どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2020年10月12日〜10月18日

10/12

今日は保護者会に午前保育。落ち着かない一日になりそう。でもまだ先生が休みかもしれないしと思いながら登園。先生は来ていて保護者会、腰を痛めてしまって休んでいたとのこと。先週、先生がお腹痛くなって病院行ったと話した子に、子ども達を抱っこして歯科検診したから悪くなっちゃったのかもねと適当言ったけどあながち間違いではなかったかもしれない。お腹としたのは子どもに分かりやすい部位で伝えた可能性。話は主に運動会の前後のこと。何をどのような経緯でやることになったか、終えたあとのこと、そしてこれからの課題など。早くも一年後の晴れ舞台を考えて、鉄棒、縄跳び、跳び箱に慣れさせないと、このまま何もしないでダラダラと時間が経つだけで出来るようになるとは思えない。しかしこの日一番時間を割いたのは、二週間来ていた教育実習生の話。先生は今年の実習生にはなかなか振り回されたようで、実習に対しての姿勢のことや、注意をしたら学校を通して謝罪してほしいと言われたこと、一方で保育のやり方に対して一丁前に意見をしてきたことなんかのエピソードを女子会ノリで面白おかしくマシンガントークしたけれど、ふと真面目な顔をして、「彼らは主張はするけど人の話を聞かないところがある。あらためて自分のしてきた教育について考えるきっかけになった」と話した。いまの実習生はその担任先生が教員になってはじめて接した園児の年頃でもある。「自分でやれる、言える、自主性のある人間を育む」というのを理念にやってきたけど、自分の主張をする前に「聞ける人間」になることが重要かもしれない、と今もまだ頭を悩ませていた。この実習生の話は他人事ではなくて、私達の子がこれからそこに向かっていくのだ。この話で皆んな背筋が伸びた。表には出さないけれど、どんな人も子育てについては思い悩み学んでいる。私も聞いてきた話は帰ってすぐさま夫に共有。こればかりはいつも夫もじっくり耳を傾けて、先生の話を肯定しながら自分の意見を述べてくれる。体当たりにしかできない私と違って夫は教育の基礎を論理的に分かっていて言葉にしてくれるからこの手の話のしがいがある。それにしても昔は個性個性といってドレッドヘアのまま就活するようなやつがヤバいやつとされたけど、今は運動会に白い襟付きシャツで来るのが真にヤバいやつだなと思った。

昼前にお迎え。駅脇の駐車場にしてる土地を囲う長い壁、悪目立ちすることもなくグラフィティーが描かれていたけどキレイにするみたいで作業している人達がいた。ごはん食べたりアイス食べたり、でも月曜は子育てプラザに行くのがなんとなく決まりになってきた。その前にアイロンビーズ。雨の週末に久しぶりに出したアイロンビーズで子がハート型を作り、たびちゃんママは可愛いものが好きだからこれをあげるんだと言っていて、親子共々仲良くしてもらっているそのママ友はちょうど先日誕生日だったから、それいいね!と賛同して盛り上げその気にさせたけど、私のアイロンが甘くてハートが折れてしまった。プラザで会うから行く前にもう一度作ろうというと今日はハートの気分ではなかったらしく、私が手持ち無沙汰に作った花を真似していつのまにかひまわりを作っていた。今度はアイロンもばっちり。パッケージしてシールを貼らせたりすると早く渡したいといって急いで向かう。今日のプラザには自転車がズラリと並んでいる。反対側のスペースにはベビーカー。なかは大混雑というほどではないけどいつもの月曜よりは利用者が多く、知り合いママが何人もいた。あっちの部屋こっちの部屋と飛び回って全力で遊ぶ。5時、途中までお友達と手を繋ぎながら歩いてご機嫌に帰る。図書館に寄って予約していた本を引き取り。果物がキャラクターのお気に入りのシリーズがどっさり。今日の夕飯どうしようか。おかずと白米よりも一体型メニューの方がよく食べる。豚肉とキャベツがあるからお好み焼きにしようかと子に話しかけると、「おかずごはん」がいいと言い続けてる。おかずごはん?元気がないときプリキュアみながら食べたと、ふんわりしていてあったかくて、とまさかのお粥。おかずのイメージに程遠い。とりあえずそこから近くの100円ローソンに寄って諦めきれずに粉をみてると、これこれ、といってレトルトの粥を持ってくる。もう今日は絶対これを食べると言うので粉はやめてレトルトといちごの飲むヨーグルトを買う。自転車でヨーグルトを飲ませると大人しくなったから、こっち方面に出てきたついでにと、また新高円寺の古着屋へ。迷っていたLLビーンのフリースを購入。店というよりアジトのような雰囲気。奥のソファ前の台にはディスプレイごとのチュッパチャプスがあって、店の子が食べる?と我が子に優しく声をかけてくれていたけど、子は何でここにお店したの?ここはちょっと道じゃなくてなんていうか、と、店をするには不向きそうなことを感じとって懸命に問いかけている。さすが日常的に街や店をみてまわっているだけあって幼いながら基準をわかっている。雨がパラついてきて退散。おかずごはんというレトルトの玉子粥を平らげて満足そう。

