どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年2月15日〜2月28日

2/15

朝から曇っていて全く明るくならないけど子はパチリと目を覚ます。今日のお楽しみに気合いが入っている。胸いっぱいで朝ごはんも食べられない。野菜ジュースを飲ませる。私は昨日の冷めたコーヒーに牛乳をいれて飲む。夫がコーヒーを飲まなくなってからコーヒーが減らないし、淹れるのが面倒になった。私は元々毎日、朝に1、2杯くらいしか飲まない。このコーヒーをやめて何か変わるとも思っていないから、その1、2杯のために8杯まで作れる前より大きくしてしまったコーヒーメーカーを作動させるか個包装のドリップコーヒーを買うかしないとコーヒーが飲めない。その夫、いくら声をかけてもなかなか起きてくれない。10時のオープンから行きたかったのにおそらくもう間に合わない。なのに起きたらちゃっかり朝ごはん食べてシャワーもして、もうかなり本格的に降り出した雨のなか車を取りに行った。

車で一時間ほど。ピューロは朝10時からイベントごとが立て続けに組まれていて、何度行っても攻略しきれない。アトラクションもあるしグリーティングもあるし食事もしなきゃだし小さい子向けの遊び場もあるし、で5時には閉館。慌ただしいったらない。でも今は遊び場は閉鎖してるし、メインのミラクルギフトパレードもない。これで予定は組みやすい。おまけに悪天候。本当に車で来れてよかった。地下駐車場もスカスカで入れて、しかもそこの通路だけでしかない置き物が見れたりする。入場して早速の子ども連れ限定のキャラクターグリーティングには間に合った。整理券をもらって後で行く。アトラクションも次々と体験できてしまう。こんなことは初めて。グリーティングはマイメロディ。でも触れることも出来ない。ベンチを挟んで向こう側にマイメロちゃん。手を振って、あとはベンチに座って写真を撮るだけ。ただの動物園。やっぱりキャラクター着ぐるみは触れて、触られて、動作でコミュニケーションがとれてこそな気もする。でもせめてこれだけ近寄るためには、今日またグリーティング権利をゲットしなきゃならない。ボートライド、去年来た時は改装中で乗れなかったから2年ぶり。私はただふわふわと乗っているだけだったけど、子はちゃんと流れている話を聞いて、キャラクターの人形の様子をストーリーに当てはめていて感心してしまった。子どもの遊び場が無い分の浮いた時間で何度も飲食する。ディッピンドッツも食べれたし、はじめてシナモンカフェも行けた。ピューロの食べ物といえば青やピンクのカレーとか、デコデコでこった食べ物で私としては食欲失せる見た目だけど、意外と実は味が良かったりする。子どものお弁当のそぼろ、生姜が効いていて驚いた。ポテトの揚げ具合も良い。子が周りにいるお姉さん達を指差して、自分も頭に付けるやつが欲しいと言った。それからよくよく見ると若い女の子のほぼ全員がキャラクターのカチューシャをしている。とくにクロミが多くて、それも全身コーディネートして仲間と揃えたりしている人達もいてキマってる。クロミはそんなゴスロリのような、バンギャ感すごいけど、ポムポムプリンを頭に乗っけてるよりも断然かっこいい。その彼氏はバッドバツ丸とか、よく出来てるなぁと感心。ギフトパレードもなくてミラクルペンライトの出番がほぼ無いだけに、次に今ここで楽しめるのは確かにこの被りものしかない。どうせ付けるなら子もクロミにして欲しいとすら思う。本人はマイメロだとか言ってたはずなのに、いざ買おうとすると取っ替え引っ替え決まらない。こういうのはどれが可愛いかというより自分の好きなキャラクターのものを付けるんだよと教えても、結局ミュークルドリーミーというよく今までたいして気にかけていなかったキャラにしてしまった。ただ小さい子向けなのは確かでアニメもやっている。紫の猫耳。つけ襟もセットで付いていて、これはこれで可愛いからまぁいいか。もし本当に推したいキャラができた時にはまた買う楽しみにもなる。グリーティングはシナモンの仲間のモカちゃんを選んで並んだ。同じ2月生まれ。こちらもベンチを隔ててしか会えない。しかもこのグリーティングではキャラクターもマスクまでしていて、それは可愛い。前にいたお姉さん達は話せないキャラクターとの交流慣れしていて、「モカちゃんは何か決まったポーズとかある?」と優しく聞いていた。そうするとモカちゃんは両手を頬のあたりに添えた。そうなんだ〜可愛いね〜、じゃあそれをしよう〜、と言って同じポーズで写真を撮る。なるほど。しかし触れ合えないというのはなんとも達成感に欠ける。スケジュールの合間に何かをしようとするとピューロのなかを行ったり来たり。真ん中のエスカレーターで、多分孫だかを抱えていた長州力とすれ違って驚き。その後のカワイイ歌舞伎では司会の人が早速そのことを舞台上で話していて、ここは現実世界を持ち込んでいいところなんだなと、ちょっと受け止め方が分からなくなった。閉館目一杯まで遊び、外は雨が上がってキラキラしていた。帰り道、少し離れてしまうけどせっかくだからと、どうにか子をまるめこんで南大沢のアウトレットに寄る。シルバニアショップは改装中で残念。夫は待ってましたとばかりにアディダスで買い物。私は別にアウトレット価格じゃないんだけど欲しいからモンベルの靴下。帰り道はもうぐっすりの子。夫がナビから外れてかつや系列のから揚げ専門店からやまを探す。行きのルートで見かけてから、帰りは買って帰ろうと決めていたらしい。テイクアウトして無事9時前には帰り着く。もう歩いて帰れるくらいのところまできて声をかけるとやっと子も起きた。けど帰ってお風呂入ればまた寝るのだけど。私がこんなに遅くまで家を空けていたのは引っ越してはじめて。猫は大丈夫だっただろうか。準備している間に皆んなで唐揚げを分け合ってつついて、長かった一日が幕を閉じる。

 

2/16

今日から現実的な一週間。保護者会。一年を振り返り。このクラスは絶対的な一人がいてその意見に引っ張られていくようなことはないし、目立ったマウンティングもないけど、どこまで人の意見を受けとめていくか。そんな感じの話とか、テーマが多くて忘れかけ。

お迎え後は広い公園。暖かいくらい天気が良い。水遊びをしているクラスの子をみて自分もやりたいと子が言いに来たからママ達の輪を離れて、その水辺にいた会えば話すパパと、彼の仕事まわりである、やや文化的な話を。こういう人が近くにいることは多少身が引き締まる。私も人に伝えられるようなことを傍に持っておきたい気持ちになる。

