どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年2月1日〜2月14日

2/1

子の誕生日。めーちゃんは私から出来たんだよね、などと話すと、「違うよ、神さまがめーちゃんのことつくったんだよ」と真顔で返される。「さなえちゃんもお父さんも、神さまがつくったんだよ」大丈夫大丈夫、心配ない自信もって、とでも言うかのようにまっすぐで貫禄がある。最近そんなことを教話できいている影響だろうけど、その道を進みすぎているのではないかと恐ろしくもなる。

月に一度の保護者会。聖書は「思い悩むな」という章。「何を食べようか何を飲もうか、自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。〜その日の苦労はその日だけで充分である。」もっと本質を見なさい、そうすればそれらは必然的にみな加えて与えられる、ということみたい。すごい、意味はどうであれこの言葉だけ、現代を生きる私にも響く。個性的であれと見た目にこだわってきた10代、中身を置いてきぼりにしてしまった。その後も見た目を補うためのことだけ詰め込んで、自分の本質を育てることはせず、中身が埋まらないままここまできてしまったような後悔がいつも傍らにある。10代の頃、ファッションしか見えなくて、流行通信で流れたコレクションの様子、確かシンイチロウアラカワだったか、奇抜なファッションを繰り出した最後にデザイナー登場で出てきた本人の、アディダスだかのシンプルでラフな格好に痺れて、今度はその形ばかり追い求めたりして。外側のことばかりに囚われて、自分を見つめなかったことで引きずる苦しみ。先生の話、昔に比べて父親の育児参加がみられるようになったけど皆が皆、母になってしまっているという。育児をするというのは母のようになれと言うのではなく、父性というのも必要で、10才くらいまではどうしても母子が近く繋がりが強い。父性が必要になるのはもっと後のこと。その時がきたらその役割をできるようにということ。確かに夫もそんな節があるなと思った。子どもについては、信頼するけど信用はしないと先生は笑って言った。

午前保育、今日が誕生日と知っているママが声をかけてくれたり。子も今日は特別なことが出来るのを分かっておとなしく帰る。前の家近くのパスタ屋、Go toの時のポイントを使いきるために先月のうちに今日の夕方で予約を入れておいた。寄り道してその予約はテイクアウトをすると伝えて注文をしておく。実家から今朝届いた荷物を開封。レゴフレンズやバームクーヘン。私が色鉛筆をプレゼントすると言っていたのに、それを聞いた父親が自分の手柄にしたかったのか買ってしまったと母が呆れたように連絡してきていたから色鉛筆も。私は仕方なく六角知能箸という正しい持ち方を鍛える箸を注文してある。そのことはもう実家には話さなかった。盛りだくさんに興奮しながら遊ぶ。しかし今日はパーティーだからと、その準備となると張り切って一緒に買い出しに出てくれる。ケーキ引き取りの前にイオンリカーでこどもビール、私も今日は思い切ってちょっと特別エルダーフラワーも買う。トリアノンへ。ピンクの薔薇に緑の縁取り。その真ん中にプレートとかではなくケーキの上に直にチョコレートで、おたんじょうびおめでとう、とメッセージ。書体も明朝体みたいな。渋さに圧倒される。隣りで金のネックレスをしていそうな豪快なおじさんがマスクもせずに堂々とハキハキ喋ってる。さすが昭和感覚、うちと同じくバターケーキを注文していた。全く悪びれる様子もなく天然風にマスクしていない人、久しぶり。店を出て振り返ると、ドアに「マスク着用していない人の入店お断り」と書いていたけど全く意味なし。なんなら店員さん勢いに押され気味だった。そうは言ってもやっぱり生クリームのショートケーキが良かった、ってなるんじゃないの?ということで夫は不二家でカットケーキをひとつ買ってきていた。帰ってまずはおやつにそれを食べる。

夕方5時、子と二人歩きでパスタ屋に取りに行く。ピザにラザニアに子の好きなニョッキなど。しりとりをしながら歩く。途中の駐車場で前のマンションに住む美容師さんファミリーに会う。その家も今月引っ越しが決まったとの話。どんどん出ていってますからねぇ、とのこと。顔見知りがこの周辺から姿を消すことは、知らない街になっていくような感じ。でもその家族の新居はマンションを挟んでうちと反対側エリア。スーモを見ていたからもしかしてあそこかな、なんて思ったり。美容室が近くだからそれを優先的に考えた結果らしい。パスタ屋受け取り前にファミマ。お兄さんにも今日誕生日なんだと報告。コンビニも忙しくなってくる時間だからそそくさ退散させる。料理はもう用意されていてポイントに加えていくらかメルペイで支払い。帰って細やかなパーティー。と言ってもこどもビールで乾杯と料理を食べるだけ。それも洋食、私プレゼントの六角知能箸の出番は明日から。締めは例のバターケーキ。買っておいた蝶々のトッピングシュガーを緑の縁取りあたりに散らすとばっちりハマった。最近バレンタインに向けて100円ショップでは色んなデコレーショントッピングが売っている。何の気無しに見ていたら、バターケーキのデザインに合いそうな色合いの蝶々のトッピングシュガーが売っていたのだった。我ながら良い仕事した。ロウソクを立ててお祈り。クリスマスに自主的にしたお祈りが素晴らしかったので今日はこちらからお祈りを頼んでみる。今日は誕生日です、みんなでお祝いをしました。とても嬉しかったです。来週も6歳になっても、ずっと好きという気持ちをわかりますように。考える時間はまるでなかったのに、手を組んで目を閉じるとこれだけのことが割りとすんなり出てくるのほんとすごい。羨ましい。私もその訓練してみようかな。

夜、また体調が悪い。バターケーキのせいもありそう。甘いもの好きな私がふた口でギブアップした。朦朧と寝かしつけながら思う。感染とか、自分の身に何か起きることがなんでこんなに怖いのかって、自分の不調よりも今はより弱者の子を優先してあげなきゃらならないのがつらいのかもしれないと。例えば今もこうして、自分も足が冷たいのに子の足を温めなきゃならないとか。

 

2/2

124年ぶりに節分が2日とのこと、今朝はじめて知った。今年は豆まきの催しは無いだろうなと、調べられる限りの近くの神社仏閣の情報をみて諦めていたところ、馬橋では例年通り餅配りがあると仲良しママ友から教えられていた。それならもしかして今日なのでは?と慌てて連絡すると、そうかなと思って問い合わせしたら、節分というより馬橋の神社のお誕生日ということでこの日の催しなんです、と回答をもらっているとのこと。

