どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年10月12日〜10月17日

10/12

元夫が作業があるのか朝から来た。私は今日は委員会がありその後は事務職の面接。委員会、今日は保護者向けに育児本などを貸し出しという業務。皆んなの貸出が終わったあと、残りから委員も貸し出し。育児書の定番なのか何冊かあった佐々木正美先生の「子どもへのまなざし」を私も借りてみる。

事務職のパートは幼稚園との距離と時間のタイミングがちょうどよく、そこで働けたら一番いいと期待している。zoomをつかって本部らしいところの人も同席の面接。そのNPO法人がどんなことをしているかの説明。しかし事務所はいま週に2回しか開けていないらしい。しかもどうやら時間が思ったよりも開始が遅く、そこからお昼休憩も挟んで4時間ということらしかった。今の自分の状況を説明しつつ、融通をきかせられるつもりで話をする。緩い雰囲気で良いところではあった。でもまだ事務所としても手探りの業務もあるらしく時間外でも負担はありそうだなという予想もできる。とにかく結果は金曜までに連絡をくれるとのこと。事務所を出ると雨が強くなっていた。携帯に不在着信。区の就業支援担当の方から連絡。帰って折り返すと次の面談日の確認だった。でも実はパート決まったんですよ、と話すとパァッと声が明るくなってすごい喜んでくれた。でも今日も本命のところ面接してきたんでどうなるかわからないですけどと付け加える。それでもとりあえず決まったところがあるならよかったと心底ホッとしてくれているのがわかった。嬉しい。ということで、面談は延期にしてしばらく様子見てまた困ったらいつでも相談してよいということになった。ありがたい。急いでお昼ご飯。今日は降園前に保護者会がある。雨はしっかり降り続けていて、子の分の傘も持って歩きで行く。担任の先生が休みとのことで主任先生の保護者会。話は主に今月にある富士山遠足のこと。全く気候の予想がつかない。雨の日は室内遊びになるからそんなに日限って子ども達は工作の持ち帰りが多い。子は皿に盛られた毛糸で作ったナポリタンを大事そうに抱えながら帰る。すれ違う人が皆んな本物かな?って見てるよ、と愉快そうに言っていた。ママ友とインスタを通しながらのLINEに続いてプラザに集合。日々の繋がりがあるからやっていられるところがある。クラスのママ達とパート話をしていた時に、小学生の子もいるママが、下の子も就学したら人付き合いがなくなると思うから働きたいと言っていて、なるほどそんな考えもあるなと思った。こうして今でも園外のママと繋がりがあるのも捌け口のひとつにもなっている。

夜、食事時にやってきた元夫がブロードウェイ地下の唐揚げを買ってきてくれた。この懐かしい感じ、これが日々だった時なんでもっと感情をもって受け入れられなかったんだろう。寝る姿勢になるまで元夫はいて帰っていった。子が寝静まったあと私は起きあがってテレビを観て、こんな感じなら一人でもストレスなくやれるなぁなんて思う。くだらない話をできる大人がいないのは少し寂しいけど、くだらない話なんてしていなくたってそのうち慣れるだろうなとも思う。離婚を計画している友人とやり取り。彼女が区役所で話をしたら、父親の家が近すぎると手当の審査が通らないかもと言われて困っているとの話。昼に外で家族でランチはセーフだけど晩ごはんを自宅で家族で食べるのはアウトとか、割と細かいことを注意されたらしい。私はそんな指摘は一切なく手当まで進んだのは突っ込まれるほどに何も決めずに離婚をしたからだろう。先のことは考えてはいないけど一応調べてみると養育費は収入ではなく非課税とのこと。でもこれから年度を越す時には気にしていかないと本当に生活が苦しくなるかもしれない。起きていても気が重くなるだけになって、寝てしまう。

 

 

 

