どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年5月11日〜5月16日

5/11

早朝に目が覚めて大豆田とわ子を観る。夜にはまた最新話をやるこのタイミングで観るのが一番余裕もって楽しめる。今日からおかずのお弁当。見栄え良いようにギチギチには詰めないで質素なくらい確実に食べれる量で作る。デザートに摘んだグミを持っていこうかと軽い気持ちで言うと、そうする!先生に見せるんだ!とその気になったから、直径5センチくらいの小さい小さいタッパーにグミを入れた。

何事もない半日が過ぎてお迎えは歩き。アパート一階の庭のなかに猫が丸くなっていた。前にこの辺りにエサ皿があるのを見た。いつもそこにいるというのもいいけど偶然遭遇できる猫というのは楽しい。曇り空で今にも降りそうだから久しぶりに園近くの小さな公園に寄る。おしゃれセットを持ってきていた子達のところへ結局皆んな集まって人のアクセサリーをこれでもかと付けまくって、それだけで楽しそう。雨を感じた気がして一気に皆んなで退散。スーパーに誘うと八百屋にも寄りたい、大好きな人がいるところへは行くんだと言って、昨日大いに買ったけど仕方なくもうちょっと付け足し。今日の特売のコアラのマーチを買いにスーパーにも寄る。お弁当のちゃんとしたデザートのためにサクランボも選ぶ。子が昨日の沼ハマ再放送の抹茶沼をみて自分も抹茶をかけて食べてみたいと言い出していたから、そういうものなら使いようがあるしたまにはいいかなとお茶コーナーをみてみる。私が買い慣れない緑茶を見つめて抹茶を探しているとおはあちゃんが、お茶は高いわよね〜と言いながら後ろを通っていって、そうかお茶は高いのか。ひと通り買い物をしてなかなか重い荷物を抱えながらとぼとぼ歩く。路地て前からヤクルトレディーがやって来て視線を感じて私も見る。これは憧れの道端でヤクルト買うやつが出来る?と思ったところでヤクルトレディーはハツラツとお仕事どうですか?と声かけてきた。そうかそっちか。週に3日から、預かり保育も充実してるんですよと説明を受ける。ちょうどこの近くの営業所に一人空きができたとかでスカウトをしているようだった。仕事として悪くはないと思ってる、ただどうも制服が。支給されたら個人の持ち物として管理だから皆さんもう着てきちゃってますよとにこやかに言われる。その制服を着て通勤するとか、なおさら無理だなとしか思わないけど一応連絡先交換。その気にさせてしまうくらい話し込んでしまったのは申し訳ない。ヤクルト1000を買うと、ずっとそばで早く帰りたいと言っていた子にお待たせしちゃったからと言ってジョアをくれた。歩きながら、お話聞いただけでジョア貰っちゃってラッキーだったねと言うと、めーちゃんいるのに仕事にいくの?めーちゃんどうするの?と不安になっていた。私がいくつの頃だったか、母親が仕事をはじめた日のことは覚えてる。おじいちゃんおばあちゃんも一緒に住んでいたから別に母親にべったりというわけでもなかったのに、いざ母親が家にいないとなると取り残されたような焦りと寂しさと、他所の家にいるような違和感で、今日はお話だけだからもうすぐ帰ってくるよとおばあちゃんに言われながら、外が見える部屋の窓際に張り付いて通りをじっと見つめて母親が帰ってくるのを待っていた。子の言葉にあの日の自分を思い出してギュッとなる。でもこんな思いもその時になればたいしたことではなくてお互いすぐに慣れることも分かる。それでも私はこの子どもの何も知らないままの気持ちの揺らぎに少しほっとしながら今回もヤクルトレディの現実から逃げる言い訳にしてしまう。働く時は預かり保育だねと一応言ってみるとむしろ喜びだした。

家では何やら歌いながら熱心にお絵描きをしている。「ほんとは好きなんだ、わーわーわー」ノリがいい歌。出来上がった絵についても一生懸命説明をしてくれるけどよく分からない。でもお絵描きスイッチが入った時はここ一番の集中力をみせてくれるのがいい。

夜は起きていられていつも通りニュースZEROを観る。有働さんは私達と同じ社会にいる人間らしくちゃんと髪が伸びていくのがいいなと思う。

 

