どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年4月24日〜4月25日

4/24

今日は友達と公園に行くと昨日から約束しているけど朝起きた瞬間から「首に濡らしたタオルを掛けて公園走るんだ」だから朝はバナナにする(子のなかで朝ごはんを早く済ます意味の食べ物)と言っている。子が借りた絵本でバナナがS字フックのようなもので吊られてるニワトリ家族の家のイラストをみて、これでいいのかと真似をしてみていたら人生初バナナを長持ちさせた。バナナはバナナスタンドなるもの(スペース的にも最も不要)でしか吊るし保存できないと決めつけていた。これからは焦って平らげることをしなくていい。そんなバナナの朝ごはんにはしたけれど、いつも通りテレビを全部観きって早く公園行こうと言いながらベランダでおやつまで食べ出した。二人の友達と公園の約束をしている。一人からは誘われていたような形で、もう一人とは盛り上がって決めていた。どちらのママからも連絡するわと言われていたけど、当の我が子はなぜか走る気満々。約束していた子からは9時半頃にまだパジャマだから午後から行くと連絡がくる。誘ってきていた子は本人は午前中に行くと言っていたけどママからの連絡ではお昼を持って11時過ぎに行くとのこと。私は今日は子どもシャンプーを阿佐ヶ谷に買いに行きたい。まず今から公園に行って昼前に一旦帰り買い物とお昼ごはん、そのあと水遊びの用意もしてまた公園に行こう。うちはこれに決まり。どちらにもそのように伝えて身軽にキックボードで公園にいく。家の裏門から出た通りで猫の鳴き声が聞こえてきて二人で立ち止まり、どこからだ?とキョロキョロしていると、すぐ脇の白いアパートで洗濯を干していた女性がこっちこっちと笑っていて、そちらを振り向くとまたニャーニャーと聞こえた。あぁ!と軽く会釈してその場から離れる。こんなところに猫を飼えるアパートがあったとは。細い路地にアパートが並んでいて、外観の仕様からして単身者向けだろうなとは思う。いつもひっそりした車の入らない通りでゴミ出しは突き当たりT字路の角だけ。そう思うとうちは環七にも面していてなかなか良い立地なのかもしれない、揺れるけど。大通りまで出ればだいぶ人通りも多い。人を避けるように自転車で向かってきた男性、お互い「あ、」という顔をしてすれ違う。うちより先に前のマンションを出た人で、犬を飼っていてよく散歩の時間に遭遇していてエレベーターでは天気のこととか話す人だった。やっぱり近くに越していたんだ。嬉しくなる。また見かけた時はちゃんと挨拶してみたい。

