用スニーカーを買わなくてはいけない。子のスニーカーのことは元夫が仕切っていたことだし一応伝えておく。午後ひとまず傘を持って家を出て歩きで高円寺まで行く。まずはセカストで長袖セール。こないだ下見して狙った服を手に取って確認、半額250円フリマでも納得の価格だから買っておく。飽きてしまいそうな子を、私にオススメない?と巻き込み作戦でごまかす。試着前の角のスツールでは少年がゲームをして待たされていた。2着で750円手に入れて店を出ると雨が強くなっていて、吉祥寺はやめてアドアーズ行ってハッピーセット買って帰ろうと言ったらそれはそれで子も納得した。子があそこに行くと言ってまずはヴィレバン、お腹が空いてハッピーセットまで待てない。ここよりサイゼに行って軽く食べることを提案。予定が変わったことも元夫に伝えて二人サイドメニューを頼んで食べ終わった頃、LINEになんの反応もなかった元夫がやってきた。手に袋を持っていて突っ込むとドムスタに用があって行ったからやっていたイベントの店で買ってきたと言って出してきたのは古めかしいキティちゃんのネックレス。子は「わぁっ」と声をあげた。2つも買っているからひとつもらいなよと言っておく。私が突っ込まなかったら見せてもくれなかったのだろうか。なんでこんな物を買ってる余裕があるんだろうと頭は不信感でいっぱいだった。私達もドムスタを見ることにして連れ立って行く。たまに未完成で働いている台湾の女の子のファンシーショップでキティは売っていた。子は腕時計型のパチンコゲームを欲しがりお父さんに買ってもらう。他にはまるちゃんやおやすみのひなのちゃんが出店していた。

薬局行こうかなとか言うくらいの、ちょっとしたことでも私と元夫が話しだすと子が全力で割って入って私に執拗に絡もうとしてくるからイラついて怒鳴りつける。いつからこんなことになってしまったんだろう、思い出せないけど家族がいた時はそんなことなかったように思う。普段子だけの私なのに人にとられる気がして焦るのだろうか。止められなくなって私は元夫に、私達はいつもこうだよ、一対一だから良い顔なんてしてられないよ、とやつ当たってキレて、そのままドラッグストアに一人で行って買い物する。ちょうど探してたものがあった。少しクールダウンできて戻ると子が泣いていて、私がいなくなったから、とのこと。お父さんはずっとそばにいたのに、もう完全に子にとって身内の大人は私しか居なくなっているのだ。脱力しながら元夫と別れて私達はハッピーセットを買ってシェイクを飲みながら帰る。

ずっと放心状態だった。元夫にLINEでありったけぶつける。私が見栄っ張りだからどうにか挫けずにいれるけど、その気持ちがなかったらとっくに大惨事になっているはずだ。毎日毎日、なにかしら過去の家族の思い出を子からは側で語られて、あ〜あ〜と言われ、その無邪気な小さなボヤキに私はいちいち傷ついている。思い出が更新できるくらい今も日常的に関わってくれていたら違うのになと思うけど、子に私一人との思い出にすり替えてもらおうと意識もしている。私が私として自分のことに目を向けている余裕なんてない。そんな気も知ってか知らずか、元夫は堂々とあっちにこっちに、古いキティのネックレスを買えるほど興味や関心をもてるような暮らしをしているんだなと思うと、悔しいというか悲しいというか、どうしてそうも簡単に子どもの優先度を下げれるようになったのか、どうしてもそこで私の考えは止まってしまう。子どもとの暮らしが自分にとって100パーセントのものだと手放しに言えるわけでもない。もちろん笑って過ごしているけど、80歳の婆さんがペットと生きてる感じといえばそんな感じでもある。例えば今日は何食べようかと、言葉にはしていても結局は自分だけとの会話になっているようで、かといって本当に一人のように前後の何もかもを気にせず気ままにできるわけでもなくて、なんだかな、なんというかな。それでもせめて私にも、煙草とお酒の匂いが充満するライブハウスやクラブの暗がりの、知らない人達と肩が触れ合う距離感で、音楽に身体や心が踊ったり、くだらない話やアツい話で盛り上がるような時間があったら少しは希望がある気になれるのだろうけど、今はそんな時代じゃない。中途半端な軽い関係の交流は断たれて、本当に大事な必要な人とだけの密な時間の中で生きることになっている。特段なにができるでもない私と身を寄せ合ってくれるような絶対的味方がこの世にいない悲しみ。でもお馴染みの正論を言いたいだけLINEに綴って少しスッキリして就寝。

 

5/2

平日。昨夜モヤモヤしすぎて何も手につかず、やろうと思っていた子のヘアカットもやれないまま連休が過ぎたことを認めたくなくて、お風呂に入る時に意地で子の髪を切った。環境が整いきれてなかったのと、時間を気にして焦っていたのもあって形はバラついているし、ちょっと短くなり過ぎたかもしれないと思った。いつもなら子の方が気にするけどなぜか今回は短いのも子は気に入ってくれていた。今朝見たらやっぱりガタガタで短い。申し訳なくなって少しコテで巻いてあげた。

先週は体調不良で出す元気がなく溜まった資源ごみを出す。子が割ってしまったハム太郎のグラスもさよなら。パートに行く前は少し気が重いけど、厨房に入った時の酢飯とかの独特な香りは、どんな時でも正月みたいな幸せなめでたい気持ちになれるのがよい。そして今日から私も一人で自分の持ち場をこなす二人体制。大変だけどずっとやることがある方が気楽。入金と両替に行った銀行が混み混み。前回私がうっかり受け取ってしまった端の破けた一万円札の交換なんてとてもじゃないが出来ない。連休開けの金曜も自分が仕事で自分にのしかかる。自分の手持ちの札と交換するしかない。

子を学童にお迎えしてから中野へ。ヤクルトの営業所前を通る時に思い立ってヤクルト1000を買っておく。連休明けにワクチンの三回目を予約してある。体調を整えていきたい。学童を出てから自転車の後ろで今日はお土産があるよとずっと言っていて、絵かなお花かな、と思っていたら手提げの中に梅の実。中休みの時に自分が見つけたとのこと。幼稚園の頃も拾った梅でほんの少しのシロップを作った。また作ろうかと言ったら、また拾ってくるね!とノリノリだった。手芸屋へ。作った人形に持たせる用のミニチュアを見つけ子は目を輝かせガラスの靴みたいなものを買うことに。はじめは日傘みたいなゴージャスな傘を欲しがったけど、シルバニア遊びに使うにしてもそれは高い。

銀行に寄る。中野マルイの外で沖縄フェアがやっているのが見えて、沖縄といえば子はお土産に貰ったじゅーしぃのことを思い出して舌舐めずりをする。でもそれをくれたママ友が言うにもそこかしこのフェア程度ではあった試しがない。というか、ずはりそのママ友が今沖縄なわけで、頼めばいいじゃないかということに連休前半が過ぎたところで気がついた。

オオゼキでブルガリヤヨーグルトの激安に出くわす。アプリ内の項目を見せれば100円をきる。このシステム自体もはじめて。レジで店員さんにこんなことありました?と聞いたら、いや滅多にないと思いますとか言っていたと思う。あれからオオゼキのアプリのチェックを怠らずにいるけどオオゼキであんなクーポン仕様のシステム後にも先にも無い。

じゅーしぃを思い出したところで夕飯は炊き込みご飯。明日からまた連休。

 

 

 

5/3

朝から子どものテレビも多く、特別な休みを感じる。フランスのだというアニメ、子が気に入っていた。

近くの区の施設で毎年やっている子どものためのイベントが今日からはじまる。連休いっぱい連日やっているし、子どもの日や週末は他にもイベントがあるから、なんだかんだ近場で休みを乗り切ってしまいそう。お昼時なら空いてるかなと考えて昼からイベント会場へ行くと、思った通りスルスル手続きして子は会場へ入っていった。ほどなくして連絡を取り合っていたママ友もやってくる。お互い毎年のように来ていてこのイベントには慣れている。子どもだけ入れてまったりおしゃべり。玉ねぎが高い話。どこでも高い。まだなんとか足りているし手を出さず様子見している。途中から旦那さんもやってきて皆んなで話したり中を覗いてまた知り合いに会ったり時間は過ぎる。終了時間の4時まで目一杯いた。子はいくつも工作をしていて、最後はアメリカンドッグとドリンクを作っていた。皆んながすごいよ、こんなふうにしたいと思ってもなかなか出来ないものだよ!と褒めてくれていて、私は子の工作に見慣れすぎていてもうそんな褒めちぎりはなかなか出来ない。手に持ちきれなくなっていたら工作担当のスタッフの人がその場で紙で箱を作ってくれてランチボックスになった。お友達と分かれてからも子の気分は絶好調で、お昼ごはんを食べていない空腹では乗り切れないから餃子の満州へ行く。昼でもない夕飯でもない中途半端な時間。ぱらぱらと客はいて、片付けが済んでいないテーブルを潜り抜け一番奥の席へ。お子様セットと餃子定食。子はこれまでの5年であちこちのお子様セットを食べているけどしっかりそれぞれの記憶もあるようで、以前満州はオレンジのゼリーだということを言っていて、久しぶりに来た今日見てみたら確かに、キャロットオレンジゼリーだった。大きくなってきてもうお子様セットじゃ足りなくなるんだろうねと話すと、それでもお子様セットが好きだからまだまだお子様セットを食べるんだと言っていた。おばさん店員さんが運んできてくれて、テーブルのうえに置いていた工作のランチボックスを見て、「あら!上手ねぇ美味しそう!」と声をかけてくれた。それからもさらに子は上機嫌になって、こんな美味しい食べ物屋さんの人が美味しそうて言ってくれたんだから、これはもう本当にそう見えるんだよ!と自信をつけている。若い女性二人組がやってきて、空いてる席はいくらでもあるのに何故か真隣りに、しかもぎゅっとこちら側に寄った席に座った。私達が見えてないのか?人と認識されていないのか?社会的な男女間の問題以前に、同性からも舐められてるのか私は。

なにか嬉しいことがあったら今はチャイ屋さんの人に一番に見てほしいと子が思っていることはわかるけど今日は定休日。ごっちゃんにだけでも見てもらう!ということでごっちゃんのところへ。めーちゃん手先が器用ですよね、との見解。なるほどそうだったのか。阿佐ヶ谷へ行こうと未完成の前を通りかかり、子が前から欲しがっていた爪楊枝入れを買う。こないだドムスタでファンシー雑貨を売っていた子がバイトの日だったから覚えてくれていて顔見知りになれた。

業務スーパーが空いている。自転車がするりと停めれる。週末となれば長蛇の列のレジもすんなり。連休、人は高円寺から出ているのか。

帰った頃には7時を回っていた。慌ててラテ欄を確認したけど今日はトムジェリの放送は無し、胸を撫で下ろす。

元夫からは8メッセージくらいでようやく1つ、一言で返信があるきり、その後はまたすぐ不通になる。話が進まない。

 

 

 

5/4

今日は両親が東京に出てくる。母親だけならまだ買い物という行動範囲を広げることはできるけど、二人揃ってしまっていると食事くらいしか出来たものじゃない。それをはっきりさせずに時間と場所を早く決めてとか母親は言ってきていて、父は父で、子はお金の種類を分かっているか?とメールしてくる。これは二人で来るつもりだなと判断して場所を新宿に指定しておいた。両方とバラバラに連絡とることになるほど厄介なことはない。連絡係はどちらかに決めてほしい。母親はきっと自分だけで来たかったんだろうなと思う。

待ち合わせは11時に伊勢丹。食事をするなら昼より早くしなければ待ち時間が長くなることは想像がついたから待ち合わせ前には行って、レストランフロアが開く11時前に買ってもらうものは買ってもらい解散を早くしたかったけど、結局家を出るのが遅くなり11時。着いて早々に何を食べたい?と子が聞かれて困ったと思うから、手っ取り早くレストランにしようと私が言ったのにそんな時に限って子がお子様ランチの気分じゃないと言い出して、フロア案内を見て迷っている間に続々とどの店も並び出す。お寿司がいい!と子が決めた。寿司。私はもう日々の酢飯の香りで寿司はお腹いっぱいな気もしてるけど、三対一で従う。多人数での座席数も少ないし待ち時間が長くなりそうな予感。父にだけ待っていてもらい、先にスニーカーを買いに行くことにした。子が学校用に履いていたスニーカーは紐部分がゴムバンドで、そこが切れてしまったからもうどうしようもなかった。珍しく親も、もう玩具とかじゃなくて必要な物を買ったら?と言ってくれていて、子も頷くしかなかったからよかった。ニューバランスのスニーカーを買う。いま履いてるのは随分大きいですよと店長さんに言われてしまった。そういえばなんでこんな大きいのを買ったんだっけと思ったけど、値下げになっていてサイズが限られたのかもしれない。元夫が子のことに一生懸命でなくなってから、任せていたそういうところを思いやってあげられてなかった。スニーカーが無事決まったところで順番がきたと父から電話。席に座るとほどなくして寿司が運ばれてくる。小さいし少ない。でも繊細で良質な寿司なことはわかる。子にまぐろや海老をあげて私は単品も頼む。ものの5分くらいで食べ切るような、これっぽっちと思ったけど後から案外ずっしりくることがわかった。デザートのかぼすゼリーも美味しかった。スシローばかりじゃなくてこういう味も教えてやるんだよ、と私が悪いような言い方をされたけれど、私はそうして育ったんだろうか。だとしたら結局一度の衝撃よりも日常の影響の方がはるかに大きい。日常的なささやかな積み重ねを大事にする家の方が生きていくには身になったのではないかと思ってしまう。親はいつでも元、とは知らない元夫のことばかり気にして、今日来れていないから何か何かと、必ず食べ物を買おうとする。あまり押し問答になって子がお父さんはいないからと口を挟むことになったらまずいから、どうせ今日は外食するから、それじゃあパンを買おうかなとずばりと言っておくと、すんなり落ち着きデパ地下で色んな惣菜が目につこうも、いちいち口出ししてくることはなかった。普段はちょっと買えないようなしっかりとしたバケットやミルクフランスを買って満足。地下の混雑まで来てから今さら、写真を、と言い出すからまた屋上まであがる。今日の地下は仙太郎の行列が半端ない。明日はこどもの日。屋上の庭園の端で写真を撮る。母は相変わらずいま目の前にいる子を相手するというより写真に残したくて必死な感じ。虚しくなる。しかも自然に撮るというより自分がキメて撮りたいというのがバチバチに伝わってくる表情の、背景も空気も思い出せないような作られた哀れな写真。なんなんだろうな。昔は東京からやって来た嫁として若さの美だけで格好ついたんだろうけど、そのまま歳だけとってしまって今や田舎の人より取り残された人になっているのが目も当てられない。そういう意味で写真に撮るのが辛い。今日は思ったよりも暑くよい天気になった。早く解散して違うことがしたい。新宿にはもっと大きな手芸屋さんがあるからと子には言っていた。帰りがけに自分も帰るしかないんだと思った子がグズグズ言い出して、親に他に行きたいところがあるなんてしられたらまたついて回ってきて足手まといになるだけだから子にこっそり話そう話そうと思っても、親が一挙手一投足に耳を傾けてくるから難しい。両親は子のご機嫌とりのために通りかかった高野で果肉の入ったゼリーみたいな高級なものを買い与えていた。何度も店員さんに質問するような老人しか買っていなかった。うちの方に来ないなんて、という空気を出してきていたから、田舎に帰る人って大概従兄弟と会って遊ぶのが目的でだよ、言ってもしょうがないんだけどうちはいないじゃない、子どもが行っても楽しくないよ、とずばり言ってみると苦笑いしていた。無理矢理近所の誰々の子が帰って来てるだなんだという話を持ち出して、一緒に遊べというのだろうか、親なりにどうにかしたくてむちゃくちゃなことを言っていた。無事に解散して目的のオカダヤへ。思ったよりも手芸まわりの物は無く、そういった人形作りのキットもなければミニチュアもない。せめてもでアクリルパーツを見に行くとこれの方がいいと目を輝かせ、安く誤魔化せると思ったのに、セーラームーンみたいといって割と本格的な大きなパーツを選ぶ。ひとつ200円ほど。ママ友お墨付きの子のお目の高さはたまに堪える。アルタ脇の飛び出すビジョンを一目見に通りに出てみると今日は歩行た者天国になっていた。なんだか懐かしい。猫が落ちそうになったり虎が飛び出てくるのをある程度みて帰る。生で見るより誰かの撮影した動画の方が余計に立体に見えるものだなと思った。

地元駅に戻ったらその足で中野へ。冬にたまたま遭遇した可愛いイベントに今回は馴染みの駄菓子屋さんも出店するということで告知されてた。駄菓子屋さんが出るのは明日だけど今日はサンリオなどのファンシーグッズを売る出店があるからどうしても来たかった。催事スペースの場所に行くなり、主催の女の子が、あ!来てくれたんですねー!と言うから、覚えててくれたことが嬉しくて驚いてドギマギしてしまう。私なんていつも地味で目立たなくて、居たってその場が得する存在でもないのに、そんな私のことをこんな可愛くキラキラした人達が覚えて歓迎してくれるなんてそれだけで感激。グッズを買ったりスパンクのワークショップをやったり散財。主催の子と軽く話していると後ろにカメラの撮影隊の人が待っていて、サンジャポの取材らしい。本当にそういう時代の人という感じで、それがこんなちっぽけな私までホストしてくれて、この人のやることに頭数としてだけでもお金を使いたいと心に思いながらまた明日と馴染みのように手を振って別れる。本当に嬉しい。高円寺へ移動。お決まりのようにごっちゃんに報告、アクリルパーツのことについて色々聞く。やはり大量に必要なわけじゃなければオカダヤあたりが妥当という話。そして今日は今週の営業が開始したチャイ屋さんへも行った。その間に私はパート先へ万札の交換へ行く。ちょうどキャッシュカウントしていてタイミングもばっちり。気持ち良い。そのまま現金支払いのユータカラヤで買い物。ユータカラヤのレジもガラガラ、間違いなく高円寺に生活する人がいないのだ。たんぽぽを覗いていくと子供服が豊作。105円の長袖だけ買い。あまりに可愛いスイーツの雑貨があって、これは絶対子も気にいるだろうなと思うけど、たんぽぽはなぜか雑貨が高い。服より高い。子を連れて帰りがけにまたたんぽぽ。やはりスイーツ型の雑貨に興奮していた。ヨッシーがたんぽぽ常連らしく何か買いながら店員さんと会話して去って行ったと思ったら道端の電信柱に寄りかかりながら何かを食べていて、思わず何食べてるの?と聞いてしまった。カレー、安いんだよと、私がこないだ嫌な思いしたカレー屋のテイクアウト、安いのは分かる、でもカレーを道端で立ち食い、さすが強者だ。

帰り道にぎりぎり思い出して近くのギャラリーへ。不吉霊ニさんの個展。絵が良いだけじゃなくて漫画としても素敵だなぁと思うから展示じゃなくてもいいのだけど近いからせっかくだし見ておきたい。私は一方的に見るだけだけど、元夫は展示を見たり興味を示さなくても声をかけあえたりフリーで絵を描いてもらうような仲なんだなと思うとなんか癪だ。

夜はスマーフが再放送していた。土曜の昼前という微妙な時間よりずっといい。ストーリーを完璧覚えていた子に、この次、この次のところ写真撮っておいて、などと指示される。いつも煙たい顔しているスマーフが唯一笑顔になる瞬間とのことだった。

