どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年3月1日〜3月7日

3/1

チア体験を予約してから、ずっとこの日を楽しみにしている。今年度最後の園全体の保護者会。園長が自身のキリスト教のはじまりの話をしてくれた。祖父が牧師で、いつも教会で遊んでいるような子どもだったけれど、その記憶はカケラ程度で時を経て、いま自分がこちら側の立場になって子ども達と共にいると、そのなかに当時の自分の姿を見つけることがある、と聖書のなかの言葉でいう「心のなかに蒔かれたもの」を今もなお育てている、というお話。私の解釈。そういえば毎月こうして聖書に触れるたびに、陽光くんのメルマガの書き方って聖書みたいだなと思っている。節ごとに番号が当てられていて読みやすい。先生の話、私達はこんな信念を持って保育をしてきて、就学に向けての準備は充分にできているから大丈夫、自信をもって迎えて、と卒園保護者に向けながら一年を振り返る。制限のあるなかでの保育はイベントだったりの特別なことはたいして出来ず、だけど日常を繰り返すことで遊びが長く続くようになったことは良かった、と話した。規則を守るためにあるようなものは良くない。群れて遊ぶことは大事で、そうして互いを尊重するなかで個を耕すのだと。あと一年、この環境を選べた自分にすでに自信がもてる話。スーパーに寄って一度帰り。配布されたお便りに目を通すと、保護者の会長のあいさつ文で紹介されていた「ママのためのシュタイナー教育入門」からの言葉、今日の流れで読むと喉の奥がツンとなる。抜粋。

「子供はいつか離れていきます。」「離れていった瞬間、どれほど自分が子供と繋がっていたのかが、わかります。」「どこかで、お母さんは心の準備が必要になります。いつかこの子は離れていく。」「お母さんもまた、いつか一人の自分に戻ってゆきます。」「〜私がわたしとして大切だと思う事を日々の生活の中で守っていくなら、子供が本当に暗闇で迷った時、その灯を見つけてくれるかもしれません。その光は自分の内側からやってきます。どこかの偉い人の灯を、自分の灯のように示すことはできない。だから私はわたしの灯を消さないように一日一日を大切に生きていきたいと思います。」

会長もその他役員も、頭から締めまで繰り返し感謝を述べている。JYパークみたいじゃん、と思ったけど、それがキリスト教

今日はまっすぐ帰ろうとみーちゃんママと打ち合わせてるから迎えは自転車でサッと帰る。ごはんを食べるなり早く行きたくてしかたない様子。待ち侘びる。その間に、拾った絵本について仲良しママ友に、あれは落とし物かな?と連絡。何日もあったから違うと思う、日曜に帰ったら無くなってた、とのことで「それ私」と返すと、衝撃!といった表情のスタンプが送られてきた。自分の住まいだからなんか手を出しにくかったとのことだから、要らないけど持ってきた三匹のこぶたの方を分けることにした。行き場があってよかった。やっと3時前、スタジオ前でみーちゃんと落ち合う。信号の向こうからみーちゃんがお母さんと手を繋いでやって来るのが見える。みーちゃんは遊んでいる時はとってもアグレッシブな動きをするけど、お母さんと街を歩いている時はスンっとおとなしく行儀良い。うちは歩いている時もどこか飛び跳ね気味だったり、ぺちゃくちゃ喋って遊びながら歩く。今日はとくにウキウキが止まらない。地下のスタジオ。色んなダンス教室がある。今日のチアは新規開講の募集だから他みんなと差がなくて良いですよということらしい。どれだけ集まるのかと思っていたら、みーちゃんと子、そこにまたクラスの女の子が一人やってきただけだった。その子は今日、園で子供同士で話していて私もやりたい、ということになったらしかった。その子はバレエもやったり習い事を色々経験しているから、体験とはいえすでに差が出て子が辛くなってしまうんじゃないかと、少し気持ちがざわついた。ただでさえすぐに得意げになるような子で、入園前からの仲なだけに入ったばかりの頃はこの子に囚われ気味で、押し切られては少し窮屈そうにみえていたことに私こそがモヤモヤしたけど、みーちゃんや他のお友達がいることが分かってきて、のびのび遊べるようになった子に心底安心した。その子もその子で成長の過程だったのかもしれなくて、最近はもうそんな自慢もないかもしれないけど。そんな私の心配をよそに、出来なくても三人でとにかく楽しそうに取り組んだ。基礎のストレッチから一時間近く。流行りの曲に合わせて踊るらしくNiziUか鬼滅かで鬼滅を選び、最後は見学の親にむけて踊って撮影を促される。そうして熱心に営業をかけられるけど、全国的なチアグループで、とか言われるだけでもう引いちゃう。なにより月謝が高い。あとでその数々の習い事をこなしたママに聞いたらその中でも高いとのことだった。楽しくなってしまった三人はそのまま公園で鐘がなるまで遊び。帰り道、仕事へ向かう夫と偶然すれ違う。どうだった?と気にかけていたから動画を共有。今日は気持ちよく寝られるはず。早めにごはん。