満足に遊んで子の気分が良いところで、仲良し親子にバレンタインチョコ渡しに行こうかというと賛成してもらえる。中野の公園で遊んでいるというので駆けつける。タビちゃんは物をあげた時のリアクションが良く、喜んでくれている様子が明らかだから本当に嬉しい、あげ甲斐がある。このママ友とは話が尽きない。今日もあらためてコロナの話。そろそろ会おうかと言っていた友達と、やっぱりせめて緊急事態宣言後にしようかとかお互い自粛の気持ちをもって決めたら、ちょうどその人がコロナ陽性になってしまったと。やっぱり自粛の意味はあるねと。そして都内で一人暮らしの大学生の親戚の子が、いわゆるコロナ鬱になってしまったとかでギリギリの状態だったという話。親の勘で、地元から急いで駆けつけているけど、それまでに様子を見にいってくれないかとママ友が言われて、訪ねていき間を持たせたけど、それがなかったら危なかったかもしれないという話。まだまだ世の中が油断を許さない。

5時の鐘がなって解散。子がどうしてもすき家の牛丼が食べたいというので、また家を通り越して買いに行く。夕方の駅前は騒々しくて、こんなところに住んでいたなんて、不思議に思ったりもする。

不動産屋からメールの返信あり。水圧が改善したのであれば、もうこれ以上やれることはありません、とのこと。もう1ミリも譲らない姿勢。

 

2/17

朝、園についてから子に「リュック持ってきた?」と言われて無いことに気づく。急いで夫に連絡、こっちも帰るけどそっちからも持ってきてもらうとする。青梅街道の長い信号に引っかかってイライラ。渡ってしばらくのところで夫と出会う、大急ぎで園に戻り先生に渡すと、先生達は中に入って門を閉めた。待っててくれたんだ、バツが悪い。

いまだ水栓のことを調べてる。家事は早く済ませなきゃならない洗濯くらいは最低限やって、あとは水栓、そんなことでもう迎えの時間。

今日は図書館だから荷物を持って自転車でお迎え、広い公園に寄る。最近はおやつも持ってきておいて、手を使わないで食べれるハイチュウとか、食べながら図書館に行こうというとサッと遊びを切り上げられる。一番乗りで図書館に到着。私がカードを出したりバタバタしていると、そこで待ち構えてくれている職員さんの前に立って、名札のひらがなを見つけて読みあげる。お話し会は基本ボランティアの方と図書館職員のサポートで成り立っていて、いまはたった15分、手際と選んだ絵本によっては2冊でお終いになってしまうこともある。今日のチョイスは紙芝居と大型絵本で、広い部屋でも皆んなが見やすいし有り難い回だった。終了後の絵本選び、最近なかなか借りたい絵本の在庫が無い。そろそろ予約かな。ぐりとぐらの絵本をあらためて手に取ってみると、「やまわきゆりこ」のはずが「おおむらゆりこ」となってる。旧姓か。あれほどの物を世に出した人でも、その後名前を変えるんだなと、それに対してどんな思いがあったかは分からないけど、結果その旧姓を乗り越えて浸透していくほどの作品をその後作り出しているからネガティブさは一切感じられない。やまわきゆりこの絵は昔のものなのにどこか今でもあって、子どもの普遍的な世界を丁寧に描いているのが分かる。図書館後は仲良し親子と久しぶりにプラザ遊び、5時まで。児童館だった頃はさらに一時間、6時の閉館まで遊んでいたなんて今では考えられない。

子を寝かせたあと起きあがってテレビを観る。ハッピーセットのCM。姉妹の姉がハッピーセットを卒業したというストーリー。うちもハッピーセット、ポテト塩抜きにして頼んでそれでも食べきれなかった時期から、今ではふつうのポテトとバーガーでもナゲットでも、残さず食べきれるようになって、大きくなったんだなと思えたりしてるから、このCM泣けてしまう。いくら先には明るい未来しかないといっても、卒業という響きは寂しくて切なくて慣れない。

 

2/18

園にはサークルもあって、私は一応絵本のサークルに所属していた。何をするというよりも、飲んだり食べたりしながら絵本についてやそれ以外のことまで、おしゃべりするだけの会みたいなものだったから、矯正をはじめて飲食が不自由になってからほとんど参加してこなかった。今では集団で飲食することが表立っては出来ないし、他サークルも活動自体ができていなかったのもある。でも今日は年に一度の先生から絵本についてお話を聞く会を開催する。やっぱり保育従事者の経験や視点だったりは参考になる。今回は担任でもある園で一番長く務めてきた主任先生。日頃から絵本について自分の考えを話してくれていた先生から今さらあらためて聞くことがあるのかなと思っていたら、先生がOL時代の話から保育士になった経緯など、自分と共にあった絵本の話をしてくれて、心から楽しめる。絵本そのものよりも、その人がどのように形成されたのかが興味深い。出版社でお茶汲み仕事をしていた時代に出会った水木しげるの話とか、都内出身だからこそ身近にいたであろう著名人家族の同級生の話も、私とひと回り差の時代のことはワクワクした。先生の薦めてくれる絵本は、その影響なのかそもそもの好みなのか、我が子が選ぶものが多かったりして、それもなんか嬉しかったり。ラジオ好きな先生らしく、ひとり語りが上手で二時間みっちり笑いも起こりながら皆んなが聞き入った。私も急遽レシート裏にメモをとりながら。

お迎えはそのまま買い物に行くつもりもあって自転車。まずは最後の粗大ゴミを出すために前のマンションへ。ファミマで子がお兄さんにマスクをもらう。ムーミンの優しい色合いの使いやすそうなマスク。何かくれる時は、どうしたの?いいの?と聞くけど、大体いつも大丈夫大丈夫、とだけ返される。夫と合流し、管理人室へ。管理人さんもゴミ出し日は把握してくれていたから朝から鍵は開けてくれていたけど、最後だから屋上に上がらせてほしいとお願い。迷いなく、いいですよと屋上の鍵を貸してくれる。今日はどうかな、向こうの方に富士山がみえるよ、と笑顔で管理人さんは指し示す。はじめて見る屋上からの景色。私達の住む街が一望できた。学校、公園、飲食店、今の家のうちの部屋。中野、新宿、スカイツリー。としまえの花火があがっていた辺り。西の山々は分かるけど、あいにく天気がいまいちで富士山ははっきりしない。このロケーションが評価されているのか、CMやドラマなど数々の撮影に使われているようだけど、何がそうだか見て確認できたことはない。こんな景色もう二度と見ることはできないだろう。すごい場所だったんだねぇとしみじみ。