5/12

朝の支度の最中に、これだよこれ!きて!と言われてテレビを観にいくと昨日歌っていた歌。クセになる歌詞はクドカンだった。ラスティックぽいメロディだなと思ったけど、調べたら井乃頭蓄音団、イノチクと呼ばれるフォークバンドの人が作曲らしい。イノチクの他の歌も聴いてみたくなった。昨日は何を言っているのか全くわからなかったけど子の描いてた絵は曲中のワンシーンだった。なかなか忠実に再現されていて、これまでもよっぽど注目して観ていたんだと思われる。黄色いマスクの女の子、ってワードなんかすごく良い。

スマホの液晶にまた光がさすようになってしまった。二年経ってちょうど今月から機種代がかからなくなるというのに、タイミング良すぎて悪い。何度も修理をしていると不具合が出てしまうことは仕方ないらしい。また修理するくらいなら機種変更しようとショップの予約を取っていた。10時に店に行くとシャッターが閉まっていて戸惑った瞬間に、せーのっと掛け声が聞こえてきそうな勢いでシャッターが開き店員さんがずらりと並んでいてギョッとする。一丁前の真似事みたいなわざとらしさにシラけながら席に座る。新人らしい女の子が担当になって脇に先輩らしき女性がついていた。新人さんは声を大きくハキハキと話してきて、やる気アピールのためになのか私のプライバシーは丸無視になってる無神経さが不愉快で、とにかく早く済ませてしまいたかったけど希望した機種の色の在庫が無しとのこと。ここで終われるきっかけ。「そうですか、じゃあやめます」と淀みなく言ったら新人の彼女は、はい分かりました…と声が小さくなりながらすんなり受け入れた。数ヶ月前の不動産屋の若い子達を彷彿とさせる。今の若い子はあっさりしていると思う。何が何でもみたいなアツさはない。しかし脇にいた先輩がすかさず、近隣の店舗から取り寄せできるのでいま確認しますね、と割り込んできてコソコソ新人に指示をしている。一応粘る教育はしていくらしい。まぁ普通はそうなるだろう。しかし教えられないとそれに気づかないならその仕事やっていくのも大変だろうなと思う。スマホは一時間後くらいには届くとのこと。取り寄せておきながらその間に機種変するか考えてもいいかというとそれは許された。あのノリで手続きする気になれない。OKに寄って買い物して帰る。朝イチから少しでもズレるともうレジは行列。お菓子コーナーにいると品出し中のおばちゃんがバックヤードの人と会話をしながらチラリとこちらを見た。すみません、と言って少し避ける。引き続きお菓子の棚を見つめているとさっきのおばちゃんが私の横にドカッと段ボール箱を置きながら「カワタさんがさ、」と言う。え?私に言ってる?と戸惑いながらおばちゃんを見ると、体を起こしながら「似てんのよ」と続けて私を見てくる。だからつい見ちゃったわよ〜、と妙に感心しながら去っていった。渡辺えりさながらの、こんなドラマのワンシーンのような話し方する人はじめてみた。本当にいるんだな、こんなおばさん。帰って機種変をどうしたものか店舗検索なんかでキャリアのサイトをみていたらオンラインという手段にはじめて気づいた。長年のくせでショップでやるものだとばかり思いこんでいた。今日出してもらった支払い計画書を見て事務手数料があることにもはじめてハッとする。あんな新人さんの相手をするだけにお金まで取られるところだったとは。店に電話してさっきの話はキャンセル、機種はネットで注文して、手数料が浮いた分少し良いカバーとフィルムもネットで買っておく。

お迎えは自転車で、広い公園へ。全力で遊ぶ。遊びに来ていた他の園に通うママ友が、めーちゃんってあんなに活発だったのね、と驚くほどの勢い。

4時過ぎ、図書館へ。毎週水曜が期限で返却のペースは崩せずに通う。ママ友も同じくで一緒のタイミングに行く。絵本コーナーて会うなり立ち話をしていると、我が子らと同じくらいの歳頃の男の子が向こうを向いたまま私の腕を引っ張ろうと手を伸ばしてきていて、声をかけたら母親違いしたと分かって焦ったようで奇声をあげながら本当のお母さんのところへ走っていった。今日は何かと誰かに間違えられちゃう日。

