どうにもならない日

こんなはずじゃなかった2020年からの生きる記録

2021年8月5日〜8月8日

8/5

暑い。毎日暑いけど、なかでも今日は殺人的暑さ。オリンピックのスケボーを観ていたけど子も飽きてきたところで朝のおやつにしながらアマプラでチンプイを観はじめる。昼くらいにママ友から連絡。近くの公園の川遊びをしているけど人が少ないとのこと。この暑さではそれはそうだろうな。一応、子に水遊びするかと聞くと明日の預かり保育でプールやれるからいいと一度は断ってきたけれど友達がいることを言うと途端にやる気になって家からスイムウェアを着込んで暑さ対策もして公園へ向かう。今日は朝から、高円寺のホールで行われる阿波踊りのことについて連絡を取り合っていた。今年は当然路上での阿波踊りは無く、ただほーではいつもより多く開催するようで、そのチケット発売が今日から。ママ友は観に行くんだと前々から意気込んでいて、それでもうちは当然そんなつもりはなかったけど、最近子が影響されてか自分もホールでいいから阿波踊りみたいと言い出している。その場でサイトを開いて一緒にチケットを取る。私達皆で近くの席は取れず、むしろ家族すらもバラバラの席で、でも同日の同じ時間帯では一応取れた。しばらく遊んでお昼ごはんも食べていないことだし帰りを促す。気がつけば小学生のグループなんかも遊んでいたり人は増えてきていた。そのなかに阿波踊りをやっている知ってる子がいて、連を聞くと今回のステージには無い連だった。地元連が全て参加しているわけでもないらしい。ママ友と別れてスーパーに寄って今から食べる惣菜なんかも買って帰る。食べたらもうスポーツセンターのダンスの時間だ。やっぱりダンスは楽しそう。振り付け以外の動きにはゆずやらオレンジレンジやら曲は色々だけど今月の課題曲はB'zのウルトラソウル。そんなに音量が大きいわけではなかったけどスピーカーに近い子どもが耳を塞いでいた。けたたましさは幼児にも伝わる。今日の東京の感染者は5000人超えと速報が出で気が重くなる。西友に寄って帰り。東京の状況が不安になり過ぎて、今日チケットを取った高円寺のホールまで気になってきて問い合わせてみる。席はどれくらい離れているのか、どれだけの密度なのか。声を出したりは絶対にないのか。席はひと席開けて上から見たら市松模様のように設定してますと言う以外は声援などの禁止も何もない。マスク着用をお願いしてるので、とそれ以上はそれぞれに任せるといった感じ。分かりやすく見た目だけ対策して、現場としてはたいして考えられていないような、それでいて開催するというのは収益さえとれればいいとしているように見えてあまりいい気はしなかった。最悪阿波踊りに寄付したつもりで行かなくてもいいかなという考えにもなった。ツイッターでスーパーやコンビニの感染状況のまとめサイトを目にする。去年のコロナのはじまりからたまにこういった地域名の出る感染一覧をみるけど滅多にこの辺りの地名を見かけない。一年の間にぽつぽつとあるにはあったはずなんだけどこうしてみると区内でも圧倒的に少ない。行動範囲が近辺の人しかいないエリアなのかなと思うとほっこりする。母親からメールが来て、ようやく二回目のワクチン接種が終わって38度の熱が出たとのこと。解熱剤のんでよかったんだよと返信すると、カロナールを処方されてたけど38.5度ぐらいになったら飲むようにと言われていたから飲まなかった、とのこと。岡江久美子を思い出す。熱で抗体がつくられているんだとしたらむやみに下げていいのか気になるとこだけど問題ないとされているはず。なぜに年寄りにそんな我慢を強いる一言を付け加える必要があったのだか。私の叔父の奥さんの妹さんが地元の大塚でコロナ感染したらしく、両親まで感染して二週間入院しているとのことも報告される。これだけのことになっている東京で、日頃繋がりのない親戚が急に身近に感じた。お風呂の準備している間にゴミ出し。明日は待ちに待った粗大ゴミの回収もある。ようやく。一階の角に猫がいてこちらを見ていた。ひと通り出し終わって階段をあがっていると途中でうっすら子どもの声が聞こえて、うちのアパートの縦列は皆小さな子どもがいるから特別気にしていなかったけどうちの前に着いたらはっきり弱々しい泣き声。ドアを開けると玄関を向いて廊下に泣いてる子がいた。夫もいるのにどうしたことか。と思ったけど子どもにしてみたら同空間にいないと存在がない。夫はいつもいないのと同然だった。猫がいたから見てたんだと言うと子も見たいとのことで二人でまた外に出る。さっきの猫にはもう出会えず、アパートのなかを一周しただけだけど夜のお散歩楽しい、と子は言っていた。コロナの世界になって、夜の外気に触れることは子どもがいると特に、悪いことのような感覚になって、少しでも暗くなろうものなら人目につかないようそそくさと家に飛び込んでいた気がする。子は街の灯りを見渡して宝石を目にしたような声をあげて、ちょうどマルイのマークの明かりが消えるところをみてマルイが終わったねと言ったり、街を噛み締めていた。そしてまた夜のお散歩したいという細やかな願いを口にしながら部屋に帰った。

 

 

 

8/6

早寝のせいで目が覚めたり寝ねたりを繰り返し何度目かの目覚めの朝4時、セミが鳴き始めていた。子のブームのリボンの新体操が今日オリンピックでやる。午後から預かり保育で、それまで新体操を観るもなかなかリボンがやらない。観てるあいだはフープとボールだけだった。

1時。預かり保育は着いたと同時にプール遊びがはじまる。私は本当はこのタイミングで新美にファッションインジャパンを見に行くつもりでいたけど、感染者数増加で医療崩壊と言われる東京で地下鉄を使ってまでむやみに動き回る気になれず諦めた。9月はまだ先だからそれまでどうにかと思ったけど結局どこかで思い切らないと状況は変わらずこのままのような気もする。しかたなく島忠など中野へ出かけるつもりで自転車を走らすけど暑い。くじけてマルイに立ち寄り。裏口から入ってすぐの催事スペースで他マルイでもやっているキャラクターショップがやっていて、これは後で子を連れてこようと思う。カルディで買い物して無印で買ったルイボスティーを飲みながら木陰に座ってしばし休憩、さて行くかと思うけどやっぱり体がしんどい。島忠は諦めて引き返す。オオゼキで買い物。惣菜コーナーが8月から変わったとかで、これまで見かけなかったような惣菜などが並ぶ。今日の特価で333円の鶏肉の弁当を話題にするつもりで夫に買っていく。子が残した昼ごはんを食べたりうたた寝している間にお迎え。これで夏休みの預かり保育は終わり。ラストまでだったからお友達と出てきて満足してくれていた。テンションの高いまま中野へ向かう。キャラクターショップだよというだけではまだ半信半疑だったけど、店を見るなり子の顔はパァーっと輝いて、あっちこっちとチョロチョロ見て回る。キャラクターショップといっても、有名なキャラグッズの他に名もないイラストの描かれた雑貨や食べ物に見立てた文具だとかがあって、時代に相応しくない洗練されていないファンシーショップという感じが思った以上に子どもには大好評。垢抜けなさ代表みたいなにおい玉や哺乳瓶に入ったグミのような消しゴムをあれかこれかと選ぶ。そしてこういう場所に寄ってくる人はまた世間と少しずれてるようなところがあるもので、マスク無しでガサゴソ買い物する女性や大声を張り上げて子どもと会話する巨漢の母さんとか、ちょっと不安にもなった。わけのわからないダサいものを買うことで子のテンションは最高潮だった。スーパーの2階とか商店街の洋品店とかダサければダサいほど子どもが見つけだして喜ぶのは何故だろう。

夕飯のあと無性にだるい、不調。だから早くお風呂に入ろうと言っているのに子はテレビの前から動かなくて、それならいつ帰るか分からないけどお父さんとお風呂入ればと言って突き放しても「そうする〜」と軽く言われてぐったり。夫にその通りにLINEしても無反応だから本当はどうにかお風呂に入ってもらわなきゃ困る。思い通りにいかないテンポを修正するのにいちいちエネルギーがいるけど、敏感にならなきゃそこで挫けることでもなく力尽くで進める。夫はこんなちょっとしたとこでもめげちゃうから暮らしの一部にできないんだろうなと思う。結局お風呂を出てからも帰らなかった。小田急線殺傷事件。ただでさえコロナの不安があるこんな社会で人が揉みくちゃになったんだろうなと思うと胸が詰まる。

 

 

 

8/7

今日のオリンピックも新体操でリボンを観れる。100均で買ったカシャカシャのリボンを引っ張り出して振り回す。子は昨日のキャラショップがだいぶ気に入ったようで、今日も行こうよとねだってくる。やることに尽きてもいるから目的がある行動するのは楽だけど、そこに関しては昨日充分買ったはず。いま心残りな物があるのかというとそうでもないらしく、ただもっと何か欲しいというだけっぽい。ここは心を鬼にして拒否すると、夫にねだりに行き、郵便局行く用事があるから付き合ってくれるならいいよと簡単に二人で出て行った。しばしの一人時間。いつ飲むんだかと買っておいたマウントレーニア、今でしょとばかりに飲む。冷房のつけた部屋は一人だと寒いくらいで、部屋の境目に座り込んでマウントレーニア。子がドタバタと階段を上がってくる音がかすかに聞こえてゆっくりドアが開く。太子堂でお菓子とマックのハッピーセットまで買ってきて上機嫌だった。お菓子は今度のお友達との夏祭りで皆んなに配るためらしく、駄菓子をいくつか人数分買ってきて自分で袋詰めするのを楽しみにしていた。早速お菓子セットを作る。夏祭りをそれはそれは楽しみにしている。カキ氷のTシャツを着ていくんだと服まで決めている次第。

子が買ってきた雑貨のひとつがサンプルだった。それでも未使用だからいいのかもしれないけど、どうせ買い物に行きがてら一応交換しに行こうということになった。今日はドラえもんもやるし、その前に帰りたい。まずは交換へ。それが最後の一個だったようで店員さんのお姉さんも優しく、違うのに変えていいよ〜でもこれも新しいものだから大丈夫だよ〜と、そして他のとの違いを子に丁寧に話してくれた。結局子は話を聞いて他のものを選んだ。高円寺へ移動する道端の軒先でフリーマーケットをしているお家があって、子どもの浴衣が目に入り自転車を停める。神楽の稽古で浴衣を使っているけど、二年前にあつらえたものは詰めていた分をほぐしてももう小さいくらいだった。浴衣は子ども用といっても少し大きい子向けで寸法が合わないのは一目瞭然だった。この人は和物を好むんだと思ったのか、お店のご婦人が和柄の万華鏡みたいな見た目の糸電話を、よければこれどうぞとくれた。子は糸電話にピンときていないようだったけどとりあえず頂いた。高円寺まで来たのは土曜のツルハ、ポイントをたくさんもらえる。ゴミ袋を買ってキッズスタンプもたくさんもらい、業務スーパーでも買い物。ドラえもんがはじまっちゃうから急いで帰ろうと自転車走らせ環七で信号待ち、と同時に家の手前でモクモクと黒煙が上がっているのが見える。火事。こちらから見ると家の位置感覚がわからなくて心臓がバクバクだった。煙はすごく下に数人見上げている人だかりはあるのに消防車は来ていない。この人達はただの野次馬で呼んでないのかもしれない?呼ぼうか、でもその前に、家にいるはずの夫に電話、うちは!大丈夫なの?!と声を張り上げて聞く。えっ火事なのか、なんかさっき衝撃音みたいなのがあって、環七の事故かなと思ってた、うちはマンション挟んでるところだからなんともないよ、と言われてようやく落ち着けた。というところで消防車の音。通り沿いの左手からやってくるのがここからは見える。ちょうど信号も青に変わって、音はするけどまだ来ないと思った人は横切っていくけど、私は目的地が分かっているだけにそちらこそ早く到着してほしいから待ち構える。無事私も青のうちに渡り切って見上げると煙の上がる建物から消化器を持った男性が駆け降りてきたところだった。なるほどうちまでの間には建物2件挟んでいた。いつもはその火事の通りからいけるところを、坂を登りきって上から駐輪場に回る。階段を上がって家まできたところで隣りのばあさんも様子を見に出てきて火事はどこなの?と聞いてきた。火事マンションの向かいのマンションの人がベランダから覗きこんでいるのも見えて、あそこの向かい側だと説明する。見渡すと近くのあちこちの建物から人が顔を出していた。うちのアパートからも一階、二階の人と外に様子見に出て行っていた。人は何ともなかったようでよかったです、と二階の人が戻って来ながら私達に報告してくれた。みると環七挟んだ向こう側にママ友親子がいて手を振る。まさか見に来た?なんてわけはなく図書館の帰り、ただ消防車の音が近かったから野次馬的に回り道したらうちの前に消防車が止まっているから驚いた、とのことを遠くに姿を確認しながらLINEし合う。「図書館へ行ってたのー!」という子どもの声が喧騒を飛び越えてこちらまで届いてきたのにはびっくりした。結局ドラえもんどころでは無くなってしまった夕方。

夜、寝る前に突然子が泣き出した。私がいて自分がいて、その脇にお父さんがいたはずなのに、なんで全然一緒に寝てくれないんだとシクシクしていて、自分の感情だけで振る舞っている夫を責めたいとこだけど私が原因なんだから何も言えない。何も言わずにぎりぎり今の状態を保っているだけで、余計なことしたら子をさらに悲しませることになりかねない。

