どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年6月4日〜6月6日

6/4

朝から本当に予報通りになかなかの雨風。私もカッパを着て送りにいく。この前傘買っておいてよかった。外に出たら家で感じていたよりは意外と風もマシ。と思ったら突然突風がふいたりする。駅前まで来たらビル風。子が前に進めなくなる。参った。傘を前に、右、と指示を出しながら進むも周りを歩く大人ですら傘がひっくり返ったりしているから、もう傘を閉じて歩かせる。園側の裏道までくると落ち着いてどうにか送り届けた。駅前はまた風に煽られるから私も傘を閉じて帰る。着いたと同時に後ろからヤマトの人。ちょうどよく実家からの荷物が届いた。水着の他に頂き物らしい菓子類やワカメ、インスタント麺類。最近眠くて眠くて夜には気づいたら寝ている。逆に起き上がってアイス食べたりしながらテレビ観るなんて、子を寝かしつけで布団に横になった状態からよく這い上がっていけてるなと我ながら思う。夫が寝かしつけをするなんて年に数える程度しかないけど、そうなったら100パーセント寝ていた。私だって寝てしまえば日中はこうして日記をまとめるだけで過ぎてしまう。夫は食後の甘いおやつをたまに食べたがると思ったらすごい勢いで食べ尽くす。今日は実家から送られてきたヨックモックのシガールをうまい棒かのように食べだして腹が立った。

お迎え時間も雨風。高いビルが立ち並ぶいつもの通りの反対側車線側をいくことにして環七のほうから渡る時に油断したかもしれない、結局傘がひっくり返ってしまった。すぐに戻せたから使えるけどホネが2本は折れた。買ったばかりだから悔しい。園につくと隣りにいたママのビニール傘もどこかに引っ掛けたらしくビニール部分がボロボロだったけどほとんどの人は平然としていて、ビニール傘の限界を感じた。向こうが見えるから私はビニール傘が好きなんだけどな。子を連れて裏道裏道で帰ることにした。駅前を渡らず環七まで向かう。そっち方面の子達が公園のなかを行くのを見て私達も公園を抜けて行くことにした。公園のなかは周りを気にせずゆっくり広々歩けて良い。すると子が見てと指差す方をみると橙色の実が落ちている。ビワだ。汚れているけど立派なビワ、まださほど傷ついてもいない。囲いのなかの茂みにもいくつか落ちている。この風で落ちたらしくまだキレイなものもある。今しかないかもしれない。目の前に落ちていた大きなビワと囲いのなかで手が届いた小さめのひとつをビニール袋に入れて帰る。グミの実以上の高揚感。子は確かまだビワを食べたことがないからピンときていないようだった。こないだママ友から聞いた「友達が公園前に住んでいて実ってるものを誰も管理してなくて勿体ないからついに高枝切りばさみを買った」という話を思い出してこれを見るとそれは正解かもしれないと思う。帰っておやつにしながら遊び。私が早く確認してみたくて小さい方のビワを食べてみる。美味しい、ちゃんとビワだった。ビワはなかなか高価だし、そうして買ってまで食べたいってほど食べ応えがあるわけでもないし、こうして採れて食べたらちょうどいい果物。プラザ行くかをママ友と連絡取り合っていたけど雨が酷くてお互い腰があがらない。子ども達も率先して行きたがる様子では無いねってことで今日は無しに。のんびり過ごす日になったかなと思ったところが4時過ぎ、夫がくら寿司行かないの?と言ってきて、そういえば今日から、くら寿司のびっくらぽんがモルカーだ。一人だと確実にこの雨のなか出て行く気にならないけど家族皆がそのつもりになってしまっている、となると身体が動く。いまの私は家族という他の人間に動かされてようやく立っているんだなと思う。すぐにアプリで予約を入れたり子の準備。夫は大体いつも言い出しっぺのくせに後からついてくるだけの人になる。お金を出すのだからいいだろうと思っているんだろうか、話したり世話焼いたりしてくることもなくただ居られるのは、その一人分の存在を気遣わなきゃいけないだけ逆に足手纏いのようになる。いまは現金で支払わなきゃいけないようなことはほぼ無いんだから、会計のために偉そうな勝手に責任者かのような顔して同行するくらいならやめて欲しいと思うことがよくある。ただ今日はとにかく皿を獲得するために人数が必要。5枚で一回転。はずれが四回転したところで、後ろのテーブルの人が25枚で一回当たったと話すのが聞こえたと夫が言って、あと5枚踏ん張って回すとその通り、ついに当たりが出てモルカーのマグネットが出てきた。季節限定のゼリーを持ち帰りに含めても3人で25皿が限界だった。周りのテーブルをチラチラ見ると、二人組でも何個かガチャを広げてる人がいるもので、卓がよかったのかそれだけ食べたのか。なんの心配もなくリラックスして店に滞在できない精神状態も食欲に関係してくるのか、自分はここのところ外であんまり食べれない気がする。6時台に差し掛かる電車に乗るくらいなら少しズラそうとルミネに寄る。夫が最近好んでいるWE GOの3足靴下があるか見に行く。若いレディースの流行は5歳の趣味とほぼ同じだから、あれが見たい欲しいと女の子達の隙間から指差してモジモジしていた。ビーズのバッグ、可愛いんだけど重いんだよな。結局WCの花柄キャップに落ち着く。夫は靴下。最近出番がなくて年会費の元取れるかしらと考えていたルミネカード、持ち歩いていないからせっかくのチャンスを無駄にした。それでもスリーコインズでも傘を買って帰る。みんな傘を買うタイミングっていつなんだろう。晴れの日に買って持ち歩いているんだろうか、そんな人見た覚えがないけど。止みかけたと思ったら地元駅に着いた時にまた雨が強まっていた。ピアゴで炭酸水を買って帰り。お寿司を食べすぎると喉が渇く。夜の雨でもなぜか帰り道は遊びながら歩く子ども。本日二度目の裏道戸建ての配水管から流れる水で長靴の汚れ落とし。