午前中の公園はまだ人も少なく伸び伸びしていて気持ち良い。小学生が土曜授業だからかもしれない。ジョギングコースのスタートからぐるりと一周。広場のベンチに座ってのんびり。滝の前で太極拳をする人達がいて、いいなぁやってみたいなぁと子ども相手に話しながら、ブレイク入った瞬間に本気で声をかけに行こうかと思ったけど、汗ばむほど結構長いこと動いているようだったのでリフレッシュくらいの軽い気持ちじゃお門違いなのかもしれないと怯んでその場を離れた。知らない番号から電話。ダンスに通っているスポーツセンターから。緊急事態宣言で休業になるから、予約していた一週目のダンスをキャンセル返金手続きになりますとのこと。そうだった、緊急事態宣言はこういうことになるんだった。気軽に遊びに行けていた施設も閉まるはず。頻繁に行っているわけでなくても、いざという時に頼れる場所が無いというのはプレッシャー。小高い丘をみるとお友達がちょうど来たところ。また後でと声をかけて入れ違いに私達は帰る。自転車に乗り換えて阿佐ヶ谷へ。以前は南阿佐ヶ谷方面からしかルートに自信がなかったけど、最近はうちから真横に移動していくことも覚えた。パール商店街のパン屋脇に停めて、さっさと買い物を済ますことにする。広いキャンドゥで子の雑貨をあれこれ。やっぱりジョーロは無かった。一番の目的はマツキヨ。今のところ、ここのマツキヨにだけすみっこぐらしの子どもシャンプーがある。子どものものは今しか使えないのだからせっかくだから気にいるものを買ってあげたい。今日はもう買い物が出来ない恐れがあるから、ついでに牛乳も買っておく。あとは特売のチルドしゅうまい。クーポンをダウンロードできないことを悔しがりながら購入して自転車に戻るところで、アーケードの人混みのなかにやまちゃんと彼女を発見。二人で呼びかける。やまちゃんの買い物ついでに彼女がしまむらクレヨンしんちゃんのパジャマを買ってもらうんだと言っていた。夫はどうしてるかと聞かれて家にいると言いかけるも、そういえば緊急事態宣言で色んな店がどんな状況になるか分からないから今のうちに買い物をするといって島忠に行ったのだった。私は今回はそういう心配はしていない。というか、緊急事態宣言が3回目というのもピンとこないくらい、2回目も普通に暮らしていた。またねと別れてパン屋へ。自転車を置いたついでに今から食べるお昼ごはんに買おうと入ったはいいけどなぜかレジが遅くて列を待つ待つ。イライラしながら帰宅。さっさと食べて遊び道具やおやつの準備。今度は自転車で向かう2時。園の他の子や昨日のウクレレだったりの小学一年生の子達など、たくさんの顔見知り。水に入ったり、ほとんど私のところに戻ることなくワイワイ遊ぶ。前のマンションにいまだ住んでいるコージー君が下の子を連れてやって来て、帰る間際に話す。我が子の知名度がすごいねと、さっからずっと我が子の名を呼びながら子供達が行き来していた、とのことだった。他学年だったり他所の皆んなが我が子を求めてくれても我が子は皆んなに関心がないのが子の残念なところ。同じクラスの子には固執する。先生にも、皆んなは子のことをよく呼ぶけど子は皆んなに興味がないわよねと笑われたこともある。コージ君とは上の子の小学校の話や引っ越しの話など。4時くらいに解散。そのまま高円寺へ。夫に連絡するとごっちゃんのところ。ちなみにいつもいつもごっちゃんのところで何をしているのかというと仕事の話ではあるらしい。マックでまたミルキーシェイク、というのをさらにハッピーセットにグレードアップさせて買ってから行く。子がお店のなかでお絵描きをさせてもらって夢中になっている間に私はまたたんぽぽに行ったり。子の気が済んだところで夫を残して先に退散。夕飯はハッピーセットのナゲットと残したホタルイカと春キャベツでパスタ。夫も遅くならずに帰ってきた。テレビで佐藤二郎の車のCMが流れて、これまで何度か目にしていたCMだけど唐突に子が、お父さんとさなえちゃんは仲悪いよねと言ってきた。夫と顔を見合わせる。このCMを基準にされたら違うけど、そんなふうに思われるとは。夫が、めーちゃんがいない間に二人でカレー食べに行ったりしてるよと言ったらそれはそれで子は、ずるい!と言っていた。

寝る時間は遅くなってしまったけど今日は疲れているのは分かる、寝つきは早かった。夫がコントがはじまるを観てるだろうからそっとしておいて終わる頃起き上がって私もテレビ。マツコ会議を観ながらアイス。ケミオの友人として出てきたよしミチ姉弟、はじめてこの番組で観た時からけっこう好き。

 

