どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年7月15日〜7月16日

7/15

昨夜も早く寝てしまった。早起きして夜に食べようと思っていたプリンを意地で食べる。暗いままの部屋で目が覚めても起きてることがしんどなって大概はまた寝てしまうけど、まだ寝ている子を残してひとり明るく陽が入る部屋に移ると不思議ともう眠くない。しばらくして何か聞こえたと思ったら続けて泣き声、子が目覚めて私がいないことに気がついた。戻ってトイレだったよと安心させて横になるとすぐにまた寝て、私も暗い部屋で横になったら結局また寝るしかなかった。ということでここ最近睡眠時間だけは足りている。なのに体調は崩れて喉も痛い。子が少し前の風邪で処方されて残したイチゴ味のトローチを舐めまくる。

夫の送りで楽をしようと思っているうちに幼稚園も今週あと二日で終わり。お弁当は今日が最後。全部を毎日せっせとこなすことは構わないんだけど、その側で夫がつねにイヤホンしていることが腹立たしい。本当はそんなつもりでないとしても声をかけるなと言わんばかりのシャットダウン行為。よく海外ドラマのスパイものは皆んなハンズフリーイヤホンをしているけど常にその場でも会話が混乱するくらい喋り続けてコミュニケーションしているから憎めない。そもそも夫は両耳塞いでいるし。同じ家のなかの人のいる場所で常にそれは威圧感があることを全く気づいていない夫は、お送りから帰ったら機嫌よく話してきて、昨日展示を見に行って、そして人と交流したことを自然に言うけど、なに?そんな時間あったの?なんで自分だけはいつも自分の時間で生きれてんの?昨日高円寺ですれ違った後のことだから、え、それなら子の夕飯何にしたらいいかと考えることとか、子の呼びかけにいちいち返事するとか、自分を奮い立たせてテレビを切り上げて子をお風呂に誘導する手を尽くすとか、やることはいくらでもあったはずなのに、それは「仕事」とされるものをやっているんだから免除されるものということで、私は「育児」という「仕事」を選んだのだから全雑用も請け負わなきゃならないということか?そういうことなのか?そうだよな、これまで人任せにしていたら私の意味がないよねといつも自分を納得させてる。

園終わりはいつもの公園遊び、蝉が鳴きまくる公園は完全に夏。明日梅雨明けといわれている。近くの園で先生、保護者、子どもまでコロナ陽性が出てしまい、来週から夏休みの予定が今日から突然の休みになってしまったらしいとの噂。子どもが皆PCRをしたとのこと。いつ誰がなってもおかしくないという中で、その園は去年も陽性者が出た。何が違うんだろうね、と本当に気の毒に思う。セミの抜け殻を探そうとして斜面から滑ったと子がじんわり泣きながら戻ってきた。土汚れがひどい、これをきっかけに帰る。今日の水遊びの水着なども一緒に洗濯。おやつを食べながらいつものお友達と連絡をとると近くの公園で遊んでいるというので洗濯が終わってから向かう。知らない子も交えて色々して遊び。明るくて感覚がおかしくなるけど時間はもう5時過ぎ。明日もあるんだし帰ろうということで、ファミマで荷物受け取りと、子にフラッペを買おうとマシーンのミルクも万端なことを確認したけど今度はカルピス味が品切れ。珍しくイチゴを頑なに拒否して普通のラムネアイスを買う。買い物していないからある物でご飯。挽肉のミソ炒め、ズッキーニとナスの焼きもの、フルーツトマト、かぼちゃの煮付け、揚げ玉と素麺。せめてものつもりで流し素麺マシーンを稼働させるが、後片付けまで考えるとうんざり。体調も悪い。なのに夫が今日も帰らないことに、またこっそり満喫しているのではないかと苛々する。Amazonで買った子の髪を切るためのハサミセットはコームが入っておらず返品に。集荷をしてもらうにあたり夫にも確認の連絡をとるとすぐに返信がくる。なにしてるのかと問うと、疲れたから家の前で座ってる、涼しい、とかまた。どこまで人に気遣いがないんだ。私も疲れてるんだけど。それでも流し素麺とかしてるんだけど。そうLINEを送りつけて当て付けのように素麺マシーンは一番最後まで片付けないでいた。

 

 

 

7/16

早寝した分早起きにはなるけど、朝は全く落ち着かない。喉の調子はなぜか良くなって、体調もそんな悪い感じはない。夫の何から何までイラついてたしPMSだったのかもしれない。