昨日ママ友に手作りクッキーを貰って、自分も作りたいと子が騒ぐから、デコレーショントッピングを買いに行くはずだったのに、夫もいるばかりに一人で行ってきてと言われて、二人で先に帰ってもらう。私は中野まで。ダイソーでバレンタイン残りのカラーチョコペンやトッピングシュガーを買う。ついでに肉屋で買い物など。ミスド向かいの台湾から揚げも今がチャンスと買ってみる。注文してからも待つから大体並んでいて買い渋っていた。熱々のまま持ち帰る。子の食いつきもいいし美味しいけど、もう買わなくてもいいかな。

夕方なのにクッキー作り。台湾から揚げ食べてしまったし、適当に夕飯。それなのに夫は「今日までだったから」といってバーガーキングのワッパーJr.半額を買ってきた。しかもまたやまちゃんと行っていたみたい。もう食べる食べない、好みは関係なしに、お得を見つけ出して買い漁っているだけだ。

夜は寝かしつけから寝てしまうけど、やり残している感覚はあって薄っすら意識がある。踏ん張って起き上がり夜中に米を炊く。

 

2/19

最近の子は教えてないのにカタカナを書く。「ネ」が難しい気がする、バランスが必要。

今日は月に一度の歯科矯正日でもあるし、それに合わせて先週から計画的にお預かりを入れて美容室を予約した。はじめての指名予約。今まで誰になってもハズレなしだったけど、私の髪質を把握してパーマをかけてくれた女性で今回は指名して、ラブコールのような妙な気恥ずかしさはあるけど安心感を得えてもいる。歯科は10時。15分くらいで治療は終わるから10時半予約にしておいて、45分くらいからお願いしますと備考に書いた。ところが今日の治療にトラブル。何かが折れただとかで時間がかかっている。診察台に横になったままハラハラ、終わった時にはすでに45分。急いで美容室に移動。こんな時こそ最短ルートを余計に頭でうまくいかなかったり。11時に到着。ちょうど受付で担当の方が私に電話を入れているところだった。11時予約にして45分に行くとすればよかったと後悔。でもここから挽回。いつもイメージを説明するだけで画像は用意していなかったけど、今回はちゃんと、それも予約サイトのホットペッパービューティーから選んできた。画面を見せるとサッと目を通しただけでカット開始。大丈夫かなと少し不安に思っていたら案の定イメージよりも短いような。でも写真うつりと美容師の技術的にみたのでは違うものなのかもしれなくて、これが本来のスタイルなのかもしれない。どうせ伸びるんだから帽子かぶってればいいや。

お預かりのお迎え時間。先生にも指摘されるくらい、今週は子のテンションがやたらに高い。そのノリのまま遊びに行こうかと仲良しママ友に連絡すると子どもと甘味処でお茶してるとのこと。そんな平日の特別な時間がなんかもう懐かしい。やろうとすれば今でもできるはずなのに、お友達の付き合いやら明日に備えた日々のやり繰りで、いつの間にかそんな余裕を失っていた。この仲良しの子は二年保育で春から園通いをする。今のうちにその時間を堪能しておいて、と返信してオオゼキだけ寄って帰る。夫から、松本さんの店で無印の小さい収納ボックスが出てるとの報告。私は使い道がまだないものを買う気はないのだけど、この報告の時点で夫は買うつもりだったのだろう。ガタガタと騒々しく帰ってきたと思ったら、その収納ボックスをチャリじいに手伝ってもらいながら運んできたようで、冷蔵庫を漁ってヤクルトを持ってまた出て行った。前の家でも荷物を運ぶのにチャリじいにお世話になったことがあって、知り合いが住んでると言っていたけど、またここでも知り合いが住んでるとのことらしい。ここではどんな人がいて、どんな生活時間で暮らしているのかまだほとんど見えてないから私は不気味にも思っている。顔馴染みと繋がりがある人がいるらしいということで少しだけ気が緩んだ。

 

2/20

髪型、短くてセットするのに逆に時間が掛かってしまうことになってイライラ、ストレス。もう二度とここまで短くしたくない。今日も暖か、子はベランダでアイス。部屋が落ち着いてきたらこの家もそんなに悪くないと思える、お隣さんと接してないこの部屋だけは。全体的にはまだ緊張感。建物を出入りするのにもピリピリしてる。

午後、甘い物が食べたくて、それならデニーズでバースデークーポンをついでに使おうと子と高円寺へ。パルをぶらぶら歩きながら、古着屋の外ラックでカーディガンを千円で買う。下手したらこの冬はもう出番が無いかもしれないけど、外ラックの掘り出し物は嬉しい。デニーズ、子は外が見える席がいいと言って、呼ばれた中の場所を見送ると、次に待っていた家族も見送っていたから同じくやはり子どもは窓際席が良いらしい。子はバースデークーポン、私がパフェを頼む。食べ終わる頃、夫が仕事帰りに寄ってドリンクバー。コーヒーをやめてドリンクバーでいろんなお茶を飲むのが楽しみらしい。上から見ていると駅前広場で戯れる子どもは割といる。北口の広場は南に比べて、より土着的などうしようもない大人がたむろっている印象だけど子どもは気にしない。お店をでたら自分も駅前広場で少し走るという。夫に任せてその間に管理不動産屋に電話。もう水回りの件で対応するつもりがないのは分かっているけど、何がどうダメなのかを説明してほしいのに。明らかに居留守を使われた。電話口の人にもう直接業者に電話するからと告げる。

パルの眼鏡屋で表のサングラスを通りすがりに買ったり今日の買い物の仕方は無駄がなくて理想的。恒例のトレファクの外ラックもチェック。

夜、水回り業者と電話が繋がる。出だしから会話にならずに断りをいれてくる。何か様子が違うなと思って不動産屋と話したかと誘導的に聞いたら、ごまかせなかったのか夕方電話したとポロっと言って、やっぱり不動産屋が根回ししていたと思える。本当に酷い。悔しい。

 

