どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年6月7日〜6月8日

6/7

薄っすら明るくなるまで寝れずにいたのがだいぶ堪える。眠いというより怠い。昨夜なぜだったか、預かり保育で観たトムとジェリーの話を子が熱心に説明してきて、30分は話し続けていたと思う、「〜なのよ、」って語り口がぼる塾田辺さんっぽくていちいち面白かった。そういえばトムとジェリーのDVDあった気がすると見てみたらやっぱりあった。数年前に100円ショップで買ったやつ。月曜は早く帰って家でDVD観ようかと話していた。ということで、睡眠不足だし、その計画通りになると助かる。送りのままOKへお米を買いに。公園脇を走り抜けながらビワが気になって自転車を押して歩きながら公園の中へ行く。立派な木を見上げると上の方にはたくさん実っているけど通り沿いには落ちていない。公園は清掃の人がいつもキレイに整備している。草むらにはいくつか落ちているみたいだった。環七を大久保通りに向かって下る時は気持ちいい。沿道にビワ太郎という名前をつけられた木があるけど期待に反してこの木は全く実がなっていない。OKでお米。実家から貰った香典返しのお米券を使う。「米買うときは皆同じ顔」お米を買う時は絶対この歌が頭のなかを流れる。豊田道倫で好きな歌は他にもあるのに、この歌ばかり思い出してると思う。帰って洗濯を済ませたら少しごろごろ。自転車でお迎え。嫌な予感はしていたけど案の定公園へ行きたがる。何も持ってないよと嫌がると、予定外のことを言ってる自覚はあるらしく一回帰ってから行こうと言い換える。自分が寝不足だからって子どもの楽しい気持ちを完全に奪うのも可哀想だよなと少し冷静に考えて帰ってごはんを食べてから行くことにした。公園でお昼を食べる時はコンビニやテイクアウトを買って行く人がほとんどだし自分もそうだけど、どうせお金を使うならもっと自由気ままに食べられる時のために使いたいと本音では思ってる。今日くらいは家ごはんにして節約。おにぎりにして持って行こうかなとかグズグス言う子を急かして食べさせて公園へ。その1時過ぎから3時半くらいまでみっちり遊び。さらにそのタイミングで仲良しママ友から連絡があり公園を出て合流。また違う広い公園にむかう途中でティピ型遊具の小さな公園を思い出してママ友親子を案内。絶対好きだと思った通り喜んでもらえて蚊と格闘しながら5時過ぎまで。スーパーと八百屋に寄って帰る。園のバザーのための工作に使う材料として集めているものが特売になっているから買っておこうと思う。チップスター、こういう時に限って要らない!と頑なに断られ、結局献品に貢献できそうもない。そして気づいたら揚げ餃子の惣菜を手にしていて離さない子。揚げ餃子とうどんで夕飯。子が明日はお当番だといって念入りに練習している。お当番とはつまり日直。日付を言ったりお祈りをする。子が言ったお祈りの言葉を私がメモにしたら、それを眺めながら何度も復唱する夜。明日は園で水遊びプール解禁の日。いつもより早くお風呂に入れて寝る支度をしたけど、プールもお当番も楽しみで楽しみで興奮でなかなか寝れず。18時過ぎに帰ると言ったっきり音沙汰なく9時過ぎても夫は帰らず、居ないとなると案外と子が気にしてまだ帰らないねとか言っている。2年前まで週末の夜は居ないことがほとんどだったけど、その時のことはもう覚えていないのかな。

 

6/8

今日の歯科予約は11時過ぎだから時間にゆとりがある。送りのまま図書館で今日からはじまるリサイクル本を見に行く。今から登園する他の園のママに会って話したり、図書館では同じ目的でやってきた小学生ママに会ったり。リサイクル本とくに収穫なし。小学生ママにリサイクル本を貰ったあとはどうしてるか聞くと、譲れる人には譲ってあとは仕方ないけど処分してるとのこと。デカデカシールを貼られたリサイクル本とか子どもの工作とか、紙類の処分はどの段階ですべきか問題はもうしばらく続く。

気づいたらもう今夜放送のドラマの前回分を少しみたり久しぶりに仕事先の掲示板を確認したり。珍しく余裕もって歯科に行ったら待合室が混み合ってしまっていた。側からみただけではどんな事情かわからないけど付添人ありの人がいたために場所を食ってしまっている。座れた私はいいけど治療が終わって出てきた会計待ちの人とか、狭いスペースに所在なさげで気の毒だった。埋め込みで作られていたカーペットのキッズスペース、今はもうおもちゃが置かれることはないし、その場所が機能していない。もうこんなスタイルになって二年目だし、思い切ってそこを改装してしまってもいいんじゃないかなとは思う。寂しいけど、慣れ親しんでいた光景が少しずつ変わってきている現実。歯科治療は麻酔で感覚を奪われたまま、クリーニングや歯磨き指導まで終えた。スーパーに寄って帰ってからもまだまだ思うように口を動かすことができず。何も食べられずにともかくドラマの続き。大豆田とわ子が娘に抱きつくところ、思わず泣いてしまった。突然風鈴が鳴ってビクッとする。子が引っ張り出してきてしまったものを自分が今朝ベランダ側に提げたのだった、忘れてた。風が出てきたのか。

時間ギリギリになってしまって自転車でお迎え。本当はこの距離の歩きに少し慣れさせておきたいのだけど。うちの一本脇道の古いお宅にもビワがなっていて通り沿いに朽ち果ててボトボト落ちていた。勿体ない。少しだけ公園に行きたがる。今から予定があって少ししか遊べない子達だけで小さな公園に寄る。空模様があやしくなってきて解散。口が動かないからプリンとか流し込めるものを買いたいかもと思ってファミマに寄る。迎えに行くときチラ見したらお兄さんがいたし。ところが今は店長しかいなかった。一人だからかちょうどレジも並んでしまっていた。先月買おうと約束していたファミマのフラッペを今飲みたいと押し切られ並んでまで買う。一気に空が暗い。家に帰りついて洗濯物を取り込みひと息ついたら雨。間に合ってよかった。子の念願のトムとジェリー。ママ友に連絡すると今日はお出かけしていて今から高円寺に戻るとのこと。プラザに間に合うかどうか、いま新宿を出た、いま中野、と実況してもらいながらタイミング合わせて家を出る。また5時過ぎに一度雨が通りすぎる予報だったから歩きで行くことにした。プラザで20分は遊べる予定だったけど、お友達が途中の公園でトイレに立ち寄ったとの連絡で目的地を公園に変更。空模様のせいもあってか公園で遊ぶ子は少なく伸び伸び遊ぶ。今日の子の服装が可愛いと大人に好評。水遊びで着替えやすいようにと少し大きめの途中でやめるのTシャツと短パンにした。ママ友も何度か途中でやめるを買っているから二人で今日の丸Tがなんで人目を引くのかを考察。多分お試しで作られた子どもTシャツのはじめの頃だったから謎のボディサイズで襟元に黒丸がついているのと、真ん中の丸が大きく取られていること、それがいま見慣れた丸Tと違うのかもねということになった。確かに丸が大きくて、ペンギンとかタヌキとか動物っぽくなるところが特別可愛いのかもしれない。子は皆んなに評判なことに気を良くして、明日も丸Tをお揃いで着ようということになった。

 

2021年6月4日〜6月6日

6/4

朝から本当に予報通りになかなかの雨風。私もカッパを着て送りにいく。この前傘買っておいてよかった。外に出たら家で感じていたよりは意外と風もマシ。と思ったら突然突風がふいたりする。駅前まで来たらビル風。子が前に進めなくなる。参った。傘を前に、右、と指示を出しながら進むも周りを歩く大人ですら傘がひっくり返ったりしているから、もう傘を閉じて歩かせる。園側の裏道までくると落ち着いてどうにか送り届けた。駅前はまた風に煽られるから私も傘を閉じて帰る。着いたと同時に後ろからヤマトの人。ちょうどよく実家からの荷物が届いた。水着の他に頂き物らしい菓子類やワカメ、インスタント麺類。最近眠くて眠くて夜には気づいたら寝ている。逆に起き上がってアイス食べたりしながらテレビ観るなんて、子を寝かしつけで布団に横になった状態からよく這い上がっていけてるなと我ながら思う。夫が寝かしつけをするなんて年に数える程度しかないけど、そうなったら100パーセント寝ていた。私だって寝てしまえば日中はこうして日記をまとめるだけで過ぎてしまう。夫は食後の甘いおやつをたまに食べたがると思ったらすごい勢いで食べ尽くす。今日は実家から送られてきたヨックモックのシガールをうまい棒かのように食べだして腹が立った。

お迎え時間も雨風。高いビルが立ち並ぶいつもの通りの反対側車線側をいくことにして環七のほうから渡る時に油断したかもしれない、結局傘がひっくり返ってしまった。すぐに戻せたから使えるけどホネが2本は折れた。買ったばかりだから悔しい。園につくと隣りにいたママのビニール傘もどこかに引っ掛けたらしくビニール部分がボロボロだったけどほとんどの人は平然としていて、ビニール傘の限界を感じた。向こうが見えるから私はビニール傘が好きなんだけどな。子を連れて裏道裏道で帰ることにした。駅前を渡らず環七まで向かう。そっち方面の子達が公園のなかを行くのを見て私達も公園を抜けて行くことにした。公園のなかは周りを気にせずゆっくり広々歩けて良い。すると子が見てと指差す方をみると橙色の実が落ちている。ビワだ。汚れているけど立派なビワ、まださほど傷ついてもいない。囲いのなかの茂みにもいくつか落ちている。この風で落ちたらしくまだキレイなものもある。今しかないかもしれない。目の前に落ちていた大きなビワと囲いのなかで手が届いた小さめのひとつをビニール袋に入れて帰る。グミの実以上の高揚感。子は確かまだビワを食べたことがないからピンときていないようだった。こないだママ友から聞いた「友達が公園前に住んでいて実ってるものを誰も管理してなくて勿体ないからついに高枝切りばさみを買った」という話を思い出してこれを見るとそれは正解かもしれないと思う。帰っておやつにしながら遊び。私が早く確認してみたくて小さい方のビワを食べてみる。美味しい、ちゃんとビワだった。ビワはなかなか高価だし、そうして買ってまで食べたいってほど食べ応えがあるわけでもないし、こうして採れて食べたらちょうどいい果物。プラザ行くかをママ友と連絡取り合っていたけど雨が酷くてお互い腰があがらない。子ども達も率先して行きたがる様子では無いねってことで今日は無しに。のんびり過ごす日になったかなと思ったところが4時過ぎ、夫がくら寿司行かないの?と言ってきて、そういえば今日から、くら寿司のびっくらぽんがモルカーだ。一人だと確実にこの雨のなか出て行く気にならないけど家族皆がそのつもりになってしまっている、となると身体が動く。いまの私は家族という他の人間に動かされてようやく立っているんだなと思う。すぐにアプリで予約を入れたり子の準備。夫は大体いつも言い出しっぺのくせに後からついてくるだけの人になる。お金を出すのだからいいだろうと思っているんだろうか、話したり世話焼いたりしてくることもなくただ居られるのは、その一人分の存在を気遣わなきゃいけないだけ逆に足手纏いのようになる。いまは現金で支払わなきゃいけないようなことはほぼ無いんだから、会計のために偉そうな勝手に責任者かのような顔して同行するくらいならやめて欲しいと思うことがよくある。ただ今日はとにかく皿を獲得するために人数が必要。5枚で一回転。はずれが四回転したところで、後ろのテーブルの人が25枚で一回当たったと話すのが聞こえたと夫が言って、あと5枚踏ん張って回すとその通り、ついに当たりが出てモルカーのマグネットが出てきた。季節限定のゼリーを持ち帰りに含めても3人で25皿が限界だった。周りのテーブルをチラチラ見ると、二人組でも何個かガチャを広げてる人がいるもので、卓がよかったのかそれだけ食べたのか。なんの心配もなくリラックスして店に滞在できない精神状態も食欲に関係してくるのか、自分はここのところ外であんまり食べれない気がする。6時台に差し掛かる電車に乗るくらいなら少しズラそうとルミネに寄る。夫が最近好んでいるWE GOの3足靴下があるか見に行く。若いレディースの流行は5歳の趣味とほぼ同じだから、あれが見たい欲しいと女の子達の隙間から指差してモジモジしていた。ビーズのバッグ、可愛いんだけど重いんだよな。結局WCの花柄キャップに落ち着く。夫は靴下。最近出番がなくて年会費の元取れるかしらと考えていたルミネカード、持ち歩いていないからせっかくのチャンスを無駄にした。それでもスリーコインズでも傘を買って帰る。みんな傘を買うタイミングっていつなんだろう。晴れの日に買って持ち歩いているんだろうか、そんな人見た覚えがないけど。止みかけたと思ったら地元駅に着いた時にまた雨が強まっていた。ピアゴで炭酸水を買って帰り。お寿司を食べすぎると喉が渇く。夜の雨でもなぜか帰り道は遊びながら歩く子ども。本日二度目の裏道戸建ての配水管から流れる水で長靴の汚れ落とし。

お風呂の準備や放り出して出掛けたからオモチャの片付けなど、ばたばたしながらテレビをつける。麒麟川島、最近よくテレビに出ている印象。あと若槻千夏。あちこちの違う番組でやたら観る。とくに若槻千夏、復活してきた感で安定感あり。WCとかクマとか当時酷いなと思っていたけど、それを経ての今のあの人はなんか見ていて好き。

 

6/5

これを書いているのは日曜。土曜の夜から、いや、これまでの積もり積もっている怒りのような痛みのような、なんともネガティブな感情が渦巻いて昨日の日中のことをいまいち思い出せないくらいになっている。その恨みつらみのことをこれから書いていく。

