どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年5月8日〜5月10日

5/8

朝から夫と子がハッピーセットを買いに行く。2セット買ったらオマケが被らない気がする。私も食べるからといって2セット頼む。でも今朝は空腹過ぎて目眩がする。ハッピーセットを待たずに餅。買ってきたハッピーセットのオマケやっぱり被らず、しかもシークレットが出た。可愛いカップ。絵本をたくさん読んだり、ゆったり過ごしているうちに気づけば昼も過ぎていて、何をしていたわけでもないから食べる気力はないけどなんとなく空腹で、子と2人カップ麺の昼ごはんにしてみる。ダンスをやってるスポーツセンターの予約サイトからキャンセル空きができましたとのメールがきて、手続きしてみようと開いても出来ない。メールに戻ると何件も同内容の新着がある。これはもしかして、宣言が延びて引き続き休業することになったからセンター側でキャンセル手続きをしていて、キャンセル待ち設定をしている私に続々とお知らせが入ってきているんだと察して連絡。その通り、5月いっぱい休業と聞く。うちが予約できていた分もそのあとキャンセル返金手続きとなった。ちゃんとした習い事だと通常通りやっているみたいだから、こうなるとやっぱり定期の習い事をさせてあげたくもなる。でも預かり保育で穴埋めしてもいいかなという気も。

ようやく散歩しようかと家を出る気になってくれて4時すぎに歩きで高円寺へ。自転車だと通ることない緑道をずんずん歩く。平行して車の入れる道もあるところまで出た時、子が赤い実がなる木を見つけた。これはグミの実ではないだろうか。実家の庭にあって好きで良く食べたから覚えがある。人通りはないけどアパートが建ち並んでいて四方八方のベランダが向いているからちょっと人目が気になる。落ちてるものでキレイなのを拾おうと提案。木を見上げると、よく鳥に狙われず生き残っているなというくらい赤く実っていたりする。いくつか拾って洗うためにロスアプ側の水道のところまで行ったついでにカッパ様にもお供えする。お父さんに教えたいと興奮しているから連絡するとごっちゃんのところにいるという。店は閉めているはずだけど作業をしているのか。歩きだから北中まではちょっと行ける気がしない。けれど商店街まで出るとごっちゃんのところまで絶対に行くと言って積極的に歩く。北中まで来たけど夫達はいない。連絡すると沖くんの展示にいるとのこと。さすがに庚申通りまでは無理かと思ったのによほど実を見せたいらしく、ハシゴであがる部屋のところだよ?遠いよ、このずっと先だよ?と説明しても、大丈夫そこまで行くと言ってきかない。分かっていないんじゃないかと思う。帰りに疲れられたら困るから様子見するようにゆっくりと進む。そうすると、ここのお店でスーさんと会ったよねーとか前のことでも言い出して、位置関係や距離感も意外とちゃんと分かっているんだなぁと見直した。ドラマが見えたらもうすぐ。路地を覗くと夫にやまちゃん、ひかるくん、沖くんが外に出ていた。ごっちゃんは居なくなっていたけど、思ってたより人が多いことでむしろハイテンションになる子。ビニール袋に入れていた一粒のグミの実を取り出して皆んなに見せて、じゃあ今から皆んなで取りに行こう!と言ってぐるぐる回りだす。相当グミの実に興奮してる。皆んなはもちろん動き出すわけはなく、また二人で退散。ユータカラヤで買い物して帰る。ユータカラヤはガンガン買いたくなる価格で盛り上がってきちゃうけど現金のみなところが残念。こんなにグミの木に嬉しそうにするなら今度こそ摘むか、と覚悟を決めてグミの木に戻る。それでもここに来ると、実は近所の人なんかが世話していて何か言われるかもしれないと不安になって眺めていると、散歩なのか軽装で向こうから歩いてくるおじさんが私達と木を交互に見ながら近寄ってきた、と思ったら「グミかぁ?」と言って迷いなく手を伸ばして食べ出した。注意されるのかどっちなのか警戒して黙っていたけど途端に気が緩む。こんな街中のをそのままで大丈夫ですかね?と会話してみる。おじさんが毒味にはなった。そうだよねぇと笑いながらも、これこれといった感じに頷いて、ちょっとエグみがあるんだけどそれがクセになるんだよね、と木を見つめて赤くなっているものを選んでは次々口に含んでいく。いや〜知らなかったなぁ良いこと教えてもらっちゃった、ありがとうと何度も感心しながら、またねとおじさんは去っていった。またここで、と私もその背中に声かける。おじさんも驚いてたねぇ、よく見つけたねと子に言うとますますその気になって、まだお父さんとやまちゃんは来ないのかと皆んなで摘みたがっている。夫に連絡すると行く行くと言うものの30分は来なかった。もう行こうよと何とか諦めてもらって、二人で出来るだけ赤いものを4粒くらい摘んで歩き出す。最近、子が畑のポルカという歌を園で教わってお気に入りらしくよく歌っている。