2/21

今日も天気絶好調、それだけで何をしようかワクワクする。子はベランダでメロンソーダ

花見には早いけどレジャーシートを広げて座りたいと子のリクエストで、どこへ行くかのあてはないけどお弁当作り。子も連れて行くメルちゃん人形におままごとのお弁当を作ってやる気満々。早い時間ならセントラルパークが良かったけど、あそこは出遅れると場所がない。夫がホットモットの感謝祭で唐揚げ弁当が340円だから買いたいと言っているためそっちの方面へ出ることにした。夫が弁当を買っている間に出会ったママ友にも相談しながら馬橋公園へ行くことに。お天気、外でレジャーシートにお弁当、メルちゃんも連れて遊べる、この環境に大満足の子のハイテンションっぷり。小学生の知り合いファミリーに会って、小学校の事情やボーイスカウトの話を聞く。これまでの様子からして子はキャンプとか自然のなかで遊ぶことの関心が高い。小さなプリンセスソフィアのガールスカウトの話、こういうのプリンセスじゃなくてもできるよと言った時は目を輝かせていた。実際はガールスカウトは慈善活動が中心といった感じらしく、さらにどこにあるかよく分からない。その小学生のボーイスカウトは近くだし詳しく話を聞くと良さそうに思う。しかし小学生から。そこまで興味が続けば考えてみよう。広々とした馬橋のなかをあっちこっちして充分に遊んだ。なんでも広場では凧上げをしている親子がいて、木に引っかかってしまった凧をまさかと思ったけどお母さんがフェンスによじ登っていって外した。その間、その息子と我が子が頑張れ頑張れ声援を送っていて、お母さんも自分で「こんな母ちゃんいないよ!」と乱暴に言い放っていたけど、なかなか高いフェンスをよじ登っていく姿、本当にそんな人いないと思う、すごかった。遊んだあとはこちらの希望も聞き入れてくれるから、そのまま阿佐ヶ谷の西友からダイソーしまむらを見て回って帰路につく。コーヒーフィルターを買いたくて業務スーパーに行くも、会計が行列で諦めて帰宅。それにしても一人分だけでコーヒーメーカー使うのはどうも面倒。

 

2/22

委員会作業。次年度も同委員会の役職つく私達は引き継ぎ。この委員会はこの一年も割と通常通りのことをやってきたから仕事もある程度見えている。スケジュール管理を気にしていければ、やることは慣れたものだから特別問題は無し。

家に帰ると夫が作業をしていて、その工程でトイレが使えない。生理的場面の不自由は本当にストレス。こればかりはどうにかしてほしくて何度も確認するけど、トイレという個室以外では無理という。これでは作業のためにも少しでも広い家にするかと考えた意味も関係なくて、こんな質の家だし、前以上にストレスを重ねることになってる。

今日は迎えも自転車。天気が良く、いつもと違う公園へのお誘いがクラスLINEにあった。うちはクラス全体がどうこうよりも、仲良しのみーちゃんがいるところに行きたいだけなのだけど、帰りのタイミングが合わずどこにいるか見失い泣きっ面になった我が子だったけど、結局その皆んなが集まる公園に行ったら、ほどなくしてみーちゃんもやってきて、もう!めーちゃんそこで泣きそうになっちゃったんだよ、と真剣な顔でみーちゃんに伝えていて可笑しかった。縦長で見通しの良い公園は居心地よく4時まで遊び。今日持ち帰りした紙粘土で作ったケーキ、自転車に乗る時に壊してしまって、これにも子は泣きそうになった。ボンドを買うためにキャンドゥまで行くことには子もおとなしく同行。そのまま業務スーパーまで寄り道してコーヒーフィルターも無事購入。斜め向かいにはもうすぐモスバーガーが出来るらしい。モスはあると確かに便利だから待ち望んでいる。家に帰るとなんと同じコーヒーフィルターが置いてある。買いたいと言っていたから夫が気を回して買ってきていたらしい、自分はもう飲まないのに。言っといてくれてもいいのに。夕飯は家牛丼、疲れ切ったのか明日のモルカーのためにか、子はわりと早寝。

 

2/23

モルカーが楽しみすぎて子が早起き。私も初めてちゃんとみる。この時間帯のテレ東、ウゴウゴルーガの流れか。そんな感じのちょっとシュールな雰囲気の子ども番組が続く。モルカー以外はすぐに飽きて結局Eテレ。健全で良い。今日は祝日だから特別な子ども向け番組がいくつかあって、それだけで楽しめている子は、いくら誘っても外に出たがらない。今日もクラスLINEで近くの広い公園で遊ぶ人が多数いることがわかっている。外で遊ばないならそれはそれでいいけど、どうせ出るなら少しでも早い時間にしてほしい。だらだらテレビを観たりしながらおやつを食べていたから、まともな昼ごはんを食べるでもなく昼過ぎに広い公園。もう人が入れ替わっているだろうからちょっと遊んでスーパーに行こうという軽い気持ちでいたら、クラスの子達が数人そこでお弁当にしてまでまだ居た。昨日から別のママ友からの連絡で噂には聞いていたカエルとその卵が、そこで遊ぶ子供達の餌食になっている。ずっとお友達がいるから飽きることなく4時まで公園遊び。どうにか退散できて、予定通りにスーパーを回って帰る。祝日なのに、いつもの夕方みたいな感じ。なんならそれより早めの夕飯。そうして一日が終わる。私も早寝。夜中に目覚めて炊飯器セット。

 

2/24

みいつけた!のエンディング、グローイングアップップがはじまった。今年もとうとうこの季節。胸がぎゅっとなる本当に良い歌。毎度言うけど、星野源がライブでこれを歌ったら泣いてしまうかもしれない。いや、なんならグループ魂で歌われても泣くかも。

今日は前回の修繕で発覚した手元灯やトイレ蓋の付け替えや扉の建て付けの直し。10時頃二人組でやってきて昼過ぎまで。浴室ドアの開閉が建物全体に響かせるようなノイズ音だったのに、不動産屋には「気圧の関係でそういうものです」と言い切ってきていて、でも業者に直接言ってみたら直してもらえた。本当にいちいちイラつかせる不動産屋だ。

おやつを持って広い公園から図書館。児童館の頃からよく遊んでいた子が久しぶりに来ていて、お話し会あとも遊びながら話していると、近くのファミレスでバイトをはじめたという。旦那さんは個人の在宅仕事。コロナの大打撃を受けたとかで、せめて子どもの習い事代くらいは捻出しないと、とママが一日三時間、週三とかでホールのバイト。切実すぎて身につまされる。

今日は絵本をたくさん借りれて私もワクワクしてる。早く絵本の時間にしたい。夕飯は特別買い物をしていないからパスタにする。夫は仕事の話で自転車で原宿に行っていたとかで、途中の広いらしいOKスーパーから連絡あり。近所のOKでは買えない物があれば、と頼んで、でも私達の夕飯はパスタ。バタバタと夜、早寝。

 

2/25

最近は子どもが前夜から着ていく服を予定するから朝ぐずぐず泣くことはない。ただ、ちょっと寒いからこの方がいい、とか予定変更しようとすると、途端に焦りだして、服を決める前に泣き出す用意が出来上がってしまう。しかし今日はお預かりの日で、時間も長くとっているからご機嫌でテンション高い。

せっかくだから夫と家具を見に渋谷に行くことにした。先週だったか、夫が観ていた「家ついて行ってイイですか?」シングルマザーで子と同じ5歳の娘の回をたまたま寝る前に目にしてしまった。その親子がベッドで身を寄せ合う様子に、以前からベッド憧れがあった子の想いが爆発。それから今週は毎日、畳んで厚みをだした布団を自分だけの小さいベッドということにして寝ている。