前のマンションの連絡取り合っている子の家も引っ越しが決まったとのこと。古い家だけど保育園からの流れで行かせてあげたい小学校に近い場所に見つけられたからそれは良かったと言う。こうして繋がりある人達が方々に散らばっていることになるのは頼もしくもある。

 

3/2

朝から雨なのは引っ越してはじめて。風も強い。歩きで登園。園までは大人の足でも8分くらいはかかる。タイミングが悪いと横断歩道の信号待ちでもっと時間がかかる。それでも15分くらいで行けた。送り届けた帰り道には雨が止む。猫砂はいつも夫が担当していることだけど、自転車のカゴが外れてから大きめの買い物が進まない。猫トイレはさすがにまずいから私が西友まで。買って外に出るとまた雨風が降り出している。降ったり止んだり。店内をぶらついて少し雨宿り、風は強いけど雨が落ち着いたからOKにも寄り道。店の前で別の園で同学年の子のママ友に会う。一年前まで、トリアノンで2月と3月のお誕生を祝してケーキを食べるのが恒例だった。今からお誕生プレゼントにピアノを選びに行くとのこと。同級生がもうただのおもちゃではなくて、そういった教育の物を与えられているのを見聞きするようになった。やっぱりただただ遊んでるのでなく積極的に学びを与えることも必要なんだろうか。チアはとにかく楽しそうだった。買い物ミッションで忘れかけていた矯正歯科へ慌てて電話。昨日ゴムが取れてしまったのだ。11時過ぎ頃ならということで一旦帰宅。夫からお勧めのネットショッピングサイトを教えてもらって眺めている間に時間。ゴムというより器具が外れてしまっていたらしく、もう直すというよりそこだけ器具を取ってしまうことになった。いずれにせよもうすぐ器具が外せるらしい。あっという間の二年だった。帰りは久しぶりに青梅街道から帰って特に買い物はないけどスーパーのサントクに寄る。この間の誕生会でうどんが好きと言ってからうどんを意識し出したような子だけど、せっかくそう思っているなら、ちょっといいうどんでも見てみる。ここはご当地の生麺が割とある。特別といえば伊勢うどんばかりだったけど、それは実はあまり好きではないようだったから、手頃な値段の九州産うどんを買ってみることにした。パンコーナーを曲がったところで前のマンションで同じフロアだった猫好きおばさんに出くわす。声をかけると、やっと会ったわねぇと話してくれる。私は本当に相談したいところだったのだ。猫が鳴き過ぎて困ってること。猫が家に何匹もいるのに地域猫の面倒までみているような人。それなのに、私も詳しくないけどと言いながら、発情期の季節のせいもあると思うわね、とのこと。落ち着かないってことは何かあるんだろうけどねぇ、仕方ないわよね、とも。前のマンションはペットが当たり前で鳴き声は全く気にしてなかったから、前からこんなに鳴いていたのかも思い出せない。とりあえず鳴くことについて理解ある人に話せただけでも少し気持ちが軽くなった。そのままオオゼキもまわる。どこもひな祭り惣菜や和菓子なんかが売っていて購買意欲が刺激されちゃう。念のため五目ちらしの素を買ってみる。

午後、また雨が降り出した。お迎え時間までそのまま雨。なんなら風もまた強くて、もう傘を差していられない。地下鉄前の通りでは大人ですら扱いに困って飛ばされそうになっている。子と帰れるのか不安になってきたけど、その時にはまた少し落ち着いて傘をささずに八百屋を回って無事帰宅した。最近お気に入りのベビーリーフと、本当にちらし寿司をすることになった時のためにアボカド。

また夕方になってクッキー作り。朝の西友でチョコペンを買っておいてよかった。夕飯はカレー。今日は3月生まれのお誕生会だった。誕生会の日はやっぱりカレーが食べることにしたいらしい。保護者で調理するなんて、ただでさえ希少なイベント、もうこのまま復活することはないような気がする。さみしい。

 