休みの割には早く起きた。こないだのマイメロサングラスを気に入ってここ2日、朝起きた瞬間からかけている。寝起きの髪型の雰囲気も相まってフィンガー5感。そこからずっとだらだら遊び気づけば昼、気分転換に出かけたい。夜には馬橋の蛍を見に行こうとは決めているけど日中の目的は特になし。誘い文句でジョナサンのガチャガチャできるごはん食べに行かない?と子にいってもいまいち動こうとしない。6月の週末、何かあった気がするなぁとネットを開くとおすすめ記事にファミレスのビッグボーイでポムポムプリンのコラボ。これだ、思い出した。前から子にも予告していた。ついでにタコの公園にも寄れるかもと付け加えるけど、ポムポムプリンの時点で張り切って行くと言い出した。練馬、遠いようで近いけど、道のりをシュミレーションするとやっぱり正直面倒。この時点で2時。雨雲レーダーをみてみると5時頃一度雨が降るみたいだった。行って帰ってギリギリか。夫が高円寺にいてもうすぐ帰るとのことだったから洗濯物を取り込むのは託した。練馬といっても野方を越えたらもうすぐ、精神的な距離を乗り越えて3時過ぎ練馬に入る。前に来たのは去年のとしまえんラストスパートのとき。すでに懐かしい。昼時を過ぎたビッグボーイはまったりしていたけど席はなかなか埋まっているようだった。でも全てが隣りがない座席で落ち着く。サラダバーやカレーを利用する人は皆ビニール手袋もするように徹底されている意識の高さにまた安心感。ドリンクコーナーにストローがあるのもポイント高い。座席につくなり子どもにおまけの入ったカゴを持ってきてくれる。可愛い消しゴムおもちゃをガサゴソして子が選んだのは消火器。ミニチュアをみるとシルバニア遊びに使うことしか考えてない。ポムポムプリンコラボは昨日から第一弾で今月後半からメニューが変わって第二弾がやる。値段は高い。ピューロ並みに高い。もちろん見た目もピューロ的。でももう覚悟してクリアファイルが貰えるスイーツとシールが貰えるキッズプレートにした。昨日はモルカー、今日はポムポムプリン。こうして節操なく貰ってはその日その時限り喜んで、その後は大概おもちゃ箱の肥やしになるだけではある。でもこれも本来もっと体験できたはずの遊びに代わるエンタメだと思うしかない。プレートのプリンが大きいのが印象的だった。ビッグボーイを出て4時過ぎ。向こうの空が暗くて、5時には雨予報の信憑性。でも一応タコ公園を一目見ようかとウロウロ走る。反対方向からだといまいち道が怪しかったけどすぐに見つかった。たくさんの子どもで賑わっていてここまで来たらやっぱり遊ばないわけにいかない4時半。タコの滑り台、良い。階段はひとつしかなくてギチギチに子どもが連なるけどさすがタコ、滑るアシはたくさんあってカメラを構えても他の子が映り込まないくらい余裕もって滑れる。子もキャッキャはしゃいで何周かして、隣りに続くタコのアシで囲われたスペースを走って遊んでいると転んで泣いた。可哀想と同時にキリが良く、泣きながらすんなり自転車に戻って終わった。空が暗くてこれは確実に降りそう。高円寺でにんじんカステラを買って帰りたかったけどテンションといい天気といい寄り道してる場合じゃないなと今日は諦める。環七のドライブスルーのマックを子が気になっていた。分かる。私も昔タイチさんの家に行く夜はいつもここが魅力的に見えていた。けど先を急ぐ自転車は止まれず駆け抜けるだけ。中野駅方面の空は暗かったけど高円寺側の空はまだ青い。近くまで来たら安心してデイリーヤマザキに寄り道、お菓子だけ買う。LINE Payクーポン通常2%オフのなか5%オフの店があるとそれだけで使いたくなる。帰ると夫の姿はなく洗濯物は取り込まれていない。連絡すると一度帰ったけどまた出たと、雨は降りそうもなかったからと、危なかった。もう夕飯時間だけどもちろんそんな気になれずテレビをつけながら遊んでいるうちに7時。夫も帰った。暗くなってきたし、そろそろ蛍に行く。帰ったばかりの夫も素直について来るとは思わなかった。お腹空いたから何か食べたいとかごもごも言っていた。神社についた瞬間から鳥居のあたりに光が飛び交っていて軽く興奮する。先日きたママ友は自分達の他に人ひとりいただけだったと言っていたけどさすが週末、人が多くイベント感。真っ暗な中そちこちでグループがワイワイとしているものだからそれだけで子は「肝試しみたい!」とテンションあがって参道を跳ね回るように行き来していて危なっかしい。本殿はしっかりライトアップされているのに参道のこの暗さ、蛍のためにあえてそうしてるのだろうなと思う。この鳥居の近く池の辺りにいるとすでに情報は聞いていた。なのに皆奥へ奥へと行きたがる。私は入り口付近の暗がりをじっくり見つめていた。夫が子に合わせて行き来しながら、こちらに来た時にごっちゃんが言ってたんだけどさ、と植本さんの話。植本さんと夫は仕事の件ですれ違いがあって植本さんはずっと気にしていた。元はといえば夫が出来ないものは出来ないとはっきり言えばいいだけなのに、そうしたら話し合って決めることだってできただろうに、良いところしか見せたくなくて出来ないと言葉にしたくなかったのだろうか、どういうつもりでなのかは分からないけど、相手に気遣わせるような態度をとっていたと私は思う。関わる人にしてみたら、はっきりできない人なことで都合がよいこともあれば、はっきりしないからこうして困ることもある。植本さんにとってどちらもあったんじゃないかなと思う。都合よくしていたことも自覚して後ろめたさもあったのかもしれない、夫が音信不通になっていることを非常に気にしていた。私は春休みには偶然会ったし、その時のことを自費出版する冊子に書くことによって連絡をくれてもいた。でもいつでも最終的には夫のことを気にかけるばかりで、やっぱりそもそもメリットもデメリットもない私のことは見てもいないんだなと悲しくなったりするけど、それは仕方ないと割り切ったところで思うに、彼女は人との関わりでつくり上げてるものがあって、ああ見えて人一倍人に嫌われることを恐れてしまうのかもしれなくて、だからこそ急に連絡つかなくなった人にこだわってしまうのかもしれないと不安な気持ちを汲むと、はっきり言葉で繋ぎ続けない夫がずるいと思う。自分はそのサークルのなかに存在しないのは承知でそう考えてみていた。そこでつい先日、何のきっかけか夫が植本さんにようやく連絡したと言って、「自分でもよく分からないけど今までごめんね」とか何に酔ってんの?と言いたくなるメッセージ。それを指摘したら文脈分からないの?と逆に私がおかしいように突っ込まれた。でた、また夫の「お前みたいに自分で何かをつくらないやつには分からないんだろうな」の選民意識。言っても無駄だからもう触れない。ところが今、再び。ごっちゃんが言ってたんだけどさ、の続き。ごっちゃんに植本さんは夫と連絡とれたからハッピーと言ってきたとかで、何があったんですかと聞くごっちゃんに夫は私に話したのと同じく伝えたところ、なんすかそれ元カレすかと笑われたと、ほらやっぱり何が言いたいのか分からない。私間違ってないよね?と言うと夫が照れ笑いしながら珍しくそうだったわと認めた。ほんと何?文脈って。何?ごめんねハッピーて、なんだそのままごと。夫と女性の仲良しごっこに終わっていることはどうでもいい。生み出せることクリエイトすることが特別なことだというのか、そうじゃない人間を土俵から外してる態度が悔しい。私のことは聞く気もないか、言うことを頭から否定するか。植本さんは私宛てに冊子を送ってくれながら夫が見るかどうかしか気にしないし、夫は私の発言はお前には分からないんだと見下してごっちゃんの発言だと聞き入れている。ちょうど一年前に馬鹿にされてると書いた関係もこのこと。普段は気づかないふりしてやり過ごしているけど、まともに聞いてしまうと自分がまたひとつえぐられていくのが分かる。でも自分が愚かなことも分かっているから、えぐられたところが吐き出せない怒りと悔しさとでいっぱいになるだけ。夫は相変わらず、お腹空いたな、どうしようかな昼も何も食べてない、と繰り返してばかりいて、だからって今からどうしたいと自分から言うこともなく、人に委ねてきているような態度にまたイラついた。単に自己管理できてないだけのことなのによくも被害者ぶれたものだ。被害者ぶる人達、弱さは見せかけで厚かましい。本当に弱者の私は誰にも甘えられない。自分のなかで戦うしかない。自分から弁当のひとつも決められない愚かな夫に合わせることなく値引シールの貼られたビビン丼を手に取り、植本さんの冊子は読まないまま棚の上。

 

6/6

朝一番で農家から、実家が手配したミニトマトとメロンが届く。この前スーパーで買ったメロンもまだ手をつけていなかった。なかなか柔らかくならない。送られてきたメロンも今日の日付で食べ頃ですと書かれたチラシが入っていたけど、お尻を押すとまだ硬い。

スリーコインズで買った傘のダサいプリントを落とせないか除光液を使ってみたけどやっぱり落ちなかった。少し開けてる玄関で試したのにしばらくして夫が、臭い何やったの?と突っ掛かってきた。離れたところでやったけどこっちも窓が開いているから通り抜けてしまうのか。にしてもそんな臭ってると思えない。子も臭くないよねと言っていた。前に部屋で汚れ落としに除光液使った時の方がずっと臭っていたけどその時は何も言ってなかったのを覚えてる。最近、夫がつけるヘアーセットの安っぽい匂いを臭いと言った仕返しだろうか。つっけんどんに玄関の傘を外に出して窓をもっと開け放して、「鼻も悪いし頭も悪いし良いとこひとつも無いじゃん」頭に血がのぼるけどリアクションはしない。全否定して吐き出してスッキリしてるんだろうか。こういう言い方はただの発散で生産性のない怒りだなと思う。何に対しても夫は「つかえねー」「めんどくせぇ」「死ねばいいのに」といった言葉で処理することが多い。当事者じゃなくても気分悪い無意味な暴言。粘着質の私はそんな言葉で片付けられない。それよりも改善を求めて詰め寄りたいけど。私は黙って別の部屋で子の夏服見直しやバザーに出す服のタグをチェックしたり。夫が何か言ってたかもしれないけど完全無視していたから聞こえもしなかった、いつのまにか出て行っていた。ほっとする。昼頃、バインミーの看板写真が送られてきて、食べる?と無視していたらまた詳細の写真。もしかしたら気を遣ってるのかもしれない。それでも遠慮しますと返しておく。どうせも子も食べない、私は施しを受けたくない。償いに失敗した夫。帰ってきた時ちょうど子がチキンラーメン食べたいと言っていたものだから、珍しく夫が準備して与えテレビまでつけてあげていた。私は子のチキンラーメンの残り汁にごはんを入れて食べる。

お出かけしない?公園いく?と言うと、今日はあそこのハッピーセットを買いに行きたいんだと、豊玉のドライブスルーマック。子には広く見えているらしいけど実はそうでもないだろうと私は思っている。よほど気になっているらしい。夫は側からずっと吉祥寺行かない?と言ってきていた。とりあえず私が子を促して高円寺まで出る。出てきたらこのノリで行けると思っているらしい夫がまだ吉祥寺は?と言う。時間は4時くらいで、今から行くとか慌ただしいことにしかならないし子を従わせるのだってひと苦労なんだから、私は出来るだけ子に合わせた無理ない行動するのが楽。そんなに言うほど何かあるなら一人で行ってくれていいんだけどと言うと、いやただリフレッシュになるかなと思ってと夫、全く分かってないなと思う。誰がリフレッシュだ。行動すればするだけ私は大変なのに。その間パルの雑貨屋で子がひとり熱心に見ているなと思ったら、これ絶対に買いたい、と貝で出来た小さな丸い小物入れ。本当にこういうのが好きねと感心すらしちゃう。目が肥えているというか渋いというか。大人向けだから安くはない。むげん堂にもありそうとピンときて、あっちのお店も見てみようと先に歩く。むげん堂、本当に全く同じものがあって100円安い。さすが。子はその他のインド的な小物入れもあれこれ見るけどやっぱり貝の容れ物を買う。中通りに入って台湾カステラ、今日はやめといて、一人たんぽぽをじっくり見る。イオンリカーにいた二人と合流したら、じゃあハッピーセット行こう、と子はやっぱり諦めていなかった。お店によって味が違うからとまで言い出す。マックなのに。いつか行ってもいいけど今日ではないと思っていた。時間も中途半端だし。でも熱意を感じて今日行くことにする。夫は行かなくていいよねと、私もそう思う。あとは豊玉までの精神的な距離。めげてしまいそうな野方の賑わいを越えるとあっという間に到着。ロードサイドのダイナーといった風情のマック。はじめて入る。長年見てきた私も感慨深いといえばそう。やっぱり外から見るより中はこじんまりしている。他では見ない丸テーブルに丸イスでの席とか本当に海外っぽさもあった。子は喜んでやっぱりお店で食べて行く!と5時。まるちゃん間に合わなくなっちゃうからポテトと飲み物だけでもいいしねと言って丸テーブルに座る。たまたま向こうには外国人のお客さん、マンチェスターっぽいBGMの気だるさと夕方がマッチして良い感じではある。ここのポテトは美味しいと言って子が頬張る。チーズバーガーを半分残して5時半過ぎに出て野方、いつ見ても店先の食べ物が魅力的に感じる。せっかくだからダミラに寄り道。デッドストック的な小さなカゴを欲しがるけど、また容れ物?さすがに今日容れ物2つは大事に出来ないでしょうと諦めさせる。帰ったらうどんを食べると言い出して、まだ食べるのかと呆れながらプチっとうどんを買ってみようかなと思ったり。でもまるちゃんがちょうど始まったくらいの時間。まだ高円寺にいるという夫にうどんの件を伝えて真っ直ぐ帰る。子どものことなら都合よく夫にも言いつけられる。帰ってまるちゃんが一話終わる頃。遊んでる最中でそのままにしていたおもちゃを引き続き遊びながら、ふぅと溜息をついたら、お父さんいないと伸び伸びだよ、とつい声に出して言ってしまった。こういうことを子どもに聞かせてはいけないのだろうなとは思っていた、子どもは本当にいつでも三人揃っていたいと考えているみたいだし。でも正直な気持ちを漏らさずにはいられなかった。同じに思ってほしかったのかもしれない。子はただ笑って私はスッキリはしなかった。言わなきゃよかったかもしれない。しばらくして夫が帰ると即座に子は無邪気に、お父さんがいないとさなえちゃん伸び伸びなんだってーと夫に言った。それは想定していなかったけど間接的に伝えてもらえて少しせいせいしたような、でも気まずいような、これでいいのかはよく分からない。

夕方飲みきれなかったマックのアイスコーヒーをうっかりお風呂上がりに飲んでしまったせいか、珍しく夜中3時過ぎまで目が冴えていた。

 

 