「この青い空のように」という歌と同じ節でイエス様がどうのこうのって子がよく歌っていて、替え歌?子はむしろ「この青い空のように」を知らない。それを歌うと何それ違うよ、変なのと言って自分のイエス様の歌を主張してくるから、気になって朝の送迎時に先生に確認。ずばり替え歌なのかと聞くと、どちらが先かわからないけど、この歌もずっと昔からあるのよと言う。賛美歌にはけっこうそういうものがあるらしい。ふーん。でも私はこの青い空のようにで育ったから、守ってくださる〜、とかいう終わり方はなんだか気持ち悪い。

降園、皆んな手作りの鬼のお面を持っていたり付けたまま出てきた。幼稚園には毎年鬼が来るというイベントがあるけどそれは無し、豆も持ち帰り。公園ではお面をやめて遊び出す子が多いなか、我が子はいつまでも鬼をつけてはしゃいでる。なぜか小さい頃から頭に付ける系が好きみたい。お友達の家に行ってもカチューシャタイプの物とかあれば、とにかく付けるようなところがある。鬼のまま公園から帰り。学校前を通るとちょうど下校時間で、すれ違う小学生が「鬼だ鬼だ」とわざと怖がるようなリアクションをとってくれたりした。子は得意になって、今日は絶対カレーといってその後八百屋へ行く時も、わざわざ鬼のお面を持って出た。5時過ぎのスーパーにも寄ると、惣菜コーナーに人だかり。恵方巻一本680円。恵方巻ってそんなに高いのか。それでもすごい賑わい。子が買ってみたかったなとグズグス言うので一応夫に報告して、そこでは買わずに帰る。寒風が吹きつけて寒い。夫は出先からあちこちスーパーに寄り道しながら、安い恵方巻を見繕って帰ってきた。

今週は感染者数が減ってるような数字だけど、検査数が違うとか、別管轄の検査はカウントしていないからとか、怖い。検査はやってほしいし、数も把握できてる範囲ででも正しく教えてほしい。

今日はこの家にきてからはじめて夫が子とお風呂に入った。でも寝かしつけは私。すると気づけば夫はまた出掛ける服装に着替えていて、マヒトくんが高円寺の路上で歌ってるっていうから行ってくるわと出て行った。夏頃だったか、夫らと同じ舞台に上がったときの配信で、絵になるほどの飛沫がキラキラしていたことを思い出してゾクっとする。マヒトくんの人気と。密集は大丈夫なんだろうか。最近にしては珍しく帰りが遅すぎる時間だから感染対策に喝をいれるべくメッセージをする。ごっちゃんのところだから大丈夫、という全く根拠のない言い分が返ってくる。

 

2/3

トモズが朝9時からなのは分かるけど、他の薬局はどうなのか、高円寺のサンドラッグまで行ってみるけどまだ開店前。そうなるとツルハも自信無いから安定のオッケーストアに駆け込む。朝のオッケーは入園以前に知り合ってきたママ達によく出会う。ここで同窓会してるかのような朝のスーパー。会った人に高円寺の薬局開店時間情報をもらう。ツルハも9時。皆9時に子を送り届けてから行動開始してるからその時間に入れる店を把握している。

今日は馬橋の例祭。自転車でお迎えに行き時間まで公園で遊び。引っ越しをひかえたクラスのママと引っ越し話で盛り上がる。実は経済的条件とか近い人だったようで、不動産屋対応でかけられる言葉が同じ。結局1LDKから2DKにはなったけど中野区へ。でも彼女は新築にこだわりもあるようで、それには聞いてた皆んなで、えっ!贅沢!となったけど、彼女曰く、いや新築で入るのはお得なんだよ〜とのこと。どれくらいの評判か、これからどんな層がやってくるか、分からないから最初は安いらしい。そこからデータに基づいて設定賃料があがっていくと。知らなかった。新築に出会えること自体珍しい。時間がきて馬橋神社まで。なかなかの行列。ママ友は少し前に並んでいて、今朝もオッケーで会ったママ友は少し後にやってきた。氏子だかの祈祷が終わって餅配り。行列が動き出す。紅白の餅とダースひと箱と甘酒が振る舞われる。4人の子どもが集まり鳥居のところで雰囲気も良いから写真でも撮ろうか、とすると誰かが動く断念。皆んなで近くの公園に移動。仲良しママ親子が子に誕生日プレゼントをくれる。これはもう事前に新井薬師の花丸ショップに買い物に行くと報告を受けていた。子にこのお洒落なママ友の影響は大きくて、自分がお洒落を意識した時は「たびちゃんママも可愛いって言うかな?」とか、彼女にお洒落を見せたがる。いつも彼女の派手派手しいイヤリングや、アイラインの目尻をツンとあげるやつ、カラフルなキャットラインに憧れている。私がそんな刺激を与えられないだけに、こうして子どもがトキメク種類のお洒落な存在が近くにいてよかった。しかしそのママ友の子がまたギャン泣きスイッチが入ってしまい、あまりゆっくり話せず解散。めーちゃんの誕生日プレゼント買いに来たといったら、花丸ショップの子もプレゼントを付けてくれたよ、と聞いた。めーちゃんはあの辺の人ら(ケケノコ)のアイドルだから、と。ありがたい。絵本を返しにだけ図書館に寄る。返すだけ!と子にキツく言われて中にも入らず返却ポストに放り込む。

帰ってプレゼントを開封。リンゴ型の透明ケースに入ったオモチャのブラシやビーズで出来たフルーツのゴムやブレスレットなど、レトロポップな「おしゃれセット」可愛い。いつまでも見つめていたい、私が。小さい頃から、息がつまるような可愛いものは手を出せずに、ひたすら眺めて妄想しているような子どもだった。我が子はガンガン使う派。次々に引っ張り出して惜しげもなく身につける。でもこれが本来の使い方なんだろう。ハム太郎のくじステッカーも。これは私達も買いに行きたい。花丸ショップの子は、また子のイメージっぽくもある昭和レトロなプラスチックのキーホルダー。皆んなありがとう。

そういえば、私の取材記事が一年間限定条件のもと公開された。原稿自体は1ヶ月で校正までも終わっていたのに、その後各機関でのチェックやら日程を合わせなくてはいけない関係でこんなに時間がかかってしまった。それなのに一年。虚しい。聞けた話の三分の一くらいではあるけど、それでもこんなに具体的に地元についての話が文字として残っているわけでないのに勿体ないと思う。

 