寝る前の絵本、今日借りた「やまのディスコ」面白い。園のお手伝いで子ども達に絵本を読み聞かせるイベントがあるのだけどこの絵本にしようか。離れても見やすい絵で話が分かりやすく読み聞かせやすい絵本をその時のために覚えておいている。ディスコに魅了される者の感じがよく表されていてクラブの熱気を思い出せて心躍る。それでいてもちろん純粋に子どもも笑えてる。楽しい気持ちで就寝。寝かしつけから起き上がっていくとTBSがついていて珍しくそのままニュース23を観ていると爆笑太田河野太郎インタビュー企画。ワクチン担当大臣だなんて、取ってつけたような大臣の言うことなんてどうなんだと思っていたけど、いざこうしてみると筋が通った話し方して、さもやってる感というか人の怒りをかわない程度にそれっぽく言ってのけるところを見るとさすが政治家と感心してしまう。実際どうなのかは全く判断できないけど。太田は、次期総理を狙う人が失敗するわけがないからそういう意味で期待できる、と噺のオチような解釈でこれまた包囲していた。

 

5/13

送りのまま委員会作業。不器用だから細かい作業は不得手なのにその場面で仕切ることが生じてしまい、うまく立ち回れなかったことを思い出しては後悔。スーパーに寄って帰る間に雨が降り出す。

外遊びができなくて工作をするから雨の日に限って、それも歩きになるのに子の持ち帰り荷物が多い。園で世話をしている畑を見て帰るんだという子に釣られた我が子に私達も行こうと誘われる。帰り道とは反対方向なのになぜ今日に限って、と思うけど雨の日だからこそ少しでも外でのアクティビティーを欲するのも分かるはわかる。ちんたら子どもについて行く。そっちが帰り道の子達と一緒になって、どこ行くの?畑を見に行くの、と話しているうちに結局ぞろぞろと皆んなで連れ立って畑へ。住宅地のなかにある地域の人で世話している畑。子ども達は皆んな喜んでやっているらしい。私は子どもの頃から自然に興味がなかった。当たり前にそこにあるものだったからこそなのか、栽培する育てるということへの関心は低い。なによりも、突然芋掘りとかさせられてそれと教科書にある学習と結びつけて話をされても本当に意味がわかってなかった。勉強は勉強のなかだけのことで日常には応用できない不器用な子どもで、今もそんなところがあると思う。説明書通りにできるわけないと思い込んでる節がある。一人の保護者があそこがオクラであそこがきゅうりで畑の説明をしてくれて、大人達は畑といったらサツマイモでは?と子ども達に聞くとサツマイモはどうのこうのだからこれからなんだと説明してくれて、言われてやるだけでなく理解までしてることにただただ感心した。お友達と別れてからアマゾンで買ったスマホのフィルムを取りにファミマへ。雨で人も少なくお兄さんとゆっくり話す。うちのアパートにネパールの人がいていつも良い匂いがするという話。私でも作れるかと聞くと、YouTubeみればカンタンといって調味料はどこで買ってるのか聞くと中通りの店だった。外国人の男性が故郷の料理を作っている場面をテレビで観ることはよくある。材料を揃えにくいであろう異国でまで国の料理をしてすごいなと単純に思っていたけど、あれは自分でやるしかない環境だから料理を覚えたのかファミリーでいる頃からやってきたことなのか、どちらにしても作れる人だから披露されているのか自炊できない移住者もいるのか、考えてしまったりする。日本に住む日本人男性に慣れ親しんだ料理を作ってくれと言っても作れない人は多そう。でも海外に住む日本人男性は作れそう。兄も元々ひとり暮らしで料理はしていたけど海外にいってから自分で捏ねてまでうどんを作るようになっていた。私がもし何か故郷の料理を作ってくれと言われたら人にこれが日本の料理ですとお披露目できるほど正確なものを作れる気はしない。豚汁か、ジャガイモの入った固形ルーを使ったカレーだろうな。

最近またテレビから目を離せなくなってCMすらジッと見つめてしまう。何をやってるんだか。ダウンタウンDXで見取り図のリリーの名前の由来が、養成所時代にいつもハットをかぶってたからリリーフランキーみたいだってことでリリーと呼ばれるようになったとやっていて、良いエピソードだな。自分にはそうして人につけられたあだ名から自分でも名乗りたくなるほど気に入った通称はない。そのうちSNSが普及したり何かしら自分から名乗らなくてはいけない時代になってしまったけど、そうして呼ばれてきた名前を候補として頭をよぎることも一切なかった。アメトークはキャバクラボーイ芸人。こっちにも見取り図。テレビをチラチラ観ながらスマホと睨めっこ。子どもがお友達のを見て理想だといったお遊びのヒールサンダル、お下がりだったらしいけどママがトイザらスのプリンセスセットと同じだと思うと、それも今日までセールになってるよと教えてくれて、トイザらスのサイトをみて迷っている。セールにはなっているけど送料が600円かかる。この際送料無料になる額まで他に買うものはないかとサイトのなかをあちこちしていたけどその間に0時を回ってしまい購入を諦めた。ずっとこんなことをやっていたからか、なんか体調が優れず起きてるのがだるくなって横になる。

