どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年5月22日〜5月23日

5/22

夫が起きた瞬間からバタバタ作業をして郵便局へと出て行ったと思ったら戻りが遅い。エリックサウスの朝カレーを食べに行ったに違いない。多分隣りのマンションの警備の点検だかなんだかファンファン鳴り響いてうるさい。夫に帰る時に何してるのか様子を見てきてくれと連絡したけど、外からじゃ全くわからなかったと帰ってきた。うるさい音よりも警備会社かマンション管理会社か、事前に伝えといてくれなかったことが我慢ならない。聞いてたらうるさく感じないわけではないけど、うるさい自覚をしてるかどうかってこと。

溜まった洗濯物は干しきれないし乾きそうもないからランドリーに行くことにした。今日は近くの寺でちょっとした市場のチャリティーイベントがある。チラシには綿あめだとか郷土紙芝居だとかあって子ども対象にはなっていて、催しに飢えている私達は見逃さない。いつものママ友ファミリーと落ち合うつもりでいたけど、ランドリーが寺への通り道だから乾燥を待つ間に家族で市場に行ってみることにした。こじんまりとしているけど屋外に小さな店があって子どもがウロウロといるだけで子どもにとっては特別な空間になる。普通の綿あめは無料でもらえるけどカラフルなフレーバー綿あめは100円。そうなるとほとんどの子がカラフル綿あめを手にしていた。我が子もラムネ味がいいと水色の綿あめを選ぶ。ひと通り見てまわって貰うものもらい会場を出る。ママ友に様子を報告。せめて紙芝居をやる時間に行ったほうがいいかも。子も友達と遊びたいからまたあとでも行くと言っている。乾燥した洗濯物をピックアップして帰り。お腹が空いた。のんでる薬に胃薬もあるからか最近やたらきっちりお腹が空く。今度は私がバスマティライスとレトルトカレー。子には天かすおにぎり。食べ終わる頃ママ友からそろそろ行くとの連絡。夫はこれから仲間と仕事の買い出しで新宿へ。私と子は友達親子と会ったあとは今日こそ阿佐ヶ谷のブックオフに行く予定にしている。阿佐ヶ谷は店も大きいしこの辺りのブックオフより児童書が充実しているとの情報を得た。そのつもりで今度は自転車で出る。ちょうど紙芝居がはじまる時間、用意されたイスに座ってまっすぐ紙芝居を見つめていたけどさすが郷土紙芝居、どの子もあまり興味をもてなかったようで、そのうち動いたり話し出したり。綿あめの機械の音がうるさいのと読んでくれているおじいさんの声量が弱いのもあってあまり聞こえないのは集中力を欠くには充分な理由。貰ったミニカーで遊び出したから近くの公園に移動することにした。ママ友の知り合いの金髪ママがちょうどやってきて同じく公園に向かうと言う。私もこうして何度か遭遇して顔を合わせている。旦那さんがこの界隈のバンドマンという話で、雰囲気はその通り派手で破天荒にみえるけど、うちと同じ歳の子を保育園に入れて働いている社会人なだけあって意外と話しやすさがある。同じ歳だから小学校の話やランドセルの話、そしてうちの下階に住む女の子と保育園が一緒だということが判明した。下の人とも仲良くしたいと思っているけどなかなかタイミングが合わないでいる。山形料理まらの前で純喫茶コレクターの方のイベントをやっていた。遊びをちょっと休憩という子と覗きに行く。子はミニチュア玩具が大好きで、この純喫茶シリーズのガチャガチャも発売した頃買いたがってはいた。