どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年9月21日〜9月23日

9/21

今週のはじまりが火曜で早速お弁当。連休明けの体はまだ鈍っていて、家を出る前に洗濯物を干すまで完了できず、送り後に戻って洗濯干し。スーパーに買い物。私が笑えない人生だという話に反応してくれた付き合いの古い友人男性に離婚したことを報告する。離婚といったらまずは元夫の浮気を疑った。他にわざわざ離婚するような理由は考えられないという。彼も既婚者で幼い子どもがいて、経済的なこと諸々を思うと普通は大抵のことはまず我慢するということではある。その我慢の限界というのはどこまでかという話。でも限界がきてどうこうするより自由を求める感覚がもう違うということで、同性だからって皆が同じわけではない。ただ、子どもと離れるとなっても案外平気だろうなと自分も思うと言っていて、これはやはりお腹であたためてきた母子の関係よりふわっとしたものなんだろうなと思った。最後に励ましの締め言葉として、そのうちご飯でも食べましょうと何気なく言ってくれたけど、私は何気なくそんなことができなくなるんだよなぁと思った。四六時中、私だけが子の責任者で子をコントロールしなくてはいけなくて、常に一緒であるか一人で過ごすか、それが基本で、そうじゃないことをするにはまた手配手続きが必要ということ。一人ではないからこそ自由にいられるということがある。単純に元夫の思う自由のために私の自由は奪われた。くさくさした気持ちのところに、あらためて引っ越しの話でトドメを刺される。養育費の話でもピリピリする。言葉で突っかかるしかできない。そうこうしている間にお迎えの時間。心穏やかにいられないのに子どもはお迎えしたり、いつも通りにしなきゃいけない。自分の感情を置いてきぼりにしなきゃならない。こんな時にあなたがお迎えに行ったり人のお世話をできるんですか?私は人の世話をしていかないといけないのだから、私の心身を健やかにいさせてほしいとメッセージ。お迎えの後は公園。ママ達と話しながらもLINEでメッセージを続ける。今の結果があるうえでこれから子どもにどういう態度を示していくのかを考えるようにということや、これまでの自分の思い、元夫の見えてきたことなど、たくさん綴った。彼がどういう人間かというのを彼の家族を辿って考えるとわりとスンと納得できたりする。そうして少し吹っ切れられたりもする。

今日は公園のあと遊びに行かず家で過ごすとのこと。最近の子はお絵描きに集中している。一人取り残されたような気持ちになってしまうのは私の方。家にいるしかできないのが不安。余裕をもって夕飯の支度ができるのは良いこと。昨日買ったお惣菜の残りのコロッケとオムライスなど。元夫が一度帰ってきて、いま抱えていた大きな仕事がひとまずひと段落したとのことで、なんかごめんねと少し弱々しく言っていた。ごめんねの後はない。どうかしてた、と悪夢が覚めてほしいけど、そういうことではないのに謝られるのは、これで本当にお終いと言われているようで余計に辛い。そしてまた出て行った。

テレビを観ているとロンブーの淳が家でのことを話していて、タッパーに娘の好きな消しゴムマスコットなんかの小さな玩具を入れて水を入れて凍らせておいて、お風呂に入る時にそれを入れようというと喜んで入るんだと話していて、子は目をキラキラさせてやりたい!と言った。子のためにこんな思いつきができるのすごいなと私も感心しながら、元夫もそういうタイプだったよなぁと思う。そして私の日々には遊びがなくて、きっと「なんでまたそんな余計なことを」と思ったことだろう。いまはそんな余計なことが懐かしく恋しい。

今夜は十五夜。意識して月を見ようと思うけど見えなくて、反対側かなと玄関を出て都心の方をみるも月はない。諦めて寝る支度をしてベランダをみるとそこからくっきり月が見えた。ここだったのかぁと子と笑いあって楽しい気分で就寝。

 

 

 

9/22

今週は休みが多くて気持ちも緩む。

元夫が起きてきたようだと思ったら電話しながらいきなり出て行ったきり3時間は経って、もう午後1時半。お迎えに出るのに鍵をかけて良いのかどうか。何度も電話してギリギリにやっと出たかと思ったら私の問いに、はーいはい、とか言ってすぐに電話を切る。ひと言すら会話にしない態度、腹立たしい。