10/13

パート初日。今日の天気予報からして朝から雨となっていたので、園の送りは元夫に頼んであって朝からやってくることになっている。だけど子がなかなか起きなくて、本当に体調が悪いのかもとハラハラした。何かある時に限って子の体調不良の法則。でもそのうち起きて、よく寝たからむしろテンションが落ち着いていた。パートは9時半からだけど着替えなどもあるから早めに行かなきゃいけないわけで10分くらいの時間差で私も歩きで家を出てパート先へ。早く行ったつもりだったけどもう一人のパートさんも着替えて仕事をはじめていた。台湾人のパート先輩、教えてくれるんだけどいまいちテンションと言葉の壁があり曖昧なまま、いきなり実践で覚えていく感じ。彼女はコロナのことはめちゃくちゃ気にしていて、客側との窓を出来るだけ閉めよう閉めようとしていた。ちなみにこのパートさんはバツイチの再婚で我が子と同い年の息子がいるとのこと。上の子はもう大学生。なんだかいきなり今の境遇に自分が選ばれたことの悲壮感が増す。仕事はどの人も大丈夫大丈夫としか言わないうえに、なんでも細かなルールがなく勝手にやってくれればいいとばかりで、一からはじめる身としては逆に困る。一日雨で仕事はわりと暇な日だったらしく初日にはちょうどよかったかもしれない。という初日記念に寿司を半額で買う気満々でいたら、好きなの持っていっていいよと、さらにどういうわけか知らないけど商品にならないちらし寿司もすでに用意されていて、着替えて戻ってくるまでに具材を付け足してくれるとのことで何が好き?と聞かれるほど。4時間はあっという間だった。お腹すいてたまらなくなるんじゃないかが心配だったけど緊張もあったのか全くそんな心配はなく、かわりに15年振りの立ち仕事ですでに足がパンパンになっているのが分かった。帰りまでの流れもまだ要領を得ず、家に着く前ですでに45分をまわっていて、お迎えまで間に合うのか心配。環七で1時52分。寿司を家に置いてる余裕もなく幼稚園に向かって小走りを交えながら歩く。帰る子達のなかを逆流して園門に駆け込む。先生に、子がお弁当を食べきるのに大変そうにしているから量を調節してみてくださいと言われる。最近なんだか鼻声で風邪気味なんだなと思った。そんな子が今日手に持っている工作がなんと寿司。もともと寿司工作は好きだしクラス全体で寿司屋ごっこをしたり寿司熱は高いまま維持されているというのはあるけど、にしても今日は私のパートを限りなく意識しているのだなとも思う。今日はお寿司たくさんあるよというとそれはもう喜んでくれた。帰っておやつを食べて、歩きで図書館のお話し会へ。雨はもうパラッパラだけの弱々しい飛沫くらいしか降っていなかった。絵本を選んだあとプラザへ移動。同年代の子どもがいて、うちの幼稚園のエリアが住まいの先生から今日は駄菓子屋話を聞く。古本と駄菓子の店。そっちの方の小学生に最近流行っているとか。お友達とわいわい歩きながら帰り。ママ友が子の鼻声に気づいてくれる。分かってくれる人がいるのが頼もしい。

晩御飯はお待ちかねの寿司。こうしてみると食べきれないほど。やって来た元夫に残ったちらし寿司を勧める。久しぶりの私の労働の味はどうだ?と笑いながら言ってみたけど、それに笑って返してくれる者はない。

 

 

 

