どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年1月25日〜1月31日

1/25

お天気。もうすぐ子どもの誕生日、と意識しはじめたところで、おかあさんといっしょで誕生日の歌。誕生日のケーキは何がいいか聞くとペコちゃんのと言ってるし、それが確かなことは分かるんだけど、他のも実は良いんじゃないかと迷っているのは私のほう。どうしようかな。

登園。又吉の人が駅まで来てしまう、つまり遅い。自転車になって細い路地は通らなくなったから又吉風に遭遇する日はこうして気持ち遅れてしまっている日だけだ。

洗濯二回して家片付けなど、午前保育で迎え。薬局に寄ったり周り道、今日の予定を話し合いながら帰り。今日のお昼は好物の冷凍グラタンと先におやつを食べてプラザに行くことにした。せっかく近いのだから、たまにはのんびり歩きでプラザ。仲良しママに水圧話の進捗を報告。心底哀れんでくれた。帰り道、保育園帰りのバンドマン家族に遭遇。直接は知らなくても環境が想像つくだけにそんな人とは気楽に話せる。そんな街。安心する。そのまま歩きで家を通り越してピアゴまで。

思ったこととかその場でメモしておかないと、いま感じたこんなに大事と思ったことも次の瞬間には忘れてしまう。だからこうして振り返ると今日もなんてことない一日。

夜起きていられたのでニュースを見る。コロナのワクチン、5月とか。ようやく先に進めれるのか。そこまでどうか生き延びたい。

 

1/26

今朝は少し早く出れた。自転車通園の近所のママにも出会って、焦って時間確認しちゃったよと笑われる。送ったあと馴染みの不動産屋に寄って水まわり問題を相談、メモ帳にキーワードを書いてアドバイスしてくれる。これだけの話でもこうしてスッと対処法が出てくる、これぞ本物の不動産屋というものだろう。本来の不動産屋は街を家を生かし続ける役割もしてくれていたんだろうなという気もしてくる。一銭の得にもならないのにありがたい。そして全額負担は厳しいから折半にならないかと管理不動産会社に連絡。割とすんなり相談してみますと返される。夫の実家から荷物。私は北の調理法が正直あまり口に合わない。そもそも海鮮類は好まない物も多く、食べ方も分からない。夫が当然食べると思いきや、もうここ7年分くらいの物が二度の引っ越しを経て冷凍庫に存在してる。それなら断ればいいのに、それもしない関係に腹が立つ。送って満足してるならそれを尊重しよう、みたいなことなんだろうか。家族なんだからそのままを言って無駄がないようにした方がお互いのためじゃないかと私は思うのだけど。だから私の実家からの荷物はあまり無駄がなくなった。夫もうちからの荷物の方こそガサゴソ漁るくらいだ。今日はニトリから棚の納品もある。これこそ待ち構えていたのに、届いたひとつが不良品だった。配送されてすぐに分かったから連絡したいのに電話は繋がらずお客さまセンター宛のメールしか使えない。モヤモヤに任せて2通くらい送る。

今日はオオゼキが豚バラ肉98円の日。お迎え前に買いもの。自転車のステッカーを貼り替えたいから今日は自転車を表通りに停めている。いざやろうとしたら不動産屋の修繕担当から電話、加圧7万は折半で大家が了承したという。それならまぁ払えなくない。先が見えてきてやる気が出てきた。自転車に貼るシールは少しめくれてしまってたりするような二軍的扱いのやつだけど、自分コレクションのステッカーを貼るのは一気に愛着が湧いてくる。今までは子を運ぶためのアイテムというだけでしかなかったけど、「自分の」という感じがしてきた。気分いい。簡単に昼ごはんを済ませお迎え、大きな公園で遊ぶ。実家から子の誕生日は何が欲しいのかと聞かれているけど、もう今あるおもちゃのバリエーションを増やすのは充分な気がしていて思いつかない。次のステップにいくとしたらレゴフレンズかなという気がして子に提案すると、それがいい!みーちゃんの家で遊んだ、というのでみーちゃんのママに遊び勝手はどうか聞いてみる。なによりもレゴフレンズの色使いが女児好みだし、種類が現代的でグランピングやオーガニックカフェやファーマーズマーケットだったりする。子が欲しがっているのはグランピング。DJバーになったりプールになったりメイク道具もあって、彼女の好きがてんこ盛りなのはわかる。レゴについて調べてるとフラワーレゴというのも大人としてはテンションあがる。こうしてレゴは大人も遊べるものなんだよというつもりで子どもに見せてみると今度は、これがいい!これ!と、わりと好みが大人っぽい。でも一度作ったらもう飾るだけになるわけだしどうなんだろい。やっぱりレゴフレンズでいいかも。