お風呂の準備や放り出して出掛けたからオモチャの片付けなど、ばたばたしながらテレビをつける。麒麟川島、最近よくテレビに出ている印象。あと若槻千夏。あちこちの違う番組でやたら観る。とくに若槻千夏、復活してきた感で安定感あり。WCとかクマとか当時酷いなと思っていたけど、それを経ての今のあの人はなんか見ていて好き。

 

6/5

これを書いているのは日曜。土曜の夜から、いや、これまでの積もり積もっている怒りのような痛みのような、なんともネガティブな感情が渦巻いて昨日の日中のことをいまいち思い出せないくらいになっている。その恨みつらみのことをこれから書いていく。

休みの割には早く起きた。こないだのマイメロサングラスを気に入ってここ2日、朝起きた瞬間からかけている。寝起きの髪型の雰囲気も相まってフィンガー5感。そこからずっとだらだら遊び気づけば昼、気分転換に出かけたい。夜には馬橋の蛍を見に行こうとは決めているけど日中の目的は特になし。誘い文句でジョナサンのガチャガチャできるごはん食べに行かない?と子にいってもいまいち動こうとしない。6月の週末、何かあった気がするなぁとネットを開くとおすすめ記事にファミレスのビッグボーイでポムポムプリンのコラボ。これだ、思い出した。前から子にも予告していた。ついでにタコの公園にも寄れるかもと付け加えるけど、ポムポムプリンの時点で張り切って行くと言い出した。練馬、遠いようで近いけど、道のりをシュミレーションするとやっぱり正直面倒。この時点で2時。雨雲レーダーをみてみると5時頃一度雨が降るみたいだった。行って帰ってギリギリか。夫が高円寺にいてもうすぐ帰るとのことだったから洗濯物を取り込むのは託した。練馬といっても野方を越えたらもうすぐ、精神的な距離を乗り越えて3時過ぎ練馬に入る。前に来たのは去年のとしまえんラストスパートのとき。すでに懐かしい。昼時を過ぎたビッグボーイはまったりしていたけど席はなかなか埋まっているようだった。でも全てが隣りがない座席で落ち着く。サラダバーやカレーを利用する人は皆ビニール手袋もするように徹底されている意識の高さにまた安心感。ドリンクコーナーにストローがあるのもポイント高い。座席につくなり子どもにおまけの入ったカゴを持ってきてくれる。可愛い消しゴムおもちゃをガサゴソして子が選んだのは消火器。ミニチュアをみるとシルバニア遊びに使うことしか考えてない。ポムポムプリンコラボは昨日から第一弾で今月後半からメニューが変わって第二弾がやる。値段は高い。ピューロ並みに高い。もちろん見た目もピューロ的。でももう覚悟してクリアファイルが貰えるスイーツとシールが貰えるキッズプレートにした。昨日はモルカー、今日はポムポムプリン。こうして節操なく貰ってはその日その時限り喜んで、その後は大概おもちゃ箱の肥やしになるだけではある。でもこれも本来もっと体験できたはずの遊びに代わるエンタメだと思うしかない。プレートのプリンが大きいのが印象的だった。ビッグボーイを出て4時過ぎ。向こうの空が暗くて、5時には雨予報の信憑性。でも一応タコ公園を一目見ようかとウロウロ走る。反対方向からだといまいち道が怪しかったけどすぐに見つかった。たくさんの子どもで賑わっていてここまで来たらやっぱり遊ばないわけにいかない4時半。タコの滑り台、良い。階段はひとつしかなくてギチギチに子どもが連なるけどさすがタコ、滑るアシはたくさんあってカメラを構えても他の子が映り込まないくらい余裕もって滑れる。子もキャッキャはしゃいで何周かして、隣りに続くタコのアシで囲われたスペースを走って遊んでいると転んで泣いた。可哀想と同時にキリが良く、泣きながらすんなり自転車に戻って終わった。空が暗くてこれは確実に降りそう。高円寺でにんじんカステラを買って帰りたかったけどテンションといい天気といい寄り道してる場合じゃないなと今日は諦める。環七のドライブスルーのマックを子が気になっていた。分かる。私も昔タイチさんの家に行く夜はいつもここが魅力的に見えていた。けど先を急ぐ自転車は止まれず駆け抜けるだけ。中野駅方面の空は暗かったけど高円寺側の空はまだ青い。近くまで来たら安心してデイリーヤマザキに寄り道、お菓子だけ買う。LINE Payクーポン通常2%オフのなか5%オフの店があるとそれだけで使いたくなる。帰ると夫の姿はなく洗濯物は取り込まれていない。連絡すると一度帰ったけどまた出たと、雨は降りそうもなかったからと、危なかった。もう夕飯時間だけどもちろんそんな気になれずテレビをつけながら遊んでいるうちに7時。夫も帰った。暗くなってきたし、そろそろ蛍に行く。