 

5/14

明け方、身体のだるさで目が覚めてしまう。熱いような冷えていくような、熱を測ると37.4とか。酷くなる前にカロナールを飲んでごまかす。トイレに2回。お尻を拭いたら血。寝ぼけていたわけではないと思う。でもものすごい腹痛があるわけでもなく、怠さも熱もそこまでではない。ただ確かにしんどさはある。深く寝られないまま朝。支度を全て夫に任せて横になり続ける。子の用意で分からないことをいちいち聞いてくれていいのに、自分は聞かれたくないタイプだからだろう、自己判断でやろうとするから、こっちから声かけるべきことも選んで余計に気を使う。お手拭きタオルを用意したり水筒に入れる水の量、着替えの洋服を出したり、結局細々としたことは私がやるしかない。おにぎりが大きいと不安そうな子の声にまた起き上がって見てみると確かにおにぎりが大きい。少し減らして握り直してあげる。他には夫が子の世話をする時定番の卵焼きと昨夜の残りのパスタとミニトマトが入っていた。いつもより早く出て行く。私は病院を調べる。微熱はともかく血を気にして消化器内科にしたい。予約制らしく手続きをしておくけど予約は一時間後。行ったこともない病院だし、他になかったかなと探し続けているともう一件駅の反対側にあることに気がついた。もう診療開始しているし、そこの方がなんとなく信頼できる気がして一応まず電話をしてみた。思えばこれが運の尽きだったかもしれない。いまだよく規制される37.5度以上の熱ではないのに、現在の症状を聞かれるがままに話すと電話は医師に代わり、うちではPCRがやれないので一度相談窓口に連絡して案内してもらってくださいと言われる。今の私はコロナを疑われる状態なのか?ドキドキしてきた。教えられた区の窓口に電話。繋がらない。これが例の、という感じ。7回かけて繋がったと思ったら他の電話に出ている話し声がうっすら聞こえてくるだけで呼びかけてもダメ。切って再びかけると今度は2回目で優しい語り口の女性が出てくれた。ここでも同じく症状を話すと、それではPCR対応している病院をいくつかご案内しますねと言われる。いやいや、え?受け止めきれずにいると、生ものとか食べていないですよね?と、やれやれ仕方ない、そこから聞かなきゃいけない?のテンションで言われて、確かにそんなこと思い当たらない。でもひとつあるとすれば。「路上のグミの木の実を食べたんですけど」と言ってみると、そうなんですねと電話口でも感じる困ったような失笑のあと、一応まずはPCRのご案内させていただきます、症状がコロナと被ってるんですよねと諭される。症状がかぶってる、という言葉の強さ。恐怖が高まる。案内されたクリニックのなかに私が行きつけの、つい先月もいったクリニックの名があった。外のブルーシートの物々しさはやっぱりそういうことだったのか。慣れた場所でよかった。すぐに連絡すると先生はう〜んと唸りながら12時半に来てと言う。午前の一般の診察が終わった時間にPCR対応をしているらしい。最近多くてね、もうねパンク気味、と先生もまた渦中の人らしいことを言う。先に預かり金をしてそこから精算する形になるから、と言われて一体いくらになるのかと思ったら全然、五千あれば済むよと言われる。とんとん拍子にいって少しほっとして横になる。熱は37度あたりをいったりきたり。朝の空腹時を逃してから食欲もなくなってきた。どちらにせよ一時間前から飲み食いも禁じられている。寝ている間に夫が米や水を買ってきてくれていた。この後どうにかなってもこれさえ有ればという備えのつもりもあったのかもしれない。時間が近づいて自転車で家を出てから現金がないことにハッとして回り道して銀行へ。