2/4

朝の支度をしていると、おかあさんといっしょから妙なメロディが。気になってテレビに目をやる。キノコの歌。そこは知ってる歌だった。イントロが不可思議な雰囲気。

送り後委員会作業。他クラスとの意思疎通が難しいという課題。スーパーに寄って帰り。

帰りは広い公園へ。クラスの子の、緊急事態宣言中は休ませているという小学生のおねえちゃんが一緒に公園に来て本を読んでいる。ママに緊急事態延長になっちゃったね、と言うと深く頷きながら、もう行きたいっていうからね、と観念したように言った。公表される感染者数が減っているようだけど濃厚接触者を追わなくなっただとかいう話だし、そもそもこれで減ったとか思えたりしちゃう自分達の感覚ももう麻痺してるよね、と私達はやり場のない苛立ちを抱えながら話し合った。去年の運動会の時期、開催予定一週間前の感染者数が500人超えたら中止ですと園の発表があって、もうそんなになるわけないでしょうとその頃は思えていたのに、あれよという間に現実になっていた。そんな話から家の水圧問題のその後話。中野区住まいのママが言うには、この辺りの家は本当に差がすごいよね、とのこと。新しい立派な一軒家があるかと思えば貧困借家みたいなアパートがあって、この辺に住んでいた時は家探しも大変だったけど、弥生町の方に来たらそんなに差がないと言っていた。うちも、逆に南台から高円寺にやってきたから、その感じなんとなく分かる。分かっていてもここから離れる勇気がない。どうにかやり繰りしたい。3時、ファミペイクーポンで無料菓子を貰いながら帰る。

夜、夫が帰る早々、いや驚いたと。もう地元に帰ったとばかり思っていた元東京屋のハマさん家族がまだいた、と。ごっちゃんのところにいたら奥さんと娘に会って、子の終業式まではいると聞いたらしい。安心した。いずれ会えなくはなるのだけど、いつなのかがはっきり分かってちゃんとお別れができそう。

今夜は子が寝た後も起きていられる。ヨーグルトを食べたり冷凍鴨そばを食べたり。

 

2/5

ポイント10倍の朝のトモズは園ママだらけ。そこから私は業務スーパー。平日朝の業務スーパーはパラダイス。商店街まで出てみるとサンマルク前に子ども乗せ電動自転車ががっつり並んでる。高円寺ママは送り後サンマルクに溜まるらしい。私は帰ってから再びオオゼキへ出かける。今日は料理酒1リットルが99円の大特価。ほぼそのためだけにオオゼキ。でもついでに小さいローカル店ながら品揃えは良いところ抑えている100円ショップ。そしてもう一度トモズ。買い物で半日終えてしまった。

帰りは広い公園。最近は園近くの小さな公園が工事中で狭くなっているから遊びづらいのだろう。公園後はまたファミマに寄ってファミペイの無料コロッケをもらう。しかし子はホットスナックコーナーを見てしまったばかりにハッシュドポテトが食べたくなって歩きながら泣く。はじめは説明したり妥協案をだしたりしていたけど、面倒くさくなって家を通り越してセブンにも行ってみることにした。でもハッシュドポテトは無し。また泣き出しそうな子に、出かけてるお父さんに頼んであげるからとなだめようとしたら出入り口近くのちょっとしたグッズ売り場にハム太郎食玩。あれは何だ?!と盛り上げると子の機嫌は一転したけど、近寄ってみると一つ700円で私は顔面蒼白。でももうポテト諦めるし(というかこっちのほうがいいに決まってる)またゴタゴタするのが嫌だし思い切って買うことにした。それにこれならちゃんと遊びに使うことは分かっている。てもメルペイ支払いができなければ力尽くで店を出ていたと思う。

早速ハム太郎開封しようと急いで部屋に入ってホットカーペットのスイッチをいれて座りこんだものの全然温まらない。みたらランプがついていない。コードをあっちこっち差し替えてみても点かない。壊れたらしい、最悪だ。夫に連絡、島忠あたりで見てもらおうかと思って島忠に問い合わせたら在庫あるのは一万円くらい、ドンキに聞くと一畳サイズしか無しとのことで、それを夫に告げたら新宿まで見に行くといってきかない。一万以下はネットで買うしかないんじゃないかと思うが、もうどっちでもいい。とにかくできれば今日欲しい。ところが新宿では手に入らず。ホットカーペットが点かないとどうしたって寒くてたまらない。

 

2/6

今日はいよいよ加圧器の設置。その前にトイレの蓋が壊れていたことも判明。それと部屋のドアの建て付け、全部を一度にやってしまうために作業員2人と不動産屋から2人、朝の9時にやってくる。夫はその前に家を出た。不動産屋の2人は水圧を確認してから家を離れ、作業が終わる頃また来るという。水圧確認といってもこれは使ってみなければ分からない。見るからポタポタみたいなレベルじゃない限り、手で触ったくらいじゃ判断できない。それもシャワーくらい浴びてみないとだけど、何か呑気なことを言われようものなら、それならせめて洗ってみてほしいと言おうと思って、昨夜食べたナポリタンの皿をあえてシンクに残しておいている。そうしたらこちらの本気度を分かってくれるだろうというつもりだ。やってきた不動産屋の二人は初め、口では謝るものの、こちらをクレーマーの目でみてるかのようなリアクションだから、もしよければ洗ってみてくださいとトドメのつもりで言うと、その女性は喰らった様子を一瞬だけみせて、それなら失礼して、と言ってスポンジを手に取り洗い出した。はぁ〜ん、そういうタイプでしたか。こいつは手強いなと、判断できただけでも良し。とりあえず二人は退散。修理の二人がそれぞれ作業する。水回りのことで作業してくれる人は話の分かる人でこれまで連絡取り合ってきたわけだけど、扉を直してる若手の彼は清掃に来ているはずで、その時に気づくか報告すりゃいいのに、言ってみれば彼の意識の低さで今こんなことになっているのだから、今ここにいるだけでイライラする。水回り担当のいつもの人が大掛かりな取り付けをしている間、ドアの調整にどれだけ時間かけてるんだか。どうにか午前中で全てが完了。またやってきた不動産屋二人が、てゆうかそもそも弱いと思わなかったけどね、みたいな態度で確認してる。いちいち頭くるな。4分の一だと数値で出ていたのに。でも事前に伝えてはいなかった台所の手元灯、一度で点く時と何回か引っ張らないと点かない時があって、ルールがわからないんだけどと話すと、自分達でやってみてもどうにもならないことが分かったようですぐに新しいものに交換するという回答がだされた。これはラッキー。

夫がホットカーペットを抱えて帰ってきた。島忠に行ったら未使用の展示品なら六千円で売ってもらえたということでこれもラッキー。ともかく水圧、やれるだけはやったらしいから、これでダメなら本当に引っ越しも考えなきゃならない。