目覚まし時計で設定している寝る時間にお風呂から出た。子は聞き逃したようだけどコラショが「明日は柏餅食べるのかな?」とかなんとか言っていた。そういえばここ数日目覚まし時間にはアラームが鳴ってない気がする。祝日を意識してくれてるのかな。

明日の朝は美味しいパンがあるというだけで嬉しい。寝ていられず起き上がってあちこちオードリーを観ながらずっと食べるタイミングを逃していたプリンを食べる。食べるけれど、なんか美味しくも感じない。夜にこうして一人こっそり甘いものを食べてもなんの喜びも感じない。ただただテレビを見つめて笑うだけ。

 

 

 

5/5

こどもの日。今日はあちこちする気満々。気候もよくて最高。近くの子供服屋さんでお譲り服が出る。つまり店の服のフリーマーケットみたいな。そこから早稲田通りの方のカフェのイベントに行ってごはんも済ませ、いつもの遊び場へ行き、4時過ぎにブロードウェイの可愛いイベント、というコース。完璧。一軒めの洋服。早く出かけたい子はそれどころじゃないという感じだったけど可愛い服がありテンションあがって、それとワンピースを選び購入。サイズはだいぶ大きいけど可愛いから思い切る、と店員さんと話した。元夫や陽光くんの知り合い。私のことは知られていない。ここはママの世界だからそんなことには触れないでおく。

いつもの北中通りを通過して早稲田通りのカフェ。お昼時でふつうのお客さんでも混んでいるようで、店先で娘がヨーヨーすくいや消しゴムすくい、キャンディレイなどの縁日出し物を担当していた。お母さんと仲間のカフェのようで、どこかで見たことある気もする。しっかりした良い子だったけど、皆んなどこでどうしたらよいか探りながら待っていた。おぼつかないながらの出し物で子はヨーヨーと消しゴムをやってそれなりに満足そうにしていた。中の方ではボール投げもありますよなんて接客までしてくれて、どうやら中ではその子のお友達ママ仲間がランチをしているみたいで、ラスボスみたいに小上がりスペースを陣取っていた。お店のママは子どもにヨーヨー作りを頼まれたりカフェ仕事をやらなきゃだったり、いっぱいいっぱいそうだったけど私達の席はするりと用意はしてくれて慌てることはなく、キラキラペン作りまでも案内してくれた。やはりワークショップだけというわけにはいかなそうな雰囲気を察して、ポテトとタコライスを頼む。安い。いかにもママクオリティがやってる店、という感じ。かといってママ特有の押し付けがましさもなく、居心地は悪くない。店の造りも、これくらい混雑していることで落ち着くような感じ。ラスボスママ達の子が終わってから順番でペン作りをする。厨房が丸見えの席でずっと眺めていると忙しなそうなのに注文したものの何を作ってくれてるでもなさそうで、大丈夫かなとちょっと思っていたけれどペンが出来上がるころ、ふいにむしろ良いタイミングでポテトが出て来て、計算なのか?すごい。続けてタコライス。ペン作りを終えたのと同時に食事にありつけて素晴らしい流れ。ポテトのべちゃっと感といい、タコライスの学祭感といい、安さといい、なるほどだけどそれくらいでお店がいけてしまうことには夢がある。とにかく空間がいい、席が可愛いのも子は喜んでいた。食事も一気に終えれて遊び場。ここで遊び仲間のママ友に連絡しようか迷ったけどひとり時間もいいなと思ったらやっぱりやってきて、今日もお喋りして待ち。しばらくしたらカラフルな不織布を身に纏ってドレスのようにした子に呼ばれて中に入る。今日は工作じゃないエリアで遊んでいるらしく少し大きいお姉さんと連れ立って遊んでいた。ドレスを作れたことで今日もご機嫌。自転車で走りながら、やっぱりファッションデザイナーにもなりたいなと言い出して、それってごっちゃんてこと?と言ってみたら、そうだったのかと今気がついたように、ごっちゃんを見る目が変わったような喜び方をしていた。そうして中野ブロードウェイへ。駄菓子屋店長の女の子と久しぶりに会えて話す。この可愛いマーケットに合わせたラインナップを持ってきているといって、良い感じのシールのくじやキラキラスライムを喜んで買う。子はごっちゃんにあげるんだといって黄色系の包装の菓子を選んでいた。今日は前回やってもらった耳つぼの方も来ていた。嬉しくなってつい再び耳つぼジュエリーに手を出す。パート上よくないのだけど、帽子のネット部分を耳から全部被せてしまえば隠せる。その間に子は一またパスケース作り。場所に馴染んで強気になり、私が終わってるのに今度はトートバッグを作るのだと言い張り、そこからが長い。トートバッグ一面にお絵描きをしてようやく終了。主催の子のサンジャポは今週末放送とのこと。楽しみ。

さて今日のお召し物を見せびらかしに今日も今日とて再び高円寺。時間はもう6時。ごっちゃんにモジモジしながらファッションデザイナーの夢を語り駄菓子を渡す。と、もう飛び出してチャイ屋さんへ。でも明日は学校だから本当に今日は見せるだけにして帰り。今日は何を食べようか。家にあるものを食べるけどから揚げくらいは買いたいねという話で、街中の人混みじゃなく自転車のままサラッと買えると思って駅横のモンテローザ系のから揚げの店へ、買ってから10分くらいお待ちくださいと言われてガーン。もう二度と買うかの気持ちに。近くのファミマで飲み物を買って待ち。寒くなってきた。子を不織布のドレスでさらに覆い、10分過ぎで出来上がった温かい唐揚げを持たせて急いで帰る。

明日は平日。寝る前にヤクルト1000を飲んで身を引き締める。

 

 

 

5/6

目覚めが良い。のはヤクルト1000のおかげか気候のせいか。今日は子どもは朝から半袖でいける気候。パートへ。今日は安売りの日で三人体制。それなりにやることもあって良いペースで働けた。コロナ陽性になり休んでいてしばらく会っていない人から生クリームどら焼きの差し入れがあって、私の分といって渡された。私はなにも力になってなかったけど有り難くもらっておく。OKで買い物して帰り。

今日まで学童お迎えして、来週から一人で帰ってもらうつもり。お迎えのあしでまた中野の手芸屋へ行く。道すがらいつもの八百屋の前を減速して通る。そろそろ玉ねぎを必要としている。ここは一個120円。これでもまだ安い方だ。いま玉ねぎ高いですねぇとおじさんと話しながらひとつ買い。これで凌ぎたい。手芸屋。あらためてミニチュア雑貨の傘の値段を確認して、これを買うくらいならシルバニアの家具が買えるよと話したら諦めた。代わりにボタンを買う。最近ボタンを集めてるらしい子。私の裁縫箱のなかにある古い洋服のボタンを嬉々として持っていっている。70円程度で宝石を買ったように喜んでいてよかった。一度帰って荷物を持ち替え図書館。連休でうっかりして期限が過ぎていた。その場でいくつか絵本を読みながら入れ替えで借りるものを選ぶ。そこから100円ショップ。買うものを思いもつかなければリストアップもできず、ひとつ気がついてはいちいち買い物。カキ氷シロップが並んでいて、子の好きなメロンソーダを家でも作れるからメロンシロップを買う。昔、兄のフランス人の奥さんの妹が日本に遊びにきた時に日本のメロンソーダを気に入って向こう飲めるように作り方を知りたがっていたから検索して私も知った。その正体は緑のカキ氷シロップ、そりゃそうだ。ドンキで買ってプレゼントしたな。その頃の彼女はYouTubeDIYをする動画チャンネルをもっていて、そこで紹介もしたいと言っていたと思う。でもそんな素人チャンネルを見る感覚がまだこちらには無かったな。10年以上前の話。

明日は完全子どもだけのフリーマーケットがある。久しぶりにみーちゃんと会えるか連絡をとったら喜んで一緒に参加してくれるとのこと。嬉しい。

今日の金曜ロードショーはポニョ。疲れているだろうから録画するよといってもどうしても夜に観たいのだという。すでにギリギリまでテレビを観ている。大急ぎでお風呂に入り、「除草剤を撒かないでください!」とリサが言うあたりから見始めた。前にポニョを観た時はまだお父さんがいた。何だったか、いちいち子はお父さんのことを思い出して話す。連休なのに姿も見えない声も聞けない人をお父さんと思っている子が不憫でならない。

パート先の帽子で覆い隠していたからか、今回の耳つぼジュエリーが一晩にして3つも剥がれてしまった。悲しい。

 

 

 

5/7

天気がいまいちなのがずっと心配だった。雨予報から曇りに変わっただけよい。子どもフリマは午後から。少し早めに行ってハッピーセットでも食べようよと言っておきながら私達が出遅れる。今日に限って子が頭を2つ結びをしたいのだと言ったり、みーちゃんに見せたいおもちゃを用意し出した。今日は一緒にお買い物をするんだから、あんまり持っていっちゃダメだと言っているのに。まぁ、みーちゃんなら人に流されるようなこともないからいいかと思える子。私も会うのが楽しみだ。

セントラルパークにつくとなんとフリマ以外のイベントもやっていて大賑わい。この日を示し合わせたように大学でもまた輪投げや折り紙だかで何か作れる体験を催していたし、ケータリングカーや、縁日遊び、何だかを作れるワークショップもやっていた。約束をしていないお友達とすれ違いつつ、みーちゃんを探す。見つけた瞬間、二人は叫び声を上げながら抱き合って、今日に限っての髪型が一緒〜!と言って喜んだ。みーちゃんは知り合いが誰もいない小学校へ行った。まだ毎日送り迎えをしているというのも納得の距離。青梅街道を渡るなんて私だって心配でならない。近いようでなかなか会えずにいた。やっと遊べた喜びを噛み締めていて、私は大学の催しや露店が気になっていたけど子ども達は二人でいるというだけで楽しそうだった。とはいえ、なんとか練り歩いてひと通りざっとみて、少し風邪気味のみーちゃんが鼻を噛んでいるのを待つ間に子が水の中からマスコットをすくう遊びをやりたがり、みーちゃんママに、ごめんねやらせていい?と聞いてからやる。お友達同士でいたら、ひとりやって他の子がやらないわけにはいかないからこういう確認はし合う。みーちゃんも他のをやりたいと言ってちょうどよかった。出遅れたので早速ハッピーセット。レジャーシートを持ってきたからフリマエリアが見えるところで食べる。多分そのうち並びだすはず。ハッピーセットのサンリオおもちゃがうちはすでに出ていたシナモンでみーちゃんは子が欲しがっていたマイメロのが出たから交換してくれた。優しい。でも本当シナモンのやつが今回は一番いいと思ってる。時間が近づいてきた。並ぶところまでは私達も同席する。みーちゃんの、ママの古いポシェットをお財布代わりにしてリュックを背負っている姿が完全にはじめてのおつかいスタイルだった。でも買った物をカバンに入れるのは大変よねということで急遽お互いレジャーシートを入れていたビニール袋を手渡す。うちはお金は小さなポーチにしていた。チャックを開けたまま取手の部分をぶら下げてしまわないかが心配になってきた。雨がパラついてきて全てにソワソワ。買い物がはじまり二人の行方を見つめていると最初に食いついたブースで嫌な予感的中で我が子はお金を落として、てんやわんやになっているのが見えた。お店の少し大きなお姉さん達が拾ってくれていたから大丈夫だと思いたい。私達のいる近くのブースに来た時にお金の持ち方を注意。本人の意識だから難しい。買い物は2つで10円という設定とか、まだ理解があやしい感じだった。でも子どもが真剣な眼差しで買い物している姿を見るのは面白い。他にも知っている子どもも何人かいて、買い物の仕方に個性がでるなぁとしみじみ思った。みーちゃんはお金を使い切らなくてもパッと見で欲しい物をいくつか買って満足していた。うちはとにかく見て回って触って吟味していた。かと思えば少し離れたところから眺めながら何周もしているだけでなかなか買えない子もいる。子には明らかに私の浪費癖が染みついている。ビニール袋いっぱいにごちゃごちゃ入っているのが嬉しくなってしまい、途中さらに課金してしまった。みーちゃんもどうしても欲しいものがあると言って突然お金をママにねだっていて、みーちゃんがそこまで言うなんて何かと思ったら、たまたま子が今日提げてきていたポシェットと同じものが売ってそれをゲットしていた。お揃いになって子は喜ぶだろうなと思った通り、フリマ会場から出てきてそれを見るなり手を取り合って飛び跳ねて喜んでいた。高円寺の古着屋の閉店セールで買ったポシェットがよくこの現代品にあったなと思ったらどうやらクレアーズの品だったらしい。あぁ、今の年頃がドンズバでクレアーズが恋しい。レジャーシートを拡げて戦利品を確認。ママ友に聞いたら子どもフリマは最高額で500円とのこと。基本的には10円20円の世界らしい。みーちゃんのポシェットが高かったのは分かるとして、子の品々を見るとこれで800円?とあんぐりしてしまうようなラインナップだった。おつりを間違えられたかやはり最初に落としたのか…でも子はめちゃくちゃ満足している。私に邪魔されず好きな物だけを自由に選べたとはっきり言った。リカちゃんの小物が多い。確かに私はシルバニアがあるのにリカちゃんの物まで増やしたくなくて諦めさせている。本当はそんなにリカちゃんのものが欲しかったのね。そしてプリキュアの人形。一年ごとに変わってしまうプリキュアもフリマですら買わない。みーちゃんは見慣れたハッピーセットのおもちゃをよく買っていた。さて、このあとはいつもの施設の遊び場に行きたい。みんなで一緒に歩いて行く。今日の遊び場は少し混んでいて並び待ち。ところがこのシステムはどうかと思うのだけど以前にも遊びに来たことがある子は再入場入り口から入っていいことになっていて、少しあとから来たいつもの友達はそちらから先にスルスル入って行ってしまった。入り口も説明を兼ねたひとつのアトラクションになっているから知ってる子が省いていいのは分かるけど、これだけ待っているのにそれはどうかなと思う。子はみーちゃんと一緒だからはじめての流れでちゃんと待っていた。先に入った子も同じ園だった子だから、親は皆んなで話しながら時間を過ごした。最後は少しまた私達も会場内に入って今日の様子を確認。毎日皆んなの手で少しずつ遊び場が変わっていく。今日は工作ではなく皆んなで演奏したり飛び跳ねて遊んでいて、みーちゃんと来れてよかった。4時、みーちゃん達は歩いて帰るとのことでその場でお別れ。私達はまだ帰る気分になれなくてそのままあづま通りのトイショップへ。私はいま絵本のマドレーヌのグッズが気になっている。この手の店で扱うのと系統が違うのはわかるけど、ネットでみてもほとんど無いし、あったらめちゃくちゃ高い。グッズとしてはファミリアで作られていたようだから高いのも納得なのだけど、今どこかで出会えたらテンションあがる。それにしてもスマーフでもパワパフでも買えそうな手頃なものは無し。子の好きな縁日的なアクリルモチーフの詰め合わせが300円くらいであって、お買い得感に流され買うことに。たまりにたまったこの可愛いはいつか使えると自分に言い聞かせている。毎度の流れでごっちゃんに今日の品々を紹介しに行く。チャイ屋さんにも走って行ったけどいつものお姉さん達ではなくて少し遠慮がちに行き来していた。オーナーのお姉さんが子にミニチュアスイーツの入った小瓶をくれようと置いていてくれて、それを受け取ったから子は置き手紙を書いた。そろそろ高円寺にも人が帰って来たんじゃないかと思うけど、まだのんびりな時間が流れているみたいだった。

帰って今日の戦利品を並べて、どれをいくらで買ったのか子の記憶で確認しながらみてみると実は合計額にほぼ差異はなかったけど、使ったところを破り捨てたのであろう使いかけのメモ帳だとか、金額に値する物かどうかはちょっと顔をしかめてしまうところ。逆にこれを10円で?と申し訳なくなるようなシルバニアの赤ちゃんだとかもあって、みーちゃんママが珍しいねと言っていたからメルカリで検索してみたらなかなか高額売り買いされている品だったりしたから結果的には得した気になれた。

夕飯を食べながら今日も時計の電池交換を忘れたことと、たんぽぽにあった可愛いスイーツ小物入れのことを思い出す。毎日街に繰り出しているのにうっかりしてしまう。小物入れのことが気になりだしたら売れた時のことを考えて焦ってくる。試しに元夫にごっちゃんのところに出ていないか連絡してみるも既読にもならず、9時過ぎに行ってない、と連絡が来た。

 

 

 

5/8

インスタで昨夜元夫がごっちゃんのところへ行っていたらしいことがわかる。何時のことかは分からないけど、とにかく私には「行ってない」の一言だった。「今」行っていないから「行ってない」と答えるような、彼は本当にせこいところがある。「さっきまで行っていた」「これから行く予定がある」とか、こちらが背景を把握できるような回答の仕方もあると思うのだけど、そんな奥行きのある話し方をしてくれない。それは私にわかられまいとわざとしていることだとしたら、ますます不審になるだけの言い方なわけで、どうしてそれが分からないのか、さすがにもう少し私の感情を汲んで打算的に言葉を連ねることもできるのではないかと思うのだけど、どうしてこうも人の気を考えずにいられるのだろう。

天気は気持ちの良い朝。洗濯物を干していると真ん前の空にぽってりとした飛行機がゆっくりゆっくりと進んでいる、飛行船?スマホを構えると肉眼で見るより小さいけど引き伸ばしてみると間違いなく飛行船。急いで子を呼んで一緒に見つめる。トンボが乗ってたやつだよねぇ?!と嬉しそうにしていた。

今日のサンジャポに先日のブロードウェイのイベント主催の子が登場する。番組詳細を確認すると、いま若い子の間でレトロカルチャーが大人気、との内容がある。それだ。今日は馬橋のイベントがあって、家を出る支度をしつつテレビも観て、もう出なきゃとバタバタしているところでちょうど放送された。ここ、ここ、ここに行ってたんだよねー!と子と再び盛り上がる。テレビで身近な街並みが映ると子どもも嬉しそうにする。でもこのまま十何年とこうして見ているとどう感じるようになるのかな。間違いなく子にとって東京が憧れの地ではないことは確か。

自転車走らせイベント会場となる馬橋の方の小学校へ。到着と同時に教えてくれたママ友とすれ違う。開始して30分くらいなのにすでにひと盛り上がり終えたあとのような空気だった。縁日ブースでは景品が無くなってしまっているところもあった。スタンプラリーの景品は100名までとなっていて、うちがやり終えたイベント開始時刻から45分の時点でもう終了していた。数人会った友達は皆無念に終わる。つい先日会ったばかりの馴染みの駄菓子屋さんもバンバン売れていて、あとでインスタみると完売までしたらしい。皆、地域のイベントを待っているのだ。ビーズ釣りと紐くじ、駄菓子買って早々に退散。街中に移動。お腹が空いてごはんを食べたいけどちょうど昼時。うどん屋かフォーかカレーか街中華か、どこも混んでいて、子も何が食べたいでもなくなかなか決められず、歩き回っていたらかつやがガラガラ。虚しいけれど早く済ませられそうだしかつやに入る。カツ丼とソースカツ丼。食べてる間にさすがのかつやも混んできた。子どもと二人で大人二人前はきつかった。食べ残すには勿体なさすぎるほど残し。ラップをもらって包んでおにぎりにした。よかった。遊び場に行く前にソワソワしながらたんぽぽ。例の雑貨はまだあった。服より高い420円。やっぱりこれは良い、スイマーみたいなものかもと思えば値段も納得。ひとつ買い。中通りを自転車で走っていると前からいつもの仲良しの子がお父さんと歩いてやってきた。沖縄から帰ってきたのねと軽く話す。今日はこれからお母さんの母の日のサプライズを買いに行くという話をしていて、この組み合わせでいるということはそうだろうなと思った。子はずっと黙っていた。