郵便局でそれぞれ支払いなど済ませてから電車。原宿で下車して途中パンダエクスプレスでご飯を食べて行くことにした。かつての賑わいは感じられないものの、表参道側はいつからかこんなものだったような気もするし、悲壮感はなくそこそこ人が歩いている。明治通りに差し掛かる前にサンキューマート。こんなところに。仕事の関係で竹下辺りは割と詳しい夫がそっちの店は閉まったことは分かっていたようだけど、ここにあったとは知らず、ともかく安い店は必ず寄る私達。春だからか、私や子好みの花柄モチーフの雑貨があるある。チープな雑貨で自分の生活に使えそうな物を見つけた時の高揚感こそが好き。花柄のクリアバッグを子に、同じ柄のケースを自分のサングラス入れに、夫はハリボーのグッズを購入。つい最近この場所にオープンしたらしい。出口の階段をあがりながら、相変わらずこれで喜べる自分なんだなぁと実感。この場所は元々食器屋さんだったと思う。田舎から友達と遊びに来ていたような頃から。いよいよ無くなったんだ。そこからも街並みを見ながら歩く。生活雑貨も扱うniko and ...のショップを見ると思い出すのは出産の時。同じ日に近い時間で出産した子と私の二人、部屋が足りずに初日は処置室みたいな場所に入れられた。全てをやり切ってもう終わった、何も考えられないといった状態のその日、簡易的に仕切られたパーテーションの向こうで、自分でやってる仕事が大変で忙しいもので、一ヶ月後には復帰しなきゃいけないし、薬ものまなきゃならなくて不安、といったような、この時点でもう今後のことを考えている声が聞こえてきて、ぼんやり感心していた。その後ちらっと、その仕事とはニコアンドの雑貨担当とかで大きな役職をしていているような感じが話から伺えて、一ヶ月検診で会った時も、産後という寝ぼけた感じはまるでなくて、すでに姿形がバリっとしていてデキる人という空気があった。それまでニコアンドの雑貨なんて邪道、というような位置付けで見ていたけど、それがそこにあるということだけでも簡単にはいかないもので、強い力で成り立っているんだと恐れ入るようになった。と、そんなことがぼんやり蘇ってくる。今はどこでどうしているのか。子どもが同じ誕生日で同じ愛称になる名前をつけことだけ分かっている。引き続き歩いて宮下パーク。他に考えるでもなくパンダエクスプレスのあるフードコートへ。安上がりにプレートを二人で分けて食べることにしたけど、いざあたりを見回すと、いま食をシェアするバツの悪さを感じてしまい、お腹が空いていたはずだけど呑気に食べていられず、さっさと肉をいくつか口に頬張って夫に託した。

まずはニトリから。なんとなくこんなものとは分かったけど思い切るまではできない。続けてIKEA、子ども向けのものは都市型店にはなかった。イースターのチョコレートだけ買って退散。結局私達は子のことばかり気になって、彼女の判断がない限り先に進めないでいる。

次の予定がある夫とは渋谷で解散、私は中野からそのまま迎え。かっこんで食べたパンダエクスプレスの肉で喉が渇きはじめて、ファミペイをみるとお茶貰えるクーポンあり。ナイスタイミング。今日の預かりはクラスの子が多くて子はご機嫌のまま。八百屋と薬局に寄って花粉症用の目薬。今日のお土産、と言ってIKEAイースターチョコを開封、どこを誰が食べるかと振り分けたりして子は喜んでくれた。4時まで保育だと、お互い充実して過ごせるのは確か。

夫がたい焼きを持って帰ってきた。どのタイミングで会ったんだか、やまちゃんのお土産とのこと。四ツ谷の有名なたい焼き屋らしい。サックリした皮も甘過ぎない餡も、シンプルに気高い和菓子の味。美味しい。

 

2/26

教えてなくても最近はよくカタカナを読んでいる。すごい。今日は幼稚園の都合で休園。朝から子が熱心に地図を描いていた。今の家から前のマンション、スポーツジム、ファミマ、そして広い公園。特徴を掴んで描けていて楽しい絵。その地図の通りに公園に行ってみようという話になった。昨日のサンキューマートのカバンは思った通り気に入ってくれて、お気に入りのぬいぐるみを入れて地図を丸めて散歩に出る。ファミマに寄っていつもの店員さんに地図を見せる。ジムの看板も確認。あとは渡れば公園。のんびり歩く。マスクをしていても香ってきた沈丁花がいい匂い。子が、これを香水にしたらいいね、とのこと。公園の丘の上、近くの保育園だかの子供達とちょうど入れ替わり。小さい子達が集めたらしい木の葉や実のお料理があった。子もそれに続いて落ちていたヨレヨレの花やどんぐりでケーキ作り。園の年少さんの子がひとりやってきて、その子はお兄ちゃんもいるからママから小学校の話を聞いたり。この辺りは小学校同士が近いから越境申請も出せたりすることはわかっている。でもあまりに越境が多いのか、年々厳しくなってるとの話もきくだけに、来年はどうなるかは分からない。この一年に準備すること、考えなきゃならないことを思うと頭が痛い。と、目を離していると子が池の隙間でつまずいて片足が濡れた。お腹も空いたし、すでに朦朧としてしまった頭で挨拶して帰る。

せっかくの平日休みだから吉祥寺のシェーキーズに行かないかと夫。自分の仕事の都合でもあるっぽい。正直シェーキーズのバイキングスタイルを思うと気が進まないが、珍しく子がその気だからとりあえず行くことにした。で結局は私と子で先に吉祥寺へ。電車を待つ間、ホームから見える色んな看板の文字を子が読み上げる。ひらがなカタカナが読めるなら当たり前に思ってしまうのだけど、私がタイ語を勉強していた頃、文字の読み書きは、例えば丸文字だとか太文字になっていたりだとか、ちょっとデザインされたフォントになると途端に読めなくなったものだった。それよりも日常的に目にしているというのはあるだろうけど、デザインされていても文字として読めることに感心してしまう。