1日ぶりに自転車を漕ぐだけでなんか太ももが震えるような体の辛さ。わざわざお金のことを言われていたのになんで忘れたんだ。自分を責めようにも今はそんな気力もない。街が色褪せて見える。去年の夏に夫が高熱を出した時以来のこの感じ。私はもうこの中で日常を暮らせないかもしれないのか。クリニックの入り口には「発熱患者対応中」と鬼気迫る書き方の札が下がっていた。いつものように看護師さんの対応はなく、全て先生一人で淡々とこなしてくれる。結果は混んでるから二日くらいかかるかなと言われながら、先生が開くビニール袋に紙幣を入れて、クリアケースに保険証などを入れる。民間の検査みたいにすぐには結果が出ないのか。奥の部屋に通されて早速唾液採集。そこに座って、試験管のカーブのとこまで頑張って、と言われてやってみると確かにすぐに出せる量では全然足りない。目線の高さに駄菓子っぽい酢昆布が飾られていて、もしやと見渡すとその上にはプリントアウトしたレモンと梅干しの写真。酸っぱいものを含んだと思って唾液を出してみてください、とかなんとか書かれていた。このほのぼのしたノリで陽性が出たら一変する世界に余計に辛くなる気もする。向こうで先生が結果の出た人に連絡をしているらしく、陰性でしたよ、だから安心して。ご主人はまだ入院してるの?とか聞こえてきて、お年寄りなのか、旦那さんが陽性で入院しているのに陰性だった人なのか、どこの誰だか存じませんが本当によかったねと思う。なんとか唾液を貯めれて先生を呼ぶ。今度は明日の午後には分かるかな、再検査となったら二日かかる、と先生は言って会計と整腸剤やアセトアミノフェンの解熱剤を処方して持ってきてくれた。全部合わせても三千円もしなかった。費用は普通の通院となんら変わらない。最後に検査結果が出るまでは自粛を、といったような注意書きを渡される。これで陽性だったらこんな楽な症状はない。陽性ではないだろうなと思う。胃腸炎よりキツくない。でもこれからどうにかなるかもしれない。怖かった。動けるうちに、トイレットペーパーとポカリと栄養補給の飲むゼリーを薬局で素早く買って帰る。夫ももう出ていて、子のお迎えも行かなくてはいけない。マスクは絶対外さないし、誰に触れるわけでもないから大丈夫だろう。前回の子の体調不良に買いだめたお粥を少し食べて自転車でお迎え。朝に言い聞かせたはずなのに子はやっぱり、約束しちゃったんだけど、と公園に寄りたがる。本当に少しだけならと言って先に行ったみーちゃんの後を追う。みーちゃんのママが会うなり大丈夫?と言うから、調子悪そうに見える?と聞くと、みーちゃんが我が子から聞いたとのこと。子もちゃんと分かってはくれていたんだ。少しだけ遊んで行くわと言って園近くの小さな公園に寄った。すでに来ていたクラスのなっちゃんと三人で遊ぶことになった途端に意見が合わずに我が子となっちゃん二人が泣き出す。こんな時に限ってなんと神経を遣う事態にしてくれたんだか。みーちゃんが間に入ったり母達のフォローで帰る頃には二人の仲は持ち直せて皆んなで笑顔で解散。なんだかんだ帰りは3時。アニメ映画をつけて集中させて私は届いたスマホを設定して滞りなく移行。事前に準備しておいたケースとフィルムで何事もなかったように元通り。本当にネットで機種変してよかった。映画も終わって子の相手をしてると体調が悪くなってくる気もする。夫が何か食べ物買って帰ろうかと気遣ってくれたけど、私がお粥にするなら子も同じものを食べるといって二人でお粥を食べた。熱は37度前後。もう薬があるから心強い。一度飲んだら6時間空けるから、夜中に辛くなったら飲めるよう夜8時には飲んでおく。ところがこの夜は目覚めることなく朝までゆっくり寝れた。