午後1時、最終日の遊び場に入る。親と会うのに新宿に出た以外本当に地元だけで連休が過ぎた。こんな過ごし方も悪くなかった。いつもの遊び場友達兄弟がパパとやってきた。その子は平日も毎日来ていたとかで、これまでにゲットしたなかなか大きめの缶バッチを勲章のように全てマルチポケットに付けてきていた。重そう。パパとも話す仲だから隣りに座っておしゃべり。兄弟で中に入ったけどお兄ちゃんがこれからサッカーの試合で上井草まで連れて行かなきゃならないとのことで、我が子と同学年の下の子のためにそこからママが来るのだろう。話していたら元夫から電話。外に出て話す。すると向こうから歩いてやってきた。外でしばらく話す。最近のこと、どう思ってどんな状況か。彼はひたすら仕事が忙しくて、という何がどうかは内容がないことと、自分の金髪の話ばかりだった。子が会場から出てきたのが見えて急いで建物のなかに入ると、私の姿をみてまた会場内へ入っていってしまった。友達パパに聞くと特に何かあったわけでもなかったよ、とのこと。そして私の後ろからやってきた元夫の姿に驚いていた。ママの方もやってきて皆んなで話す。ママ友の前で私がまだふつうの家族ぶれてホッとした、嘘だけど。誰も離婚してると思わないだろう。元夫が帰り、友達兄弟の兄の方がパパとサッカーへ行き、いつものようにママと二人で待つ。ようやく落ち着いた。また子が出てきて、はい今日は母の日だからどうぞ!と背中に隠していた工作で作ったカーネーションの花をくれた。やってくれるとは思った。子どもが私に内緒でやれたという気持ちに高揚してくれることが嬉しい。しばらくして朝に馬橋で分かれた友達らもやって来て、また他の幼稚園の頃のお友達もやって来て、みんな定員オーバーで入れずもうエントランスで遊んでいる状態だった。中に入れている子が行き来できているのが申し訳なく思ってしまう。今年ここでこんなに遊べているのは時間制限がないからだった。去年までは時間で入れ替え制だったと思う。最後の日替わりイベントが終わったあとは、ロビーに残っている子皆んなさすがに入場させてもらえた。残り時間30分。大人も遅れて入場を許されフィナーレを迎えた。解散。お決まりの流れでごっちゃんのところへ。連休中は毎日お店を開けていて、私達もほぼ毎日来たんじゃないだろうか。子にしてみたらお父さんよりも会って話したごっちゃん。一日のことをこことチャイ屋さんで報告したことで「お父さんにも見せたい」というセリフが出なくなっていたように思う。聞きたくない言葉ではあるけど言わなくなるのも寂しいものがあった。そんなごっちゃんのところに今日の今日で元夫、近くの店の女の子と話しこんでいて白い目になる。未完成に行こうと思ってと言っていて、ならば立ち止まってないでとっとと行けばいいのにと思う。それなら(そんな娯楽物を買う余裕があるなら)子も連れて行きなよと言ったけど、子が行かないとのこと。代わりに私がついて行き、入荷されたハム太郎のシールと子にふわふわゴムを選び、私が日々背負っている無駄金を元夫に使わせてみる。

風が寒くなってきた。とはいえ子がラッシーを飲んでいるし私まで余計にチャイを飲むわけにいかないと懐事情で堪えて5時半頃どうにか退散。たんぽぽにもう一度。連休だからか子ども服が豊富に入ってきていて、昼にパッとみて狙っていたTシャツと、例の雑貨を結局もうひとつも買うことに。清々しい気持ち。やっぱり可愛いものを諦めない気持ちを忘れちゃダメだ。風邪をひきそうな予感するくらい寒い。急いで帰り。

まるちゃん、サザエさんのあと最近の日曜はミルドレッドの魔女学校を観れたのだけど先週で終わってしまった。今日からの新しいドラマもちょっと観てみるかと思ったけど子がそのままドリフを観たがって、古い志村けんとカトちゃんの餅つきのコントで爆笑までしていた。

明日からまた五日間の平日と土日の繰り返しになる。ひとりの自由とそれなりの予定とで割とのびのび暮らしているけど、ふとたまに子どもと二人分以外の価値観や世界観がないことが寂しくもなる。とはいえ元夫は何でも自分だけで全てをやりたい、やれなくてもやるという考えの人間で、何を共有するも相談もないし、それだから頼られることなど絶対ない私が萎縮して自信も失くしネガティブになっていた。「人と共存していこうという気のない人間を前にして私がダメージを食らっていたことに、自分だけの世界で立ち回っているあなたは気がついてもいないのだろうけど」とメッセージする。ぼんやり不審に思っていたことを離れてはっきり言葉にできるようになった。料理への関心を責められたことがある。関心がないわけではなかったし、妊娠糖尿病と言われて食生活を気にしなくてはいけなくなったときだって、我慢ではなく食べるという選択肢のために例えばオートミールでクッキーを作るだとかいった努力もしたし、子どもにむけてそれなりに形にできていると思っていたのに駄目の烙印を押されていて、根本的なことが問題だとしたらきっと育った環境のせいだとかまで恨みながら、自分でも自分を責めて苦しくなっていた。でも幼稚園の頃にママ友たちとの世間話で、私より調理に関して疎くても兄弟育てている人や、飯まず女だと自覚して日々の食事を憂鬱に思っている人なんていくらでもいて、特別私の何がダメだというわけではなかったはず。ということは人に期待しないはずの彼だったけど、そんな自分を覆してくれるほどの圧倒的に説得力あるレベルを求める気持ちがあるのかもしれない。足りないことを共に背負うつもりで声に出しあって道をひらくわけでなく、ただ黙っていて自分の理想がやってきてほしいのだとしたら、自分自分でやっているのは自分のためというより八つ当たりに近いもので、本当は誰よりも人に期待しているのかもしれない。

2022年4月25日〜4月30日

4/25

暑い朝。子を送ったあとのテレビはラヴィット。ぼる塾のロケとか観てると時間が溶けてニ時間なんてすぐ。深く息を吸うと体が痛い。昨夜元夫と話して伝えられただけでも少し痛みが和らいだ気がするけど、やっぱり心労だけではなかったのだろうか、なかなかすっきりしない。すいみんちゃんのジンへの寄稿は済ませているから、それだけは少し清々しさがある。すいみんちゃんは朝から確認などメールをしてくれて、大人だけの暮らしでも意外と早起きなものなんだなと感心してしまう。この前こいけんにも8時半に起きてると聞いて驚いたくらいだ。私が独り身の時はそんな時間から一日をはじめるなんて出来なかった。自分がいかにだらしのない人間だったかがわかって、こんなとき子どものいる暮らしで自分が少しでも真っ当な人間になれたと思える。それでも子が幼稚園の頃の朝はバタバタで小学生はそれより一時間も早いなんて恐怖でしかなかったけど、時間に関しては案外スル〜っとこの生活に馴染めた。私はずっと心配してたけど小学生のいるママが、朝は早いけど全然楽だよ〜、と言っていたのが今やっと分かる。お弁当がないのが違うのか、自転車漕いで送り届けて人と顔を合わせなくていいから6割の身支度でいいのが違うのか、とにかく余裕の朝。

学童へお迎え。早めに出てトモズに寄るとポイント10倍デー。ここぞとばかりに買いたいけど思いつかない。帰ってから図書館に自分の予約した絵本を取りに行きがてら、今日はまるちゃんの台湾ごはんをテイクアウトしに行く。昨日道端でまるちゃんに出会って今が今月のなんとかバーの日だと聞いていた。まるちゃんと仲良くいつもこの日に誘ってくれるママ友に連絡したら、なんと子どもが急な発熱で慌てて検査したら陰性、でも連休の遠出も控えているから用心して旅行に出るまでは自粛することにしたとのこと。でも子はまるちゃんご飯を楽しみにしているし、せっかくだから今回はテイクアウトさせてもらう。子は今日もプリキュアのギターを下げて家を出る。まずは図書館、予約していたマドレーヌの絵本。江國香織訳だけど読みたかった話。ローマの街並みが実在の通りに描かれているらしい。図書館を出る時に突然腰がピリピリ痛んだ。上半身から痛みが下に移動してきたみたいだ。

ごっちゃんのところに寄ってまるちゃんの仕込みを待つ。今日はチャイ屋さんが休みだから子も物足りなさそうにしているところにちょうどよくおっちょもやってきて、今度はテンション上がりすぎになった子を鎮めるために散歩、ヒロセでパンを買ったり。持参したタッパーをまるちゃんに渡し、待ってる間はバナナシェイクを運んでもらってごっちゃんのところで飲む。自由にさせてもらえてみんな皆んなありがとう。ルーロー飯と台湾ソーセージ、タッパーに詰めてもらい良い匂いがはやとちりにも漂う。もう7時になる。急いで帰って夕飯。

 

 

 

4/26

子が出たあと頼んでいたGPSが届く。早くセットしたくてウズウズ。歯科へ。治療が長引きそうだし自費治療になるからなかなかの大金がかかる。コロナ陽性でおりた保険金も軽く飛んでしまう。ずーんと落ち込む。しかし今日もポイント10倍のトモズでは買い物。100円で1000円のものを買ったのと同じこと。そのテンションで6割の必要性でガンガン買う。

今日は学童休みにしているから幼稚園よりも早く帰ってくる。水を流していた音に紛れて気づかないうちに子が家の中に入ってきていてめちゃくちゃビビってしまった。

子は本当に嬉しそうに今日の給食の話をしてくる。ほぼ毎日給食をおかわりしているみたい。家でまともに食べていない子みたいじゃないか。子の説明であまりに気になった日は学校のブログで給食を確認する。学校は校長が変わってから毎日ブログを更新していて給食は必ず紹介している。そんな方向の校長の頑張りを冷笑する人もいるけど、私としては見えない学校生活の情報はあるだけ嬉しいし、私がこれといって報告しない分うちの親も毎日チェックして、いちいちこれは子じゃないか?とスクショを送ってきたりしているくらい楽しみにしているようだから、いつか校長に感謝したいとすら思っている。

子がクラスに〇〇くんという子がいるんだけど、男の子でしょうか女の子でしょうか、とクイズにしてくる。例のトランスジェンダーの子だ。名前が〇〇だから男の子かなとあえて言ってみたら、ブブー!女の子でした〜とのこと。知識で理解することはできるけど、ナチュラルに名前に縛られていないその感覚、自分にはもう取り戻せないものだから、はじまりにあるその感性のままで生きていける時代だといいなと思う。

今日からファミマのシルバニア特典がマスキングテープになる。これは欲しい。二種類のテープをゲットして耳鼻科へ。子の鼻水が一向に良くならない。コロナの時に処方してもらった粉薬をのんでいたけど咳症状のためのものは効かないのか。予約していなかったけどすんなり診察してもらえる。そういえば今月来たばかりで経過観察しているんだった。でもその件ではなくて風邪みたいで、と話すと先生は小学生ですよね?と確認してから、学校でコロナは流行っていますか?とまず聞いてきた。いや、そんな話は聞かないですねというと診察をしてくれて風邪ですねとにっこりする。どんな症状であれ小学生となるとまずはコロナを疑われる段階で無駄に心配になってしまう。心の負担。帰りがてら薬局に処方箋を出しに行きたかったけど空模様が怪しく、じきに雨。急いで帰り洗濯物を取りこんだあと、なかなかの大雨。歩きで調剤薬局へいくと子ども薬の扱いがない。そうだったそんな薬局もあるのだった。せっかくそこまで来たからオオゼキに寄ってトモズの調剤へ。結局トモズに毎日来ることになってる。ものすごく混んでいるようで一時間とか。この時点で諦めて今日はもう取りにこないことにした。あちこちして子も疲れただろう。私も人生初じゃないかと思う腰痛でなかなか体がしんどい。肩こりや足のむくみやらは常に感じているけど、腰が痛くなるのだけはわからなかった。妊娠中も結局腰に負担はなかったように思う。そんな強靭な腰がいま悲鳴をあげる。けど本当に痛みが移動してきたように、腰が痛くなってから左胸部の痛みはなくなった。何がきっかけかはわからない。

夜、お風呂あがりに水を飲むとき子が手を滑らせてハム太郎のコップを割ってしまった。思った以上にギャン泣き。仕方ないよ、つよい子グラスが2つもあるんだからいいじゃないと言いつつ、ハム太郎への思いをわかるだけにメルカリで探して買ってあげたくなっている。

 

 

 

4/27

今日からGPSをランドセルに仕込んでいる。見送って私が家に戻ったらもうすでに「何時に学校に着きました」のお知らせが入っている。GPS面白い。今日はうちのアパートが貯水槽の掃除だとかで1時から4時まで水が止まる。子どもは帰らないから大丈夫として、私もせっかくだから4時まで出かけようか。どこにいようかな。これを機にたまには喫茶店でゆっくりしちゃおうかなと考えていたけど2時まで普通に家に居れてしまって、2時半には延期していた健診の結果を聞きに行かなくてはならない。問題ないというだけの結果なら郵送にしてくれればいいのになといつも思う。ものの5分くらいで終わり。すぐ近くのセカストに行く。店内放送で29日から長袖などのセール、1000円以下のものは半額と。私はもう夏も半袖より長袖がいいと思っているくらいで今も長袖を見ていたところ。良いこと聞いた、29日以降にまた来よう。今日はあと中野に行きたかったけどもうお迎えまでは時間が足りない。昨日の薬を受け取りにトモズへ、ついでにポイント10倍で最後の買い物。結局10倍デー連日通い詰めてしまった。オオゼキへ。九州フェアがやっていて、どうせどこへ出かけるでもない私は開き直って梅ヶ枝餅を買う。レジに向かうと会計を済ました幼稚園の先生達を見かけた。新学期早々皆んなで何か作るんだろうか、それとも先生が振る舞うのか。そんなイベントがあったなぁと懐かしくなる。コロナで二年は思うように以前みたいにはできなかったけど、過ぎてみるとちゃんと思い出はある。お迎えからはまっすぐ帰る。ツイッターで未完成の新入荷をみて子がどうしても今日見に行きたいというから夕方から高円寺へ。休みのはずのごっちゃんが店脇でタバコを吸っていた。元夫とこれから出かけるとは聞いている。彼らの仲間の古着屋さんのラフォーレ出店がはじまったのだ。チョロっと寄ることができる距離に居なくなってしまって私は残念ではある。が、原宿で店が出せるのはすごい、そのまま流行りの店となりそうだなぁと思ってる。未完成ではカチューシャを購入。今日はダメよと言ったけど見せるだけ!と言ってチャイ屋さんに駆け込んで行った子。今日は男性の店員さんだけで、むしろ一番最初に知り合ったもちろん知ってる仲の人だけど、おそらくカチューシャの可愛さを共有できず張り合いがなかったらしく本当にすぐ出てきた。当の彼は店の外まで顔をだして手を振ってくれた。

用が済んだところでトモズでドラえもんの鼻炎用飴があったことを今更気になりだして、高円寺内の薬局を隈なく探すもどこにも無い。無いとなるとますます欲しくなるのは自分の物欲。子どものためと言い訳にしていたら罪悪感をうやむやにできるから、物欲を子どもの物で発散している。でも今日から薬があるからそれで大丈夫なんだしと、子どもに言いきかせているふりして自分を戒めているのだ。子供服屋さんの店頭にサンダルがあって安い。これは本当に買いたい買ってもいいだろう。けれど子と色の好みが割れて悩み悩み、今回は子のほうから保留になった。偉い。私こそ心残り。

帰宅。思い立って西友のネットスーパーを覗く。いつものティッシュ在庫があるタイミングで買い物を実行。これはよく品切れになっているからある時をネットスーパーを使うきっかけにする。本命は猫砂、重たいから申し訳ない気持ちになりながらも送料無料を目指して4袋注文。明日の夜に届く。

夜遅くなってしまったし寝る前に読む絵本を選ぶのに子が話も聞かないし私がさっと選んで支度を整え読む姿勢になったところで、さぁこの絵本を読もうとなったら子が「はぁ?」と言ってきてものすごく頭にきた。エヴァのアスカのテンションのこの言い方が口癖のようにあらゆる場面で出してくるのは最近ほんとに気になっていた。今日のは本気で腹立たしいタイミングだったから良い機会だ。そんな言い方するなら読まないね、ハイおやすみ。といって電気を消すと、嗚咽を漏らして泣き止まない。私だって絵本なく寝るのは締まりが悪くて違和感だけど、ここで分からせないといけない。 思った以上に子が泣き続けて、ごめんなさいとも何度も言ってきた。私に許されないと子は他に味方がいなくてどうしたらいいのかも分からないだろう。私だってどう終わらせればいいのか分からなくなっている。子が泣く脇で元夫に電話して流れを説明して子に電話を渡す。遠隔で間に入る人になってもらおうと思った。元夫はこれまでと同じように電話口で子を宥めていて、子はそれに静かにウンと頷いてはいたけど変わらず浮かない様子で、あぁこれは子のなかに根本がもう私しかいなくなって私しか見ていないから、私がこうして他所に頼りたくてももうそれは通用しないんだなとうっすら思った。私にしかどうにもできない重圧がすでに苦しい。

 

 

 

4/28

朝は相変わらず学校前の通りに差し掛かるまで見送っている。幼稚園が一緒だったママが学校まで一緒に行っていたようで、少し足を止めて子も合流させてくれていた。安心な朝。至福のラヴィットタイム。レギュラーメンバーおすすめの缶に入った物を紹介していて、男性ブランコの人が缶ポカリを推している。即座に写真を撮って陽光くんにお知らせ。陽光くんの影響だとか陰でそんなブームがあるわけでなく偶然のことらしかった。

学童から一旦帰ってランドセルを置いてから出かける。明日から連休がはじまる。平日ならではの楽しみをするなら今日がその日。カラオケに行こうと話していた。支度をしていると子が、あっ猫が吐くかも!と言ってきて、身構えると次の瞬間には本当にいつもの吐く前の嗚咽になった。子は最近この嗚咽前の鳴き声で判断できるようになったらしい。すごい。

カラオケはジョイサウンドを選ぶ。その方が子どもに都合いい曲が多いことがわかった。子は定番のハム太郎、6さいのばらーど、舞妓さんちのまかないさんつじあやのの歌、などに加えて今回はスイートプリキュアの曲が歌い上げられることがわかり、その歌を何度も歌った。子はメロンソーダを飲むのを忘れるくらい歌い続けるからたまに私がブレイクで歌う。それでも二人で歌える歌にはしている。ポンヌフのたまごや奇妙礼太郎のオーシャンゼリゼ。私も好きで子も歌えるのは楽しい。映画のシングに子がハマったことを思い出して、そのなかで日本語で歌えるものとしてパッと思いついたのがネズミのマイクが歌っていた布施明のマイウェイ。喜んでくれた。渋い子ども。この店でジョイサウンドは通りに面した広い窓がある部屋で、今日も夕日が線路の向こう側に沈んでいくのが見えるシチュエーションもまたよかった。カラオケを出ると目の前をプラザの先生達が帰っていくところに遭遇。懐かしさがこみ上げる。にこやかな顔で話しかけてくれる先生。児童館の頃は本当にほぼ毎日だったから思い入れがあったけど、プラザはもっと小さい子向けで、そんなに関わるつもりはなかったけど、こうなるとやっぱり、あそこはあそこで私達の居場所になっていたんだなとしみじみする。就学に向けての学童の準備についても手厚くサポートしてくれた日々も思い出。もうあそこに子と私が一緒に足を踏み入れることができないんだなとあらためて切なくなった夕暮れ。