2021年5月31日〜6月3日

5/31

今回の保護者会は送りのまま開始。礼拝は「思い悩むな」という章。これ前にもやったと思ったら、聖書には4つの文書があって少しずつ表現が違うけど同じことが語られているとのこと。今回のルカ福音書の章の下にマタイではここの部分と記されているなど、聖書の読み方を教わる。聖書が分かりやすくなってきた。この園にきて何度も繰り返し言われていること、「人は目に見える表面的なものだけが充実していれば良いのでなく、草木の根のように目に見えない内面的なものがなければ生きていけない」ということ。人生の意味や自己肯定感、あるいは他者理解といった事柄はお金では買うことができない。「人間の持つべき根」を育てることが幼児教育の果たすべき役割で、そのために絵本を「読み聞かせること」が内面的なものを育むために重要だと教えられる。つっかえながらも読んでくれる、その語り口こそが自分に向けられたものとして心に残るというような誰かの話。今すぐ読んであげたくなった。また公園で皆んなに向けて読んだりもしたいなとぼんやり思う。その後の先生の話は、食べ方のことや歯のこと、何にしてもすぐ「勿体ない」という先生の考え方に好感がもてる。食べ物をすぐ飲みこんでしまうのが勿体ない、歯が抜け替わるのが勿体ない。なんか分かる。絵を描く話から限界の話。成長段階の子にもっともっとと言うのはいいけど、本当に絵心のない子にもっとやれというのは酷だということ。これが自己肯定感に繋がると。そんな細かいことにも意味があったのかと膝を打つ。跳び箱も鉄棒も同じ、自分の限界を認められることが自己肯定感。私は自分にはそれが足りないんじゃないかなと思った。人より身長が低くて、そのせいで上手くいかないのかもしれないことがあっても、大抵誰もが気にすることではないから理解されず、その度に自分を卑下して傷ついてきた気がする。開き直ると認めるは同じなんだろうか。自分は認めてないけど開き直りながら生きている気はする。オオゼキに寄って帰り。お迎えは自転車、今日も公園じゃなくてまた二人でごはん食べに行きたいと思っていたのに、敷物を取りに帰ってまで公園にしたいと言う。まだみーちゃんが園周りでグダグダしている間に急いで帰って水遊びサンダルとレジャーシートを取ってセブンでお昼を買って公園に着いた時にはちょうどみーちゃんが手洗いをしているところだった。みーちゃんも待ってたと飛びついているから、まぁ今日は仕方ないかな。

3時近くに解散する頃、仲良しママ友からプラザにいると連絡があってそのまま向かう。月曜から目一杯遊ぶ。明日からのお弁当に備えて八百屋での買い物を子のためにとっておいている。今日は珍しく終わっちゃったんだよ、とナスが買えなかった。100円で売ってたリンゴが甘かったとクラスのママに聞いたからリンゴも買う。帰るとイチゴが置いてあった。夫が一度帰ったようだけど、また出ている夫に薬局の買い物を頼む。トイレットペーパーと洗顔フォーム。

夜9時過ぎに「最悪、トイレットペーパー持って御苑にいる」とLINEが入っていたのも知らないまま私は寝ていた。夫は買い物したあとに仕事が入ってしまったのだろう。寝れてるということはそれらが無くても今日一日を乗り越えていた。申し訳なかった。

 

6/1

久しぶりの一般歯科、9時半という中途半端な予約、送りから微妙な時間でどうしようと思っていたけど、そうか夫が送りをすればいい。お願いすると二人とも納得していた。時間に余裕ができた。ベランダから自転車が出て行くのを見届けようと木々の隙間をじっと見つめているもなかなか出てこない。私が玄関からベランダに行くまでにもう出発したのか?そんなまさかと思いながら見つめ続けているとようやく出てきた。昨夜降ったらしい雨の処理で手間取っていると家を出てから5分はかかるみたいだ。洗濯も干して順調、ところが矯正の先生からの手紙を忘れてさぁ大変、それがないと話が進まない。急いで取りに戻ると最悪なことに駐輪場所のことで揉めてるばあさんがちょうど出て行くところですれ違う。どうみても大急ぎで焦ってみせてる私に後ろから何か話かけてきていたかもしれない、本当に急いでいるから無視した。階段も一段ずつしか降りられないくらいヨレヨレしてるんだからもう自転車やめればいいのに。歯科はしばらく通うことになりそう。ひどい虫歯があるけど痛みがないならもう神経が死んでいるのかもしれないという。良いことではないけどそうして地味に終わってくれてるのは気楽。そしてまだもう少し歯を動かしたほうがいいと言われる。終わりが見えていたはずの矯正が続く。待合室にいると先に終わった患者のおじさんが去り際に「よろしくどうぞ」と言うの、久しぶりに聞いた。私も日常のなかで言ってみたいけどあれはおじさんの特権という感じもある。おばさんのステップとしては「どうも、ごめんください」だろうか。去り際のごめんください。デビューしたい。

Googleフォトの制限がはじまるということで確認。まだ大丈夫らしい。過去の写真を見てみたら一番古いのが下赤塚のパン屋の写真だった。あのパン屋良かった記憶。また行きたいな。ツイッターを開いてパラパラ見てみる。ここ一年はたまにしか見なくてスクロール続けると頭が混乱するから開いてすぐをふわっとしかみない。そこにランちゃんがどつのTシャツを買ったとのひかる君のツイート。夫に報告。もうアップしてたのかと夫も嬉々として検索し出した。これは夫が久しぶりに仲間と組んでやった仕事だった。二人それぞれ売れ行きを見ながら私が感想意見を述べて、夫がそれに対して裏の経緯を補足してくる。それが楽しくなってきて、なんでこれが売れないの?というのが気になった一枚を買うことにした。ここから始まったんだから作ることはできてしまうけど欲しいのはそれじゃない。皆んなで作られたこの一枚を手に入れたい。

迎えも自転車が当たり前になってきてしまった。文集の原稿は遅れてしまったけど提出できてひと安心。子がこれまでにハマったキャラクターのことについて書いた。去年の文集をあらためて確認すると母は皆エッセイストだなと思う。悪くいうと皆いまの状況に酔ってる。この私の日々のことも人からみたら同じか。最後の文集、そんな皆の言葉を読むのが楽しみであり恐ろしくもある。今日も暑い。仲良しママ友と駄菓子屋アイスにでも行けないか、公園遊びを切り上げて3時半過ぎに連絡してみるも反応がなし。家でおやつを食べながら夕飯のことを考える。ケンタッキーのBOXポテトが今日まで半額。これを買いに行くか。そういえば今日からごっちゃんがお店開けるんだったね、となんとなく子に話したら、行く!お店頑張ってって言いに行く!とのこと。ついでにイオンリカーで炭酸水買いながら何か差し入れを買おう。夫に連絡すると自分もごっちゃんのところから新宿に出ているから後で戻るとのこと。ちょうどよかった。連休にママ友からお土産でもらったオシャレなちんすこう、たまたまごっちゃんも知り合いの人の旦那さんの店だった。皆んなで食べようと思って取っておいた。ようやく開けれる。イオンリカーで炭酸水と子どもビール、子がごっちゃんへ飲み物を選んでお店へ行く。モデルの子がいて話していた。換気のためなのか脇のドアも開け放していて、そこと入り口とをぐるぐる回って出入りして子は遊び出した。この路地にある立ち飲み屋の人、子どもが小さくプラザでママと知り合った。旦那さんがいるかと思って寄ったといって久しぶりに会う。幼稚園が始まってあちこちで遊ぶようになりあまりプラザには行かなくなってしまったとのこと。旦那さんは居なくて帰って行く。そのうち夫がやってきて、チャリじいが帰ってきて、といつもの雰囲気になる。子がいなければ私はここにいないと思うし誰と話すわけでもない。子どもがいることで繋がっていられる場所と人。この場面になる度にこの先どうなってしまうんだろうと考えてしまう。ちんすこうを皆んなで食べて、ケンタッキーに行くからと先に退散。通りの台湾カステラ、今月はにんじん。食べてみたい、覚えておこう。たんぽぽに寄り道。少し斜めに停めてる自転車から子が降りないというので心配だから簡単にしか見られず。いま子ども服多いタイミングかも。近々また来よう。今日はカレーにしようかと通り沿いの八百屋さんでドライブスルー形式で自転車にまたがったまま玉ねぎを買う。

カレーと思ったけどポテトを中心に適当なごはんで夕飯。子が明日の幼稚園は自分のアイデアが採用された遊びだから皆んなが自分のところに集合することになってる、だからドキドキする、楽しみで仕方ない、早く行かなきゃだとか言っていた。気合い入ってる。私もその遊びの内容を聞いて、遊びやすいようにと明日の服装コーディネートを練る。

お風呂を出ると夫がいない。大豆田とわ子を差し置いてまで出かけるとは何があったか、やまちゃんか?銭湯?とLINEしても反応なくて銭湯だったらそりゃそうだと思いながら寝かしつけ。ニュースZERO、緊急事態宣言は延長だけど今日から様々な施設が営業再開したりしていると水族館などが映ってそういえば、と井の頭文化園を検索すると週末から整理券システムで再開するらしい。子にまたモルモットを触らせてあげに行きたいけど、屋外施設ほど予約してまで行くのは気が重い。

 

6/2

昨夜は銭湯じゃないけどやっぱりやまちゃんで、カレーのスパイスを貰っていたらしい。色とりどりのスパイスの小袋が、実家から送られてきたのであろう浜名湖のどうだとか書かれたジップロックに入って置かれていた。宣言通り子は早く登園する。Tシャツに珍しく短パン、ハイソックスにした。普段なら嫌がるだろうけど今日は堂々とその格好で向かった。一度帰って10時半から母達の交流会がある。年少さんの母を歓迎しながらの顔合わせの集まり。自己紹介にもなるすごろくゲーム、私は本当に自己PRか苦手だ。一番良いことを言いたいと思うあまりに考えてしまい結果語れなくなる。嗜好品?コーヒーです、好きな人物?渥美清ですかね、とエピソード無しで一言発するだけで締めて先へいこうとしてしまう。そうしてそのチームで一番手のコマになって景品をもらえることに。カルディで用意されたというからチームの人が、あ、コーヒーもらえるんじゃないですかと期待してくれたのに当てたのは名古屋的な味噌ダレ。我が家で使い切れる量でもない。誰かにあげるしかないと心に決めた。スーパーに寄って帰り道、母親から電話で子の水着のこと。ネットだと高いし地方のジャスコしまむらの方がありそうだから頼んでおいた。ジャスコはこっちでいう西友くらい高いわりに、いまいちダサいものしか無さそうだった。写真を撮って送ってもらうだけでもなかなかのハードル。表面の写真ばかりで気になるディテールを撮らないし勝手にチョイスしたものだけに絞り込んでくる。その後ろに見えてるやつは?とかツッコミながらどうにか決めた。しまむら系はやっぱり安い。本気でプールに入るわけでもないから機能性は気にしない。家に帰ってしばらくしたら夫が入れ替わりに出て行った。一人でダラダラしてたらもうお迎え、自転車で向かう。今日は図書館の日で、お話し会はなくてもなんとなく仲良しママ友と時間を合わせて行くクセはついている。ママ友から今日は安西水丸展に行ってから向かうと連絡があり。そうだ、展示なんかも再開したんだな。延長で9月までやるらしい。私はいつ行こうか。その他施設でも気になる展示はいくつもある。こうしてる間に夏が来る。そして秋、もう小学生は目前。これまでのようにはいかなくなる。て、先のことを考えると寂しくなるばかりだから、とにかく今を後悔ないようにこんな中でもできる限り楽しく過ごしたい。気がついたら、我が子とまたいつものみーちゃんとで、向こうの方でピンクのうさぎのぬいぐるみを二人で持っていた。近寄ってみたら、落とし物を見つけたから公園の事務局に持っていくのだという。事務局の前、今日はパン屋のケータリングが来ていた。久しぶり。少しばかり高いのだけど一度は買っておきたい。子に選ばせるとやっぱりメロンパン。他にはこの店の売りらしいクロワッサンと今の流行りに惹かれてピスタチオが使われたパンを買う。サザンテラスにあるパン屋だとか前に調べて高いことも納得したけど、今日売りに来ていた人を見たらなんかどうもこの値段はカモにされてるかのような、パンの温かみを感じられるものがなくて、もう二度と買わないかなと思った。子を皮膚科に連れて行きたくて、3時を過ぎて公園を出る。皮膚科の前まで行くとしばらく休診と二日前の貼り紙。理由もなく期限もなく休診とは、何があったのかと気になってしまう。今日のところは他へ行くのも諦めて、帰ってパンを食べながらママ友に連絡、4時半過ぎには図書館に行くよと報告。準備が整って5時、家を出るとママ友から高円寺に着いたけど子が爆睡してると駅のホームの椅子に座らせて寝かせてる写真。少し様子みてから担いで帰り方向に歩くというので駅まで迎えに行くことにした。子が歩いて寝てる友達をこの自転車に座らせて運ぼうかという作戦。友達がいるか降りてくるか、子に改札の前まで見に行かせて待つ。駅まで来たと連絡しても既読にならない、ということはもう歩いてるのだろう行き違ったか。図書館の方向へ戻るところで連絡、やっぱり行き違っていたようで今帰り着いたから図書館に行くといって途中で出会った。子が、ずっと待ってたんだよー!と責めるようにでも会えて嬉しそうに叫ぶ。今日は子も積極的に絵本を選ぶ。小さい子向けのような簡単な話は今読むように勧めたりして8冊、先週の絵本と合わせて貸出数ギリギリまで借りた。表で少しだけ遊びながら帰り。今日こそカレー。たくさんスパイスを貰ってあっても子どもが食べると思うと思い切って使うことができない。てことで自分のカレーにはカルディで買った後から和えるだけスパイスミックスを入れる。

夜10時、水曜のダウンタウン楽しみにしていた春日プレゼンツのむつみ荘都内で最もお得説。その前に鬼越トマホークの「うるせえなぁ!」のくだりを食らったらどうなるか検証が面白い。トマホークの裏トークも聞いてると分析が的確、トマホーク信用できる。終わってニュースzeroに切り替えて、有働さんの髪が伸びてることを確認して就寝。

 

6/3

送りのあと委員会の委員長と荷物の整理。これで持ち物をようやく把握できた気がする。ゴミを持ち帰り、スーパーに寄れず帰る。お昼は昨日の残りのカレー。夫がこないだやまちゃんに貰ったスパイス、なおちゃんに臭いとキレられて揉めてじゃあ捨てるよ!ってことでうちにやってきたらしい。確かに臭いがキツいなと夫まで不満を言い出した。外から臭ってくる分にはすごくそそられるけど、うちでそこまで使いこなせるのか微妙。ファミマのお兄さんがいうYouTubeはまだ見てない。書類の整理などしてるともうお迎え。今日は預かり保育を入れていたような無いような、朧げで昨日からずっと集中して記憶を辿っていた。自分の記憶力を過信し過ぎていた。これからは書いておかなくては。てことで2時ギリギリにお迎えに行って様子を伺いながら入っていく。預かりがなければ玄関で待っているはず。先生がいつものように挨拶して子がスッと出てきた。よかった、やっぱり預かり入ってなかったか。今日こそ隣り駅の皮膚科に行こうかと思う。みーちゃん今日休みだった〜と言いながら他の子と小さい公園に寄ると言う。午後診察の3時まで遊ぶことにした。小さい公園で遊ぶと一時間でもちょうど良いっぽい。いつも長丁場になってしまうのはそれだけ広い公園だからか。