いちばんめの はたけに キャベツを うえたら

となりの ひつじが むしゃむしゃ たべた

はたけの まわりで ポルカを おどろう

ひつじを つかまえて ポルカを おどろう

歌詞を絵にしてみたりするほど何度も歌っているものだから私も覚えてしまい、歩きながら替え歌をしてみた。

いちばんめの はたけに グミの木 うえたら

となりの おじさんが パクパク たべた

子が喜んで続ける。

はたけの まわりで ポルカを おどろう

おじさんを つかまえて ポルカを おどろう

二人でリピートしながら歩いているとようやく夫がやって来て一緒に帰る。せっかくだから私はスーパーに行こうと家の前から一人さらに先まで行くことにしたけど辿り着く前に後悔するくらいスーパーが遠く感じる。今日は長く歩いた。

 

5/9

天気良すぎ。予報だと29度とかにまでなるらしかった。洗濯物を干そうとして子の靴下を片方下に落としてしまう。よくよく考えたら一階が庭になっているのがこちらにとってはデメリット。誰のスペースでもないなら自由に取りにいけるのに。子もお気に入りだったのにと言うし、もちろん私も諦めきれない。上から見ると落下場所が明らかではないし、探してもらうことになってしまうかもと少し気が重い。救いはネパールの人の大所帯で、いつでも誰かしら家にはいるだろうということ。早速取りに行く。階段からすでにほんのりとスパイスの良い香りがしてドアが開くとふわぁ〜っと一気に漂ってきた。子の靴下の片方を持って、これがあるはずなんだけどと話すと思ったより早く持ってきてくれた。本当によかった。申し訳ない。何度もありがとうと手を合わせるけど本当は、いい匂いだね何食べてるの?と聞きたいところ。昼前から今日こそ容れ物を持ってグミの実を摘みに行く気満々。そして途中にある、ふわふわオムライスが人気の店が並んでいなければ食べてみようかという話に。テレビ番組が何度もきている有名店で土日には若い子がたくさん並んでいたりするけど一度も行ったことがなかった。子が最近興味を持ち出してその気になってる。夏日。うちから信号を渡ればすぐにそのオムライスの店。まだ昼前で余裕で入れるようだったから食べてみることにした。こじんまりとした店で、ご主人が作り奥さんがホールをしているのだろうと思う。六卓ほどの店で二組しか客はいないけどすでに奥さんも忙しそうに奥に引っ込んだり人が来たら検温のために出てきたり。ふわふわオムライスが珍しいということでよくテレビに出てくるけど実はカレーの方が気になる。でも子どもと二人で二品はちょっと自信がない。子どもにはキャラクターのコップで水を出してくれたけどお子さまメニューが用意されているわけでもないし、ふわふわオムライスとサイドメニューをひとつ頼む。オムライスのふわふわは味のついたメレンゲで見た目のインパクト勝ち、全体的に味は大人っぽく子どものウケはいまいちだった。サイドメニューを美味しいといって頬張る。やっぱりこれくらいの頼み方でちょうどよかった。最後に風船は何色がいい?と奥さんが聞いてきた。子がピンクを選ぶ。風船の入ったカゴを覗くと長細いチューブ型の風船。どうするのかと思ったら奥さんはプシュプシュと空気を入れて手際よく風船を捻り出した。