西友のネットスーパーがやってきた。そのために頼んだといっても過言ではない猫砂が在庫切れだとかで2袋しか来なかった。本当だろうか、重くて運べないという意味ではないかとちらりと思う。配達の人は誰でも毎回皆決まって無愛想で不満そうに商品を手渡してくる。なぜこのシステムなのか分からないけどジャンル別に全部ビニール袋に仕分けられていて店舗と真逆に過剰包装っぷりがすごい。それを何種類も手渡すのが大変だなとは思う。しかし猫砂が残念。

 


4/29

連休のはじまり。曇りのち雨の日。学校の図書のお手伝いをするにあたり、すでに兄弟の方として参加していて事情を知っているママ友と話をしようということになっていたし、雨が降る前の午前にセントラルパークの噴水でまた遊ぶことにした。こんな曇り空でも子どもは気にせず水回りで遊べるエネルギーに気が遠くなる。連休はなんだかんだ近場でもイベントがあってあっという間だよねという話になって、普通の家族でもそんな感じなんだなとちょっと励まされる。雨がパラパラ降ってきて解散。私達はブロードウェイに買い物。地下のダイソーのセルフレジ、繋がりが悪くてQR決済ができなかったけどレジの場所によっては稼働する。ワイモバのキャンペーンに捕まる。チップスターコアラのマーチ2つ貰えるならといって少し話を聞く。どうせ雨雲レーダーでは少しあとの方が雨が弱まるとなっているし、ちょうどよい。契約の裏技のような話はよく分からない。とりあえず今のスマホで不具合はないから上の空で聞いてお菓子を2つもらった。中華食材屋で今日こそ台湾ソーセージを買おうかと寄る。思っていたより高いのが引っかかってやっぱり今日も迷ってしまう。いつもレジにいるメガネの男性は商売気のない人で推されることもない。でも品出し中だった女の子は聞いてみるとけっこう話してくれて、売ってる種類はこれでしかないから店で一本200円とかで出してるのは大体これだよと教えてくれて、そうそうその価格帯は知ってた。まるちゃんもだし、近くのタピオカ屋で売ってる台湾ソーセージもその値段。それを聞いてよし買ってみようとなった。例え嘘でもある程度の商売気必要。他にもまちおか、マスク屋で買い物しまくり帰り。結局まぁまぁ強い雨のなか帰り。でも洗濯物を出していないだけ気持ちは余裕。

午後は家でポップコーンを作って録画していたラプンツェルを観るのを子は楽しみにしていた。キャラメルポップコーンにしてみる。テンション高く色々お菓子を並べてしまって思ったより子はポップコーンを食べず。私がモシャモシャ食べて胃もたれ。夕方になっても二人とも夕飯をまともに食べれる状態じゃなく軽い夕飯。お風呂に入って魔女の宅急便に備える。映画三昧の日だねと子はご機嫌な一日だった。ジブリアニメはなんかセリフが自然と身についてしまう。短い言い回しで覚えやすいのかも。つい私もまだそんなセリフが気になって気になって最後までバッチリみてしまった。トンボのマジョ子さんて呼び方とか、昔のアニメと思えない表現、新しさすら感じて色褪せない。

 

 

 

4/30

朝から猫が鳴きまくりモード。ついイライラするけどふざけて「あなた言葉どうしたの?!」と言ってみたら気が楽になった。その感じでキキみたいな朝ごはんにする。パンがあるからホットケーキではなくトーストにしたけど、ソーセージ半分とチーズを一緒に皿に乗せる。子にも「食事の時間は守ってほしいわ、ちっとも片付きゃしない。」と言って出すと喜んだ。子は昨夜は黒のワンピースに赤いリボンのヘアバンドをして寝た。今朝のノージーはケーキをつくろうというテーマで子は目を輝かせながら、この録画はずっととっておこう!と、揚げ物をつくるシェフになろうの回に次いで永久保存版となった。

昼から馬橋公園のプレーパークへ。どうせ誰かしら会えるだろうと思って特に誰と約束もしなかった。晴れているけど風がちょっと寒い。ロープ遊びよりもとにかく木工工作に取り掛かる。早速隣りにお友達がいた。ほどなくして同じく古く付き合いある学校学童仲間の友達もやってきた。イベントでよく出会う知り合いママにも今日も会う。少し話し込んでみると共通の音楽界隈だけでなく、なんと陽光くんとも知り合いで、これまで同じ直売にも行っていたことがわかった。ニアミスしていただけ。付き合いのある人や好みが分かると仲良くなる手間が省けた感じ、心強いし嬉しくなった。話しこんでいる間に我が子ともう一人の子の姿が見えないと他のママ友が気にして声をかけてくれた。くるりと見回した範囲に確かに見当たらない。とはいえ公園だし、と思いながらも最近また話題になっているキャンプ場で行方不明になった女の子のことが頭をよぎって少し怖くなる。当時のニュースのことも覚えている。ほんの10分くらいの間の出来事だったとか。いまの我が子らと同じ小学一年生。余裕で構えていてはいけない。私も少し場所を変えて探しに行こうかと思ったらひょっこり出てきた。近くにいたけど木々で姿が見えなかっただけのようだった。逆に遠くまで探し歩きに行ってしまっていたママ友に手を振って知らせ、見えるところで遊ぶようにと子ども達に言い聞かせる。お昼ごはんも食べないままプレイパークが終わる最後の時間まで遊び、さすがに私は空腹で余計に寒さを感じる。藪そば隣りのタコ焼きとおばさんのサンドイッチを買って藪じいが世話する近くの公園で食べる。サンドイッチのおばさんが、好きなの持っていって、とザおかんアートの飾りをくれる。子は真剣に選んでいた。おかんアートと子どもの相性は良し。公園には藪じいを囲み近所の老人ネットワークが溜まっていて子が人目に無駄に行儀よく食べていた。食べ終わったらごっちゃんのところへ今日の工作を見せに行く。元夫も仕事に行く前だと言って疲れた顔でごっちゃんのところにいた。じゃあ何故こんなところをフラフラしているんだか。私の前でだけ疲れているパフォーマンスなんだろうか。ひと通り見せたら子はチャイ屋さんへ駆け込み。ママ友と陽光くんのことを話すきっかけになったのは今日そこに途中でやめるのワンピースを着ている知らないママがいたから。そのことをごっちゃんにも伝える。けっこう居そうですけどねーというけど、ママ界隈でははじめて見た。寒いので早めに退散。今日お友達が食べていたこどもの日パンセットをいなげやで買って帰りたい。可愛く小さなパンの詰め合わせ。道中、前から気になっていたルックにある韓国クッキーの店の前でとまると、今日は子も買う気になったからはじめて入ってみる。また子どもを盾にして自分の欲求を満たそうとしてる私。贅沢なものは余計に自分権限で思いきれず子の判断に頼っているのだ。ショーケースのなかのクッキー。ケースに種類と4.3とか書かれているだけで他に情報がない。一体いくらなのだろうか。前に並んでいた女の子がいくつか買うのをガン見していると、多分そうだろうとは思ったけど4.3は430円ということだった。いざ順番がきて手元のメニューをみたらドリンクも全てが6.5とかそんな書き方。これはもう650円と分かる。オレオとマシュマロがのったクッキー1枚と私は寒くてホットのドリンクを頼んで食べていく。これはそうそう混み合うことはないなと理解したけど、そんな店なだけに空気が乱されるようなこともなさそうで居心地は良い。テーブルにある飾りが気に入ってか他にも空いているのに人が立ったばかりの席を子が選んで、このタイミングの片付けに店員さんが少し面倒くさそうだった。東南アジアとはまた少し違った感じのチープ感がこんなにも良いものとして日本に浸透するとは思わなかった。なんというかシンプルさ全てがハリボテ感というか。洒落たタイル風のテーブルも全てシートを貼り付けているだけだし。でもそれが可愛いというのが今はしっくりくる。クッキー1枚が大きい可愛らしい皿に乗せられて、何用なのか分からない形のナイフが添えられている。カットして食べるらしい。マシュマロが伸びるのがまた映えるといった感じか。いくらでもゆったりできるくらい人が気にならない店だったけど外は寒いしまだいなげやにも行かなきゃならない。もう牛乳もいくらだろうといなげや買うしかない。いつもの牛乳がOKより30円は高かったから思い切ってさらに10円高い違う牛乳と、こどもの日パンセット、今日のお買い得イベントパンを買って子がトイレに行きたがり超特急で帰る。

いとうあさこの旅番組で私の地元エリアを巡っていてついつい観てしまう。愛着とは違ってどうしても隠しきれないイナたさを感じる怖いもの見たさと、よくこんなところで生きていたなとあらためて苦い思いをするために観ている気がする。

夜寝ながら前のマンションの検索をしてみる。最近そこの前に引っ越し業者の車がよく来ているから完成したのだなとわかった。まだ生活感のない建物。検索にはすぐに出てきた。フルリフォームは間取りは変わらないのに広くなったようにみえる。改装前はそう言ってなかったのにやっぱり賃料は上がっていて、部屋の特徴のペット相談可のマークは消えていた。あの頃ここにいた私達は戻れる場所ではない。皆追い出されたんだなとあらためて気がついた。

2022年4月18日〜4月24日

4/18
少し寒い。裏口から登校することがくせになってしまった。近いのはいいけど、この道だと私の見送り距離が長いのが引っかかるな。しかし子どもっていうのは、時間ないよと言っているのに、気になるものがあったらかがみこんで塀の隙間を覗いたりしちゃうんだから油断もすきもない。今日から帰りの先生の同行がなくなる。同じ学童の子はそもそも少人数で、さらに今日何人揃うのか分からない。一人だったらどうなっちゃうだろう。GPS早く用意しておけばよかった。あれこれ比較して決めかねていた。再びGPSについて調べてみる。子を送り出したあとはラビット。ぼる塾が楽しくてテレビから目が離せない。
学童に子をお迎え。学校から移動よく一年生だけでできたねと聞いたら、男の子と二人きりでお互いに間違えたり戻ったりしながらたどり着いたらしい。黄色いランドセルに黄色い帽子の小さな二人がウロウロしていたんだなぁ。知らない子どものそんな場面だったら遭遇してみたい、ほっこりする。我が子となると不安にしかならない。その時間にはもう軽く雨が降っていたけどそういえば学童には置き傘をするようにいわれて用意したけど学校では持つように言われていない。水着やノートパソコンのバッグとかすぐに使わないものばかり事前に案内されてるけど、傘とか日々に関係する備えのことを先に気にしてほしい気もする。
子どもから学校のお友達との話を聞くと、幼稚園児のようにそこに大人の介入がないからつくづくマヌケな感じが可愛らしい。こないだの算数のノートの件といい、小学生になったからっていきなり道理がわかるわけでもない。後ろの席の女の子の下敷きが可愛かったという話をしていて、キャラものは禁止されてて下敷きにそんな違いあるんだね〜?とか私が適当に会話していたら、「女の子、下敷き、かわいい、で検索するんだって」と子が真剣に言ってきたことに笑った。また別の日にはその子とランドセル同じところで買ったかもしれない!と、子どもあるあるの“一緒で嬉しい”のテンションを高めてきていて、またまた私は「え〜」と適当に流していたら、壁にランドセルがずらーっと並んでた、とか入り口が広かった、とかどこでもありえる特徴でお互い、そうそう!と盛り上がったらしくて、子どもってそれくらいの力で他者と交流してるんだなと思うと滑稽で面白くて愛おしい。
昨日のあれから元夫は全く連絡がつかないまま夜で、その点私のイライラはおさまらない。私達の生活のなかに要らないものを置いていって自分は悠々と生活してるだなと思うと余計に腹立たしい。


4/19
いつも家からまっすぐ行った角のゴミ捨て場のところで学校前の通りに子が向かうのを見送る。今日もそうして私の元を離れて行ったところで向かいの家のおばさんがゴミ捨てに出てきて、私の視線をみておばさんも立ち止まり一緒に子の後ろ姿を見送る。あそこまでいけば他の子も一緒になるから安心よねとおばさん。子が角を曲がって私達二人も呪いが解けたように動き出す。今日は歯科治療。またしばらく週一で通うことになるのがちょっと気が重い。帰りにオオゼキ。駐輪場で幼稚園に入る前からのママ友と遭遇、小学校で再び付き合うことになった。準備物についてとか話し合っていたら、それは来週用意するってプリントに書いてあったと教えられる。帰った頃、そのママ友からスクショが送られてくる。全く気がつかなかった、プリント読む才能ない。むしろ彼女も自分でもよく気がついたなと思うと言っていた。なぜ学校のプリントは分かりにくいのか。
粗大ゴミに手続きの連絡をする。思い切って元夫の大型の荷物を申請する。5月中旬。行動に起こしてすっきりした。元夫にその日付と出すものを報告すると、しばらくしてようやく連絡がきた。いまから家に来るとのこと。来る時は大概作業があるからでしかない。私がミシン出して作業中だから使えないよと言っておく。それでもやって来た。アイロンから顔をあげるとなんと元夫は金髪になっていた。人の連絡を無視しておいてそんな余裕があることに愕然とする。仕事中にやってるから、となんでもかんでも仕事中といえばいいと思っているのか謎の言い分を押し通す元夫がせこく見える。私が思うには、こうして誤魔化してばかりいないでこれまでも彼が正直な自分を曝け出して接してくれていたらこうはならなかった気がしてる。彼はいつも家庭ではない私達ではないところばかりを見ているのが気になっていた。いま私達が外になって、何かが変わるかと少しは期待があったけど、私のように変化なく暮らすだけの者に結局向き合ってくれることはないようだ。子が帰る時間、今日は学童に行かず帰ってくる。もう学校から家のルートでは心配はない。一応玄関から何度か覗いてみていると階段をあがってくるのが見えた。10分かからずに帰ってこれるのがわかった。家に入るなりお父さんがいることに喜んでいのが分かる。金髪をみて「とうもろこし〜」と言いながら嬉しそうにしていた。子が帰ってからものの数分で出て行く。ほんとにガックリくる。健診センターから電話、健康診断の結果報告の日が今日だったこと、二ヶ月も前の予約なんてすっかり忘れていた。あらためて予約を取り直し。こんなに先に延ばせるって時点で何も問題がないってことだろうとは思うのだけど。
子と今日も手芸屋、ママ友に教えられた来週には必要な持ち物のために足りないものを買う。高円寺に戻って薬局、友達と遊びたくて子がうずうずしているから仲良しママに連絡して公園へ向かう。子どもが遊ぶ傍らでこうしてママ友と話せる時間はいまや私には欠かせない時間。元夫に子どものことを共有できなくてもこの時間で救われているところもある。知り合いの小学生親子なんかもいて最後は皆んなでわいわい遊び、6時前にようやく解散。いつのまにか公園脇の店舗に完全移転した台湾カステラ、この距離にあるとつい買いたくなって生クリーム入りハーフをひとつ。明日も学童に行くため図書館には行けないから今日のうちに返却に行くつもりが遅くなってしまったし雨がパラついてきて諦めて帰り。絵本7冊重たい荷物を無駄に持ち歩いただけになってしまった。


4/20
裏道登校にしてから見送りつつゴミ出しができない。送って帰ってゴミ出しして戻ってパートへ、という流れはしんどい。けど水曜はゴミ収集がないから余裕を感じられる朝。テレビを即ラヴィット!(正しい表記で。)にして少しのんびりできる。パートへ。メンツが穏やか。と思ったらどうやら先輩パートがコロナになったとか。心配してるんだか何かを期待してるんだか分からないような噂の仕方。いやいや、体験者としてずばり言ってあげたいけど、不慣れな作業でそんな口出しもしていられなかった。
学校の図書のお手伝いボランティアに参加することにしていて今日がその集まり日だった。ボランティアだから不参加に問題はないけど、以前からのママ友がそのことについて連絡をくれていて、お迎えに行くまでずっとその件のやり取り。迎え後は今日こそ図書館。今週はくすのきだんちシリーズにあらためてハマり中。幼稚園のように絵本に触れていないし、お話し会にもいけていないし、自分のボキャブラリーが増える機会がなく、つい同じ感じのものを手に取ってしまいがち。自分目線以外の触れ合いがしたい。
帰って二人でたっぷりおやつを食べる。この前大久保ドンキで推されていて買ってみた韓国のおそらくチュロス味のスナック菓子だとかチョコまみれのバナナピューレバージョンを開封。韓国のはパッケージがダサかろうが洒落ていようが価格しか問題じゃないからいいけど、チョコまみれはなぜこうなったんだかという方向性のデザイン。もっと違うアプローチの仕方があったんではないかという「もしも」が一番気になる品。どちらも美味しい。
有吉の壁、最近毎週やってる。嬉しい、これだけが夜の楽しみ。寝かしつけたあと起き上がってまで自分の時間にする余力がない。一日が朝9時から夜9時までしかないような生活。


4/21
久しぶりにすっきりした朝。パート。久しぶりの同い年の息子がいる台湾人ママさんパート。良い人。仕事を教えてくれるとき「実は、」とまず言って色々説明してくれる。「本当は、」じゃなくて「実は、」。丁寧な日本語の覚え方したのかな。来月のシフト予定を入れるように言われて、パートはじめた当初は25日くらいから月末に決めると言われていたのに随分早くなったらしい。マネージャーが代わり細かくルールが変わっているのが私にも分かる。ママさんパートは帰りにつけ麺食べて帰ると言っていて、私も何か食べようかなぁと思いつつ自転車でノロノロ、OKで買い物したいからあんまり時間ないしやめておく。ごっちゃんの自転車を発見。こっちの方まで来てるの新鮮。と思ったらOKにいた。レジで出て行くところを見かけた。私は色々カゴに入れてから現金の手持ちが少ないことに気がついて、結局今から食べる惣菜とかだけ買って帰り。OKは現金でなくては会員価格にならない。
子が帰ってきてからの夕方、Eテレの番組が変わって集中して観続けられる流れではなくなってしまった。子が成長したからというのもあるかもだけどアニメ自体が減ったような。そしてちょうどよい年頃の番組がなくなった。スギちゃんの算数番組とかヨーロッパ企画の国語番組とか、今こそ観たいやつだったし、できないオアできるマンをいま学校で観ているとかで、あれは随分小さい時に観ていたなぁ懐かしい。教室のどこらへんにテレビがあって、みたいな話から子がシルバニアで教室設定を熱心に作り上げた。ひとつひとつの完成度は4くらいだけどトータルの作り込みが上手で9割の世界観になるのがすごい。そうして今日の一日もパッとしないまま終わり。