予報通りにきっぱり、これまでのような不安定な空とおさらば。終園日の今日、仲良くしていた子が引っ越しでさよならになる。数日前から手紙を書いていて、昨夜は夫と折り紙をジャバラにしてリボンを作っていた。今朝は朝から別のお絵描きに夢中になって支度をするのも遅くなっていた。急いで自転車に乗りながら、そういえばアオちゃんのお手紙持ってきたの?というとハッとして、忘れた!と慌てだす。だから早く準備してってあれだけ言ったのにー、と呆れてみせる。お父さんに、お父さんに持ってきてもらおうよぅ、と多分無理とわかりながら小さな声で言う。ダメダメ。お願い、取りに戻ろう、とやっぱり小さな声で訴える。無理無理、もう家出るのも遅かったから。と言いながら帰りに私が持っていくか、と考えていたら、駅前の通りに出てきた頃には涙で顔をぐちゃぐちゃにして、取りに帰りたい〜と嘆いていた。帰り持って行くからさ、と最終手段をバラして落ち着かせる。園門で迎える先生に泣き顔を突っ込まれて子は黙ったまま入っていって、姿が見えなくなって私が説明すると、笑いながら先生も帰りに持ってきてもらうしかないわねと言った。委員会の委員長を呼び止める。今日の帰りは私達の委員会事案の保護者の絵本貸出がある。毎週末子ども達が借りてくる絵本は2冊、長期休みの前は4冊、子ども達が保育時間に自分で決めて、降園時に希望する保護者も自分で選んで絵本を借りられるのだ。その指揮を取り管理するのが私達の委員会。この暑さでは予定していた待機場所ではキツいんじゃないかという相談など。委員長は荷物を下ろしたりするために早く来ると言っていて、それなら私も預かり保育の予約を入れるのに早く来るわ、いま混んでるし、と話すと、もう預かりいっぱいになってきてるから早い方がいいよ!と教えられて、慌てて予約に駆け込む。今朝スケジュールを組み立てておいてよかった。記名欄をはみ出してまでびっしり名前が書かれているなか、こちらも押し込んで書き連ねる。

お迎え時間、本当に暑い。背中を汗が流れ落ちていく。日陰のない園庭。出てきた子にアオちゃんへの手紙を無事さっさと渡し、子はアオちゃんの元へ飛んでいき精一杯のお別れをしていた。クラスの皆で記念撮影。絵本を借りる人は中に入る。毎週図書館に行くし貸出はしなくていいと私は思っていたけど係としてそこにいたら子が借りる気になってしまって保育室に入ってみる。せっかくだから図書館の二週間の貸出では読み切れないような分厚い児童書を借りることにした。ひとつは子がおすすめしてきた「かえるのエルタ」保育時間に最近先生が読んでくれていたらしかった。他2冊も適当に取って決めた割にはなかなか良いものを選べたと思う。エルタと同じく中川李枝子の「森のおばけ」と、瀬田貞二の訳というのが決め手で「世界のむかしばなし」借りて良かった。委員の私達が園を出る頃にはもう誰もいなくなっていて、残ったメンツには公園に誘い合うような子もなく、すんなり帰れることになって拍子抜け。が、お昼ごはんにはモスバーガーを買いたいと譲らずモスに寄る。確かにこの暑い昼間から調理する気にはなれないし一時間後くらいにはプラザに行く予定になっていた。今日は工作タイムがあってうちわ作りをする。いつもこうした催しがある時、開始30分前の受付開始時間には定員数に達してしまうことから少し早めに行くつもりだ。モスでテイクアウトを待っていると園の先生二人がやってきた。今日はお弁当時間がないんだからそれはその辺の勤め人のお昼休憩と同じなわけだけど、子は園の外で先生に会うことに異常に驚いて物珍しそうにチラチラ見るものだから、なんかこう暑い日はモスの気分になりますよねーと声かけてフォローする。私は買ってないんだけど。帰り際に担任の先生に子が話しかけて、先生が一学期に飼いはじめた猫の写真を見せてもらう。日々クラスに猫の成長を話したり、猫飼いの先輩として我が子には直接色々聞いてきているらしかった。キレイなミルクティー色のスコティッシュホールド。こんな立派な猫どうしたんですかと聞くと、島忠に買い物に行った時に一目惚れして買ったと話した。その瞬間には島忠のショーケースが頭に浮かんで、一目惚れしてって値段じゃないよなぁということしか考えられなかった。元々飼いたい気持ちがあったのだろうと思いたい。