3/3

ひな祭りを意識して久しぶりに桜でんぶのおにぎり。夜はちらし寿司する?となんとなく言うと、いまいちピンときてない様子でもあり。

送りから帰ってモーニングショーを観ていると、コロナ禍での孤独の話。不要不急の自粛を強いられるなかでは、関係の薄い人を気軽に誘うようなことはできなくなっていて、それは自分の存在価値が浮き彫りにもなってしまい、不安を感じることになると。コロナがはじまり混沌として不安で、前が向けずに誰しもの時が止まった頃はまだよかった。こうしてどうにか折り合いつけなきゃならない世の中では取捨選択が行われてしまう。それはそうだと直視できずにぼんやりしていたら、羽鳥さんがアシスタントの元アイドルのアナウンサーに話を振ったようで、その子から「PMSが、」という言葉が出てきて、エッ!とテレビを向き直す。分かりやすくと思ったのか今度は「生理」ともはっきり言っていた。驚いた。番組内でのテーマでも何でもないのにPMSなんて話を、しかもこのような若い女性が唐突にそんなことを言ってよかったのか?と観てるこちらが戸惑ってしまった。恥ずかしいことでも隠すことでもない、なんなら理解されてほしいと私自身は思っているけど、それを甘えだとか一喝されることもあるかと思うと、とくに若い女性がそれを口にするリスクを心配してしまう。さらりとパンチあるものを観た気がした。9時半くらいになると日テレに変える。スッキリではJYパークの話。感謝、感謝、感謝。園のお母さん達と一緒じゃないか、と思ったところつまりはキリスト教キリスト教が最強、と誰かが、ケイタくんだったか?が言っていたように思う、いまなお世界はそうして出来ているのは確かだ。

ぐりとぐらの中川李枝子の童話本「いやいやえん」フリマやバザーで何度か安く手に入れる機会はあったはずのに、まだ先かなと思っていたその時が今、きてしまった。三学期に入ってから園で読んでもらっていたらしく、欲しい欲しいとせがまれている。やっぱり子の絵本センスはあなどれない。どうせメルカリで選んで買うなら少しでも状態は良いものをと思い、最安値には見込めなかった状態のを400円で購入。

今日やることは西友ティッシュを買うことと、配る用につるかめでひな祭り菓子を買ってくること。買って帰って袋詰め、今日はその菓子類があるから図書館前に一度帰るよと、昨日から言っているのに帰り公園で遊ぶ。幼稚園でもひな祭りの話があったのか、今日はちらし寿司だよね!と前向きになってる。リュックにはひなあられが入っていた。早めに切り上げて一度帰宅、玄関先に用意しておいた荷物を持って図書館、セーフ。お話し会はひな祭りにちなんだ絵本なんかもあり、ページをめくるごとに子ども達がそれぞれひな祭りについて喋り出したりする。子はそこではっきり「今日ちらし寿司するの!」と言い切ってそのつもりになっているから、これはもうやらないわけにいかない。終わって絵本選び時間に皆んなにお菓子をあげる。仲良しママ友親子とおしゃべりしながら図書館前の道で遊び。こぶたの絵本と、ひなあられのお裾分け。鐘がなるまで遊んでしまう。帰ってごはんを炊いてちらし寿司の用意。ピンとこないところから、一日の間で記念写真を撮るほど楽しみに変わっていったちらし寿司。

 