4/22
今日は晴れ、暑いくらいの気候で気分もいい。なんとなく元夫とごはんとか行ってあらためて話せたらなぁと思って連絡して今時間あるの?とか聞いてみると、ごはん食べる?と言ってくれた。あげもの、と言いかけてきたところで私がカレーを食べたいと思ってて、と話が進んでいたためカレーに合わせてくれた。昼前、私が選んだカレー屋はまったくひと気もなく、随分と来ないうちに人気もなくなってしまったのだろうか。帰る最後まで、他にはひとりしかお客さんは来ていなかった。最近あった仕事のことなどを業務連絡のように会話したけど、私から子どもの話になると遠慮がちになって口をつぐむ。確かに今さら言えることはないだろう。そんな調子で共有もできないから思ったように話も弾まず。今日の予定を一応伝えておく。私はOKで買い物して帰り。
仮歯がとれてしまったために急遽3時から歯科。取れた部分を持って行くのを忘れて行ったり来たり。しかも自費治療だからお金がかかった。そのままスーパーで買い物してお迎え。家にランドセルを置いたら阿佐ヶ谷へ。堀道広さんの展示を見に行く。併せておたこさんにも行きたくてタイミングを見計らっていた。今日はこの時間でも夏日で気分がいい。VOIDのなかに堀さんの大きな鯉のぼり。ふと芳名帳をみると最新の人が犬ん子さんで軽くテンションあがる。子が犬ん子さんの絵本が好きだから、あの絵本の人が自分で書いた名前がそこにあるよとヒソヒソ声で教える。子が鼻づまり声なのが少し気になる。いつ鼻を噛んでもズルズル出ている。クリームソーダ飲みに行くのどうするかと言うと大丈夫だからと行く気はある。おたこさんへ。大体の場所しか分からないけど大丈夫だろうと思って来たら迷って同じエリアを二周くらいウロウロ。私がお世話になっているライター仕事の事務所のめちゃくちゃ近くだった。ちょうど今日の夜はその仕事のオンライン会議に参加する。年度はじめのこの会議に参加しなくては活動継続の資格がなくなってしまうのだ。こじんまりとした店がひしめき合った長屋の飲み屋街の夕方は人も少なくのんびりの初おたこさんは居心地良く可愛くて子もとても気に入っていた。クリームソーダと私はコーラミルクを。コーラとミルクがアリだとは。たこ焼きを持ち帰りしようかと思ったのに気を良くした子がその場で食べたがる。注文したものがエレベーターで上がってくるのがちょっとしたアトラクション気分なのだろう。5時半に店を出る。喫茶をしてくれて食べに来れたから嬉しいとお店の方に伝えておく。帰り道ついでにごっちゃんのところ。今日はもう飲めないというのに子はチャイ屋さんにも駆け込む。背が伸びたんじゃないかという話で入学式の日に計ったところに合わせてみるとなんと本当に伸びている?まだ二週間くらいしか経っていないのに!子どもの成長って感覚じゃなくて本当に早いんだねと皆んなでしみじみ。外に出ると元夫も来ていた。少し皆んなで話して急いで帰宅。
中途半端な時間にわりと食べてしまって食事らしい食事はできる状態じゃない。なにより、会議がはじまってしまう。まぁ会議といっても顔も音声もオフで事務所からの報告、連絡事項を聞くだけ。最悪聞けていなくても問題ない。繋がってさえいればよい。同じく現場には行かない仕事仲間のママ友とLINEで個別にやりとりしたり、子どもとゼリー食べたりチーズ食べたり描いた絵に茶々いれながら時間は過ぎて、オンラインの手軽さを知ってしまった。こんな夜に頑張って自転車漕いで荻窪まで行かなきゃならなかった時代はなんだったんだ。世の中の便利を二年後に体感。


4/23
土曜授業。早速かと思ったけどもう月末に近づいている。土曜の朝は静まり返っていて、学校の方に目をやっても歩いている子もいないし、本当に学校あるの?と不安になっていつもより少し先まで見送って、他に登校する子がいないか立ち尽くしていると、一本脇道に住む知り合いの小学生が出てきてホッとした。通りすがりにやっぱり本当に学校あるんだね、と言ったら何言ってんだという顔されて、あるよ!と呆れたように言いながら学校へ走っていった。ということで、土曜に私一人の時間!と思っていたけど今日は学童の保護者会が設定されている。うまくできているな。
前回の集まりは新入会の人だけだったけど、60人弱の人が集まるのかと思うと無駄に背筋が伸びる、んじゃなく縮こまってしまう。ところが行ってみると新入会時とたいして変わらない20人ほど。結局気にしているのは新人だけだったり、土曜も仕事の人もいるだろう。ママ友含め同じ学校の人は来ていなかった。決算報告や年間予定など。前年度の説明会の時から変わった先生の紹介など。新学期がはじまってからアレ?と思っていたけど、入会にあたり散々相談してきていた先生が移動になってしまって残念だった。それでも幼児の頃から付き合いのある先生はいるし、馴染みあるこの児童館の学童にして本当によかったと毎日しみじみしてる。ただみんなで生活しているだけでなく、しっかり方針や課題をもって子ども達をみているんだと知って有り難い。先生は言葉遣いを気にしていきたいと言っていて、素直すぎる故の正直ですれ違うとのこと、語彙や表現が未発達の子ども同士のコミュニケーションはいつもギリギリ。そんな視点がある学童で身についていくものがあるかもしれないとまたひとつ頼もしく思う。ビデオに撮ってくれていたクラブでの様子が上映される。おやつ時の座席も毎日記録していて、これは何かあった時のために指導がしやすいとのことだった。終わり頃ママ友がやってきた。完全に1時間間違えていたとのこと。解散したその足で私は高円寺のファミマに向かう。今日からシルバニア一番くじが始まる。人気の一番くじはすぐに終了してしまうことは学んでいる。前回のシルバニアも発売当日の午後には無くなっていた。馴染みある方のファミマに行くとまだたっぷりある。でも子が帰ってきて午後になったらどうか分からないし、とりあえず思い切って三回やる。ハズレ同然の赤ちゃん2つと、ひとつゆめふわバージョンの選べる人形。子が居ない時に限って!どれにしても喜んでくれるだろうし、自分好みで黒猫の女の子をゲット。もうすぐ子が帰る時間。のはずが帰らない。もう10分は経っている。外に出て辺りを見渡す。週末の昼らしく人通りはあるのに子どもの気配はない。帰り道の方まで出ると少し大きな男の子達が帰ってきているのに子の姿はない。まさか学童に行ってないよなとか少し焦ってくる。どうしたというのか。迎えに行ってみようか、でも行き違いになったら余計困ってしまうだろうし、なんで早くGPSを用意しなかったんだと後悔する。ソワソワしながら自転車にまたがって帰り道の角をジリジリ見つめていると子がぴょんと現れた。今日は暑くなった。はぁはぁと顔が少し赤くなっている。遅かったね間違ってないか心配したよと言うと、なんだかよく分からないけど自分達の班?の帰宅が遅かったとかなんとか、そういえばはじめの数日以降、二軒隣りの子と全然会わないけど。ランドセルを置いて夏服に着替え、急いでまずはセントラルパークのフリマへ。子より少し大きい女の子がいる家族のブースは少し歩みを遅めて目を通す。子ががっつり立ち止まり玩具をみているすきに衣類を探す。今くらいの年頃はもしかしたら一番洋服を使いこむから売るほど服がもたないのかもしれない、なかなか手頃なサイズに出合えない。子が時代じゃないプリキュア玩具を離さない。200円と値段は安いけどギターのような形で大きいものだし困った。使い方分からないじゃない?と言っているとそれを使っていたらしいおねえちゃんが子に何やら説明してくれていた。まぁこんな大型玩具は中古じゃなきゃ買えないし何より安いしとりあえず購入。思った以上に子は喜んで、そのギターみたいな玩具を早速肩にかけて相当満足していた。他にも私としては目ぼしいものがないけど子はよく分からないぬいぐるみマスコットなりを見つけては足を止める。ふと顔をあげたところに偶然陽光くん。驚き。福岡に行っているのかと思ったらランスンちゃんだけで自分は京都のイベントが中止になって東京に残っているのだとか。ランちゃんは矯正のために月一で福岡に行くらしい。大変だ。私も矯正治療はじめる前に、引っ越しの予定とか無いですかと確認されたものだった。でもすんちゃんがそのタイミングでお友達にも会えるというメリットでもあるかな。数週間前のここでのフリマにも来ていたとかで、元夫にもここで会ったと、私達もその日来て報告したのに、あえて時間をズラしていたのだか、なんだか見えないところで動き回っていることが悔しい。何も食べずにそのままファミマ。高円寺地区では二件のファミマがくじをやっている。最初と違う方で一回、最初のとこで一回、子は二回やることにしていた一件目の一枚、なんとA賞。すごい!まさかA賞が出ると思わず把握していなかったけどポニーのお母さんのヘアサロンセット。最高だ。シルバニアくじではじめて大当たりした。もう一回なんてやらなくていいんじゃないかと思ったけど淡い期待はしちゃってもう一件でもう一回。結局赤ちゃん。なんか悔しさも倍。お腹が空きすぎてOKでお弁当を買って帰り。プリキュアのおもちゃはいくつかの付属品が電池切れと聞いてはいた。ドライバーで開けてみると一つにつきボタン電池3つも使ってる。夕方、100円ショップに買いに出る。子はプリキュアギターを肩から下げていく。小学生になっても恥ずかしげもなくまだそんなことするんだな、と思った。幼児と変わらない。子が幼児のとき見た小学生はこんなことなかったような。我が子の心が幼いのか。私が止めなきゃいけないのか?でも自転車の後ろで自分だけの世界で気分良さそうに大声で自作の歌を歌っているのも好きだし、ずっとこうして後ろに乗せて運びたいくらいに思ってるから止められない。2個入りのボタン電池は全部で6個。フリマで安く買った玩具だけど結局千円はする代物になってしまった。ごっちゃんにドライバーを借りてその場でセットする。子はチャイ屋さんに行き、私はたんぽぽを見に行く。今日のフリマ出店していた人が漁ってた。ボトムを試着するもいまいち。やっぱりたんぽぽでボトムはまだ難しいな。もう6時、子を引き取りにいくとチャイ屋さんの人が子の姿をポラロイドで撮ってくれていた。3枚ももらう。夕飯どうしようかなと言いながら昼もお弁当だったことにハッとするも手遅れ、子は唐揚げ!と言って、私も今日はもういいやと吹っ切れて、お父さんと三人入学式の日に行ったあげもの屋のからあげ定食を持ち帰りすることに。20分くらい待つと言われてすぐ近くの公園で待つ。子はプリキュアの玩具を光らせながら振り回して暗いなか遊ぶ遊ぶ。15分ちょっと経ったところでお店に行ってみるともう出来ていた。一人前で充分な量。7時。あ〜あ、お父さんにも見せたかったなと子。撮っておいた写真とそのままメッセージしておく。ロスアプの並びのハワイアン?の店が片付けをしていて表にご自由にどうぞがある。貝殻やカゴを見ていると、どうぞどうぞ昼間はもっとあったんですけど、とのこと。どうしたんですか?と聞くと川越だったかとにかく遠くに移転するとのこと。間違いなくもう10年はやっていた。むしろよくここで続けているなぁと前を通る度に謎だった。よくやったよ。貝殻は子が絶対貰うとして、カゴ類を吟味していると、もう全部どうぞどうぞと、中途半端に持っていかれるよりその方がいいだろうの気持ちを汲んで全部持っていくことにした。でもカゴにありがちな埃が溜まったりはしていなくて全部キレイで丁寧に使っていたんだなと思う。自転車を停める家の裏口の路地で、大きなバイクとすれ違う。ギリギリ通れるのかどうかくらいの立派なバイク。家の前に着いたらすぐ脇の〇〇荘みたいな古びれた木造アパートのじいさんが表に出てきていて、いまバイクいたでしょ、うちに来てたんだ私の友達なんだ、と話しかけてきた。年齢もキャラも随分違うしどんな仲?と単純に謎だけど、一人でこのアパートに住んでるだけでも常識では計れない系の人かなというのはある。あれはね、ハーレー、とうんちゃらかんちゃら言って軽く敬礼して部屋に上がっていった。はじめての交流。


4/24
中野のフリマ。昨日より出店が少なくこれといって目ぼしい物もないけど無理矢理のように買いたがる子。偶然知り合い親子に会えた。お互いフリマが好きなことはわかっていて、約束はしないけどたまにこうして会える。遊びながら何周目かのフラつきで新たな発見したりする。かわいいワンピース、ポケットありでひとつ300円、良い。せっかく二着で500円にしてもらったのにその隙に子がリラックマのぬいぐるみに熱をあげて結局100円がそこに流れた。噴水で少し遊ぶ。小さい頃はここで水遊びしていて何よりこの数分おきに出る噴水を楽しんでいたけどコロナの二年は噴水が止まっていて、最近復活したのを通りすがりにみて嬉しかった。幼稚園児の頃からすばしっこい男の子について行こうとするものだから噴水に直撃されて下半身が濡れた。帰るしかなくなったところでパラパラ雨も降り出した。急いで帰ってお昼ごはん。
午後、歩いて高円寺へ。シルバニアくじの残りをチェックしにファミマ。まだ充分にある。どうしたんだ今回のくじは。せっかくだから駄菓子屋。上に宝石が付いたような鉛筆でも濃さは小学生に合わせて2Bだから使えないよとも言えず鉛筆一本と小さな駄菓子を2つだけ。スーパーも寄って買い物。そこまで来たらチャイ屋さんへ。もちろんごっちゃんのところにも顔を出す。元夫がいた。西友に来たついでと言っていたけど何かがおかしい。今日のファミマに行く前に元夫の現在の家の近くだから一応メッセージをしておいた。そしてファミマ前につくと家の方向に向かって去っていく元夫を見たのだ。誰かといたような感じで足早に歩いていて、でも人通りがあったし、気のせいかということにしたけど、ここにいる元夫の服装はその後ろ姿と同じだった。何を聞いても元夫はもう誠意をもって話してくれるようなことは無くて、どんなことでもごまかすような話し方しかしないからこの溝が埋まることはない。そこから何をしても上の空でトボトボ帰る。急に左胸あたりがズキズキピリピリと痛み苦しい。心労だと思う。子のことも適当にあしらいながらどうにか帰って、ずっと手をつけられずにいたバッグ作り。単純な四角いバッグだけど、左半分が痛くて集中できず意識がはっきりしないまま手こずりながら作業。元夫がまた荷物を取りにやってきて、ごっちゃんのところて油を売るよりとっとと帰っていった。結局子のいる前では話せないことでしかないからLINEでメッセージを綴る。子どもも生きていく街で奔放にするのはやめてほしいと切実に思う。無責任でいられる方は分からないのだろうけど何がキツいって、子どもの感情なりのフォローは私がおわなくてはならないのだから、私に隠れたり隠したりすればいいってわけではない。彼は無自覚に人を追い込む。人情が足りない人なことはわかっていた。けど子どもがいる今は、そういう人で済ますことなんてできない。わかってほしい。夜、子が寝たあとに長電話してポツポツとそのことを伝える。私は、あなたの言うことは正論なのよ、だからこそ相手が困ってしまうのだろう、と言われることがある。だとして、どうしたらいいのか分からない。黙って曖昧にしてこうして時間が過ぎていくのは焦る。子どもの成長、変化は止めたくても進んでしまうのだから。

2022年4月11日〜4月17日

4/11
毎朝一緒に家を出て見送っている。私はそのまま裏に回って自転車を乗りやすい場所に移動させる。そのついでに学校前の通りまでに自転車で行ってみるとまだ必死に歩いている子が見えた。一人で歩いてるなぁ、とまだ感動しちゃう。
まだ給食が始まらない。計画通りに学童はお休みにしているからあっという間に帰宅時間になる。午前保育の幼稚園と変わらない時間、送迎がないだけですごく時間と気持ちのゆとりがある。表に停めた自転車にまたがって待つ。例の隣りの家の子と帰ってきた。うちの学校は小規模校なだけあってか、ゆっくり慣らしていってくれている感じがする。ありがたい。区外の学校だともう給食がはじまっているらしい。部屋に入りランドセルを置いて、ふぅと一息ついたところで学童から電話、今日お休みですよね?学校から聞いてはいるけど確認です、とのこと。一覧に記入しただけで伝えた気になっていたのだ、休みなど連絡の仕方がまだ不充分だったのは私。先生は恐縮しながらの問い合わせで申し訳ないことした。昨日の友達から連絡、また公園に行くとのこと。兄の帰ってくる前の2時まで。レトルトカレーでお昼にして私達も向かう。遊んでいるとさっき連絡をくれた学童の先生が通りかかり話す。集団下校をしているからこの場合、学校には当日連絡、学童には事前に連絡しておかなきゃならないし、用件ひとつでもタイミングとか混乱しますよねという話。いやいや段取りは苦手ではないと思ってます。慣れていきます。先生はサーティーワンの大袋を自転車に積んでいて、近々行われる学童の歓迎会の日のおやつらしい。宅配とかでなく自分達の足で用意するんだとは知らなかった。児童館で遊んでいた幼児の頃、そこでよく話していた学童の小学生に、誕生会の日だとかにはサーティーワンを食べただとか聞いてはいて、学童のおやつって案外気が利いてるのね、と思ったことはよく覚えてる。それを我が子が食べる日がくるなんて、感慨深い。
2時過ぎ、八百屋に寄って帰ろうとしながら思い出した、おたふくの予防接種。入学にあたり健康調査票を提出するときに、おたふくの予防接種二回目をやっていないことに気づいた。任意の予防接種だけど就学前の一年で受けることを推奨されているもので、最後の最後2月の入学説明の書類に混じって「忘れていませんか?」といったダメ押しのチラシまで確かに入っていた気はするのだけど、その当初うちはコロナ陽性でそれどころじゃなかったのだった。先週かかりつけの小児科に連絡して今日の午後行くことは伝えてある。買い物したものを家に置いて再び外出、小児科へ。相変わらず乱暴な口調の先生ももう言うのも疲れたというように笑いながら、お知らせあったはずなんだけどなぁと言って、私は前述のようにコロナ陽性でそれどころじゃなかったからとずばり話して、皆が皆苦笑い。私のボロボロの母子手帳をみて先生は、ちゃんと直しておかないと、進学だとか一人暮らしするだとかの時に持たせてやるんだからと指摘してくれる。この手の作法がうちには無かったなぁとあらためて思う。保険の扶養のことや印鑑のことや。先生はその時になって聞かれても、一応7年は保管するように決められているのだけどと言いながら、だいたいその時うちがやってるかも分からないんだから!といつもの調子で怒るように言って笑っていた。自虐。おばちゃん看護師さんも気まずそうに笑う。私もヘコヘコしながら笑ってみたけど、確かに子はいつまでここに通うんだろうか。私もいつまでこの先生にこの子を任せられるんだろう。小児科を卒業する時についてまずは調べる日がいつかくるのだ。子はもう注射にも諦めはついている。ちゃっちゃと終わり、ほらシール何にするんだ、と言われてサッとプリキュアを選ぶ。あまり貰う人がいなかったのか、2シーズン前のプリキュアシール。先生も分かっていてこれはなんだか前のやつらしいぞと言ってくれるけど子はそれでもいいのだ。このシールシステムはいくつまでなんですか?と聞いてみると、先生も孫に戸惑うおじいちゃんの顔になって、おばちゃん看護師と顔を見合わせながら、大体7、8歳で要らないとか言い出すな、と話した。そんな子ども扱いしないでよ、みたいな顔して、今まで散々貰っていったくせにと言いながら笑っていた。えー、貰えるならずっと貰ってね、私が欲しいからね、と私は苦笑しながら子に囁いた。ついでに私が皮膚科に寄る。ビタミン剤を欲しいけどここでは常備されていないらしい。仕方ない、また隣区まで通うか。
家の階段の柵にケモノっぽい毛束があって、朝からちょっと気になっていたけど、もしかしたらもしかするとやはりネズミ。嫌だな。子が目にするのを怖がっているからどうにかしてほしい。明日可燃ゴミの日だから掃除のおじさんが来てどうにかしてくれることを期待する。郵便物、コロナで保険がおりる確定の知らせ。助かる。まだ寒い時期、籠るしかなく色んなものを勢いで買った。今ようやく体調も落ち着いていると体感できている。長かったなと思う。
夕飯はソーメンチャンプルー。コロナの救援物資でツナ缶が潤っている。この遺産はありがたい。あとパスタとレトルトパスタソース。助かっている。子が頬っぺたが痛いと言ってあまり食べられず、おたふくの予防接種が関係しているのか?と心配になる。が、よくよく痛い場所を問い詰めてみるとただの口内炎か。
寝る前にお父さんに電話、顔を見たいのか、ビデオ通話じゃないのに画面を見つめて何度もタップする。いじらしくて切ない。