快活な女将さんというより物静かに配膳をしているような人の印象だっただけに、こんなエンターテイメント性とのギャップに呆気に取られていると瞬く間に犬が出来上がった。恐るべし。最後は必ずご主人も調理場から少し顔を出して挨拶をしてくれるらしかった。街の洋食屋。奥さんのバルーンアートだけ突然スイッチが入る感じが可笑しい店。びっくりしたねぇと話しながら店を後にする。こんなのが貰えるお店だとは知らなかったよ〜と子も嬉しそう。下手なオマケよりバルーンアートは子どもには特別。今日子どもが着ているワンピースの花柄が気候にもぴったりで眩しい。大きいからいつになったら着れるか分からないなと思いながら去年の秋のはじまりにフリマで手に入れた。子ども服は微妙なサイズ感とかメルカリで判断するのが難しい。やっぱり出合って手に入れるのが一番手っ取り早い。本当に早く再開してほしい。緑道の水道で手を洗う。アルコールばかりしてると手がベタついて気持ち悪い。水で流す清涼感は段違い。河童に昨日お供えした花と実がもう無かった。小さなザルを持ってきたから今日こそグミを摘みまくる。一見赤い実がたわわなようだけど、ひとつひとつをよく見るとまだ赤さが足りていない。もっと陽の当たる上の方も採りたい。夫に連絡すると今日こそやって来た。やまちゃんも昨日の夜に来たらしいけど場所が分からなかったとのことで夫は写真を撮って教えていた。今日の実りでは充分に摘んだ。街中まで歩く。良いアイスでも食べたいねといってサーティーワンへ。何か飲みたいとも言っているしクーポンがあったからポッピングソーダにする。座れる場所を見つけてそこで飲ませる。お父さんと子どもがカーネーションを手に通り過ぎていく姿を何組も見るけど少し寂しいことに我が家は誰も反応が無し。食べ終わる前に夫は別行動になってどこかへ行った。それなら自分で自分を労ろうか、というようなことでもない。誕生日みたいな特別な日というのともなんか違うような。なんだろう母の日って。母は1日にしてならず。日々の積み重ねで母なのであって、だからこそ今日も私といるのが子どもなのであって。珍しく早い時間にこっちまで来たからしげくに屋のバナナブレッドでも手に入れて帰ろうかと思うも子に早く帰りたいからどこも寄らないと断られる。夫にその旨を伝えてまたグミの下を通りながら帰路につく。ロスアプの外で山辺さんがタバコタイムしているのを見て、いつのまにかそんな時間だ。と、子に少しだけあの店寄っていいかと言うとこれにはすんなりついてきた。373の展示、久しぶりに色んな絵をみた。緑道でひと休みしたりしながら環七、滅多にここを歩かないから歩道橋から渡ってみる。信号の向こうに夫がちょうど戻ってきた。そのまま仕事に向かうといってしげくにのバナナブレッドを手渡してくれた。もうこれが母の日だなという気持ち。

早くから家を出て昼間から家に帰れる休日気持ちが良い。もう乾いた洗濯物を取り込もうとベランダに出て下を見ると、一階のうちと反対側の部屋の人も洗濯物を何かしていてその脇では当たり前のようにこの辺りの地域猫が行き来してくつろいでいた。もう飼ってるも同然の雰囲気。全住人がこれくらいの緩さならいいのだけど、まだ会ったことない人がほとんどで同じ建物を共有している不気味さ。