シェーキーズ付近で夫を待つこと数分。もうランチどきは過ぎた時間なのに店は賑わっていて、相変わらず自分で取りに行くバイキングにやっぱり私は少し警戒してしまう。しかもビニール手袋方式をやめて、座席ごとに消毒を置くだけという、以前よりも対策が雑になっている。食事を取りに行く時はマスク着用と注意書きをしても、マスク無しで取りに行く人もいれば、そもそも消毒だってしてるかどうか。晒されたままの食べ物と不特定多数が触るヘラやトング。たかだかマスク消毒にどれだけ意味があるのだか。私はピザも終始フォークを使って食べる。隣には、今この店で一番ガサツな客なんじゃないかと思われる若者三人組で、たまに大きな声を出す。不快に思うけど、バイキングだとかそんな気遣いのない店に来た自分の責任でもあるわけだからこれ以上人のことをとやかくは言えない。それに、マスクしない人、大声出す人が皆んな感染者なわけではないんだからと自分に言い聞かせて冷静になる。食べるだけ食べたら子は公園に行きたいと騒ぐも、まずはサンキューマート。気に入って今日もハム太郎を入れて持ってきたクリアバッグ、今朝の公園遊びで早速角がボロボロになってしまった。今のうちに替えを買っておこうとせっかく店があるから寄り道。吉祥寺の店のある場所は、いなたさもあってどことなく懐かしい雰囲気が良い感じ。そのうち子が成長して、友達同士でこんなところに来るんだろうな、の入り口のような店。そして、それこそ入り口に置かれている、なんだか安っぽいオモチャを子が触って欲しがる。そういえば原宿でもその存在だけは気づいていた。よくよく見てみると、箱から飛び出ているのは、しっぽに見立てたカラフルなフワフワで、同じくフワフワの動物が何かしら入っているらしい。そのカラフルなシッポを引っ張ると鳴き声のようなメロディとブルブルするという、造りは古典的なオモチャ。全くこちらの感覚には響かない非常に子どもらしい物をねだっているので試しにひとつ買ってみると、こういうよくわからない物ほど、子どもが異常に可愛がるわけで。その姿をみて私達はついつい、また買ってあげたい、と思ってしまうわけで。ニコニコしながら井の頭公園。駆け回りながら遊具のところへ。散歩しながらさらに奥まで。井の頭公園駅の方、はじめてきた。そこも遊具がある。幼稚園終わりにしては少し遅くて、保育園の子が帰るにはまだ早い、中途半端な時間だからか、小学校高学年か中学生かくらいの子達がしっとりと遊んでいるだけ。今日は最高の一日!子が本当に満足した時に出るセリフ。寒くもなってきてマルイに寄り道。セリアで子がバスボールを買おうとするけど100円クオリティでまた寂しい思いをするのも嫌だから帰りに西友で買おうと提案。夫がお勧めする一階のスーパーを見てみる。食材も多く彩り良い惣菜類も、そのオーガニックな雰囲気の割には良心的な価格で魅力的。その場で製造しているピーナッツバターに惹かれて購入。貼られたテープを見るとお馴染みのライフの文字。ライフと同グループのスーパーだったらしい。こ綺麗でありながら親しみやすさも垣間見えるのはそういうことか。勢いにのってGUまで。行ったり来たりで子が疲れかけてきたのが分かった。薬局でピカチュウが描かれた子ども用リポビタンを買って、大人がパワー出す時に飲むのと同じやつだよ、と言ってあげると、それだけで気分があがってきて元気出てきた!と乗ってくれてGUまで。一応西松屋も覗く。前に私がしまむらで買ってあげたカチューシャを、髪切った翌日に壊してしまった。子どもの物なんてそうして次々入れ替わっていくものだろうけど、壊れたら余計にそれが恋しくなってしまう。西松屋にはありそうで無い。こんな時にクレアーズがちょうど良かったんだよなぁと心で懐かしむ。子に気付かれたくはない。私のせいじゃないけど、子に思い出されたら胸が痛む。そういうことがよくある。クレアーズも、としまえんミカヅキモモコも、あの良き空間を私達大人が継続させてあげられなくてごめんね、という気持ち。GUで見るのは子ども服。プライスダウンの服だけが現実的で、新しい服はぼんやり視界に入れるだけだけど、子どもが自分の高さにあるデニムのキュロットを鏡の前で当てて見ていて、これが欲しい、お願い!絶対これがいい、と、珍しく洋服にこだわりを見せてきたから値下げしていない服だけど買ってあげることにした。いま着替えて帰る。鏡を見ながら、大人みたいといって満足気。そんな子の姿を見ながら、この子の世代はあと15年はこの感じで生きていくんだろうなという気がした。サンキューマートで雑貨を買って、GUの服を着て。何か食べようといってはサイゼリヤ。型通りの物を身につけていると5歳の子も15歳の娘さんも、なんら変わりがない。下手したらもうこのまま大人まで、ライフスタイルが約束されているような感じ。自分の成長過程にはそんな定型がなかった。これはどんな大人が出来上がるんだろうというのはまだ見えない。

高円寺に帰りながら、子が「この服、デニャーズで見たおねえさんみたいでしょ?」と、子はお子さまメニューに書いてある通りにデニーズをデニャーズど呼ぶのだけど、そのデニーズでこの前ドリンクバーにいたお姉さん達みたいな服だったからこれだ!と思った、と話してくれた。姿形はうろ覚えだけど、肌色ストッキングを履いていて、珍しいけど今どきそれが流行スタイルなのかなぁと思ったことは覚えてる。子が生足だと思って気にしていたから、あれは足そのままみたいにみえる薄いタイツを履いてるんだよと教えて驚いていたけど、そこだけじゃなくて服装全体から気になっていたとは気がつかなかった。子のお姉さん憧れは強い。ビールやハイボールのCMは目を輝かせながら観ている。