 

 

 

8/8

台風がきているといわれていたから神楽の稽古はどうなるかと思っていたけど、昨夜普通に稽古場所の連絡があり。予定通り今日稽古で来週が休みということになる。朝から何度も雨の様子を伺うも弱まる気配はなく電車で行くことにして、テレビのガールズ戦士シリーズが終わると同時に家を出る。地下鉄で南阿佐ヶ谷まで。地下鉄出入り口からビルの間と、風が強くて傘を庇いながらスタジオへ。広いほうの部屋だと大人も一緒に基礎の動きの稽古をすることになっている。子どもの後ろに並んで真剣にやる。子はいまいちテンポ悪くうまくできていなくて一人だけ先生につきっきりで指導されるけど、本人は楽しいと言っていた。帰りもまだ雨。今日はミスドを買って帰ろうと決めていた。隣りのばあさんにもらったサービス券を使って4個買って5個持ち帰る。日曜午前11時半頃の上り電車だけど人が少ない。雨だからかコロナだからか。帰って昼ごはんからの遊び。体調しんどい。気候のせいか周期のせいか。

尾道からマルさんが高円寺にポップアップをしに来ていて、最終日の今日は友人のケイちゃんも出店している。久しぶりの人達にまとめて会えるチャンスだから、夕方頃一人で出かける。西友の通りで偶然いつものママ友に遭遇。そちらも美容室帰りの買い物途中で一人。彼女こそ今から行くサブストアはお馴染みで、一緒に行く?といってみると、気になる、けどアイスを買ってしまった、とのことで別れる。こんなバッタリがあるからこの街をやめられない。お腹の調子が良くないし、サッと帰ろうかなと思っていたけど、ケイちゃんとゆっくり話せるし温かいお茶を飲んだら落ち着いた。皆んながこうして前向きに行動できてることで頭が混乱してくる。マルさんは今回奥さんと来ていて、彼女は病気したことある身体だけど、コロナが猛威をふるう中よく東京までやってきたなぁと思う。移動はどう?と聞いてみると人は少ないし誰にも会わずにここまでこれた感じ、と言った。でも東京怖くない?と私が言うと、でもあれは若い人達のことでしょう?という感じで、地方にいるとそんな認識なのか。私はここにいる知り合いだけでも接していいのか戸惑っているし、私の知らないマルさんの知り合いがやってくるたびにビクついてしまう。ケイちゃんの友達が来たところで入れ替わりで帰る。明日のお友達との夏祭りに向けて丸ごとスイカの安いところはないか、中野の青果店まで見に行きつつ家までの帰り道、駅の近くで前の家の向いの部屋だったおばさんに遭遇。これまでも顔を合わせては引っ越しの話をしてきた。今日はなんと決まったと言って、このすぐ近くのマンションとのこと。この人の隣人は新高円寺へ、同じ階だった猫おばさんファミリーは娘さん家の方に引っ越して行ったとのことだったからそれはおそらく方南町。猫おばさん、この辺りの公園の地域猫にもごはんをあげたりしている人だったけど、もうこっちまではやってこないだろうな。この向かいのおばさんとはこれからも顔を合わせる付き合いになりそうだ。話している間に6時のチャイムが鳴る。家に帰りつくとアパートの階段に子の姿。一階からはネパール家族の赤ちゃんがあやされながら子を見上げていて、ほのぼのしている夕暮れだった。けど、子は私がいつ帰るか心配で待ちきれなくて外を見ていたんだとのこと。夕方に離ればなれになることは随分と久しぶりだったから、夜が近づくにつれて不安になってしまったのだとして、夫はいつも通り自分は画面から目を離さずに子にも動画を与えるだけで相手にもしなかったのだろうなと想像ついた。前ならそれに対して指摘をすることもできたけど、生活のために仕事をこなさなきゃならないんだと言いだしかねない雰囲気になってしまうことを恐れていたし、今だと言おうものなら、一度は別居と言ったんだから同じ家にいるだけマシだろうという方向にいってしまったら何とも言えなくなる。日頃から弱音を吐けたり会話ができるはずの人がいない状態というのが不安でたまらない毎日である。

2021年8月1日〜8月4日

8/1

今日から月謝払いの神楽。そのあと馬橋公園の水遊びに行こうという計画で、浴衣など神楽の稽古道具と水遊びセット、荷物を溢れさせながら稽古へ向かう。最近慌てていくけどいつも一番乗り。本番が終わって皆少し緊張感が失せたようだ。神楽を誘ってくれた元からのお友達こそ今やる気がないモードらしくて8月はやらないことになったらしい。うちは逆に今月だけにするつもりでやることにした。月謝分のお金を崩しそびれたので着替えなど済ませてから外に出させてもらう。用事のあった郵便局でお金を作り袋に納める。戻ったらまだ最初の挨拶の仕方を仕込まれていた。礼にはじまり礼に終わる。私も剣道をやっていたからわかるけど、日本の伝統芸能ごとは礼節を重んじるものでもあるから、この礼をする姿勢ひとつにも作法が厳しい。稽古も本当はすり足ばかりで一時間でもいいくらい大事なことだけど、それだけでは飽きてしまうから他のことをやりますと先生は言って今日は鈴を中心に習う。最後は本番でやったヤマタノオロチをあらためて場面の解説をうけながら動いてみる。やはり説明があるだけで動作の理解はだいぶ深まる。最後はまたきちんと礼をして終了。無事月謝を払ってまた来週。馬橋公園へ直行。スナップ付きバスタオルが届いて使えることを子は水遊び自体よりも楽しみにしているようだった。人はそこそこ多い、けどラッキーなことにまだ日陰のエリアが空いていたので腰を据えて遊べる。やっぱり水鉄砲がないと持て余す感じはありそう。ビニール袋を渡してそれで遊んでもらう。途中、滝のように流れるところに登ったり。日陰にいればさほど暑さは気にならないもののとにかく空腹。買い物して帰ろうと思ったのに今日こそジョナサンが食べたいとのこと。お子さまセットはクーポンでお菓子を買うより安いからいいけど、自分も空腹だと困ってしまう。でも日陰から一歩出たらすぐに休みたくもなる陽気、ジョナサンへ向かう。ボックス席なのは安心。でもここ最近の感染者数を思うと気が気じゃない。お子さまおにぎりランチセットをおにぎりじゃなくフォークで食べるよう言い聞かせる。私はどう腹ごなししようかとメニューを見ると、オリジナルメニューだとだされたチキンのセットがクーポン使ったドリアよりも安いし美味しそう。半分の食パンもフォークで食べることにする。実際運ばれてきた料理はボリュームのあるフレッシュネスバーガーのような満足な品だった。日曜のランチ、父親と来ている女の子ばかり目につく。うちもそれは子がおねだりすれば良いよと夫は引き受けるんだろうけど、そういえば自分からは言い出さない。赤ちゃんの頃は子と過ごしたい欲が隠しきれなかったけど今はどういうつもりなんだろうか。いるだけでいいという感じなのだろうか。いるだけで、どころか別居でも良いんだもんなぁ。と、そんなほのぼのした親子と自分を比べて少し悲しく思いながら、通路を挟んで斜め向こうの女性二人組が目に入る。一人がパフェを頼んだようで運ばれてくると堪らないといった表情でパフェを食べていた。かと思うと、そのままのスプーンでアクリル板を避けながら向かいの人に食べさせた。見てしまった私が焦る。家族同然の付き合いなのかもしれない。でも今はたとえ家族でも警戒しあわなきゃならない時なのに。それか自分が人を信用できなくなっている嫌な奴なだけなんだろうか。自分すらも信じられなくて、少しでも喉が痛いと不安になってる。そんな落ち着かない環境でしっかり二人分注文すると食べきれないほど。パフェの女性が後から来て先に帰っていくくらい食べ切るのに時間がかかった。今日は夫が2回目のワクチン接種がある。あんまり用心しないし段取りしないところがあるから、こっちでスポーツドリンクやゼリーを買っておこうと思っている。買い物して帰るため裏道を抜けて街中にでる。途中いつ行っても寂しい公園の前を通ってミストシャワーが出るか試してみたら、出る。街にシャワー的なものがあるだけで子は嬉しがるから私も嬉しい。4つのシャワーを順繰りにプッシュする。気持ちいいけど、とにかく暑い。この公園はなぜひと気がないかって日当たりが良すぎるうえに日除けできる死角が一切ない。これは誰かがミストを出してる脇を通りすぎる時に感じるくらいがちょうどいい。子には何とかやめてもらって、業務スーパーで買い物して帰り。休日なのにそこまで混んでいないのが珍しいと思った。午後3時。帰ると夫がいない。早速出歩いているのかと思ったら動けるうちに買い物して帰るとのこと。スポーツドリンクはあることを伝える。

SNSをみると自分の日常的な行動ですら後悔するほど怖くなる。何もできない。

今夜はこないだまちおかで初めて見つけた居酒屋セットという子どもビールを飲むことを子は楽しみにしていて早い夕飯。居酒屋セットはビールの素とカップ2つ、柿の種チョコのおつまみが付いている可愛いセット。悪ガキビールより泡立ちがよく本当に美味しそうに見えた。結局夫の体は動けるらしく夕方からまた外へ出ていったりしていた。

 


8/2

朝、子の方からパンツが濡れてると申告。はじめてのお漏らしか、でもその割には布団までは濡れていない。汗なのか、またはおしっこが出るとハッとして起きたのか。すぐに洗濯したり布団を干したり。今日もひたすらまるちゃんを観て過ごす。空模様が怪しい午後。洗濯物などを取り込んだら急な雨。ギリギリセーフだった。雨は夕方に再び降るらいから止んでいるうちに買い物に出ようと一応縄跳びも持って外に出る。途中の公園で縄跳び。うまくなってきた気がする。雨を感じて急いでまずは八百屋。やっぱり野菜を揃えるのは月曜。それからスーパー、買い物を終えたらまた強めな雨。今日はそんな感じの冴えない一日。せめてものイベント的に夕飯はホットプレートでお好み焼き。

寝苦しい夜。猫の鳴き声が耳につくから起き上がると夫の姿がない。どこか出掛けてるのかと連絡したら静かにお風呂に入っているだけだったらしい。ドアを開けると猫が落ち着いたように鳴き止んだ。

 

 

 

8/3

今朝は歯科。2回目の洗濯を干すのは後にして予約の10時に間に合うように行くも20分くらい待つことになってしまった。でも与えられた一人時間だからあまり気にはなっていないけど、受付の人や先生は何度も謝ってきた。前の人が抜歯だったんだけどなかなか抜けなかったとか。そんな立派な歯、羨ましい。今日こそ11ぴきのねこ展へ行くことにした。暑いからバスを使って行くかといってもやはり不安がある子は自転車で行けない?応援するからさ、とのこと。マップを何度もみてルートを確認。行けなくはないから頑張ることにした。しかもその前に公園で縄跳びをしていくとも言い出す。そっち方面に走りながら寄れる公園は結局馬橋になりそう。お昼時でお腹空いたという訴えも聞いて、本田さんの店の隣でみたらし団子を買って馬橋へ。縄跳び。13回続けて跳べるようになった。満足してくれたのでいよいよ練馬へ。日陰の通りが全く無く照らされたまま到着。美術館の外の広場にはカラフルな動物のオブジェがあって気分的には楽しいけど余裕なく暑い。平日の日中、水丸展よりも混んでいるのが分かる。おばあちゃん世代でも一人で来てるような人もいて、それだけでも馬場のぼるの活躍の歴史を感じた。幼少期からとにかく絵が上手い。親交があったという手塚治虫と並ぶほどに漫画も上手い、そのうえでの絵本。見応えすごいけど11ぴきのねこの原画コーナー以外は子の進むペースの速さといったらない。仕方ない、想定内。グッズ販売スペース、ここが一番混雑するのもすでにSNSで分かっていた。子連れよりも年配者が多い。私は逆に馬場のぼるのイラストや話は好きだけどグッズにはさほど関心はない。子はへんなねこの宇宙ねこのぬいぐるみを欲しがるけどそれよりもここでしか買えないものにしようと誘って、絵本の表紙ままデザインのミニノートを絶賛して盛り上がりその気にさせる。でも本当に、絵本作家のグッズはみんなこれを製作すればいいのにというくらい嬉しいグッズだと思う。子はこのノートに自分で11ぴきのねこの絵本を描く!と興奮して、好きなお話の2冊ノートを買う。私も展示に来たら定番になりつつあるハガキと限定のメモ帳を買う。出口のところで子の名札シールを作った。名前だけにしたらちょっと寂しい感じになってしまったが。再び外のオブジェで少し遊び。駅前のマックでハワイアンパンケーキとブルーハワイフロートで休憩。人を避けていたら冷房がガンガンの席に座ってしまい、パンケーキをささっと食べてフロートを持って出る。滅多にこない土地でこのまま帰るのはもったいない気もして公園を探す。たどり着いた公園は広々としていたけど遊具の場所は太陽が照りつけていて、こんななか遊ぶ子どもなんて他にはいるわけがなかった。けど珍しい遊具に子は挑んで遊び。暑いから良くないと声をかけ続けてどうにか終わる。11ぴきのねことへんなねこの絵本、やっぱりどうしても今日欲しい、自分で作るのにも必要なんだと言うので古本で探すことにした。少し値ははるけどあるはず。こないだまで高円寺でやっていた古本市では安かったけどあまりに古かったからやめてしまった。練馬のブックオフに行く。へんなねこの話は無し。野方に移動するも古本屋は見当たらず。高円寺、サンカクヤマ。子が少しウトウトしていた。サンカクヤマはその古本市に出していて、もしかしたらあれがそうだったかもしれない期待をして棚を見るけど11ぴきのねこ自体無し。さて困った。新品で買えば早いけど、ここまで買わずにきたのに今さら新品て、といまいち納得がいかない。今日じゃなければメルカリでいつでもあるしと思ってみたけど、ちょうどこうして展示をしているようなタイミングだとすでに売り切れ。せっかくここまで帰ったけど、この辺りでは広い阿佐ヶ谷のブックオフまで足を伸ばす。も、無い。最後に新高円寺ブックオフ。やっぱりへんなねこの話は無い。どこも、あっても一作目の「11ぴきのねこ」か他の話ばかりだった。夫に帰る時に古本屋があったら見てほしいと知らせて、今日は仕方ないから図書館で借りていこうと提案。あちこち行った努力は認められていつもの図書館へ。その一冊だけ借りる。あってよかった。これで夏休みの読書チャレンジのカードがシールいっぱいになって景品を貰える。Bの鉛筆とおもちゃ消しゴムのチャーハン。子が景品をじっくり見て自分で選んだ。コアラの消しゴムもあったんだけど、食いしん坊だからこれにした、と言って笑っていた。6時には帰宅。あちこちしたけどこの時間。暑い思いして日中に歩き回るより、もっとゆっくり行動開始して帰りが遅くなってもいいのが夏休みだよなと思うのだけど、コロナの世界になって夏の夜も純粋に楽しめなくなった。と思っていたら、未就園の頃から仲良くしてきた女の子チームのグループLINEで、ひとりのママが夏祭りを開催しようと提案してきた。昼間にスイカ割り、夜に花火。うちともう一人が来年小学生にあがるから、そうなるともう今年が最後の夏だからと。有り難い。早速他のママがスケジュール調整を作ってくれて、皆んなのお陰で夏の思い出ができそうだ。