10/14

今日は子ども達がバザーの日。本来は外部にも開放する園のバザーが今年も出来なくて、去年同様、子ども達が自分達だけでお買い物するバザーになった。ふつうのバザーもイベントとしていいけど、普段体験できることではないからこの子どもバザーの方が良いんじゃないかなと私は思っていた。子はそれはそれは楽しみにしていて張り切っている。送りのあと保護者もバザー会場を見学できた。自分の関わらない間によくもこんなに色んなことをしてくれる人がいるものだと感心することしきり。晴れて予定している通常の流れでパートにいけるからそんな余裕もあって良い。しかし今日のパートナーの先輩パートは一番パート歴が長い人で、ひと癖ある厄介な人だとまで言われているからドキドキしている。やはり先を越されていて、絶対人と着替えたくないらしいからドアノックして向こうが反応するまで開けないで待ってみてとアドバイスされる。休憩室に行ってその通りに。はぁいと声があってカギをガチャっと、ドアまで少し開けてくれた。挨拶をする。40代後半の恰幅のいい女性は手作りのおにぎりを食べていた。偉いですね〜とかあえて馴れ馴れしく色々話しかけてみる。飾らず話してくれて接しやすいじゃないかと思う。先に着替えて店に行く。気にしてくれた社員さんに、会いました、おにぎり食べてましたよと言うと、え!おにぎりなんて食ってんの?!と驚かれて、彼女はいつものことらしかったけど誰も知らない事実だったらしい。来週から経営スタイルの変更で商品もガラリと変わるとの話で、今日明日は巻き物の最後のセール日。忙しくなる。そうして慌ただしい方が時間が過ぎるのが早いからいいのだけど。例の厄介がられる先輩パートは私にしてみたらそうでもなかった。上の立場の人は扱いにくいということか。彼女もシングルマザーで子ども二人、こちらももう大学生。自分がここにいるのもすでに納得でありながら悔しさも若干。落ちるとこまで落ちた感。とかモヤモヤしながら時間がやってきて脱出。どうせ特売なんで、といって今日も中巻をたんと持たせてくれた。半額で買うどころか貰えてしまった二日間。有り難い。また来週。その時には一新されているとのことで、そうなったらもう店長の裁量で勝手にもらうことは出来なくなるのかもとも思う。とにかくどんなスタイルになるのかが心配。スシロー感が強かったら辞めてしまうかもしれない。とにかく今は今週の労働を終えて気持ちよく帰る。区のひとり親担任の方がまた求人をピックアップしてくれたようで送ってくれてあった。手厚い。家に入ると元夫が作業をしていて、二日働いて見えた分の職場の話をする。社員さんはいかにもジョブチューンに出てきそうな雰囲気の人だし、パートは皆訳ありで、もう物語一本できそうな世界なことを元夫も感じとって笑った。元夫はバツイチを感じるような場面がないだろうと私が恨むと、いや自分も離婚を人に言ったらそんな目で見られることもあるだろうけど、と言いながら、でも自分は松田龍平のように評価を落とさずにいけるだろうなとか言い出して、悔しさで涙が溢れる。元夫は冗談でしょと言って少し慌てながら笑っていた。笑っていただけ救われる。

お迎えの後は大興奮で公園へ。みんなでお買い物したバッグを持ったままお互い見せあったり、大人も色んな子のお買い物した品々を見て楽しくおしゃべり。朝会場を見学した時に、我が子が好きそうだなぁと思ったものを本当にその通り買っていた。去年も買って、なんならこないだ工作で作ってきたナポリタンと同じ並びにあるレベルのスポンジサンドイッチを再び買っていることには少々げんなりした。プラザに間に合わないくらい遊びきって帰宅。子ども達のお買い物は、カードに描かれたコインマークを品を買うごとに潰していくスタイル。公園にいる時からそのカードを見て、引っ張られた線のバランスと買ってきた物を付け合わせしていたけどどうも一品足りない。帰ってからも何度か子に確認すると、指輪がない、とようやく気がついた。お買い物袋を持って遊んでたから落としたんじゃないのか、いつまであったのかと問い詰めながら探すも見つからず、公園まで戻ることに。もう公園は小学生タイムに変わっていて、男女ともに激しく子どもが行き交うなか半泣き状態で探すも見つからず。私は遊んでいる時から気になって何度も聞いていたのに、浮かれまくって聞く耳をもたなかった子に腹が立って仕方がない。だから言ったのにとグチグチと責めながら、一応クラスLINEでどこかに混じっていないか指輪紛失を皆に報告。本当に子どもが買ったものか分からない指輪があるんだけどとか、レジャーシートには落ちてなかったよとか、バザーの委員会のママからはまだ売れ残ってもいるから最悪買ってみて、ともレスがある。明日は残り物プラス大人向けに高額(といっても500円)の品も出品される保護者向けバザーになる。皆にはひとまず礼をメッセージして、子は落ち込んだままの夜。元夫が新居の近くの私が気になっていたグルテンフリーのキャロットケーキを買ってきてくれたのは、昼間のことがあったからだろうか。だとしても甘いものを味わって楽しめるような状況じゃないのが正直なところ。でも買ってきてくれた手前、いま食べなきゃいけないのは分かる。食べたら食べたで素直に美味しい。スイーツより優しい惣菜感。それに合わせて夜に紅茶を飲んでしまったからか、夜中から朝までトイレに3回も起きてしまった。

 

 

 