 

5/15

晴れ晴れでもないけどちょうど良い気候。朝は体調が楽。週末の定例、子と夫がハッピーセットを買いに出て行ったら1時間帰らない。食べてるのかと思ったら帰ってきて、シルバニアのおまけがなくて何軒かまわっていたらしい。結局花の図鑑を貰ってきた。花の図鑑も楽しめるから逆によかった。

夫は仕事に出てしまったし、たまにゴロゴロしてしまうけど子と遊んで過ごす。王様のブランチで松田青子のインタビューがあって、見覚えのあるおっ子さんのロンTを着ていたから急いで写真を撮って久しぶりにおっ子さんに連絡する。おっ子さんは松田青子に驚くと同時に私が久しぶりなことにも驚く。元気?と大概聞くけどそれに対して、いや実はとコロナ疑いでPCR結果待ちなことを伝える。おっ子さんも経験したとのこと。結果食中毒だったのに二日放置されることになってしまったらしい。社会的にはマスクを外してお酒を含む会食が問題の基準のようになってるけど、世の中にはそんなことが全くなくても感染することがあるというのだから現場はこうしてひとつひとつ慎重に潰していかないといけないのも分かる。久しぶりの連絡はこんなことで終わった。

検査をしたクリニックは土曜の午後も診察をしているからその時に電話がくるだろうと期待していた。一応気になるらしく出先の夫からも電話あった?と連絡がくる。午後3時過ぎ、まだ連絡は無い。二日かかるかもということだと明日は日曜。クリニックは休診だから月曜まで連絡がつかないことになるのだろうか。こっちから電話をしてみようかどうしようか、クリニックのホームページをみていると、土曜の午前は先生が区内総合病院の発熱外来に出向しているとあった。ドキリとする。そこまで環境のある先生のところでの検査なのにまだ結果がでないとは、まさか再検査になってたりして。途端に焦りと不安が渦巻く。午後診療が終わる時間が近づいてたまらなくなって電話をする。結果の出た方から順に先生が連絡さしあげてますのでもう少しお待ちください、と先生に代わることなく看護師さんだか受付の方だかが優しく宥めてくれる。明日はお休みだと思いますがその場合は、と聞くと休診でも先生は連絡しているようですねと教えてくれる。今日はどうにもならなかったけど明日でも結果は出ると分かって少し気持ちは落ち着いた。

いまいち空腹感なく食べる楽しみも気力もない。帰ってきた夫がさすがに空気を読んで子の食事の世話を受け持つ気になってくれていて、何か買ってこようかと聞いていた。そういえば夫は自分の食事は作るけど、子どもに子ども向けのものを作るようなことはほとんどしない。イベントのようにチューリップ唐揚げだとかをやることはあっても、日常的なごはんを子どもに合わせて作ってあげることは苦手なんだと思った。すき家が良いという子に松屋を勧めるのが精一杯の提案。子のためだけに松屋に買いに行って晩ご飯にしていた。子も今日の自分の相手はお父さんだと飲み込んでお風呂も夫と入った。私は子の残りものだけ食べて先に寝転がる。絵本読みも夫。私は読み終わらないうちに寝ていた。

 

5/16

夜にママ友からLINEがきていてその話を朝から返信。そして実はいまPCRを受けさせられていて結果待ちなんだよねと伝える。週に何度も会って、子ども同士の距離が近いとなると一応気になるだろうなとは思う。そんな日常のなかにいながら彼女の家はこの一年でわりと思い切ったお出かけを繰り返してきていて、それでも結果何ともないのにその横で私が感染したらもう悔しくて悔しくて同じ世界で生きることは無理だと思う。こんなやり取りをしている最中の朝9時、電話がかかってきて先生、朝からすみませんねというけど、とんでもない待ちに待ってました。結果が出て陰性ですので、と言われた瞬間緊張がとける。しかし結果が分かったからって治るわけではない。終わろうとする先生にこれで普通に診察してもらえることを確認。症状が日々変わって今日はまた喉がイガイガする。気候が関係しているのだろうか。こうなるといよいよ本当に路上のグミのせいの気もしてくる。グミの木で会ったおじさんが言っていた、お腹壊さないように食べるんだよが頭の中でリフレインする。ひとまず今日からは無理して外に出るようなことも許される。

お昼にはきっちりお腹が空いて、子にごはんをどうしようかというと家族でファミレスに行きたいということで、はじめはお気に入りのジョナサンを目指そうかと思ったけど雨の心配があるから近場のサイゼへ。いざ食べるとなると入らない。スープだけ啜る。お店を出るときには雨。レーダーを見て30分後には弱まるようだからパルをぶらついて時間を潰す。ビレバンにがんこちゃんのバスボールを見に行ったらもう売り切れていた。無いとなると余計に欲しくなる。ネットで探そうかな。脇道の飲食店の人がどら焼きにフルーツや卵焼きなどを挟んだどら焼きサンドを売り込みに出てきていて買ってみる。夫にその他買い物を頼んで雨があがった隙に私と子だけ帰り。その後もだらだらとした雨模様は続き昨日と同じ夜を迎える。夫が子の夕飯を用意。買い物してきたチーズインハンバーグと冷凍庫にあったハッシュドポテトと高カロリーな夕飯。お風呂も自ら今日もお父さんと入るという。二日間で二人は仲良くなったみたいだからたまには良かったのかも。私は子のお世話がないと手持ち無沙汰になるものだなとあらためて思った。これからますますそれが当たり前になっていく。