 

 

 

8/4

朝の地震。寝てるからかすごい揺れを感じる。子が起きなければいいなと思いながら待つ。長い。この家に来てから大きめの地震を体感した記憶があるだけに身構えてしまう。怖い。

いい加減時計が欲しい。し、子にセリアの水鉄砲を買いたいし、最近再び熱をあげているシルバニアに男の子がほしいと言っていて、全てを揃えられる吉祥寺に行きたいと思っている。3時には図書館のお話会だから早く行きたいけど子がなかなか動かず。夫も早く私達に出て行ってほしいのか、お父さんのおつかいしてきてよとかアシストしてきた。お金あげるからピザ食べてきたら?と言ってようやく子がその気になるけど、ピザは認められない。ピザどころか何も食べれないと思う。総武線で吉祥寺。まず子のモチベーションをあげるためにヨドバシへ行ってシルバニア。くるみリスの男の子を選ぶ。上へあがってGU。子ども服を選ぶ。値下げされていた子どもイヤリングを子も喜んでみる。会計の手前にあったプライスダウンになっているパンツを掴んでたいして考える隙もなく通り過ぎるように買う。昨日に引き続きブックオフ巡り。吉祥寺もなかなかたくさんの絵本あり。でもここもねこは無し。西友のセリア。水色かピンクか一人だと迷って買えなかった水鉄砲、子は水色を選ぶ。他にドリンク型のスライムなど。そろそろ子が疲れてきた。それでも夫から頼まれたニトリでNクールの枕カバーを買わなくてはいけない。時間もないから急ぎたい。もう無理ならめーちゃんからお父さんに買いに行けなかったと言ってよねと言い聞かせて、一度はそうすると言って帰りかけたものの、やっぱり買いに行くと言い出して少し余計に歩くことになってしまった。ヨドバシといい東急といい、目的地は上階のほうだけどこないだの失敗を思うと用心してエスカレーターを使うから、それでまた子を疲れさせてしまう。中央線を避けてしばらく待ってやってきた東西線で帰り。数十分は時間があるからコンビニでおにぎりを買っていく。こうして急いでる時に限ってレジが並ぶ。相変わらずレジ中でドリンクを出すローソンのまどろっこしさ。おにぎりを一つずつ食べたら返却絵本を持って図書館へ。前回のこわいお話会が満員御礼だったことを考えてか今日は椅子が多くだされていたけど来たのは結局いつものメンバーだけだった。偶然にもちょうど子がいま読みたがっていた本が読まれて満足。今日は借りる絵本も素早く決めて皆んなでプラザに移動する。一緒に来たのに各々遊び。最後はようやく皆んなでカードゲームをして盛り上がって終われた。今日は昼間に食べれなかったから夜にピザにしようということになっていた。お友達と別れて反対方向のピザ屋に買いに行こうとしたらデリバリーがしてみたいと言われる。持ち帰りの方がお得になるだろうし、買いに行けば作るところ見られるんだよと誘ってもデリバリーにこだわる。贅沢は私が決められない。夫に直談判させると了解を得たようなので引き返して家から注文。いい具合の時間にピザ到着。お友達との夏祭りの件は来週に決定。別に大人が飲み食いするわけじゃないし子ども達の交流は変わらず日々のこと、でも世の中がこんな状況なのにいいのかなと私は少し戸惑ったけど、グズグスしてたら夏が終わってしまう。

2021年7月29日〜7月31日

7/29

預かり保育。そのあとはスポーツセンターのダンスに行く。登園時に迎え入れてくれる主任先生に、予約を詰め込んであった来週の預かり保育の予定をキャンセルしたり時間を削ることを報告。8月から神楽は月謝がかかるし少し調整が必要。と、なによりいま我が家は子どもがいないと気まずい。先生は変更をにこやかに受け入れてくれて、さて今日のタイムカードを押すかと思ったらカードがない。まさか自分が間違っていたのではと戸惑っていると主任先生は私には「ごめんなさいね〜」とやはりにこやかに言って奥へ引っ込み、他の先生に向かってカードが無いわよ!とものすごくキツく怒っている声が聞こえてきて、こちらが申し訳なくなった。今日はこのまま吉祥寺へ行くつもり。忘れ物をして一瞬帰るも夫はまだ寝ていた。高円寺まで自転車、総武線で吉祥寺。平日の午前中は人も少なく、一人の外出だとなおさら出歩く危機感も感じられない。一階の婦人雑貨コーナーで日傘をみると色々あるもので、やっぱりモンベルの日傘は返品。軽さとスタイリッシュさはかなわないけど値段だけでなく折りたたみづらさも気になった。日傘初心者はまずは安価なもので様子みることにする。無印もゆっくり見てみる。冷水ポットが目に止まる。うちの冷蔵庫にも収まるサイズの寝かせても置けるポットがある。買おうと手に取り、いやここにあるということはニトリでも買えるなと気がついて値段を確認してニトリの物に決めた。ちょこちょこ買い物しながらニトリへ向かう。ロヂャースの前を通ると、ごちゃごちゃした店先にスナップ付きバスタオルがあるのが見えた。そうだ、こういうところにあったか。仕方なくネットで買ってしまい、まだ届いていない。ニトリに行って冷水ポットを手にして並んでいる時に気がついた、中野でも買えるんだったということ。吉祥寺からはるばる持ち帰ることになった冷水ポット。アトレもざっと見て帰り。高円寺に停めてた自転車は撤去前の紙がつけられていて間一髪。中野の図書館へ借りてた本を返しに移動。冷水ポットを抱えて向かいの島忠を見て項垂れる。借りてた本を座ってもう一度少し読む。お腹が空いていて退散。中野のマルイで日焼け止めなんかをじっくり見て帰るともうお迎え時間も近い。何か食べてから行こうと思ったけど、入れ替わりでちょうど夫が出るところで、最近は誰と何があるからとか伝えてくれているし、もう普通に過ごせるのではないかと思って言ってみると、それは無理と一刀両断。そんなにも言われてやっぱり子のためとはいえどう普通に振る舞えばいいのやら。そんなこんなしているとお迎え時間になってしまった。すごい空腹だったはずなのに食べれず、むしろ食欲失せた。お迎え、今日は保育終了時間の30分前で、すでに皆んなお帰り準備をしてDVDを観て過ごす時間になっていて、やれる遊びは全てやったはずなのに、最後までいたかったとやっぱりぐずられた。しかし今日はダンス。この反応をふまえて8月唯一の預かりは午後からラストまでに変更してある。

ダンス前におやつを買いにファミマ。お菓子は何もいらないからラムネフラッペがいいと交渉されフラッペ。お兄さんに裏技のレンチンをしてもらいすぐにいい具合に飲める。ダンスのレッスン、競争率高い割に当日人数は定員に満たない。前のレッスン終わりの子達でまだ賑わっていて居心地悪かったけど出て行ってからはようやくゆったりのひと時。ずっと飛び跳ねている子、日曜には神楽。雰囲気は両極端。まさに静と動。長瀬の俺の家の話をまた思い出して、両方やるのもいいものかもなと思ったり。気づけばゆずの夏色が流れていて、ゆずでも体操できるものなんだなと感心。レッスン後はトイレットペーパーを買いにサンドラッグまで。今の仕事案件に関連してるから高野青果前のバス停広告を見たかったというのもあり。店前でカードを出したり用意周到にして子を自転車に残したままササッと買いに行く。子を置いたまま買い物に行くのは本当は良くないのだけど、一瞬のことなのにいちいち上げおろしするのは手間だったり、子どもがどうしても行きたくないということもある。買い物自体を諦める時もあるけど、例えば人混みだったり逆にひと気が無さすぎたりとか、風が強かったり停めてる地盤がよくないとかでなく、こうして環境が安定している時は仕方なくそのまま待たせて済ます。

帰ってバタバタと食事の用意。子が急かしてきたりで、テーブルの上にあった夫の作業中の用紙に水が飛んでしまって最悪。このピリピリした関係性での過失に半泣きでドライヤーをかけて汗だくになるし、辛い。もうごまかせないからLINEで謝罪しておく。反応がないからビクビクして通話、どれくらい?どんなやつ?とか問いだけ聞こえて肝心なところで電波のせいか聞こえなくなる。不安。夜のテレビ、速報が多い。オリンピックのメダルのこと、宣言延長のこと、ノーベル賞の人の訃報。いちいちビクビクしてしまう。

 

 

 

7/30

今日は友達に誘われたダンス教室の体験に行く。自転車で行けたらいいのだけどなんだか天気が悪い。レーダーを見るとなかなかの大雨になるみたい。その誘ってくれたお友達は今日誕生日。好きな電車の折り紙を折って手紙を作って持っていくことにした。雨の準備をして自転車。大きな雷がなるけど空は晴れてて変な天気。阿佐ヶ谷の区民センターに着いたらまだ時間に余裕があったからまちおかに電車のお菓子を買いに行く。どこにでもあるから当然あるつもりでいたけど見当たらないので聞いてみると、あれが他所にはあるんだけどうちでは扱ってないんですよと言われて、まちおかそんなこともあるのか。

ダンスはパーテーションで仕切られた向こう側で子どもだけレッスン。少ししたら大人もそちらに集められて発表。思った以上に単純な動きだけ。その後の現スクールメンバーのダンス披露と先生の話が長い長い。子役育成に近い世界観。実際そのなかにはCMに出ている子なんかもいるらしい。体験に来た幼児は大体飽きていた。大人だってボーっとしちゃうから当然、でも激しく雨が降り出していたからどのみち身動きとれないってことで諦めはついていた。しかし雨がやまない間に終わってしまい結局途方にくれる。小走りでアーケードの商店街に逃げこむ。ぶらぶら店を見て時間を潰せるとは思えず早々にサイゼに入る。レーダーによると食べてる間にちょうどよく雨は抜けそう。通された席の近くに見たことある親子連れのグループ。子ども達だけで1テーブル、隣りのテーブルに母親達。奇しくも、これまで度々コロナ感染者が出て休園になっている園の方達で、こうして会食してるのを見るとなんとなくそうだよなぁと思ってしまう。軽く食事とデザートを食べて出ると見事に雨上がり。自転車をピックアップして買い物して帰り。疲れた。コロナのこととか雨で立ち往生とか、不安で誰かに語りかけたくて夫に今こうしてると報告しても全くリアクションのないまま夜になり夫は帰って、それでも子は私にだけ飽きずにずっと話続けてくることにも辛さが爆発して泣いて一人引きこもる。籠ってアピールしたはいいけど、お風呂上がりのためにエアコンをセットした部屋の戸を閉めきると寒さに耐えられない。し、スマホも忘れてきた。しばらくして戻ると、子はすっかりお父さんに懐き、今日はお父さんとお風呂に入ってお父さんと寝るんだと言っていた。夫への当てつけのつもりで、二人でやっていかなきゃいけないかもしれないんだからお父さんに頼るな、と目の前で子に言い聞かせる。夫はバツが悪そうに別にいいよとボソボソ言って自分から立ち上がってお風呂へ行く。布団を敷いて寝るまで夫が一人で世話するというのは随分と久しぶりで、この家に来てからはじめてだと子は言っていた。私がお風呂に入ろうとしたらすでに二人寝ていた。夫は私に「いつも寝てる」と、何かやりたいことはないのかだらしないと言わんばかりにディスってきたことは何度とあるけど、ほらみろやっぱり子どもを寝かすと自分も一緒に寝てしまうだろう。夫は私が364日寝かしつけていることに気づいているのだろうか。