4/12
朝、柵のネズミに恐れながら下に降りる。よく見たら階段には引きちぎられた足のようなものも落ちているではないか。見ない努力をしながら階段を行き来。今日の帰りは外で待たなくていいと言われる。確かにお友達が一緒なら必要ないなと2日目で分かった。今日は暑い。身体測定もあるから自分で着替えやすいように大きめのTシャツで行かせた。
お昼前、帰りの時間。迎えないけど上から覗こうとドアを開けると、ネズミの死骸、片付けどころか家目の前の柵に移動してきているじゃないか。どういうことだ。しかもハエがたかり出している。これはまずい。仕方なく不動産屋に連絡。他からも聞いてます?というとまだ何も聞いていなかったとのこと。これから撤収しに来てくれるらしい。即動いてくれることを珍しく思えちゃう信用ない不動産屋。ドアを何度も開け閉めして階段下を覗き込む。子の黄色い帽子が見えた。と思ったらどうやら隣りの子にまた話しかけにいったらしく建物の影に消え、再び姿を現しお友達に手を振って帰ってくるのが見えた。学校に行く装備がない子はまだ幼くて心配な目を向けてしまうけど、あの黄色い帽子とランドセルがあるだけで一人でも平気なことなんだなと安心できる。
昼ごはんのあとは図書館へ行く予定。小学生になっても水曜のお話し会は行こうねと言っていたけど、今月はなのか毎月なのかまだわからないけど、学童のイベントが水曜に集中している。明日が例の歓迎会でサーティーワンが食べられるのに行かないわけがない。今日のうちに返却して次を借りる。その前にファミマに寄り道。今日からシルバニアのキャンペーンで、対象商品を2個買うと第一弾はシルバニア絵柄のペーパーバッグ、第二弾がマスキングテープをもらえる。本命は第二弾だから今回はお試しに一度買うだけ。子もコンビニで買えるポイフルの大袋が嬉しいだけ。
図書館。マドレーヌのシリーズが良い。訳が瀬田貞二のものと江國香織のがある。ストーリーのせいか訳のせいかは分からないけど、やはり幼稚園の先生が言っていたように瀬田貞二訳が魅力なのはよく分かる。
キャンドゥなど買い物。気候もいいし仲良しのお友達と遊びたいねという話になり連絡をしてみていたけど反応がなく、でもせっかくだから公園に寄っていこうかと周り道していたら何とその公園にいた。連絡気がつかなかった、といって慌ててカバンからスマホを取り出していた。こうして気兼ねしなくてよいママと世間話をする生活が染みついているから、まだ子がお友達を求めてくれてよかったと心底思っている。一日の終わりに家族と共有することができないからこうしてちょっとでも話せないと、子育てが孤独になってもっと追い詰められてしまう。外は明るいから6時くらいまで遊んでしまう。
帰るとネズミは無くなっていてホッとした。だけど片付け方が雑、また柵に毛が張り付いてけばけばしちゃってる。触らないように気をつけるしかない。子は毎日思い切り過ごして疲れているのか、布団に入ったら早寝。
明日はついに私の矯正器具が外れる。なんだか寂しく思ってる。マスク生活で人に見せることは基本なかったけど、私はこれを個性に感じているところもあった。個性を矯正に頼っていたから無くなるのは本当に面白みのない自分になるんだなと思ってしまうあたり、あらためて自分は正当な美よりも余計なもので誤魔化すことに逃げがちなんだなと気がついた。


4/13
いい天気。子を送り出したあと、ブラケットのついた自分の口元を撮影。ほんとに寂しい。無個性に歯がきれいに並んだくらいでなんのメリットがあるというんだすら思えてくる。
10時、矯正歯科へ。ブラケットを削り落とされる。お別れ。久しぶりに自分の歯の舌触りを感じる。当たり前だけど何もない。やっぱりまだ寂しい。ワイヤーでがっつり歯が守られてる感があった。本来はそのまま保定をするんだろうけど私の歯はもうボロボロ。治療をしてから矯正のアフターケアになる。この先は数ヶ月に一回とか見てもらうだけ。ひとまず終了ですね、ということで先生はお疲れ様です、とクマの形に畳まれたハンドタオルをくれた。子どものよくあるご褒美みたいで、なんかちょっと嬉しい。また会いましょう、ということで私は早々に治療計画をたててもらうためにも11時半からは一般歯科。その前に皮膚科に寄りビタミン剤。まだ少し時間があるから公園でひと休み。順調。天気も良いし矯正が外れたわけだし、学校の新生活についての話とかできたら良いしと思い元夫をランチに誘うと、今から中野で打ち合わせだからその後でよければとのこと。言ってみるもんだ。
学童からメール。コロナ感染者が出たとの報告。新学期はじまり早速この洗礼。前ならハラハラしたかもしれないけど、今の私達はまだ抗体に安心しきっている。
11時半、一般歯科。矯正歯科で指摘されてた以上に処置が必要みたい。費用が怖い。気持ちが落ちる。いま使っている薬が無くなってきてまた別の皮膚科へ。1時過ぎ。まだ元夫から連絡はないし、OKで卵やおやつなどを買い帰り。薄々諦めておやつをむしゃむしゃ食べてもうすぐ3時、今日は無理だ、明日は?と元夫からようやく連絡。だと思った。明日明後日は仕事がある。天気も雨みたいだからまたねと言って終わり。私としては意地でも避けたいと思われていなかっただけよかった。
先日面接を受けた先から不採用の知らせ。まぁこれでよかったと思ってしまう。もうちょっと前向きにやりたいと思える仕事があったらいいのだけど。
4時、学童お迎え。今日はサーティーワンを食べたといって興奮気味。幼稚園時代からの学童仲間と一緒に出て公園に行きたがる。今日はまだ買い物があるけど仕方ない。鐘が鳴る5時をきっかけに終わろうと思っていたのに気がついたらしれっと5時。鐘が5時じゃなくなっているんだとハッとする。もうそんな季節か。どうにか解散してマルイの手芸屋へ。ちまちまと作るものが出てきてしまう。寿司が食べたいと騒がれてブロードウェイへ、地下の鮮魚店でまた値引きされている海鮮丼とにぎりを買って帰る。最近は他所の寿司も仕事目線で見るようになって寿司に対する知識はついたけど寿司で喜ぶというほどのことはなくなった。当たり前としての寿司。はじめての給食はどうだったのかというと、すっごく美味しい、おかわりしたとのこと。驚き。給食は配膳やらも全て時間内にやるから、一年生のはじめの頃はなんやかんや食べる時間が短くて食べ終えれなかったりするものだと幼稚園の頃噂に聞いて心配だった。普通に食べられるはずの子だってそうなのだ、幼稚園で毎日のように最後まで食べていたような子は、先生からも就学でとにかくそのことを気にかけらていたくらいだったのだ。しかも我が子は早速給食当番。それがおかわり。カレーだからか。一年生のはじめての給食の日はカレーがお決まりらしいことは聞いていた。ちょうどツイッターでも話題になっていてそれは全国的な取り組みだったことも知る。時間内に満足に食べられてよかった。給食問題はひと安心。
帰って他にも今日のことを報告してくれようとランドセルを開けて算数のノートが無いといって慌てている。学校に置いてきているに違いない。でも無かったらどうなるの?と聞いてくるから新しいの買うしかないねと言ったら、大事な紙が貼っているのにといって半泣き。今日は先にお風呂。お風呂でもノートのことをずっと気にして、夜寝る前もノートのことが不安で泣く。


4/14
朝から雨の見送りは初めて。カッパに長靴に傘。そのうちカッパは要らない、長靴カッコ悪いってなっていくんだろうな。だとしても、長靴は可愛いのを買って履くことを維持させたい。ズルして裏口から登校してみるとすっごい近い、坂が無く道も平坦でラク。ただ子ども一人で裏口は門があるのが引っかかる。どうせ毎日見送るならこの道でもいい。学童も併せて通学路の見直しをしようと思う。
子に合わせて朝ごはんが早いとパート中にお腹が空いてしまうからおやつ食べてから行く。小雨になって自転車で行く。今月は徹底して調理仕事を覚える。やってみると中の方が嫌じゃないかもしれない。常に作業があって飽きない。帰りは雨やや強め。
学童から今日もメール、昨日に引き続き陽性者が出たと報告。疫学調査により濃厚接触者はいないというテンプレ無意味。受け取る側は本当に接触者がいないだなんて誰も思ってない。どこだって追求してたら何も進まなくなるからテンプレつくって蓋してやり過ごす。溢れ出した時がようやくその時。今はただ見守るしかない。歩きで迎えに行く。先生に連日大変ですねとひと声かける。でもうちはもうやってるので今はそんな気にならないです、とも伝えておく。一人でも少しでも負担を軽くできる情報だったらいいかなと思いながら。子にさんすうのノートどうだったの?と聞いたら、それがなんと先生が持ってたの!とのこと。皆んな忘れてて皆んな困ってたよと言って笑っていた。子どもってそんなことも忘れて分からなくなっちゃうんだな。八百屋とオオゼキに行きつつ、再び学童ルートに戻って通学路の確認。こっちの方がいいかもと言い出した。でも最短で高低差が楽で危険を避けられやすいルートはどこか、私もまだ探り探り。
今日の給食も最高だったと言って、時間割よりも献立表を念入りにチェックしている。うちの夕飯は昨日ブロードウェイで買った安焼き肉。


4/15
今日も朝から雨。歩きでパートへ。入学してから保護者会がわかったために今日は急遽早あがりにシフトをかえてもらった。それは絶対行った方がいい、嫌なこと押し付けられちゃったりするから!とベテランパートも味方になってくれて良かった。
雨、歩いて保護者会へ。人数が多いため体育館で集まりがある。それでも最終的にはクラスに分かれて自己紹介時間があった。志して選んできたわけではないただ学区だというだけのメンツだから当然まとまりがあるわけでもない、けれど幼稚園保育園だか習い事だか、上の兄弟の関係だかでなんとなくグループが出来上がっていて、しんどい気持ち。意外だったのが父親が参加の家が思った以上にいたこと。しかも仕方なしにいるのではなく積極的な雰囲気。役員関係はスルスルと決まった。この場を借りて話をしたいというお母さんが出てくる。トランスジェンダーの話。分かりやすく書いたボードを用意してくれていて自分の子がどのような状態にあるかを説明してくれた。すでに不思議に思った方もいらっしゃるかと思いますが、とのことだけど私は今日までの間で我が子からは何も聞いていなかった。本人のことは〇〇くんだとか〇〇ちゃんだとか何と呼ぶのが良さそうか、何と呼ばれたがっている?と質問した母がいた。本人は自分をしっかり持っているようで呼び方ひとつにこだわらなそうな話ではあったけど、私としては〇〇ちゃんがどちらともなく呼べるからいいなと思った。帰り際、その質問した母は、うちの子が〇〇くんていう女の子がいるって言ってたから、そういうことだったんだねとのことだった。予定の4時を過ぎてお迎え。集団で顔を合わせるだけでなんだか非常に疲れた。

子が中休みにお花の絵を描いたと言って折り紙の裏に細かい花の絵、まだまだ余白があると思ったら途中だからといって、それから毎日そこに違うデザインの花の絵が追加されていて楽しかった。みんなお絵描きしているの?と聞いたら、走り回ったり色々していていいらしい。休み時間に一人熱心に絵を描いている子の姿を想像して愛おしくなった。


4/16
連日の雨で溜まった洗濯物を無理に干してストレス感じるくらいならランドリーに行って数百円で乾燥させるほうがずっといい。ひと通り朝のアニメを観てから子と歩いて信号を渡ってすくのランドリーへ行く。ちょうど空いていてよかった。20分、近くを散歩することにした。歩いてタンポポの綿毛を摘みながら公園まで。20分はすぐだった。
帰ってなんだかんだでもう午後2時過ぎ、お腹も空いている。綿毛をチャイ屋さんに見せるんだと子が言い張るけどそんな距離無理、綿毛もたない。自転車で風になびかせながら北中通りまで。カレー屋さんで遅いランチ。子がセットのマンゴーラッシーをひと口飲んでなんかシュワシュワすると。おかしい。私も味見する。確かに微かにシュワシュワする。混ぜるものをオレンジスカッシュ的なものと間違えたのか?作っていた見える冷蔵庫を見に行ったけどそんな感じのものは無い。信じたくないけど悪くなっているのかも。飲むのをやめさせて言葉もいまいち伝わらなそうな店員さんに言う。マンゴー無しのラッシーに変えてもらって飲んでみる。こっちは大丈夫。やっぱりマンゴーがダメだったのだと思う。戻ってきたオーナーだか、とにかく上の立場らしき人にも言ったけど特に気にした様子はなく、この店安いし良いと思っていたけどなんだかもう来るのがちょっと嫌になった。その足で子がチャイ屋さんに駆け込んでいく。ごっちゃんのところには元夫も当たり前のようにいて女の子と調子よくお喋りしてる。そんな暇があるのか!と瞬間で怒りが湧く。そのまま引き返して一人でトレファクまでブラブラ買い物に行き衝動買い。まだ止まない怒りに任せて元夫に連絡、そんな暇があるなら私は帰るから子を家に送って来てねと言うと、いや今から打ち合わせなんだよとのこと。打ち合わせは分かったけどその前にごっちゃんのところで過ごしている時間はなんなんだろう。少しでも余裕があるならどうしてそこで子どもを想わないのか。四六時中私一人が子と過ごしていること、それを誰も気にとめてくれないことにたまらなく怒りが渦巻くことがある。手がかかるというわけでなくても一人の半人前を、環境により複雑な感情をもつ成長過程にいる者を、一人で一手に受け止めなくてはならない精神的負担を想像することもないのか。元夫の時間の流れのなかにもはや置いてきた子どもの姿はないみたいで残念というか悔しいというか虚無。その少しの時間でも気にかけてあげれば子はうれしいはずだからね、と電話口で伝えてその場へ戻る。おっちょも来ていて皆んなでおしゃべり。元夫はバツが悪そうに何度も時間を確認しながらしばらくして去っていった。お腹に嫌な予感。カレー屋のせいかと思えてくる。引いたかなと思うと再び波がくる。これはダメだ、子を引きずるように撤収させて帰宅。お腹にダメージ。夜まで続く。ひとり親は体調崩すことも許されない。こんな時もひとり親の辛さに泣きたくなる。私のことは放っておいてくれていい、というか放っとかれたいのに、子どもと一対一では逃れられない。子が、大金持ちになって皆んなで住める家が欲しいんだとか言って語る理想の家を聞いているとどうやら今の家が問題でお父さんがここにいないんだと思って、大きな家なら皆んなで暮らせると考えているようだった。そんなことばかり聞かされて、現状弱った私が何も言えずにいると部屋は荒れ放題で、こんなんで体調よくなるわけない!と絶望すらする。マイペースにいられず息を切らすようになんとか一日を終えて就寝させた。元夫と電話。口をひらけばいかに仕事が大変か、大変さのマウントとるように自分のことを言っていて悲しくなった。子育ての辛さを他と比べるなんて、人の心と向き合うことをわかっていなすぎて、この人を親としている子が不憫でたまらなくなった。でもそれはそう、分かるようなことではなく皆んな無意識。だからこそそれなりに形だけでも家族としてどうにか成り立たせているようなものがほとんどだと思う。私が口を開くたびに、他に話せる人いないの?などと言ってくるけど、親だからこそ響くものがあるだろう話を他の誰に求めろというのだろう。そして私はそう言われてみたら外には不満を言っていないことに気がついた。シングルだからこそ他所には辛いことを言えなくなって、外では全く不満ない子育て生活しているようにニコニコしている。他所の家庭の不満話を聞いても、大人が他にいるだけいいじゃないかとしか思わず共感もしてあげられない。元夫にも子どもの話をしたところで何も響かないにしても、苦労自慢するのではなく「子育てごめん、お疲れ様」くらい言ってもらえればまだ救われるように思う。


4/17
デリシャスパーティプリキュアが再開した。子がスペシャルも良かったのになぁと言っていた。私はデリシャスなら観ていられる。
今日はイースター礼拝。朝から献金袋をせっせと作りつつ、ダラダラ支度をしていたらギリギリ時間。慌てて園の礼拝堂に駆け込んだ。結構お友達が来ていてホッとする。イエス復活のお祝い、ひとりひとり香油を手の甲につけてもらい讃美歌を歌った。私は食わず嫌いしていたけど知ると讃美歌のメロディーはなかなか良いものだった。久しぶりに会えたお友達皆んなで懐かしい近くの公園へ行く。学年が違う同じ小学校の子もいて、母達でその子から学校の話を聞く。給食は肉より魚が多いということを知る。誰かが帰ると言い出すと我が子もすんなり帰ると言った。礼拝の後マックに行こうと話してあったからだ。朝マックの時間だと思ってそう言っていたけど、もうお昼になる。でも仕方なくハッピーセット。今週からサンリオグッズになったから私も簡単に折れてしまう。
一度帰って今日は陽光くんの展示販売に行きつつ新大久保に行く。子はとにかくずっとハットグを食べたがっていた。午後3時すぎ新宿着。久しぶりだからH&Mへ。小さい頃はよく服を買っていた。子は服よりもここに来るとなぜか走り回って服の間に隠れていたりしたけど、もうすっかり自分で服をみてあれがいいこれがいいと言うようになっている。ロンTとセールになってたスカートとバケットハット、コーディネートにはならないバラバラアイテムを購入。ケアベアのポシェットが可愛いかったけど、もっと小さい子向けサイズだったので歯を食いしばりながら断念。ようやく眼科画廊へ。決して朗らかではないような街中を歩いていく。子がもう大久保に行きたくて行きたくて落ち着いてくれず滞在時間はものの5分ばかり。子がちゃっちゃと自分のTシャツを選んでおしまい。高円寺のうちから近い子ども服屋さんに卸すことになったという話はすでに知っていたけどそのことだけ話題にして退散。確かに、ただでさえ平和な幸せそうな家族を目にするだけで萎縮しちゃうからそんなに話すこともないけど、せっかく来たのにこれはこれで悲しい。大久保はすごい人。こんな環境でどう子どもが過ごせているのかは気になる。そんな話も聞きたかったけど、元夫はすでに陽光くんの家に呼ばれたこともあって、そんな話を聞いたから余計に私は距離をとりたくなる、とらなきゃいけない、ような気がしてしまう。行列の店は避けてレインボーハットグのある店をみつけて買う。子はペロリと食べてしまった。ドンキで韓国の菓子、沼ハマで観ただとか子の方が詳しい今どきの映えグミなんかを買う。私も良く分からない韓国の菓子を雰囲気にのまれながら選ぶ。竹下通りなんかもそうだけど、ここに来ると流行りに流されるというのも楽しいと吹っ切れられるのが心地よい。あれはこれはと言いながら練り歩き、ネパール惣菜が売っている八百屋でお弁当と惣菜、果物なんかを買って帰る。実は近いのになぜかなかなか来れずにいる。今日は良い思いが出来たらしく、また来よう!と帰りの電車で子が喜んでいた。高円寺着、ごっちゃんのところへ。また元夫がそこでおしゃべり、関係のない女子もいるから打ち合わせだとでもないわけで、いちいちそうした時間を過ごしているのを目の当たりにして心のなかは煮えたぎる。そのまま帰って私は子の一週間分のランチョンマットや着替えバッグなどにアイロンをかけたり、その間子は一人きりでごはんを食べていて、その状況に居た堪れなくなって悔しくなる。そのうち、なんで自分は一人なんだ、こんな時お父さんがいれば、と子が思ってしまわないようにと私はさらにピリピリする。寝ても覚めても二人の世界でやり繰りしてる。それなのに。さっきの元夫の姿が頭から離れず怒りをぶつけるように怒涛のメッセージをしても既読にもならない。あそこでくっちゃべってるだけなのに?そこに私の気も知らないで真っ直ぐに求めてめちゃくちゃ絡んでくる子にもイライラが限界、もうひと押しされたら完全に八つ当たりの言葉を発しそうになるのをギリギリ耐えて耐えて、その分元夫へ発散し続ける。ひとり親というだけで何もかも標準以下になっている気がしているから悔しくてたまらない。限られた特別な人でなく凡人はただの社会で生きていかなきゃならないのに、シングルというだけで受け入れられる間口は狭い。結婚がうまくいかなかった自分が信用ない人間とされているような気になる。確かによく考えてみれば、子どもというハンデだけあって助け合えるパートナーがいないような人間、厄介で誰が使うのか。絶望しかない。そんな夜、いつもファンシーグッズを買っているアヤちゃんとしめちゃんが入学した子に向けてメッセージをくれた。アヤちゃんの子どもに宛てたメッセージは全部ひらがなで、句読点でしっかり区切っていて、スマホを通じてでもちゃんと子どもに向けて伝えようとしてくれているの分かる。それを目にしただけで涙が溢れてきた。「あなたはまるで、みんなのたいようみたいです。」「こまったときは、みんながめーちゃんのみかたです。もちろん、ぼくもそのひとりです。」味方、という言葉に一段と大きく嗚咽が漏れる。絶望的ないまの私にはない優しさを与えてくれる人がそこにいる。子がそうして人から想ってもらえることが何よりも私を落ち着かせてくれた。「げんきな、たいようの、めーちゃんへ。」そういってもらえている子も、この現実を知ったら人が変わってしまうかもしれない。いまはまだ私が事実を隠して全てを曖昧にして空想とごちゃごちゃの世界に生きさせてあげてるから素敵な子でいられるのではないかと思った。そのうち、昔は良い子だったのにと皆んなから囁かれたりして、いままで出会った人とは気まずくなって疎遠になっていって人間不信になって孤独な人生になるかもしれない。「自分がいま生き生きと暮らせているとしたら、その裏にはそんな人生を生きていく羽目になる人がいることを考えてみてほしい」と元夫に突きつけながら、一人でも今のままの子を守ってやるんだとあらためて心に闘志を燃やした。