10/15

起きたら喉が痛い。風邪引き始めの予感。子から感染ったのだろう。少しぼんやりしてしまう、けどバザーのために少しでも早く行きたい。子はどうせ指輪は買ってもらえないし、と昨日からのバザーにまつわるやり取りを思い出して朝から涙目になっていた。保護者のバザーは来た順。ちょうど私の前に来たママから入場待ちになってしまった。クラスのママが指輪のことを気遣って、無くしたのこんなやつじゃないかな?買って大丈夫かな?とわざわざお伺いたてに来てくれたりする。それはもちろん買うつもりはないからいいのだけど、何か買ってあげられるものか焦る焦る。子が欲しかったけど買えなかったというスマホ型玩具(もちろん工作)がもうないのは予想できていた。となると本気で欲しいものはないのだから私の好みで買おうと見渡すと、クラスのママお手製の寿司人形の編みぐるみが一体売れ残っている。頭がトロでピンクカラーの女の子。今回の目玉商品ですよとばかりにクラスメールに写真がアップされていて、それを子に見せた時にはいまいち反応はなかったけど、クラスで流行った寿司屋ごっこ、我が子はそのブームの火付け役でもあるから、これは良い記念になるではないかと私が買い与えたいと思っていた。手芸屋で働いていてハンドメイドが得意なママ作だけど紙工作のように数は無いし、まさかこの時間まで残っているとは思わなかった。写真でみて一番気になっていたのは軍艦イクラちゃんで、やはりそれが大人には一番人気だったと製作者のママは言う。でも子には流行りのくすみピンク色のトロちゃんだろうと思っていたから買えるのは嬉しい。他には藁で作られた花型ブローチ、先生作の出品物らしいけど、フェアトレードの真逆をいく作業力と価格が見合っていない20円。そして指輪は買わないけど代わりに子ども用パーツで作られたイヤリング40円などを購入。SNSとか世間の情報のなかで強くアピールされているクリエイティブよりずっと地に足ついたクリエイティブが家事をするように当然の如く、ふわっとこういうところに存在している。

帰ってまた求人をチェック。ダブルワークしないと、寿司だけでは心が折れるかもしれないと思った。安いアパレル店で一日二時間からとある。沿線でいくつか募集があって、自転車で通える場所の確認に行こうと思う。というところで久々にマサコさんからの電話。近況報告から教育についての話になる。勉強は楽しい、その感覚になるだけで飲み込み方が違うのは分かる気がする。面白い話に夢中になってしまったけど、今の私はとにかく地道に働かなくてはいけないと思ってる。電話を切り上げて阿佐ヶ谷まで。自転車で走りながらやっぱり雨の日なんかを考えると電車で行きやすい方の荻窪にしてみようと心を決めて買い物して帰り。先日面接したデスクワークのパートから連絡があり、もう少し長く働けないと厳しいということで断られた。必ず預かり保育をしてまで働きたいと言い切れるほどに思えていないから仕方ない。

迎えの後めずらしく今日は直帰。そしてもう家から出る気配なし。でも今日は買い物してあるから大丈夫。業務スーパーで買ってあった冷凍エビフライで夕飯。私は完全に風邪がうつったようで喉の痛みから鼻水に移行して熱っぽくほてる。普通ならどうにかやり過ごすところだけど、医療証があるし試しに明日病院に行く。

 

 

 

10/16

土曜の病院は混み合う印象しかない。医療証が使えるのはいいけど待ち時間が長いのはきつい。ネット予約できる病院の昼頃に取れていたけど、やっぱり耳鼻科でなく普通に内科に行きたい。元夫に予定より早く来てもらい、空いていると思える近くの小さな内科に行く。顔見知った人には医療証がある私になったことを知られたくない。病院も処方薬局も、この辺りで長く通ってきているから選択肢が少し絞られる感。この小さな内科はコロナ以降基本的には問診だけで処方するようになっていた。診察を終えると本当に無料で終わった。隣りの初めて行く処方薬局に入る。いつもは少しでも知ってるお姉さんに会おうとトモズまで行っていた。薬剤も無料。すごい。本来ならこれだけでも二千円は支払っていたはず。これでこれから躊躇なく通院できる。不幸中の小さな幸い。帰って早速薬を飲む。