4/25

洋服は幼稚園用と休日用でざっくり分けているけど、休日でも公園遊びをするかどうか、出来るだけ一日の予定を計画して服を選ぶ。昨日そうして思いきり公園で遊ぶ休日だったから、今日はそこまで激しく公園で遊ばなくてよさそう。ところが幼稚園用に夏場着ようと思っていたガレージセールで貰った服を今日どうしても着るとのこと。渋々着せる。そしてはじめてのアンダーパンツ。昔でいうブルマの代わりにスカートの下に履くもので、黒の太股丈の少し緩めのスパッツのようなもの。どこでみてもサイズは120センチからみたいだから、それくらいの年頃から必要になるものということなんだと思う、まだ少し大きいくらい。天気の良い午前中に歩いて花を見ながらゾウさんジョーロをローカル100円ショップに買いに行く。そんな計画。夫があっちにこっちに行かなきゃならないと言っていたから、アマゾンの荷物引き取りにファミマに行くのをこちらで引き受けた。11時、花壇がキレイなマンション脇の道からアスファルトの隙間に咲く野草の花を摘みながら歩く。まずはオオゼキ、そして100円ショップ。やっぱりここにはあった、ゾウさんジョーロそれも2サイズ。昨日公園で会ったお友達はメタリックで角角した鋭い眼のメカゾウさんジョーロというのをもっていて、実はバリエーションがあることを知った。小さいサイズの黄色を買う。文具に目をやるとあんなに探していたねり消しが二種類も用意されていた。やっぱりこの100円ショップは狭小のインディーズ店だけど、厳選されたラインナップがきっちり抑えられてるから恐れ入る。高円寺のダイソーは狭いうえに品揃えも悪くて、よくあそこに存在出来てるなと思っている。そのまま駅前に出てファミマで荷物引き取り。箱ものじゃなくて助かった。パイの実が大きくなったパンが売っている。最近夫が噂していたもの。チョコパイのビックサイズは近くではどこにもなかったけど、パイの実ビッグはパンだったのか。ばりこてカップ麺の現物は「ばりこて」よりも「取材NGの行列店」という文字の方が強調されてて、すみれとか山頭火みたいな有名ラーメン店のカップ麺とは雰囲気が違った。さすが明星。お昼に牛丼食べる?と聞くとすき家を食べるという。ついに無駄にダウンロードしてしまったLINE Payクーポンを使用できる。すきすきセットのしんちゃんのおもちゃが本当に要らない。でもセットについてくるリンゴを楽しみにもしているらしい。じゃあリンゴ買おうかというとそうではない。狭いすき家で6、7人の若者グループが席を陣取っていて、若者は本当に、ファッションの一部感覚でマスクはしてるけど行動には警戒が全く無いんだなと思う。確かに私も若い頃の一人暮らしだったら、そんなに深く考えなかったかもしれない。それくらい、今の私は人のために生きているということでもある。