帰り道また前のマンション。明日のための粗大ゴミ出し。結局私が大家である会社の人に電話して、粗大ゴミシールさえ貼っていれば部屋に置いておいてももう敷金の精算をすると確認とったから、わざわざ今のところへ移動させてゴミ出しするのではなく、その場から出すことにした。やっぱり電話ひとつで済むことだったのに、夫は何にそんなに気遣いしたのだか。

家に帰ってカード類の整理やら子と過ごしていると、ピンポンが崩れたピンポンのチャイムがなる。恐々と出ると隣りのおばあさん。こないだ夫の話を聞いて、反対側の部屋の人にも水圧のことを聞いたとかで、言われてみれば弱い気もするけど生活に支障はないとのこと。悪意はなくて、ちゃんとやってもらった方がいいわよ、とのアドバイス。いま4万くらいで直してもらえることになって、と話すと驚いて、なんでこっちがお金出さなきゃならないの、ダメよ!と力強く言われる。いやもう弱っちゃって、それで済むならと思いました、と話すと、そんなわけない、払う必要ないとのお言葉。やっぱりそうか。これは無償で主張していいことなんだなという気になってきた。ばあさんは前にこうして直してもらっただなんだを武勇伝のように語り話が長い。子が飽きて騒ぎ出したのをきっかけに帰ってもらう。疲れた。

夫が惣菜や出先からの土産として買ってきたもので夕飯、夫の実家に電話。毎回東北の天気の話しかしなくて、興味ないばかりに何も言えない。

布団の向きを変えて寝てみるとこの方がしっくりきた。いつのまにか寝てしまっていたけど0時頃、目が覚めたら猫がうるさくて、イライラハラハラ。夫がいない。仕方ないから起きあがって猫の相手。夫帰宅、やまちゃんのところへ行っていたらしい。

 

1/27

送りの後OKストア。朝は本当に買い物しやすい。畳まれていないペットボトルの段ボール箱が残っていたりしてラッキー。不動産屋に電話、折半で喜んだものの、やっぱり費用をうちが負担するってどうなのかという話をする。実はそういった不動産トラブルを相談するところにも問い合わせて、少額訴訟という手段があることも知った。譲れないと言われても私は訴訟するから、とにかく早く工事に取り掛かってくれと話す。だれが費用をもつかなんてことでゴタゴタしないでほしい。「こっちは生活してるんですよ、頼みますよ…」と泣きつく。わかりました、工事の準備は進めます、費用のことは修繕担当だけで答えられることじゃないから営業含めて話するとのこと。よくよく考えるとそこからしてそっちの仕事なのに、なんで私がこの関係で交渉しなきゃならないんだよ、能無しが!ニトリともようやく電話、交換品の納品が週末になると。納得いかない。当日、配送直後に気付いた不良品だったんだよ、納得いかない。確認します、とコールセンターの人。もう何から何までついてない。やっぱり磁場が悪いのか。

迎えのあとは今日も広い公園。帰りにファミマ。中華まんの新商品、ホットケーキ味を買おうか確認にきた。子が今日は要らない、明日買うとか言っている。いつものお兄さんに、まだある?と聞くと、う〜ん、これ売れないからもう仕入れない、売れたのは18コだけ、とか。明日はまだ大丈夫そうだな。明日こそ買おう。

夜起きていられたのでテレビを観たりダラダラしていたら、隣りの部屋から泣き声がした気がしてハッとするけど夫は分かっていない。見に行くと本当に泣いていた。子の泣きに反応するセンサーはまだ鈍ってないみたいだ。

 

1/28

朝、はなかっぱをいつも通りなんとなくで観ていたら、なんとワカランが咲いた。びっくり。初めて観た。話もよくわからない。カバのばあさんみたいな人が若返ったからあれがワカランだったんだと思う。後で調べると、いくつかワカランが咲く話があるらしい。いやー、朝からびっくりした。