2022年4月1日〜4月10日

4/1
初学童。昨日のうちに荷物はリュックにばっちり。送りこんでバタバタとパートへ。

今日から調理場作業の練習。あまり決まりきったやり方がなく、それぞれのやりやすいように、でその人によるやり方を教えられるから逆にやりづらい。久しぶりの5時間労働でクタクタ。シングルで子ども、家のこともある程度やりながら働くって5時間が限界。と同じ立場として働いているママ友に報告すると、そうだよと言われる。パート先の息子がもう大学生とかの人でもそんな感じで5時間くらいでしか無理と言っていた。これが現実。だからこの人は意地悪そうにみえて子育て中の融通効かなさには理解がある。
ひと息ついて4時にお迎え。子は出てきて開口一番、学童にハム太郎があった!と興奮しながら教えてくれた。ハム太郎の玩具が現役で使われているところがさすが、歴史を感じる。長期休みに催される遊戯室でスクリーンに映して観るシアターも喜んでいて、とにかく楽しい一日だったようでよかった。学校にむけて手芸屋さんで買い足したいからその足で中野へ向かう。途中、花見をした地味公園の桜がまだキレイで寄り道。散って絨毯になっている桜を集めて振りかぶって遊ぶ。地味公園だけどまだまだみんな立ち寄って散る桜を撮っていた。
手芸屋さんで必要なものを買いつつ、子が太いリボンテープをこれをシルバニアのドレスにしたいんだと言うので少しだけ買う。確かにドレスにありそうなリボン。よく気がついたこと。ダイソーにも行くためブロードウェイ。セルフレジになっているけど位置が悪いのかバーコード決済が全然開けなくて使えない。コード払いができる時代になってからそんな思いをしたことがなかったから、まだ電波がないそういうこともあるんだなとあらためて思い出された。そのまま食品を見てまわっていると魚屋の寿司がお買い得。海鮮丼の気分でもなかったけど買わずにはいられない。今日の夕飯は二種類の海鮮丼。
帰ってリュックを開けるとお弁当の工作が出てきた。すてに懐かしい可愛い工作。相変わらず幼稚園のように過ごしたんだなと思うとホッとする。


4/2
午前中からピンポンと来て、なんか荷物あったかなぁと考えながら出てみると町会の方。前に連絡した新一年生入学のお祝いを持ってきてくれた。キョロキョロしながらここに他に一年生はいます?というから下の家の子がというと、そこは先に渡してきましたとのこと。やっぱり意外とみんなちゃっかり連絡してるものだったんだな。前に元夫が言っていたけど建物名までハッキリしていないと番地だけでは隣りのマンションとも同じらしい。それを伝えた。まぁでも町会の地元の人はその辺もわかっているだろうし、リストみたいなものを見ながら配り歩いているようでまだいくつかお祝いを持っていた。貰ったものは噂に聞いていた通り鉛筆削り。昔ながらの手でハンドルをくるくる回して削るやつ。自分で買う発想がないものだったからありがたいけど、別地区の図書カードの方がいいなってちょっと思ってる。
今日はなんとなく出歩く気持ちになれなくてついにミシン作業をする。子が新しい生活をはじめたことなど、お父さんにだって誰にだって何度だって話したいだろうに、私しか相手がいなくて消化不良そうだった。いくらメッセージをしても無反応だから電話をして話をさせる。その間に私は洗濯を干したり色々していると、私にもしてなかった話をお父さんに伝えていたりした。人が変わるだけで新鮮な気持ちになって話が出てくるのだろう。どうして彼はこうして強制しなきゃ話をきいてあげることすらしないのだろう。
今日は結局一歩も外に出なかった。お陰で準備物は全部揃った。今夜は昨日肉屋で買った焼き肉をする。今朝のことを踏まえて一応元夫にも声をかける。そこから一時間後くらいに、いま打ち合わせから帰ってきた、とメッセージがきて、もう終わった言い訳のように言ってきているるけど、まだやってるけど、と送ると不通になる。子のためにどうにかしたいのに、どうにもならないのが辛すぎる。


4/3
昨日外に出ていないのに今日こそ出たくないような雨。寒い。でも今日は12号店でとちゅやめや、またきらみさちゃんだとか服の展示販売がある。昨日を取り戻すように無理にでも誰かと会わなきゃと思って踏ん張って3時過ぎに歩きで出る。そういえば子ももういつのまにか平気で北口まで歩けるようになった。いつも自転車ばかりで気がつかなかったけど、もう小学生になるんだった。それだけの体力も気力も備わっているのだ。子はそこまで行けばまずいの一番にチャイ屋さん。ごっちゃんのところにサエさんとなごちゃん。久しぶりだった。子を連れ戻してまずは先に12号店へ。いきなりタエちゃんやジェレミーに会って、なんだか同窓会のような空気を感じた。きらみさちゃんは私が来ると思って例の絵本「わたしとなかよし」のキャップを持ってきてくれていた。可愛い。きらみさちゃん似合う。絶対かぶった方がいい、ママ達の人気者だよと話して、ひかるくんのとちゅやめをひと通り見てメルマガの紙版を受け取る。らんちゃんすんちゃんはたこ焼きを食べに行っているとのことで会えず。子はそそくさとチャイ屋さんに戻り、私は所在なさげにフラフラしたりごっちゃんと話したりチャイ屋さんに入ったり。サエさん達が行くところで12号店を最後にもう一度覗いて、らんちゃんすんちゃんにも会い、やっぱり一足先に退散。出入り口あたりにいたタカちゃんにだけ先に行きます皆さんによろしく伝えて出ると、きらみさちゃんが後ろから見送ってくれていた。優しい。優しい人の服、また買おう買いたい、と思う。
まるちゃんがはじまる前に帰り。帰ってからごっちゃんが近々誕生日なことを気付き、いつもおじゃましたりお世話になっているのに何も出来なかったことが後悔。

明日、明後日と学童。一日ごとに天気が変わるような、まとまったお天気がないまま春休みが終わった。


4/4
Eテレが変わってリズムが狂う。体がついていけない。朝から雨で歩きで学童へ。指定に選んだ道がビル風がすごくて傘がキノコになり子が泣きそうになっていた。私がいたからまだ良いけど、この道子どもだけで大丈夫だろうか、少し引っかかる。そのまま歩いて私は美容室へ。パートのシフトは予定ある日以外は空きで出して、店長があてがってきたシフトに従う。今日は予定もないけどパートも無しで、入学式前だからちょうどいいと美容室を予約した。あいにくの雨だけど時間はたっぷりある。学童ありがたい。元夫に昨日のことを話しながら歩くとちょうどよい時間潰しになって美容室に着いた。今回は思い切ってブリーチ。ある程度調べていたけど自分に当てはまるものが分からないからそろそろ付き合い長くなってきた担当の美容師さんに客観的に見てもらいながらイメージを擦り寄らせる。はじめて美容師歴の話を聞いたり、引っ越しするという話を聞いたり、いつもは割と聞かれるばかりだけど今日は結構話してももらった。コロナの話題になり、私やったんですよと言うと彼女もやったとのことで、時期も近かった。やっぱりその時期はすごかったんですねーと言いながらコロナ話で盛り上がる。とくに東京都の配食について。東側に住んでいる彼女の家ともほとんど中身は変わらなかった。あれは要らなかっただとかあれは美味しいだとか、それはそれは盛り上がれた。彼女はワクチン打たない派だと前に聞いていたけど、症状は二回接種した私と変わらなかった。そういえば感染から二ヶ月、最後の薬はあまり真面目に飲んでいないけどなんか最近咳がなくなったかもしれない。これはもう薬というより自然の治癒でようやくここにきたという気がする。悩まされるほど明らかにひどいわけでもなかったけど、振り返るとやっぱりあの時はまだ不調だったなと思うような感じ。後遺症外来には結局電話はしないで済んだけど、こうして周りの感染した人皆それなりに引きずるものがあったみたいで、そんなものだったんだなと思える。今は出歩いているのに感染してない人に対する憎悪のような気持ちもなくなった。
美容室が終わったのは午後。まだ雨は降り続いていて、ライフに寄りパンを買って帰る。
迎えも歩き。今日も楽しそう。こんな雨の日でももうプラザ行けないのかーと思う。これまでは雨の日でもお友達と遊んで私も人と話して発散できていたけど、就学したら一人で一日を終えることもるんだなと思う。今日もハム太郎ものを発見して、それは写し絵と言われるやつで遊べたらしい。よかったよかった、この学童にきて運命だ。お友達もできたと言って喜んでいた。トモズで買い物、店員さんがクーポンありますかと丁寧に聞いてくれてアプリをこねくり回してみたら割引のバースデークーポンがあってちょうど今日までだった。そんなことあります?!って店員さんこそ驚いていた。ありがとうございます。
SNSやひかる君のメルマガをみて、元夫も昨夜打ち上げやごっちゃんの誕生日を祝っていたことを知り、今朝電話で散々話していたのにそのことを内緒にされていたことに怒りが湧く。なぜバレないと思えているのか、その浅はかさが腹立たしい。


4/5
学童。パートは13時半までで、今日はそのあと新たな面接が入っている。やり取りしてくれた人の感じはよさそうだけど、時間条件と若干合わないところがあって、それは面と向かって話し合えればいいなと思っている。
まだ明日の入学式の服装を諦めていない。帰り道トレファクを見ていく。900円で子の服とリンクしそうな色味のパンツを見つける。良いかもしれない。まずは帰って面接に相応しそうな明日も着る予定の服に着替えて15時に面接。足を踏み入れてハッとする。またもやパートの敷居じゃないような空気。三人出てきて面接。入社試験のように希望した動機は、といったようなあらたまったことを聞かれて怖気付く。そんな深い意味はなくて、やってて胸を張れそうなことをやりたかっただけなのだ。しかも電話で雰囲気は良いと思っていた人が面接段階でそれを言われても、というくらいなかなか厳しく、何かメモしては机の下で他の担当に見せたりしていて怖かった。最後に大ボス、社長が出てくるパターン。業界ぶったクセがありそうな人。通ったとしても無しかなと心はすでに終わっていた。最後に課題を出される。三つの課題。金曜までにメールをするようにとのこと。これを出さずに諦めるのだけは嫌だから、まずはとにかくこれはこなそうと思った。お迎え時間ギリギリ、大急ぎで学童へ。さて、これから明日のためにミモザのコサージュを作りたい。ドライフラワーはコサージュに向かないことは分かるけど、明日ならまだ大丈夫かもと期待してまずは手芸屋でリボン、カルディを覗いて花屋へ、目をつけていたドライフラワーを購入。高円寺へ戻ってパート先で寿司を買いごっちゃんに届けるつもり。そもそもの今日のお買い得買おうとしたら店長が半額でいいですよと言ってくれてラッキー。差し入れたらトレファク、さっき目をつけたパンツを試着して決めた、さていよいよ帰り。と、大荷物で部屋の前まで来たところで鍵がない。落としたか。子のリュックや花など少し荷物をドア付近に置いて半泣きで探しに出る。まずはトレファク、試着の時に落とした可能性が高い。むしろそれ以外考えられない。が、無し。慌てて今日の行動を思い返しながら逆戻りしていく。スマホをポケットから出した時か。そのあたりを見渡すも無し、交番に相談、まだ無いと言われて届けを出すよりまずは自分の足で探す。訪れた先全てに電話をするけど無いと言われ、それでも一応全部回って自分でも見てみる。薄暗くなってきて子も不安そうだった。面接先、学童、全部に電話。無し。元夫に鍵を開けにきてもらうことにして家に向かう。元夫の姿が見えたら子は泣いていた。申し訳ない。でも私だってひとりで色々やろうとして余裕がないのだよ、と悔しく思った。無事家に入って、荷物を全部取り出してみると、なんとあった、エコバッグのなかに一緒に畳み込んでいた。心底ホッとした。明日は入学式。


4/6
最近、夜電気を消したら決まって猫が鳴きながらやってきて、布団をトントン叩いて誘うと上に乗ってきてフミフミする。それをなんと子の上でもやるのだ、ついに心を許したのか。
朝、目が覚めると同じ布団のうえの子の足元側に猫が寝ている。
昨日急いで作ったコサージュはやはり子どもには心配で自分だけ付ける。元夫はギリギリにやってきて、勝手な行動でもあるから別々に行くことになってしまった。先に手続きしているとやってきた。子は教室へ、私達は会場の体育館へ。近くに知ってる顔もちらほら。2クラス分もいると他人行儀に紛れてもいられて楽。子ども達入場。子は緊張した面持ちであった。説明も併せて意外と長い式、そして重たい荷物。落ち着いて写真も撮れなかった。お祝いにお昼は皆んなで食べようと話していた。子はお寿司と言ってきたけど元夫がそこまで私達と行動を共にする気がないのだろう、とんかつにしようと提案してきて、店も指定してきた。打ち合わせで使うだとか、最もらしいこといってるけど、こちらの誘いは平気で無視するくせに外食しているんだということに腹が立ってしまう。その苛立ちでまた食べる前に揉める。量も多くて食べるのにも必死になるし、以降話なんてろくにできずになんとなくギスギスしたまま食べ終え店を出る。こういった話もできないような店なのに打ち合わせとか都合いいこと言っていたことも余計に腹が立つ。タバコを買うと言ってコンビニに入っていったついでに子をついていかせて、私は黙って自転車を走らせ逃げた。困らせてやろうと思って反射的にそうした。しばらくして電話がかかってきたけど無視をして、任せたとLINEする。でもしばらくしてから、開き直って今の彼の家に連れて行かれても、子がパニックになるかもしれないし、その後の子どもと私が一緒に暮らせる気もしないと思って不安になってきてしまった。電話をするけどもう出ない。家には連れて行くなとメッセージして、うちまでの道が見える通りの日当たりでしばらくぼーっとしていたら、自分の自転車に子を乗せてうちに向かう父子をみてホッとした。しばらく近くをふらふら自転車で走ってクールダウンさせる。見ていたけど一応元夫に電話をして確認すると、家に連れ帰ったよと言った。子が電話を代わってきて、どこにいるの?と泣き声で聞いてくる。私もつられて涙が出た。子がいるから辛いけど子がいるから救われているところもある。どっちに転んだら楽になるのかと考えてしまうけど、救われているほうが現実だよなぁと目を閉じる。もうすぐ帰るからねと言って帰る。子が駆け寄ってきて、元夫はテレビを付けて寝ていた。今日の荷物を出したり、コンビニで買ってもらったというすみっこを子が弄っている間に図書館の時間。元夫をそのままに、着替えずに図書館へ行く。お友達もきていてワイワイ絵本を読む。が、4時半に子の耳鼻科を予約している。少し前から寝てる時に鼻を苦しそうにズーズビーッとさせて目が覚めて寝つけなくなることがよくある。鼻づまりしてるわけでもなく鼻をかんでも出てはこない。可哀想だからいよいよ耳鼻科に行く。楽しくて帰りたくなくて半泣きになりながら耳鼻科へ。穴を拡げるスプレーを毎日してみることになった。今日はチャイ屋さんにランドセルを見せに行きたかったということで一度帰って絵本を置き、大急ぎでランドセルを担いで再び高円寺へ。皆んなにイイね、ステキね、おめでとう!と言ってもらうけど実際すでに子はそんなことよりお喋りしたくて仕方ない。お店の子達と子でワイワイと店のなかに子の身長を記しつけている。はじめて会った少し前からでももう大きくなってる気がするから!とのこと。皆んなに見守られていてよかったね。元夫にその様子を写真で送ると少ししてやって来た。ごっちゃんも休みなのに珍しいなと思いながら皆んなで話す。明日から普通に学校生活がはじまるわけだし6時前に元夫を残して先に退散。あとで、どこ行くところだった?と聞いたら私達のいるところに来てくれたようだった。でも正直、そんな時間があるなら皆んながいるところに同席するより家で子と過ごしてあげてほしいと思った。