昼ごはんには夫と子がハッピーセットを買いに行った。子は行く前に買い物リストを書いていて「はつぴせつと」「ぽてと」とか書きながらもっとリストを充実させたいようで、他に無いかと言われたから、こないだ見かけたクリームブリュレパイを頼んでみようかなとクリームパイと伝える。しばらくして夫から電話。出るといきなり子どもで「ごめんねぇ、クリームパイないの」と言っている。夫が代わり、クリームパイって何?なんのこと?というからクリームブリュレであることを説明。もうその店では終了したのかもしれない。そこまで絶対ほしいわけじゃないからいいことも説明。ひとときの一人時間でダラダラしようと思っていたら地震。ビクっとした時ちょうど二人が帰ってきて、まるで地震に気づいていなかった。

今日は頭痛がひどい。花粉症なのだろうか。それでもニトリの店頭受け取りで注文していたものが届いているから、吉祥寺へ皆んなで行くことにした。私と子は先に家を出て高円寺の薬局に寄る。花粉症におすすめされている薬を見てみたけど今はとにかく頭痛をどうにかしたい。痛み止めの棚を見てると店員さんがやってきて、強さの度合いや種類の説明をしてタイレノールをおすすめしてきた。馴染みがないから決めかねていたら、コロナでも使えるのはこれですと言われてドキリとする。実際コロナ感染した人もこんな感じで日常的な体調不良と思って薬局にくるのかもしれない。何かの伏線だったら、と少し慎重になりながらもその場で薬をのむ。夫が来ないので子と二人で吉祥寺へ。プラザでバレンタインチョコの下見をしたりスリーコインズで日用品を買ったり、その向かいの広いガチャガチャコーナーを眺める。メイクセットのミニチュア、200円。おやつを買うのを我慢してでもやりたいという。こういう子が見つけてきた私には到底理解できないジャンルの物こそ執着して、そして案外大事にしたりする。メイクボックスかメイクセットの2パターンあって、はじめにそれを説明。ボックスだけだと結局メイクでは遊べない。それでもどれが出ても良いならやろうという約束でやると出たのはボックス。苦笑いしている。やることはやった。歩き出すとグズグズ言ってやっぱり全然納得してない。自分から他を我慢する提案をしてきてまでもう一度チャンスがほしいと。まぁ最近にしては200円は安いガチャだから、2回で一回と思えばやれなくないともう一度だけやらせてあげる。今度は違うタイプのやっぱりボックス。もうダメだ。本人も分かっておとなしく退散できたけど、気づいたらシクシク泣いている。だからガチャガチャみたいな何がでるか分からない物じゃなくて、見えてるもので買った方がいいよと私は言ったけど、それは人によるのかもなと心では思っていた。私は自分自身が小さい頃、こういった賭け事みたいなものが好きじゃなかった。皆んながUFOキャッチャーで盛り上がるのを、なんでこんな無駄になるかもしれないことで楽しめるんだろうと冷静にみているような子どもで、じっくりじっくり考えて買うものを決めて、買ってからも大事すぎて使えず眺めていた。子が自分で満足いく楽しみ方をして、でも何にするにも限界があることを分かってくれればいいか。

ニトリでソファやベッドに座ったりしながら今向かっているという夫を待つ。もう子は帰りたいし、でも私一人で荷物は持ちきれないしで、何をやってたのかといえば、やまちゃんが来ていたという。一緒に吉祥寺行こうって言ったけどそれは断られたらしい。荷物を分担してまた別れる。夫はまだ吉祥寺を見ていくといって私達は高円寺へ。仲良しママ友と韓国雑貨屋前のフリマ今週もやっているとのことで連絡を取り合っていたら、駅を出た目の前でそのファミリーに会って、皆んなで驚きながら盛り上がり。ちょうどそこに元東京屋ハマさんファミリーも通りかかり話し込む。数日前に夫が会ったという話、一度会うとなんか立て続けに会えたりするんだよねと妙に納得していたハマさん。皆んなでお別れ。私と子は高野にみかんを見に行くも高くて諦め。帰ることにして自転車に乗ろうとバタバタ用意をしていたら薔薇亭夫妻が横を通り過ぎる。この時間に南口のこんなところを二人揃って歩いているなんて、お店があったらこんな姿はみることなかっただろうなと思う。さっきのママ友と再び連絡取り合っていて店頭フリマ写真を見返しよく見るとシルバニアの人形らしきものがある。先週は無かった。夫に報告、帰り見れたら見てというと、安いから買ったと、先週からディスプレイに使われていた昔のシルバニアハウスも一緒に持ち帰ってきた。子のテンションぶち上がり。今日のガチャガチャミニチュアメイクボックスも上手に組み合わせて遊ぶ。我が子はやっぱりシルバニア遊びが一番しっくりくる。

夜、お待ちかねのシャワー。使える使える、シャワーだけで頭が洗える!調整きかせるほどに強くはないけど、久しぶりにすっきり洗えた感。ようやく暮らしがはじまるという気持ちになれた。しかし管理不動産屋に対しての不信感は変わらない。この不手際忘れないからな。いつもよりリラックスしてお風呂に入りながら、子が今日皆んなに会って写真撮ればよかったねと言ってきて、そういえばそうだったなぁと余裕のできた心で思う。

 

2/7

南向きのベランダで、午前中は明るく陽が差し込む家。子がベランダでアイスを食べる。水が解決して、良いところもあるじゃないかと楽しめる余裕も出てきた。体調も整って、やっぱり環境が身体的に影響していたんだと実感。棚が完成して物がしまえて部屋もすっきり。居心地良く家で過ごしてしまう。今日は図書館で人形劇の日。懸念していた中途半端な時間はやっぱり前後の時間どう過ごそうかというまま、少し散歩をしようと3時頃歩きで家を出る。緑道、久しぶり。前から来た散歩スタイルのおばさん二人組が、私達が通り過ぎた少し前を指差して「見た?お花咲いてるわよ、ロウバイよ」と子に話しかける。今日は暖かくなったから咲いたのか、もうすぐ春になるということ。緑道を抜けて、韓国雑貨屋のPKPフリマを見て、戻るようなかたちで図書館へ行く予定。公園脇からPKPを目指して前を見つめていると、ハマさんファミリーが同じくPKPへ引き寄せらるように歩くのが見える。子と二人足早に近づいて、また会えましたね!と声をかけると、お互い仰け反りながらもハマさんはやっぱりねぇ、と言っていた。フリマは今日はお馴染みのサンリオグッズ。ハマさんの娘はいまいちサンリオを通らないんだよねという話だった。うちも何を買うでもなく来た道を引き返す。途中で今日一緒に予約した友達のひとりが、自分の体調不良で行かないわという連絡がきた。ということは人形劇後も遊ばず帰ることになる。これまた半端な時間を過ごすことになりそう。人形劇の部屋に入るとまず並べられた椅子の数の少なさに驚いた。正味7人くらいの子どもとその保護者のために一時間劇をしてくれる。贅沢。そして最初の短いパペット劇が始まるや否や子ども達は大爆笑。さすがプロの舞台は違うなと思わされる。今までもここや区の催しで人形劇は見てきたけど、こんなにも一同に皆の心を掴む現場は見たことない。パペット劇のあとは人形劇。おむすびころりん。今度は古めかしい人形の登場で子ども達が少し様子見状態になったけど、人形の動きがまた細やかで、ちゃんと笑いを誘う動きもあって、徐々に子ども達が引き込まれていくのが分かった。中だるみしてしまいそうな場面も確かな技術で目を惹きつけさせている。こんな短い話で一時間あるんだと不思議に思っていたけど、一時間かかることも納得な充実っぷり、大満足な人形劇だった。子は早速おむすびころりんの絵本を借りて図書館を出る。このまま帰るには勿体ない時間。オオゼキアプリのチラシを見ると今日は色々が安い。夫のハマっている鴨だしどん兵衛も98円。買い物した帰り、家の周りで地域猫の写真をいちいち撮りながら歩く女性が前を行き、行き着く先は同じアパートだった。猫好きの人がいることに少しだけ気持ちが緩む。