 

10/13

矯正歯科がある日は夫が子を送っていく。別に時間は被らないけど、矯正調整する前に朝ごはんをしっかり食べてゆっくり準備をしたいから、子に歯医者さんがあるからお父さんと行ってねと説明してる。気まぐれに今日はお父さんと行きたいとか言わない限り、不用意にお父さんをお勧めしても不審がって受け入れられない。そうしてどちらが行くにしても、送りから戻ったら今朝の子はどんな様子だったかを報告して話し合う。私達は本当に我が子が好きなんだなとあらためて思うひととき。

歯科矯正。自分はゴムかけにとらわれた生活になってしまうようなタイプと思っていたのに、それどころか掛けるのを忘れて平気で一日過ごしてしまうような人間だった。あと意外と自分も外で飲食をしているものなんだなと。先生は罪悪感持たずにやれればいいと言ってくれるけれど、クラスのたまたま同じく矯正中のママが行っているところはゴム掛けが出来ていないとキツく説教されるらしい。こちらの先生は最初何だか雑な人で折り合いが悪いと思っていたけど、今になってみるとあっけらかんとした人でよかった。

長いこと放置していた仕事も少し片付いた。気分がいいし暑いくらいの天気で気持ちも良い。お迎えに出ると、駅脇の壁が真っ新なクリーム色で明るくなっていた。幼稚園の壁みたいでそれこそ違和感。子を迎えたら即、「みーちゃんと待ち合わせしてるから」と言ってスタスタ歩き出す。いつもの公園じゃなくて?と言うと、あっちだと思うんだけどと自信なさげではあるけど、みーちゃんが待ってるから、と意志は固い。一応いつもの公園の前を通りながらいくとクラスの男の子がひとりいて、みーちゃん見なかった?と聞くとあっちの公園行ったよと教えてくれる。ほらやっぱり、と子は言ってずんずん進む。広い公園の本来はじゃぶじゃぶ池になっているところの大きな岩の上にみーちゃんがいるのが見えてきて、子が呼びかけながら走り出すと、みーちゃんも「待ってたんだよー!」と声をあげる。ママに確認するとやっぱりみーちゃんの方も待ち合わせのつもりだった様子。少し前まではこの約束事が朧げだったのに、もうしっかり成立していることに感心した。二人で写生遊びをする。前日そこでスケッチをするおそらく女子美の学生がいて、それがまた上手でみーちゃんが真似をしたくなったらしい。バインダーに挟んだ紙に目の前の木やら、本当は無い花なんかを描く。落ち葉遊びに切り替わっておやつ時間に退散。八百屋とスーパーに寄って帰り。

 

10/14

今日は朝から子の機嫌がいい。登園の時に妙にハキハキ挨拶して「行ってきまーす」とか私にも愛想をふりまくものだから、先生も、あら今日はどうしちゃったのかしらみたいな感じで笑っていた。