青梅街道沿いの古びた家の前、物を拡げてお店をしている。いつも戸締りされた状態がガラス戸から見えていて何か気になっていた。やっぱり不用品を売る家だった。店のおばさんがお客さんのおばさんとお喋りしている。キティちゃんの何かなかったでしたっけ?こないだ見えたんですよね、と言いながらその辺のものを探る。どんなのかしらキティちゃんのいくつかあったのよね、でも売れちゃったかな、と意外と売れるらしい、私は開けてるところも初めて見た。袋に子ども用サングラスが詰められていて、ピンクのハートサングラス両脇にマイメロディのキャラクターが付いてるのがあって、買うならこれかな。フラワー柄でフラワー型のやつが一番だけど少し小さそう。レンズが黒で子も嫌がる。おばさん二人も一緒になって、これは?これも付けてみたら?あら可愛い、と取っ替え引っ替えして、私が他のものを見ている間におばさんは鏡を出してきて子に見せてくれていた。マイメロサングラス50円。子も気に入ってそれからずっと掛けていた。良い買い物。皮膚科について中を覗くとなかなか混んでいて、諦めようか一旦近くのまちおかに入る。子が小さなカゴを持って好きに買っていい?と選び出す。私は配る用の菓子を吟味。チョコ系はこの時期溶けてしまうのも嫌だから無難に飴。まちおかは期間ごとのお買い得品があって袋飴が68円とかで買えちゃう。鼻息荒くなっちゃう価格。買い物終えてもう一度皮膚科を覗くもやっぱり混んでいる。今度こそ諦めてプラザに向かうことにした。家近くの裏道を走っていると、子が見て!と道路脇を指差す。梅だろうか。見上げると塀の中の木に沢山実っていて、よく見るといくつか落ちていた。子が自転車から降りて4つ拾う。ビニール袋に入れて大事に持ち帰り、プラザに行って先生に見せると梅かな〜と言われて、やっぱり梅だよなと思うけど、よく子どもが拾ってくる梅よりもふわっと甘い香りがした。ママ友親子もやってきていつものようにワイワイ遊ぶ。馬橋神社に蛍がいる話を聞く。ママ友は明日は警報級の雨らしいから今夜行ってみるというけど、うちは今日は行ける気がしない。ママ友の知り合いの話では雨上がりの方がキレイに見えるということだし、週末まで蛍そこで生き延びてくれていたらいいな。子ども達はそのうち何をして遊ぶかでズレが生じて、好きに駆け出していったはずのお友達こそ何かか気に入らず泣き叫び出し、我が子もこちらで一緒に遊びたかったのに、とじんわり泣き出す。木曜だから皆んな疲れてるんだよねと宥める。本当に今週もだいぶ遊び続けた。明日が雨でようやくひと休みになるか、または雨だからこそのプラザになるか。時間になってプラザを出たら二人とももう何事もなかったようにケロっとしていた。子がママ友にサングラスをして見せると、今日のフォークロア調の服装にも合ってるね、と言われてみると確かにベスパが似合いそうな、スピッツのCDジャケットみたいになっていた。機嫌よくサングラスをしたまま帰り。八百屋ついでに小さな商店街をあがっていって北海道食材の居酒屋前で売っているお弁当などをみる。美味しそう。思ったより安い。でも子が唐揚げだけがいいというのでザンギを買って帰る。せまい道で向かい合った飲食店がお互い表で売ってるなか買うのはなかなかフリマよりも緊張感ある。

夫に皮膚科が混んでて行けなかった話をすると自分こそ肌で気になることがあるとかで、気になり出したら止まらず皮膚科に行ってくるとのこと。帰りに鍋横サミットに寄ったらしく値引きパンのお知らせがきた。朝ごはん用にお願い。

お風呂入る前に子が夫に絵本を読むようにせがむ。絵本を読んでもらっている時の子、良い顔している。普段自分が読んでいると見えてないけど、こんなに話に引き込まれてる顔していたのか。一緒に楽しみを共有している時の顔とも違う、絵本の読み聞かせが内面を育てるというのも、この顔をみたらそこに希望があるのも分かる気がする。

 

 

2021年5月29日〜5月30日

5/29

今日は新宿の丸井でポップアップをする最新のランドセルを見に行く予約を入れている。リサイクルポリエステル生地で出来ていて軽いけど表面はランドセルまんまのデザインで、ランリュックといわれるものよりランドセルらしくて気になっていた。これに限っては出遅れてなく4月に予定していたポップアップが緊急事態宣言で延びたのだ。昨夜の興奮で子は少し朝寝坊。しまじろうが始まってから起きた。おしりたんていを観ながらごはん。なんだかんだ11時半の予約でもギリギリ。夫なんて一緒に行くはずがまだ支度もできていない。私達は先に自転車で駅へ、ちょうど来た電車に飛び乗る。三丁目に予約時間1分前とかに到着予定。ギリギリだったけど順調。と思っていたら中野坂上あたりで隣りに座る子がじんわり泣き出してる。気持ち悪い?とビニール袋をガサガサしていると涙をポロポロさせながら、トイレに行きたいと。どうにか新宿まで耐えてもらって途中下車。あと一駅がもたなかった。抱きかかえて階段をあがり、駅のトイレに駆け込む。電車で読むんだと持ってきていた薄型の絵本を渡して座らせる。私は個室のドアにもたれかかって汗を拭きながら後から追いかけてくるはずの夫にLINEして状況を報告。ともかく予約時間枠内に行ければいいか。結局トイレにこれただけでも落ち着いたようで用は足せずに出る。でも機嫌はよくなって、小走りしながら三丁目まで。新宿、久しぶりに来た。以前の週末のような人出はない。でも思ったほど閑散としているわけでもない。出入口の閉鎖をしてひっそりと営業する、といった様子でもなく丸井も普通に地下からエスカレーターを稼働してくれてるだけあって普通に店は開いていた。ポップアップはこれまで見てきたランドセルのショールームを思うと戸惑うくらい味気ない。広告がはなやかだっただけにというのもある。見た目はスッキリしていて背負った重量も申し分ないけど、細かなパーツや使い勝手が合理的なだけに子どもがひとりで使うには難しそうな気もした。これはやっぱり無しだなと思うけど、販売の人も力説する持ち帰り荷物を考えると唸り声が出てしまう。実際いま小学生のお子さんがいるらしく、現在の教育現場へのアンチを感じとれる気合いの入りようで、いま見に来ている人も実はもう就学している子のセカンドとしてが多いと言っていた。セカンド。そうなったら私もすがるかもしれない、それくらいに考えておこう。ここでようやく夫もやって来て移動。私はついでに39マートに寄るつもり。子がお腹すいた、何か食べたいとゴネてゴネて何かおかしいなと思いながら新宿で何を食べればと途方に暮れていたら子は腰をかがめてまたトイレに行きたいと。いそいで39マートのあるアルタに駆け込む。夫はそこで先に帰っていった。またトイレの個室に拘束される。隣りの個室が慌ただしく出入りされていくのをじっと聞いていた。ひとまず落ち着いたところで切り上げて39マート。ビニール傘を買いたかった。昔はよくビニールに柄物があったけど今は持ち手がカラーになってるだけのビニール傘しかない。それでも次いつ100円より少しレベルアップしたビニール傘に出合えるか分からないので買っておく。梅雨はこれからのはず。他に買うものはないかぐるぐるして子が帰りに電車で何か描きたいというのでメモ帳とシャープペン。お会計をしていたらまたグズグズし出して震える声でトイレと言う。レジのお姉さんは小さい袋は無料なのでと言ってメモ帳とシャープペンを丁寧に袋に入れてくれていたけどテープを留める前にそれでいいです!と急かすように取り上げてトイレに向かう。三度目の正直とはこのこと、ようやく気持ちよく出してくれた。去年は出先でトイレに行くことを恐れていた時期もあったけど何度も手洗いができるのは逆に安心できる。ということで、帰り。新宿滞在時間の半分はトイレにいた。せっかくだから一応最後にルミネのリニューアルしたコスメショップまで行かせてもらう。子が小さい頃は日焼け止めや虫除けは優しくこだわったものを買っていたけど今はもう街の薬局にある物で充分。たまには自分を労りたい気持ちもあったけど、いざここまで来ると自分だけのために良質で高価なものを買うのは気が引ける。スペースが広くなったその店をざっと見て引き上げる。途中、子が持っていた小さなぬいぐるみが手からポンっと抜け落ちて拾おうとしたらちょうど前から来た男性が蹴飛ばして、それでも感触すらなかったようでさらにまた小さく蹴りながら真っ直ぐ前だけ見ていたその人は踏みつける勢いだった。あっ、という顔をしてぬいぐるみの行方を気にしてくれている人もいて、私は人の足に躓きながらそれ以上踏まれないように追いかけて拾ってもう散々。落ち込みながら帰り。家で遅い昼ごはんにして遊び出したらもうクレヨンしんちゃんがはじまる。昨日今日と私は隙を見つけてはネットで子どもの水着を探している。来月には園で水あそびをすると今週発表になってから慌てて水着を用意することになった。もちろん去年は水遊びなんて無縁の夏で、その前の年も猛暑でプールができなかった。じゃぶじゃぶ池なんかの水遊びは水着を着てまではしなかったから前回の水着は結局一度も着ていない。今年の水着も幼稚園のこの一度になるかもしれないと思うと値段が手頃なものを見つけたい。ドラえもんは録画して、しまむら西友をチェックしに阿佐ヶ谷に行く。先にしまむらへ。子も私も気にいる柄があったけど上下セパレートだった。子どもが自分で着るには下からグンっと引っ張りあげられるワンピースタイプの方が良いと思う。諦めて西友へ向かおうとしたら、ダサいヒールサンダルを見つけてしまう。ヒールサンダル欲しい熱再沸騰。リボンにスパンコールにラメにハート、あまりにダサい。他も見て探そうと促して出る。子どもはもう水着よりもヒールサンダル。西友の水着はとにかく高かった。無し。ヒールサンダルも無く、さっきのやつは外で履くやつだから家で遊びでは使えないよと言い聞かせて、それならトイザらス行くしかないかなと話した。むやみに外出をしないように我慢できるものは抑えてきたけど近場で手に入るものも限りがある。たまにはお出かけしてみようか、と言いながらやっぱりまずは吉祥寺で探してみようかなとか楽しようとしてしまう。夕方の街の賑わいで、高架下脇にあるたこ焼き屋が魅力的に映り、たこ焼き買う?と聞くと子は食べる!と即答する。自分からねだるほどではないけどチャンスがあればいつでも食べたい存在、それがたこ焼き。テレビに出ていたインスタなんかで有名な料理上手夫婦が前にここで食べているのを見かけたことがある。たこ焼きは大体美味しいけどここの美味しさは確かなのかもしれない。ソースの種類がたくさんあって2種類選んで合い掛けもできるらしい。塩と普通のソースにする。通常はお酒も飲めるたこ焼き屋らしく威勢の良いお兄さん達。仕切りもなく目の前でたこ焼きが作られ、お金の受け渡しも従来通りで、こんなに生き生きと働いている人達を見ると、コロナはどこか別次元のことなのかなと思えてきたりする。もちろん彼らもお酒の提供が出来ず我慢している部分はあるだろうけど日常に限りなく近い状況をたもってくれていることで私達の心身のバランスはとれている。こうしてたこ焼き屋さんのたこ焼きを手にして、なんだか夏っぽいねと思えるからありがたい。高円寺に戻って薬局。うちで使っているハンドソープの最安値を見つけた。上の方にひっそり置かれたハンドソープを店員さんが脚立を持ってきて取るなど手間取っていると外に停めた自転車に座って待ってる子が呼びかけてきていて焦る。本当は一緒に降りてほしいけど最近こうして自分はテコでも動かず、いくら離れて姿が見えなくても大声で呼びかけることを覚えてしまったからこちらとしては分が悪い。待たせてしまったのを取り繕うように、たこ焼きといえば子どもビールじゃない?と提案すると一気にテンションがあがって、中通りイオンリカーに向かう。高円寺の高架下から北側の居酒屋は治外法権なのかというくらい堂々と盛り上がっている。夫がいうには罰金払ってでも酒提供したほうがやっぱり儲かるんだってという話だった。七面鳥もお酒を出してると聞いて、最近よく外に並んでまでお客さんが来てるなぁと思ったけどそういうことだったのかもしれない。イオンで子どもビールと炭酸水。ソテー用の豚ロースを買ってあるし、今日はそれに合わせてあとベビーリーフが欲しいなと思うけど、夕刻の賑わいのなか自転車を停めたり乗ったり降りたりしながらスーパーに行くのも面倒なのでドライブスルー形式で変えそうな八百屋を覗くもどこもベビーリーフはない。しかたなく東高円寺のまいばすまで走る。まいばすの前にFUCK ON THE BEACHの人とか懐かしい光景、同時に二万電圧の看板にチラリと目をやると今日の日付で出演者が書かれていて、おぉライブやってるんだ。生きていたんだねと嬉しくなってしまう。またこの街を彩ってくれてありがとうと心で親指をたてる。まいばすにはオーガニックベビーリーフという量の割には少し値のはるものしか無し。でもこれまた子を外で待たせてまでして寄ったのに、背に腹はかえられぬ。おかげで納得のいく晩ご飯。

夜10時半とか、やまちゃんから銭湯に誘われたと言って夫が出て行く。ひとり伸び伸びとテレビを観たり。にちようチャップリン、やす子のネタ、失敗らしいのだけど私はそういう不可解なネタなのかと思った。ただハリセンボンはるかの「あなたを戦地に行かせたくない」という激励が最高で、やす子という人を思うとちょっと泣けてしまう。

 

5/30

今朝は早起きな子。夫はせっかく銭湯に行ったくせにその後だらだらしてるものだから、私達が起きてみると結局だらしなく寝ていた。子は朝からチキンラーメンを食べるといってきかず。見てるだけで口の中が妙な感じになる。