3/4

今朝のてれび絵本、おもしろそうなお話。メモして今度の図書館で借りたい。

H&Mでなんだかブランドとコラボ商品が出るとかで、夫がオープンから行くと息巻いているから、今日は預かり保育だし私も同行しようと思いながら、家のことについて消費生活センターに電話相談していたらなかなか終われず、夫はいつのまにか家を出て行った。民事調停をはかることを勧められる。費用はかからないようだけど、訴訟より面倒な気がする。電話を終えて夫にどんな状況か伺いながら新宿へ向かう。行列に並んでいるとのこと。整理券制らしい。朝から時間があるから行くって意味ではなくて、並ぶの前提でこの時間に出て行っていたのだとは気づかなかった。そんな人気のブランドなのかと地下鉄に乗りながら検索してみると、まぁイカついブランドなんだなという印象。H&M一階会計にもそれを買い求めにきたらしき人達がウロウロ。メンズフロアの地下を覗くと、普段はH&M来ないでしょ?とツッコみたくなるようなイカついファッションのメンズ達が列をなしてて笑ってしまう。私は上のレディース、キッズフロアを隈なくみる。レディースはパワパフデザインがあって嬉しくなっちゃうけどさすがにもう自分が身につけられる物でもない。大体高い。キッズ服も久しぶりに見ると可愛いくて、子どもにも見せてあげたいけど、アナ雪売り場に張り付いてドレスの前から動かないだろうからやっぱりこれは見せられない。自分の買い物をしてGU、ユニクロに移動、こちらはとくに買うまでもなし。お腹空いたけど食べるあてなく中野まで。中野なら何かある。それでも昼時はどこも人が多く、梅もとすら入れずにウロウロ。結局ヤミヤミカリーへ。もう10年近くぶりくらいな気がする。味は変わらないと思うけど店の雰囲気は昔の面影がないような。うまい具合に隣りの人とはひと席置いて座れているものの、目の前に置かれたカトラリーケースのスプーンのひとつが洗い残しびっしりでゾッとした。コロナ以前でもこれはキツいと思うけど、相変わらず客人は次々とやってくるような店。外では味を求めるべきか安心安全を求めるべきか、本当は両方があってほしいけど、このくらいの値段でそれは期待しすぎなのか、もっと高い店でないと無理なのか、外食するたびに考えさせられてしまう。気を取り直して、いつか買いたいと思っていたシリア料理のゼノビアへ。とにかく店構えの装飾が美しい。すごくコストがかかっていそうで、それを思うと料理の価格が有り難くなる。メニューはシンプル。シンプルに変わった味は気になる。言葉として初めて聞く見た目はピザのような「スイハ」のマトンとナッツの詰まったお菓子を買う。どうして異国の人が働く店は余裕があるように見えるのだろう。セカセカしていない。例えセカセカこなしていても態度にはゆとりが感じられる。夫が言うにはゼノビアの人も私達が入るまではスマホYouTubeを見ていたらしかった。雰囲気がいいとそれだけで味にも期待できてしまう。中野から今の家まではじめて歩いて帰る。距離としてはさほど変わらないはずだけど道が少し入り組んでるからあと一歩の足が重くもなる。お迎えまでまだ時間があるから賃貸ホットラインにも電話。不動産屋のあり方そもそもに恨みでもあるかのようなテンションで、そんな法律ないんだから!どんどん言ってやってください!負けないで!頑張って!と内容で終わり。頑張ってどうにかできる世界だとは思わなかったけど、そういう姿勢でいてもいいんだなというだけは分かった。

歩きで迎え。今日は家のお風呂を銭湯にする、という遊びを思いついたらしくて、とはいえ何ができるかといったら、「ゆ」と♨︎マークを紙に書いて貼って、少し熱い湯船に入って、あがったら特別にフルーツミルクを飲むくらい。金曜朝のEテレで銀河銭湯パンタくんという人形劇がやっていて、その歌に「お風呂上がりはフルーツミルク」と出てくるのを小さい時から観ていて刷り込まれている。そしてそのフルーツミルク、いざ買おうと思うと簡単には売っていない。ピアゴでせめてものいちご牛乳と、私が飲む麹ヨーグルトを買って帰る。ピアゴではまた小さい子にシールなどのおまけサービスを常時出してくれている。モールにビーズを刺したステッキ風にされたものが魅力なのは分かる。私もこの手のキラキラはときめいてしまう。裏でこれを作る作業もしてくれているんだと思うと有り難みしかない。だからこそ、これを貰うなら大事に遊びなさいとキツく言いたくもなるけど、これは貰った帰り道が一番のピーク。持ち帰るともう、ただのモールとビーズなんてどこへいったか分からなくなる。今日はそれと新しいプリキュアのぬりえ。早速切り替えてるのも素晴らしい。私の買ったヨーグルトのパックの「麹」の字を指差しながら、お米の飲み物なの?と聞いてきて、鋭い。字が絵の一部の感覚なのか。字が読めるようになってしまうと文字ばかりを追ってしまうから絵本が満足に楽しめないとは聞いたことがある。うちの数少ない絵本の乳幼児向き絵本は、自分で読む練習用としてまだとっておいている。日中に私が電話をしながら書いて置きっぱなしていたメモから「かんいさいばんしょ」と子どもが読み上げていて申し訳なくなった。

夜、夫にもおうち銭湯の話をしながらフルーツミルクが売ってない問題。前にヨーカドーで明治の瓶デザインのペットボトルでいちごミルクをたまたま買ったことがある。でもそれ以後見た覚えがない。夫がセブンにあるよと言いはって買ってきたフルーツオレ、全然違う、フルーツ風味の乳酸飲料。明らかにカルピスに混ぜたみたいな色味なのにどうして分からないのか。もちろん子もイチゴ牛乳の方を飲んで、また瓶のやつこないかなぁと言っている。明治の営業の人、今こそ来て欲しい。