2/27

お天気の午前中は家が過ごしやすい。子はベランダでおやつ。午後になると途端に寒くなるからそれから外出をするつもり。片付けしていると、前に園前でもらったチアクラブのチラシ。無料体験が気になってはいたけど先週忘れていた。軽い感じで子に聞いてみると思いのほかヤル気に満ちているからネットで申し込み。みーちゃんのママにも一緒にやらないかと連絡。二人揃ってやれるとなると子のテンションもさらに上がって、みーちゃんとポンポンで踊る絵を描く。夫が外から帰るなりオカダヤで今日までのポイントがあるというので、ちょうど暖簾のようにする布が欲しかったし、アルタにはサンキューマートもあるから皆んなで行くことに。新宿はいつぶりだろうか。地下鉄に乗りながら思い返すと、実に半年ぶりとかかもしれなかった。JRの通路とか東口駅前とか、色々変わっていく過程も見ていないから何がどうなっているんだか、いま行ったら足が迷って流れに乗って歩けないかもしれないなとドキドキする。コロナからだったか、その前から雲行き怪しかったかもしれないけど、コロナ禍真っ最中の半年前とはなんら変わらないアルタ地下の哀愁。目的地にしか行かないから他のフロアがどうなっているのかは分からないけど、サンキューマートはどこから人が来たものか、まぁまぁ活気あり。子のハマったモフコロなんちゃらというオモチャ、選びに選んで買う。その場で開けると狙っていたやつでは無し。苦い顔してガックリしているから、これは誰かにあげてもいいからもう一個やる。今度はすでに持っているアルパカ。古き良きチープ雑貨屋雰囲気のある店員のお姉さんに、交換させてもらえませんかと懇願、というほどでもなく、すんなり交換を受付てくれた。子が熱心に選んでその場でそっと開けて隙間から見てみるとまた同じ。もしかして偏ったものしかないとかですか?と純粋に聞いてみると、お姉さんも戸惑いながら、もう一度どうぞと心配そうに見守ってくれる。もう分からないんだよなぁと不安そうに子が選んできて、お願いお願い!と祈りだす。やっと違うキャラが出た。狙いとは違うけど、別のが出たらもう止める約束。お姉さんも良かったです、とホッとしていた。有り難いので私もトートバッグをひとつ買う。狙いと違うハリネズミだけど、これの方が絶対可愛いよと強気で言うと、子もその気になっていた。シッポを引っ張った時の鳴き声が持っているやつと何か違うと気がついて盛り上がる。安上がりな私達。でも安物買いの銭失い。オカダヤも、よくぞこんな場所まで買いに来てくれましたねと思ってしまうくらいアルタには縁のなさそうな客層。私はごくたまにしか利用しなかったけど、生地類が前の建物とこのアルタと、種類が違うとはいえ拠点が分かれてしまったのがどうも馴染めず、ますます足は遠のいている。結局理想的な物を決めかねて、ポイントは以前の生地館の前に出ているお買い得フリース地に使った。なかをみると、アルタにあったものと横並びで悩みたいような生地もあり、やっぱり売り場が離れていることにモヤモヤ。フライングタイガー、イースターらしいグッズが多い。にんじん型のエコバッグを購入。後の用がある夫と解散したところで、子がお腹空いて今すぐ食べたいといってきかない。久しぶりの新宿、人の流れも不安なだけにご飯を食べることにも緊張高まる。店を選ぶのになんとなく「うどん、」と口走ると、うどんが良い!あったかいうどんが食べたい!と子が押し切るので仕方なく思い切って目の前のかのやに飛び込む。カウンターだけで一人客ばかりだし、逆に落ち着くかもしれない。はなまるや丸亀が主流になる前、立ち食いスタイル蕎麦屋が軽食の選択肢で、なかでもかのやといえば蕎麦よりうどんだった。気がつかなかったけど、出汁は関東風、関西風で選べるらしい、そんな具体的な注文をしている人がいた。かき揚げ丼とかけうどんのセットにして子と分けて食べる。皆がちゃっちゃと食べて去っていくこのスタイルの店に、小さな子を連れてくるなんて白い目で見られるんじゃないかと何年も気にしてきたものだけど、赤ちゃんでもなくそこそこ量も食べれる子どもになって、母子二人となると逆に、これがあるのも世間だと、縮こまることもなく居られるようになった。大人しかいない店に、子も少し背伸びをしているような物分かりのいい顔して、すごく美味しいね、大人みたいに食べちゃったと澄まして言っていた。お腹も満たされたから歩いてくれる気になった子と帰りがてらルミネエスト。付近の人の流れからしてすでに以前のそれと変わらないなと思ったら、ルミネのなかはエレベーターで人が詰まる懐かしのあの光景。そこには警備員さんの姿も。待ってたよ!という気分。合わせていま感染はどうなっているんだろうという不安。とりあえず大人向けのだけどサンリオのあるフロアまでは行く。この店を見て今どきのサンリオのあり方がわかるけど、サンリオは何かしらの推しと合わせて使うアイテムになっているっぽい。変わらずサンリオのキャラとしてのグッズも作り続けてはいるけど、そうして時代を反映させて生き延びる策も並行してあるらしい。ここはそんな店。覗いてはみたけど絶対何か買わなくちゃいけないわけじゃないからと子を諭して退散。賑わいは戻っているけど閉店している店もある。地下鉄方面までテナントの様子を見ながら行く。フリークスストアの服が目につく。ヤボったいポケットがいくつも付いてるガチな釣りジャンみたいなベストが、キレイな花柄シャツに合わせられててギョッとした。そんな着崩し方はあるかもしれないけど、それを真っ向から推奨しちゃうのが怖い。数年前、韓国のWedanceの女の子がそんな感じのベスト着ててめちゃくちゃカッコいいなと思ったことあるけど、人によるし場合による。今ここでマネキンに着せるものではないのでは。

地元に帰って薬局とオオゼキでたまにはハーゲンダッツ。いつも利用する全スーパーでなんとなく価格を把握しておいていて、オオゼキの特売時の値段をみると、もう今はこれ以上安くなることはないんだなと判断した。数年前まではライフで税込130円くらいで買えていたはずなんだけど、今はオオゼキの特売日で税抜160円くらいが最安値。ふつうのアイスは特売日で税抜69円。これだけは時代が変わらない。

今日の子は相当うどんが気に入ったのか、夜もうどんを食べるとのこと。楽でいいけどそれでいいのか。

最近また寝る時間が遅くなってきてる。食事、お風呂、寝る準備、どこをとってもあと30分が早められない。

 

2/28

朝から夫が母親と電話をしていた。父の容態のこと、あまり良くないらしく入退院を繰り返しているのは知っている。洗濯物を干している後ろから、いやぁ大変だ、参っちゃうね、とか話しかけてきて、隣りの部屋が見えるくらい間近な場所で洗濯干しているわけだし、相槌も小さくしていると、どうせ関係ないもんね、と嫌味のように言い放ってきた。いま話かけられてもというだけのことなのに、というか、あぁ関係ないね!とはっきり言ってやりたい。面と向かって聞いていようが、最終的には正直関係ないんだけど。逆に身内じゃなくても共に生きてる人とは関係することあるだろうけど、結婚してるってだけで人の生死に関係するの?夫はどうしたかったんだろう。バツが悪かったのだろうか、いつもより丁寧な口調で予定を話して出ていった。

