どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年6月21日〜6月22日

6/21

朝早く夫がカチャと食器を触る音がして、静かに外に出て行ったと思ったら話し声がする。隣りのおばあさんの甲高い声。随分と経って7時過ぎ、話し声が止んでからも夫が戻らないのでどこに行った?と連絡するとドアが開く。玄関前の階段に腰掛けて涼んでいたら、ゴミ出しから戻ってきたらしい隣りのおばあさんに会って話しているうちアイスコーヒーをもらう流れになったらしい。おばあさんが帰ったあとも外で飲んでたとのこと。おばあさんは鍋横に住む従兄弟に車を出してもらって月に一回コストコに行っているとか。コストコで買うコーヒー。80歳だというのに本当に食に貪欲で元気なばあさんだ。悪い人ではない。でもよくそんな長く話せるね、いつ猫のことを突っ込まれないかソワソワしちゃわない?と言うと、考え過ぎ、自意識過剰だよ、と罵られる羽目に。女の人って大概にしてそうだけどさぁ、と続けてきて私はハッとした。女だからだ。女は面倒なことに巻き込まれやすいんだな。不本意なコミュニケーション、余計な会話。それに揉まれながら生きてる。多分男ってだけでそんな煩わしさから距離がとれているから気が付かないんだと思った。と言って責め立てたら、そういうことなら自分はけっこう巻き込まれてるほうだと思うんだけど、と弱い者ぶってくるから、それでも男だから遠慮されてることもあるはずだし、同性同士でも私は背が低いからとくに舐められがちだ、女でも男と同じだけ身長があればそれだけで対等にいられることがあるはず、と言い切ると黙った。黙るってことは、彼のなかでも少なからずそんなつもりがあるってことなのだろうなと思った。身長160センチある女性には分からない景色。

ヤマトから連絡。届かないスマホフィルム、話によるとAmazon倉庫のトラブルで遅延が出ていてすごく問い合わせの連絡がきているとのこと。でももう改善されて午前中にはファミマに届くとのこと、良かった。そしてこちらからは不動産屋にメール。昨夜夫が排水溝をガツガツいじってみたらカボチャの皮が引っかかっていたことが判明。それを引き上げたら流れが良くなった。そのことは触れずにパイプクリーナーで一晩置いたら復活したと追送しておく。

送りまま絵本の片付け作業。4人いると一時間もしないで終わる。今日も半袖を着たら暑くてたまらない。やっぱり長袖の方が安心。でもお昼はジョナサンに行くといって子も帰るつもりでいてくれたし、日差しを気にせずそのままでお迎えしたら、やっぱり公園。ファミマでスマホのフィルムを受けとるだけして帰り。レジャーシートと水遊び準備をしてスマホにフィルムを貼ったらまた公園へ向かう。皆んなが遊びはじめているなかおにぎりを軽く食べて遊び出す。2時にはみーちゃんと帰る。覚悟したより早く帰れたからこれからどうしようか、いつもの仲良しママ友とは連絡とれなかったし私はしっかり食べれずお腹空いてきたから、デニーズかロイホへ行こうと話し合って着替えてロイホに向かう。