4/7
初登校。ドキドキしながら一緒に外に出る。周りに子どもは歩いてもない。角を曲がって真っ直ぐいけば、信号を渡ってくる子ども達と合流できて、そこから坂を上がっていけばもうすぐそこに学校がある。近い。それでも子が一人で道を歩くのははじめてのことで、本当にいいのかなと思ってしまう。子は並んで歩く私のことはすでに見えていないかのように自分のペースで自分の視点で歩み進めている。私が置いていかれるような寂しさ。角を曲がって向こうの通りが見える位置で私は立ち止まる。じゃあね、じゃあね、何度も手を振りながら離れていく。先の方に少し大きい学年の男の子が歩いているのがみえて、ほら歩いてる子いるよと指差したら、子はやっぱりそれなりに不安だったのか、その子に追いつくように駆け出した。黄色の帽子と黄色のランドセルカバー、この装備なだけで不思議ともう一人で歩けるものに見えるものだなと思う。姿が見えなくなって私も家に戻りながら元夫に電話で報告する。二人で見送ってあげられる家族でいたかったなとも思いながら涙が込み上げてくる。
初日はもちろん、噂の幼稚園より早いという午前終了。新一年生の知り合いで作られていたグループラインで準備物や今日の持ち物の確認なんかについてやり取りしてる間に帰る時間。やばい間違えた〜ってことはあったけど誰もが何かしら間違えてたりする。早速プリント読み込み能力が試されてる。少し早く外に出て自転車を表に回しながら待つことにする。横断歩道の向こう側にスマホ片手にソワソワしている女性がいて、あぁ一年生の保護者なんだなと分かる。私も今朝別れた場所で待つ。メガネの男性先生を先頭に黄色の集団が坂を降りてきたのが見えた。女の子がひとりこちらの通りに飛び出してくる。あれ、我が子は?どうした?あれれ?と思っていたら見えない後ろの方からピョンと飛び出してきて、前を行く女の子とチラチラ顔を合わせながら、そのうち横に並んで一緒に帰ってきた。左右の路地に入ることなくひたすらこちらまで一緒に来る。おかえりと二人に声をかけると、その子は全然なんともない慣れた様子でペラペラ話しだして、もしやと思ったらやはりお兄ちゃんがいるとのこと。人のことは全く気にしない感じの、一人称がボクの女の子、良い印象でしかない、二軒隣りのマンションだった。良かったねぇとホクホク二人で家に帰る。早速荷物の見直し、通学帽のリボンを縫い直し。皆んなと違くて不安にならなかったかなと心配したら、後ろの席の女の子に、そのリボン可愛いねと言われたらしい。私が間違えていただけだけど、間違ってるよ!とか偉そうに言われなくて子も傷つかなくて済んだ、小さい子達の優しい会話、ありがとう。
お昼を食べたりおやつを食べたり、家で過ごす午後。近くのギャラリーでスージー甘金さんともうひとりの作家さんで展示がある。ふらりと行ける場所だけど、作家在廊と言われると身構えてしまう。ママ友にこれ行かない?と声をかけると今日は色々予定があって夕方になるけどいくつもりだったとのこと、ひとりで行くより全然いい、あとで落ち合うことにしてまずは買い物に出かける。スマホを掴むと、藤子不二雄Aさん自宅で死去、と速報が入っていてびっくりどっきり、と瞬間にまぁそういう歳だよなと冷静になる。むしろ「しぶといな」とすら思えるようなほどの人でもあった。やり切っていただろうから、残念というより安らかにという気持ち。頭には、吉田さんどうしてるかなぁとばかり。直系の片腕、吉田さん。杖つきながらやはり告別式だとか行くんだろうなぁ、最後までの話を聞きたかったなぁと思う。
キャンドゥ、モバイルバッテリーが入荷してる。様子見てた甲斐があった。そこから中野のダイソーへ。朱肉のいらない判子が必要。毎日検温して印しなくてはならない。中野で少しブラブラしてオオゼキに寄って4時過ぎに帰り。子も初日で疲れもあるだろうし、もうママ友とギャラリーに行くのはやめておこうかなと思ったけど5時半に連絡がきて子が行く気まんまんになっているから歩きで家を出る。明日が気になっているのは私の方か。子ども達は会うなり遊ぶように中に入っていき、やいやい言いながら絵をみる。はじめて生で見たスージーさんの神経質そうな雰囲気に恐縮してしまう。が、筋金入りのヲタクファンのような人が話しこんでくれているから絵を観て思い出してそういえば、とママ友に藤子Aのことを伝えると、嘘…!と驚いていた。出先で情報をみてもいなかったから、ショック〜というリアクションで、その話題にピクリとなったスージーさんと藤子について軽く話す。スージーさんといえば影響受けていないわけがないし、そんな人と今日の今日だからこそ話せるなんて、不謹慎だけども感激でもあった。その後グッズを買ったりしてさらにお喋りを続けた。ママ友がいなきゃできないことだった、一緒に来れてよかったし、こうして幼児と小学生に分かれても一緒に遊べて嬉しい。


4/8
今日は仕事があるためお弁当を持って学校に行ってもらう。まだ授業もなくて持ち物も少なくランドセルに入るから良い。来週の水曜から給食が始まるから次はそこから学童に行く。我ながらバランスよいシフトを組んだと思う。子を見送りしてから自分がパートに行くまでも余裕があるのが良い。お弁当もあってもバタバタしないで済む。お弁当あっても平気だったなと思ったけど子の荷物は増えるから、やっぱりこれでいい。この間の面接で出された課題、今日が提出期限。いい加減やらなきゃならない。朝から取り組む。ひとつは何となくイメージできた。
パート、一緒に入るこの道長い先輩パートに唐突に、どうですか?うちの仕事やっていけそう?と聞かれドキリとする。他もアタックし続けているから気まずいタイミング。いやー逆に私どうですかね、どうなんですかね?と返してみる。本音では早く足を洗いたい。もっとしっかり働きたい。他に打ち込める仕事があっての気晴らしパートとしてはいいなと思ってる。先輩パートは私の問いに、もう慣れるしかないからねーと答えた。確かに、作業も人も慣れでしかない。

パート終わり、買い物して帰る余裕もあり。お買い得な大容量お菓子をみつけても、もう子ども達に配ることもないから買うこともないんだなぁと寂しくなる。
面接課題、これから子が帰るまでが勝負。元夫がやってきて作業をしていて、お腹空いただとか愚痴を言っている。私は昨日の残りのパスタを用意して食べながら課題に取り組む。食べる?なんて聞いても険しい顔して断ってくるだけだから、わざわざそんな嫌な気持ちになることは言わない。課題は終わらず4時になってしまいバタバタと迎えに行く。お友達はお父さんが迎えに来ていて遊び出すこともなくさっさと帰れる。さて課題課題。お父さんがいたら子はそっちに気がいっているからやりやすい。元夫はひかる君の家に行ったとかいう話で、大久保の100円ショップで買ってきたといって子に天丼だとか描いてる靴下を持ってきた。すごいね〜と子とワイワイしてみたけど、あの子は困っているだろう。ひとりよがりな祖父母みたいでしかない。もう共に生活していない人には分からないのだ。元夫は多分気持ちよく帰っていった。
6時過ぎ、さすがに課題が終わらなくてマズイと思って慌てているところに母から電話。ちょっと今忙しくてといって電話をきると、しばらくしてから、色々やってあげても孫の声も聞かせてもらえないのが残念です、とメールしてくる。身体がカッカッと沸いてくる。私の邪魔をしてまで何を貫こうとしているんだろうと怒りが充満するけど、私からの連絡を無視する元夫もこういう気持ちなのかなと、認めたくないけどうっすら思った。相手を思いやる気持ちがあれば邪魔とは思わずに、連絡できなくて自分が辛いと思うものかもしれないのに、負担に思うということは、そもそも相手に払拭できない不信感があるからなのか。自分が悪いのか?でも自分が我慢したらそれでいいんだなと虐げられて終わってしまう気がして黙っていられない。7時前には無事課題が終わって、悔しいから母親に、ようやく落ち着いたタイムリミットがあるから大変だったと言い訳を知らせておくと、明るい口調で電話があってさっきの怨念が渦巻いたようなメールはなんだったんだとモヤモヤする。しかしどこかで私の性格がキツいと言いたげで、我が子は優しい良い子だというようなことを執拗に言ってくる。発酵みかんの酸っぱいジュース、やっぱり子どもが飲むのは難しいみたいという本当のことを私は言ったのだけど、我が子は「みんな飲めなかったけど自分は飲んだよ」と嘘をついたのだ。それを優しい良い子と言っている。喜ばせるためになのか自分が褒められると思ってなのか、嘘をつくのが良い子というのは本当なのか?事実を言わなかったらそれに気を良くしてまた飲めない発酵みかんを送るというお互い無駄なこともあるのに。本当は飲めてないんだよ?と母に言っても、それでいいんだと、とにかく優しい良い子と言う。その揺るぎなさに怖くなった。自分が満足するためには小さな子どもに無理を強いていてもなんとも思わないのだ。私はその視点のもと育てられたということになる。古く使い勝手の良くない家で父方祖父母と暮らす環境も関係していたんだろうか。


4/9
朝からお友達と近くの公園でランドセル撮影をする予定になっている。杉並区の小学一年生はなみすけが描かれたランドセルカバーなのだ。それを区の情報として紹介するための撮影。といってもランドセル持ち寄って遊びにきただけみたいな。私もママ友と新生活についておしゃべりして気晴らしになった。なめくじを見つけ家を作るんだといって子ども達は大盛り上がりでお昼まで。帰ってお昼ごはん。
今日は渋谷におかんアートをやっと見に行ける。でも今日まであたためたからこそ子も積極的に行きたがっていた。久しぶりの渋谷、週末。人の多さにクラクラする。歩いても横断歩道で立ち止まっても四方は人だらけ。と、信号の向こう側に桐谷さん。人混みだからか自転車を押して歩いていてすれ違って行った。テレビで観ていても思ったけど、さすが身体を動かしているだけあるのか、肌艶がよく健康な清潔感あるおじさんといった感じはした。
おかんアートの催されているあたりまでくると少し街の様子が落ち着いている。もうすぐ終わりを迎える展示は大概混み合っていてしんどくなるもの。だけとここは思ったより賑わいは無く見やすいなと思ったけど、ブロックで分けた最後のところは入場制限しながらなくらい、この場所にしては混んでいたのかもしれない。入場からいきなり好みの毛糸ものが並ぶ。子が持ってきた自分で作った編みぐるみを手ににぎったままあれだこれだと観ていて、受付横に置かれていた可愛い毛糸の犬を指差してヤンヤいうものだから、規模にしては多いくらいの係りの人に子のもつ編みぐるみを指し示しながら、間違われてしまいそうですよね〜と苦笑いで話しかけたら、可愛いね〜と子どもににこやかに対応してくれて、毛糸の犬をずずいと前に出してくれて、そちらのお人形と一緒にお写真どうぞと勧めてくれた。でも本当に、おかんアート場合によっては子ども工作と紙一重。箱庭みたいな作品は後ろからみると食品トレイや空き箱などをテープでペタペタして組み立てていて、幼稚園から持ち帰ってきていた子どもの工作と同じテンションで楽しくなる。創作意欲というほどのレベルではないけど私も何かちまちまと作りたい気持ちになった。公園通りを歩いていると沿道に巣箱のような可愛い本棚があって、本を持っていくのだか交換していいよという取り組みらしい。紙にペンもあって自由に落書きしていいとも書かれている。しかしこんな慣れない街の雑踏のなかでは子どもが手を出せるようなほのぼの感はなくて逆に怪しくなってしまって少し残念。時間の流れが違うのだ。ディズニーストアに何も買わない約束で寄り道。階段をあがって行くだけでもテーマパーク気分になれるのは分かる。そんなところで何も買えないのが辛いのも分かる。サンリオショップにも寄ってみるのはどうかなと提案すると喜んで歩き出す。IKEAにも寄り道。去年買ったイースターチョコをまた見ようと思っただけだったけど、上がレストランフロアになっているのを知らなかった。どんな感じか見てみよう、なんて行ったら行ったでせっかくだから50円のアイスクリームを買いたい。混んでいて座れる感じもないけどそれでもいいとのことで購入。若い男の子二人が座っている隣が空いていて仕切り板で区切られているしお邪魔することにした。キウイアイス美味しそう。私がスマホを触っていると「あ、」と言って、アイスを服に落としていた。私があわわとウェットティッシュを出そうとカバンをガサゴソしていたら隣りの男子が、使いますか?とティッシュを差し出してくれた。もうカバンのなかで私もゲットできていたから大丈夫です〜と遠慮したけど、チラリと目にしたティッシュは柔らかな良いやつそうだった。若い男子の衛生観念に拍手。
さて渋谷にあるサンリオショップ、109を目指す。調べたらリニューアルしたと出てきたけど109自体が久しぶり過ぎてそれどころじゃない。サンリオだけを目掛けてエレベーターで直行。なるほどサンリオとはいってもこのタイプのサンリオだったのね、という感じのサンリオ、ピューロを埋め尽くしている若い女子達をターゲットに向けた品揃えのサンリオ。そしてそれがピューロ以外でみたことないレジに行列。前に教えてもらったけど、サンリオキャラが擬人化されててだとか、なにかコラボされてて推しカラーのものだとか、よくわからないけどそういうのもあっての盛り上がりらしい。グッズとしてファンシー感は欠ける店だけど、シナモン20周年を祝ったコーナーにモカちゃんのぬいぐるみがある。シナモンの仲間でモカという茶色い子。私は昔からキャラクターに自分を重ねてか、真っ白より色味のあるキャラクターのほうが好みがちだった。真っ白なシナモンよりもモカに惹かれる。子もモカちゃんが好きで、でもグッズはなかなか良いものが無く買えずにいた。やっぱりオフィシャルのぬいぐるみは完璧。中途半端なものを余計に買うくらいなら思い切ってぬいぐるみにしてしまおうか、商品券を使えば罪悪感はあまり無しということで行列に並んで購入。一人二人、古のサンリオマニアといった風貌の人がいたけど殆どがピューロに行ったらクロミのカチューシャをつけていそうな女子で、子どもで買い物しているのなんて我が子くらいだった。
高円寺に戻りチャイ屋さんへ、さっそく全ての報告に子は駆け込む。ごっちゃんのところには元夫もおっちょもいて、みんなでおしゃべりしているところに私も同席できたのは久しぶりて、それだけで嬉しい。ヒロポンと彼女もやってきてからは子もチャイ屋さんからこちらにステージをうつしてハイテンションは続く。夜8時近くまで外でわちゃわちゃしていること自体が特別な、楽しい夜だった。楽しい反面、その喜びをお父さんと同じ場所に帰り共有することもないことを、子はいつ不審に思うのだろうかと考えたり、私のなかには常に暗い陰がある。


4/10
学校からのプリント類のなかに神社でのイベントのチラシが混じっていた。縁日とあるものにはいつだって行きたい。ということで今日の一日は氷川神社からはじまり。なによりも先にフリマコーナーを見に行くと知り合いママの姿。友達がこの団体で子ども食堂をやっているとかで家族でお手伝いをしていた。子と同じ歳の長髪男子、保育園時代はいつ会っても元気いっぱいでやんちゃなくらいだったのに、今日はなんだかグズグズ言ってる。ママが言うには学校も学童も不安で楽しくないらしい。そういう子もいる。せっかくの休日までそんな顔になっちゃうの可哀想で辛い。こうして話しているところにも日差しが照りつけていて落ち着かない。フリマと別の山は詰め放題で100円だというけど子に手を引っ張られて、スーパーボールすくいや輪投げ、玉入れなんかを先にやらされる。ひと通り縁日遊びを終えて今度こそじっくり詰め放題。子ども衣類はさっき見た時より明らかに減っていて焦る。どうにか使えそうなものを詰め込んで100円。相当お買い得、嬉しい。知り合いママはこういうイベント情報あったら報告するよといってくれて今さらLINE交換。心強い。さて吉祥寺へ。期待できないけど一応パルコのフリマ。やっぱりよくない。他に用がなければわざわざ来るものでは無いなという感じ。それともオープン直後だけが勝負の場所なんだろうか。次は今日の目的、虹画廊のむくりさんの展示。どれもこれも可愛い立体の展示はいつまでも眺めていられる。でもむくりさんの知り合いらしい男性が声高にトラブルなんだか何か問題についての話に熱が入っているから、そっちの方はそういうプライベートスペースかと思って近寄らなかったけどあとでインスタをみたらそっちにも展示があったようでちょっと残念。作家さんを守ろうと正義感あっての話のようだったけど声を張り上げて盛り上がっているから、なんか余所者は来るものじゃなかったのかなという気持ちになってしまった。子が欲しがり缶バッチを購入。さっそく胸につけてあげて、お昼ごはん。ココスが良いというけど休日のココスの混みようといったらない。諦めさせると子がブツブツ言っているから前にお子様セットが気になっていた近くの星乃珈琲店へ。こちらは今日に限って待ちが少なくすぐに入れた。店内ゆったり良い雰囲気。空間は最高。でもあらためてメニューを見たらそれなりにする。特別感。テーブルには二時間制でお願い、と書かれていたけど子どもと二人で一箇所にそんなにいれたこともない。目の前のお馴染みサンキューマートで買い物。私はサンキューマートではなんでも軽い気持ちでポンポン買ってしまうけどレジで税込一個429円になるのを見ると、あれこれ実は高いと感じてヒヤッとすることがよくある。でも100均以上に思考停止で考えなく買えてしまう手がとまらない。プラザではよくよく考えてはじめて韓国ブランドの基礎化粧品を買う。Aneひめだとかいう女の子向けの子ども雑誌の付録がシルバニアの赤ちゃんでどうしても欲しいという話になり書店に寄ってどんなものか確認。赤ちゃんなのにドレスや靴まで履いていて、何より雑誌の付録にシルバニアというのは気分があがるから買ってあげることにした。以前マーケティング調査に協力して得てきた図書カードを使う。
高円寺に戻りチャイ屋さん。ラッシーを与えたところで昨日のお友達の一人が昨日の遊びがあまりに楽しかったらしく今から公園に行くとの連絡。こうして週末に誘ってもらえるなんて嬉しいことでしかない。ラッシーを飲みながら公園へ急ぐ。昨日のなめくじの家が気になるからという話だったのに結局違うことで騒ぎだしたり、友達がいたらいつだってなんだって楽しい。なめくじからミミズの家になった。5時を回って解散、私達は再びチャイ屋さんへ。子はひとりで楽しくやりたいようなので私は持て余して外をぶらぶら。チャリじいと話したり。自転車に子どもが乗らなくなったら後ろをカゴに付け替えてやるよと約束してくれた。その日まで元気でいてほしい。たんぽぽに行く。途中でやめるを着ている店員さんがいて、なるほどそのジャンルも分かっている人が働いていたわけだ。かつて途中でやめるの新宿シャツが壁にディスプレイされていたのも頷ける。せっかくだから食品の買い物もしてしまいたいけど週末の混んでるスーパーは嫌。こんな時は割高だけど個人店で買うに限る。明日のパンはヒロセで購入。焼きたてでパケのクチが開いたままのほんのり温かい阿波踊りサブレをもらう。必要以上のことに触れ合うために小さな社会に関わるのは少し気持ちがいい。子を迎えにいって帰り。西友あたりで知り合い親子に遭遇、二人ともばっちりボーイスカウトの装いで格好いい。いつも素敵なママとそれを理解している息子。成長しながらも一緒に楽しんでいて憧れる。子の興味でいくと習い事というよりボーイスカウトがいいのかなと思ってこれまで何度か彼女に話を聞いてきている。4月は新生活に慣れるだけで手一杯だと思うと当初から言っていた。5月にまたイベントがあるとのこと。それから考えてみたい。話している最中にも右から左から、知り合いだらけのママ。サザエさんのようだ。
夜、元夫と長電話。親の話など。どちらの親も孫の存在をめぐって正気じゃない感じにげんなり。あちらの母親はとにかく自分が子に触れられないというのが不満らしい。それはしょうがないだろう、孫じゃなくなったのだ。離婚の話を伝えた時も、暗に私を責めるような自分の立場目線で話しだして問題をすり替えていて、結局皆んな自分のための孫があってほしいだけなのだ。