 

 

 

7/31

ひたすらシルバニア遊び。お昼頃、子を誘って近くのスーパーへ。今日千円以上買うと子ども縁日と称してスーパーボールすくいが出来るとのことだった。お肉など買って1200円ほど。この夏はじめての、せめてもの祭りっぽい催し。小さなスーパーボールを6個くらいすくって、大きなスーパーボールを狙ったところで破れ。あの祭りならではの袋に入れてもらっただけで夏を感じられる。たかがスーパーボールすくいがこんなに有り難いと思える夏。

私はカシオのベルトをつけかえたいなぁとずっと思っている。午後、夫が新宿のIKEA行きたいんだけど行く?と言ってくる。少しは皆んなで出掛けるかという気になったのか。しかし新宿。どうしても不安になってしまうデルタ株、それも休日。私が生返事をしながらずっと感染のことを検索しているのに気がついたか考えて思ったのか、やっぱり一人で行くわ、危ないから行かない方がいいねと言ってた。この度胸の無さにまたうんざりしてたりするのかなと、また少し暗い気持ちになってしまう。でも今は身を守ることに慎重になって間違いないということに強い気持ちをもたなければいけない。時計は島忠に見に行くことにした。夫が出て行ってから私達も中野へ。島忠までの線路沿いの道はいつでも暑い。島忠に来たからには水栓の物とか見たいものがあったけど人が多くて専門的なことを聞ける人に全然空きがなくて諦める。平日に来たい。時計はベルトだけでもそこそこ高いし専用のものがあるわけでもなかったから買い直した方が良さそう。それか電池切れのタイメックスの復活。今日は何も買わずに退散。縄跳びをしに公園へ行くことに。線路沿いを逆方面に走り出すと、ふわふわと白いものが飛んでいる。タンポポの綿毛のようだけどそれよりずっと大きくて丸みがある。これはケサランパサランかも、捕まえると幸せになるんだってと子に教える。前に幼稚園でも見たことあると子は言った。電車が通るたびに線路の方からふわりふわりと飛んでくるからただの野草の何かだとは思うけど、ケサランパサランと声に出してみると楽しくなってくる。公園について縄跳びをしながら私は気になってあらためてネットで調べるとケサランパサランで色んな白いかたまりが出てくるけど、さっきのと同じものもそう呼ばれていた。子は、やっぱり捕まえて飼いたいとまで言い出して歩いて戻ってみる。呪文のような響きも子は気に入ったようで、何度も呼びかけながら捕まえた。三人家族にするんだと言って三つ捕獲、ビニール袋に入れて高円寺へ向かう。嬉しそう。子は今日ケンタッキーを食べたいとずっと言い続けているけど、ケサランパサランを捕まえた今ケンタッキーを買わなければ嘘になる。まずはさんねこに行って子にカチューシャを買う。髪を切って可愛いカチューシャを使える機会ができた。むーそちゃん、今日はお休みなんですよ、すみませんと他のお姉さん達に言われる。完全にむーそちゃんに会いに来てる人達だと思われているみたい。子はケンタッキーを食べたいわけだけど私はそんな食欲がない。夫にいるかと連絡すると当然夫もいらないとのこと。子が満足する程度のセットを買う。北口まで来たから今日はアキダイで買い物。OKも現金でないと会員価格じゃなくなったし、それならアキダイで買っても同じ。ぐるりとまわって北中通りを横切って帰ろうとしたらごっちゃんの店前でだらだらする人達の姿。夫はいないかと帰ろうとすると子がお父さんいると言うので行ってみるとおっちょの脇に座り込んでいた。ケンタッキーの問いには答えたけどケサランパサランの報告には無反応だった。業務連絡的なことしかやり取りするつもりはないのだろう。だけど人前だと普通に少し話す。子にもちゃっかりケサランパサラン捕まえたの?と聞いていた。いつものように先に退散。ほんの少し日が短くなったような気がしないでもない。こうして夏の半分が終わっていく。涼しい夕方。東京の感染者の発表が遅いなと思ったら4000人超え。高円寺から出なくて良かったなと安心する。先週の気になる咳の人との遭遇から6日経ってようやく心が落ち着いたというのもあり。夫は帰ってから再び買い物だといって出ていき、ついでに子にケサランパサランを入れるための瓶を買ってきた。夫が起きて家にいる限り、私は早寝ばかりしていて、長い間寝ていると冷房で寒かったり逆に効いてるのかわからなかったり、または扇風機の向きや風量のやり繰りで何度も目を覚ましてしまい早寝のくせにしっかり睡眠がとれていない。

2021年7月26日〜7月28日

7/26

普段の夏休みなら特別子ども番組がやっていても良いはずだけどオリンピック一色。でも今日は女子のスケートボードでこれはなんとなく観れてしまう。無駄に熱苦しい解説がないのも良い。出掛けるつもりで下調べしてると月曜は休みだったので計画が崩れる。何をしようかといいながら今日も恒例になったちびまる子ちゃん。まるちゃんの年寄りじみてるところが面白いと思っていたけど、ふとした場面の5歳の子と変わらないような幼い可愛らしさにも気がつくようになった。はじめの頃はコミックスと同じ話だったりするから懐かしく面白い。ずっと観ていられる。表から人の声がするなと思っていたら、しばらくしてピンポン。隣りのばあさんがうちは使わないからと、ダスキンからもらったミスドのサービス券をくれた。5個買ったら1個もらえるとかそういった内容。喜んでみたけどなかなか使えなそうだ。

今日はもう近場で何かするしかない。駄菓子屋で買ったグミで50円のアタリが出たからずっと行こうと思っていた。ということで早稲田通りまで、瀧ちゃんに向かう。小学生の夏休みの混雑を恐れていたがそうでもない。好きなものを選んでから会計でアタリくじを渡す。おねえさんに、すごいね〜50円はなかなか無いよ、大当たりだぁと言われて、聞くと本当に10円とかがほとんどですよ、珍しいとのことで、ラッキー。この場でやるくじも買ったけどそれはハズれ。あづま通りから来て帰りは庚申通り。さてさて、なんて仕切り直しているとすれ違ったスーツの女性におや?引き返してぐるりとその人の前にまわり込む。と、あっ!となったその人は、やっぱり子が懐いていたファミマのおねえさんだった。お姉さんは驚きながら子を見るなり、大きくなったねぇ!と声をあげる。ファミマを辞めて新宿のホテルで働き出してからもうすぐ一年くらいになる。そんな前のことだったか。私達はいつもお姉さんいるかなと思いながら歩いてたよと話す。どうやら住まいは大和町の方らしかった。ファミマは吉川さんが辞めた、クビになったらしいと話すと、辞めたと聞いたら驚いたけど、クビと聞いたら納得と言って笑った。また会えたら話そうねと言って別れる。お姉さんはしばらく手を振ってくれていた。少し時間があるからプラザで遊ぶ。児童館の頃同じプログラムで遊んでいた一学年上の小学一年生の女の子が一人で来て遊んでいた。小学生の部屋は少し大きな男の子達で埋まっていたようで、幼児と同じ場所で職員さんとペーパーフラワーを作っていた。いま親子共に仲良くいつも遊んでいるお友達は皆一学年下だし、もう今年が最後だと思っていたけど、子が一人で来られればここにまだ頼れることが分かって少し安心した。子は折り紙をするけど本を借りてきちんとしたものを作るとなると私がやることになる。が、場合によっては大人だって四苦八苦するほど難しかったりする。今日もフォークを作りたいと言われ、手順の半分にも満たないところで早々に躓いた。手先の問題でなく折り方を理解するまでに至らない。折り紙が得意な先生に助けを求めにいくと、本の見方からすでに姿勢が違っていて感心してしまう。説明書きだけでなく絵や記号をよくよく見ると解読できるらしかった。それにしてもフォークは難しいわねとのことで、なんとか作り上げて帰る。お姉さんに会ったことをファミマのお兄さんに早速報告しに行きたいと言うので向かう。お兄さんはレジにいた。自分もお姉さんには全然会ってないけど旦那さんと友人なのだということだった。吉川さんのことを伝えた時のリアクションを話すと、そうそう彼女と吉川さんはちょっとバトルしたからねと言って笑った。お客さんがレジに近づいてきたのでそれだけ伝えて店を出る。ここまでコンビニを身近に感じる生活が自分にあるとは思わなかった。どちらかというとコンビニは「ついで」でしかなかったからこの関係が新鮮で嬉しい。そこから八百屋、オオゼキ。月曜はなんとなく野菜を多めに買ってしまう。家に帰ってベランダの外に、ピンクがかった紫色のきれいな夕焼けが少し見えた。西側の空をもっと思いきり眺めたいけど、うちからはこれだけ。夜、夫は黙って出かけるとあらぬ疑いをかけられることを理解したのか、こういう理由でごっちゃんのところへ行ってくる、と珍しくちゃんと説明して出て行った。

今夜はエアコンを動かした途端に室外機の辺りからゴキブリが走り出した。まだいたのか。どうしようか。今夜から明日にかけて台風接近と予報されている。どちらにしても窓を開けることはない。

 

 

 

7/27

預かり保育日。夏休み中は毎日プールがあることになっていて、当初外の水遊びができるか分からなかったこともあって二週間の間に4回予約しておいた。でもスポーツセンターのレッスンを予約できているのもこの期間だし、少し調整するつもりでいる。結局予報の台風はどうなったのか、あまり気にならないまま朝になって天気も落ち着いている。でもプールはできないかもしれない。園に送ったところでちょうど雨が降り出す。が、私はそのまま歯科。滞りなく治療。椅子を起こされた時に付けてた腕時計がカランと落ちて、何事かと思ったらこのカシオの時計もベルトが劣化して折れていたらしい。夏服だとスマホを身につけて自転車乗ったりできないから久しぶりに腕時計を復活させようとしたらいくつか持ってたカシオのベルトが割れていた。これは無事だと思ったのに、あと残るはタイメックスだけだ。スーパーに寄って帰り。子がいないと夫のいる家が気まずい。お迎え時間まで別部屋で過ごす。濡れても大丈夫なように準備してお迎えにいくとちょうと燦々と陽が照ってきた。迎え待ちしていた子の頭はずぶ濡れていて、プールはないけど水遊びをしたらしかった。あと一時間長ければ畑にも行けたのにと責められるが今日はスポーツセンターの日。おやつにファミマですみっこぐらしのぷっちょを買って思ったより高くてダメージを受けながらスポーツセンター。特別お喋りするほど知ってる人もいなくてのんびり過ごす。今日は縄跳びと鉄棒のレッスン。縄跳びの教え方を気にしてみると、すぐ腕をあげるようにと言っていた。確かに一回は飛べても次を続けるのが難しくて、そのリズムをどう説明したらいいのか分からなかった。言われたことを意識できているのか子は3、4回続けて飛べるようになっていた。この人気レッスンをどうにか取った甲斐があったと思える。外に出てもまだ4時で遊べる時間。プラザに行くと今日は昨日の小学生の友達が下の姉妹とママと来ていてお喋り。そこに同学年の別の友達もやってきて、でも久しぶりだと子ども達は一緒に遊ぶという感じにもならず。そこに速報、今日の東京の感染者3000人越えの見通しと。こんないつもの日常のなかだと別世界の話みたいだ。下手に出歩いて日曜のエレベーターの咳き込む人みたいな危機があると気になって気になって、あれから私もなんか小さく咳が出やすくなってしまっている。

 

 

 

7/28

今日ひとつ決まっているイベントは図書館のお話し会。夏休み恒例の怖いお話しをする特別な日。でも今日は調子良くてそれだけを待ってもいられない。午前中からセントラルパークの水遊びに行くことにした。去年は閉まっていて今年も当然諦めていたら、むしろ他のじゃぶじゃぶ池よりも早く開放されているらしい。去年よりずっとコロナの感染状況は悪くなっているはずなのに、子どもの現場はあちこちこうして許してくれるようになったから有り難い。家からラッシュガードを着て向かう。サイトでみると日に何度か15分の点検があるとのことだったから休憩時間に被らないから気にしながら行ったけど、監視のおじさんが常駐しているだけで、とくに上がらされることはないようで自分のペースで遊び続けれる。が、噴水は出ないようでがっかり。それがなければただの水溜りで、特別盛り上がりに欠ける。少し風もあって寒さも感じるようだった。わりと早く終了。私も空腹でちょうどよかった。ここに来ると大体ハッピーセットを食べたいとゴネるはずの子がCMで見たらしく丸亀製麺の子どもうどん弁当を食べたいと自分から言っていたので丸亀へ。ちょうどお昼時で注文待ちに人が途切れることはない。買って外のベンチで食べたいというけど逆に店の中の方が空いているようで、店のテラス席を取る。隣には同じく子連れの親子がやってきて居心地よいランチタイム。外食の環境はその場で見定めることが出来ても、水ひとつ飲むにもフリーで置かれたコップやサーバーの注ぎ口など、気になり出したら神経質にはなってしまうからやっぱり私みたいな人間は外食しないに越したことないなと思うけど、今は夫との関係の手前、出来る限りいちいち外に向かっていける自分でいたくもある。そんな心境でこの不自由な制限された環境は辛い。