私は子の誕生日に色鉛筆をプレゼントしようと思う。何色セットがいいのか、水彩画のようにもなるやつがいいか、あれこれ口コミを調べる。やっぱり水彩画よりも、消せる色鉛筆が良さそう。何色セットがいいかは難しい。色は少なく、自分で作れるようになるのがいいかと思いきや、色はあるほど良い、世界が広がるからとの考えもあるらしい。私が中学生の頃、どこかの引出物だったのかカタログから好きに選んで良いと言われて頼んだ色鉛筆のセットがまだある。なんでそれを選んだのか分からないくらい、ほとんど使った形跡はなくて、なぜか色が渋かったりペールトーンだったりの偏ったバリエーションで子供的には使い勝手が悪かったのだろうけど、立派な箱に入っているから処分できないでいて今も引き出しに無造作に放り込んでいた。この色パターンはどういうことなのか、今更だけど何か分かるか調べてみると、トンボのirojitenという今も売られているシリーズで、自然の色をテーマにしたものだった。樹木の色、花の色、鳥の色から作られていて色名もややこしい。これは大人でもただのぬりえにはどう当てはまるのか分からない。箱が劣化しているけれど、良いやつなことは分かったから中身だけは取っておく。とりあえず新しくは24色で買うことに決めた。

天気が崩れる前に買い出しに行こうとしていると、また隣りのおばさんがやってきた。一番奥の部屋から聞いたんだけど、とこないだの話。同じことを繰り返す老人には同じやり方で対応しているとそんなに気にならない。でも間に、そうでしたよね〜、こないだもお聞きしましたものね〜、と挟んだら、あら!これ言ったっけ?いやねぇ認知症はじまったかしら、そしたら言ってね、とか言って笑ってる。でも本当に、気にしてくれたおかげで私もおかしいなと思えて費用は払えないと言えました、と言うと、途端に、そうよそうよ!と戦う表情をして、こっちは客なんだから!と声を上げる。お節介とはいえ、なんでここまで必死に言ってくるんだと思ったけど、うちが支払う前例をつくってしまうと、ここにいる皆がその流れに従わなくてはならなくなるからだということに、ばあさんの言葉の端々で気がついた。そうか、そりゃ必死になるはずだ。でもそれ以前にうちは猫の罪悪感があるだけに、この手強い隣りのばあさんを敵に回すことになるかもしれない緊張感がある。夜の鳴き声や走り回る音を思うと分からないわけないという気がするだけど、それを言い出されないかどうか、とにかく心臓に悪い。今日もそのことについて何事もなく退散してくれてよかった。今からシルバーパスでバスに乗ってハナマサまで牛乳を買いに行くらしい。今日はお預かりだから私も時間に余裕がある。

中野へ。新しい滑り台を設置してブランコを直していた公園が復活している。早く子に見せてあげたい。ブロードウェイの地下で買い物。まちおかにも寄る。ダイソーもまちおかも、子に良さそうなものがあると、もう電話してどれがいいか聞きたい!と思ってしまうけど、もちろん携帯なんて持ってるわけないから吟味して吟味して買う。これで気に入ったら一緒に買いに行こうと誘えると思うと心が浮き立つ。ブロードウェイを出て自転車に乗ろうとすると雨。でもぎりぎり近所のスーパーにも寄る。珍しく空いていたスーパー。と思ったらあれよというまに雪。迎えの頃にはすごいことになってきた。傘と長靴とカッパを持って行く。寒いし今日こそホットケーキの中華まんを買う。レジでお兄さん、ここから雪ずっと見てる、一時間くらい前からすごい降ってきた、と話す。ワクワクするとも言っていた。私は苦手。この暗い空が苦手。でも子どもはもちろん元気で、カッパがあるからいいと言って傘も差さずに、大声で「雪やこんこん」と歌って歩く。バス停にいたおばあさんが「あらまぁ」という表情を浮かべて子を目で追っていた。こんなベタなことあるのかという感じ。遊びながら帰っているとどんどん雪が強くなる。向かってくる雪を食べるようにしてまた遊び、普通なら10分くらいで帰れるところ40分くらいかかってやっと帰り着く。自転車で外に出ている夫はどうしてるんだと思ったらやまちゃんと帰ってきた。濡れまくっている大人二人が来るなんて心で泣いた。二人で方南町のドンキまで行っていたらしい。やまちゃんが雪遊びしようかと言ってくれている間に雨に変わってきてしまった。夫と三人でバタバタ出て行く。近くの駐車場の車に積もった雪で雪だるまをしたと言って興奮気味に持ち帰ってきた。しかたなく皿にいれて冷凍庫へ。

夕飯は鍋一択。お風呂は今日買ったダイソーのバスボール、溶けたら指輪が出てくるのだけど、袋に描かれているようなキラキラ感はなくショボいやつで、子どもはその100円あるあるが分からないから、自分はハズレだったんだとションボリしちゃって、申し訳なくなる。

