どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2022年1月24日〜1月31日

1/24
月曜は午前保育。昨日から子に一緒に立川行くか公園で皆んなとお昼ごはん食べながら遊ぶかどっちがいいか聞いていて、公園で遊ぶなら今週の子が幼稚園行ってる間に一人で立川へ柚木沙弥郎展に行こうと思っていたけど、意外なことに子が一緒に立川まで行くという。IKEAのカレーが食べたいらしい。それはそれで面倒なことになったなと思いながらも幼稚園から帰って急いで立川へ向かう。目的地があるとつい焦ってしまうけど、自分を宥めて地道にイケアを目指す。脇目も振らずレストランへ。ファミリーカードを出しそびれて小さく悔やみつつ、はじめて窓際のソファー席に座れたから良しとする。通りすがりにパッと見て椅子のクッションと値下がっていた家を作れるジンジャークッキーを買って目的地へ。ところが今度は目的地前に雪山が出来ていて、子供達の遊び場になっているトラップ。一瞬我が子もその雪山に登ったけれどとにかく展示をみなくては来た意味がない、ということで引き上げてくれたはいいけど酒井駒子の時と同様、興味なさそうにグダグダしながら進む。それに加えてここの展示場は剥き出しの展示が多いからか、どこよりも子どもに敏感で、目ざとく見つけては学芸員さんが歩み寄ってきて「ここでは必ずお子様と離れずご鑑賞ください」的なことを言われる。そんな調子で結局細かくはみれないわけで、やっぱり2時まで保育の日にひとりで来たほうがよかったかもなーと思うものの、大きな染物をみたら子も積極的に、これイイ!とか感想を言ってくれるから、作品の注釈こそ写真にとったりしながら足早に次のぐりとぐらへ。こちらは子ども向けの展示。前に来たのはいつだったか。こちらでは逆に他の子に気遣いながらおずおずと滑り台を滑る子。でも人が減ったら嬉しそうにあっちにこっちに駆け回り、外の雪はいいの?と聞いてようやく外に出る。年明けに降った雪を溜め込んでいたのだろうか。溶けるまで遊び場にしておくとのこと。ところどころにスコップやバケツの遊び道具もあって、ソリも貸し出してくれる。思わぬところで雪遊びができて子はそれはそれは嬉しそうだったけど、雪遊び合宿にいける今年に限ってよく雪があるものだ。4時まで開放されているらしいからそこまでは遊ぶことにした。待ってる方はなかなか寒い。4時過ぎ、名残惜しみながら終了、また来たい!いつ来れる?を連呼。
幼稚園のイベントを撮影している業者からメールでクリスマス礼拝の動画が不備があったとかで4000いくらかから1200円ほどに値下げしますとのこと。価格は発注数で決まるところもあって、全年長家庭が購入してもその価格だったのに。いくらなんでも安くなりすぎだ。不備とは?いくら安くても我が子の勇姿が確認できないとなると買っても悔しいだけだ。グループLINEでなんだなんだと囁き合う。
やっぱり夜になると体調が悪い。喉がおかしいししんどい。でも私に何かあったら当然子どももだろうと、子をバロメーターにしているけど子どもはなんともなさそうだった。雨が降ってきたようで、気候のせいだろうか。パート先輩のお子さんが行く幼稚園では学習発表会のあとから感染者が続出しているというのに休園にならないから自主休園させているとのこと。週末はスキーだとか地方に出かけていると言って、なんかこのへんはもう空気が汚いじゃない?!と顔を顰めた。それは本当に、目に見えないものをどこまで怖がるのが正解なのか分からない。社会活動を自粛していることもあれば、こんな状況だから助けてくださいと言わんばかりに促してくるところもあるし、自分はどういうつもりで生きていればいいのか分からなくなる。


1/25