帰って今日返す絵本を読みながらおやつ。少し早めのつもりで図書館へ向かうと駐輪スペースいっぱいの自転車。慌ててなかに駆け込むとお話しの部屋いっぱいに子どもで埋まっている。普段のお話し会にはほぼ同じメンツしか来ないのに。そのいつもお馴染みのメンツこそ出遅れて入り口付近の席にかたまってしまうようなことになっていた。人がイベントを求めている。いつもより少し長めの会。子どももそれなりに特別感あったようだった。人も多いし絵本は適当に数冊借りて、仲良しの子とプラザへ移動する。こちらはいつも通りまったり。ママ友に夫と冷戦状態だという話をすると、そんなぁと顔を歪ませて皆んな我慢しながら生活してるのにねぇと言った。この数日であらためて暮らしの負担を見直した。ゴミ出しだったり洗い物だったり、ちりも積もればなこと、家庭全体が前に進むための地盤、私は子どもと一緒なことを言い訳に夫に寄り掛かり気味だったなとは思った。気持ちが切り替わってひとつひとつ向き合うようにはしてる。でも夫が飽き飽きしたという原因は色々あるわけで、ひとつに許せない私の過去の発言というのがあってそれはどうにもならない。とかいう話をしながらも、今日のプラザには先日フラダンスを教えてくれた館長がいて、話の流れで突如今からもう一度教えてくれることになった。子どものためのはずだったけど、いい歳だしフラダンスのひとつくらい嗜んでいるのもいいなと自分も思ったからこんな機会は嬉しい。神楽といい、子どもに乗っかって自分も体験していることが、ほんの少しだけ前向きな気持ちにさせてくれる。プラザのあとは公園で遊び。友達の知り合いの小さな子が保育園帰りにお父さんと遊んでいて一緒に戯れる。お父さんは私達が近づいてマスクを付け出して、ママ友と話しているのを聞いていると、ワクチン接種もするつもり無い系の人だった。こういう人の方が実は危機管理能力が高くてなんともなかったりするんだろうなという気もした。私はあの日曜からずっと咳が出続けていて、まさに病は気からという状態の自覚がある。

2021年7月23日〜7月25日

これを書いているのは7月30日。この一週間、全く今までのようにはいかなかった。こうして振りかえたくもないような日を今もまだ生きている。


7/23

6時からだらだらと起きだしてラジオ体操の準備。朝は涼しいのかと思いきや全然そんなことはなく、早朝の路地にも清々しさはない。学校の校庭の日当たりといったら体操どころではない。もう始まってしまっていたけど奥へ奥へ、少しでも日陰のあるところへと移動する。真ん中あたりにいるのは小学生くらいで、大人は皆んなそうして木陰に集中していた。私はどうにか校舎の陰に、子はその少し前の眩しいところでひとり朝礼台の上の人を見つめながら必死に真似しているようだった。写真を取りたく可愛らしさだったけど、他の子どもも大人も一方向を向いていてもちろんそんな空気ではないから、我が子の後ろ姿をしっかり見つめて記憶する。これから夏が来る度、ラジオ体操といったら私はこの小さな後ろ姿を思い出すんだろうなと思う。そしてその脇には同じく前を見つめてはいるけど全く動かず一人佇む小学生の女の子がいた。私もそういうタイプだったかもしれない。なぜかラジオ体操はすごく苦手だった。やらされてるとも思わなかったし行きたくないわけでもなかったし、あの感覚はなんだったんだろう。今となっては分からない。ラジオ体操第二まで終わったら小学生の子供達が一斉に出口に向かって駆け出していく。ヤクルトをもらって解散。普段滅多に人に出くわすことのない近くの路地に帰っていく人もいて、はじめて人の営みを感じる。そんな感じで早起きで遊び出しが早いと、スッキリを観る頃には集中して遊べていてスカイハイのオーディションが観れる。最年少のルイくんが落ちて、やっぱりメンバーの並びをみると夢を掴むには早すぎだったよねと思ったら、今後のデビューを見据えてスカイハイがスカウトした。脱落者にも即未来があるハッピーな回となって終わった。が、こちらはこの日の日中は散々だった。夫がいるから気遣って別部屋で遊んでいると、この家にもまだ収まっていない自分の荷物を片付けながら夫はまた別居はどうなんだと言っていた。状況的にも経済的にも現実的じゃないと返すと、それじゃあこの家の一室に暮らす家庭内別居にするから離婚したいと言われる。それならこれまでと変わらないでしょ、ただ離婚するだけだよと。つまり家族という繋がりを断ち切りたいということだった。私が許せないからという話もあったけど、家族が自分に向いてないとか、どうしたらいいか分からないとか、一人でいたいとか、そんなことも言っていた。私からしてみたら充分自由に色んなことをしているように見えたけど、まだインプット時間が必要とも言った。そのために家族が足かせになっているということらしい。何か無理にでも関係を切らないとやり繰りができないわけだった。そうして簡単に離婚というけど、こちらはそれによって何から何までまた氏名変更をしなきゃならないし、子どもの名前や状況はどうなるんだ。子どもの変化成長よりも大事なインプットって何。ひとりの人である子どもを目の前にしてもそんな話になることが悲しくて悔しくて私は泣いて抗議した。オリンピック開幕のブルーインパルスの飛行で空に五輪が描かれるとか、ちょうどそんな時間だったと思う。うちはそれどころではなかった。私が泣いて子が泣いて、とりあえず仕事するといって夫は出て行き、ごめんねと子に謝ると、二人でもいいよ、買い物もちゃんと行くし、二人で行けるところに出掛けたりしようね、だから泣かないでと子に励まされる。きっかけは私が言い出したからなんだけど、その時の気持ちをもう思い出せない。バラバラになることには不安しかない。これまでの苦労が浮かばれないではないかという貧乏性ともいえる考えも浮かぶ。その後はぼーっとしながら子の遊びに付き合う。気がついたら猫が風呂場前の床にオシッコをしてしまっていて、私や子が泣いたりしてリズムが崩れてしまったのかなと申し訳なくなる。さすがに何かしようと夕方どうにか買い物に出る。ついでに気分転換にトレファクでずっと値下げを狙っていたIENAのシャツを貯まったLINE Payポイントを使って買う。さらにLINE登録で100円オフ。ささやかな喜び。こんなちょっとしたことを気軽に話せる相手もいないというのが寂しい。子の今日の可愛い発言とか新しい発見とか、そんな些細なことはなおさら、他の誰と共有できるというのか。暗い気持ちは変わらないけどなんだか夕方の風が涼しい。せっかくだから八百屋に寄ったり回り道して帰り。テレビをみたり普通に過ごすけど、夫が帰ると入れ替わりのようにして夜はさっさと寝てしまった。

 

 

 

7/24

どんな思いでいてもいつも通りの朝がくる。昨日から朝はホットケーキにしようねと子に言われていた。それはなんて事ないことで子のワガママでも私の面倒でもないけれど、黙っていつも通りの朝に従うことに嫌気がさして、材料を出すだけ出して大きな声で「もうやらない」と言って寝転がる。ここには私しかいないの?お父さんとやってもいいんじゃないの?と子に言うと、夫の寝ている部屋へ行ったと思ったらすぐに二人でホットケーキを作り出していた。自分で放棄したくせに自分がそこにいないのがなんか悲しくもある。二人の時間が済んだようなところで出ていって子が食べ残したホットケーキを食べる。

おしりたんていもやらずにオリンピックの開会式の再放送。本当だったら昨夜に興味がないなりにもテレビを観ながら夫とやんや言い合ったりしたんだろうけど、そんな何気ない時間はこのままではもう過ごせないようだ。なんでこんなことになっているんだろう。この狭い家のなかの人間関係でうまくいかないのに、外の人と交流する気にもなれない。朝早くからのママ友の連絡にも今日はそっけない返信しかできなかった。夫はまた忙しそうに出て行ってもちろん特に連絡もない。篠原涼子が離婚とLINEニュース。経緯をみてると、うちも夫のいうことを受け入れていたらそういうことになるだろうなと察しがつく。しかも互いのすれ違いをあからさまにするにはまだ子どもが小さくて気の毒になってしまう。現実的に私が勤めたところで今から二手に別れた生活をはじめる初期費用なんて捻出できない。嫌でも家族と住むしかないものだと思って生きてきた私と違って、嫌なことは今から変えたくて頑張って中学生から寮に入ったという夫では噛み合わないところがあるのは納得する。

午後、気分転換についに子の髪を切ることにした。これまでは子にまつわることはなんでもかんでも夫に共有してきたし、家で髪を切るなんて初の試みを報告しないわけもなかったけど、報告なしでやってやれば、夫も少しは寂しく思ったりするかしら、といやらしい考えもあった。半年ほど前になるか、初めてヘアカットをした時の美容室を思い出すと、大人と違って子どもはざっと切ってから洗い流すやり方だったと思った。でも我が子はくせ毛でとっちらかっているから毛先を少し濡らしてカットする。思ったよりも難しい。切って頭を少し揺らすともうガタガタ。洗い流したあとも、素っ裸で寒いと言われながらもまた整える。なかなか良い感じにはなったと思う。公園へ縄跳びをしに行こうと言って外に出る。今朝のママ友からの連絡を思い出した。北中通りでお馴染みの友達が飲み屋の前の通りで祭りのようなことをするという話。ママ友に何時頃いくのか聞いてみながらそれまで縄跳び。どうしたら出来るのか毎度説明に困るのだけど、今朝のしまじろうで「縄が目の高さにきたら飛ぶ」と言っていて、こんな自然の動きをまだ言葉にしようがあるのだなと感心した。でも忠実に実践するにはちょっと難しい。切り上げてイオンリカーで飲み物を買ったりたんぽぽも覗く。子がワゴンの前から動かず大声で呼ぶから行ってみると、小さな麦わら帽子のキーチェーンをこれが欲しいんだと熱心に訴えてきた。一目で人形に使いたいんだと分かる。たんぽぼにしてはなかなか高価な315円。これがあれば人形と一緒にお出かけができるんだと懇願されて買う。他の家のように家族揃っていられない代わりに、小さな喜びを自分で見つけているんだからいいかという思いもあった。ふっと奥の壁側に目をやると、途中でやめるの新宿シャツが飾られている。なんと。写真を撮って夫に送って店を出る。タグを切ってもらいそびれたのでそのままごっちゃんのお店へ向かうと夫の自転車。ここから出掛けているらしい。写真は既読になっているものの返信はない。ごっちゃんにタグを切ってもらいついでにキーチェーンのパーツも取ってもらう。ひかる君の新宿シャツの話をすると、見ました見ました、いま送られてきましたわ〜と言う。そのままごっちゃんに転送してそっちで話し合っていたのかと若干腹立たしい。サブストア前に向かうともうママ友達は来ていて、小さな麦わら帽子を頭に乗せてちびまる子ちゃんの永沢くん状態になって登場した我が子に大笑い。子は気にもせず友達がやっていたゲームで遊び出す。そうして外でカキ氷も食べて少しでも夏らしい雰囲気に触れさせてあげれてよかった。食べきれなくなって渡される。外とはいえ限られたスペースに人が溜まれば密集しているような感じはある。私はそのなかでマスクを外して食べることも本当は怖くてバクバクだった。人付き合いで堂々と振る舞える人を見たらそれだけて危険だと思ってしまう自分がいる。ママ友が食べていたカキ氷を友達に食べる?と言ってひと口分けていたのは衝撃だった。通報があったらしくお巡りさんがやってきて、でも低姿勢なセールスマンのごとく柔らかな口調で、密集してさえいなければやる事自体は全然構わないので、と繰り返していた。これほどまでに土壌と警官のバランスがよい街はあるだろうか。

今日もまた涼しい夕方。もう少しブラついて帰ることにした。どうせオリンピックで子どもの観るテレビが潰れている。そういえばたった2回でストップしているドラマも、演者がコロナになったからかと思ってしまったけどオリンピックだったからだとなるとタイミングの良さに感心してしまう。中野のライフにスナップボタン付きタオルは無いか見に行く。哀愁がつきまとうスーパーの2階。雑多に置かれた全てが絶妙な物量なのに嬉しくなるし落ち着く。なぜか子どもも喜ぶから私もただ成長していないだけなのかもしれない。こんなところでも季節の品は残り少なく、スナップなしのバスタオルしか無し。下に降りて食品の買い物。こうしたなんて事ない一日、それを話して分かってもらう相手もないというのは、冴えない一日が余計にぼやけていく。それは実際語るでもないにしても、子に起きた事のいちいちを人と共有できないのが苦しかった。ほどなく夫が帰り、ひとりあっちの部屋にこもっていた。子が、何が変わったでしょうか、と飛んでいっても髪を切ったことに気づかず。いくつかのヒントを経て髪切ったんだねと話しているのが聞こえた。また夜に仕事だと出て行った夫、私は久しぶりに起きてテレビを観ていたけど0時を過ぎても帰らない。仕事なのか、終わって何かしているのか。これまでだってこんなことは日常茶飯事だった。仕事でなくて何かをしていても子が寝静まった夜間ならば遊んでいることに妬ましさもないし、帰ってこなきゃならない理由もなくて、ひとつ意味があるとすれば、明日の子どもと生活リズムが合わなくなるのにそれでいいんだ?とは思っていた。寝ても覚めても仕事だったり何かをしていて、子どもと何かするというより側にいるだけという関係が続いていて、そのことに言い訳があるならまだいいけど、何も行動を共有されずにそのペースでいることには疑いもある。しかし今の関係でそれを伝えるにはなんと声をかけるのがいいんだろう。「どこいったの?」「遅いね」今までなら何も考えずにまずそう打っていたような気もするけど「大丈夫?」とLINEしてみる。外で寝てた、と1分で返ってきた。今夜は涼しいのは家の中でも同じ。私は寝るから家でどうぞ、と返して寝る。それから数十分しても帰らない。段々、私が逆にいま責められだしたことには何か裏の理由があるんじゃないかと疑う気持ちも湧いてきた。離婚するか別居するかと極端なことを言い出しながら今までのように黙っていたり不規則に家を出て行っていたら疑われる理由になって私を責められないよと伝えると、それはそうだねと言って帰ってきた。けどそれ以上話し合うこともなく私は就寝。