帰って大量の荷物をおろして整理してるともう一時になる。子はモスバーガーを食べて私は残った素麺をすする。子の借りてきた4冊の絵本のなかにミッケがあって、普段ミッケは人気で競争率高いのに長期手元においておけるこのタイミングでゲットできるとは驚き。2時過ぎに自転車でプラザへ。着くと明らかに自転車が少なくひっそりとしている。中もうちわ作製には程遠い小さな子がちらほらいる限り。やっぱりこのプラザに普段いる幼児はコロナが出た幼稚園の子ばかりだった。みんなきちんと自粛しているのが分かる。ようやく知ってる園児の子がひとり来て、あとは仲良しのお友達をリボンをしながら待つ。今日は間に合うか分からないなと言っていた友達にも人が少ないからやれるよとお知らせして、最後まで知ってる子ばかりでゆったり遊べた。

OKで買い物して帰り。こんな夕方でもやっぱり前より買い物しやすくなったような感じ。近所のママに久しぶりに会う。一学年上の子も小学生になってめっきり会わなくなっていた。生活リズムが変わるんだなと思う。帰ってとうもろこしの箱、忘れてた。実家がまた農家手配で送ってきたのだった。とうもろこし12本も、親は冷凍しておけばいいのよと言っていたけど、小さな虫がついた皮むきだけでうんざり。お裾分けは必須、でもこの暑さのなかまた出て行くのもしんどい、隣りのばあさんはどうかなと話していたら夫が今出る時に隣り持っていくといってくれた。台所は2つの鍋でグツグツしてモワッとしている。夫に3本持たせて私は1本剥きながら玄関から顔を出して隣りをみると、夫が食べます?と聞きながら差し出すとうもろこしに、ばあさんは悪いわよぅ食べるけどとのこと、こないだメロンは食べないからと断られたのだ。それはよかったと言って剥いてた1本も放りこむ。助かりましたと言って夫は下へ降りて行き私は家に入る。これで今全部茹できれる。もう空腹に耐えられず即食べたくてOKで買ってきた惣菜に、いつものフルーツトマト、ブロッコリー、かぼちゃ、そしてこれで満腹にするつもりの量のとうもろこし、で夕飯。こんな日に限って夫が、かつやのチキンカツ丼とマンゴーツリーのガパオのコラボメニューを食べる?とお知らせしてくる。今日はもう無理、お風呂に入ると返信。明日から夏休み。景気づけに今日はバスボールを入れる。夏休み。明日の明日の明日も休みだよ〜と言って、子がやったー!と喜ぶ。思わずあの歌を歌う。

夏休みはやっぱり短い

やりたい事が目の前にありすぎて

今日までまだ誰も知らない

まぶしい時を僕が君に見せてあげる

えー?短いの?と子。やりたいこと考えておこう、そうじゃないと何もしないで終わっちゃうよと話す。雰囲気でサマーウォーズを観たがるけど絶対子にはまだ早い。無理してまで観るような時間じゃない。ダメだというと録画して!と言って夫が対応したけど先週のバケモノの子も同じ流れで録画して結局観てない。とにかく、明後日の神楽の本番という山場を越えないと落ち着かない。布団の上がまだ一番気兼ねなく動けるからいつも練習は寝る前になってしまう。練習して絵本を読んで寝る。子が自分が借りた絵本よりかえるのエルタを読みたがる。読みながら驚く、ところどころポニョっぽい。園と施設とでポニョを隠したり見せたりするところ。けっこうまんまじゃないかな、「くみこちゃん」も出てくるし、なにこれすごい。あとで調べてみようと思う。長いから一気には読めず。子は途中に紐のしおりをする行為も好きで、すんなり絵本をやめられる。今シーズン観るかなというつもりのドラマ「家族募集します」は今日第二話。慌てて初回をTVerで観ようとすると終了までの時間が記されていない。そういえば太賀がコロナ陽性でどうなってるんだろうと思ったら第三話は少し先になるようだった。生々しく伝わる。とはいえ一ヶ月で続きの放送ができるほど、それまでにコロナから復活する見込みがあるんだ?私が思うコロナの恐怖とノリが違くて困惑もする。だれにしても軽症ならよいんだけど、自分がなった時を想像したらそんなんで済むわけがないとしか考えられない。