お迎え後の公園。運動会に向けて練習になるように鉄棒に触れさせたい私だし、実際やりたがっている子。小学校の校庭にある鉄棒が公園よりも低くて自信のない子もやりやすいからその鉄棒でやりたいとのことで、校庭に入れる時を待っているけど、最近なかなか入れるタイミングがない。小学校も運動会の練習をしているからなのかも。そうして今日も結局鉄棒はやれずに図書館のお話し会。いつもの人とは違う読み聞かせボランティアさん。みんな昨日はお月見したかしらと言って今日は月にまつわる絵本。最後に十六夜といって翌日のほうが月がキレイとも昔は言ったけど今日はどうかしらねぇという話。そうなのか。仲良しの子といつもの流れでプラザ。明日は休みだし、この前行けなかった阿佐ヶ谷の古着の催事にこの後いこうと思っていた。でもその前に鉄棒もある。お友達も一緒に公園に来てくれるというし、プラザから阿佐ヶ谷までの範囲で鉄棒のある公園に行きたいけどこれが思いつかない。プラザの先生や駐輪場にいたママ達にも聞いてみるけど、そういえばこの辺りにないですねぇという話に。そこにちょうど近くの保育園に通う友達が通りかかって聞いてみると、うちの方にだけどあるよといって道案内してくれることになった。三組、連なりながら阿佐ヶ谷の公園。朝鮮学校裏の知っている公園だった。案内がてら遊んでいくことになった友達の子は我が子と同学年の男の子でなかなかヤンチャな子だけど、それに触発されてか子も躍動感全開で公園のよくある高さの鉄棒で回れた。なんだこの高さでもやれるじゃん!と私も驚いてすごいすごいと盛り上げると何度もやれて、満足したように皆んなと飛び跳ねて遊びだした。たまにしか会わないママ友だけど見てきた世界が近い人だと話が早くて色んなことを話せる。少しして、その親子は今日はこれからパパの職場の車借りてニトリ行くんだよねと言って帰っていった。ママ友二人がお父さんが車借りて出掛ける喜びを話あっていたけど、私にはもう簡単には望めない車の外出。同じ年頃の子を持つママ同士では共通の話題が尽きないと思っていたけど、こうなると何も言えなくなるんだなと少し苦しくなった。6時が近づくともう薄暗い。友達とはここで解散して商店街の催事古着屋に向かう。催事の店にしては少々高い1500円するけどアディダスのパンツがなかなか良い。運動会、今年も保護者は何するわけでもないけど、スポーティーさを出さなきゃならない時のために一着くらい持っておきたい。と思って以前に買ったのはサイズがいまいち合わないけど、これは試着してみるとちょうど良かったし、子の後押しもあって買い。気分よく帰ろうと思ったらお腹すいてたまらないからサイゼリヤを食べたいとのこと。美味しいもの買って帰って食べようと言ってもどうしてもお店で食べたいと言って場所を覚えているようで手を引っ張る。確かにしばらく外食していないし、今日の今からニトリに行くというママの話を思い出して、私達だってできる範囲で良い思いをしてもいいだろうとサイゼに入る。子どもはセットにして私は珍しくハンバーグに。たくさん遊んだから今日はよく食べた。デザートも頼んじゃおうかとキャッキャしながらティラミスとプリン。せっかくサイゼなのに二人で1000円を超える会計はやっちゃったなぁという気もしながら店を出てコンビニでコピーに立ち寄り。まちおかで前にかった子どもビールを探すも無し、夏だったからあったのかな、居酒屋セット楽しかったのに残念。こんな夜に帰るの久しぶりだねー、なんてお互い言いあったけどまだ7時。家族三人でいた時は、脱線してばかりで時間を食う夫にイライラしていたけど、今思うとなんで私はそんなに余裕がなかったんだろう。なんでそんなに毎日を同じであろうとしていたんだろう。自転車で走りだすと目の前に月。近くて大きくて、それだけで昨日の家から見る月よりきれい。道によってたまに見えなくなったけど、東へ向かう一本道になるとまたヌッと現れる。道行く人もなんとなく見上げながら歩いている。やっぱり目の前にみえる今日の月が私にはキレイで、でも写真に撮ろうとするとまったく映えなくなる。「写真には映らない 美しさがあるからー」とリンダリンダを歌いながら、ずっと走っていたくなったけど、走ってたどり着くとこはない。子を引き連れている自分は確かな目的にしか向かえない。帰宅。子が寝る前に元夫に電話。

 

 

 