夜起きていられたのでアイスを食べながら録画していた俺の家の話を観る。今回のクドカン作は、設定から役者から構成から深くても深くみせない技術、らしさに安心して観ている。

 

3/5

今日は予定が立て込んでいる。朝送り後に委員会の道具置き場確認など、引き継ぎの補足。実は私の立場だけでやらなきゃならないようなことはない。終わりにこっそり前任者に問うと、そうなの、とにかく寄り添ってあげてればいい、と言われた。天気予報は良くなかったはずだけど晴れている。11時からは健診の結果診察。貧血気味と出ているけど特に問題ない範囲。これからも一年に一度の健診を続ければ良いとのこと。ものの5分で終わり。すぐそばのリニューアルしたセカストを物色。服はジャンルというより色順で並んでいて、売りたいのか見せたいだけなのか自分達が気持ちいいだけなのか、何がしたいんだ、これはだめだ。続けてトレファク、やはりこちらの方が断然魅力あり、安いし見やすいし。迷うものもあったけど平日はお得感なさそうだしひとまずやめる。

不動産屋対応の件、いつもの近くの古い不動産屋にも相談したいけど、今日はいつ覗いても常に忙しそうで声をかける隙がない。今日は面談日。迎えのままの一番手。とにかく遊びが豊かとのこと。だから皆んなが我が子と遊びたがるのよと言ってくれる。有り難い。とにかく個性的よね、と先生。私が見ている限りでは子どもは本当に「皆んな違って皆んないい」というものだと思っていたけど、皆んなのなかに居ても一人だけポッと存在が違うわよ、と先生は続ける。そうだったのか。良いところならば、そこを大事にしてあげたいけど、何がどこがそうなのか、いまいちよく分かってあげられていない。面談が今日ではないみーちゃんだとか皆んな公園で遊んでいるはずだったけど、外に出ると雨が降ってきていた。みーちゃんのママから、帰ってますとの連絡あり。徐々に強くなってくる感じ。ファミマで少し雨宿りしていたけど、私達も今日はやめようと言い聞かせて八百屋と、オオゼキで鶏ムネ肉100g38円の特売品を買って帰る。途中、夫から、家にプレゼント置いといたとの連絡があり、子に伝えて、フルーツミルクかな、お菓子かな、と盛り上がりながら帰ると、あったのはテイクアウトのカレー。これのことだろうか。ほどなくして夫が戻り、プレゼントって…と確認すると、やっぱりこのカレー。カンパニー松尾もお気に入りという高田馬場の鯖カレー。最近やまちゃんが毎日のように食べているとは聞いていたけど、私そんなに羨ましがってたかな。子がじんわりと泣き出す。そんな言い方されたらまさか自分だとは思わないから子に期待させてしまったと夫を責めつつ私まで責任感じてくる。今また出かけるからそしたら今度は買ってくるからね、と夫は言って再び出ていった。

子が園で借りてきた絵本が新調したばかりの11ぴきのねこシリーズで、まだ何人も借りていなくてピカピカ。いつも園や図書館のボロボロ絵本で馴染んでいたから新しい絵本でみると話が違うような気がしてきて改編されてるんじゃないかとすら思ってしまう。色褪せのように見えていたところが新しくてもくっきりグラデーションになっていて、イラストのデザイン性をあらためて知れたり。夫の古着セーターの穴あきを集中して直していると雨。夕方、夫から連絡。夕飯どうするの?とのこと。いやだってカレーが。だから子にもカレー作るつもり。雨だしもう外には出ない。そう伝えたら、中野のパン屋でこの時間から値下がるサンドイッチと猫型食パンのチョコマーブルを買ってきてくれるらしい。というか鯖カレー、久しぶりに感激する美味さ。エスニックなカレーの味ではあるけど、特別変わった付け合わせというわけでないところがまた良くて、オシャレさよりも自然体のカレー。味わいながら少しずつ食べたからか食べきる前に満腹を感じてしまった。夫が帰ってカレーの美味しさを伝え、食べきれなくてと言うと、あ、やっぱり多かった?と、大盛りにしたとのことだった。なんだ、一人前も食べきれなくなったかと思った。

 