帰ったばかりの夫も素直について来るとは思わなかった。お腹空いたから何か食べたいとかごもごも言っていた。神社についた瞬間から鳥居のあたりに光が飛び交っていて軽く興奮する。先日きたママ友は自分達の他に人ひとりいただけだったと言っていたけどさすが週末、人が多くイベント感。真っ暗な中そちこちでグループがワイワイとしているものだからそれだけで子は「肝試しみたい!」とテンションあがって参道を跳ね回るように行き来していて危なっかしい。本殿はしっかりライトアップされているのに参道のこの暗さ、蛍のためにあえてそうしてるのだろうなと思う。この鳥居の近く池の辺りにいるとすでに情報は聞いていた。なのに皆奥へ奥へと行きたがる。私は入り口付近の暗がりをじっくり見つめていた。夫が子に合わせて行き来しながら、こちらに来た時にごっちゃんが言ってたんだけどさ、と植本さんの話。植本さんと夫は仕事の件ですれ違いがあって植本さんはずっと気にしていた。元はといえば夫が出来ないものは出来ないとはっきり言えばいいだけなのに、そうしたら話し合って決めることだってできただろうに、良いところしか見せたくなくて出来ないと言葉にしたくなかったのだろうか、どういうつもりでなのかは分からないけど、相手に気遣わせるような態度をとっていたと私は思う。関わる人にしてみたら、はっきりできない人なことで都合がよいこともあれば、はっきりしないからこうして困ることもある。植本さんにとってどちらもあったんじゃないかなと思う。都合よくしていたことも自覚して後ろめたさもあったのかもしれない、夫が音信不通になっていることを非常に気にしていた。私は春休みには偶然会ったし、その時のことを自費出版する冊子に書くことによって連絡をくれてもいた。でもいつでも最終的には夫のことを気にかけるばかりで、やっぱりそもそもメリットもデメリットもない私のことは見てもいないんだなと悲しくなったりするけど、それは仕方ないと割り切ったところで思うに、彼女は人との関わりでつくり上げてるものがあって、ああ見えて人一倍人に嫌われることを恐れてしまうのかもしれなくて、だからこそ急に連絡つかなくなった人にこだわってしまうのかもしれないと不安な気持ちを汲むと、はっきり言葉で繋ぎ続けない夫がずるいと思う。自分はそのサークルのなかに存在しないのは承知でそう考えてみていた。そこでつい先日、何のきっかけか夫が植本さんにようやく連絡したと言って、「自分でもよく分からないけど今までごめんね」とか何に酔ってんの?と言いたくなるメッセージ。それを指摘したら文脈分からないの?と逆に私がおかしいように突っ込まれた。でた、また夫の「お前みたいに自分で何かをつくらないやつには分からないんだろうな」の選民意識。言っても無駄だからもう触れない。ところが今、再び。ごっちゃんが言ってたんだけどさ、の続き。ごっちゃんに植本さんは夫と連絡とれたからハッピーと言ってきたとかで、何があったんですかと聞くごっちゃんに夫は私に話したのと同じく伝えたところ、なんすかそれ元カレすかと笑われたと、ほらやっぱり何が言いたいのか分からない。私間違ってないよね?と言うと夫が照れ笑いしながら珍しくそうだったわと認めた。ほんと何?文脈って。何?ごめんねハッピーて、なんだそのままごと。夫と女性の仲良しごっこに終わっていることはどうでもいい。生み出せることクリエイトすることが特別なことだというのか、そうじゃない人間を土俵から外してる態度が悔しい。私のことは聞く気もないか、言うことを頭から否定するか。植本さんは私宛てに冊子を送ってくれながら夫が見るかどうかしか気にしないし、夫は私の発言はお前には分からないんだと見下してごっちゃんの発言だと聞き入れている。ちょうど一年前に馬鹿にされてると書いた関係もこのこと。普段は気づかないふりしてやり過ごしているけど、まともに聞いてしまうと自分がまたひとつえぐられていくのが分かる。でも自分が愚かなことも分かっているから、えぐられたところが吐き出せない怒りと悔しさとでいっぱいになるだけ。夫は相変わらず、お腹空いたな、どうしようかな昼も何も食べてない、と繰り返してばかりいて、だからって今からどうしたいと自分から言うこともなく、人に委ねてきているような態度にまたイラついた。単に自己管理できてないだけのことなのによくも被害者ぶれたものだ。被害者ぶる人達、弱さは見せかけで厚かましい。本当に弱者の私は誰にも甘えられない。自分のなかで戦うしかない。自分から弁当のひとつも決められない愚かな夫に合わせることなく値引シールの貼られたビビン丼を手に取り、植本さんの冊子は読まないまま棚の上。