今日はサンダル探しに行くんだよねとウキウキしている子。吉祥寺でごまかそうかと思っていたけど、あまりに期待が大きいから仕方ない、意を決して池袋まで行くことにした。せっかくだからどこかでランドセルも見てみたい。きちんとしたショールームの週末は予約制だからデパートの売り場とかまわれたら。あとは今日の予定はサントクで子どもぬりえ参加賞のくじ引きがある。それとツルハで買い物して子どもカードのスタンプを稼ぐ。頭のなかでスケジュールを組む。歩きで地下鉄の駅から東池袋トイザらス、西武でランドセルを見てJRで高円寺、ツルハに寄りながら帰って自転車でサントク。夕方には雨が降るかもしれない。布団を干しているけど夫もこれから出るという。まぁでも夕方までには帰るかなとかお互い言いながらそのままに。歩いて地下鉄の駅。丸ノ内線から埼玉まで繋がる副都心線に乗り換えると雰囲気がガラリと変わって、地元に帰るような人ばかりでのんびりしてる。隣りに座る部活帰り風の男子学生がずーっとインスタライブみたいなのを見ていた。今はどこをみても誰かの「良い」に対抗するのではなく自分もそれに乗っていける柔らかさを感じる。好きを好きと真っ直ぐ言えるのっていい。今の私ときたら、間に合わせで生きてる感じしかしない。だからこうして子に寄りかかっている。この子がひとりで達成できるようになったら私はどうなってしまうのだろう。池袋で有楽町線に乗り換えてトイザらスが最寄りの東池袋まで行く。こんなに歩いてたらもうサンシャイン着くんじゃないの?ってくらい乗り換えに歩く。こんなものだったか駅が久しぶりで何か間違えたのかもしれないけど、子もしっかり歩けてトイザらス。私が他のおもちゃに食いついて誘惑してみるけどサンダルは絶対で揺るがない。逆に私がサンダルしか買わないのがここまで来たのに勿体ない気がしてしまってオモチャのラムネ菓子を買う。動物にコーラ味のミンツを食べさせてシッポを押すとウンチとしてミンツが出てくる。ただのペッツよりずっと楽しい。たまにはこうしてお出かけするのも良いでしょうと子に話しかける。お出かけしたらこうやって色んなものを見れるじゃない?めーちゃんいつものらくろしてるもんね、と。のらくろ?と思ったけどそういえば最近読んだ絵本で「猫はいつも家でのらくろしてる」っていうような文があった。猫とカナリアのらくろってあの黒い犬ののらくろ以外ではじめて聞いたけど、のらりくらりといったことだなと気にとめなかった。子もどういう意味か聞いてこなかったけど、家にいる猫の状態を「のらくろ」と、子はしっかり覚えて使っていた。のらくろって普段は使う言葉じゃないんだよね、とかヤボなことは言わない。これが楽しい。早く帰りたがる子を制して駄菓子屋の一丁目一番地に寄り道。買うものを決めたところで会計が現金のみと気づいて慌ててリリース。財布には千円もなかった。さすがにここまで決めといて諦めさせるのは申し訳ない。時間外手数料が悔しいけどATMのお世話になるのも久しぶり、歯を食いしばってお金をおろす。ようやく池袋まで歩くぞと思ったら今度はお腹が空いたと言い出した。時間は確かに昼時だし我慢しろとも言えない。でもどこも混んでいて並んでまで食べたくない。クレープで納得してもらう。二人でひとつでいいかなと思ったけど、レジに子育てパスポートでバナナチョコが250円と貼られていたので貧乏性としてはこのサービスを享受しないわけにはいかず、クレープ2つ。ベンチに座って食べながら通る人を見ていると妊婦さんや子連れが多い。以前のように若い子達のグループでごった返すような場所でもなくなってきたのか。さっきの駄菓子屋さんの別の場所のお店で働いていたことあるんだと話してみると驚いた顔して羨ましがった。夫は自分の働いてきたことを子にしつこいくらい話すけど私は過去の自分のことを子が知らなくてもいいと思ってしまう。後ろめたいってほどのことでもないんだけど、それに近いような感じになる。本棚を見られるのが嫌なのと同じ。このお店がもっと近くにあって、めーちゃんが一人で行けるようになってたら、また働いてほしいと言われる。それは私もそう思う。新宿アルタにあった頃、もっとちゃんと本気で仕事できればよかったな。10代の私はいい加減だった。クレープも食べ終わって、西武に行こうかと考えていたけどこのサンシャインのなかにランドセルが無いわけないのではと思いたち、調べるとトイザらスが出てくる。トイザらスにランドセルまであったらしい。戻ってみると種類は限られているけど、それこそCMでみるようなダサいやつがあって、背負わせてみると、軽い!と走り出したりする。やっぱりダサいやつは子ども向けによくできてる。あらためて考えてしまうな。これでデパートは寄らなくてもいい、池袋をあとにしようと出入り口に向かって歩くとウォーターサーバーのキャンペーンをやっていて、風船の作り物がもらえるというので足を止める。でも本当に最近ウォーターサーバーをまた導入するか考えていた。入れたら楽だろうな。しかしとにかくまずは家の導線を整えなければ。未完成のまま過ぎてしまっている。結局パンフレットと問い合わせ先だけ貰って、子は風船を2つ使ったハートのステッキみたいなものを作ってもらって満足。ようやく出入り口まで来たと思ったら。外は大雨。多くの人が立ち尽くしていた。慌てて夫に連絡すると、分かってる、あとでランドリー行くから、と冷静。やっぱり布団を取り込まないで家を出たのか。布団一式干していた。悔しさでうわの空。もう用の無いサンシャインのなか、どこか見て時間を潰そうにも気力が奪われてそんなことしてる余裕がない。着く頃には雨も止んでいるだろうと来た道帰ることにした。そこから約30分、地元駅に着いた頃には晴れ間が差していた。行く時に寄ったファミマに入ってお兄さんに、いつから晴れてるの?と聞いたら、この辺りは天気雨だったようだ。今さっき雨が止んだとのこと。暑い日差しのなか歩いて家まで。部屋には帰らず自転車に乗ってツルハへ向かう。ベランダを見上げるとずぶ濡れて色が変わった布団の姿がそこにあって辛くなる。いつものようにカードを2つ子どもに持たせて買い物。今日でキッズカードのスタンプがゴールした。こうして週末に買い物するだけですぐ貯まる。今回出された景品のティッシュには飴が付いていなかった。アナ雪のティッシュを何度か触ってから前回選ばなかったパッチン留めを手にとった。飴がないからだなと思った。めーちゃん良いの選んだでしょと言ってパチパチ台紙から外して満足気にしていた。ビレバンの前で少し歩みを遅めて、がんこちゃんあるか一応見てみようよと子に背中を押されて入り口からすぐのバスボールコーナーをみると、なんとひとつだけがんこちゃんを発見。どっからか在庫がひとつ出てきたみたいな感じで置いてある。これはもう買っておこう。言った通りだったでしょう?見てよかったでしょうと子にドヤ顔される。さて今度はクジをしに家を通り越して新中野まで。グミの木の下を通って帰るのが癖になった。もうただの緑の木になってしまってて、もっと摘んでおけばよかったねと少し寂しくなる。もう来年はこんなちょっとふざけたことを一緒にすることもないかもしれない。

抽選は4時からはじまったばかりで何人か並んでいる。子は前回一等の500円分商品券を当てたけど前後にいた子達も皆んな二、三等だとかいって袋菓子を貰っていたからそんな感じの景品なのかなと思ったら、今回は空くじで残念でしたとポッキーを一袋貰った。ぬりえ提出とお菓子交換パターンよりも回りくどくてこれかと思うとちょっと脱力。ハズレちゃってごめんね〜と子に言われて私が期待していたのがあからさまだったかと申し訳なくなった。また雨が降り出す前に帰る。と、本当に雨がパラついてきて濡れた布団を取り込む。さっきの日差しで少しは乾いたのか思ったよりは濡れていない。6時過ぎに夫も帰りランドリーへ行ってもらう。今日は疲れた。最近浮腫みが酷いしもう限界、と思ったら生理。予定よりずっと早くて聞いてないよとなったけど遅いよりずっといい。しかも体の訴え通り。前回買っておいた蜷川実花デザインのナプキンをついに開ける時がきた。ちょうど最近このナプキンのことがネットで話題になっていた。私はナプキンを人前に出すようなことなんて買う時しかないからデザインなんて気にしてなかったけど値段も質も変わらず蜷川実花の花ならそれを選ばない理由はない。今まで無かったことが不思議なくらいバッチリおさまりの良いデザイン。蜷川実花は「過去にも同じ依頼はあったけど何も自分がやらなくても」と断っていたらしい。生理用品に良いイメージがなかったからと言いながら、「その状況を変えるために受けるべきなんじゃないか、生理を隠さなきゃいけない状況に一石投じられるんじゃないか」という思いで今回依頼を受けたとのこと。自分の価値をそうして理解する蜷川実花、見直した。もうこれからの生理用品全部これになってしまえばいいのに。

 

 

 

2021年5月26日〜5月28日

5/26

「昨日何時までだったの?」なんて飲み会の翌日ノリみたいな感じで朝のご挨拶するのはクラスのママと、前日の公園解散の時間のこと。いつもなんとなく長い人でも4時までってつもりでも昨日はそれ以上までいる人が多かった。4時でもしんどいよね、なんだかんだ帰って5時でしょーって話でお互い労ってるけど、うちは4時まで遊んでもその後に買い物したり園外のお友達と遊んだりするからそれ以上に帰るのは遅くなってる。他の子よりも疲れてていいはずなんだけど、小さい頃から6時まで児童館で遊んできたリズムが染みついてるのか、体力というより気力がもってしまうんだろうな。私は疲れる。場所変えず4時まではキツい。て、また飲み会話みたいになってる。

明日は雨予報だから今日のうちにOKの牛乳を買いに行っておく。送りからそのまま高円寺に向かうと大体ひとりはママ友に会う。今日は3人会って2人見かけた。久しぶりに会った同学年の子のママ、ランドセルはどうしたか聞くとやっぱりもう決めていた。大概女の子達はピンクとかターコイズだとか今時らしいカラーを欲しがっていて、そんなに選択肢がないからこっちがその色に覚悟を決めさえすればある意味決めやすいということらしい。なるほど。うちは意外と王道に赤それも茶色っぽい深い赤だと、全く大人が口出しする必要のない選択をしているから逆に迷う迷う。それにしてもあんなにCMでは天使のはねだとかフィットちゃんだとかやってるのに、それを買ったなんていう話はあまり聞いたことない。この辺りの現場としては土屋鞄が基準値のような感じ。服でいえばユニクロ西松屋みたいな違いなのか。ハンバーガーでいえばモスとマック。三兄弟ベテランママがセイバンだと言っていたのはかなり信用できる。私も使い勝手がよければブランドは気にしない。ただそういったちょっとダサい印象の田舎のショッピングモールらしいものは近くにないというだけ。OKのあと業務スーパーにも寄る。子どもの配る用菓子を買おうかと思ったけど、いつも業務スーパー定番の限られた安い菓子というのも気が引けてやっぱり買わず。薬局とか100円ショップとか見に行きたいところは他にもあるけど開店の10時とかまで待てない、帰宅。来週頭には園の文集の原稿を出さなくてはいけない。みいつけた!のグローイングアップップで泣いちゃうって話を書こうと去年から思っているからテーマは決まってるつもり。でも今は全然その時期の込み上げる気持ちに寄っていけない。筆が進まず。

帰りは自転車で公園寄り道。図書館の日は早く帰るつもりでいるけど仲良しお友達が今日も耳鼻科だから図書館はその後になるという話は聞いている。一度帰るか時間まで公園で遊ぶか、流れに任せようと思ったら案の定公園で盛り上がった末おやつ配り合いっこが始まって、といういつものコース。お友達は耳鼻科が思ったより早く終わったとかで、すでに図書館へ向かってる。他の子よりも先に公園を出て返却絵本を取りに帰ってから図書館へ向かう。この一度帰るってだけでも階段の登り下りで子どもには大変。息が上がったような状態で図書館に駆け込む。仲良しの子ともう1人、以前からの付き合いの男の子もいた。子どもは絵本を読んで大人は絵本をお勧めしあってると華屋与兵衛でパートしているママもやってきた。いつもこうして遊んでいたママが働く姿をみるのはなかなかの刺激的だった。かっこよかったよと話す。子ども達はこの後公園に行こうと盛り上がっていて、4組自転車で連なって向かう。公園では各々好きに遊び。一人が親からワクチン接種についての報告電話がきてその話題。接種するまでの手配を子ども達がしてあげるというのはよく見聞きする。ただでさえお役所系の書類は分かりにくいから老人に限らず自分もその時がきたら分かるのかどうか。海外在住経験もあるママが、日本は決められたことをするのはうまいけど決めるまでができないんだよねと苦笑いであらためて噛み締めていた。また別のママは、接種してないのに紛れてマスクしない人が増えそうでそれが怖いなと話していた。5時までね、なんて言っていたのに明るさとオリンピック迷惑って話が尽きずに時間は過ぎていた。子ども達を自転車に乗せて、さっき配ったチュッパチャプスを1人が手にしたら皆んな同じようにやりたがって4人とも手に持って掲げながら自転車で走る。このメンツの安心感はやっぱり昨日今日の付き合いじゃないだけある。成長していく子どもを前にして、この関わりがどうなっていくのか最近ぼんやり気にしてる私。子どもを通して集まっているだけの関係なんだけど同じ街を同じように使って生きている仲間の存在はいつしか暮らしと心の支えになっていた。こんな忙しないけどあたたかい時間があったこと、忘れるわけがない。1人、また1人と通りを曲がり別れていく。私が最後に環七を渡り帰る。

レトルトで作る海老ドリアにして早い夕飯。さすがに疲れてるだろうから早く寝かせてあげたいのに、子は有吉の壁を楽しみにしていただけあって、食べ終わってもすごい集中力で大人しく観ている。ただ眠いのかもしれないけど。余裕のある時しか滅多にやらないお風呂前の食器洗い。重ねたら大変なことになる器を重ねそうになって危なかった。こないだ外れなくて二日間そのままになった。結局昨日と同じくらいの時間にお風呂をあがり、昨日と同じあたりの空を一応見てみたけど曇り。8時過ぎくらいからクラスLINEでは、見えてますか?という誰かの問いにあちこちから見えなかったというメッセージが飛び交っていた。近くの公園、陸橋にはたくさん人が来てるとかいう話も。寝かしつけていると夫はこの建物の屋上にあがってみるといって出て行った。柵も何もない壁にあるハシゴを使っていく屋上は本当は上がってはいけないことになっているけど、夫は何度かこっそり上がっている。家も変わらないと思うんだけど。子が寝ついた9時過ぎ、今度は環七の歩道橋からの写真が送られてきて月が見えている。人いすぎ!とのこと。その場所に見えてるということは。カーテンを開けてみると月、よく見える。でも現象までは分からない。本来どう見えるはずなのか。それよりも、今夜だからなのか周りの家々の窓が開け放たれているらしく生活音と明かりが漏れていて、その気を許し合ってる感じが嬉しくなったりした。