3/6

ガレージセールでもらったGAPのワンピースがお気に入りになって、二日に一回着ている。

昼前から、公園でスケッチしたいとのことでキックボードで広い公園へ。花壇越しに池や向こうの梅の木。集中して描く。次は別の場所から。お腹が空いてきたのをきっかけに公園を出ようかと思っていたのに、夫から出先での仕事が済んだから荷物置いてから向かうとの連絡。それなら昨日買ってきたサンドイッチを持って来て欲しい、というも鍵を忘れたとかで帰れずコンビニでおにぎりを買ってやってきた。おにぎりを食べたら交代して私は帰ることにした。今日は気候もよく公園には子どもも多い。帰りがけに、前のマンションの三兄弟ファミリーの真ん中の女の子がお友達と遊んでいて、引っ越してはじめて会えた。小学一年生、声をかけると覚えてくれていて、家のことを聞くと快適に暮らしているようだ。羨ましい。例の相談したい不動産屋を覗くと今日も人が来ていて諦めて家に向かうことにすると夫から、さっきの小学生のママがきたよとの報告。我が子と同い年の下の子を連れて遊びに来ているらしい。懐かしさに会いたくて私は踵を返す。同じ建物つまり同じ家に住んでいた頃は、あんなに頻繁に出くわしていたけど、生活圏が同じというだけでは簡単に出会えないことが二ヶ月でわかった。なにより引っ越し後のお互いをまず確認し合いたい。戻りながら不動産屋の前、今度は誰もいなくて、これもタイミング、今しかないと思って入っておじさんに私の主張がおかしいのかと相談。こんなことがあるのに直そうとしてくれない大家の方が普通じゃなくて、そんなことがあるのかと信じられないようだった。ここの大家は大家の器じゃないんだと思う。消費者センターも賃貸ホットラインもこの不動産屋も同じで、とにかく大家に直接言いなさいと教えられた。アドバイスは有り難いけど、それはそれで気が重い。うちははじめから関係がよくない。いきなり怒鳴られたりしないだろうか。直接はこちらの精神的負担でもある。