その監修の人が来ているというんだから買うなら今しかない。一番欲しかったブルーのクリームソーダが出て盛り上がった。今日明日とまらで純喫茶メニューも食べれるらしい。しかもクリームソーダは今日限定ですと言われて子は皆んなで行きたいと言い出す。中は賑わっていたからとりあえずまだ遊んでから後でねと言っていたら突然の雨。公園のなかは木が茂っていて意外と濡れずに雨宿りできたけどなかなか止みそうもなく皆んな寒くなってきていた。レーダーの通り3時半頃雨があがってその隙に解散。子はどうしてもクリームソーダが諦めきれず、私達二人だけで店に入る。クリームソーダとミニチュアパフェを頼む。子にとってははじめてのお店で、お兄さん達がわいわい働くノリに少し緊張気味。隣りに若い女子二人組がやってきて、常連らしく店のお兄さんとユルい感じで話しているのが耳に入ってくる。お酒が飲めないことを嘆いていたっぽい女子達に「まぁこれならもしかしたらってこともね〜」でもまぁまぁまぁ、みたいな匂わせしているように感じたけど、小さな店で常連相手にはそういうことももしかしたらあり得るのかなぁと深読みしたり。どうなんだろう。メニューはソフトドリンクとノンアルしか載ってもいない。ちゃっちゃと食べて飲んで外に出るともう雨も降りそうにない。今日はケンタッキーを買おうかとも話していた。オリジナルチキンも入った30%オフパックがお買い得。夕飯にはまだ早いからその前に阿佐ヶ谷へ。あーだこーだおしゃべりしながら阿佐ヶ谷に入った頃には子も疲れて眠そうにしていた。店前まで自転車で乗り込む。ママグループLINEでお知らせされた通り、入り口外のワゴンにも絵本がいっぱい。悪くはないけどこれまで方々で無料で貰えてきたような類いのもので今は要らない。子どもは先に目にした物に釘付けになって何がなんでもそのなかから買おうとするから困る。なんとか中の売り場に入ったら今度こそ気に入ったものを見つけて引っ張り出して見ている隙に私は本命がないかコーナー全部じっくり目を通す。時代が変わってもYUKIが流れていてブックオフを感じる。不思議と落ち着く。欲しいと思っている絵本には出合えず、「持っててもいいんだけど」くらいのものはたくさんあるけど値段もそこそこ。あとは110〜220円コーナーの一般的には期待できないのであろうなかに使えるものはないか吟味していく。未使用のドリルなんかもある。そういえば折り紙の本。最近プラザで折り紙をする時に本を借りるとそれは大概時代を感じる古くさいものだけどそれで充分楽しめる。だから一冊くらいあるといいよね〜とママ友と話していたばかりだった。折り紙の本、いい具合に古くて内容も変にコリすぎてもいない年頃にもちょうど良いものを220円で発見。同じ物で状態がいいのが500円以上で通常の棚にもある。これはお買い得。子も中を開いて盛り上がる。これを買おう。自転車でもずっとひとりで眺めながら高円寺のケンタッキー。30%オフはボックスかバーレルか、いつもは子どもが食べる分を中心にして私や夫はおまけで食べるくらいでしかないけど今日はもうこれが夕飯ということにして思い切って人生初のバーレルに。前回のレシートアンケートでビスケットも貰う。帰り道はグミの木の下を通る。もうだいぶ実が落ちてしまっていて、離れたところからだと赤い実があるのも一眼では分からない。梅雨時期が旬とのことだけど、先週の雨でピークが過ぎちゃったのかな。