テレビでコロナ対策のことを観ていると、もう何もかも信じられない。今年のはじめ頃だったか尾身会長が次の冬までコロナ対策は続く方向の話をしていてショックを受けたけど、こうなってみると本当にその通りだと思う。まだまだマスク生活が続くことは確信した。子どものと大人のと、カラー不織布のマスクをネットでまとめて買っておく。あちこちオードリー。たまに若林とか有吉って、不自然なくらい相手のトークを真剣に聞いていて、笑いに落とすでもなかったりすることがある。さんまとかダウンタウンみたいなお笑い司会のスタイルと違うのが現代的なのだな、と思うけど場合によってはトーク中の相手を笑いにのせてあげないのは芸人として意地悪なんじゃないかという気もしてる。でも真剣に聞くからこそ次の一手がしっかり的を得た笑いで支えられている、ということかもしれない。司会者がなんでも笑い半分にして終わらそうとする感覚に私が慣れてしまっているだけなんだなと思いながら観ていたりする。

 

5/27

朝から雨。子は預かり保育にしてるけど帰るまでずっと雨の予報。今日は隣駅まで皮膚科に行かなきゃいけないし、何より預かり保育の時間をつかって今日こそ園の文集の原稿を仕上げなくてはいけない。朝の送りは歩きになるし夫に行ってもらうことにして執筆に専念。何か違う。言いたいことが分からなくなってきた。思い切ってテーマを変えることにする。うむ、それなら書けそう。ようやく指が動き出す。

PC作業の夫は余裕があるのか話しかけてきてイライラする。どうでもいい人の噂話。そこそこ付き合ってあげる。私としてはものを書くのと聴覚を働かせるのは同時進行できない。ひと通り話に満足してもらって終わりにしよう。

雨が弱まったかなという瞬間に皮膚科に行くか、オオゼキで買い物もしたい、でも行って帰って4時にまたお迎えに出るなんて雨のなかそれは気が重い。まずは皮膚科に電話して私の今日の治療はどれくらい時間がかかるか聞いてみると何十分もかかるものではないらしい。迷う。でもそれと買い物のために行き来するくらいなら買い物を諦めて午後診察とそのままお迎えにする。なぜならこうして迷っている間に雨がまた強くなってしまった。皮膚科とスーパーと幼稚園と、歩き回るのは確実に厳しい。

2時過ぎ原稿は大体完成、良かった。肩の荷がおりた。あまりに雨が強いから片道だけでも一駅電車に乗ることを自分に許す。100円ショップレベルの傘しかないのが辛い。電車楽ちん。午後診察開始すぐのほぼ3時に着いた。タイミングバッチリ。診察も何事もなく15分くらいで病院を出れて、さてどうするか時間があまり過ぎた、とりあえず歩く。スーパーに寄り道して買うでもなく時間潰しに見るだけ。それでも早く地元まで帰ってこれた。せっかくだからリニューアルしたまいばすも見に行く。夫がセルフレジが出来た以外とくに変わりないと言っていたけど結構変わってるじゃないか。ちょっといい冷凍野菜なんかも増えたし、ほんのり店がいい匂いしてワクワクする。やっとそろそろお迎え時間。一番乗りだった。この時間までのお預かりの子は少なくて皆んなソファーで寄り添ってトムとジェリーを観ていた。可愛い。

傘とカッパと長靴の子ども、完全防備なはずなのに歩くと濡れているのはなんなんだろう。歩き続けていられずピアゴに寄る。帰ったら映画みながらお菓子を食べるとウキウキしながら計画して、チップスターがあったはずと言っているけど、随分と食べないままでいたから数日前に夫がちょうど食べてしまったところだ。覚えてたのか。ここではチップスターは高いから替わりにヤンヤンつけボーを買ってあげてごまかす。道のりはあと半分。道路脇のくぼみの水をザブザブしたり、水溜りをビチャビチャしながら歩く。水の中で長靴が汚れたりそれが落ちたりを繰り返していて、その度に私は一喜一憂しながら進む。最後に路地にあるお家の排水管から流れ続けてる水で長靴についたゴミを流した。帰っておやつと映画は結局やめて、ちょうどみいつけた!で最近私達が好きな歌がやっていたからテレビを観る。今週はなかなかやらなくて待ってました。黄色いマスクの女の子、その歌詞ほんと好き。遊びながら明日はランドセルを見に行く予定だと話す。思いのほか嬉しそうにしている。就学に気が重くなっているのは経験をしてきた私だからで、子どもは楽しいことならいっぱい夢見ることならめいっぱい。そうかランドセル嬉しいならあちこち見れるようにもっと早く準備はじめればよかったな。4月の緊急事態宣言に入る前に学生服などの専門店は営業する方針とニュースでみていた。ママ友が行ったランドセル工房では逆に例年より二週間くらい早く動いているという話らしかった。結局この緊急事態宣言は延長になる。効果があったように思えないことを繰り返して意味あるの?もっと徹底して動きを止めてしまえばいいのに。一年前も思ったけど、なんで正月休みのようなことができないんだろう。計画的に根回しする時間はあったはずだと思うんだけど。呆れてる。そして私の日常は変わらない。カンブリアを観る。キーコーヒーの挑戦。キーコーヒーの社長、話し方が気になる。皇室の人みたい。龍が「村上春樹の家で飲んだコーヒーが今までで一番美味しかった」と、また期待通りのエピソードを披露してくる。トルコトラジャ飲んでみたくなった。来週はまた?と思ってしまうようだけどスシロー。前にやったのはガイアかな。「スシロー革命の全貌」ってどうせ都市型店が増えていることだろう。でももちろん観る。

 

5/28

自転車のチャイルドシートカバーしっかりかけていたはずなのに濡れていた。またはカバーの屋根部に溜まってしまった水が知らぬ間に溢れたか。園に送ってから広い場所でメンテナンスする。帰ってからも夫がまだ寝ていて、仕方ないから周りをキョロキョロしながら私がゴミ出し。この辺りは回収が遅いのはいいけど特に朝は人通りがあるから人目が気になっちゃう。両脇のビルやマンションの清掃の人はいたけど同じアパートの住人なんかには遭遇せずにゴミ出しできてホッとする。洗濯は2回。暑すぎることもなく気持ち良い気候。お腹が空いてきてお昼ごはんにしたいけど先に買い物。西友までティッシュペーパーとお墨付きレトルトカレーをいくつか買い込む。最近テレビで取り上げられたらしいポップとランキングが示されていた。LINE Payクーポンも今月いっぱいだしトレファクに寄り道。半額セール品が増えている、ウホウホ。今日はLINE Payポイントでは少し足りないけど思い切って買う。といっても数百円の服。正直トレファクに通うようになって服を買いやすくなった。それこそ西友に入るようにスッと色んな世代の色んなタイプの人が来ているのもいい。トレファクの外で近所のママに遭遇。勢いにのって家を通り越してオオゼキまで。やっちゃば祭りで青果が安い日。今日は小ぶりのメロンも買ってあげてしまおう。バナナと特売の缶詰と、重たいもの多めになってしまった。帰って急いでレトルトカレーで昼ごはん。お迎えの時に文集用の写真撮影をするとの話だったから、伸びた前髪を少し巻いて、マスクの下にも少し化粧をする。日が出てるけど髪が崩れないようにキャップを被らずに行く。今度はさっき会った近所のママの後ろ姿。

ランドセルは一箇所は予約で16時からとなっている。その前後で本命のところに行く。でもお友達と一緒に盛り上がってるから少しだけ公園に寄ってあげる。周りのママに今からランドセルを見に行く話をすると撤収する時間になったら我が子に、楽しみだね早く行かなきゃね、と帰りを促す協力してくれた。帰って着替えながらおやつにして準備、3時過ぎに家を出る。夫は後から来てもらう。駅近くまで自転車。そこでまた近所のママ、日に三度も会うのは珍しい。電車、夫も間に合った。地下鉄に乗るのは久しぶり。混んでるというほどではないけど立っている人もいる。銀座まではここ一年の移動にしては少し距離があるから間違い探しの本を持ってきていた。あまりに大人しく見ているからもしかして気持ち悪いのではとビニール袋片手に、これはマズいなとヒヤヒヤしながら待機しているとそのうち私にもたれ掛かりながら、寝た。車での経験でいくと寝起きもまずいことがある。銀座に着いてもあえて起こさず夫が担ぎ上げると気がついて起きた。心配したけど少し寝れてむしろスッキリしたようで機嫌よく歩き出した。結局予約したところを先に。どこの店も駅直結ビルのテナント。この季節だけのショールームってことなのかな。ランドセル何種類かの重さを比較すると子どもでも分かるくらい違いがあるけど軽い種類に子の希望するカラーがなかった。そうなると細かくみることもせず本命のところに向かう。子が「一年生になるのが楽しみで楽しみでたまらなくなってきた!」とはしゃいでる。そうかもしれない、でも私はちょっと寂しい。本命のお店は建物のエレベーターを降りたらすぐ目の前で、端から端までグラデーションでランドセルが並んでいた。その中の茶色から赤に向かう間のワイン色に飛びつく。さっきのブランドの軽量よりはやっぱり重さがあるけど色や造りはこの方が良さそうだった。私も背負ってみたいと言ったら店員さんは動じることなく大人用にサイズ調整してあるものがあるので是非、とピカピカの赤のランドセルを持ってきた。私なんて小学生と身長は変わらない。それを生かして背負えば参考になるかと思ったけど、ランドセルは身長だけで成り立つわけではないらしい。意外とフィットしない。鞄が浮いてしまってる感覚が気持ち悪い。ただ重さは感じない。下手なリュックより全然軽い。思ったより無意味だった。店員さんも、肩幅だとかそれはやっぱり違いますからねとやはり冷静だった。こちらの店舗ではじっくり見て、ただ同カラーの種類で迷ったまま終わる。どのタイミングで頼んでも納品日に関しては全く予定が立てられないとのことだった。早くきても置き場に困るけどギリギリ過ぎてもなんか心配。でも現物をみて少し気持ちは落ち着いた。私は手当たり次第に見たい派だけど制約あるなかであっちこっちを見て回るのはなかなか根気がいる。今日も電車が混んだらと思うともう撤収するしかない。夫はこれから山ちゃん達が仕事を手伝いにくるからお礼にジャポネを買って帰ろうかなと言い出した。私達は目の前にあったサンリオショップを見ながら先に帰ることにした。5時前の電車は空いていて座って子は私にもたれ掛かる。やっぱり久しぶりの電車で不快感があるのかもしれない。以前の地下鉄なら夕方の赤坂見附でどっと人が押し寄せてくる印象だったけど今はそんな波もなかった。気がついたら新宿を超え行きよりも早く感じる。電車を降りた瞬間から子の調子もいつも通り。一年の行動制限から子どもが確実に乗り物に弱くなってると思った。ヨーグルトを買いたいというので今日もまいばすに寄って帰る。子がお腹空いたと言いはじめ夫のパスタを待たずしてごはんの用意、ほどなくして帰った夫からジャポネのジャリコをひとパック与えらて、夫は作業の準備に取り掛かる。私達ももう部屋から出なくてもいいように全て手の届くところに持ってきておく。6時半過ぎ、やまちゃんと彼女のなおちゃんがやってきた気配。あえて知らん顔していたけど子が気がついてドアを開けに行く。途端にはしゃいで、そこからは行ったり来たり出たり入ったり、ウロウロしながらの二時間半。逆に私が作業した方が進んだじゃないかという気もしてくる。お風呂の時間までには終わらせてくれと夫に伝えて締め括ってもらった。興奮状態の子とは何をしても時間がかかってなかなか寝られず結局11時近くにようやく寝た。ずっと気になっていたことを夫に一言物申すつもりで起き上がっていく。誰か来たら子は間違いなくそっちに寄っていくのはわかってるんだから本気で作業したい時は人の手伝いは逆効果なこと、そうして私が普段から出来ることというのは手を出すことじゃなくて邪魔しないようにするだけ。大変なら私だって手を貸したいと思っているのに触れられない領域。なのに他の人には何かとやらせるというのは私がよっぽど信用されてないんだと悔しく思う。そうではなく子どもがいるから仕方ないといわれるけど、それはそれで子どもを理由に戦力外通告されてこんな目の前で自分だけ除け者にされるんだからやっぱり辛い。こうして精神が蝕まれていくから、あらためて社会と自分が繋がっていることは必要なことだなと思う。やまちゃんの彼女とはいえ私に黙って二人だけで外に休憩に出て行くとか、人として扱われていないようで気分悪かった。全て無自覚だったといって不貞腐れた顔をする夫。本当は本当に私を軽くみていて指摘されたからバツが悪いんじゃないかと思った。私は全部ぶつけてやって少しスッキリ。子育てしている私が悪いんじゃない、それだからって普通の人間として見ていない周りが悪いんだ。

 

 

2021年5月24日〜5月25日

5/24

今日の最高気温は28度となっているけど朝からはそこまでの気合いはない。でも送りのまま保護者会もあるし服を取っ替え引っ替え準備する。子はすでに帰ったらレジで遊ぶんだと張り切って出かける。自転車のある裏門まで行って乗る準備をしていると、脇のオンボロアパートのじいさんが入り口の小さな庭の雑草を抜いたのか、反対側の隣りのアパート裏の自転車やバイクの墓場になってるところへ投げ捨てていた。そこ、そんな扱いだったのか。この一帯は半年住んでも入り口がどこにあるのかも分からないくらい入り組んで建物がぎゅっと押し込まれている。その向かいには突然きれいで新しい戸建てがあったりするんだから異様。うちから真っ直ぐT字路まで向かう途中は昔からあるらしい個人宅が並ぶ。通り道というよりお隣りさんのような感覚ではある。花のプランターにおばさんが水をやっていて挨拶すると、いってらっしゃいと返してもらえた。

新しい先生で二回目の保護者会。日々の報告をしてくれる。一人一人について話すわけではないけど、エピソードのなかに全員の名前を出すように話を組み立ててきているらしかった。年中の時のベテラン先生とやってることは同じなんだけどダレる。でも思えば年少の時もそうだったかもしれなくて、ただその時の先生は一人一人の名前をあげることもせず時間は早かった。やっぱりベテラン先生の話術をもってして成せるトークを常人が真似しちゃ危険だ。気分が悪くなったといって退場する人ひとり、途中トイレに立つ人二人、そうなってしまった気持ち分かる、私も終わったらどっと疲れた。しかもどうも保育の方向性がこの園にあるイメージと違うような気がして引っかかるのだけど、「就学に向けて」という言葉をやたら出してくるように、年長はそこが目標になっているからこのやり方になるのかなと考えると仕方のないことのような気もするし、でもそれにしてもこれからの新たな教育スタイルでなく私の時代からもなんら変わらないもののようで結局そこに行き着くのかと首を傾げてしまうところでもある。最近我が子も含める一部の子達でお寿司屋さんごっこが大流行中で徐々に皆んなが取り込まれていっているらしく、一層のこと一度クラスみんなでやってみようと考えてますと先生。それはどうだろう。一部の子の遊びを取り上げて皆んなにも強いるって、余計歪みをうみそうな気がするんだけど。この先生のやり方はもうしばらく様子見だ。