図書館の日は公園に寄らずまっすぐ帰ることにしているのに「みーちゃんと続きをやるんだった」と言い出して公園をまわっていく。結局おやつを図書館の後にしてもいいと言ってギリギリまで遊び。公園には別の幼稚園に通う近所のママ友もいて私はそちらと小学校の話など。次の引っ越しは学区のことがあるからそのことも考えなくてはいけない。ご機嫌に遊んでいるところを切り上げて家に返却絵本やおやつを取りにだけ戻ってすぐに自転車に乗る。テレビ埼玉で流れるCMで子が気に入ったスティックキャンディは、途中で止めてカバーができるからこういう時にちょうど良い。お話し会のあと仲良しのママ友は公園に行くというので一旦お別れ。来ていた他のお友達もつられて公園に行ったけど、うちは新たに絵本を借りてさらに買い物と私のデニムの裾上げを古着屋に出そうという計画がある。そのことは朝から伝えていたから子は約束だから仕方ないと分かってくれて、それらが済んでから公園に行くことに。薬局でゴミ袋、デニムをその近くの古着屋でと思ったところで知り合いの店のことを思い出し、店頭に彼女がいるか確認していこうと向かってみる。新店舗を東北沢に出したようなので居ないことがよくある。あいにくこの日もいなくて通り過ぎようとしたらその先の新しい人がオープンしている。6月に一度閉店したけど再開する、と噂には聞いていた。挨拶すると9月から開けていたらしい。何度かこの辺りは通り過ぎていたけどはじめて開いてるところをみた。またゆっくり寄りますと伝えて引き返す。裾上げするかはもう一度考えることにして、あとは牛乳を買うだけ。業務スーパーはいつになったら出来るのか。改装前は8月に再開する予定だったけど、コロナで工事が長引いたのは分かるとして、9月との噂をきいたけど、気がつけば9月も終わっていた。最近ようやく外観が整ってきたなという感じはしていたけど、貼り紙とかも一切なくて全く進行が窺えない。子が痺れを切らした。牛乳いらないから公園に行くと。明日の朝も牛乳無しだよと言ってもそれでいいと。そうして公園へ向かう。その裏で夫にこのことを伝えて出先で買えるタイミングがあれば、とお願いしておく。公園に着いてほどなくして仲良しのママ友の子はちょっとしたことで愚図り帰ってしまい、もうひとりの他のお友達と5時のチャイムが鳴るまで遊び。今日は実家から栗が届いている。帰って夕飯の準備をしている間に子は栗でままごと。と思ったら、なんか良いものがある!と部屋に散らばっていた夫がチャリ爺から貰った東京ドームのサービス券を持ってくる。アトラクション一回無料のところの観覧車の写真で察したらしい。どちらかというとアトラクションよりも入場料のほうが問題。ごまかして栗の皮剥きを少し手伝わせて大急ぎで栗ご飯の用意。子が待ちきれずにお菓子を食べたり炊き上がりを待っていると、以前の勤め先のAV会社の同僚からメール。直属の上司だった副社長が辞めるとのこと。なんでも独立っぽい話。偶然にも先週、その副社長から間違えたと言って電話がきた。何も知らずにすかさず、なんか良い話ないですかね〜とぶっ込んだ私だったけど「何がやりたい?」と返されて結局何ともいえなかった。文字通りのように血沸き肉躍るあの業界の裏側を最も近いところで見ているのは楽しかったけど、今は子どもという私のことを見て育つ人間がいるかと思うと少し用心してしまうところもある。絵面とがっつりお付き合いするのはキツい。本当に偶然の電話だったのか?面倒見のいい人ではあった。周りからは気に入られていると思われるくらい、私はわりと仲良くやっていたと思う。そして私ともう1人お気に入りとされていたプロデューサーの子も、年明けには辞めることになっていると元同僚は続けてきた。連れていくってことかと聞くとそれっぽいと。これはもしかしてもしかすると推せばそこに仕事があるかもしれない。久しぶりにそんなテンションになって、その副社長が独立する原因になったと思われるメーカーのことやら、年齢確認をされるようなサイトをついつい調べてしまった。

夫が帰ってくるなり、ついに布団を買うかとドンキに行ったところで念のためニトリのサイトを調べたらなんと布団が入荷されてたから今から行ってくることにした、とまた出ていった。ここまで耐えてきたのにあと一晩ももたないのか。

 

10/15

この四年間、必ず朝はEテレをつけている。みいつけた!は4〜6歳、おかあさんといっしょは2〜4歳、いないいないばぁは0歳〜2歳が対象年齢ということに一応なっている。確かにその通りに子どもの興味は変化していった。でもなぜか最近、小さい子向けのいないいないばぁなんかも以前より楽しむようになっていて、みいつけた!にはあまり無い体を動かす動作がみられる歌やコーナーを他の2番組で熱心にテレビと対峙してやっていたりする。私はそれが出来ない子どもだった。おかあさんといっしょの最後に子ども達が出てきてワーワーやっているのが羨ましかった覚えはある。さよならマーチ。でもそれを真似てやる考えにはならなかった。自分とは違う別世界なのに、同じことをするなんて恥ずかしかった。そんな私だからあまり自分の幼い頃と我が子を比べたりはしない。明らかに別の人間だと思える。そのかわり、「今の子は〜」という括りで周りの子とは大体同じだろうと思いこむことはある。ところがこないだの保護者会で、うちの子は恥ずかしがっておかあさんといっしょも踊らないのに運動会でたけのこ体操は踊っていて可愛い姿を見れてよかった、みたいなことを言っているママがいて、やっぱりそういうタイプの子もいるものなのかと知る。人の楽しいことを同じように楽しもうとできる子どもはそれだけ幸せが多いだろうなと思う。