朝になると体調は持ち直す。そうしてまた日常。2月に控えている委員会作業の打ち合わせを軽くしていたらパート時間ぎりぎり。パートはのんびりな一日。先輩パートがはじめて巻いたというサラダ巻といつもの納豆巻をもらう。
迎え後は公園。今日はちゃんと配る用にお菓子を持ってきたから意気揚々と出そうとしてよくみてみたら、業務スーパーで安く買った煎餅は7枚入りとかで、今日の公園遊びは人数が多くて足りない。慌てて引っ込めて今日は無かったことにした。
火曜の夜は子どもが観るテレビがいっぱい。寝る時間も遅くなりがち。


1/26
朝送り後にたまに出会うことがあるプラザ遊びで顔見知りの別の園に通うママにうちの園でバザーがあることを教えておく。今回は卒園母からも献品を募って衣類は120サイズとかまで揃えることになってるから同世代にも声をかけやすい。彼女は園に家が近いはずだから詳しくは掲示板を見てみてと言ってパートへ急ぐ。
もう一人の大ベテランの先輩パートと一緒。相変わらず皆んな本人がいないところでは厄介がっているようだけどやっぱり私は憎めない。融通きかずに冷たい言い方をされることはあるけどフォローもしてくれるから本気で悪い人なわけではないと思う。今日の困った客は、ケースから自分で取ればいいのにかんぴょう巻を海苔巻き呼ばわりしながら、これよ!と怒ったようにこっちから見えないところを指差してたおばさん。海苔巻って太巻きのことかと思ったよ。先輩パートは二人になると寿司を巻かせてくれて持ち帰らせてくれる。納豆巻きをいただく。そしてメルカリの話を喜んで聞いてあげてると嬉しいのかヒートアップして喋り続けて聞いてるだけで私の勤務時間は終わる。
迎え、公園。今日は子はこないだIKEAで買ったジンジャークッキーで家を作るのを楽しみにしていて自ら早めに切り上げて、そのままブロードウェイのダイソーにアイシングなどを買いに行く。地下の一角で何やらピンクや赤の可愛らしいスペースを作り込んでいて、耳つぼの文字がある看板が目に止まり足を止める。すると女の子達が手を止めて色々説明してくれた。この場所で数日イベントショップをやるらしく、可愛いデコレーションのフォトスペースやポーチのワークショップや販売、耳つぼの人はその期間の何日か来るとのこと。でことらんどやスパンクの感じの子達。両耳つぼで2000円でやってもらえるとのこと、現実的なお値段!耳つぼジュエリーに興味があったけどやれる場所も費用も分からずハードルが高かった。これは本当に来たい。見せてくれたワークショップのポーチに我が子もときめいていてフライヤーをもらっておく。2月最初の週末。久しぶりに区の縁日的なイベントがあることをママ友からも聞いていたし、あれこれ予定を立てるべき週末。楽しみ。水曜はあちこち定休日だから、あとはまちおかだけ寄って帰り。郵便受けをみるとこぐま社からの誕生日のメッセージカードが届いていた。もはや子どもより私の方が嬉しくなるやつ。今回はひぐちみちこさんのイラスト。かみさまからのおくりものの人。この5年とかで私的に、これだー!というものはまだ届いていない。でも毎回この時期になると楽しみなのだ。すぐにクッキーハウスを作りはじめたけど思ったより難しく大変。ようやく固まってデコってそれらしくなる。6時前に完成。またまたお父さんにも見せたかった発言で写真を撮るけどどちらにせよ今日は食べずにとっておく。子はスマホで写真を撮って送ることをひとり一枚だと思っていて、つまり誰かに送るということはその数だけ撮らないといけない、と思っているのが面白くて、これはデータというんだよ、同じ一枚を分け合えるんだよ送れるんだよ、とはあえて教えていない。いつ知るだろうか。
ミートソースをごはんにかけるスタイルで晩ごはん。有吉の壁を観ながら。それにしてもやっぱり夜になるとしんどい。


1/27