今日はツイてない。それはここから始まった。ロイホの駐輪場、3台分は空いていないとフレームに自転車がおさまらないから、その隙間に置こうとしていたら後ろで柄の悪いおじさんが待っている。その圧に負けて、というかフレームに入れられないならそこに置く必要はないから一度停めた自転車を別の隙間に動かそうとどかしたら、おじさんはスッとフレームに停めてロイホを背にしてスタスタ歩いていってしまった。客なのに停めれなかった私。気を取り直して店内に行くも、案内された席が三人の子連れの隣り。良かれと思って子連れをそこに集めたんだろうけど、その後度々仕切りの植え込みを超えて覗きこんでくる男の子達。飲み食いするものをガン見してくる。子が萎縮してしまっていた。期待していた子どものオマケは前のなぞなぞブックが無し。どこのチェーン店とも変わらない飛行機の模型やカチャカチャ押すカメラとか。頼んだマンゴーのパフェ、ミントを切らしてしまって、トッピングの飾りにするミントすら無いんですと言われる。まぁミントくらい良いんですけど、総合的に今日のロイホは満足度が低めになってしまった。しかもママ友からこのタイミングで連絡、一緒に行こうかと思っていた駄菓子屋に今日に限って行っていたとの事後報告。タイミング不一致。ただそこで明日女の子限定企画があることを聞いたとの知らせ。アンケートに答えたらブルーシールのアイスをプレゼントとの話。早速その詳細を確認しに駄菓子屋へ。児童館の頃よく遊んでくれていた小学生の懐かしい姿。毎日のように通ってるとは噂に聞いていた。駄菓子とけしごむクジを買う。ブルーシールのアイスが同居してから初めてきたけど、一言でいうと窮屈。駄菓子は充分にあるけど種類が絞られしまった感じ。以前の店舗にあったような安価な玩具類も減った。無機質なのに無駄に物がある旧一号店を知っているだけに正直もの悲しさはある。アンケートの話を聞くとやっぱり詳細は伏せられるけど、確実にやりたければ開催時間前に整理券を配布しますよと聞いた。あづま通り側までせっかく来たから昨夜急に気になって調べていたボードゲーム類を見にすごろくやへ。長年すぐそこにあり続けていることを知っていながらはじめて入った。プラザでお馴染みの可愛いキャラクターに名前をつけるゲームも人気商品だった。何か買いたくてフワフワしている子にゲームは一人でやるものじゃないからお父さんにも言って皆んなでよく考えようと言って店を出る。今日は軽い夕飯にしたい。最後に業務スーパーに寄ってベビーリーフを買って帰る。店を出て気がついた、自転車のチャイルドシートカバーに滴るように鳩のフン。驚愕。いつから?上を見上げてここではないことは確か。でもカバーがあって良かった。無かったらと思うとゾッとする。急いで帰って外す。よく見たら子のワンピースの裾の方にも少し白いものが付いていた。ショック。今日はほんとツイてない。いや鳩のフンが付くなんてツイてる、なんて話を聞くこともある。どっちなんだ?でもやっぱり今日の流れはツイてない、トドメを喰らった感じ。カバーは玄関先に置いてワンピースは即洗う用意。

子はきゅうりにかぶりつく。園で世話している畑から自分担当のきゅうりを今日持ち帰ってきた。不恰好に大きくて色むらがあって、いかにもといった見た目。採れたては新鮮で美味しいんだって!と嬉しそうに食べる。そのまま夕飯、サンドイッチマンのテレビをつけた。集中して観てはいなかったけどグルメ自販機巡りをしていて、気がついたら中野のロケ弁当屋の弁当自販機をやっている。気になってすぐに調べると新井薬師。新宿に出ていた夫にお知らせ。ご飯の後はお絵描き。子の絵の描き方を教わる。最近定まってきた女の子の描き方、独特。どうしてそうなったのかルーツも不明で面白い。同じ描き順で真似して描いてもやっぱり子どもがそのまま描いたやつの方がバランスとか絶妙で味がある。楽しかった。お風呂に入っている頃、夫が帰宅。ワンピースのフンは落ちなくて諦める。

空腹気味で意地になって起きていられた。インスタントのトマトスープを飲んだら火がついて、ひとつ残っていたマグカップサイズのカップヌードルを食べて満足。時間は夜10時過ぎ。11時過ぎて観るニュースは緊急事態宣言明けの夜の街を映し出す。2ヶ月前、宣言に入る前も私達は同じここに居ました、人は増えていますという話。宣言開け、とはいえあちこち暗いままのこの不安定な街の夜更けに何があるというのだろう。ファーストキッチン松屋の灯りが切ない。そこに働いているのは今この画面に映る顎マスクしながら喋り歩きする人達とはまた世界の違う人が働いていたりするんだよなぁということを考えたりもする。若者達の横をひとり足早に過ぎていく年配者を見ると、こんな街でこんな時間まで何をしなくてはいけなかったんだろう、お疲れ様です、と胸がぎゅっとなる。有楽町の店、待ってました美味しいです、としみじみビールを飲む人達。そんな人達は仕切り直せているようだけど、私は何も変わらないそのままの日々。ワクチン接種をした保育士の人、打った腕のほうが少し重たいなという感じだけど体調良好と話しながらそのまま出勤。一方で鉄道会社の人、接種の翌日も休み。だけどその翌日からは通常勤務だから少し心配と話していた。なにがなんだか。午前1時までテレビを観続けた。