WiFiや支払いを合わせていた電気の契約を元夫から私に変更する手続きをするも、チャット対応で時間ばかりかかる。ショップに行くことにして12時半に元夫と待ち合わすことに。離婚で別居で、なんて事情は関係なく話すと終始「奥さま」「ご主人」と呼ばれながら話をされて気まずかった。結局ショップではその手続きはできなくて電話でやってくれと言われる。その電話が繋がらないんだと言うと、音声ガイダンスの指示をとことん無視のプッシュでこれはおかしいぞということでオペレーターに繋がっていくという裏技を教わる。ちょっと面白い。用が済むと元夫とは解散。風邪は薬を飲んだら途端に症状がなくなった。気分は良好。子の上履きを買いに新中野に行かなくてはと思っていたけど新中野、他に何があるわけでもないからちょっと寂しい。もしかしたらと考えている阿佐ヶ谷へ。区民集会所と向かいのスペースの人だかりはワクチン接種。まだやってたのかと思う。これまで接種せずにあのピーク時を乗り越えてきた人はもういくら流行ってもコロナにならない人なんじゃないかなとすら思う。シュープラザに行ったら上履きはあった。千円するけど寂しい新中野に行くよりアクティビティとして仕方ない。キャンドゥ、ブックオフしまむらダイソーいつものコース。ダイソーでキャラクターの絆創膏が売っていて、これをずっと待っていたよと思う。

高円寺に戻って久しぶりにデニーズで休憩。山盛りポテト99円のクーポンが出た時にしか行かない。スムーズに窓際の席を案内されてひと安心。ドリンクバー前の席だったからたまにはドリンクバーも注文。そしてここに来るとなぜか途中でやめる着てる人をよく見る。いつも同じ人だっただろうか、分からない。でもよく途中でやめるの丸Tを見る。家に帰ると手当が確定したとの知らせが届いていた。はぁーっと肩の荷がおりる。離婚準備中の友達に報告。保険の細かな話などやりとり。こんなにいろんなことを考えてやり繰りしなきゃならなくて、世の中のイレギュラーな立場は大変。

 

 

 

10/17

朝から雨。てことで朝からは元夫がやってこないだろうと思うとダラダラ好きなように怠けられて人がいない気楽さはそれはそれでいいよなとも思う。いま、子が大のお気に入りになっているバザーで買った寿司の人形、LINEのスタンプにしようかなとか思い立って、子の相手もそこそこに熱心にスタンプ作成に励む。システムがよく分からなくて中途半端に申請を出してしまった。元夫の荷物が届く。報告。もうお昼になっていて、雨だからデリバリーを出来ると思ってかピザが良いと言われるけどそんな気にもなれないくらい、何もしていない。元夫からクレープを食べるか?と連絡があり、子に買ってきてもらう。それをお昼ごはんに。昨日ソフトバンクの人に教えられた裏技を試しようにもそもそもアナウンスが予定と違いうまくいかず。結局チャットで分かったけど私がいくらやり取りしても意味なくてまず元夫がやらなきゃいけないことだったわけだ。よく考えたらなんで私が、という気持ちがあったはずだったけど、もう元夫とやり合う気力もなく言われるがままにしていた。やるだけやったからもう言える。私じゃないらしい、ということを伝えておく。

もう今日はこれといった活動も出来ず、気晴らしも出来ずしんどい。子を怒鳴りつけそうになるのをどうにか抑えながら元夫にそのことを吐き出す。彼は以前からこんな時すぐ、テレビ観せれば動画観せれば?と言ってくるけど、そういうことじゃなくて、テレビがついていようが遊びたいわけで動画に集中なんてしないのだ。元夫から電話がきて子を出すようにとのことで任せる。何か話をしてくれたらしい、突然子がおとなしく絵を描き出して、私も落ち着いたところで、子が手紙をくれる。これを熱心に書いていたらしい。子どもの手紙の力。二人の絵と、バザーで寿司人形買ってくれてありがとう、だいすきということが書かれていて、子どもが書けるありきたりな手紙のはずなのに涙が溢れる。こんな境遇になっている今の辛さとか、このタイミングにぶつけて思い切り泣く。子と二人、もうこれしか信じれるものはない。

夕飯はありもので鍋。二人分なんてたいして量もいらないからどうにかなるものだった。夜に元夫がやってきて、子のテンションが明らかにあがっているのが分かるだけに辛い。とはいえ、この隙にゴミ出しに行こうとしたら私と一緒に行くと言って駆け寄ってきた。お父さんがいて嬉しいにしても私に置いていかれるのは不安なのだろうか。そして元夫が帰っていく時に子が「いってらっしゃい!」と言うのが辛い。それに朝、思い出したように元夫が最後につかっていた部屋に話しかけに行こうとするのを止めるのが辛い。子はまだ父親がそこにいると思っているのだろうか。いつこんなのは家族じゃないと気づくのだろうか。できることなら、気づかないうちにまた家族になれたらいいのにと私は願っている。