おゆずりバザー。登園後から子ども達の保育とは関係なく、ホールを貸切で開催される。はじめは事前に園に体験に来たことがあったりする未就園児の人を優先、つぎに一般、最後に在園母が買い物できることになっている。私は私で謝恩会の係作業で園残り。終わったら今度は自分の委員会作業の準備でOKへジュースを買い出しに行く。今度やる作業は委員会外の母達にも手伝ってもらうためにお礼を用意するのだ。OKからまた幼稚園に行き箱ジュースを置いておく。ようやく家に帰り一息。お金の計算をしているとバザーの委員からお知らせが入り、在園母も予定の時間より早く買い物できるとのこと。10時半過ぎ、再び幼稚園へ。誘っておいた仲良しママ友も朝出会って教えておいたママも来ていて、みんな嬉しい嬉しいと言って買い物をしてくれていた。おばあちゃんがやっていた履き物屋のデッドストックといって長靴や運動靴が売られていたり、私からしたらよく献品したなぁと思うくらい状態の良いものばかり。不思議とこうして並んでいるだけで良く見えて、自分が不要で出したはずの絵本をうっかり手にとって眺めてしまったりした。120サイズのユニクロのフリーストップスを一枚購入。幼稚園内のバザーは気心知れたママ達と一緒に品定めして、似合いそう好きそう着れそうとアシストしあえるのが楽しい。そのまま銀行に両替へ。係の予算を精算のために崩したかったのだけど、一日に一人一回だけなのかは分からないけど、つまり一回には一種類しか両替はできないらしい。昔々仕事で両替していた時以来の銀行両替、ルールを知らず困惑した。キャンドゥ、トレファクとじっくりみて帰ると元夫が来て作業していた。私のお迎え前に作業途中みたいなままいなくなる。なにもかも点けた電気も、そのままにして私は家を出る。
迎え後は公園。4時まで。元夫と連絡を取るとまた一度家に来て片付けてもう出ていったらしい。毎度、家に来るといっても作業のためで自分都合のタイミングでしかなく子どもと交流のために時間をとることはまず無い。なんだかな。オオゼキで買い物。前にアイスが安くなる日にガリガリくんシリーズのソフトくんを買ってみたら美味しかったことを思い出し子がまた買いたいといって、それからアイスお買い得の毎週木曜にはアイス売り場を覗いてきたけど無し。店員さんもそういえば最近見ないですねーと言っている。まいばす、ピアゴもなし。最後にファミマに行くと、あった。しかし高い!198円。驚き。せいぜい108円で買えると思っていた。子どもの手前探しといてあったのにスルーというわけにいかず、もうこれが最後と決心して買う。そうするとオオゼキの79円だか69円セールは相当お買い得だったんだな。私はオフになってるファミマスイーツを買う。このファミマは賞味期限前に値下げして売ってくれるのが良い。遅いおやつ。
今日の夕飯はミートソースパスタ。夜はやっぱり体調悪い。お風呂中に元夫がやって来て、今度は子からクッキーハウスの話を聞くためだけにやってきたのだった。だけどほんの5分くらい。逆に虚しい気もする。ふつうの家族だったら共有したいような微笑ましい話なんかも伝えるタイミングもなく、出来事があった端から忘れるようになってしまった。夜、猫が騒ぐ。


1/28
朝から元夫が作業にやってくる。またトイレを閉鎖して作業しているからトイレも外で済まそうと早めに出る。まずは耳鼻科、混んでいて午後診察になるようだから退散。皮膚科。混んでるうえに医療証を忘れ。トイレだけ使って出る。パート先に顔出して新しくなったユニフォームのキャップと三角巾を先輩パートと交換するつもりだったけど出しておくのを忘れていたからどこにあるかを伝えておく。でもこの店では新しいのは不評だからかまた以前のを使う雰囲気になっているらしい。私も前の方がいいと思ってる。ワークキャップのようなハンチングのような形の帽子とかチャラくて嫌だ。次は図書館。閉まっているから返却だけ。帰ってまたお金の計算などやり繰り。