公園に行くと、例のママがいた。久しぶり〜!とお互い声が少し高くなる。いまパパから聞いたけど大変なんだって?と、う我が家の問題は簡単に夫が説明したらしい。そちらは今のところ大きな問題ではないけど、湿気がすごいとか一階だから通りの声が丸聞こえだとか、色々気になる点はやっぱりあるもので、でも何か諦めるしかないししょうがないと思ってるとのこと。前はこうだった、今はこうで、というのもお互い別のところへ行ったからこそ話せることなのかもしれない。いまの環境の話や小学校の話なんかもする。小学生の上の子二人が女の子なこともあって参考になるし、経済的価値観としても情報が頼りになる。同じ幼稚園のママ達のいうランドセルは伊勢丹だとか土屋鞄だとかだけど、この人のいうランドセルはセイバン。子どもの浴衣といえばフリルがついたドレスみたいなやつだし、鬼滅のマスクをさせちゃうし、杉並ながら越谷のような感覚で国民の基準のような情報を持ち合わせているところが頼りになる。ランドセルとはそんな違いがないように全国民を統一させるためのものだと思っていたのに、今やむしろそれぞれの感覚が如実に現れる物体になってしまっている。この辺りだと都心の百貨店だとかに出て行かないと買えないというのもおかしな話だ。子どもが身近に感じられるような、住まいの近くで手に入れられるべきものであってほしい。気づけばお話し会でよく会う女の子も公園に遊びに来ていて、我が子とその子、このママの家の三人目の男の子と、真ん中のお姉ちゃんとその友達、5人で色オニだとかいってめちゃくちゃ楽しそうに遊んでいた。お話し会のお友達が帰り、兄弟のママは家にいる上のお姉ちゃんを習い事に連れていくと言って男の子を連れて帰っていく。それでも我が子は小学生について回って遊びをやめる気配がない。このまま5時まで遊ぶ勢いだ。これで一日が終わる。本当は隙あらば仕事を進めたい夫に、先に帰ってていいよと鍵を渡して送り出したところで、三兄弟真ん中少女のお友達のママがやってきた。真ん中少女を送っていってあげるからみんなで帰ろうと声をかけてくれて、5時前だけど解散できることに。それでも今日半日一緒に遊んで妙な連帯感が生まれてしまった子ども達は「三人で」行動したがる。小学生に対等のような、でもどこか必死な感じで食らいついていく我が子が面白い。家に送っていく方向の途中で姉を送り終えたママに出会えて、それぞれの保護者が揃ったことで子ども達も安心したのか、その場で解散。途端に我が子は疲れを訴えはじめてキックボードも乗れない。しかし今からでもケーキを買いに行くことは譲れない。というのも、今日は私の誕生日だった。もはや特別なことでは全くないんだけど、ケーキを食べる理由にはなっている。今日じゃなければもうケーキを買うのも思い切らないといけないことになる気もする。夫も家から出てきて家にあがらずそのまま自転車に乗り換えて阿佐ヶ谷まで。シャトレーゼ系のヤツドキというケーキ屋で、ぼる塾がプロデュースした花のケーキをテレビで観て、花を食べれるケーキなんて子の夢で、買おうねといってるうちにやってきた私の誕生日。今回はヤツドキのケーキにするかと一応サイトをチェックしたけど視覚的情報がなくていまいちピンとこない。ともかく向かう。夕方から風が出てきて寒くて、もう思考停止、事務的にこなすだけ。ヤツドキは並んでいた。子はその隣りの飲食店で食べたいと騒ぎ出し、とりあえずケーキを買おうとなだめる。店内をみると例の花のケーキだけが売りなのか、ショーケースのなかはほぼそれが占めていた。さすがシャトレーゼとでもいおうか、プリンやシュークリームといったサブメニューの方が美味しそう。正直ケーキは値段の割に魅力がない。それでショートケーキは思いきれずに一応でミルクレープを買う。ケーキを買っても子の思いは変わらず。夫は私が誕生日なんだから好きにしなよと判断を任されるけど、私は子を言い聞かせることにエネルギーをつかうのが疲れるから、自分に絶対の計画がなければもう従いたい。今日に限らず常々、自分がこうしたいという思いが強いなら自分で子を言い聞かせてほしいけど、日頃の関係から夫がそれをしても成功率は低いわけで、結局私がネゴシエーターにならなきゃならないんだから、だからもう三人で行動すること自体が面倒だったりする。今日は私が交渉放棄しても許されたわけだから平然と、私はここでいいけどと先頭をきって中に入る。子どもが一緒だと迷ってなんていられない。70パーセントの状況でもどんどん先に進めて一日を終えることが重要。入り口が御婦人の待ちで混み合っていたけど、皆んなテイクアウト待ちだったようですぐに2階の席を案内される。すかいらーくのグループ店なことが分かって、大手チェーン好きの夫は安心した様子。空席バランスも良くて私も安心。メニューを開くと緩く大戸屋を感じる。味も量も手頃に美味しい。いつもより300円くらい費用を上げるだけでこうして土曜の夜にも空間ストレスなく外食できるものなんだなと実感。夫は子に、めーちゃんのおかげで良いもの食べられたよ、ありがとうねと何度も伝えていた。私がこの店と言ったのだったら素直に受け止めないだろうなとは思う。帰り道も風に吹かれて寒い。

今日から寝る前はいやいやえんを読む。文章の本だけど全ページに挿し絵がある。ページをめくって、すでにお気に入りらしい話を見つける。これ色ついてたはずなんだけど、と子が言って、私はうわぁっと心が昂った。年少の時の先生が、サークルで絵本にまつわるお話をしてくれた時に、子どもの頃から林明子さんの絵本が好きで覚えていた絵本を大人になって見てみたら色つけされていない絵で、記憶ではカラーだったから信じられなかったけど、それくらい子どもにとって絵本の力はすごいと言っていて、これだと思った。子にはこの絵本の世界がカラーで見えている。同じ体験の覚えはないけど、自分で描いた理想の女の子の絵をじっと眺めて、頭の中で人形遊びのように動かして妄想していたのは色とりどりだった気がする。

最近は夜に猫が静かで、こちらもよく寝れる。夫がいうには顎のニキビがひどいとのこと。私はもうしばらく顔もまじまじと見ていない。夫がそうして触るからひどくなっているんじゃないかと思っていた。

 

3/7

寝てしまって結局昨日は食べられなかったケーキ。ミルクレープ、さすがシャトレーゼって感じ。正直スシローと変わらない。

最近ロイくんという子をテレビでよくみる。ふわちゃんのようにデコレーションしているのとは違って、渡辺直美なんかもそうなんだけど、素材そのものにインパクトのある人を自然な扱いで小さい時から当たり前に目にできているのはいいなと思う。