 

6/6

朝一番で農家から、実家が手配したミニトマトとメロンが届く。この前スーパーで買ったメロンもまだ手をつけていなかった。なかなか柔らかくならない。送られてきたメロンも今日の日付で食べ頃ですと書かれたチラシが入っていたけど、お尻を押すとまだ硬い。

スリーコインズで買った傘のダサいプリントを落とせないか除光液を使ってみたけどやっぱり落ちなかった。少し開けてる玄関で試したのにしばらくして夫が、臭い何やったの?と突っ掛かってきた。離れたところでやったけどこっちも窓が開いているから通り抜けてしまうのか。にしてもそんな臭ってると思えない。子も臭くないよねと言っていた。前に部屋で汚れ落としに除光液使った時の方がずっと臭っていたけどその時は何も言ってなかったのを覚えてる。最近、夫がつけるヘアーセットの安っぽい匂いを臭いと言った仕返しだろうか。つっけんどんに玄関の傘を外に出して窓をもっと開け放して、「鼻も悪いし頭も悪いし良いとこひとつも無いじゃん」頭に血がのぼるけどリアクションはしない。全否定して吐き出してスッキリしてるんだろうか。こういう言い方はただの発散で生産性のない怒りだなと思う。何に対しても夫は「つかえねー」「めんどくせぇ」「死ねばいいのに」といった言葉で処理することが多い。当事者じゃなくても気分悪い無意味な暴言。粘着質の私はそんな言葉で片付けられない。それよりも改善を求めて詰め寄りたいけど。私は黙って別の部屋で子の夏服見直しやバザーに出す服のタグをチェックしたり。夫が何か言ってたかもしれないけど完全無視していたから聞こえもしなかった、いつのまにか出て行っていた。ほっとする。昼頃、バインミーの看板写真が送られてきて、食べる?と無視していたらまた詳細の写真。もしかしたら気を遣ってるのかもしれない。それでも遠慮しますと返しておく。どうせも子も食べない、私は施しを受けたくない。償いに失敗した夫。帰ってきた時ちょうど子がチキンラーメン食べたいと言っていたものだから、珍しく夫が準備して与えテレビまでつけてあげていた。私は子のチキンラーメンの残り汁にごはんを入れて食べる。