元夫はまた作業途中のような感じで外に出たようで、でも私も再び、今日のお迎え時間より早く家を出る。今日は子ども達に絵本の読み聞かせ。年中さんクラスに読むための絵本、やまのディスコにするかおじいさんと10ぴきのおばけにするか、どちらも借りておいて直前まで迷った。やまのディスコはディスコまたは自分の目線でいうとクラブ、という場の高揚感が伝わって私はすっごく面白い。そのディスコのオーナー側の視点も余すことなく面白い。おじいさんと10ぴきのおばけは、ひとりで気力なく暮らすおじいさんのもとにおばけ達がやってきて、そのお世話を通しておじいさんが生き生きしだすお話。おじいさんがなんでそんなに気力がなくなってしまったかというと多分おばあさんが亡くなってしまったからだろうなというのが絵やセリフから見受けられる。カバーの端に書かれた作者のことばを読んで、ひとりで暮らす老人のことを思う。その作者の近所のおじいさんは老犬1匹と1人で暮らしていて近所付き合いらしい付き合いらしいものも感じられず、いつもひっそりしていた。深夜、絵を描きながら、ポツリと明かりのもれるおじいさんの家を眺めながら、どんな人生を送ってきたのだろうかと思い巡らせたとのこと。うちのアパートの二階にいて私の前に自転車を停めているちょっと感じが悪いと思っていた一人暮らしのおばあさん、こうして偏屈な感じで一人で生きてきたんだろうなと思っていたら、隣りのばあさん曰く娘の一人は埼玉の方にいるらしいだとかで、家族をもっていたことがあったとは驚いた。あんな天涯孤独かのような風合いになるとは。自分もいずれそうなるのだ。いやすでに、おじいさんおばあさんと自分を重ねてしまう。苛立つこともあるけど、子どもの世話をしているからこそ人間らしく生きていられる。そんな気はしてる。おばけはやってこない老人になった私は、絵本のなかのおじいさんの最初のように力なく息しているだけになるのかなぁとぼんやり不安になった。絵の親しみやすさと分かりやすさでやっぱり10ぴきのおばけを選んだ。園の待機場所につくと、年少さんのお母さんがほっとしたように出迎えてくれる。自分の子どものクラス外に読み聞かせる決まりになっていて、年少クラスに読む人はもう行ってしまって、と一人不安そうにソワソワしていた。彼女は立候補したわけでもなく、おそらく仕方ないといった感じでやることになったのだろう。でもちゃんと年長向けに考えて絵本を選んできてくれたのだろうなというのがわかる。ほぼ同時に呼ばれ、それぞれのクラスに向かった。みんなに見えやすいようにというのは意識していたけど、読み出すと緊張して、最中の子ども達の表情を気にする余裕もなく終えてしまった。途中、話に引き込まれていたらしく、あっと反応した子の声がきこえてそれだけで励まされた。全クラスが終わり、読み聞かせたママと再び顔を合わせると、あんなに不安そうだった年少さんのママが興奮を隠しきれない様子で、緊張したけどすごい良い体験でした!勉強になりました!やってよかった!と弾んだ声で言っていて、普段は物静かな彼女のそんな一面を引き出すことになったことに私も興奮した。本当に、この幼稚園にきて自分も一緒に身になるような豊かな育児を知った。もうすぐで終わる私の愛おしい日々。帰り時間、いつもより私が読み聞かせた年中組の子達が少しだけ私の顔を振り向いてくれるようになった気がする。
そんなに寒くないけど帰るという子。郵便局だけ行かせて!と高円寺の方の郵便局に行ったらコロナ感染があったとかで閉鎖。そこは子どもが消しゴム雑貨を貰えるからよかった。その企画は北の郵便局でもやっているのか、行ってみたけど消しゴムはないうえに、職員が不慣れらしく怒っているおばさんがいて混み合っていたから郵便を出さずに出る。途中、元夫の現住まい近くを通り、自転車が見える場所に停まっていて、何も言わないけど子も気がついたっぽいのがわかった。気を逸らそうとあれこれ声をかけてみるけど、子のほうもむしろ私に合わせながらも自転車をじっと目で追っていた。その様子が辛い。