長く感じたけど帰ってから時計をみると以前からこんなもの。話し手の違いでこんなに感覚に差ができてしまうのかと、よく芸人とかピンのトークライブがあって当然に見えていたけどあれはやっぱり相当な実力ないと無理なことだなと思う。夫がレンタルしていた漫画を読む?と一冊勧めてきたので見てみる。マイ・ブロークン・マリコ。話題になった漫画らしいけど出産してからだろうか私はこの手の世界観で感情が動くことはなくなってしまった。読み切ったらちょうどお迎え。自転車で行く。お友達と手を繋ぐ勢いで出てきて今日公園でね、と弾んた声出すから今日は行かないって言ったよと言うと分かっていたようで黙り込む。少し落ち込んだ様子で大人しく自転車に乗ったから、ごはん食べてから公園に行く?それでもいいよと公園を尊重するとそれはそれで、いいの!ごはん食べに行きたいからと言った。どこに行こうか、子の好きなジョナサンまでも行けるよと言っても決めかねていてとりあえず自転車を走らせた途端に、ここがいい!と華屋与兵衛。お友達のママが働いてるんだよと教えてみたけどピンときていない。コロナきっかけでママ友が家が近いからとパートをし出した。駐輪場に多分彼女の自転車があったから今日もいるかも。うちは午前保育日だけど大概の幼稚園は違う。店に入るとちょうどそのママ友が席案内に姿を表した。子にもホラ!というと、制服を着た普段と違う姿に子どもこそなんだか少し恥ずかしそうにしている。席に座ってキョロキョロとママ友の姿を目で追って本当にいたね!と静かに興奮していた。華屋与兵衛にはお子さま寿司セットがある。先生は保護者会のあと早速子ども達に皆んなで協力してやろうと話したらしく、我が子は明日はお寿司屋さんがすごいことになるよ〜と楽しみにしていた。てことで、せっかくだから寿司を勧める。私はシンプルなとろろ蕎麦。働くママの姿がかっこいい。私もここで働いたらどう?と子に聞いてみたら、うーん制服がなぁ、ってやっぱり問題は制服。実に一時間近くかけてやっと食べ終える。ママ友は1時半まで働いてそのままお迎えとのこと。またね〜と手を振って店を出ながら、盗み撮りした働く姿をLINEしておく。最近夫を見習ってママ友に対してもちょっとした悪ふざけを取り入れてみてる。皮膚科で治療した痕の顔のテープをママ達に指摘されたらプチ整形と答えて面白がっている。あとで目一杯遊べるように先に買い物して帰ろうと誘う。最近本当に買い物同行を渋るけど今日の保護者会で、お弁当の中身を何にする?と盛り上がると買い物にも行く気になると話している人がいた。我が子にも明日からのお弁当に足りないもの買いに行こうよというと八百屋さんなら行く!といった。八百屋さんで飼っている猫のしまちゃんが向かいの建物の日陰で気持ちよさそうに寝ている。買い物を終えた子がしゃがみこんで撫でていたらしい、気づいた時には普段穏やかなしまちゃんが子に向かって見たことない野生の顔してシャー!と唸っていた。私は笑ってしまったけど子の顔はみるみる曇り、それでも我慢しているようだけど涙が溢れてきてる。ゆったり寝ていたんだから邪魔したらそりゃ怒られるよと教えると頷きながら涙をポロポロ溢し顔に手を添えている。もしかして引っ掻かれた?ううん、何にもないと言うけど帰り道もずっと顔を気にしてるから聞くと何にもない!と声を荒げる。帰り着いて落ち着いたかと思ったら手を洗いながら再び泣き出し、本当は引っ掻かれたと震えながらいった。やっぱり目の上がちょっとミミズ腫れになってるなと思った。本当のことを言えたら今度こそ落ち着いたようで一応冷やしながら遊ぶ。おやつを食べているとママ友からプラザに行くと連絡、3時頃プラザへ。先にはじめられていたカードゲームにうまく入っていくことが出来ずにじんわり泣き出す。今日はちょっと心が弱っている。そのうち気を持ち直せてワイワイ遊べるようになった。窓をコンコンと叩く音がして振り向くと、児童館の頃一緒に遊んでいた小学生達が手を振っていた。昔は小学生が相手してくれても半分しか見えていないような反応だった我が子らもきちんと手を振りかえしてる。この部屋はかつて学童のお部屋だった。この思い出の場所の様変わりを見てどう思うのだろう。姿形を変えた自分の知ってる場所を見るのは私は切なくて気になるんだけど避けたいような複雑な気持ちになる。この奥側は仕切られてもうひとつ部屋にして小学生以上が使用するスペースになってはいるけど、この建物を知ってるはずのあの子達が利用しないのはそんな気持ちがあるからかもしれない。

5時まで遊んで帰り。今日は疲れてるだろうし、7時過ぎにはお風呂にして早く寝る準備に取り掛かったはずなのに、私が布団のうえでメルカリの検索をはじめちゃったものだから子も釣られて結局寝たのは9時。それでもいつもよりは早く寝れてはいる。起き上がってテレビ。牧瀬里穂が出ている。マサコさんを思い出す。記憶のマサコさんが牧瀬里穂に似ている。マサコさん元気かな。このタイミングで連絡しようかと思ったりしたけど、私はこの日々のことを思い出すことで手一杯になっている。そして、そこまでして記録している意味はあるのかな。

 

5/25

今日こそ朝から暑い。子は寿司屋ごっこに向けて気合いが入っている。小さい頃ママ友にプレゼントしてもらった未完成で買ったという寿司の飾りがついたパッチン留めをして、寿司屋っぽい服で行くといって白のシャツに黒のスパッツという、普段はあまり好まないシンプルな格好に着替えた。これまた珍しく朝から餅を食べていて、お弁当のおにぎりをいつもより大きめにしてしまったことが気になった。

今日は午前中のうちから夫が仕事に出て行く。100円ショップとか薬局とかあちこち行こうと思っていたのに家に人がいない解放感で、あれをしてから、これをしてから、やっぱりお昼ごはんを食べてから行こうか、と先延ばしにしてだらだらしてしまう。結局1時過ぎにお迎え前にポイント10倍のトモズにだけ行くことになた。

ワンプッシュで蚊を撃退するだとかいうスプレーを買ってみた。その前に網戸をつけるべきなんだけど。今日こそ公園に行く、こちらもその覚悟ではある。みーちゃんのママが先生に用があるというので二人を連れて先に公園へ向かう。公園脇の花壇に、花が誘拐されました、心配しています、という貼り紙があった。子ども達がなんて書いてるの?というから読み上げると、誘拐って?盗まれたってこと、泥棒ってことー?と、見つけたらやっつけてやる〜!と走り出した。きれいに植えてある花を持っていくってはじめて聞いた話だけど、今は子どもが外を歩くときは大人が一緒にいて、その花は大丈夫それはダメよと注意ができているだけで、一人で出歩くようになったまだ低学年の小さな子どもがよく分からずにやってしまうこともあるのかなぁとぼんやり思った。それまでに世の中の常識を私が伝え切れるだろうか。今日はみーちゃんと調子良く遊んでいると思ったら、何やら様子がおかしい。二人がたまに顔を合わせては反対側に歩いていく。近寄って話をきいてみると、意見が合わず我が子がヘソを曲げたようだった。みーちゃんはもう前向きに話しかけてくれていて、我が子も前はそうして人に合わせられていたはずなのに最近は融通がきかないところがよくある気がする。私は、もう気にしないで遊んでてくれていいよとみーちゃんに声かける。我が子は向こうの方をウロウロしていた。そのうち気がついたら、かがみ込んで花を並べていて、またみーちゃんが覗き込んで話かけている。そこは歩く人の邪魔になるよと声をかけにいくと、みーちゃんは「気にしないでって言われてもねぇ気になるのよ、友達だから」と話し出した。それをきっかけに目の前で和解して再び二人で駆け出していった。すごい。5歳でこんなに他者との繋がりを大事にできていること、はっきりと言葉にできることに感心越えて感動した。私が泣いてしまいそう。子どもの毎日が私にとってドラマであり追体験であり感情が溢れだす世界。そろそろ帰ろうか帰ろうよとしているうちに習い事を終えた子らがさらに集まってきてしまい、なかなか帰れなくなった。しかも小学生も学校を終え、前にもここで遊んだ知り合いの二年生の女の子達までやってきた。その子達が学校側の木の実を拾ってきていて、それが羨ましくて3人組で遊んでいた途中の我が子が自分も採りに行きたいと言う。得意げになった小学生達がついていって教えてあげると言い出して、結局園児の3人と小学生2人を私が引率することになっていた。職員室のすぐ後ろのスペースに実があった。ひとつは多分クワの実。熟れていて美味しそうでもある。でも小学生達が、これは食べたら危ないんだよ!触るだけ!あと絵の具にもなるけどね、と終始仕切って話し続けるのを園児達は圧倒されてかおとなしく聞いていた。まだ緑色の大きな実をもぎって、これ欲しい人〜と小学生が言うと園児3人が黙っててをあげる。この上級生に従う感じ懐かしい。3人にビニール袋を渡して締め括る。1人がやりたがっていた鉄棒をしてから戻ることにした。鉄棒が不得意で敬遠しがちな子もおそらく仕方なく、恐る恐るついてくる。3人がバラバラの高さの鉄棒を掴んで人に干渉することなくやっていたら、一番低い高さにいた子もひとりで乗って回れた!と喜んでいた。もう3回もできた!と興奮しているけど他の2人もお構いなしに自分の高さで自分の挑戦をしていて、それがすごくよかった。とやかく口出す子がいたりするとプレッシャーになったり萎縮してしまうのだと思う。私はそれぞれ3人を褒めて、あとひと回りこれで最後ねと言って終えて母達のいる方へ戻る。皆んな聞き分けがよくてスムーズにいった。解散予定にしている4時をまわっていたけど今日は賑わっている。でも子は満足したようですんなり帰路についてくれた。ここから買い物。おやつあんまり食べられなかったからミニストップのアイスにしちゃう?と誘い文句に100円ローソン、昼間に行けなかった100円ショップ。子がどうしても買いたいものがある、とお風呂に貼る子ども向け日本地図のポスター。前まで興味なかったのに、私はこれは大賛成。そうして満足にこのまま帰れるかと思ったら忘れていないミニストップ。LINE Payで5%オフのクーポンがあるから気を許して見るだけ見ようと寄り道。迷って迷って結局アイスじゃなくチキンとポテトのセットがいいと言う。ホットスナックコーナーにあるのに随分待たされるなと思ったらから奥からアツアツに出してきてくれた。たかがコンビニと思っているばかりになんか有り難い。

今日も早めのご飯、早く寝かせてあげるぞと思ってはいるけどなにぶん日が長いからなかなかそのペースで動けない。しかも今日のレジ遊びも間に挟む。スキャナーでとにかくピッピして遊んでくれればいいのに、やり取りばかり強要されて私も疲れて「ちょっとバイトの人全然だめ!もっとレジを練習してください、それからまた来ます」と言って終了させる。もう少しひとりでも夢中になってくれるかと思ったのに。

お風呂に例の地図ポスターを貼ると、それこそ夢中になって都道府県名を読み上げながら歌にのせている。またはただ眠いのか。驚いたのが、各地に名産品などの絵が添えられているのだけど、自分から岩手に描かれたお椀に入った蕎麦をみて「わんこそば」といったり、新潟の米俵を指差して「昔はこれにお米が入ってたんだよ」とか、愛知のシャチホコを「屋根に付いてるの」と、思った以上に色々なことを知っていた。毎日見聞きするようなものでもないのに、新しい脳が吸収する力はすごい。出る時には「今日はお風呂これだけで盛り上がっちゃったね」と苦笑いしていた。

ブラインドの隙間から見える月がなかなか綺麗で子を呼ぶと、うさぎがいるねぇと言っていて、確かに今夜の月はしっかり模様が出ていた。寝かしつけの嘘寝から本気で寝落ちて朝の5時。

 

 

 

 

2021年5月22日〜5月23日

5/22

夫が起きた瞬間からバタバタ作業をして郵便局へと出て行ったと思ったら戻りが遅い。エリックサウスの朝カレーを食べに行ったに違いない。多分隣りのマンションの警備の点検だかなんだかファンファン鳴り響いてうるさい。夫に帰る時に何してるのか様子を見てきてくれと連絡したけど、外からじゃ全くわからなかったと帰ってきた。うるさい音よりも警備会社かマンション管理会社か、事前に伝えといてくれなかったことが我慢ならない。聞いてたらうるさく感じないわけではないけど、うるさい自覚をしてるかどうかってこと。