夫は先に帰っていたけどこれからまた別の仕事に出なきゃならない、今日はすごい疲れたといって珍しくチキンを食べて美味しいと感激していた。残したら帰ってからでも食べるといって出て行った。潔くケンタッキーだけの夕飯。食べ終わったら折り紙ね、と子は最高の一日!と喜びをあらわにする。こんな天気が悪い日の19時前でもまだぼんやり空が白い。それくらい日が延びている。折り紙は簡単なはずなのに苦戦しながらアイスキャンディー、クリームソーダとストロー、宝箱などを作る。

夜に帰った夫は、やっぱりこんな時間に気がひけるなぁと言いながらもチキンを食べ切った。バーレルのバケツ、捨てづらいな。

 

5/23

今日こそ久しぶりに完璧な晴れ。それだけで気分は良い。思いきり外で遊ばせてあげたいしそれに付き合えるテンションになる。夫はツタヤで漫画を大量に借りてきていて、子のいない方の部屋に逃げ込んで、子が来たらまた向こうにと、行ったり来たりしながら読み続けてる。そんなあからさまに厄介者扱いされるなんて可哀想になってしまう。私はふと気になってフリマを調べると行けなくない距離で開催されるのもある。世田谷公園、昔自転車で行ったことがあるし、ちょっとその気になってルートを調べると一気に不安になってしまった。下北、三茶と乗り越えていくなんて気が遠くなる、フリマは諦めよう。気に入ってる公園とかまた行きたい公園ないの?と子に聞きながら広い公園をいくつかあげて思い出させる。どうやら遊具であそぶというより単に外で食べたり飲んだりしたいということのよう。平和の森になった。敷物、虫取り網、シャボン玉など用意して昼頃家を出る。夫は漫画をやめたらまた作業をし出したから期待しない。私達の出掛けに、後で行こうかなとボソッと言っていた。公園でアイスを食べたいんだというけどそれは無理そう。一番近くの店で買っても着く頃には溶けてしまいそう。ハッピーセットを買っていこうかと通り道のセントラルパークに寄っていく。芝の養生か終わったようで緑の上めいっぱいに人。それを見越してか、なんとマックは休業中。あとから来るお父さんに頼もうということになって真っ直ぐ平和の森に向かう。水筒を持ってるけどアイスがナシになったかわりにゼリードリンクを買ってあげてもいいかと自販機の前を通るたびにラインナップを眺めてるとそれが楽しい。安い自販機こそ見慣れないものがあったりして、この前と同じ三ツ矢サイダーゼリーも110円自販機になっていて嬉しくなって買う。平和の森も人は多いけど敷地も広いから全く圧迫感は無い。スポーツセンターは閉めていてトイレ利用はできるけど建物の屋上へは行けないのは残念。蝶々が飛び回っているから緑の場所に陣地を構えたけどとにかく暑い。色んなチョウを探そうという名目で歩き回る。緑の広場には白いチョウばかり、その端の植木のあたりでオレンジ色が入ったチョウを子が捕まえる。さらに木陰になっている池の周りの方へ移動したらきれいな色のアゲハチョウを捕まえた。カゴは持っていないからすぐに逃してまた次。そんな木陰でキョロキョロしていると目があった人、お互い人違いじゃないよね?の間を開けて、おー!となる。前のマンションの住人で引っ越しにあたりよく連絡を取った人。子と同じ歳の男の子は後ろ髪が伸びた少年感がもうすでに小学生の雰囲気。我が子も背伸びたね〜!と驚かれる。引っ越し先環境の話や小学校の話、そしてランドセル。最近同学年と会ったらこの話ばかり。すでに一つは見に行って、もう一箇所の気になっているところを今日これから見に行くんだという。コロナだからやりづらいしと言い訳して先延ばしにしてるのは実は私くらいで、皆んなこうしてあちこち足を運んで着実に来るべき時に備えて準備をすすめている。焦ってきた。子がチョウを捕まえたくて騒ぎ出して、また連絡するねと分かれる。引き続きぐるりと歩き回るもやっぱりたくさんいるのは白いチョウ。反対側の木陰の方に木を掻い潜ってシートを引いて座っている人もけっこういて、ピクニックするなら本当はあっちのだだっ広い整備された緑の上なんだろうけどこの日差しでは仕方ない。私達もこっちに移動しようかと子と決めたところでちょうど夫もやってきた。テントもいらないくらい快適な木陰だけど建てるという。買ってきてもらったハッピーセットとオリジンのお子さま弁当をシェアして食べる。夫は何買ったのかというと、分からなくて買えてないという。夫はなぜかこうして決断力がなくなることがある。とくに食に関して。多分、状況に合わせた妥協ができなくてあとでどうにかしたいなと思っているんだろうけどタイミングを逃すパターンが多い。知らん顔して私達は自分達が頼んだもので食べ続ける。夫はそれでもちゃっかり漫画本だけは持ってきていて、寝転びながら漫画を読み続ける。落ち着いて周りを見渡すと横のシートは若いカップル。仲良しそうにくっついて穏やかな雰囲気だけどお互いそれぞれのスマホを見ている。気になっていつ振り向いてみても、せめて二人でひとつのスマホを見て盛り上がるといったようなこともなく、ただニコニコと穏やかな顔して各自のスマホから目を離さない。野外の自然のなかに来てるのに空に目をくれるでもなく。そのスマホのなかは何が起きているんだ。人はどこまでいっても個でいられるほうが強いなと思った。