「全国の魅力度ランキングで茨城が最下位脱出」とニュースになっていて、そのこと自体よりも代わって最下位になった栃木が、そもそもこのランキングは適切な指標であるのか疑問だとか、集計に公平性があるのか精査するべきとかなんとか、県としての発言で急にそんな卑怯なこと言い出しちゃうところが北関東らしいわと思って散々笑う。順位をつけるならどうせ誰かどこかがお尻になるんだし、中途半端な位置にいるより最下位の方がキャラがたって振る舞いやすいのに。人の楽しいを共に楽しめるのがいいことなのはわかってる。でも人に笑われるのを受け入れるのは難しいのもわかる。

お迎えは雨。雨の日定番の八百屋とスーパーのコースで帰る。その間に夫は打ち合わせだとかで出て行って入れ違い。光浦靖子のコラムが話題。「仕事がない=価値がない、としか思えなくなってしまいました。自分に満足するもしないも、他人からの評価でしか決められない。」「いつも人の目を気にしています。みんなができることができなくて、できないことがバレるのが恥ずかしいから、『元々、人と同じは嫌いなの』風を装っていました。自由奔放に生きるなんて私から最も遠いことです。」これはズシリときたけど、話題になるほどこの状態に共感している人か多いのかということに私はまた溜息がでる。皆んな同じといいたいとこだけど、それでもアナタはこれがあるだけいいじゃない、私はこれすらもできなくて、とそのなかでも立ち位置の優劣はなんとなく生まれてしまって順位ができて、結局誰かが下になるしかない。その怖さを肌で感じて逃げ道を作るやり方を私も自然と身につけていたけど、それはなんの救いにもなっていないとわかったのがいま。一つを為し得た光浦靖子だから成り立つもう一つの人生の回収なわけで、一つもない状態、万年最下位からの脱却は、周りの見る目が変わるしか策がないように思う。

 

10/16

おかあさんといっしょのおにいさんおねえさんは、いつ見ても変わらない見た目であることが条件かと思い込んでいたから、まことお兄さんが頻繁に髪型を微妙に変えてくるのが当初ちょっとしたインパクトだった。ここ最近は髪型が安定していた気がしたけど、今朝みたら髪を少し切っていた。他三人は変化をみせないようにうまいことやれてる。

歯が締め付けられるような感覚。矯正調整した当日より私はその後に違和感が出てくる。それでももう食べるのがしんどいほどになることは無い。ほぼ並びは整ってきて、今は隙間を詰めている段階。ワイヤーで内頰を傷つけてしまったのだけがちょっと引っかかる。

天気が良い。昼前に中野のドンキを偵察。このあいだ夫が方南町のドンキで子ども用ハロウィン企画のぬりえを持ち帰ってきたけど、方南町まで提出に行くのがなかなか面倒。近くでも同じことをやっていないか確認。ザ・ドンキ、なコスプレした店員さんに聞いてみたけどやっぱりこっちではやっていないとのこと。ミスドでハロウィンドーナツを土産に買って、ぽかぽか気持ち良い公園を走り抜けながら帰宅。陽光くんが東京に仕入れに来るらしいことはメルマガでみて知っていたけど、夫が夜に高円寺で会うみたいだった。

子の迎え後、いつもの遊具のある小さな公園でなく、今日もみーちゃんと二人広い公園。双子ごっこというのが仲良しの合図らしい。明日がないから存分に遊んで、お腹が空いてきたといって解散。八百屋とスーパー。八百屋、毎日の少しの買い物で毎回グッピーラムネを3袋くれてしまうから申し訳ない。でも園後にたっぷり遊んでしまうと夕方に離れたところまで買い物に出ることができなそうだから保険で帰り道に買い物をして帰ることになる。そうして帰った中途半端な時間に小腹が空いて二人してしっかり食べてしまうものだから、なかなか夕食にする気になれない。だらだら遊びながら夜、オクラを焼いたら突然子が食欲を出してひとりでほぼ1パック食べてしまった。夫は馴染みの皆んなのいる高円寺へ。真夜中帰る。どこでどう食事をしたかだけ確認。

 