今日は子が幼稚園からコマを持ち帰ってきていて練習するように言われたとのこと。紐で投げて廻すコマ、ただでさえ音が響くような賃貸アパートでそんなことできるわけないのに、配慮がない先生にイラつく。うちではやれない、私がうちでは練習できないからと先生に言ってあげると強気にいながらも、子は練習したがっているしどうにかできないか考えてみる。プラザに寄って持ち込みのコマ回しをさせてもらえるか聞いてみると、やはりそこでは出来ないとのこと。先生は子のコマを見て色々アドバイスをしてくれた。床はふつうにうるさいからそりゃ賃貸じゃできないですよねと同情してくれながら、例えば外でも段ボールや缶の入れ物とか使ってできるはずと教えてくれた。子が紐を巻くのを見て、それができるならもう大丈夫だよと励ましてくれる。せめて真下の家が帰ってくるまでなら家でもできるかもしれないとちょっと思いながら、家を越えて駅前の皮膚科と耳鼻科へ、自分の診察。最近の体調不良は花粉症かなということで耳鼻科。一日何回のものがいいか、眠気が出ても大丈夫かなどを聞き取りしながら薬を選ばせてくれた。医療費を免除されることが分かっているから思い切って一ヶ月分まとめて出してもらう。診察が終わって振り返ると子は待ってる間にシールをもらっていた。付き合ってよかったとホクホク。続いて処方薬局、出している間に八百屋をみたり。ここでも薬剤師さんがニコニコ出てきてあげてもいいですかと、サンリオキャラクターの薬局シールを3枚もいっぺんにくれた。子は大満足、ご機嫌で帰ると元夫の姿。しかも作業中の待ち時間であったようで珍しく手を休めていて、コマ回し今のうちにやってみようといって子を急かしながら、元夫にもできるかと聞いて巻き込んで皆んなでやったりしたから子のテンションが爆上がりだった。楽しさが極まって、なんか家族揃っているのいいね!と私にだけ聞こえるところで言っていた。そう思うよね。一緒に住めなくてもいいから時間が許す限り子どもと居たいと思ってくれるならいいんだけど家族の時から、いるから仕方なく義務感で共に過ごしていたけど本当は自分のことが優先で、居ないなら居ないで平気な人間なんだなと思う。自分は自分すぎて気遣いなく悪気なく誤解を招くようなこともする。それでいてフォローするようなチャラさも無いからタチが悪いなと私は思う。要するに私達のバランスが悪かったのだ。でも子どもには罪がない。この子が充分に愛される子でいてほしい。7時過ぎに元夫は退散。子のテンションは高いまま。猫が吐いてうるさい夜。


1/29
今日は昼くらいから元夫がきて作業。大人がもう一人いる、それだけでわたしは気が休まる。しかし子どもとしては居るならかまってほしいわけだし、元夫はただ作業をしていたい。かまうための時間を作ってくれればいいのだけど彼にはそんな器用な真似はできず時間があるなら仕事仕事仕事、仕事をしていたいわけだ。そうして帰っていった。
夕方、私達も家を出る。水グミというのが話題になっているようで、それを探すのを今日のイベントにする。コンビニ巡り。途中、子がなんか喉がむずむずするんだよねということでのど飴を買うと喜ぶ。ソフトバンクが閉まっていて貼り紙を見るとなんか歯切れの悪い休業の説明。コロナ感染だろうか。どこのコンビニ見ても無いから、こういうのは案外ビレバンにあるんじゃないかと思ってみたけど無い。すらっと背の高い女性の店員さんが顔を横に向けて咳き込んだところをちょうど子が通り抜けていってなんか気になる。ネットで検索すると水グミはコンビニだとローソンにあるとの情報。新高円寺をまわってナチュラルローソンに行ってみると水グミがあった。2袋買う。新高円寺恒例のブックオフスマーフの遊び本を子がうまい具合に見つけて購入。