4時過ぎに退散。まだまだ暑い。今日は折り紙を補充しなきゃならないからダイソーに寄る。人が多い。せっかく来たけど他の買い物することは諦めて折り紙と目についた粘土だけ買って出る。夫は郵便局に寄って帰るといって分かれる。つかれた。飲み物だけ買って帰っていいかと言ってももうどこにも寄りたく無い子の許しがでず。ずっと言い合いながら自転車で走って最後の最後にスーパーは嫌だ、コンビニならいいよと言われて帰りのルートから少し曲がって100円ローソン。九州沖縄フェアでなんとなく気になる乾麺があったけど急かされて判断すらできない。同時くらいにレジに向かったおじさんがそんな子の様子を見てか、どうぞどうぞと先を譲ってくれた。ローソンから渡った通り、このまま真っ直ぐが家の位置ではあるけどどこまで真っ直ぐ続いているのか、通ったことのない道で、すぐ右手に環七が並行しているのを横目で確認しながら進む。まさに家に一番近い場所に出て嬉しくなった。今日汚れた服と朝洗いそびれたものをこの時間からも洗濯できちゃう気候。気持ち良い。さっき買った粘土で遊び。帰ってきた夫が暑いといって少しの隙間だった窓をさらに大きく開ける。そういえばベランダに吊るす虫よけを買いたいのだった。どうせなら子を連れて週末は子どもスタンプがたくさん付くツルハに行きたいと思っていた。ちびまる子ちゃんがはじまる前に行こうと、今夜は先週夫が買い置きしてきたチーズインハンバーグとオムライスのお子さまセットにするんだというのを条件に付き添ってくれる。ついに虫コナーズを使う時がきたと思ったら玄関用がなくてアースの虫よけネット。このアパートの基本装備かというくらい住人のほとんどの家に同じ物がぶら下がっている。ツルハのポイントも支払いも全てがスマホひとつで完結するようにしてから子にポイントカードとキッズカード両方を託している。子がカードを手にしてお会計を構えている。なかなかカードお持ちですかと聞かれず出すタイミングが分からないでいるようだった。やりたがる割には怖気付く。出して!と背中を押して合図して無事渡せてからはレジのお姉さんはスタンプカードを、あと2つでゴールです、とにこやかに返してくれた。急ぐ私達だけど街にはまだ小さい子どももたくさん出歩いていて、皆んなまるちゃん観ないのかねぇと二人で話しながら急ぎめに自転車を走らせていると通り沿いのマンションの一階に住む仲良しママ友がベランダで洗濯物を取り込んでいて声をかけてくれた。よくこうして人に出会っているとママは言っていたけど大体活動時間が同じなだけに私が会えるのは珍しい。お〜と片手をあげて挨拶。無事まるちゃん時間に帰りついたらそのママ友からLINEがきていた。そちらもついさっき帰ってきたばかりのタイミングだったと、そして環七沿いマンションのご自由にどうぞでレジスターおもちゃがあったよとのお知らせ。携帯を忘れて写真が撮れなかったけど我が子に良さそうだったと。なんと。今日私達はたまたま一本脇の道を走ってしまったし、やっぱり常に気になる子どもという存在が傍にいて個から遠い私達はスマホの管理が緩くなることがある。夫に報告すると見てくるわとハイエナ気質を発揮してすぐに出て行った。私は約束のお子さまメニューを作る。サザエさんが終わる頃になっても戻らず連絡もない。ダメだったのかなと思ったら帰ってきて、黙ってリュックからごそっとぼろぼろの箱を出してきた。中身のなんとまぁ立派なこと。コンビニレジセットらしい。レジ脇でお馴染みのホットスナックセットもある。レジはポイントカードをスキャンできたりお札が自動で挿入されていく。もちろんハンドスキャナーでピッとなって金額の音声が出る。電池も入ったままでメンテナンス無しですぐに遊べる。子のテンションは爆上がり。もう他のおもちゃ何にも要らないよ!と言ってしまうほど喜んでいる。うちはこういったCMにもなるような音が出たり電池で動く系のおもちゃを買ったことがない。ひとつあれば子どもが集中するのかもと思うこともあったけど、ほかに遊びが広がらずに飽きる気もしていた。でもやっぱり子どもは飛びつく。付属品が多少欠落していても本体こそが動けばそれだけで無限に遊ぶ勢い。写真を撮ってママ友にも報告。こんなスペシャルな情報ありがとう。彼女曰くはとにかく色が我が子らしいなと思ったとのこと。付属の小物に直に書いてしまっていた数字の形がどこか外国のもののようで、前の持ち主は海外の人だったような感じもある。すぐに捨てたりしないで譲っていこうとするのもそれっぽいなと思う。おもちゃをしまう場所に頭を悩ませてしまうけど、これは本当に良いものをいただいた。素敵な週末の夜。

子は明日は早く帰ってレジで遊ぶんだと言いながら寝た。明日は午前保育で、いつもならお昼を買って公園だけど、私がマスクの下の治療痕を晒したくないし、たまには何か平日のお昼に二人だけで特別な時間にしようよと元々言っていたから、さらにおもちゃがやって来て帰る理由になるのはよかった。隣りの部屋にいる夫からLINEが入る。自転車で10分の場所にスシローができるらしい。これは事件だ。もう全てが手に入ったんじゃないかと思う。