夕方、夫が戻って今日はついにカーペットを外した。ランドリーに洗いに行ってもらう。私達も今度は自転車で家を出る。あちこちまわってからツルハへ。今日の買い物でキッズスタンプが貯まる。プレゼントは定番のキャラクターティッシュとのど飴のセットだけでなく今回はパッチン留めもあり。断然その方がいいだろうと思ったのに子はいつものプリンセスソフィアのティッシュを選ぶ。私ならパッチンにしたなぁと感想として希望を言ってみたら、パッチンに飴がついてればよかったんだけどね、とのこと。口に入るものならのど飴でも欲しいわけだ。花より団子。夫がやってくる。皆んなで西友で買い物。ウォルマートカードで割引になるのをセルフレジ画面で夫にも見せて満足する。

夕飯を食べながらサザエさん。当然母の日の話をやっていて、子が母の日やらなかったとボソリと言ったけど私からは何も言えることはない。

 

5/10

なんとなく今朝は早く準備が整って早く出る。私も絵本の片付け当番があった。10時前に終わったからオオゼキには寄れず。今日は午前保育の日で、お昼はゆっくり何か食べに行ってみようよと昨日から話していた。平日にこっそり特別な時間を過ごせるのもあと数ヶ月と思ったら毎日同じように遊んでるのは勿体ない。そして明日からお弁当がはじまるのにお弁当のない今日まで作りたくない。子は賛成してくれていたけど今朝は、うーんやっぱり遊びたくなっちゃうかもしれない、と困ったように言っていた。とにかく迎えも自転車で行くことにする。あの様子だと結局寄り道することになるだろうなとレジャーシートをカバンに忍ばせてお迎え。ごはん食べてから公園に行くのもいいんじゃない?と一応提案しながらのろのろ園から出てみたけど、もう折り合いつけるのも面倒になっていつも通りに過ごすことにした。コンビニとオリジンでお昼を買う。皆んなとレジャーシートを並べて公園遊び。最近池に子どもの鴨がいて見物人が群がっている。じゃぶじゃぶ池のほうに公園の管理事務所の人が塩素検査にやってきて、といっても私はなんなのか知らなかったけど我が子にはもうお馴染みで、このマジック見よう!とお友達に言ってしゃがみこんでいた。大きくなったら公園の人になりたい、皆んなのスーパーヒーローだからと前に言っていたのはこういうことか。

公園からの帰り道に八百屋に寄る。あれこれ野菜を手にしてると、今日はたくさんだねぇ!まいど!とおばちゃんが威勢よく声かけてくれる。明日から一年振りにおかず入りのお弁当がはじまるんですよーと私が話すと同時に子も明日からお弁当なんだ!デザートも持っていっていいんだよ!とおばちゃんに話して、おばちゃんはこれまで弁当規制があったことに驚きながら、良かったねぇ野菜いっぱい食べてね!と返してくれる。家でおやつにしながらプラザでも行く?と話していたらちょうど仲良しママ友からプラザ行く?と連絡。沖縄から帰って来たばかりで少し気になる。でもマスクをして話しているのだし、そんなことあるわけないなとも思う。歩きでプラザへ向かう。子どもの今日の布マスクがすごくズレる、このマスクをしてきたことを後悔。でも相手がしっかりマスクしているし気を大きくもつ。そんなことばかり気にしていたら子が大きなクッション積み木から落ちたことに気がつかず、大泣きして駆け寄る。目の上を床に打ちつけたらしい。先生が冷やすものを貸してくれて最後は少し元気に滑り台もしていたけど、いつもよりは大人しく帰る。ママ友からはちんすこうなどのお土産をもらう。私もシルバニアに出かけて道中は罪悪感があったと話すと全く同じで、人目を気にして今年はとにかく焼けないようにしたとか、旦那さんは一応会社にお土産を買ったけど空気を見て出せなかったらしいという話をきく。

夕飯の時に子ども向けお笑いネタ番組。昨日もネタ番組を観て私と同じように笑った。最近子がお笑い番組が好き。夜のニュース。もう五輪がどうこうで揉める前に今の今を誰かどうにかしてくれよと思う。