今夜はシチュー。食べながら不動産屋にメール。水圧、良くはなったけどそれでも一般的な通常通りというわけではないんだよという、完全には認められない状態であることも含みながら言葉を並べる。神経使う。よく考えたら人の家に住んでるって変な感じ。今まで当たり前すぎて気にしたことなかったけど、ここは誰かが生活するつもりで造られているんだろうかと疑いたくもなるような家。

 

2/8

昨日と変わって寒い朝。午前保育は落ち着いて何をするでもなくもう迎え。今日は公園へは行かない。他クラスの子がオリジンに寄るのを見て吸い寄せられるように入っていきタコ焼きを強請られる。ついでに買い物もしたいからスーパーのやつにしようと言ったけどこのタコ焼きじゃないとダメらしい。仕方なくオリジンタコ焼きで真っ直ぐ帰る。

今日の私は眠気で怠い、だらだら。ミューズの自動ハンドソープの故障をいい加減諦めて問い合わせてみると、購入時期と場所、シリアルナンバーを伝えると事務的に交換の話が進む。あまりにスムーズで、初めからその不具合は想定されていたんじゃないかと思えてしまうほど。ピカチュウのものは期間限定だから交換品はノーマルになってしまうこと、そして2ヶ月くらいかかってしまうことが条件だった。詰替も買ってしまった。待つしかない。

子どもとバナナブレッドの話が出て、それが評判なパン屋があるよと、しげくに屋まで行くがもうすぐ夕方、もちろんもう売り切れ。人気だから早い時間に行かないと無いんだよという話には子は納得していた。ユータカラヤで買い物して自転車に戻ると子が手袋が片方無いと言う。家からこの場所にきて、しげくにとユータカラヤのこの通りしか歩いてないから見つかる期待はできる。今きた道を引き返す。スーパーのなかはごちゃごちゃしてるし人も多いからどうだろう。通ったエリアを確認するけど見当たらない。ユータカラヤはごみごみした店内に店員さんの数は多い。会計レジを担当してくれたお姉さんがもうフロアにいて、落とし物を聞いてみると少々お待ちくださいと奥へ引っ込んでいった。今のいまで落とし物として届いている気はしない。まだどこか現場にあるんじゃないかと私は思っていて、これから出てくるかもしれないというつもりだった。夕方の慌ただしいスーパー。お姉さんが引っ込んでいった肉魚売り場の奥を見つめているとせかせかとビニールに包まれたピンクの塊を手に持ちながら出てきたから、忙しい時に声かけちゃったんだなと思っていると私達の前までやってきて、これですか?と差し出してきた。肉かと思っていたピンクの塊は子どもの手袋。これこれ、これです!とお礼を言って外に出る。今のいまで、もう届いていた。店員さんが多いのが良かったのだろうか。この場で解決して助かった。落とし物の定番片方だけの手袋にならずに済んだ。

夜になるにつれ自転車では出たくない。裏門の自転車置き場、出すのが面倒くさい。条件悪い家なのに前より家にいる生活になってしまう。夫からミカヅキモモコ倒産の話をきく。引っ越したいま使える物があるんじゃないか期待もあって、行こう行こうと思っていた矢先だった。何がいいってわけでもないけどチープ雑貨というだけで私の正義。無いとなるとより欲してしまう。辛い。

 

2/9

今日は島忠に行こうと思っていて送りのあとは表通りに駐輪。夫からもちょうど今日から島忠がセールだよと教えられた。10時過ぎに島忠へ。夫と待ち合わせて壁につかえるピンやシャワーヘッドを見る。セールといってもこんな細々したものには関係なかった。欲しいボックスの在庫なし、週末に入荷とのことメモ。ついでに無印も見る。夫は相変わらず無印やIKEAの物を自分の生活に取り入れる幻想があるようだけど、無印の価格帯は私にとっては最終手段。流し見。せっかくだから簡単なチェーン店からよしで昼ごはん。一人客スタイルの店は分かりやすく一人ずつで仕切られているし、実際その通りでペラペラ話すようなこともないから気を揉まなくて済む。その状況なだけで美味しく感じられる。

お迎え後は軽くいつもの公園。帰っている最中に不動産屋から返金額確定の連絡がくる。1ヶ月のおよそ三分の一。今までのケチっぷりを思うとなかなか良い。でも即答はしない。

今日はついに買ったこたつテーブルが届く。私は絶対必要と思っていたけど夫はなぜか今の小さい小さいテーブルにこだわっていて、不便なのは明らかだったのに質感が好きだからという理由。見た目ばかり気にするのもいい加減にしろよという感じ。それに比べたら確かに渋りたくもなるくらい値は張るけど、前に安いこたつテーブルを買って失敗したから、サイズを最優先しながら厳選した。できる限りでだけど大きくしたらストレスが無い。夫も納得していた。

厳選といえるほどまではしないで決めたシャワーヘッドは弱い水圧がより弱まってしまうような合わないものだった。

 

2/10

朝の送りから帰ると、珍しく下の家の人に会った。いつもうちが子を送り届けた後でもまだ子どもの声が響いてくるのは分かっていた。保育園は登園時間が家庭により違うのかな。朝がゆっくりな家らしい。お父さんが連れて行きお母さんと帰ってくる。