夫が猫を幡ヶ谷の病院に連れていくとのこと。やっぱり近くの全国展開っぽいペットクリニックなんかではなく、貰い受けた病院が確かなことは私も分かった。諸々を済ませて子と後から向かう。診察をしているところで子にもその姿を見せる。他の犬や猫にも出会えて面白がる。猫の顎はアトピーだというくらいだったけど、それより腎臓の数値が問題らしい。ドキリとする。容態そのものよりも、これから適当な世話では許されないことを思って気が重くなった。ごはんは腎臓をケアする食事に変えなくてはならない。ヒルズサイエンスやロイヤルカナン。今のキャネットとは比べものにならない価格。ため息が出てしまう。でもその前にいまは引っ越してから猫が鳴きすぎるという問題の方が頭が痛い。先生は一般的なアドバイスもしてくれつつ、大きな道路が近いか?と言っていて、私達は超能力者を目の前にしたような顔になる。環七の騒音、振動。それはあるかもしれないなぁと先生。ショック。どうしよう、どうしたら。でも次の瞬間には、そのうち慣れるだろう、そうじゃなきゃいけないんだからと、今の状況を否定することなく猫と私達の暮らしを受け止めてくれることは励みになる。2種類の飲み薬と軟膏、腎臓ケアフードのサンプルをいくつか貰う。

中野のセントラルパークに行きたいという子を差し置いて、ここまで来たからサンデーベイクに行くのは決定。昨日買ったケーキでは不完全燃焼。サンデーベイクは特別の特別なおやつだけど、今日こそ堂々と買わせていただく。この場所に移転してから客人がより増えているだろうけど中のスタッフも多分増えていて、いつ見ても何かしら商品が並んでいて活気も熱気もある。前はタイミングによって焼き菓子以外は売り切れ状態だったりして緊張感があった。今は安心して店の扉をくぐれる。本当はスコーンやパウンドケーキが好きだけど、今日はキャロットケーキやビクトリアケーキなど、とにかくケーキを買うことにした。誕生日ケーキのリベンジだ。夫が新宿中央公園に誘っても子は中野に行きたいと譲らない。ここから近いのは新宿だし遊具の広場を見たら絶対遊びたいだろうと私も賛成して連れて行くけど全くその気にならない。ボールを持ってきているからそれで遊びたいということで、次セントラルパークに行く約束で、まずはせっかくだから緑の広場でボール遊び。着くなり夫は電話。私と子でボールとかくれんぼで30分近く。電話が終わったところで次に行くことになった。夫はさすがに気まずく思ったのか親からだったよと理由を明かしてみせる。夫は仕事のために帰り私達だけ中野へ。着いたらまずうどんを食べようよ、いや、おにぎりでいいか?いやいや、やっぱり寒いからお店のなかであったかいうどんを食べようか、と話しながらセントラルパーク。丸亀でかけうどんとおまけに鮭おにぎり。セントラルパークはなかなか混んでいた。少し控えめにボール遊びをして、突き当たりの公園へ移動することにした。公園3箇所目。場所を変えれば自分のなんとか気持ちを切り替えて付き合える。これだけ遊んでいたら買い物にも付き合ってもらえるはず。今日は荻窪に行こうと思っていた。ミカヅキモモコが復活したとの情報をみて是非行きたい。何が変わったわけでもないだろうけど、再開した有り難みを感じに行きたい、そして安心したい。夫に高円寺から荻窪に行くと報告して3時。外食に買い物、電車に乗ったり、これってコロナが関係ない頃ともう同じような行動だなとハッとして、そのうちバチが当たるんじゃないかと思ってしまう。その発想は違うというのは分かっているんだけど、行動を伴っていることに変わりはないし警戒を忘れてはいけない。屋上に行って、子を遊ばせること4箇所目。おもいきり走ってそろそろ買い物に行こう、というところで夫がやってくる。仕方ないんだけどタイミングがよくてなんか腹立つ。そうして夫がくると子も甘えだしてピロティーにある自販機の前で何か飲みたいとせがむ。ここではアンパンマンの紙パックがお馴染みだけどよく見ると明治のフルーツオレがあった。これがお風呂あがりに求めていたやつでは。紙パックもあることが分かって嬉しい。ミカヅキモモコやスリーコインズ、タウンセブンとルミネを行ったり来たりしながら下まで降りる。上にあったなら西友にフルーツオレの扱いがあるかと思いきや売っていなかった。地下の惣菜なんかを買いながら帰り。

夫はまた中野へ出掛けて行ってヨーカドーに寄ったらしく、例の明治のペットボトルがあったとフルーツミルクの写真が送られてくる。あちこちスーパーに行ってはフルーツミルクを探していたけど結局あるのはここだった。