 

 

 

7/25

ラジオ体操最後の日だから行くと子が言っていたので早起き。こういう時やっぱり私がやるしかないのだろうか、今の私はそのためだけに存在しているようなものだし。だからって何から何まで私が面倒みなきゃいけないのだろうか。私には日曜もない。でも夫にしてみれば仕事外の時間に子どもの世話となったら尚更休息がないのか、でも昨夜出歩いたりしているのは夫の息抜きなわけだし、子どもと過ごすのも息抜きであっておかしくないような、でもそうすると私の意味は、と考えてしまうとループするだけ。子に誰と行く?どっちでもいいんだよと聞いてみるとお父さんを選んだ。これでやっと堂々と放棄できる。私は今日はお稽古にも連れて行くんだしまぁいいだろう。子が夫のところへ行くと、いいよと言って起き上がって出て行った。わずか15分くらいで戻る。ヤクルトを2本持っていて、最後だからお父さんの分も貰えたとのこと。夫は再び寝にいって、私達はいつもの朝。今日は神楽の来月からのお稽古を断らなきゃならないミッションがある。プレッシャーに感じながらお稽古に向かう。今日ははじめの基本型は大人も一緒に稽古させられた。させられたなんていっても、この歳になって新しいことを教わるのは嬉しくもある。それもちょっと特別なことだし、こうして二人で取り組めるとなれば安いものだなと頭をよぎる。その後子ども達は新たな稽古で鈴と太鼓を習える。鳴り物もやれるとは思わなかった。できる出来ないは別として有り難い。子も終わる頃にはやっぱり続けたいと言い出した。ずっと様子を伺っていたけど、今日続けるかどうかの返事を迫られることはなく、月謝袋を渡されて、来週からもこられるようだったらこれでお願いします、というだけだった。肩の力が抜ける。スタジオの表にある蛇イチゴの実を摘んで、前に同じものがたくさんあったよと教えられた公園に行きたいと言われる。来る時はそうでもなかったのに、暑くなってきたから正直うんざりだったけど、ハッピーセットだ公園だと言って何かないと気が済まないようだったから仕方なく公園へ向かう。途中、夫から、どこ?とLINEがくる。私達の予定すら知らなかったのか神楽が終わっているはずなのにと気にかけてくれたのか。公園へ行っている旨を返信するともう反応は無し。目的の蛇イチゴはここにはもうなくて蝶を捕まえようとしながら少し遊ぶ。そうしてやっぱりジョナサンに行きたいと言い出した。ハッピーセットと言い張られた時に帰り道の途中だったジョナサンならいいよと提案したのを今さら。もう無理。半泣きになりながらやっぱり食べたかったというからオリジン弁当でシナモンのお弁当買ってあげるよと言っても納得しない。言い聞かせるのも強行するのももう疲れる。結局マックまでハッピーセットを買いに行く。帰ると夫はいて入れ替わり出ていこうとするけど、神楽の話とか子のことも誰にも相談できないのかなと言うとさすがに夫も話を聞く。テレビを観ながら子はマックを食べて、私はウトウトしてしまった。皆んな少し寝なよと言って夫は吉祥寺へ古着を売りに出て行った。私は思いきり寝転がったけど子は全然眠くない大丈夫だといって私の周りで遊び続ける。しばらくして自分も吉祥寺行きたかったと言い出す。そんなこと言うのは珍しいので連れていくことにした。夫に報告をして吉祥寺へ向かう。一緒に過ごすつもりにはなってくれているらしい。落ち合ったら私がブラブラ店を見ているうちに二人でスワンボートに乗りに行った。ひとり公園でぼーっと待つ。私と夫の亀裂を見てから子はきちんとそれぞれに甘えるようになった気がする。親子の関係なんて情よりも損得でしかないものだなと思う。無駄話がなければ人といる感覚もない。気配と歩いている感じ。むしろ気配があるから子と二人の会話すら不自然になってしまうし、行き当たりばったりの余計なことは生まれない。あっちの方へいこうよとはしゃぐ子を押さえつけるしかなくなってしまう。私がまた店を見ている間に夫と子は井の頭公園の階段でグリコじゃんけんをしていた。階段の途中には弾き語りをする男性が喋るように歌い続けていたけど、たまに手と口を休めてグリコの行方を見守っていた。今日の子の発案は全て夫に託し、夫はなんでも了承して、子は散々買い食いしていた。マルイの一階でレモネードを飲む。せっかく来たからモンベルで日傘を見ようかなと私が思い立ったままに言ってみる。また黙ったままぞろぞろと三人で8階まで行く。会話をすることもないからエレベーターを待つ。ベビーカーを押すファミリーと同乗。エレベーターに乗った途端、ベビーカーのお父さんが咳き込んで私はピリリとする。こんなご時世に止まらない咳。こちらは気にしてますけどの気持ちをこめてチラリと目をやる。楽観してる無謀なタイプに見えてきて怒りがわいてくる。エレベーターを使ってしまったことをその後ずっと後悔した。こちらの人間関係だけでいっぱいいっぱいで警戒心まで気が回らなかった。挙げ句に日傘、よくよく考えたらそんな使えるタイミングもないのにこの価格のもの必要かしらと迷ってきたけど、こんな思いをしてまで来たのに買わないと買わないでまた夫の怒りをかいそうだし、とりあえず買ってしまう。買ってから他にどんなものがあるのか、適当なものの相場なんかも調べようと思う。高円寺の駅で分かれて帰る。子はそんな食べられそうもないし夕飯どうしようかなと思いながらお茶を買いにローソンに寄ると子はからあげくんなら食べるというので一個増量中のからあげくんを買う。

夜、子が「いまベランダで何か動いた」と、ねずみくらいの大きさを手で作って、これくらいだったかも黒かったと言うから怖い。次に私がベランダを見た時に分かった、ゴキブリということ。割と大きめの黒くてしっかりしたやつだった。ついに出た。冬には窓にヤモリがへばりついていたし、外からきてしまうのは防ぎようがない。出ていってくれるだろうか。今日の咳の人のこと、折りたたみ傘のこと、家族のこと、そしてゴキブリ、気がかりにまみれて寝た。

2021年7月21日〜7月22日

7/21

ご多分に漏れず、私も腕が痛くて寝返りが出来なくて寝ながら何度も意識が戻っていた。筋肉痛といわれてもイメージ出来なかったのだけど、この痛みは感じたことがあるようなもので、私はかつて学生時代剣道部だったのだけど、防具のない部分を竹刀で思いっきり叩かれた時の痛みだと思い出した。だから筋肉痛というより打撲という感じ。また、頭痛がきたらいつでも痛み止めをのんでやろうと用意をしていたけど今のところお世話にならずに済んでいる。

今日から地域のラジオ体操がはじまる。うちは普段起きるのが遅いし無理だろうと思っていたら、昨日突然子が行く気になっていて、お父さんと行くから私は起きなくていい、一人で起きて一人で着替えて行くんだと張り切りだしたので、寝る前に着る物一式を用意しておいた。とはいえ私も目覚めないわけもない。なにより合わせて早寝しているわけだし。6時少し前には自然に起きた。しかし子が自然と起きるわけはない。随分前に夫が未完成で買ったドラえもん(風)の、ベルがジリジリジリと鳴る基本型の目覚まし時計をセットして鳴らしながら私は寝たふり。なんとなく子の足を蹴ったり。子がバッと起きたのを合図に私も寝ぼけ起きたふりしてうるさい時計を止める。子は準備しないと、とかなんとか小さな声でいいながら着替え出す。寝返りうちながら薄目でみる私に寝てていいからね、とも言ってくる。別部屋にいた夫にまで時計の音は響き渡っていたようで夫も自分の出番だと起きていた。結局私も髪を結ったり日焼け止めを塗ってあげたりするために起き上がる。近くの小学校までは歩いて何分か気にしたことなかったけど、準備ができ次第二人で出て行った。私は朝ごはんの支度をする。と、もう帰ってきた。ラジオ体操するだけで帰ってくるのはこんな早いのか。ヤクルトを一本とカードを手にしている。おうちで貼ってねって言われたとのこと。かんぽ生命のカードは夏休み分ほどに目一杯マスがあるけど5日間しかやらない。私の子どもの頃は7月中あった気がする。ごはんを食べてもまだ普段子が起きるくらいの時間。いつもはバタバタしてるけど今日はおかあさんといっしょを落ち着いて観る。まことお兄さん、あれから見る目が変わる。実は双子の父だったと。しょっちゅう髪型を変えてキャラを模索してんのかと、すでにこのお兄さん役のあとのブレイクを狙うつもりのノリでやってんのかなと思っていたけど、逆にもう身を固めていたなんて安心感でしかない。妻子ありのお兄さんの方が観ていて落ち着きます。ともかく、早起きは朝が長い。

ハム太郎を観ているとロコちゃん達が新体操のリボンをしていて、当時流行っていたのだろうか。総じて、我が子は2000年代初期の趣味してるなぁと思った。そんなハム太郎を横目に水遊びのできる場所を検索してみる。タウンセブンの屋上の噴水、ちょうど明日から再開するとのこと。嬉しい。子に言うとそれはそれは喜ぶ。他に近くのじゃぶじゃぶ池を調べると中野区は8月から開始するらしい。よかった。去年は出来なかった水遊びが今年は復活する。それが唯一の私が提供できる夏。