午前中は暖かいから家にいて、午後になって買い物へ。自転車でお迎え、図書館の時間まで公園。これがお決まりになってきた。園後の公園遊びはお友達もいるし大人の目もたくさんあるから割とのびのび遊ばせてあげられる。気がついたら奥の方で散歩中の犬と戯れている子ども達がいて、その中に子の姿がみえたので私も近寄る。二人の飼い主と何匹かの犬、それぞれに皆んながキャアキャア群がっていて、子が相手している犬を連れた飼い主の男性が「すごい慣れてますねぇ、飼ってるんですか?」と私に聞いてきた。日常に猫がいるだけでも犬への対応に違いがあるのか。と思ったけど私はいまだ犬の扱いが分からないし、多分好きこそ物の、だ。

夫がガストでPC作業をしていたらしく、いまだけのお買い得なテイクアウトメニューを買うかと連絡がくる。唐揚げ、コロッケ、ポテトにソーセージといった茶色いジャンクなセット。買ってきておきながら、やまちゃんはケンタッキーのお得なセットだってと言われたら断然ケンタッキーの方が良いだろうと私も思う。

夜、少しも目覚めることなくよく寝れたのは猫の運動会がなかったからだろう。

 

2/11

休日。夫はまたガストにPC持って仕事に行った。最近コーヒーを止めることにしたと言っていて、ホットドリンクの種類が豊富で助かるとか。良い天気。子にベランダでラムネを飲ませて私は洗濯を三回。冬に愛用しているモンベルの靴下、気づいたら踵が擦り切れていて焦った。分厚いからまさかそんなことになるとは思わず。あり合わせの糸でダーニング。

今日はオオゼキがマヨネーズ148円の広告、早く買いに行きたいけど夫の荷物いくつかと、待ち構えているこたつ布団がなかなかこない。小さめサイズの長方形こたつにはシングルサイズの掛け布団がちょうど良いらしいけど、省スペースこたつ布団にしたかった。前に使って四隅の形の違いは快適だった。夫の荷物受取が完了したところで諦めて買い物。オオゼキから阿佐ヶ谷のしまむらへ。夫も今から阿佐ヶ谷に来るというけど子がお腹空いたというので食べれる場所を探してぷらぷら。阿佐ヶ谷の商店街は薬局天国。寄り道しながら進む。ずっと探していたミヨシの泡せっけん詰替が普通に大量に売っている。少し高いけどもうAmazonで買ってしまおうかと思っていた。重たくなるけど3個購入。同じ薬局なんだから高円寺にも分けてほしい。結局ランチはサイゼリヤ。いつも行く高円寺より狭い気がするけど忙しそうで私達の前にはおじさん一人しかいないのに入店までなかなか待たされる。席に着いたところで夫も合流。帰り道もまた薬局に立ち寄り。マツキヨですみっこぐらしの子どもシャンプーを見つけて購入。近所ではこのタイプはプリキュアしか無くて、あのうるさい絵のボトルは嫌だ。最近子が自分で頭を洗いたがるので、また子ども専用のシャンプーにしてあげようと思う。それもあって、洗いやすいように明日は人生初のヘアカットをする予定。はじめてだからキッズ専用美容室を予約した。週末は二週先くらいまで予約でいっぱいで、明日の夕方ならば空きがあった。お団子ヘアを嫌がるようになってからポニーテールばかりで、フサフサがジャマで洗うのも乾かすのも子どもの毛量なりに大変で、やっと解放されると思うと嬉しくなるけど、クルクルで茶色い赤ちゃんの頃の名残が切り落とされてしまうことに少し寂しくもなって、夜はたくさん写真を撮る。その前に、明日は幼稚園のお誕生会の日。しかもたまたまクラスのお当番の日でもあるらしく、スペシャルが重なって子のテンションが異常に高い。

 

2/12

いつも通り今朝もおかあさんといっしょを観ている。「オナカの大きな王子さま」という歌、作詞作曲にある通り、小椋佳感、すごい分かる。親が聴いていた曲調そのまま。良い歌。

今日は寒いけど春の風。送りの後一旦帰って、お誕生日礼拝の時間になったら誕生日保護者も参加に行って帰ってまたお迎えに行かないといけない、慌ただしい。去年までは朝から当番皆んなでカレーを作って子ども達と食べて降園まで園にいた。気が重いイベントだと入園前から思っていたけど、全然そんなことなくて今となっては懐かしい。今月は年長のクラスにお誕生日の子がいないのは去年から分かっている。クラスにはあと双子ちゃんと一人男の子がいるのだけど、男の子は体調不良で今週はずっと休んでいる。年少さんも女の子一人。入場時から終始、子はワクワクがたまらない最高に嬉しそうな顔をしていて、離れた席から良かったねぇと心で呼びかける。お誕生会は誕生月の子だけでなく、皆んなが楽しそうでそれが良い。手遊びしたり歌ったり。恒例の質問コーナーのお題は好きな食べ物。何というのだろうとドキドキしながら見ていると、温かいうどんとのこと。そうだったのか。そうなのか?同じ質問を親も答える。私は考えに考えてタイ料理です、とあえて子ども達に馴染みのなさそうなものを言ってみた。辛い、酸っぱい、甘いが食のなかにあって、そのどれもが好きなのは本当。パッタイというタイの焼きそばみたいなものは辛くないので皆さんも食べてみてくださいと教える。司会の若い女の先生がいちいちリアクションしてくると思ったら最後に「タイ料理、先生も好きです」とコメントしていた。彼女、いかにも好きそ〜、女子会しそう〜と私の心のなかで感想を。これで解散。帰ってまた2時に。

お迎え後は近くの公園。仲良しのみーちゃんと記念写真を撮るとせがまれ二人の写真を。早めに帰っておやつ。次のイベントはヘアカット。時間が近づくに連れ、本当に切るのかと落ち込む私とは反対に子は張り切っている。