お出かけしない?公園いく?と言うと、今日はあそこのハッピーセットを買いに行きたいんだと、豊玉のドライブスルーマック。子には広く見えているらしいけど実はそうでもないだろうと私は思っている。よほど気になっているらしい。夫は側からずっと吉祥寺行かない?と言ってきていた。とりあえず私が子を促して高円寺まで出る。出てきたらこのノリで行けると思っているらしい夫がまだ吉祥寺は?と言う。時間は4時くらいで、今から行くとか慌ただしいことにしかならないし子を従わせるのだってひと苦労なんだから、私は出来るだけ子に合わせた無理ない行動するのが楽。そんなに言うほど何かあるなら一人で行ってくれていいんだけどと言うと、いやただリフレッシュになるかなと思ってと夫、全く分かってないなと思う。誰がリフレッシュだ。行動すればするだけ私は大変なのに。その間パルの雑貨屋で子がひとり熱心に見ているなと思ったら、これ絶対に買いたい、と貝で出来た小さな丸い小物入れ。本当にこういうのが好きねと感心すらしちゃう。目が肥えているというか渋いというか。大人向けだから安くはない。むげん堂にもありそうとピンときて、あっちのお店も見てみようと先に歩く。むげん堂、本当に全く同じものがあって100円安い。さすが。子はその他のインド的な小物入れもあれこれ見るけどやっぱり貝の容れ物を買う。中通りに入って台湾カステラ、今日はやめといて、一人たんぽぽをじっくり見る。イオンリカーにいた二人と合流したら、じゃあハッピーセット行こう、と子はやっぱり諦めていなかった。お店によって味が違うからとまで言い出す。マックなのに。いつか行ってもいいけど今日ではないと思っていた。時間も中途半端だし。でも熱意を感じて今日行くことにする。夫は行かなくていいよねと、私もそう思う。あとは豊玉までの精神的な距離。めげてしまいそうな野方の賑わいを越えるとあっという間に到着。ロードサイドのダイナーといった風情のマック。はじめて入る。長年見てきた私も感慨深いといえばそう。やっぱり外から見るより中はこじんまりしている。他では見ない丸テーブルに丸イスでの席とか本当に海外っぽさもあった。子は喜んでやっぱりお店で食べて行く!と5時。まるちゃん間に合わなくなっちゃうからポテトと飲み物だけでもいいしねと言って丸テーブルに座る。たまたま向こうには外国人のお客さん、マンチェスターっぽいBGMの気だるさと夕方がマッチして良い感じではある。ここのポテトは美味しいと言って子が頬張る。チーズバーガーを半分残して5時半過ぎに出て野方、いつ見ても店先の食べ物が魅力的に感じる。せっかくだからダミラに寄り道。デッドストック的な小さなカゴを欲しがるけど、また容れ物?さすがに今日容れ物2つは大事に出来ないでしょうと諦めさせる。帰ったらうどんを食べると言い出して、まだ食べるのかと呆れながらプチっとうどんを買ってみようかなと思ったり。でもまるちゃんがちょうど始まったくらいの時間。まだ高円寺にいるという夫にうどんの件を伝えて真っ直ぐ帰る。子どものことなら都合よく夫にも言いつけられる。帰ってまるちゃんが一話終わる頃。遊んでる最中でそのままにしていたおもちゃを引き続き遊びながら、ふぅと溜息をついたら、お父さんいないと伸び伸びだよ、とつい声に出して言ってしまった。こういうことを子どもに聞かせてはいけないのだろうなとは思っていた、子どもは本当にいつでも三人揃っていたいと考えているみたいだし。でも正直な気持ちを漏らさずにはいられなかった。同じに思ってほしかったのかもしれない。子はただ笑って私はスッキリはしなかった。言わなきゃよかったかもしれない。しばらくして夫が帰ると即座に子は無邪気に、お父さんがいないとさなえちゃん伸び伸びなんだってーと夫に言った。それは想定していなかったけど間接的に伝えてもらえて少しせいせいしたような、でも気まずいような、これでいいのかはよく分からない。

夕方飲みきれなかったマックのアイスコーヒーをうっかりお風呂上がりに飲んでしまったせいか、珍しく夜中3時過ぎまで目が冴えていた。