溜まった洗濯物は干しきれないし乾きそうもないからランドリーに行くことにした。今日は近くの寺でちょっとした市場のチャリティーイベントがある。チラシには綿あめだとか郷土紙芝居だとかあって子ども対象にはなっていて、催しに飢えている私達は見逃さない。いつものママ友ファミリーと落ち合うつもりでいたけど、ランドリーが寺への通り道だから乾燥を待つ間に家族で市場に行ってみることにした。こじんまりとしているけど屋外に小さな店があって子どもがウロウロといるだけで子どもにとっては特別な空間になる。普通の綿あめは無料でもらえるけどカラフルなフレーバー綿あめは100円。そうなるとほとんどの子がカラフル綿あめを手にしていた。我が子もラムネ味がいいと水色の綿あめを選ぶ。ひと通り見てまわって貰うものもらい会場を出る。ママ友に様子を報告。せめて紙芝居をやる時間に行ったほうがいいかも。子も友達と遊びたいからまたあとでも行くと言っている。乾燥した洗濯物をピックアップして帰り。お腹が空いた。のんでる薬に胃薬もあるからか最近やたらきっちりお腹が空く。今度は私がバスマティライスとレトルトカレー。子には天かすおにぎり。食べ終わる頃ママ友からそろそろ行くとの連絡。夫はこれから仲間と仕事の買い出しで新宿へ。私と子は友達親子と会ったあとは今日こそ阿佐ヶ谷のブックオフに行く予定にしている。阿佐ヶ谷は店も大きいしこの辺りのブックオフより児童書が充実しているとの情報を得た。そのつもりで今度は自転車で出る。ちょうど紙芝居がはじまる時間、用意されたイスに座ってまっすぐ紙芝居を見つめていたけどさすが郷土紙芝居、どの子もあまり興味をもてなかったようで、そのうち動いたり話し出したり。綿あめの機械の音がうるさいのと読んでくれているおじいさんの声量が弱いのもあってあまり聞こえないのは集中力を欠くには充分な理由。貰ったミニカーで遊び出したから近くの公園に移動することにした。ママ友の知り合いの金髪ママがちょうどやってきて同じく公園に向かうと言う。私もこうして何度か遭遇して顔を合わせている。旦那さんがこの界隈のバンドマンという話で、雰囲気はその通り派手で破天荒にみえるけど、うちと同じ歳の子を保育園に入れて働いている社会人なだけあって意外と話しやすさがある。同じ歳だから小学校の話やランドセルの話、そしてうちの下階に住む女の子と保育園が一緒だということが判明した。下の人とも仲良くしたいと思っているけどなかなかタイミングが合わないでいる。山形料理まらの前で純喫茶コレクターの方のイベントをやっていた。遊びをちょっと休憩という子と覗きに行く。子はミニチュア玩具が大好きで、この純喫茶シリーズのガチャガチャも発売した頃買いたがってはいた。その監修の人が来ているというんだから買うなら今しかない。一番欲しかったブルーのクリームソーダが出て盛り上がった。今日明日とまらで純喫茶メニューも食べれるらしい。しかもクリームソーダは今日限定ですと言われて子は皆んなで行きたいと言い出す。中は賑わっていたからとりあえずまだ遊んでから後でねと言っていたら突然の雨。公園のなかは木が茂っていて意外と濡れずに雨宿りできたけどなかなか止みそうもなく皆んな寒くなってきていた。レーダーの通り3時半頃雨があがってその隙に解散。子はどうしてもクリームソーダが諦めきれず、私達二人だけで店に入る。クリームソーダとミニチュアパフェを頼む。子にとってははじめてのお店で、お兄さん達がわいわい働くノリに少し緊張気味。隣りに若い女子二人組がやってきて、常連らしく店のお兄さんとユルい感じで話しているのが耳に入ってくる。お酒が飲めないことを嘆いていたっぽい女子達に「まぁこれならもしかしたらってこともね〜」でもまぁまぁまぁ、みたいな匂わせしているように感じたけど、小さな店で常連相手にはそういうことももしかしたらあり得るのかなぁと深読みしたり。どうなんだろう。メニューはソフトドリンクとノンアルしか載ってもいない。ちゃっちゃと食べて飲んで外に出るともう雨も降りそうにない。今日はケンタッキーを買おうかとも話していた。オリジナルチキンも入った30%オフパックがお買い得。夕飯にはまだ早いからその前に阿佐ヶ谷へ。あーだこーだおしゃべりしながら阿佐ヶ谷に入った頃には子も疲れて眠そうにしていた。店前まで自転車で乗り込む。ママグループLINEでお知らせされた通り、入り口外のワゴンにも絵本がいっぱい。悪くはないけどこれまで方々で無料で貰えてきたような類いのもので今は要らない。子どもは先に目にした物に釘付けになって何がなんでもそのなかから買おうとするから困る。なんとか中の売り場に入ったら今度こそ気に入ったものを見つけて引っ張り出して見ている隙に私は本命がないかコーナー全部じっくり目を通す。時代が変わってもYUKIが流れていてブックオフを感じる。不思議と落ち着く。欲しいと思っている絵本には出合えず、「持っててもいいんだけど」くらいのものはたくさんあるけど値段もそこそこ。あとは110〜220円コーナーの一般的には期待できないのであろうなかに使えるものはないか吟味していく。未使用のドリルなんかもある。そういえば折り紙の本。最近プラザで折り紙をする時に本を借りるとそれは大概時代を感じる古くさいものだけどそれで充分楽しめる。だから一冊くらいあるといいよね〜とママ友と話していたばかりだった。折り紙の本、いい具合に古くて内容も変にコリすぎてもいない年頃にもちょうど良いものを220円で発見。同じ物で状態がいいのが500円以上で通常の棚にもある。これはお買い得。子も中を開いて盛り上がる。これを買おう。自転車でもずっとひとりで眺めながら高円寺のケンタッキー。30%オフはボックスかバーレルか、いつもは子どもが食べる分を中心にして私や夫はおまけで食べるくらいでしかないけど今日はもうこれが夕飯ということにして思い切って人生初のバーレルに。前回のレシートアンケートでビスケットも貰う。帰り道はグミの木の下を通る。もうだいぶ実が落ちてしまっていて、離れたところからだと赤い実があるのも一眼では分からない。梅雨時期が旬とのことだけど、先週の雨でピークが過ぎちゃったのかな。

夫は先に帰っていたけどこれからまた別の仕事に出なきゃならない、今日はすごい疲れたといって珍しくチキンを食べて美味しいと感激していた。残したら帰ってからでも食べるといって出て行った。潔くケンタッキーだけの夕飯。食べ終わったら折り紙ね、と子は最高の一日!と喜びをあらわにする。こんな天気が悪い日の19時前でもまだぼんやり空が白い。それくらい日が延びている。折り紙は簡単なはずなのに苦戦しながらアイスキャンディー、クリームソーダとストロー、宝箱などを作る。

夜に帰った夫は、やっぱりこんな時間に気がひけるなぁと言いながらもチキンを食べ切った。バーレルのバケツ、捨てづらいな。

 

5/23

今日こそ久しぶりに完璧な晴れ。それだけで気分は良い。思いきり外で遊ばせてあげたいしそれに付き合えるテンションになる。夫はツタヤで漫画を大量に借りてきていて、子のいない方の部屋に逃げ込んで、子が来たらまた向こうにと、行ったり来たりしながら読み続けてる。そんなあからさまに厄介者扱いされるなんて可哀想になってしまう。私はふと気になってフリマを調べると行けなくない距離で開催されるのもある。世田谷公園、昔自転車で行ったことがあるし、ちょっとその気になってルートを調べると一気に不安になってしまった。下北、三茶と乗り越えていくなんて気が遠くなる、フリマは諦めよう。気に入ってる公園とかまた行きたい公園ないの?と子に聞きながら広い公園をいくつかあげて思い出させる。どうやら遊具であそぶというより単に外で食べたり飲んだりしたいということのよう。平和の森になった。敷物、虫取り網、シャボン玉など用意して昼頃家を出る。夫は漫画をやめたらまた作業をし出したから期待しない。私達の出掛けに、後で行こうかなとボソッと言っていた。公園でアイスを食べたいんだというけどそれは無理そう。一番近くの店で買っても着く頃には溶けてしまいそう。ハッピーセットを買っていこうかと通り道のセントラルパークに寄っていく。芝の養生か終わったようで緑の上めいっぱいに人。それを見越してか、なんとマックは休業中。あとから来るお父さんに頼もうということになって真っ直ぐ平和の森に向かう。水筒を持ってるけどアイスがナシになったかわりにゼリードリンクを買ってあげてもいいかと自販機の前を通るたびにラインナップを眺めてるとそれが楽しい。安い自販機こそ見慣れないものがあったりして、この前と同じ三ツ矢サイダーゼリーも110円自販機になっていて嬉しくなって買う。平和の森も人は多いけど敷地も広いから全く圧迫感は無い。スポーツセンターは閉めていてトイレ利用はできるけど建物の屋上へは行けないのは残念。蝶々が飛び回っているから緑の場所に陣地を構えたけどとにかく暑い。色んなチョウを探そうという名目で歩き回る。緑の広場には白いチョウばかり、その端の植木のあたりでオレンジ色が入ったチョウを子が捕まえる。さらに木陰になっている池の周りの方へ移動したらきれいな色のアゲハチョウを捕まえた。カゴは持っていないからすぐに逃してまた次。そんな木陰でキョロキョロしていると目があった人、お互い人違いじゃないよね?の間を開けて、おー!となる。前のマンションの住人で引っ越しにあたりよく連絡を取った人。子と同じ歳の男の子は後ろ髪が伸びた少年感がもうすでに小学生の雰囲気。我が子も背伸びたね〜!と驚かれる。引っ越し先環境の話や小学校の話、そしてランドセル。最近同学年と会ったらこの話ばかり。すでに一つは見に行って、もう一箇所の気になっているところを今日これから見に行くんだという。コロナだからやりづらいしと言い訳して先延ばしにしてるのは実は私くらいで、皆んなこうしてあちこち足を運んで着実に来るべき時に備えて準備をすすめている。焦ってきた。子がチョウを捕まえたくて騒ぎ出して、また連絡するねと分かれる。引き続きぐるりと歩き回るもやっぱりたくさんいるのは白いチョウ。反対側の木陰の方に木を掻い潜ってシートを引いて座っている人もけっこういて、ピクニックするなら本当はあっちのだだっ広い整備された緑の上なんだろうけどこの日差しでは仕方ない。私達もこっちに移動しようかと子と決めたところでちょうど夫もやってきた。テントもいらないくらい快適な木陰だけど建てるという。買ってきてもらったハッピーセットとオリジンのお子さま弁当をシェアして食べる。夫は何買ったのかというと、分からなくて買えてないという。夫はなぜかこうして決断力がなくなることがある。とくに食に関して。多分、状況に合わせた妥協ができなくてあとでどうにかしたいなと思っているんだろうけどタイミングを逃すパターンが多い。知らん顔して私達は自分達が頼んだもので食べ続ける。夫はそれでもちゃっかり漫画本だけは持ってきていて、寝転びながら漫画を読み続ける。落ち着いて周りを見渡すと横のシートは若いカップル。仲良しそうにくっついて穏やかな雰囲気だけどお互いそれぞれのスマホを見ている。気になっていつ振り向いてみても、せめて二人でひとつのスマホを見て盛り上がるといったようなこともなく、ただニコニコと穏やかな顔して各自のスマホから目を離さない。野外の自然のなかに来てるのに空に目をくれるでもなく。そのスマホのなかは何が起きているんだ。人はどこまでいっても個でいられるほうが強いなと思った。

4時過ぎに退散。まだまだ暑い。今日は折り紙を補充しなきゃならないからダイソーに寄る。人が多い。せっかく来たけど他の買い物することは諦めて折り紙と目についた粘土だけ買って出る。夫は郵便局に寄って帰るといって分かれる。つかれた。飲み物だけ買って帰っていいかと言ってももうどこにも寄りたく無い子の許しがでず。ずっと言い合いながら自転車で走って最後の最後にスーパーは嫌だ、コンビニならいいよと言われて帰りのルートから少し曲がって100円ローソン。九州沖縄フェアでなんとなく気になる乾麺があったけど急かされて判断すらできない。同時くらいにレジに向かったおじさんがそんな子の様子を見てか、どうぞどうぞと先を譲ってくれた。ローソンから渡った通り、このまま真っ直ぐが家の位置ではあるけどどこまで真っ直ぐ続いているのか、通ったことのない道で、すぐ右手に環七が並行しているのを横目で確認しながら進む。まさに家に一番近い場所に出て嬉しくなった。今日汚れた服と朝洗いそびれたものをこの時間からも洗濯できちゃう気候。気持ち良い。さっき買った粘土で遊び。帰ってきた夫が暑いといって少しの隙間だった窓をさらに大きく開ける。そういえばベランダに吊るす虫よけを買いたいのだった。どうせなら子を連れて週末は子どもスタンプがたくさん付くツルハに行きたいと思っていた。ちびまる子ちゃんがはじまる前に行こうと、今夜は先週夫が買い置きしてきたチーズインハンバーグとオムライスのお子さまセットにするんだというのを条件に付き添ってくれる。ついに虫コナーズを使う時がきたと思ったら玄関用がなくてアースの虫よけネット。このアパートの基本装備かというくらい住人のほとんどの家に同じ物がぶら下がっている。ツルハのポイントも支払いも全てがスマホひとつで完結するようにしてから子にポイントカードとキッズカード両方を託している。子がカードを手にしてお会計を構えている。なかなかカードお持ちですかと聞かれず出すタイミングが分からないでいるようだった。やりたがる割には怖気付く。出して!と背中を押して合図して無事渡せてからはレジのお姉さんはスタンプカードを、あと2つでゴールです、とにこやかに返してくれた。急ぐ私達だけど街にはまだ小さい子どももたくさん出歩いていて、皆んなまるちゃん観ないのかねぇと二人で話しながら急ぎめに自転車を走らせていると通り沿いのマンションの一階に住む仲良しママ友がベランダで洗濯物を取り込んでいて声をかけてくれた。よくこうして人に出会っているとママは言っていたけど大体活動時間が同じなだけに私が会えるのは珍しい。お〜と片手をあげて挨拶。無事まるちゃん時間に帰りついたらそのママ友からLINEがきていた。そちらもついさっき帰ってきたばかりのタイミングだったと、そして環七沿いマンションのご自由にどうぞでレジスターおもちゃがあったよとのお知らせ。携帯を忘れて写真が撮れなかったけど我が子に良さそうだったと。なんと。今日私達はたまたま一本脇の道を走ってしまったし、やっぱり常に気になる子どもという存在が傍にいて個から遠い私達はスマホの管理が緩くなることがある。夫に報告すると見てくるわとハイエナ気質を発揮してすぐに出て行った。私は約束のお子さまメニューを作る。サザエさんが終わる頃になっても戻らず連絡もない。ダメだったのかなと思ったら帰ってきて、黙ってリュックからごそっとぼろぼろの箱を出してきた。中身のなんとまぁ立派なこと。コンビニレジセットらしい。レジ脇でお馴染みのホットスナックセットもある。レジはポイントカードをスキャンできたりお札が自動で挿入されていく。もちろんハンドスキャナーでピッとなって金額の音声が出る。電池も入ったままでメンテナンス無しですぐに遊べる。子のテンションは爆上がり。もう他のおもちゃ何にも要らないよ!と言ってしまうほど喜んでいる。うちはこういったCMにもなるような音が出たり電池で動く系のおもちゃを買ったことがない。ひとつあれば子どもが集中するのかもと思うこともあったけど、ほかに遊びが広がらずに飽きる気もしていた。でもやっぱり子どもは飛びつく。付属品が多少欠落していても本体こそが動けばそれだけで無限に遊ぶ勢い。写真を撮ってママ友にも報告。こんなスペシャルな情報ありがとう。彼女曰くはとにかく色が我が子らしいなと思ったとのこと。付属の小物に直に書いてしまっていた数字の形がどこか外国のもののようで、前の持ち主は海外の人だったような感じもある。すぐに捨てたりしないで譲っていこうとするのもそれっぽいなと思う。おもちゃをしまう場所に頭を悩ませてしまうけど、これは本当に良いものをいただいた。素敵な週末の夜。

子は明日は早く帰ってレジで遊ぶんだと言いながら寝た。明日は午前保育で、いつもならお昼を買って公園だけど、私がマスクの下の治療痕を晒したくないし、たまには何か平日のお昼に二人だけで特別な時間にしようよと元々言っていたから、さらにおもちゃがやって来て帰る理由になるのはよかった。隣りの部屋にいる夫からLINEが入る。自転車で10分の場所にスシローができるらしい。これは事件だ。もう全てが手に入ったんじゃないかと思う。