10/17

朝から一日中雨。昨夜は誰が来ただの、どうしただのを聞いて、羨ましいというより微笑ましく思う。昼前から夫は外出。子はよく寝れていないのか朝からテンションがおかしい。見てない隙に狭い場所ででんぐり返しをしようとして棚にぶつけたらしく泣いていた。もう落ち着かなさマックス、夫が借りてきた今度こそ映画のトロールズを観せて黙らせようとしたけどプレイヤーで再生ができず。プライムでしまじろうの映画を二本。少しでも動こうと誘いに誘ってようやく夕方前に買い出し。しかたなく今日も近所の八百屋とスーパー。雨なだけで調子が狂う、やる気なし。今週は上履きと赤白棒を持ち帰りなのに、こうして天気が悪くて一日潰れると焦る。夜になって夫が用事でまた外にでると、パン屋の半額サンドイッチのお知らせ。雨のせいで売れ残りが多いみたいなことが写真で分かる。ほんとに、寒くもなってきて暗いし天気も悪いと外に出たくない。

 

10/18

今日はなんとか持ち直した天気。中野でフリマがある。昨日も本当はフリマだったけど中止、先月も同じく雨で一日だけ。でも来月も二日ある。秋はフリマが盛ん。洗濯したり、中途半端な気候に合わせた服装のことで子と揉めたりで、10時を回ってしまって急いで向かう。先月よりも出店数が多い。前回出せなかったママ友も今日出店することになっている。挨拶は後にするとしてまずはぐるりと見て回る。前回に比べると子どもの服や絵本の出店する人は少なめ、この場所でやる時の常連は把握できてきた。店数は多いけど収穫はいまいち。ごっちゃんもまたローテンションで帰っていった。夫が持ってきていたテントを張って子を遊ばせる。でも天気がいまいちで寒くて落ち着かない。ローソンでホットのお茶をポイントで交換、マックでハッピーセットを子育てパスポートの割引で、三角チョコパイはクーポン、夫は丸亀製麺かき揚げとぶっかけうどんをクーポン割引で購入。もう定価から変わらないものは選択肢から省かれる暮らし。ここに来たら毎回縄跳びを教えようとしてるけど、あの基本的なはずの動作を伝えるのが難しい。一定のリズムで飛ぶ感覚が出来ない。話はそれからな気がする。夫は先に帰り、子と本屋行ったりどんぐり拾いをしながら帰宅。子がフリマで買ったフーアーユーという洗って膨らむぬいぐるみの後処理したり、園の週末貸し出し絵本の感想ノートを書いたり。佐野洋子の「おじさんのかさ」小説のような歌のような。絵の雰囲気も相まって世界観が滲みる。これまで見たなかで同じように胸を打たれたのは谷川俊太郎の「あな」。和田誠の絵で裏表紙絵までも含めて感じるものがある。衝撃を受けたのが「どんなかんじかなあ」という絵本。これも絵は和田誠。はじめて見た時その展開に震えた。ちょっとしたSF。味気ない日常だけどこんな絵本に出会うと自分の感性もまだ生きているんだなと思える。のんびり過ごしていたけど、夫が夕飯を食べに行きたいgo toは…とまた言い出して、だから直前は無理なんだって。外食というと子はサイゼリヤに行きたいといって譲らない。このあいだ先生に、ぶどうのお酒があると教えられたらしくて、それはめーちゃんが好きなサイゼリアにもあるよと補足してからサイゼで乾杯したがっている。夫は何が食べたいのかもはっきりさせないまま用事もあるからと出て行ってしまったから、もう先にサイゼに行くことに決めた。まだ6時だけど暗くて寒い。日々子どもと一緒に昼間にしか活動していないから、夜がこんなに寒くなっているとは気がつかなかった。もう10月も後半になる。朝晩と日中の気温差はこれだけ生きてきてもまだ慣れない。アウターの正解が分からない。サイゼリヤは待たずに着席。子どものドリンクバーとグラスワインを頼んでまちがいさがし。前回と同じ、やっぱり8個までは見つけられる。夫がやって来て今日は贅沢に注文していたように思う。小さくぶどうの絵がついたグラスのワインとドリンクバーのメロンソーダが入ったカップで何度もカンパイをして子の機嫌がよい。少し歩いて寺周辺の古着屋を回って知り合いとお喋り。郊外の彼女は新店舗に行くことがメインらしく久しぶりに会えた。気づけばもうすぐ8時。夜の方が寒さを感じない。急いで帰って散らかったシルバニアの片付けやら、早巻きで寝るまでの毎日の工程。

寝たふりから本気の就寝になることなく珍しく起きていられた。夜中に洗濯物から引っこ抜いて絵本バッグに絵本を、上履き入れに上履きをセットして、この前の残りの栗を茹でる。