今日は水曜、図書館の日。それまでに今日やりたいことは子を皮膚科に連れて行くこと、安西水丸展に行くこと。世間は明日から4連休だしオリンピックだし25日以降はまた別のところでみたい展示もはじまるし、ずっとこの夏休みの機会を待っていた水丸展、早いところ行きたい。昼前に家を出て駅前の皮膚科へ。いま手術中だとかで少し待たされる。10分ほどで診察。気になるところは全部ロコイドで解決することになった。前に行った中野のクリニックでアレルギーの飲み薬を処方されたことを話すと先生は呆れ笑いしながら説明してくれた。やっぱり子どもにはこの先生のところが良いみたいだ。さて水丸、芦花公園まで荻窪からバスで行けることを前に学んだ。子がバスに乗りたがっていたこともあったし当然そのルートで行こうと思っていたけどハッとした。昨夜テレビで一般道が渋滞とやっていたのだった。首都高の値上げに加えて、オリンピックによる交通規制。物流の車を追いかけていて、予定より40分はオーバーしていたりして参っちゃうなぁと言っていたその車、高井戸の会社らしかった。他にも杉並のタクシー会社が取材されていて、ずばり今行くルートは高井戸のあたりで環八通るし、どんな状況なんだろうか。問い合わせてみようと調べたらバス会社はちょうどお昼休憩中。ひとまず行きは電車で行くことにした。丸ノ内線から京王線新宿駅を通るのが久しぶりでしんどく感じてしまう。芦花公園、各停としては微妙な距離。到着はもう1時くらいになってしまう。世田谷文学館に行くまでにサミットや成城石井があるから、そこらで何か買って食べればいいかと思ったけどそんな時間も怪しい。真っ昼間の暑さのなかせっせと歩く。腕の痛みもまだあるし、無理をしたらやばいんじゃないかという気がしてきて成城石井まで来たところで飲み物やパンを買う。すぐ目の前が目的地だから子には申し訳ないけど食べ歩き。水丸展、受付で待たされて若干イライラ。さして興味を示してなかったはずの子でも早く見たいよーと言い出した。チケットを受け取ったら足早に展示に向かう。安西水丸展は確か4年前くらいにも他で見た。だから彼の発言や成り立ちなんかは繰り返しの内容でもあってわかるけど物量が違う。好んだ私物のグッズなんかも並んでいた。カラートーンが貼られたイラストの原画がそれだけで涼しげで見てて飽きない。子もお馴染みの絵本のイラストをみると食いついていた。駆け足でみてショップへ。グッズはやはり定番のファイルやマグネット、マグカップなど。ママ友が買っていたハンドタオルが欲しかったけど見当たらない。入荷の予定もなくてとのことで仕方なく手拭いを買う。他には子と選んでポストカードを購入。さて帰り道。午後営業が開始されたバス会社に問い合わせると、今のところ渋滞などの連絡はないから大丈夫と思うとのこと。木陰のベンチに座って残りのパンを食べきる。また暑い道を黙々と歩き駅を越すところで、子がバスで大丈夫かなぁと不安がってきた。食べたばかりなこともあって車に酔うことを心配しているらしい。乗りたかったんでしょ、ビニール袋もあるから大丈夫よと励ましてバスを待つ。ギリギリ1分前くらいだった。タイヤの上になる席を選んで座る。掴まるところもあるし大丈夫そうだねと子も安心したようだった。疲れた。いつもより疲れやすくなってる気がする。ただ暑さのせいでワクチンの関係はないかもしれないけど。バスはゆっくりゆっくり進む。ずっと道は混んでる気がする。荻窪から地下鉄、駅前から自転車で図書館。間に合うのか心配になるノロノロ運転。それでも時間通りに進んでいるようでもある。途中のバス停で前のバスに追いついてしまい、しばらく停車したり。まだかな、やっぱりもしかしたらバス駄目かもしれない、と子が少し弱気になった頃に荻窪に到着。ずっとビニール袋片手に乗っていたけど最後には立ち乗りがでるほどバスは人で埋まっていて本当になんでもなくてよかった。ここから最寄駅までは10分もしない。薬局の処方箋でロコイドをもらってから図書館へ向かうと、芦花公園での心配をよそに一番乗り。いつもならもう皆んな来ててもいい頃なんだけどどうしたのだろう。これからお友達くるかな、まだ時間あるからねー、と職員の方に言われて気が付いた、私の腕時計が5分は進んでいる。自転車に乗っていると時間を確認できなかったりするから最近また腕時計をつけるようになったのだった。子に呆れられる。その後、暇つぶしのように小学生のグループがやってきたり続々といつものお友達がやってきた。私はお話の間、カシオの時間調整をした。毎回くるわけでもない園も同じ友達は楽しいと声が大きくなってしまい珍しく職員の方に注意されてしまった。3冊だけ借りてさっさと図書館を出る。いつもの友達とプラザへ行くことに。やはり若干気怠さもある。接種後のそんな状態をまだ接種してないママ達に共有しておいた。他に話題は小山田圭吾のことや辞任したのぶみのことなど。そしてオリンピック無駄すぎるという話。二人のママ友は海外にも友人が多くて、外国人は誰もオリンピックで盛り上がってないよと言われたと二人。海外は国技は盛り上がるけどオリンピックはそうでもなく日本くらいだよねという話。時間がきたら今日はさっと帰る。スーパーに行こうとしたら水曜休みのはずの八百屋が開いてるのが見える。それなら八百屋にするかと近寄ると明日市場が休みだから替わりに今日営業とのことだった。野菜とプラムを買う。帰ろうとしたら前から知ってる女の子。ひとつ年上の卒園生だけど、キッズ携帯で話しながら一人で歩く姿がもう途端にお姉さんでドキドキした。目の前で電話を終えるとバレエの帰りだといって話しだした。手を振って見送ったら、あ!と言って戻ってきて、これねぇお友達にもらったんだけどどっちかあげる、といって子にラムネ玉を差し出してくれた。その間、私は何か代わりにないかなと頭をフル回転させて、あった、今買ったばかりのプラムをひとつ、子がラムネを選んだのと同時に手渡す。お母さんに聞いてから食べてね、と付け加える。食べて大丈夫なものかどうかは親に確認しないといけない。子どもだけでいるところに勝手にあげて大丈夫だっただろうかとあとで後悔することがよくあるから、気がついた今はしっかりそれを伝える。

家に着いたらどっと疲れた。ふらふらしながらどうにか食事にしてそのまま横になる。しんどい。有吉の壁を観ながらどうにか容態をごまかす。とこうしてしんどいのに私ばかり子を楽しませることに必死で、夏休みで世間は明日から4連休だというのに、夫からはなんの提案もないこと、いつもいつも険しい表情で家にいることやイヤホンをしたままで子の呼びかけにも一度では応じないところ、そして私の息抜きはいつになるんだという不安が募って、もう別居でもしたほうがいいんじゃないの?と嫌味のつもりで言ってみたら、うんいいよ、その方がいいかもねと受け入れられて戸惑った。

1日を終える夜、なんだか腕の痛みが突然引いてきているのがわかって安心した。今日会った子のママからご丁寧にメッセージがくる。お母さんに言ってね、と強く言ったのがこういう意味に捉えられていたとしたら気まずい。

 


7/22

子はたった一日でラジオ体操をやめた。寝る時間は対して変わらず昼寝をするわけでもなしに無駄に朝が長くなるぶん一日のパフォーマンスも落ちる。こちらの体調的にも行かないでけっこうなのだけど、世間の子どもがその時間から元気いっぱいなんだと思うとそのペースを保たせたい気もしてる。子の方も、自分でもう明日は行かないと言っていたわりに、7時近くに起きた瞬間、もう行けない?とぼんやり言っていた。明日は行くようにサポートしてあげようかという気になった。パフォーマンスといえば今日は木曜、スッキリでスカイハイのオーディションがやってるけど、子がいるとテレビどころではない。がっくり。あとでティーバーで観るか、そこまでしてという気にもなれない。朝早くから外からはなにやらスィートチリのような匂いがしている。

ママ友以外の友人にだって連絡したいなと思いながらも、私なんかが気軽に連絡していいものか臆病になっているところもあって躊躇してしまうのだけど、思いきっておっ子さんに連絡をしてみる。前もそんな感じできっかけがあってどうにか発信する。それでもきっかけからは随分時間が経っていたりはするんだけど。そんな今さらな連絡でも、おっ子さんの方も不調だったとかで先週くらいから生気が戻ってきたところだと返してくれた。そのまま前回連絡したのはいつだったかなと日付をみると、おっ子さんが不調だったという時期の直前。連絡する時が良すぎるといえばそうなんだけど、悪い時に連絡して支えられるほうが正義のような。どちらにせよ、以前からおっ子さんとは通信するタイミングの妙がある。

朝からガチャガチャ遊んで、昼ごはんはプライムビデオを観ながら食べることに。久しぶりにプライムの番組を選んでいると初期のちびまる子ちゃんが観れるようになってる。これにしようと言ってつけてみる。これは一緒に楽しめる。やっぱりはじめのまるちゃんは面白い。一話を観た後は夏の時期の話を選んでみてみる。だらだら食べながらだらだら観てしまう。家で満足してしまうと、あんなに楽しみにしていた水遊びも今度でいいと言い出す。これまでの緊急事態宣言で学んで宣言中はどうせ大体のことはできないはずと皆が思い込んでいる今のうちは空いてるかもだから今日行ってみようよと促してどうにか動き出す。うちこそ今年も無理だと思い込んで着替えがしやすいスナップ付きバスタオルを買い逃した。どうしたものか、とりあえず着替えをイメージしてワンピースで行く。持っていくのはラッシュガードと競泳用のような水着のパンツ。どちらも高円寺のご自由にどうぞで貰ったもの。荻窪に着いたらまず西友西松屋でバスタオルを確認するけど出遅れているから当然完売。西友は改装中だけど意外と不便なく広く開いていた。さて噴水の出る屋上。すぐ脇のホールはワクチンの集団接種会場とのことだったからどんな雰囲気になっているのかと心配したけど、思ったよりそれらしい人は少なかった。屋上広場はあまりに暑すぎると人が少ない。まさに今日がそれで、人がいるのは噴水エリアに集中していた。一年使えないままだったトンネル遊具がついに撤去されている。切ない。ボルダリングエリアは下のマットが熱くなってしまうから夏場は使用不可になってることが多い。そんな条件でここを選んでくる人自体少ないけど、子は地上の公園の水遊びとこの飛び出る噴水どっちかいいかというとここを選ぶ。徐々に徐々に水が出てくるのが楽しいのだろう。本格的に濡れるつもりの格好をしてきている子は少ないけど、それでもお構いなしに子は楽しそうにはしゃいでいて、本当に来てよかった。一時間は遊んでいた。私はなんとか日陰に座っていたけど意識したら悪循環で体調の崩れていきそうな感覚がある。これはもうワクチンのせいではなくて熱中症のようなことなのだろうか。平然を装って子が満足いくのを待つ。自分からミカヅキモモコとか見に行って何か食べ物買ったりするといってきたから踏ん張って着替え、移動する支度。100円ショップに流れ込んで正気を取り戻す。お菓子と私は飲み物。下に降りてミカヅキモモコを見ていると私を呼ぶ声。みると子は向かい側の店先のすみっこぐらしの小さなぬいぐるみマスコットを欲しがっていて、そのすぐ脇ではおばさんが私達の様子を見ている。私がそっちの店に向かうとそのおばさんも自然と話に混ざってきて、分かるわよ私もこれ好きなのよ〜と言っている。ガチャガチャですごい集めただとか話だすその人は、年相応に可愛らしい着こなしのおしゃれおばさんでいかにもキャラクター好きな感じはある。いや自分がおばさんとして、この方は世間の目でみたらおばあちゃんか。一番好きなのはベティちゃんだけど、というところがまた当時から軟派なタイプだったんだろうなと思わせる。前から散々みているのになんでまた今日に突然すみっこを欲しがるのか、それも手にしてるのはマイナーなキャラで少し高い。本当に欲しいキャラクターが決まったらねと言って私はミカヅキモモコで買い物して戻るとまだ子とおばさんで話してる。もう三人できた人みたいになってこのままじゃ終われない、結局ねこのすみっこを買うことにしたらようやくおばさんも解散した。なんだったんだ、子のおねだりよりもおばさんの存在が圧力だったような。ルミネに移動してぶらぶらしながら降りていく。セールをしてるし久しぶりに靴下屋で靴下を買ってみる。安い靴下でも満足いくのはあるけど長持ちはしない。それに比べて靴下屋の靴下ときたら、もう10年近く履けている。持ちがいいにも程がある。最後にお惣菜でも見ていこうと思ったら今何か食べたいんだとのこと。目の前にあったパン屋のイートインでひと休みする。子は本当に空腹だったようでソーセージパンを選び、私は本当はパンなんて食べれる口じゃなかったんだけど無理やり塩クリームクロワッサンにかぶりつく。こんな時間が好きなはずなんだけど今日はやたら疲れていた。食べたら落ち着いて中華惣菜屋さんで子の好きなものを、隣りの肉屋さんの弁当がもう4割引とかでこれは安い。一度は帰ろうとしたけど引き返して味噌カツの弁当を買う。建物のなかから地下鉄で、着いた頃にはもう夜になってると子は思っていたらしく、地上にあがる階段からまだ明るい空が見えて子は驚き喜んでいた。

美味しそうに見えた味噌カツは実はミルフィーユ肉でやられた!と思ったけど美味しいは美味しいからまぁいいか。夫は忙しそうに帰ってまた出て行ってを繰り返して、次に顔を合わせたのは寝る前で、ねぇどうするの?ほんとに、もう無理なんだけど、というようなことをまた言われて寝ようとしていた頭が覚める。子を寝かしたあとに起きて行き、私はそんなつもりで言ってないと話す。夫が休みなく何かをしているということは私にとっても気を休められる隙のない先の見えない毎日となって疲れていることを嫌味でいったつもりだった。いつものように、まぁそんなこと言わないでと笑ってすむ話だと思っていたのに、夫は、いや言われてハッとしたんだよねそれもそうだなって、と完全にそっちの方向に舵を切って、休憩をとることでなく突っ走ることしか考えていないようだった。自分でも言った時はそれくらい強気なつもりだったけどそれは全然現実的な選択肢ではないと心では思っていた。煮え切らない私に夫は、過去の私の言動を、ずっと根に持ってる、どうしても許せないと言ってきて、私は全くそんなつもりではなかったという覚えでしかなくて、自分にそんな加害性があったことを今さら持ち出されてショックだった。これは完全に小山田状態だと思った。私にとっては一時の感情的な発言だったんだろうけど、向けられた人にはそれはいつでも思い出せる負の装置となって植えつけられてしまったのだった。許せたつもりでいても何気ないことで再びその苦しみは渦巻く。自分でもその被害の根深さは分かっているだけに辛い。逆にどうしたら折り合いがつくものなのかは分からない。夫はプリント出しに行ってくるからテレビ消しといてと言って出て行った。私はアメトーークの行ってらっしゃい光浦さんをぼーっと観て、森三中の黒沢さんが光浦さんは女芸人の道を切り開いてくれたというようなことを言っていて、近年の大久保さんの活躍や黒沢さんの芸風のインパクトに比べれば光浦さんの功績はみえなくなっていたけど、実はすごかったんだなぁと、5、6年前の27時間テレビだかのコーナーで女芸人の芸について考察していた光浦さんには覚えがある。とはいえ今はそんなことを考えられない。気持ちにゆとりがなくては様々なことに関心を向けることもできない。ただどんな精神状態でも子どものことだけは別。明日はラジオ体操に行ってあげたいし、私はやっぱり寝るしかできなかった。