お昼ごはんを食べて家で遊びながら3時過ぎ、思い出して座高円寺へ。コロナ以前はそこで開催していた工作だとか絵本読み聞かせの流れの特別企画が昨日からやっているはずなのだけど、メールやらDMやら文字の情報だけではどんな催しなのかさっぱりイメージが出来なくて子にゴリ押せないでいた。だからとりあえずどんなものかだけでも見に行きたい、それくらいの心持ちで、お知らせがきてから気にしつつ忘れつつだった。子も仕方ないなーといったテンションで着いてきていたけど、会場は思いもよらないイベント感。手作りのテーマパークといった感じ。入り口で知り合い小学生のママに会い、小学生も楽しめているほどなんだと期待も高まる。1時間交代制らしいのだけど、うっかりしていてこんな時間、あと40分くらいで閉館だった。子もどこからどうしたらいいものか、目を奪われてぼんやりなってしまっていた。ノージーのひらめき工房の世界といった感じ。案内されるままに色紙で花を作るスペースに入る。読み聞かせの時もそうだったけど、サポートに着いてくれる人によって質が変わってくるというのは正直ある。戸惑いながらもなんとかチューリップ一本が作れた。あとはお手紙コーナーで好きなように絵を描いている間に時間がきた。本来そこで書いたお手紙を読んでくれるラジオブース設定のところからDJが「また次回ね〜!」と締め括っていた。次は連休にオープンする予定になっていたのだけど、緊急事態宣言になって明日に区の方針が決まるとのこと。30分くらいだけでも今日来れてよかったかもしれない。小学生のママと学校事情、習い事事情を話しながら帰る。小学生達が街中の公園へ行き、うちは中野方面の公園へ行く。地味な場所にあるのに高円寺の古着屋から流れてきたような男女混合の若者数人がブランコの辺りでウダウダしていた。コロナ以前はマックやらカラオケやらに溜まっていたのだろうか。そう思うと気をつけての公園なんだろうな。ひと通り遊んで別の広い公園へ移動。の途中で私の好きな民家のなかにある小さな公園に寄ってみる。前に来た時は雨上がりのあとだったから、お天気な日の状態を見てみたい。ティピのような形の遊具からローラー滑り台と平均台が繋がっていて、やっぱりこの遊具は良い。子が好きなキャンプごっこがここで出来たら最高だろうなと思うけど、四方が家に囲まれていてちょっと窮屈で居心地悪さがあるかもしれない。狭い場所で段差も多く子が転んで泣く。ケンタッキー買って帰ろうかとご機嫌とりして高円寺へ。夫に報告して合流、今お腹が空いてるからやっぱりサイゼリヤに行こうかということになった。夕飯にはちょっと早いけどお店はまぁまぁ混んでいて、私達は元から仕切られている窓際席を案内されたけど、中の席を見渡すとこのご時世の割に仕切り方が雑だなと思った。長期戦になったからかさすがにクリアファイルのパネルではなくなって、プラスチック段ボールのような厚紙だろうか。サイゼリヤほどのチェーン店が相変わらずハンドメイド感あるのはなぜなのか。トイレが新しくなった気がする。夫も私も珍しく肉類のメニューを食べた。子は出たら3びきの子ねこに行くんだと張り切っている。顔見知りの子が働いているのが分かったことと、文字が分かるようになって店名が自分にも馴染みのある言葉だったこと、ごっちゃんに渡した絵が好評だったからそんなこんなで3ねこにも同じ絵を描いたからあげたいということ。セールをしていてTシャツを夫もガシガシ見出す。花が入った指輪を子に見せると興奮していて、確かに可愛いくて値段もちょうど良く私もペアで買うことにした。お店の女の子は二人、私達が会いにきた子を聞くと今日は休みで明日出勤してますと教えてくれる。それなら私が迷っているパンツは明日また見に来るとする。昔は下北でたまに覗いていた店、そういえば良心的な価格の店だったよなと思い出した。近年はファストファッションと呼ばれるものでなくてもファッションブランドにはいくらでも安い服があって、古着は安く済ませたいというよりこだわる人の物という存在に思っていたけど、じっくり見ると実は安いものがあるんだなと、この辺りに住むようになってまた古着がアリになった。郷に入っては郷に従えを地でいっている。夫は寄るところがあるといってそこで別れた。私と子はサイゼに入る前に確認したドンドンダウンのラストサンデーセールに寄る。レディースはいまいちなのにしっかり高い。品揃えよりも実は配置が悪いのか、あまり見る気力も失せて早々に退散。自転車に乗る用意をしていると向こうからデコチャリのごっちゃんがやって来た。ごっちゃんは今日から休業している。結構みんな開いてるんすね〜なんてキョロキョロしながら言っていた。パトロールに来たのか。そのうち用を終えたらしい夫が向こうに見えて呼び止める。私達は先に帰り。ごっちゃんと夫でまた店回りをするみたいだった。ママ友からブルーシールが早稲田通りの瀧ちゃんに統合するお知らせがくる。そのまま夫にもお知らせすると、ブルーシール人入ってたのにねと言っていた、そうなのか意外。

放置したままの本類の箱を夫が開けてくれていた。本は本棚と引っ越しても置き場が決まっているからいつでもよくて、考えなしに詰め過ぎて拷問のような段ボール箱には知らん顔していた。積み上げられた本の一番上にねこぢるの漫画。あの絵のタッチに子が目ざとく手に取り、一文字一文字声に出して読んで、コマはめちゃくちゃに進むし意味分からないはずだけど分からないなりにあのシュールさを受け入れて喜んでいて困った。ほらコジコジもあるよと勧めてみても、ねこぢるがいいの!と言ってねこぢるうどんを抱えて部屋の隅に座りこみ、読み上げながら笑っていた。