遅い昼ごはんにモルカーがちょうどいい。短くてキリよく終えられる。サンキューマートのおもちゃ、最後に出たハリネズミをとても可愛がって、一角のツノがある水色で派手なやつは要らないからごっちゃんに似合うからあげる、ということになった。先に中野の公園で遊んでからにしようと家を出る。緑道脇のお家の前に物がたくさん並んでいるのが見えた。減速して近寄るとガレージセール。店主は今いないんだけど、とその友人だとかいう小さな子を連れた女性が、値段書いてるけど表の物は0円って言ってたと思う、と教えてくれる。一見期待できそうでもないけど子どもも下ろしてじっくり見ることにした。よく分からない絵本は要らないけど、本屋さんの回転什器にあるような昔話絵本がけっこうある。子ども服も使えそうなものがある。選んでいると店主が戻ってきて、今日が最終日なので持っていっちゃってください!とあらためて推してくれる。H&Mの服とか子どもが無条件に好きな花柄のワンピース、サイズも合うものがいくつかあって嬉しい。店内にあったハンガーにかけていた他所行きらしいgapのワンピース、それもタダでくれた。絵本ははじめに価格があった場合のために3冊だけ選んでと子に言っていたけどタダとのことで5冊もらう。すごい、大収穫。処分したい理由があるらしく、もっと持っていきませんか?と最後まで粘られた。夫も合流して目的の公園。私も子も喜びで浮かれながら遊ぶ。夫が自転車をチャリじいに見てもらいたいけど夕方まで戻らないらしいとのことで、私もブレーキを直したいと思ってたからちょうどよかったと家族でチャリじい待ち。早稲田通りから高円寺に来て、私がサンカクヤマを見ている間に夫がクレープを食べると言って人気店の行列に並んでいた。何も行列の今日に食べなくても、と思ったけどなんせチャリじい待ち。私はつるかめへ寄る。でん六のひなあられ小分けパックが安い。3月3日のひな祭りの日は図書館のお話し会の日だ。皆んなに配るのもいい。色んなスーパーで気にしていたけど、つるかめが一番お買い得。そのことを頭に入れつつ。クレープ待ちの夫は道を挟んだ行列の先頭まできていた。店側では二組ほど待ち。向こうからやって来た若いカップルが話に夢中のまま自然と店側に並び出した。おそらくここでクレープを待つ皆んながハッとしていたとは思う。周りを見ろ!と念じていたと思う。店側に並んでいた割り込みカップルの前の人、つまりは本来の順番で夫の前のカップルの彼が紳士で、見かねたようで後ろに並んでますよ的なことを言ってくれた。ショックを受けたり照れたりするかなと思いきや、楽しそうなカップルは全く動じずに、引き続きニコニコおしゃべりしながら、こちら側の奥に並び直した。二人の付き合いが昨日今日ではないことが伺える。ここの定番らしい蜂蜜フレッシュレモンバターがいいに決まってるけど、子ども的にはイチゴが乗っかっていたりブルーベリーだとか、わかりやすく色味のあるものを選びたがる。私はだから言ったのに、という距離で引いて見ていると、通りすがりのおじいさんが隣に立ち止まってきて、カウンター前の子を眺めながら、子どもはいいねぇ、ほぅら待ちわびてるよ、と話しかけられた。確かに、カウンターを見上げながら小ジャンプしたりして、いかにも子どもの風情がありますけど、私はそういうつもりで見ているわけでは…と思っておじいさんを振り返ると、微笑ましい顔で子どもの方を見つめながら去っていった。当の子どもは、結局夫が無理矢理頼んだキャラメルっぽいクレープを、おかしいぞと気がついてはいるようだけどとりあえず食べている。食べさせたまま自転車に乗せてごっちゃんのところ。到着して夫はコンビニ、子は降ろした瞬間に店に飛び込んでいく。もふフワぬいぐるみをあげて説明。ごっちゃんは、あまりにそぉっと触ってるものだから箱から出せないでいた。子のハリネズミをたまに連れてくるから一緒に遊ばせてね、と言って一角のもふフワとお別れ。私と子は帰ろうかと自転車に乗せて、引き続きさっきのクレープを食べさせてると、向こうから男が駆け寄って来て自転車の後ろから「めーちゃん美味しい?美味しい?」とばぁっと顔を出して、そこでやっと、あぁ!やまちゃんか、と気づく。てっきりコンビニに行っていた夫かと思った。遠くから見た動き方とシルエットが夫と同じだった。あらためてよく見ると、なんだなんだ服も同じような恰好してるじゃないか。毎日のように一緒にいるから影響しあってるのか。話してるとチャリじいが帰ってきた。もう用件を聞いていたようで、どれ?と言いながら近づいてきた。私の方のブレーキも見てもらう。そのまま家に道具を取りにいって戻った時には夫もやってきた。皆んな集まって楽しくなってきてしまった子は再び自転車を降りるといって騒ぎ出す。そこにまた一人こにたん。子のヘルメットが小さくなったから買い替えないといけない話で、こにたんさんが、確か子どものヘルメット買うのに補助があったんじゃなかったかなぁ、と話す。そんなまさかのサービス本当にあるなら、むしろよく思いついたなと感心してしまう。そうして盛り上がる皆んなをよそに私と子は帰り。恒例のトレファクの外ラック。自転車に乗ったままの子と会話も出来るし、歌いながら待ってくれる。ちゃっちゃと見て春用の薄い花柄パンツを購入。まるちゃんに間に合うように急げ急げと自転車を走らせていると、仲良しママ友のマンション玄関に絵本を発見。完全に「ご自由にどうぞ」のつもりで手に取るも、二冊だけなことに、まさか落とし物?という考えも浮上。この壁を隔てたすぐそこが部屋のママ友に聞いてみようかとも思ったけど、休みの夜にベランダに呼びかける度胸もないし、LINEのレス待ちもしていられない。人気絵本だけど自分では買いたくない「こんがらがっち」をみて案の定、子が欲しい欲しいとノリノリ。もう一冊は三匹のこぶた。とりあえず二冊持ち帰って、もし何かあれば後でまた元に戻せばいいやとカゴに押し込んで帰る。緩やかな傾斜を登りながら、今日はすごい大収穫だったね〜!と興奮が止まらない。サザエさんを観ながらご機嫌にご飯。子は今まで食べられなかったベビーリーフを積極的に食べたり調子がいい。夫が最近再評価しているという吉野家の牛丼をメルペイ還元の恩恵を受けながら買ってきた。帰るなり今日の戦利品が嬉しくて見せびらかす。ママ友マンション外の絵本、それ持ってきたんだ、2日前くらいからあったよと教えられる。そんな前からなら、なんでママ友含め誰も拾わないんだか、やっぱり何かあるのか少し心配なってきた。子が牛丼を味見するといって包みを開けて、容器の上を触りながら、本物の容れ物みたいと。夫が、吉野家はそうなんだよ、ちゃんとその素材なんだよねとか言い出して、確かに夫のいうように、思えば他牛丼屋より保温だとか性能が良さそうな容器だけど、でもそんなこと子どもが分かるわけないし、容器をじっと見つめてみて私はハッとする。蓋が。同素材なだけでなく、真ん中がなんとなく突起のある形をしていて、それは蓋付どんぶりを表現していた。子はそのことを言っていたのだ。こういうところ本当に感覚がよい。見る目があるというか。もっと小さい頃から、物を何かに見立てる、そしてそれがなぜか面白い「物ボケ」が上手だったんだけど、それはこの手の発想が優れているからなのかも。味に関しても的確で、うちの牛丼の方は甘い、とはっきり言える。私がこの歳の頃は何を食べてるのかすら、ぼんやりしていたように思う。夜、お風呂で私の歯を磨いてあげるといって、口のなかを見て、茶色いですねー、コーヒーとチョコレート食べすぎですねー、とコーヒーで着色するという大人の事情まで気がついてる。すごい。