2021年7月19日〜7月20日

7/19

あらためて今日からが子の特別な夏休みといったところか。まだ保育が終わっていない園もある。私は半年ぶりの美容室でそれどころではない。子は昨夜から私がいない間自分の自転車に乗って出かけるんだと夫に交渉していた。到着した時に汗だくにならないよう余裕もって家を出る。平日の街並み。どうせ帰りに買い物するから近くのスーパーの駐輪場にこっそり自転車を停めて行く。前は指名しないで可能性を見出していたが、ここしばらくは同じ方にカットしてもらっていて、やっぱりお馴染みというのは気楽で良い。実は明日ワクチン接種日で、だからなんとなくその前に整えておこうと思って来ましたと担当の方と会話で、やりました?と聞くと、うーん打たなくていいかなぁって思ってます、とのこと。本当のところがよく分からないからまだ様子みたいというのもあるし今まで生き抜いてこれたし、そもそも注射がなにより怖いという話。家庭の状況によって違うと考える冷静さはあって、親が打ったのは安心しました、とも言っていた。人と接する仕事をしていながらそういう人もいるんだな。二時間ほどで外に出ると、むわん。と暑い。空気が重い。ライフに寄って子にお土産とお昼ごはんにパンを買う。

3時頃、家で仕事する夫の前で子が語り続けながら遊んでいることにこちらが耐えられなくなってプラザへ逃げ込む。ママ友に予告していたから、こちらが絵本を読んでる間に先にきてプラレールで遊んでいた。いつも通りリボンをやってから一緒にプラレール遊び。帰りに図書館へうっかり延滞していた絵本を返しに行く。読書チャレンジがはじまっていて、せっかくだからいくつか借りて行くことに。読書チャレンジはたくさん読もうという意味で、借りることでシールを集めたら景品がもらえるというもの。そのまま家とは反対に坂をあがってトモズ。トモズに限って毎回私のスマホの会員バーコードがなかなか読み込まれない。明るさ調整まで必須。ファミマに寄って約束のラムネフラッペ。力尽くでカップを揉んでいたらお兄さんが裏技のごとく少しレンジにかけて柔らかくしてくれる。もう一人、子に優しくよく話しかけてくれていた吉川さん、少し前から子にいないねと言われて気がついた。今日聞いてみようよと子が思い出したのでお兄さんに聞いてみたら、あぁ〜て顔をして、私もよくわからない突然やめましたね、と言って子の様子を気にしながら隙をみてクビを切るジェスチャーをした。店長だったけど本当に突然のことだったらしい。そして前の前の店長が戻ってきている。いかにも良い人そうなだけに映画だったら何やら過去がある人間として描かれてると思うし実際そんな雰囲気はあった。子は別のファミリーマートにいるの?と聞いてきたけどそれはどうだろう、吉川さん今はどこで何をしているのか。八百屋で買い物、アボカドがやわやわで会計の時に「暑くて柔らかくなっちゃってるわ〜」と何気なく言ってみたらおばちゃんがオマケしてくれた。帰ってご飯の支度をしていたらさっきまで遊んでたママ友から「どうしよう」とLINE。そこで途切れている時点でオチもなく、良からぬことでしかないと予感。何?良くないことよね?と返信すると、彼女の言葉でなく、妙にかしこまってるくせに明確にはされない定型文のコピペが送られてきた。それを読み終わる前にママ友が要約したメッセージが続いてきてそちらに切り替える。つまりこういうこと。友達の園の保護者が今日感染したのが分かった、だからその園児が当然ながら濃厚接触者。自分の子はその接触者ということになるし、その子と園後にこうして毎日のように遊んでいる私達に迷惑をかけるかもと心配どうしよう、ということだった。前に戻って先生からのコピペもよく読み込むと、その子どものPCRはまだということ、明日は通常通り運営を継続するということ。そんなことあるのか。そしてママ友の続投。今日クラスで一人休んでる子がいたのよね、ということ。ママ友の子は今日元気がなかったとかで先生が熱を測ったら37.2度あったから公園とか寄らずにまっすぐ帰ってと言われた、ということ。一気に自分の焦点がボヤけていくのがわかる。何よりも私は自分の明日のワクチン接種のことだけが気になった。もしも、もしものことがあってワクチン接種したらどうなるんだろうか。明日どうしたらいいのか。大事をとってやめておきたくてもキャンセルしたら今の状況では次いつ打てるかわからない。ママ友こそ明日で登園が終わりでこれから夏休みって時に自粛しなきゃならないなんて、しかも子ども達の状況がどうかも分からないから我が子がどうなるのか心配だろう。とはいえ、ともかくワクチン接種。夜7時すぎ。厚生労働省のワクチン接種についての電話相談が意外なことに夜9時とかまでやっていて、しかもすんなり繋がって話ができる。だけどそんな事例は特にないからと困られてしまい、さらには管轄が違うと他にまわされる。いかにもどこか地方のアルバイトのような人が出て、いかにも素人な対応で不安になる。現に本人もそれっぽいことを言っていて、ここには情報も何も無いし、接種会場に医師がいるはずだからそこで聞いたらどうだというのと、一応ファイザーの問い合わせ先を教えてくれた。そんなところこそ素人が電話して理解できるのだろうか。こうして、連絡がきてからずっと子の相手なんてまともにしていられないまま、そちこちと電話したりハラハラしながら検索しまくったりしていた。10歳未満の感染が増えているニュースや、子が「ずっと一緒にいようね」みたいなことを言うのも、いちいち全てが伏線に思えてきてしまう。夜10時前、ようやく諦めがついて、というかさすがに子を寝かせなきゃと我に返って終わりにする。基本自分のことは後回しにしてるのに、また心配性が炸裂して子をこれだけの時間放置することになってしまった。そうしてうっかりしていたけど最後にママ友に教えてくれてありがとうと伝える。これだけ心配することになっても何も知らないよりずっといいと私は思っている。ママ友もそう思ってお知らせしたと言った。ちゃんと共有していたらどこかでその感染を止められるのだからという考え。夜のニュース、デルタ株は子どもから子どもへも感染するとタイムリーでまた伏線のような感じがして辛くなる。明日もまたできる限り情報収集しようと思う。

 

 

 

7/20

まだ小山田圭吾のことを同じこと繰り返し報道している。コロナもなくて滞りなくオリンピックが開催されていたら気にもされなかったのかもと思う。Eテレの子ども番組では世代の大人をくすぐるような雰囲気で小山田圭吾が音楽を制作していてそれがこの番組を代表するようなものでもあって今まで成立していたわけだし、こうなってもまだそれはアリなんだなと思っていたらまさに今日から放送差し替えとのこと。我が子も結構好きな番組だったから無いとなると悲しい。音楽はトクマルシューゴとかにして早いところ再開してほしい。

さてワクチン。区のワクチンに関する問い合わせに連絡をして状況などを相談。例えばいまその感染の元となっている家族の状況、例えば私達に繋がってくる子どもに今どんな症状があるとかないとかいつ検査見込みとか、何かしら知りたいけど個人情報だし無理だよなと思いながらも聞いてみると、名前が分かればいいんですけど、お子さんがどこの園かということだけではちょっと難しいですね、昨日発覚した人だけでも50人はいるので、とのことで経路を気にすること自体は断られることでもなかった。厚労省の用意した窓口なんかよりずっと的確であった。少し気を持ち直す。ただ最後に、正直いってワクチンの副反応の症状を重く感じるとかいうのも女性の方が多いんですよ、病は気からというでしょう、思い込みが影響するんです、と暗にお前気にしすぎと言われたような感じ。コロナに対して皆んなそんな感じなの?罹りたくないじゃなくて罹ることも覚悟なの?私は嫌だ、抵抗したい。ママ友も最終日だからと登園したけどどうなっただろうかと連絡してみると、彼女も朝先生に自分達はどこまで自粛したらいいのか、どれくらい危機的状況なのかと詰め寄ったらしく、それでも回答は煮え切らず、そもそも区の濃厚接触者とする判断も曖昧でいかがなものかという感じなんですと逃げ越しだったらしい。どうして隠すんだろうなと思う。感染した人の話は聞きたいし、私だったら自分から体験談として話すと思う。という間に接種の時間。空腹しないようにというのと、水分をたくさん摂った方が良いというのを噂に聞いた。途中のコンビニでお茶を買って飲みながら向かう。会場の周辺からもう老人ばかりなのがわかる。え、ワクチン接種て老人しかしてないの?と不安になってくるほど、老人ばかり。でも私より後にインナーカラーしてるような女子がやってきてホッとする。はじめに問診。医師に直接昨日からの騒動を話すとやっと落ち着いた。現場の感覚では感染はそんな簡単なものでもないらしくみえた。トントン拍子に接種。いざやるとなったら打つ人がどんな方でも気にならないものだった。何をしている人だったのか年配の女性。緊張してる?力が入ってるわねぇと微笑まれて、筋肉注射といわれるものがはじめてだからそれは緊張してしまう。ところが注射はチクリとも痛まなかった。なんだこんなものだったのかと拍子抜け。すぐそばに用意されたパイプ椅子に15分座って待機。その間にはチラホラ若年層も見るようになってきた。年配者しかいなかったのは時間帯のせいか。5分おきに退場する人へ声がかけられて終わる。終わった。このまま帰るのも物足りないくらい呆気なく終わった。

なぜか今朝から子が今日はパスタ屋さんのお子さまセット食べに行こうねと言ってきていた。7月中にネット予約で使える1000ポイントつまり1000円分が付与されていたから近々行こうとは思っていた。知らないはずなのに、シンクロしていたのか。接種前にしっかり食べていたからお昼にがっつり食べる気にもなれない。少し昼をずらした時間に予約をとる。でもなんか少し腕が重くなってきたような、ダルいような感じもあり。夫に食べに行ってくれないかというと明らかにイラついた様子で何時?今行けないの?と不貞腐れた態度になったから、もういい、いいと言って体を起こす。一度お父さんと行ける気になった子は残念がってぶーたれていたけど、私は夫の顔色を伺わなきゃならないし板挟み。踏ん張って1時過ぎ、駅前のパスタ屋へ向かう。前のマンションの住人にたまたま会って勧められてそこの駐輪場に停める。風が涼しい、懐かしい。よくここで絵を描いて遊んだ。パスタ屋さんは昼どきのピークは過ぎたような落ち着きがあって、二階は私達だけになった。夏休みに向けてかお子さまセットのおまけの玩具がたくさん補充されていて選び放題。そのなかでももう一つしかなかったビーズセットを選ぶ。今やれるからこれにしたといってテグスにビーズを通す。ネックレス分くらいの長さがあるけどブレスレットがいいというので、他に客もないのをいいことに店員さんにハサミを借りにいくと賄いを食べる手を止めて貸してくれた。申し訳ない。下手に返さず片付けまでそのままテーブルに置いておくことにする。席には私達だけのままゆっくり過ごして店を出る。1000ポイントとメルペイの昨日のライフからのポイントバック分もあって精算は200円。これは達成感あったランチになった。今日はスポーツスクールの跳び箱マットがある。それまで買い物とかして街で時間を潰そうかと思ったけどまぁ暑い。やっぱり時間までプラザに寄ることにした。リボンをやるけど今から跳び箱レッスンに行くんだから体力消耗しないでほしいからカードゲームに移行。なんやかんや時間ギリギリになってしまって急いで向かう。軽い運動に近い動きをしてしまったことが不安になってくる。たまたまクラスの仲良しの友達が二人いて途端に子のテンションは爆上がりしていた。レッスンは毎回予約制でメンツは固定ではないし一回ずつの精算だから気楽でもある。それもあって予約の競争率は高いのだけど、お友達の一人は今日の今日予約が取れたといって、やっぱり近くの園のコロナ自粛でキャンセルした人がいたのかもねと噂した。彼女は今日ワクチンの2回目を接種してきたとのことで、いまは何ともないという話だった。私は少し腕を上げると痛みが出てきた。レッスンを終えて買い物へ。バス通りを走っていると反対車線に山田のおばさん。山田のおばさんはマーケティングの仕事でうちに出入りしてもう10年以上の付き合いになる人だった。引っ越した時はケーキを買ってきてくれたし、子が生まれた時はオムツを買ってきてくれた。去年の夏から突然別の人に代わってしまって、聞いたら歳だからやめたらしいとのことで挨拶もできないままだったのが心残りだった。新高円寺に住んでることは知っていたけど意外とこれまで会えずにいた。山田さん!と声かけて、信号もないところで渡ってこようとするから私が行きますといって渡る。やっぱり引退したから前より覇気がなくなったかなと思ったら脳梗塞をして、それで仕事を辞めたということだった。亡くなった波多野のじいさんの最後もそんな感じで再会したりがあったからちょっと怖くなる。どちらもそんな病気とは無縁そうな、健康だけが取り柄だというような人だ。いま何しようとしてたのかと聞くと、この渡った先の3軒隣りが家とのことで、通る時は顔出してと言ってくれた。暑いし気をつけて、あと面倒だけど信号で渡ってくださいねと話して別れる。西友で買い物、野菜の絵が描いたレシピカードの通りのごはんにしようと子と張り切って食材を選んでいく。楽しい。メニューはタコライス。テレビでは田中圭が感染と。最近もよく出ていた人となるとあの時はどうだったのかとか勝手に影響を不安視しちゃう。ママ友から「おめでとうございます」とのスタンプ。これは、と思ったらまた先生からのコピペ。また読みづらい長々とした文面のなかに「陰性」の文字を見つけて胸を撫で下ろす。ママ友も何事もなくて、自粛も一日で済んで本当に良かったと続けてLINEがはいる。友達の園の子、家族が陽性で幼児が陽性にならないなんてことがあるんだなと信じられない気持ちもあるものの、とにかくホッとしている。ママ友からは夜に、浮かれて一人で100均に行こうとしたらマスクをするのも忘れてた、開放されすぎ!と自分ツッコミの喜び溢れる連絡がきた。