質素にうどんで夕飯。夕方に出たから予約しておいたしんちゃんとドラえもんが録画できていなかった。子を黙らせるためのテレビがなくて落ち着かない夕飯。夜なんか元気で、起き上がって賞味期限はとうに切れたプリンをやっと食べた。


1/30
日曜、昼。短いスパンで再び元夫がやってきたなと思ったら、最悪だ自転車盗まれた、とのこと。欲しいと思ったら我慢のない元夫が買って柵に繋げたままだった自転車、ようやく使うときがきたようだ。それを取りに来ただけで出て行った。
私達は3時前に家出る。高円寺でツルハ、いつか買おうと思って白のたべっ子どうぶつに手を伸ばした今日。そういえば最近SNSで見てから欲しかったヴィックスヴェポラップのことも思い出して買う。なんでもコロナで咳き込みを抑えるのに足裏に塗るといいらしい。何かあってもこれで乗り切れるなら安いものだ。阿佐ヶ谷に行ったあと今度は中野。ケーキの最後の下見。やっぱり無難に不二家で良いと思う。チラシを持って帰る。再び高円寺へ戻る途中にデイリーヤマザキ。いつも存在は確認しつつ買うことのなかった高円寺と焼印の入ったあんぱんをいよいよ買うことに。なんか今日はそんな日。いつもと違うものを見たくなる刺激を求める日。揚げ物コーナーに目をやるとなんと子の好きなジーパイが売っていて専門店よりもちろん安い。逆に子はたいして乗り気じゃないけど買う。私もなんか揚げ物が買いたくて、東急ストアで甘辛チキンを買って帰り、家にあった業務スーパーの冷凍揚げ物もあげて茶色の夕飯とサラダ。いまいち子の食が進まない。ジーパイはちょっと辛いというから私が食べてみると、確かに専門店のよりスパイスが効いている。甘辛チキンの方は美味しいというけどそれにしても食は進まず珍しくおとなしい。私も買っておいてたいして食べれず。茶色い惣菜とサラダと味噌汁、メニューは揃っている。あり得ないと思うけど一応元夫に食べに来るか?と聞いてみると、さっきまで打ち合わせしていていま仕事に取りかかっているから明日また行きますとのこと。しかも花粉症か分からないけど体調悪い、と。人とよく会っているし意識が低いから信用ない。怖いから無理しないでいいと伝えておく。
夜中、慌てて委員会で発行する文書の原稿書きをする。明日提出。年に2回発行する文書のこの時期のものは年長母が三年間借りてきた絵本で思い出に残った本を紹介する内容。それが毎年の恒例だから年長になった時から何にするかずっと頭の片隅で意識してきた。最終的には自分で選びきれないから、子が一番借りてきた絵本を選ぶことにして、多分あれかなぁと思っていた通り、感想ノートのタイトルを数えてみると子が三年間で一番借りたのは、めっきらもっきらどおんどん、だった。私も小さい頃よく読んでいた記憶のある絵本。本文はもう出来ている。決まったサイズの小さな用紙に書こうとしたけど失敗。元夫に連絡して打ったものを原稿サイズにしてデータを送ってもらった。明日の保護者会は日にちがズレると園からお知らせがあったから明日時間はある。プリントすれば終わり。


1/31
いつも通りの朝。と言いたいところだが、今思えば子がおとなしい朝だった。朝食のパンもあまり食べていなくて、そういうことはよくあるんだけど、これも勘というのか、残したパンをいつものように口にするのをなんとなく思いとどまって捨てた。熱は無し、食べること以外は元気。登園して私は絵本の返却作業。絵本の棚を見つめながら松岡享子さんが亡くなったことを思い出す。この幼稚園にきてたくさんの名作に出会った傍からそれらを生み出した作家さん達の訃報にも触れてきた。三年間みっちり絵本と向き合ってきたなと思う。まだまだ足りないけど。コンビニで昨夜のデータをプリントアウトして帰って作業。どうにかそれらしくできた。長いメッセージを手書きすることがどうも苦手になってしまった。