夕方、高円寺から吉祥寺へ。電車に揺られながら仲良しママ友に寂しさを報告、心機一転!と励まされる。そうだよね、いずれは切るんだし。今なら記念に託けられる。少し早くついて、またバレンタインチョコを眺めに行く。買うより見てる時の方が楽しい。アトレなんかは、コロナ中であることを忘れているような賑わい。カルディもプラザもこないだ見た時より品薄になっていた。美容室のある建物に移動して、子ども向け雑貨フロアで時間潰し。キラキラとしたヘアゴムやパッチン留めが並んだコーナーを見てときめいている。今から切るのに胸が痛い。切ってからも使えるのたくさんあるねとフォローすると、子は案外気にしてなくてとにかくカットが楽しみらしい。玩具コーナーもダラダラと見る。さすが子ども関連を充実させた施設なだけあって、数少ないながら抑えるところ抑えててドンピシャなものばかり。夫もカットをするところを是非みたいということで駆けつけた。いよいよ美容室。付き添い入店は一人までということで私が同席。入れ替わりでひとり子どもがいただけで、同時にカットする子はなく、夫の待つ外からでも中は筒抜け。見ての通りクルクルなんですが、切ったらストレートのオカッパになると思い込んでいるところがあるので、という説明などを美容師さんに話す。子どものカットは早い。30分でシャンプーからカット、ブローにセットまで済んでしまう予定。はじめは緊張していたけど、一度ハサミを入れると吹っ切れたかのように、カットされながら美容師さんと話す姿はもう大人のそれと同じだった。みーちゃんていうお友達がいて、同じ髪型にしたいとかなんとか。赤ちゃんの頃だけの細くてフワフワのクルクルは無くなったけど、まだ自然なカールがついてて、大人はこれが羨ましいんですけどねー、と美容師さんは笑う。ほんとに、くせっ毛なくらいの方がいい。でもそれは無いものねだりという一生理解し合えないやつ。きれいにブローして前髪を編み込みしてもらうと、リボンを巻いたヘアピンを刺してくれるサービス。出来上がった姿はなんだか七五三みたいだった。

地下で値引きされてる食品を買う。ただのスーパーより高そうな気もするのに意外とそんなことなくて、ただ質が良い。でも子は「温かいおうどんを食べたいの、お誕生会でもそう言ったでしょ!」と、言ったばかりにその気持ちが高まってしまってる。うろうろ迷っている間に、子ども二人連れた吉祥寺ママがいつものことのように半周みただけでサッと決めてサッと買って颯爽と帰っていくのを見てこれは信用できる、買いたい。てことで弁当ひとつ惣菜ひとつ、別のスーパーで惣菜ひとつと、これまた年配の吉祥寺マダムが2個買いしていたこちらも値引きされたイチゴ大福をひとつ、買って電車に乗る。それでも帰ったら子には温かいうどんも。あの地下、穴場だねと盛り上がりながら食べる。たとえ日常的に行く場所じゃなくてもコスパの良いところを見つけるとテンションあがってしまう貧乏性。

 

2/13

水圧はある程度改善したものの、風呂場は湯水の混合ができない。手元でちょっとぬるくしたりの調整ができないのだ。これは子どもと入浴する身としてはすごく不便。いや、一人でも今までの生活で当たり前に体に馴染んでいる使い方が通用しないのは地味にキツい。その事で不動産屋にメール。真っ向から意見が違うために話にならない。

昼過ぎ中野のカルディへ、いよいよお友達へのチョコを買いに行く。普段から週末のカルディは入店まで並んでいて近寄らないけど、そうして制限してくれているだけに入ってしまえば逆に見やすい。結局ディズニーキャラのチョコエッグにした。お菓子の太子堂でも電車型チョコの駄菓子。そのまま高円寺へ。髪を切ったら本当にママ友の言うように心機一転したのか、手持ちの洋服のことをそれじゃないとかなんとかグズグス言っていて、今日は着替えが大変だった。これは幼稚園の日には面倒なことになるぞと思って、できるだけ安い服を買っておきたいからたんぽぽに来た。その前にちょっとむげん堂に寄ろうと、純情商店街のアーケードを目指したら、サンドラッグの前あたりで何人もの人が上を見上げている。皆んなの目線の方向、お茶屋さん上を見ると、なんと虹が見える。雲が輝いているかのような塊の虹。雨も降っていないのに虹があるんだなと、というかそもそも空に虹が出ているのを目撃したのが私は人生初かもしれないのだった。前にママ友とそんな話をしていて非常に驚かれたのを覚えてる。急いで写真を撮り、無事虹を見られたことを報告。むげん堂でステンレス食器の小さい器を2つ。鈴のついた指輪かと思われるゴムがあったので、子の細い三つ編みに付けてあげるといって好きなのを選ばせて買う。北口の店員さんはなんか無愛想で、返品交換できないとか普段言われないようなことまで言われると、なんでこっちの店に来ちゃったんだろうと少し後悔してしまった。店を出て早速ゴムを付けようとしたら2個ある鈴のひとつがボンボンから外れていて動いてしまう。結えてしまえば同じなんだけど、あぁこの不良に対してあのセリフだったのかなと、でもそういえば器の代金しか会計なかった気もする。1つ100円のはずのものを2つ買ってゴム入れて会計が200円だった。あえてレシートは見ないで、そのつもりになっておこう。裏をぐるりとまわってたんぽぽへ。子は道路端を飛び跳ねるようにして遊びながら歩くからその度に鈴がチリチリと音をたてる。子がたんぽぽに行く気になってくれているけど正直期待はしていない。コンスタントに選べる物があるわけでなく、ある時ない時ムラがある。でも今日はタイミング良い日だった。大きめのユニクロのロンTとカーディガン。100円コーナーにグレーのチュールスカートがあって、鏡前で悩ましい顔して合わせていると、側にいたおばあさんが、素敵よ、とっても似合ってる、とニコニコ様子を伺われているのでやめるにやめれずそれも購入。収穫があると達成感、気分がいい。自転車をおしてパルを抜けようとしたけど早速バーンイサーンの店先をみて、気分あがったついでにタイ料理でも買いたくなった。これがお誕生会で私が好きと言っていたタイ料理だよ、前に食べたから食べれるよね?食べる?と聞くと子も食べたい食べたいと乗ってきた。裏にまわって自転車を停めて、裏口から覗いて注文。まぁまぁ待たされてその場にとどまってしまったことを少し後悔。しりとりで気を紛らわせた。ここは昔は安くて少量だったけど、いつからか少し値はあがったけど量も多いスタイルになった。味も遍歴がある。今そんなに悪くない。受け取ったテイクアウトはずっしりしていた。一応週末恒例のPKP前を通ると、またシルバニアのぼうけん島という海の家みたいな大物がある。子は自転車から降りたい降りたい見たい見たいと騒いだけど、これはそんなに安くない。なだめてひとまず帰り。裏門の辺りから子どもの声が聞こえると思ったら、下に住む同じ歳の女の子が自転車に乗ってお母さんと出てくるところだった。いってらっしゃ〜い!と声をかけてすれ違ったら、女の子が大声で名前を呼びながら駆け戻ってきた。早速名前を覚えて呼んでくれることが嬉しい。「これ、めーちゃんの?」とヘアピンを差し出してくる。驚いた。出掛けに気がついて、てっきり家のなかで落としたと思ってたから外で探すつもりもなかった。そこに落ちてたよ、と教えてくれる。おかあさんもこっちを振り返っていて会釈をし合った。もっと話したり一緒に遊べたりしたらいいけど、なんだか家の付近ではまだ落ち着かない。細い通路を占拠するように停めてる大きな自転車とか、なんとなく負い目になっている。これから帰る夫にPKPに今日もシルバニアがあることを連絡。帰りに見てみるとの返信。次に帰ってきた時にはもう箱を抱えていた。子は歓喜。普通の家よりもこういった変化球の方がなぜか家としてよく遊ぶ。