布団に横になってから猫がうるさいのが本当に頭くる。でもいくらその怒りを露わにしようと猫に伝わらないのがまたどうしようもなくてイラつく。虐待はこうしてはじまるのだろうか。観念して起きあがってテレビを観る。井上和香のコロナ感染について、出歩いてるじゃないかだとか、なんだかんだ言われているけど、あれがとても正直なリアルな日常だと思う。充分に意識して手洗いや消毒をしているのは本当で、少しの娯楽や外食は小さな子どもと共にやれるせめてものエンタメ。そんな日常的なことで感染したというのが事実なのだから、やっぱりただただ怖い。

 

1/29

園外に向けて予定していたバザーが開催出来なくなってしまったけど、せっかく物が集まったということで園の保護者向けにバザー。基本小さい子向けだけど、自分の出した玩具なんかがどんな値付けされているか気になる。衣類は最大で110サイズもあるから着れる子は着れる。下に弟妹がいる人なんかもいるから、会場を覗くとなかなか盛況。服を見てみると我が子でも着れそうな物があった。オールドネイビーのチュニック。優しい色の花柄、周りで見ていたクラスのママも、めーちゃんっぽいよ!と勧めてくれる。小学生のおねえちゃんと一緒のママがいて、緊急事態宣言中は休ませてるとのことで、近くにその発想の人がいたことが意外だった。幼稚園は信用しているけど小学校は危険に思っているということか。確かに、どんな対策していても私も学校の方が不安かもしれない。子ども同士は感染しないとか言われていたけど小学生にもなると大人に近いし、でも他者との距離感はまだ気にできなかったり、それでいて監視の目がない時間が長い。この時期に子どもが幼稚園生の、しかもちょうど年中というなんでもないタイミングだったことはまだ気楽なものだったなと思った。お気持ち箱に100円入れて帰る。そして今日も工事業者さんと長々話して時間が潰れる。本当に改善するのか、この手段が最適なのか、心配でたまらない。この間を取り持つのが管理不動産屋なんじゃないかと怒りたくもなるけど、管理費を取られていない事実が頭をよぎって沈静する。管理するといわれてもこんな不信感あるところにお金払いたくないけど。大手のニトリですら、というか大手だからか、もうめちゃくちゃ。不良品だった棚は結局このあいだのコールセンターの人が融通きく人だったのか、機械的でなく血が通った対応をしてくれて、近くの在庫がある店舗から直接今日運んでくれるということにはなった。そして迷惑かけたのでとか言って、かさばるのに組み立てた状態で納品しますとか。ところがその組み立てが仇となったのか、側だけやってきて中の棚板やパーツが足りないだとか、それをまた別の店舗に取りにいって持ってきますだとか、普段商品には触れていないようなスーツの男性がてんやわんやして無駄足ばかりで呆れた。またやって来るという間にお迎え、真っ直ぐ帰って棚板を受け取り、仲良しママ友親子が遊んでいるという復活した公園へ行く。暖かいと思っていたら夕方にもなると寒風で激さむ。ドラム缶で焼き芋を作っている八百屋に寄って焼き芋を買う。ここは日によって出来が違うけど何より安い。野菜を買うのは別のおばちゃんの八百屋。少し先の空き店舗前に出店が出ている。近寄ってみるとサーターアンダーギーとカラフルわたあめとりんご飴を売っている。りんご飴250円に惹かれる。露店ラインナップはこの一年欲してきた。今日はもう200円でいいよと言ってくれたので買ってみる。昨日からはじめたとか、そんなことにも気づけないなんて、もう近所ではないんだなということにまた寂しさを感じながら帰る。

 

1/30

天気良し。ようやく揃ったニトリの棚を入れ替え。二回洗濯。真横が大きなマンションだろうと、南向きのベランダは日差しがいい。子がベランダでアイスを食べる。それだけで楽しそう。出ていた夫が、中野のリサイクル屋に無印の物が揃っているから見にきて欲しいというので急いで向かう。このリサイクル屋は無印の買取が多い。私がこの間までちまちま買って運んでいた収納ケース、夫が自分用にがっつり買って配送してもらうことに。三人で帰り道の環七沿いの立ち食い蕎麦を食べにきたけど、食べたらリサイクル屋近くの公園に行きたいと言われて私と子だけまた中野方面へ引き返す。しばらく遊んでケーキの下見へ。ブロードウェイの不二家、サンモールのコージーコーナー見て帰る。場所を変える度にやっぱりこれがいい!を繰り返す。