 

6/22

昨日から今日の服装について自信をもって涼しいファッションコーディネートを考えていたから朝から爽快。天気も悪くない。昨夜アパートの掃除用流し台で自転車カバーを洗っておいてくれたけど朝みるとパキパキになった白いものが少しついていてパラパラと落ちてきた。カバーを丁寧につけ直そうとしたらパーツの向きが違うことに気がついて、送ってから幼稚園の敷地の広々した場所で直してみたけど素手の力づくでは限界で持ち帰って整えた。

洗濯も気持ち良く2回済ませて買い物に出る。買い物しなきゃ、キャンドゥに行きたいと思っていたけど何が欲しかったのか思い出せない。そんな状態のままふらふらと街に出る。昨日の業務スーパーで何か買い逃したか寄り道、がとくに無い。キャンドゥ、眺めていると欲しいものは見えてきたけど品切れだったり。思いついた日用品や食品類を買う。西友に寄ろうと思ったけどやっぱり子と選びたいからやめておいて帰る。買ったお菓子を貪り食べながら夫と網戸を調べたり家具を調べたり。越してくる前から網戸がなくて、必要なら個人で付ける分には構わないと言われていた。やっぱり網戸がないせいか朝起きると子がどこかしら蚊に刺されているように思う。

お迎えに一応レジャーシートと配り用おやつを持って出る。でも今日はアイスもらいに行くんだから公園は少しねと耳打ち。さっきまで日差しが暑いと思っていたら曇り空に風が涼しかったり公園も過ごしやすい。区内の小学生、中学生がオリンピックパラリンピックを観戦することになってるらしく、それってどうなのだろうねという話題。個人的には興味ないけど東京でやるとなったらそりゃそうかという気もする。おやつ交換、食べたところで3時半前、皆んなより先に退散、そのまま駄菓子屋に向かってみる。まだ4時で整理券をもらったから都合よく今のうちに買い物を済ますことに。この辺で買い物するならユータカラヤ。どれもこれもちょうど良い価格であれこれ買いたくなるんだけど現金のみなのが不安になって思い切って買えない。それがユータカラヤ。自転車が停めづらいのもあってなかなか来れないでいる。そろそろ良い時間、駄菓子屋に戻るとまた昨日の知り合い小学生もいて混み合ってきていた。先に駄菓子とまた消しゴムクジをして待つ。アンケートというのは女児玩具の王道某着せ替え人形だった。私のほうが嬉しくなってしまう。もうひとり4歳の女の子のお母さんも貴重な体験!と喜んでいた。子の選択が反映するのか来春の発売、楽しみができた。アンケートを終えてそのキャラの写真ハガキをいただく。それをチケット代わりにアイスを貰う。先に貰ったさっきのお母さんが雨が降ってきた、と声をあげたから私達も急いでアイスは自転車で食べながら行くことにした。雨は一瞬だったのか店の外に出たら平気だった。大丈夫でしたねとそのお母さんと挨拶交わして帰る。でも確かにずっと危うい空模様。人通りが少ない裏道裏道を抜けながら家の近く。夫が入れ替わりで高円寺へ向かうところだった。納品とのこと。それから今まだ帰っていない午前0時。私は今日も夜10時からテレビを観てる。大事にとっておいた大豆田とわ子の最終回をついに観る。ゴールよりも走り出した頃が一番見頃だった。続いている時はうやむや感を楽しめて考える余白が心地よかったけど、その空気感というのは終わりを迎えるとどうしても無理矢理な感じになってしまうのが勿体ない。でもいつか終わりはくるから難しい。ニュースゼロ、落合さんがスタジオに。宣言が開けたからなのか。小池百合子、過労で入院。これが一般企業の話だったら、これだから女はとか陰口叩かれたりするのかな。それとも百合子の存在が人々からそんな感覚を消し去ってくれているのかな。