夜、起きていられたからアイスを食べながらテレビを観ていると緊急地震速報。お?と思うやいなや揺れ。どんどん強くなる感じ。あの時を思い出すような揺れ、やばい。家中のものがガタガタ音を立てる。まずいかもしれない。子を守るというより、もしものために起こした方がいいのではと駆け寄って声をかけながら半身抱き上げても起きない。仕方なく布団に包んで覆い被さるようにしてじっとする。定位置も決められず適当に棚の隙間に置いてたような物がドコドコ落ちてくる。止まった。子はずっと寝たままだった。テレビは途端にどのチャンネルも地震報道。恐ろしかった。家族皆がここにいようが不安しかなかった、怖かった。気持ちが全く落ち着かないけど報道を観ながら食べかけのアイスを食べる。もう全然美味しさなんて感じないし、甘みで安らぐこともなくて、溶けたら勿体ないからただ口に運ぶ。宮城だかの局の放送でアナウンサーが「私も地震の時はマンションの4階にいたのですが…」みたいなことを話していて、局にいた人じゃなくて、家から来たの?!早い!夫が、知り合いのアナウンサーから聞いたけどアナウンサーは局から半径何キロ内とか住む場所が決まっているらしいからね、とのこと。どの局でもそうして地震は別場所にいて駆けつけてきたというアナウンサーが体験談を話していた。福島だったか、局のフロア固定カメラの映像。談笑していた男性三人、地震が起きたら瞬間、皆が身を隠すでなく慌ただしく動き出し各自の持ち場についたのか、ひとり奥からカメラを担いで出てくる様子が映されていて、緊張感ある職場、人生がドラマだなと。朝まで延々とこの地震報道が続きそう。テレ東は卓球の試合。夫はずっと玩具置き場の棚を押さえていたらしいけど、シルバニアハウスの中だけは子が遊んだあとそのままで、ここが一番建て付けいいなと言っていて、これには笑った。

 

2/14

ガスが止まっていた。電子レンジも動いていて、ケトルも背後の引き戸ギリギリまで落ちかけている。この家の耐震がまずいのか設置が悪いのか。置き方見直さないといけないなと夫。

地震でも猫は姿を消していたけど、今日は昼間から騒がしい。ボロボロになったペーパーヨーヨー、もう問屋買いしてしまおうかと思ったほどだったけど、適当な量で売られていたのでメルカリで買う。

昼過ぎにセントラルパークへピクニック。でも風強い。出ていた夫も合流、少し遊ぶ。3時過ぎ、夫がごっちゃんのところへ行くというので子もチョコレートを渡しに行くことになった。子と二人で早稲田通りの瀧ちゃんに寄って駄菓子のチョコを買う。今日の瀧ちゃんは子どもでぎゅうぎゅう。ごっちゃんのとやまちゃんに、あとさらに小さな五円チョコみたいなものをいくつか買って店を抜け出す。そのまま進んで馬橋通りまで。まずは未完成。ペンは持ってるから、何か紙類は売ってないか、楽譜ノートを見つけてもらってそれを買う。店横の縁石のところでノートに手紙を書く。学生の頃よくやったノートの折り紙でハート型に。これとイチゴをよく折った。ハートは二種類あったはずだけど、もうひとつの折り方は忘れてしまった。ごっちゃんの店に着いて無事チョコを渡す。手紙をちょっと見せてもらうと、お友達とのお手紙交換定番のメッセージ、「〇〇ちゃんだいすき」というやつの下に、丸や四角に数字が書かれた絵。まさかのお金。ごっちゃんはお金が好きだから、とふざけて夫が言ったことを真に受けてしまった。表に出るとヒロポンと彼女。ちょうどよかったとコインチョコをあげる。いま古着屋の閉店セールに行ってきたとのこと。まさに今から夫とごっちゃんも行こうという話だったらしい。ヒロポンは古着ではないっぽい根本敬のTシャツを買っていた。私と子も帰ると見せかけて閉店セールを覗きに行くことにする。脇道にチャリじいの姿が見えたのでその前を通ってチャリじいにもチョコ。皆んなちょうどよくいたね〜と子もウキウキしてるから、しれっと古着屋まで。見てると夫とごっちゃんもやってきた。300円のサーマルを買いたいような要らないような、でも迷う余裕は与えられず子が早く行きたいと騒ぐ。約束していた庚申通りにあるヨーグルトボウルを見に行く。オレオが入ったヨーグルトを買って表のベンチで開けてみる。私はどうしても気になってチューニャンドリンクも買ってみた。中国ではポピュラーな発酵食品らしい。酸っぱさのあるサラリとした甘酒みたいな感じといったらよいか。美味しい、かは分からないけどサッパリする。子の食べてるヨーグルトは粘り気が強く、これは確かに美味しい。トッピング的扱いでなくヨーグルト自体がスイーツという感じ。自転車に乗せて行こうとしてると向こうからスーさんと彼女。洋服のスーさん、まるで別人みたいですぐには気づかなかった。久しぶりに見たスーさんの洋装は渋く洒落てて、和服姿よりも貫禄があった。注文したピザが出来る頃だと言って戻っていった。北公園の脇を通ると遊びたい!と子。機嫌も良さげだから付き合ってあげる。薄暗くなってきたから退散。パルの向こうから今度はやまちゃんと夫。また二人でいる。これまたちょうどよくやまちゃんにも駄菓子チョコをあげられて、子のテンションが最高潮。いや、明日幼稚園を休んでピューロランドに行くことが楽しみ過ぎるのもある。平日に休んで車でピューロに行きたいと言ったら夫の都合が良いというのは明日だった。天気予報は雨。でも屋内だし、予定通り行くことにした。子は張り切って一言発言するたびに自転車のイスから立ち上がって、坂上忍みたいだよと注意。二人と別れて先に帰る。トレファクに寄り道。この外ラックだけは見ることが許される。450円の服だと思ったら会計は250円くらい。私もテンションあがる。まるちゃんに間に合ったかなと思ったら6時からサザエさんスペシャルだった。スペシャル、という響きによってさらに全てが薔薇色の子。