ツイッターをみると高円寺の雑貨屋PKPの表で店主の私物でフリマをするらしくて、サンリオの物を出したりするらしい。ちょうどいい時間。子が自転車に乗りがてら行ってみる。私は歩きで坂道では自転車を支えないといけない。図書館へ絵本を返してからPKPへ。子と物色。ひとつと言っていたけど決められず、折り紙にもなるメモ帳とマスキングテープを買う。使えるものならばいい。帰り道、ピピネラの並びにある鯖寿司を売っているよく分からない店の店頭で芋けんぴを見て食べてみたいと言われるけどこれは高級。家を通り越してピアゴまで行って芋けんぴを買う。街と家の間にコンビニすらもないのが欠点。

不動産屋、今まで担当していた頼りない営業の娘から代わってその先輩という女性が電話してきた。この間の訴訟の話でようやく本格的に賃借契約について見直したのか、対応がころりと変わって大家が全額負担で、さらにこの不便があった1ヶ月の減額も考えるようになっていた。工事日は来週に決まり、彼女が立ち合いで来るとのこと。話がついて嬉しい。だけどなんでこれが入居した今になってのことなんだという不満は拭えない。

 

1/31

今日もお天気。また朝からベランダでパピコ。4歳最後の日にテンションあがる子。誕生日がきてしまう。私は成長が寂しくてたまらない。今まではまだ独自の生き物といった感じもあったけど、5歳はもう人としての躾もなっていないといけないように思う。成長させてあげられるのかプレッシャーと不安もあるかもしれない。でもほとんどのお友達がもうすでに5歳というのがどうにか救い。

昼には子と出かけようと自転車置き場に行くと、門からやってきたおばあさんに遭遇。私のひとつ前に停めている自転車の持ち主で、腕を怪我しているからなかなか自転車が出せない、場所を交換してほしいと直談判される。見ると片腕を包帯で吊っている。そんな状態で自転車を使うなよと思うも、突っかえてこちらの自転車を無駄に傷つけられるのも勘弁だから了承して、しかも私がその場で入れ替える。アパートの通路L字型に自転車は停められていて、ママチャリだと狭い裏門からしか出せないから奥に行くほど大変だから引越し前から心配していたけど、これはラッキーなことに門の寸前が空いていた。どんな人が住んで自転車をどう使っているのか分からないけどあまり動きがない。毎日使っているのは私だけのように思う。夫も停めていいようにシールをもらっているのに結局面倒がって通り沿いに路駐している。

明日のケーキは数々の下見をした結果、トリアノンの悪くいえば古臭い、良くいえばトラディショナルなバターケーキを選んだ。何度確認しても、薔薇の花があしらわれたそのケーキがいいと言って揺るがなかった。トリアノンに予約をしに行く。薬局やスーパーで買い物。発売からだいぶ経つのに今になってシナモンのハッピーセットを買いたいというけど、駅前のマックにはもうシナモンが無し。新高円寺まで行って相変わらずの行列だからモバイルオーダーを見てみるとシナモンあり。ジャストタイミングで入店受け取り。

郵便受けをみると、こぐま社からのお誕生日カードが転送されてきている。嬉しいと同時に、このサービス、来年からはどうすればいいんだろうと暗い気持ちになりながら、一応ネットで検索してみると、こぐま社のサイトで引っ越しなどによる住所変更ができるようになっている。年に一度ちゃんと誕生日の近くに、わざわざ手書きで宛名書きしてまで送ってくれているものを、図々しくも住所変更までしていいのかしら、と申し訳なく思いながらも登録しなおす。感謝の気持ちを伝えたいところだけど絵本を新刊で購入するようなことはほぼほぼ無いから後ろめたさもあり。このカードが届くのは10歳までなことは知っている。もう半分まできてしまったのか。

なんだか体調が優れない。知育菓子をやったりシルバニアで遊ぶ。夕飯は鍋。園から借りてきた絵本、やまわきゆりこの絵は何度みてもワクワクしちゃう。この人の描く背景というのか、周りを彩る細々したものがとくに魅力的。部屋の様子とか食べ物とか、そこに暮らしたくなる。ふと、いつも好きなこのテイストは山脇百合子だったか、でも違う名前だったような、と思ってぐりとぐらで調べると、作は中川李枝子。そうそうこの名前。そういえばいつもこの2つの名前が並んでいる?と思って作者紹介をよくみると、なるほど2人は姉妹だった。そういう意味で私もじっくり絵本を楽しんで終わったら、わりとすんなり寝入った。明日は5歳の誕生日。