9/23

前に求人の電話をしたクレープ屋、よくよく考えたら祝日に面接設定されても、この先その日に働けないのに面接行くのはどうなんだと思い直して今日は無理と断りの電話を入れる。すぐに出てもらえなくてモヤモヤする。そのうち折り返しがあってその旨を伝えると、割とすんなり平日を設定してくれた。けど結構先の日程。責任者の人が店頭にいることがあまりないのかなというのが分かった。入ってしまえばやりやすいのかもしれない。子と二人でだらだら家遊び。気持ち良い気候。ピーズをエンドレスでかけて歌いながら書類整理。お昼ごはんを食べる時に動画がみたいと子が言って、保存しているUSBを接続しようとしたら無い。昨日阿佐ヶ谷のコンビニでコピーした後どうしたか。カバンかパンツのポケットに入れたはずなんだけど。いくら探しても無い。落としたかコンビニか。まずコンビニに問い合わせるも忘れ物は無いとのこと。自転車で走りながらカチャンと何か音がしたことは覚えていて、あれがそうだったのかどうか。昨日の足取りを辿りにいくことにした。案外おとなく子が着いてきてくれる。でも帰ったらキックボード乗りたいと言い続けている。コンビニにもう一度直接聞いてみたりコピー機の周辺を探したけど無し。せっかく阿佐ヶ谷まで来たからブックオフに行きたいと子がいって少し立ち読みでブレイク。阿佐ヶ谷のブックオフの児童書コーナーは子ども用椅子があったり気が利いてる。行き帰りの道は自転車でノロノロ見ても当然見つからず。日差しが暑い。高円寺まで戻るともう諦めてさっさと走る。若者が多い祝日。エトワール通りの古着屋を通り過ぎる時にちょうど出てきた若者三人組がなんと、私が熱心に観ていたSKY-HIプロデュースのメンバーで、視線を逸らしながらも目を見開く。二人は確実に分かったけど一人は認識できなかった。でもきっとメンバー三人だと思う。仲良いんだな。タイムリーに本物を見れて胸の内は大興奮。帰ってキックボードに乗り換え、私は歩きで同行。スーパーまで買い物に行くんだと子は張り切るのでのんびり緑道でOKへ。天下一品がロケ中。誰が来ているんだろう、少し気になるけど、高円寺にいる人は、ロケだろうと芸能人だろうとたいして気にした素振りはなく、皆平然と自分のペースで過ごしている街の一部になれているところがすごい。OKで牛乳を買ってトレファクに寄る。キックボードだと寄り道をむしろ喜んでくれる。いま時期から履けそうな程よいパンツが安くあったから今日はすんなり二着購入。夏用からの切り替え、これで冬までしのげそう。そのまま家を通り越してオオゼキを目指す。オオゼキのあるしょぼくれた通りにポツポツある店の軒先でフリマをしているのが見えて近寄る。この店の前ではたまにフリマをしているところに何度か遭遇したことがある。今日のラインナップは少し気になって足を止めて見渡す。ミレーの小さなリュックの色がよくて状態も良い。反応するとお家の人?お店の人?が、それ本当におすすめなんですよと、30リットルはあるかなとか、わりと分かって勧めてくれている感じが良い。子も自分のためにだと分かると進んで背負ってみて気に入っていた。1500円と値付けしていたけど、お嬢さんに似合うから千円にしますよと言ってくれる。この先どのタイミングでリュックを使う時があるのか分からないけど、家族の時と同じように元夫にこれどうかな?と写真を送る。なかなか既読にならないし、そもそも彼にはもう決定権を求めるものではないのだった。子のことをちょっと相談したり報告したり共有できる人がいないのは張り合いがないし面白くないなと思いだすと、せめてなんでも手に入れていくことでしか満たされなくなる。とにかくまぁ可愛いし買っておこう。薄い色の底の汚れが少し気になるから帰ってすぐに洗剤につけておく。

元夫への憎悪が堪らなくなってメッセージを連投する。きっと私がこんな感情になることはわかっているのだろう、返信も反論もない。夜、帰ってきたけど声もかけて来ずに自室に籠って、でも誰かとはメッセージをやり取りしているのかピロピロと受信音が鳴り続けているのが余計に腹立たしい。そこからまた私が今の気持ちを次々とぶつける。でもやっぱり何も言ってこない。家のこれからのことに頭を切り替えて具体的に持っていくもののことだとかに触れるとそれにはポツポツ答えて、しばらくしたらこちらの部屋を覗いてタバコ吸ってくるといって出て行ったと思ったら、全然戻らずその後いくらメッセージしても無反応。それから二時間半、外に出てみるとタバコのはずが自転車もなくて、頭に血がのぼる。電話もメッセージも無視されて私は怒りだけでグルグルしていた。とにかく何から何まで謝罪の姿勢でいなさいよと思う。望み通り離婚は遂行されたんだからもっと機嫌良く対応してよと思う。私は仕方ない。私はぶつけるだけぶつけて許されるはず、だってそんな結果を受け入れてるんだから。いちいちぶつけて、いちいち謝られて。その繰り返ししかないと思ってる。そうしていつの間にか寝ていた私、強く揺さぶられて起きる。4時をまわっていた。元夫は、外でずっと考えてた、それで言ってなかったなと思ったんだ、「ごめんなさい」と、静かに謝った。何度も謝ればいいと思ってた。けど実際あらためて謝られるのはただ辛いだけだった。でも私は負けられない。明け方の4時に、これからの暮らしのイメージをして、だからこうして欲しいというのをまたメッセージで訴える。元夫は謝ることまでしか考えられていなかったのだろう、とりあえず寝ようとしか返せないでいた。