午前保育で迎え。子は元気に飛び出してきたけど、今日公園言っていい?と聞く声がガザついている。おかしい。公園でお昼ごはんは無理だ。とにかくまずは帰ろうと説得して帰宅後すぐに検温すると37.7度。えっやばい。焦る。そうしてもう一度測ると36度台。少し気持ちは落ち着く。みーちゃんのママから公園にくるかと連絡。みーちゃんと遊ぶ約束をしていたようだった。声がおかしかったから今日はやめとくと知らせてお昼ごはんの用意。やっぱりあまり食べない。私も不安でなのか食欲がでない。
熱は依然として36度後半から37度くらい。でも普段に無いことだから病院に行きたい。いつもの小児科の午後診察がはじまる3時少し前に行って中で待ってもいいですかと声をかけつつ、聞かれるままに今日の流れを話すと看護師さんの判断だけでもう別室へ案内される。この病院は感染系の疑いがある場合を診察する部屋が入口すぐにある。スリッパも全てが通常と別。この部屋に通されてドキドキしてきた。しばらく待たされて、窓も開いてない小さな狭い部屋の暖房が暑い。防護服というほどではないオペエプロンのようなものを着た先生に開口一番叱られる。熱があるなら必ず電話してから来てくださいよ、もう一年以上そういうことになってるでしょ?!と、でも発熱したのは一回だけで、と口ごたえしようものなら、次の人との間隔をあけなきゃいけなかったり身につけた装備は全部捨てなきゃいけないんですよ!と相当な勢いで怒ってくるから、その後はただやり過ごすように無感情にハイとだけ答える。その割に診察はさほど慎重ではない。周りにコロナはいたか?と聞かれて、それらしいことは聞いていないと答えると、子どもは熱出しても大体ケロっとしてるものなんだというくらいで風邪薬とトローチが出ることになった。でも24時間ルールで明日は休んだほうがいいなと言われた。明日もしまた熱が出たら連絡してくれといいながら、使ったペンから何から全て殺菌ボックスに放り込んでいた。処方箋を出してからオオゼキで買い物、薬を受け取りに行きつつ今日はポイント5倍デー、レジに並びながら脇の棚にあった冷えピタも今日は瞬発力で買う自分、何かある。ママ友が実家からの食べ物をお裾分けしてくれるとかでプラザに誘われたけどもちろんお断りをせざるをえない。ドアノブかけておこうかと言ってくれてるけどそれに受け応える気持ちの余裕もなかった。熱は37.1度。元夫に今日来れるようなら薬を混ぜるためのチョコアイスと子がやりたがっているリリアンを買ってきてほしいと頼む。幼稚園でリリアンを教えてもらっているらしく、あ〜あ明日もやりたかったなと落ち込んでいた。それどころか、明日は誕生日だし、もうすぐ幼稚園では節分や誕生会もあるのに、どうなってしまうのか私こそ心配で気持ちが病む。ほどなくして元夫はやってきて頼んだものを買ってきてくれたけどやっぱり子の元気はない気がする。実家から荷物が届いていて、ようやく子の希望したシルバニアのジュエリー屋さんがきて喜んで今日はそれで熱心に遊んではいたけど、実家からの電話には、こういうわけであまり声を出せないし話はできないと伝えて私だけで終わると、労わるというより明らかに不服そうだった。電話くらい、と思っているようだけど、その電話で少しでも痛々しいところがあったとしたら今度は、大丈夫なのか!と責める勢いで猛攻撃してくるのが目に見えているから勘弁なのだ。
熱はもう37度にすらならないし、きれいにしてスッキリ寝ようとお風呂に入ったら、疲れたから早く出ると子。分かりやすくしんどそうにはなっていないけどなんか静かだなという感じ。それでも熱はない。一応今夜は布団を分けて寝てみる。一日経つまで落ち着かない。

この私の危機察知は確かだったようで、それは緩やかに始まっているのだった。